3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2018/2/19new
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2018/1/22new【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 200頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21new【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2018年2月18日:オランダのチョコレートショップがチョコレートの包装機械の部品作りに3Dプリンターを活用
オランダのチョコレートショップがチョコレートの包装機械の部品作りに3Dプリンターを活用オランダのチョコレートショップがチョコレートの包装機械の部品作りに3Dプリンターを活用し、話題になっている。 オランダのロッテルダムに拠点を置くチョコレート・ファクトリーは最近チョコレートの包装機械の消耗部品の製造に3Dプリンターを活用し始めた。その結果、機械のダウンタイム(不稼働時間)が減少し、全体の生産性が60%程度向上したという。チョコレートそのものを3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっているが、チョコレートそのものではなく、チョコレートの製造工程に3Dプリンターを活用し、生産性を高めているケースは珍しい。 消耗部品の製造はオランダのサービスビューローのビジュアル・ファーストが行っている。3Dプリンターはストラタシスのマシンが、素材はストラタシスのナイロン12CFカーボンファイバー・サーモプラスチック素材が使われているという。ナイロン12CFカーボンファイバー・サーモプラスチック素材は高い強度と耐熱性を持つのが特徴。 チョコレートそのものを製造するチョコレート3Dプリンターは現時点までに普及の兆しを見せていないが、チョコレートづくりの現場では、各種の製造工程で使われる部品製造という目的で3Dプリンターの普及が進みそうだ。
掲載日:2018年2月17日:フランスのベンチャー企業がスカルプティオと共同でカスタム眼鏡の3Dプリントサービスを開始
フランスのベンチャー企業がスカルプティオと共同でカスタム眼鏡の3Dプリントサービスを開始フランスのベンチャー企業のOctobre71が、サービスビューロー大手のスカルプティオと共同でカスタム眼鏡の3Dプリントサービスを開始する。 Octobre71は眼鏡業界で15年の経験を持つクリストフ・モウティー氏が設立したベンチャー企業。3Dプリンターで眼鏡をカスタムメードするアイデアはモウティー氏自らが発案し、スカルプティオに持ち込んだという。 カスタム眼鏡はスカルプティオのSLS3Dプリンターを使い、ポリアミド系サーモポリマーを素材に製造される。3Dモデルをアップロードし、スカルプティオがチェックして3Dプリントする。3Dプリンターで製造されたカスタム眼鏡は、一般的な眼鏡のフレームよりも30%程度軽量なのが特徴としている。 現時点では、Octobre71のサービスはフランス国内でのみ提供される。カスタム眼鏡の価格は89ユーロ(約12,000円)となっている。注文は、Octobre71のウェブサイトから行える。 スカルプティオはフランス発の大手サービスビューロー。現在フランスとアメリカにサービスビューロー拠点を有し、主にアメリカとヨーロッパのユーザーに3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2018年2月16日:3Dプリンティング2018が本日閉幕
3Dプリンティング2018が本日閉幕東京ビッグサイトで2月14日から3日間開催されている3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会の3Dプリンティング2018が本日閉幕する。 会場には多くの3Dプリンターメーカー、素材メーカー、3Dプリンティング関連企業などが出展し、多数の来場者で賑わっていた。特にアメリカで注目を集めている新興3Dプリンタ-メーカーなどは造形サンプルなどを多数展示し、来場者の関心を集めていた。また、プロトラブズなどの3Dプリンティングサービスビューローも出展し、多くの来場者が足を止めスタッフからの説明を受けたりしていた。 本サイト世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」を運営する株式会社3Dプリンター総研も出展し、3Dプリンタ-の最新情報をセミナーで紹介し、多くの人を集めた。また、ブースではスイスのデスクトップSLS3Dプリンター「Sintratec Kit」も展示し、多くの人の注目を集めていた。 次年2019年は、formnextやrapidを開催するRapid News Publications社と共催し「TCT Japan 2019」として開催される予定。「TCT Japan 2019」は東京ビッグサイトで2019年1月30日から2月1日までの3日間開催される。
掲載日:2018年2月15日:3Dプリンター総研が3Dプリンティング2018でスイスのデスクトップSLS3Dプリンターを展示
3Dプリンター総研が3Dプリンティング2018でスイスのデスクトップSLS3Dプリンターを展示本サイト世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」を運営する株式会社3Dプリンター総研が、現在東京ビッグサイトで開催中の3Dプリンティング2018で、スイスのデスクトップSLS3Dプリンター「Sintratec Kit」を展示している。 「Sintratec Kit」は価格4,999ユーロ(約665,000円)のSLS3Dプリンタ-で、一般的なSLS方式の3Dプリンターに比べて圧倒的な安価になっている。造形サイズ110 X 110 X 100mm、積層ピッチ最小0.1mmで、高精度な造形が可能。素材には高強度のポリアミド12(ナイロン12)や可塑性エラストマーが利用出来る。 「Sintratec Kit」は、スイスのチューリッヒ工科大学発のベンチャー企業のSintratecが開発、安価なダイオードレーザーを搭載し、またユーザーが組み立てる事で低コストを実現した。 「Sintratec Kit」は今年6月末までの期間限定で、3Dプリンタ-総研の関連企業のマイクロジェットが輸入代行を行っている。 「Sintratec Kit」の展示場所は東京ビッグサイト東6ホール6J-23、展示時間は2月14日から16日までの10時から17時となっている。
掲載日:2018年2月14日:東京ビッグサイトで3DPrinting2018が開催
東京ビッグサイトで3DPrinting2018が開催本日から2月16日までの三日間、東京ビッグサイトで3DPrinting2018 Additive Manufacturing Technology Exhibitionが開催される。 3DPrinting2018 Additive Manufacturing Technology Exhibitionは我が国で唯一の3Dプリンティング関連展示会。国内外の3Dプリンターメーカー、フィラメントメーカー、各種の3Dプリンティング関連企業などが出展する。 開催期間中は3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリングに関する各種のセミナーが開催される予定で、15日には日本3Dプリンティング産業技術協会が「活用広がる3Dプリンティングの技術動向と課題」と題するセミナーを行うほか、三菱商事も「アディティブ・マニュファクチャリング技術を用いた金型作り」と題するセミナーを行う。16日には山形大学が「3Dゲルプリンターで開拓するやわらかものづくりの新時代」と題するセミナーを行う。 主催者は開催期間中の予定来場者数を5万人と見積もっており、かなりの盛り上がりを見せるものと関係者は期待している。 展示会の参加には3,000円の入場料が必要だが、Webサイトで事前登録すると無料となる。 開催会場は東京ビッグサイト東第6ホール、開催時間は連日10時から17時となっている。
掲載日:2018年2月13日:ナノ・ディメンション、電子基板の3Dプリンティングサービスを開始
ナノ・ディメンション、電子基板の3Dプリンティングサービスを開始イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが電子基板の3Dプリンティングサービス「3Dプリンテッド・エレクトロニクス・サービスビューロー」を開始する。同社によると、オンラインによる電子基板の3Dプリンティングサービスは世界初という。 3Dプリンティングはナノ・ディメンションのドラゴンフライ2020プロ3Dプリンターで行う。ユーザーが電子基板の3Dファイルをアップロードすると見積もりが提示され、オンラインで注文する。 サービスの開始に際し、ナノ・ディメンションのエイミット・ドロアCEOは、「我々のユニークなアディティブ・マニュファクチャリング技術は我々に、オンデマンドでプロフェッショナルレベルの3Dプリント電子基板を提供するポジションを与えてくれます。センサーやアンテナなどの部品を数日で提供し、ユーザーの時間をセーブし、ユーザーの製品のライフサイクル全般に渡って様々なバリューを提供出来るでしょう」とコメントしている。 ナノ・ディメンションのドラゴンフライ2020プロ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントする。オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。
掲載日:2018年2月12日:アディダスがカーボンの取締役会に参加
アディダスがカーボンの取締役会に参加カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のカーボンの取締役会に、アディダスが参加する。 アディダスは昨年カーボンが実施した2憶ドル(約220憶円)シリーズD投資に出資し、同社の株主となっていた。取締役会にはアディダスの取締役のエリック・リードク氏が専任される。 アディダスはカスタムメイドで製造する3Dプリントスニーカーの販売を開始しており、3Dプリンターの導入を進めている。同社はカーボンが開発しているCLIPベースの3Dプリンター「M1シリーズ」「M2シリーズ」をスニーカーの製造に活用するものと見られている。 カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを開発している。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。 カーボンにはこれまでにセコイアキャピタル、レイネット・インベストメンツなどのベンチャーキャピタルに加え、GE、BMW、ニコン、JSRなどの企業も出資している。また、ジョンソンエンドジョンソン、コダックなどの企業がカーボンと業務提携契約を締結している。
掲載日:2018年2月11日:ニューマターが事業を廃止
ニューマターが事業を廃止カリフォルニア州パサデナに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のニューマターが事業を廃止する。同社のウェブサイトでのアナウンスによると、同社は今月末をもって事業を廃止する。 ニューマターは2014年設立、小型デスクトップ3DプリンターのMOD-t3Dプリンターのクラウドファンディングキャンペーンを成功させ、調達目標金額の2倍の資金を調達していた。クラウドファンディングでの資金調達に加え、シリーズA投資による650万ドル(約7憶1,500万円)もの資金を集めていた。 ニューマターに投稿されたコメントで同社のスティーブ・シェルCEOは、「業界を変革しようという我々の情熱は、現時点のデスクトップ3Dプリンター市場環境においては、シンプルに利益を生み出せなかったことが明確になりました」としている。 ニューマターでは、MOD-t3Dプリンターのサポートを今年夏まで継続する。サポートはニューマターのニューマターストアで行うとしている。 事業の廃止に伴い、ニューマターは同社のウェブサイトでフィラメントやヒートベッドなどの消耗品のセールを行っている。 ニューマターの事業廃止は、先日発表されたタイプAマシーンズの事業廃止からわずか1週間後に起きた。業界関係者の間では、今後も更なる3Dプリンターメーカーの廃業を予想する向きもある。
掲載日:2018年2月10日:ポーランドの3Dプリンターメーカーがカーボンファイバーフィラメントをリリース
ポーランドの3Dプリンターメーカーがカーボンファイバーフィラメントをリリースポーランドの3Dプリンターメーカーのオムニ3Dが、カーボンファイバーフィラメント「CF-PA-12」をリリースした。 CF-PA-12はカーボンファイバーで強化されたポリアミド12ポリマーフィラメント。強い強度と硬度、3Dプリント時の低収縮率を特徴としている。ABSベースのフィラメントの中で高い強度を持つABS-42フィラメントの約2.5倍の強度を持つとしている。またCF-PA-12は高い耐熱性も有しており、最大160℃まで耐えられるとしている。CF-PA-12は、特に完成品部品などの製造現場での利用が想定されている。なお、現在のところ、色は黒のみとなっている。 CF-PA-12は1.75㎜径の1㎏のスプールで提供され、一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。価格は非公開だが、リクエストごとに見積もりが提供される。 オムニ3Dはポーランド初のFDM方式の3Dプリンターメーカーで、これまでに工業用FDM3Dプリンターの「ファクトリー2.0プリンター」や、各種の高機能フィラメントををリリースしている。同社の「ファクトリー2.0プリンター」は、ポーランド、チェコ共和国、フランス、スイス、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、インドで販売されている。
掲載日:2018年2月9日:ストラタシス、シンガポールの航空エンジニアリング企業と3Dプリンティング・サービスセンターを設立
ストラタシス、シンガポールの航空エンジニアリング企業と3Dプリンティング・サービスセンターを設立アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、シンガポールの航空エンジニアリング企業SIAエンジニアリングと共同で3Dプリンティング・サービスセンターを設立する。 3Dプリンティング・サービスセンターはシンガポール内に設立され、センターの運営は出資比率ストラタシス40%、SIAエンジニアリング60%の新会社が行う。 センターでは航空機用部品のデザイン、エンジニアリング、プロダクション、3Dプリンターで製造された製品の承認などを行う。また、航空機のメンテナンス、修理、オーバーホールなども行うとしている。当面のところ、旅客機の室内キャビン用プラスチックコンポーネントなどがストラタシスの3Dプリンターで製造される見込み。 「航空業界におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の普及に伴い、このジョイントベンチャーはアディティブ・マニュファクチャリングサービスへの急増する需要へのアクセスとなります」とSAIエンジニアリングのチャングCEOはコメントしている。 ストラタシスはCADソフトソリッドワークスのメーカーのダッソー・システムズとも最近共同事業契約を締結しており、航空宇宙の領域でのプレゼンスを広げている。
掲載日:2018年2月8日:スリーディーシステムズ、ソリッドワークスCADソフト用ツールをリリース
スリーディーシステムズ、ソリッドワークスCADソフト用ツールをリリースアメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、ソリッドワークスCADソフト用ツールをリリースした。 3DXpert3DプリンティングツールはソリッドワークスのCADソフトシリーズのアドインソフトで、ラティスデザインのような軽量で複雑な形状のデザインが簡単に出来るもの。デザインそのものの時間を短縮し、トータルの製造コストを削減する事が可能になるとしている。 ソリッドワークスのネイティブCADソリッドを直接操作出来るため、STLに転換する必要がない。また、出力前にリアルタイム分析を行うため、最高度の出力が可能になるとしている。造形用素材はスリーディーシステムズのプラスチック系素材とメタル系素材が利用出来る。 3DXpert3DプリンティングツールのリリースについてスリーディーシステムズのジョジュCEOは、「ダッソー・システムズとのパートナーシップに興奮しています。3DXpert3Dプリンティングツールがソリッドワークスのユーザーに3Dプリンティングのリアリティを体験させる事でしょう」とコメントしている。 3DXpert3Dプリンティングツールは、ソリッドワークスのサブスクリプションを購入したユーザーであれば全員無料で利用出来る。また、ソリッドワークスのラティスオプティマイザーツールやプロフェッショナルエディションもソリッドワークスのVARネットワークを通じて入手可能。
掲載日:2018年2月7日:ソリッドワークス・ワールド2018が開催
ソリッドワークス・ワールド2018が開催ソリッドワークス・ワールド2018がカリフォルニア州ロサンゼルスで開催された。今年のソリッドワークス・ワールドでは、ダッソー・システムズのマーケットプレイス「3DEXPERIENCEマーケットプレイス」や、スリーディーシステムズ、ナノ・ディメンション、デスクトップメタルなどの3Dプリンターメーカーの製品が紹介された。 キーノートスピーチではソリッドワークス、ダッソー・システムズのジアン・パオロCEOが「未来をイメージしよう」という題で講演を行い、多くの聴衆を集めた。 カリフォルニア州コスタメサに拠点を置くマターハッカーズも出展し、ポルトガルのフォルクスワーゲン・オートヨーロッパ工場に設置されたウルチメーカー3で製造された部品などを展示した。また、同社が開発した3Dプリンター管理ソフト「マターコントロール」の次のバージョンが、一部のSLA3Dプリンターもサポートする予定であることも明らかにした。 ソリッドワークス・ワールド2018はウェブキャストでライブ中継され、世界中の多くのソリッドワークスユーザーがストリーミングライブを視聴した。 ソリッドワークス・ワールドは来年2019年もアメリカで開催される予定。
掲載日:2018年2月6日:3Dプリンター密封ボックスのキックスターターキャンペーンが好調
3Dプリンター密封ボックスのキックスターターキャンペーンが好調3Dプリンター密封ボックスのキックスターターキャンペーンが好調だ。 オランダのbox3Dが開発した密封ボックスbox3Dは、文字通りFDM方式の3Dプリンターを密封するための専用ボックス。FDM方式の3Dプリンターを稼働する際に発生するとされるニオイや有害物質などを除去するエアフィルターを搭載、クリーンな作業環境を提供する。また、防音機能も搭載しており、3Dプリンター稼働時のノイズを遮断する。 box3Dは350シリーズと500シリーズの2種類が用意され、3Dプリンターのサイズに合わせたセレクションが可能。 キックスターターキャンペーンでは、終了まで25日を残した段階で49人のバッカーから10,812ユーロ(約1,481,788円)を集め、調達目標に到達している。 キックスターターでのbox3Dの販売価格は、両シリーズともアーリーバードスペシャル価格で199ユーロ(約27,270円)となっている。 PLAやABSなどのプラスチック系素材を溶融して積層するFDM方式の3Dプリンターは、溶融時に微量の有機物質を発生させているとする研究成果が世界各地で報告されている。一部の研究者は、FDM方式の3Dプリンターを使用する際には、換気を行うなど対策を促している。
掲載日:2018年2月5日:タイプAマシーンズが事業を停止
タイプAマシーンズが事業を停止サンフランシスコに拠点を置く3DプリンターメーカーのタイプAマシーンズが事業を停止した。 事業の廃止についてタイプAマシーンズは、「重い心境と共に発表します。創業から6年間メーカーコミュニティに奉仕してきましたが、タイプAマシーンズは事業を廃止します。業界のパイオニアとして、タイプAマシーンズは草の根のメーカームーブメントから2012年に生まれました。タイプAマシーンズの原点はノイズブリッジ・ハッカースペースとテックショップにあり、事業拡大と共にイーストベイに拠点を移しました」と同社のウェブサイトでアナウンスしている。 タイプAマシーンズはこれまでにシリーズ・ワン3Dプリンター、シリーズ・ワン・プロ3Dプリンターなどをリリースし、工業ユーザーや一般のヘビーユーザーを中心に利用を広げてきた。昨今の世界的な3Dプリンターブームの終息と、激化する競争が同社の収益を悪化させたと見られている。 同社のシリーズ・ワン3Dプリンターは、史上始めて素材情報の表示機能とオンボードWiFi機能を搭載した3Dプリンターとされ、またリリース当時は使える素材の選択肢が多かった事もあり、3Dプリンターコミュニティからの高い支持を集めていた。 タイプAマシーンズの事業停止についてある業界関係者は、同社が提供していた同社製品に対するサポートの手厚さが、かえってユーザーのリピート購入を妨げていたが可能性があった事を指摘している。
掲載日:2018年2月4日:ラックス・リサーチが次の10年間で世界を革新する18の新技術を発表
ラックス・リサーチが次の10年間で世界を革新する18の新技術を発表市場調査会社大手のラックス・リサーチが、次の10年間で世界を革新する18の新技術を発表した。 一位に選ばれたのは「マシンラーニングとディープ・ニューラルネットワーク」。ラックス・リサーチは、ディープラーニングなどのマシンラーニング型AIの普及が進むと予想している。 二位に選ばれたのは「3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング技術」。製造業などの領域で普及が進み、2025年までに200憶ドル規模へ市場が拡大するとしている。 三位に選ばれたのは「ゲノム編集技術」。食品業界から医療業界まで幅広く普及が進むとしている。 四位は5Gネットワーク。5Gネットワーク関連の特許がこれまでに7万件以上申請されている。 五位はマイクロバイオーム。特に医療での普及が進むとしている。 以下、ソリッド・ステート・バッテリー、統合生物学、AR、スマートウォッチ、ワイヤレス・チャージング、マテリアルズ・インフォアティクス、IoTセキュリティ、エッジ・コンピューティング、エネルギー・ディストリビューション・システム・モニタリング、PEF、シュガー・リダクション、ニューラル・インターフェース、合成ガス・パワーToガスと続いた。
掲載日:2018年2月3日:ディーキン大学の研究チームが嚥下障害に苦しむ人の食事を3Dプリンターで製造
ディーキン大学の研究チームが嚥下障害に苦しむ人の食事を3Dプリンターで製造オーストラリアのディーキン大学の研究チームが、嚥下障害(食べ物を飲み込むのが困難な症状))に苦しむ人の食事を3Dプリンターで製造し、話題になっている。 心臓発作、痴呆、脳障害などを経験した人の少なくない数が嚥下障害に苦しんでおり、その割合は全世界人口の8%に及んでいるという。専門家は、嚥下障害の患者は出来るだけ高繊維質の食物や、固いものを避けるようアドバイスしているが、これまでの嚥下障害患者用食は粥状のものが多く、食欲をそそるものではなかった。 研究チームはツナ缶、がぼちゃのピューレ、ビート根などを材料に、患者に応じてビタミンやミネラルを混ぜ合わせて3Dプリンターで出力した。3Dプリンターはドイツの3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックの3Dバイオプロッターが使われた。 ベッドにはセルロースフィルムが使われ、ベッドの上に患者ごとの食事がプリントされた。完成品は地元のシェフによって試食されたという。 研究チームでは研究を続け、今後五年程度かけて技術を向上させてゆきたいとしている。 食品を素材にするフード3Dプリンターの開発は世界中で行われているが、医療食の製造に3Dプリンターが使われるのは世界初と見られる。
掲載日:2018年2月2日:3Dハブズが製造業の領域へビジネスを拡大
3Dハブズが製造業の領域へビジネスを拡大世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのベンチャー企業の3Dハブズが、製造業の領域へビジネスを拡大する。 3Dハブズはこれまで、主にメーカーと呼ばれる個人や法人の製造部門の担当者などを対象にビジネスを展開してきた。ユーザーは試作品の作成や、アクセサリー・フィギュアなどの製造に3Dハブズのネットワークを利用してきた。3Dハブズのネットワークに接続された3Dプリンターは、個人や小規模事業者が所有する比較的安価なタイプのものが多かった。 3Dハブズでは今後、サービスビューローと呼ばれるプロ向けの3Dプリンティング業者と提携し、製造業での利用に耐えられるクオリティの出力を行ってゆくとしている。いずれも3Dハブズが品質を保証し、「フルフィルメント・バイ・3Dハブズ」と標榜してゆくとしている。 「フルフィルメント・バイ・3Dハブズ」のサービスはアメリカ、カナダ、オーストラリアで先行して開始される予定。今後ヨーロッパでのサービスも開始するとしている。 3Dハブズはまた、今後は3Dプリンターに加えてCNCミリングマシンなどもネットワークに加えてゆくとしている。 3Dハブズは2013年にオランダのアムステルダムで設立された。今日までに全世界160ヶ国で4万台を超える3Dプリンターをネットワークしている。
掲載日:2018年2月1日:アインシュタインが子供時代に愛した玩具の3Dモデルを無料で配布
アインシュタインが子供時代に愛した玩具の3Dモデルを無料で配布アインシュタインが子供時代に愛した玩具の3Dモデルを無料で配布するプロジェクトが立ち上がり、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 「オープン・アインシュタイン」と題されたプロジェクトを立ち上げたのは玩具メーカーのレゴや家具販売大手IKEAなどが中心メンバーのリアル・プレイ・コアリション。リアル・プレイ・コアリションは、子供達に遊ぶ事の大切さを教える事を設立目的にしている。 「本当の遊びとは、子供達に世界との関りを持たせ、彼らを取り巻く環境のすべてから学ばせる事です。精神的にも身体的にも世界と関わらせるに際し、遊びは彼らを勇気づけ、一生を通じて学んだり創造したりさせる力を与えます。遊びは子供達の基本的な権利なのです」とリアル・プレイ・コアリションは説明している。 無料配布されるアインシュタインが愛した玩具は「アンカーストーン・ブロック」と呼ばれるブロックで、19世紀末にドイツで人気だったもの。160の小さな石のブロックで、レンガ、ライムストーン、スレートなどの素材でできている。 子供時代のアインシュタインはその玩具をこよなく愛し、複雑な構造のものを組み立てたりしていたという。多くの人が、玩具がアインシュタインに与えた影響は小さくないとしている。 「アンカーストーン・ブロック」の3Dモデルはリアル・プレイ・コアリションのウェブサイトにてダウンロードできる。ダウンロードした3Dモデルは自由に3Dプリンターで出力できる。
掲載日:2018年1月31日:アーカムがNASDAQストックホルム証券取引市場から上場廃止
アーカムがNASDAQストックホルム証券取引市場から上場廃止GE傘下のメタル3Dプリンターのアーカムが、NASDAQストックホルム証券取引市場から上場廃止した。現地時間の1月26日が最後の取引日となった。 GEは2016年にアーカムの株式をTOBにより買収し、直近までに90%程度の持分を保有していた。スウェーデンの会社法に従い、残りの持ち分を買い取った上で上場廃止にしたという。 アーカムは1997年設立。独自開発したエレクトロン・ビーム・メルティング技術をベースにしたメタル3Dプリンターを製造している。アーカムのメタル3Dプリンターは航空宇宙、自動車、医療などの領域で広く使われている。 GEはアーカムとは別に、ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーの発行済み株式の75%を取得し、傘下におさめている。 アーカムのNASDAQストックホルム証券取引市場からの上場廃止についてある業界関係者は、GEによる経営の自由度の確保と、アーカムのエレクトロン・ビーム・メルティング技術を囲い込む戦略が根底にあると推察している。 GEは3Dプリンティングを含むアディティブ・マニュファクチャリングの領域に、これまでに15億ドル(1,725億円)を投資してきている。
掲載日:2018年1月30日:マサチューセッツ工科大学の研究チームがリカラー可能な3Dプリンティング技術を開発
マサチューセッツ工科大学の研究チームがリカラー可能な3Dプリンティング技術を開発マサチューセッツ工科大学の研究チームがリカラー(一度着色したものを再度別の色に着色すること))可能な3Dプリンティング技術を開発した。 「カラーファブ」と名付けられた技術は、マサチューセッツ工科大学電子工学部・コンピューターサイエンス学部のステファニー・ミューラー准教授が率いる研究チームが開発した。 「カラーファブ」のプロセスではフォトクロミック特性を持つ赤、黄、青のインクをインクジェット方式でオブジェクトに混ぜ込んでプリントする。スライス時に予め色の配置などをデザインして、デザイン通りにプリントする。 リカラーは紫外線を照射して行う。紫外線があたるとフォトクロミックインクが発色し、デザインしたカラーにリカラーされる。リカラーに要する時間は20分程度としているが、将来的には時間を短縮する事を目指しているという。 研究チームは、「カラーファブ」の技術が普及する事で、世界規模で深刻化している環境問題に歯止めをかける一助になる事を期待しているという。「人類は明らかに20年前に比べてモノを過剰に消費し、ムダにしています。モノの色を変える事で別のモノを毎回作りだす必要はなくなります」とミューラー准教授はコメントしている。
掲載日:2018年1月29日:IDCがアジア太平洋地域の3Dプリンティング関連市場が2021年に36憶ドル規模に拡大と予想
IDCがアジア太平洋地域の3Dプリンティング関連市場が2021年に36憶ドル規模に拡大と予想調査会社のIDCが、アジア太平洋地域の3Dプリンティング関連市場が2021年に36憶ドル(約3,960憶円)規模に拡大すると予想するレポートを発表した。 レポートによると、アジア太平洋地域の3Dプリンティング関連市場は年率22.4%の成長率で成長を続け、2021年に36憶ドル規模に到達するとしている。アジア太平洋地域の市場規模はアメリカ、ヨーロッパに次いで世界第三位の規模になり、ワールドワイドのシェアでは18%を確保するともしている。 3Dプリンティング関連市場の内訳では、コンサルティング、システムインテグレーション、オンデマンドプリンティングなどのサービスと、各種の3Dプリンター用素材の売上が全体の45%を占めるとしている。 同レポートはまた、アジア太平洋地域の国別では特に中国が市場拡大を牽引するドライビングフォースになるとしている。 「アジア太平洋地域の製造業者はアディティブ・マニュファクチャリングを試験的に利用し、実際に活用し始めています。アジア太平洋地域では政府の後押しもあり、3Dプリンティング関連市場への投資を活発化させるでしょう」とIDCのアナリストのムン・チャン・リン氏はコメントしている。
掲載日:2018年1月28日:欧州宇宙機関がVulcain2.1ロケットエンジンの燃焼試験に成功
欧州宇宙機関がVulcain2.1ロケットエンジンの燃焼試験に成功欧州宇宙機関がVulcain2.1ロケットエンジンの燃焼試験に成功した。燃焼試験は欧州宇宙機関のドイツ宇宙センターで行われた。 Vulcain2.1ロケットエンジンは2020年に打ち上げが予定されているアリアン6ロケット用に開発された。前期種のアリアン5ロケットで使われたVulcain2エンジンをベースに製造工程を簡略化し、製造コストを削減するために3Dプリンターで製造された部品が使われている。 Vulcain2.1ロケットエンジンに使われているノズルは直径2.5メートルの大きさで、3Dプリンターで製造されている。直径2.5メートルの大きさのノズルが3Dプリンターで製造されたのは史上初と見られる。また、エンジン用ノズルに加え、ガスジェネレーター、タンク圧縮用酸素ヒーターなどの部品も3Dプリンターで製造された。 欧州宇宙機関では、別シリーズで大型のプロメテウスシリーズ用エンジンの製造にも3Dプリンターを活用するとしている。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界中で高まっている。先日もアメリカのベンチャー企業のロケットラブズが、3Dプリンターで製造した小型ロケットの打上げに成功している。
掲載日:2018年1月27日:レニショーの売上が対前年比で17%増加
レニショーの売上が対前年比で17%増加イギリスの工学・化学技術企業のレニショーの売上が対前年比で17%増加した。 発表によると、2017年7月から12月までの半年間の売上は2憶7,950万ポンド(約430憶4,300万円)で、前年同期間中売上の2憶3,810万ポンド(約366憶6,740万円)から4,140万ポンド増加した。 売上の増加についてレニショーのCEOで共同創業者のデーヴィッド・マクマートリー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング、計測、オートメーションの領域での強力な成長が顕著に貢献した」とコメントしている。 アディティブ・マニュファクチャリング部門の売上増加について、レニショーは特に計測と医療におけるアディティブ・マニュファクチャリングの売上が増加したとしている。 地域別では、ヨーロッパとアメリカの売上の伸び率が高く、それぞれ21%増加した。また、極東地区とオーストラリア地区も二けたの伸び率を記録したとしている。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2018年1月26日:FedExがオンデマンド3Dプリンティングサービスを開始
FedExがオンデマンド3Dプリンティングサービスを開始物流大手FedExがオンデマンド3Dプリンティングサービスを開始する。同社の物流・Eコマース事業再編に伴うもので、新たに創設されるFedExフォーワード・デポ社がサービスを提供する。 事業再編によりFedExの事業が五社に分割されるが、FedExフォーワード・デポ社は主に顧客の在庫管理、サービスパーツ・ロジスティクス、3Dプリンティング、リペアセンター、パッケージングなどの業務を担うとしている。 FedExが提供する3Dプリンティングサービスの詳細は明らかにされていないが、業界関係者の多くは、3Dプリンティングサービスを先行して提供している競合企業のUPSのものと同様のものになると予想している。今のところ、3Dプリンターの機種などについては明らかにされていない。 UPSの3Dプリンティングサービスは、メーカーなどの顧客のパーツを必要に応じてオンデマンドで3Dプリントして配送するもの。3Dプリンターでパーツを製造する事で、備蓄などを含む在庫コストを大幅に削減出来る。また、オンデマンドでパーツを供給するため、製造コストの削減も期待出来る。 FedExのオンデマンド3Dプリンティングサービスは、今年3月以降に開始すると見られている。
掲載日:2018年1月25日:ニューサウスウェールズ大学の教授が海洋ゴミを3Dプリンター用フィラメントにリサイクル
ニューサウスウェールズ大学の教授が海洋ゴミを3Dプリンター用フィラメントにリサイクルオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の教授が、海洋投棄されたプラスチックやPETボトルなどの海洋ゴミを、FDM方式の3Dプリンター用フィラメントにリサイクルするプロジェクトを立ち上げている。 プロジェクトを立ち上げたのは同大学のヴィーナ・サハジュワラ教授と研究チーム。研究室内にリサイクル用マイクロファクトリーを立ち上げ、プラスチックなどの海洋ゴミをフィラメントにリサイクルする。 研究チームはケープヨーク半島の海岸から7トンもの海洋ゴミを収集、素材ごとに区分してマイクロファクトリーでリサイクルしている。同チームは、最終的には地域ごとにマイクロファクトリーを設置し、地元で収集した海洋ゴミをそれぞれリサイクル出来ないか検証するとしている。 投棄されたプラスチックやプラスチックなどの海洋ゴミをフィラメントにリサイクルプロジェクトは世界各地で立ち上がっている。オランダのベンチャー企業リフィル社も、捨てられたヨーグルトの容器を原料にフィラメントを製造するプロジェクトを立ち上げている。また、オーストラリアの非営利団体グリーンバッチも、海洋ゴミをフィラメントにリサイクルするプロジェクトを立ち上げている。
掲載日:2018年1月24日:シンプリファイ3D、3Dプリンター用素材の取り扱いマニュアルをリリース
シンプリファイ3D、3Dプリンター用素材の取り扱いマニュアルをリリースアメリカの3Dプリンター管理ソフト開発のシンプリファイ3Dが、FDM方式の3Dプリンター用素材のウェブベースの取り扱いマニュアル「究極の3Dプリンティング素材ガイド」をリリースした。 マニュアルにはFDM方式の3Dプリンター用素材の選択の仕方や、それぞれの素材に最適化した設定方法などが記されている。マニュアルは3Dプリンターの平均的なユーザーが対象で、3Dプリンティング技術をより簡単に使えるようにする事を目指しているとしている。 マニュアルはシンプリファイ3Dが1年簡に渡って行ったリサーチ結果がベースになっていて、各種の素材をベストな状態で出力するためのノウハウが盛り込まれているとしている。特に素材に応じた3Dプリンターのセレクション、素材の出力に応じたパラメーターの設定方法などの具体的なやり方が紹介されている。 マニュアルのリリースについてシンプリファイ3Dのクレイトン・ウェブスターCEOは、「このマニュアルは、日々新たな素材に対面するシンプリファイ3Dのお客様に有用なリソースとなるでしょう。我々はハードウェア、ソフトウェア、そして素材を常にテストし、我々のソフトウェアがどのようなシナリオの下においても最適化されることを目指しています」とコメントしている。 「究極の3Dプリンティング素材ガイド」はシンプリファイ3Dのウェブサイトで閲覧出来る。
掲載日:2018年1月23日:ロケット・ラブが3Dプリントロケットの打上げに成功
ロケット・ラブが3Dプリントロケットの打上げに成功ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、3Dプリントロケット「エレクトロン・ロケット」の打上げに成功した。プラネット・アンド・スパイア・グローバル社の3つの小型衛星を軌道に投入した。 打上げは現地時間の先週日曜日、ニュージーランドのノースアイランドにある同社打上げ施設で行われた。 エレクトロン・ロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、エンジンのコンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。 エレクトロン・ロケットは全長17メートルで、競合企業スペースX社のファルコン9ロケットの四分の一のサイズ。打上げコストはファルコン9の6,200万ドル(約70憶円)に対し、その8%程度のわずか500万ドル(約5憶6,500万円)となっている。 エレクトロン・ロケットは昨年5月に打ち上げられたが、搭載していたソフトウェアの不具合などにより、予定していた軌道に到達出来ず、失敗に終わっていた。ロケット・ラブでは、エレクトロン・ロケットの次の打上げを今年後半までに行うとしている。
掲載日:2018年1月22日:教育者用3Dプリンティング会議がアトランタで開催
教育者用3Dプリンティング会議がアトランタで開催教育者用用3Dプリンティング会議が2018年10月5日から8日までの4日間、ジョージア州アトランタのジョージア工科大学で開催される。 コンストラクト3Dと題された会議はK12と呼ばれるアメリカの公教育に携わる教育者用で、3Dプリンターを使ったSTEM教育などについて話し合われる予定。昨年開催された第一回会議では100を超える会議やワークショップが開催された。今年も同程度のワークショップなどが開催される予定。 キーノートスピーチのスピーカーにはマサチューセッツ工科大学のセルフアセンブリー研究所、デューク大学のオシャー・ライフロング教育研究所などから講師が派遣されるという。 「デジタルなモノづくりが進化を続け、あらゆるレベルや分野での教育に影響を与えています。そうした中、コンストラクト3Dを開催出来る事を嬉しく思っています。我々のゴールは参加者に3Dプリンティング技術を彼らの学校に持ち帰ってもらい、次世代のクリエーターやイノベーターを生み出すきっかけをもたらすことです」とジョージア工科大学のアミット・ジャリワナ担当ディレクターはコメントしている。 会議への参加には事前登録が必要。事前登録はコンストラクト3Dのウェブサイトから行える。
掲載日:2018年1月21日:マターハッカーが取り扱いフィラメント製品をリブランド
マターハッカーが取り扱いフィラメント製品をリブランドカリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンター・3Dプリンター用フィラメント販売のマターハッカーが、取り扱いフィラメント製品をリブランドした。 マターハッカーでは特にABS、PLAなどのフィラメントの取り扱いを増やしているが、自社フィラメントと他社フィラメントとを混合するユーザーが増えて来たとしている。同社では今後、自社フィラメントをMHビルド、またはMHビルドシリーズフィラメントとしてリブランドして販売する。 「これまでのお客様は自社フィラメントを「マターハッカーPLA」「マターハッカーABS」などと指定される方が多かったのです。しかし、我々のカタログの内容が増え続けた結果、他社フィラメントと混合されるお客様が増えてきました。そのため、我々の自社製品を区別し、混合されないようにする必要が生じて来たのです」とマターハッカーのリテールオペレーション担当ディレクターのジョン・フォームビー氏はコメントしている。 自社製品のリブランドとともに、マターハッカーでは取り扱いフィラメント製品の多くを値下げする。ABS製品では盛大19ドル、PLA製品では最大20ドルまで値下げするとしている。 マターハッカーは店舗とオンラインででフィラメント製品を販売している。同社のフィラメント製品の取り扱い数は全米有数の規模となっている。
掲載日:2018年1月20日:スケッチファブが3Dモデルのオンライン販売を開始
スケッチファブが3Dモデルのオンライン販売を開始3Dモデルマーケットプレイスのスケッチファブが、3Dモデルのオンライン販売を開始する。 現在ベータ版でテスト運用されているストアを本格軌道させるもので、ディベロッパーに自分の作品をマネタイズする機会を提供するとしている。ストアでは現在のところショッピングカートやレーティングシステムなどの機能は提供されていないが、スケッチファブでは将来的に提供するとしている。 スケッチファブは2012年設立。これまでに全世界で130万人の会員を抱え、200万以上の3Dモデルがシェアされている。スケッチファブへの直近のページビュー数は1憶5千万を突破している。 3Dモデルを有料で販売する機運は世界的に高まってきている。アメリカの3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズが運営するマーケットプレイスThingiverseでも3Dモデルの有料販売を行っている他、イギリスの大手3Dモデルマーケットプレイスのマイミニファクトリーも3Dモデルの有料販売を行っている。今回スケッチファブが同様の動きを始めた事は、3Dモデルのマネタイジングが世界的に可能になり始めたことを示していると、ある業界関係者はコメントしている。
掲載日:2018年1月19日:ラテコエールが3Dプリンターを導入してリードタイムの95%削減に成功
ラテコエールが3Dプリンターを導入してリードタイムの95%削減に成功フランスの航空機用部品メーカーのラテコエールが、航空機用部品の製造にが3Dプリンターを導入してリードタイムの95%削減に成功した。従来の製法からストラタシスの3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、従来6週間かかっていた製造時間がわずか2日に短縮されたという。リードタイムの削減と同時に製造コストも40%削減出来たという。 「これまではシートメタルを素材に部品を製造してきましたが、ストラタシスのFORTUS450MCを使い、リードタイムを95%削減出来ました」とラテコエールのアディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーのサイモン・リウ氏はコメントしている。 同社はエアバスA380用のカメラケースを製造しているが、3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、アルミニウム製の従来製品よりも50%軽量化出来たという。 ストラタシスは近年航空宇宙の領域へのコミットメントを強化している。ストラタシスはエアバスと2013年から協働していて、最近までにエアバスの最新シリーズのエアバスA350XWB用の部品1,000点を3Dプリンターで製造するようになっている。 航空宇宙の分野は3Dプリンターが得意とするオンデマンド・マニュファクチャリング、ローボリューム・マニュファクチャリングがフィットする領域とされていて、今後も3Dプリンターの導入がさらに進むと予想されている。
掲載日:2018年1月18日:ソウラット・テクノロジーズがシリーズA投資で1,350万ドルを調達
ソウラット・テクノロジーズがシリーズA投資で1,350万ドルを調達シリコンバレーに拠点を置くメタル3Dプリンターメーカーのソウラット・テクノロジーズが、シリーズA投資で1,350万ドル(約15憶2,500万円)を調達した。 投資に参加したのはベンチャーキャピタルのトゥルーベンチャーズ、GMベンチャーズ、ポルシェSE、マニブ・モビリティ、ネクスト47。ソウラット・テクノロジーズは昨年6月にシードファイナンスで341万ドル(約3憶8,533万円)を調達しており、調達した累計金額は1,691万ドル(約19憶1,083万円)となった。 ソウラット・テクノロジーズはメタル3Dプリンターに関する20の特許を有しているが、その技術の詳細は明らかにされていない。技術の基礎的な部分はソウラット・テクノロジーズの創業者らがローレンス・リバモア国立研究所勤務時代に開発したものとされている。 今回の資金調達について、ソウラット・テクノロジーズのエリック・トゥーマーCEOは、「今回集めた資金により我々の技術を商用化し、自動車、エネルギー、航空宇宙などのセクターでブレークスルーを起こす事が可能になります」とコメントしている。 同社に投資したトゥルーベンチャーズのロヒット・シャーマ氏は、「彼らのチームがメタル3Dプリンティングをラピッドプロトタイピングからインダストリーグレードのスケールに引き上げてくれることを確信しています」とコメントしている。
掲載日:2018年1月17日:ポリメーカーが新型ナイロンフィラメント「PolyMide CoPA」をリリース
ポリメーカーが新型ナイロンフィラメント「PolyMide CoPA」をリリース中国・上海に拠点を置くフィラメントメーカーのポリメーカーが、新型ナイロンフィラメント「PolyMide CoPA」をリリースした。 PolyMide CoPAはポリメーカーが独自に開発したワープフリー技術を基に開発され、プリント時に反りが少ないのが特徴。また、他のナイロンフィラメントと同様、耐熱性と耐久性に優れている。PolyMide CoPAは一般的なFDM方式の3Dプリンターで利用でき、ノズルの溶融温度は250℃以上となっている。 ナイロンフィラメントは水分を吸収する性質があるため、ポリメーカーでは、PolyMide CoPAを同社が開発した乾燥保存ケースのポリボックスで保存するよう推奨している。 ポリメーカーは、PolyMide CoPAを今月22日から開始するとしている。ポリメーカーのウェブサイトで購入可能で、価格は1スプールあたり59.99ドル(約6,780円)。色はブラックのみでリリースされるが、3月にはナチュラルカラーもリリースされる予定。 ポリメーカーはシラキュース大学の中国人留学生らが中心に設立したベンチャー企業で、これまでにPLAなどのポリマーベースの高品質・高機能フィラメントを開発し、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。ポリメーカーのフィラメントは、日本国内では3Dプリンターメーカーのニンジャボットが取り扱っている。
掲載日:2018年1月16日:フランスに目の不自由な人向けの3Dプリント解剖モデルのライブラリーがオープン
フランスに目の不自由な人向けの3Dプリント解剖モデルのライブラリーがオープンフランスに目の不自由な人向けの3Dプリント解剖モデルのライブラリーがオープンし、話題になっている。 フランスではおよそ170万人の目の不自由な人が存在し、そのうちの6,000人が学生だという。その学生の半分は大学生で、フランスの名門校グランデ・エコールで学んでいる。学生の多くは物理療法やマッサージなどの技術を学んでキャリアを形成するという。 ライブラリーのプロジェクトは、フランスのGIAA(Groupement des intellectuels aveugles ou ambylopes) が1月4日に立ち上げた。プロジェクトはフランスの産業用3Dプリンティング企業のダッソーシステムズと共同で展開しているという。解剖モデルの製造はダッソーシステムズが所有する3Dスキャナーとハイエンド3Dプリンターで行うとしている。解剖モデルは膝やひじの関節などの複雑な形状のものも提供され、目の不自由な学生の教育に使われる。 3Dプリント解剖モデルライブラリーのオープンについて、GIAAのピエール・ヴァサルプロジェクトディレクターは、「我々のアプローチは革新的で、他の教育の領域にも応用出来ると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2018年1月15日:スウェーデンの建設会社がドアと窓専用の3Dプリンターを開発
スウェーデンの建設会社がドアと窓専用の3Dプリンターを開発スウェーデンの建設会社がドアと窓専用の3Dプリンターを開発し、話題になっている。 開発したのはスウェーデンのNorDan社。NorDan社は1926年設立の老舗企業で、従業員1600人を有し地元スウェーデンの他ノルウェイやポーランドでも事業を展開している。同社は主に木製のドアと窓を製造販売している。 ドアと窓専用3DプリンターはBLBインダストリーズ社と共同で開発したもので、ポリマーベースの素材を使って出力するタイプ。フィラメントではなくペレットを使用する。ポリマーにウッドパウダー、コルク、麻などを混ぜてウッドライクにすることも出来る。 3Dプリンターの造形サイズは最大1.5 X 1.5 X 2.5メートル。デュアルエクストルーダータイプで、違った素材をそれぞれ出力出来る。 建設用3Dプリンターの導入が世界的に進んでいるが、ドアと窓専用の3Dプリンターがリリースされるのは世界初と見られる。建設用3Dプリンターは、建物全体を丸ごと3Dプリントするタイプと、ブロックなどの建設パーツを3Dプリントするタイプに二分される。今後はそれぞれの領域において進化が進むと専門家は予測している。 NorDan社は、今年春を目途に3Dプリンターの稼働を開始させたいとしている。
掲載日:2018年1月14日:デンマーク技術研究所が中小企業向け3Dプリンティングセンターを開設へ
デンマーク技術研究所が中小企業向け3Dプリンティングセンターを開設へデンマーク技術研究所が中小企業向け3Dプリンティングセンターを開設する。AMライン4.0と名付けられたプロジェクトの一環で、1,430万ドル(約16憶1,600万円)の資金が投じられる。 3Dプリンティングセンターにはポリマーベース3Dプリンター、メタル3Dプリンターなどの各種のアディティブ・マニュファクチャリング機器が設置される。中小企業が自ら高額な投資をすることなく、最新のアディティブ・マニュファクチャリング機器へのアクセスが可能になるとしている。 「3Dプリンティングセンターの開設により、中小企業が3Dプリンターがもたらす各種の恩恵に預かれるようになります。ビジネスのデジタル化は様々な領域で重要なテーマであり、特に発展途上の企業においてはアディティブ・マニュファクチャリングは極めて重要です」とデンマーク技術研究所のケント・ダムスガード氏はコメントしている。 センターではまた、3Dプリンターを使った事がない企業向けに3Dプリンター導入のためのワークショップなどのトレーニングや、各種のコンサルティングプログラムも提供するとしている。 現在のところ、3Dプリンティングセンターは今年春にオープンする予定。
掲載日:2018年1月13日:GEアディティブの新CEOにジェイスン・オリバー氏が就任
GEアディティブの新CEOにジェイスン・オリバー氏が就任GE傘下のアディティブ・マニュファクチャリング企業GEアディティブの新CEOにジェイスン・オリバー氏が就任する。 オリバー氏はカンザス大学出身の、ドーバーコーポレーション社長、ハイデルベルガー・ドラクスマキネン副社長などを歴任したアディティブ・マニュファクチャリング業界のベテラン。オリバー氏のCEO就任に伴い、30年以上の長きに渡ってGEのアディティブ・マニュファクチャリング事業全体を推進してきた現CEOのモハマド・エセシャミ氏は年内に退任する。 GEアディティブはドイツのメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーや、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムを傘下におさめており、GEのアディティブ・マニュファクチャリング事業推進の中核企業となっている。GEアディティブは両社の買収に伴い、2016年秋に設立された。 オリバー氏の新CEO就任について、GEのデビッド・ジョイス副社長は、「ジェイスンがチームに合流する事に興奮している。慎重なサーチプロセスを経て、我々は彼というふさわしいリーダーを選択した。彼がGEアディティブをさらに発展させてくれることを確信している」とコメントしている。
掲載日:2018年1月12日:IDCが2018年の3Dプリンター市場が120憶ドル規模に拡大と予想
IDCが2018年の3Dプリンター市場が120憶ドル規模に拡大と予想アメリカの市場調査会社のIDCが、2018年の全世界の3Dプリンター市場が120憶ドル(約1兆3,5600憶円)規模に拡大すると予想するレポートを発表した。 IDCが毎年発表している「ワールドワイド・半年次3Dプリンティング支出ガイド」によると、今年の3Dプリンター市場は2017年から19.9%成長し、120憶ドルに拡大するとしている。また、市場拡大は今後も続き、2021年まで年率20.5%の成長率で成長し、200憶ドル(約2兆2,600億円)規模に到達するとしている。 市場拡大を牽引するのは3Dプリンター本体と3Dプリンター用素材で、2021年までにそれぞれ69憶ドル(約7,800憶円)、67憶ドル(約7,571憶円)規模に拡大するとしている。 オンデマンドプリンティングなどの3Dプリンティングサービスも拡大し、2021年までに55憶ドル(約6,215憶円)規模に到達するとしている。一方、3Dプリンター用ソフトウェアは 他セクターよりも低い年率18.6%の成長率で成長するとしている。 3Dプリンターのユーザーでは産業ユーザーが全体の大半を占め、特に自動車、航空宇宙などの産業ユーザーが成長を牽引するとしている。
掲載日:2018年1月11日:コダックがトゥインダムと共同でCES2018にフルボディー3Dスキャナーを設置
コダックがトゥインダムと共同でCES2018にフルボディー3Dスキャナーを設置コダックがトゥインダムと共同で、現在ラスベガス・コンベンションセンターで開催中のCES2018にフルボディー3Dスキャナーを設置し、話題を集めている。 両社が設置したフルボディー3Dスキャナーはトゥインダムが開発した3Dスキャニング技術をベースにしたもので、大人の人間の全体像を丸ごと3Dスキャン出来る。スキャンした3Dモデルはフルカラー3Dプリンターでフィギュアに出力するか、クラウドサービスで保存出来る。ブース一つにつき最大14人までスキャン出来るという。 3Dプリンターで出力されたフィギュアは三週間以内に指定された住所へ配送される。 フルボディー3Dスキャナーの設置につき、コダックのブランドライセンシング担当副社長のジョエル・サティン氏は、「このフルボディー3Dスキャナーは操作が簡単で、機動力と価格競争力に優れています。プロフェッショナルとコンスーマーの、どちらの領域でも様々なアプリケーションとしてご利用いただけます」とコメントしている。 トゥインダムでは、将来的には多くの人が自分の3Dモデルをオンラインショッピング、バーチャルリアリティゲーム、医療などの領域で活用するようになると説明している。 フルボディー3Dスキャナーは、ラスベガス・コンベンションセンター南ホールにあるコダックのブース横に設置されている。
掲載日:2018年1月10日:エアウルフ3D、最新シリーズをCES2018で公開
エアウルフ3D、最新シリーズをCES2018で公開カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、同社製品の最新シリーズを現在ラスベガスで開催中のCES2018で公開している。 EVOアディティブ・マニュファクチャリングシステムと名付けられた3Dプリンターはデュアルエクストルーダータイプの3Dプリンターで、競合製品よりも高速で高品質でプリント出来るとしている。 また、MATRIXタッチスクリーン、ジェネシス・マイクロコントローラー、エアクレンジングシステム、パートセーブ、フェイルセーフなどの新機能を搭載している。ジェネシス・マイクロコントローラーは独自開発した32ビットボードで、自動車に搭載される制御用ボードと同等の性能を有し、精密で高速なプリントを可能にしているという。 EVOアディティブ・マニュファクチャリングシステムのEVOは、Evolution(進化)と、同社の共同創業者のエヴァ・ウルフ氏の名前から付けられたという。 EVOアディティブ・マニュファクチャリングシステムの価格は6,995ドル(約79万円)。エアウルフ3Dのウェブサイトか、エアウルフ3Dの販売代理店から購入可能。エアウルフ3DはEVOアディティブ・マニュファクチャリングシステムの出荷を2月から開始するとしている。
掲載日:2018年1月9日:ラスベガス家電見本市CES2018が開催
ラスベガス家電見本市CES2018が開催現地時間の1月9日から12日までの4日間、ネバダ州ラスベガスのコンベンションセンターでラスベガス家電見本市CES2018が開催される。 CESでは毎年多くの3Dプリンターメーカー、3Dプリンター関連サービス企業などが出展するが、今年も各メーカーが出展。新製品などを展示する。 台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングスは、3Dプリントペンを含む3機種の新製品をリリースする。注目されるのはダ・ヴィンチカラーAiOシリーズで、スキャニング機能やボイスコマンド機能を搭載していて、価格は4,000ドル(約45万円)。 アメリカのSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズも新型樹脂素材「レジッド・レジン」「グレイ・プロ」の二種類をリリースする。「レジッド・レジン」はガラスライクの樹脂素材で、高い硬度とポリッシュフィニッシュの仕上がりが特徴。「グレイ・プロ」は精密なパーツなどの製造に適しているとしている。 コダックも独自開発した「ポートレート3Dプリンター」をリリースする。ブースでプリンターのデモンストレーションを行う他、純正フィラメントなども展示される。 CES2017では4,000社が出展し、開催期間中18万4千人の来場者を集めた。今年は開催期間中好天が予想され、昨年以上の来場者を集めると期待されている。
掲載日:2018年1月8日:ワシントンDCでアディティブ・マニュファクチャリング戦略サミットが開催
ワシントンDCでアディティブ・マニュファクチャリング戦略サミットが開催現地時間の今月22日と23日の二日間、ワシントンDCのハンプトン・インでアディティブ・マニュファクチャリング戦略サミットが開催される。特に医療と歯科医療における3Dプリンティング技術の活用事例などが紹介される。 22日は「3Dプリンティング医療デバイス」をテーマに、23日は「素材、歯科医療市場、投資」をテーマに、それぞれ各種のワークセッションなどが行われる。両日共に開始時間は8時となっている。初日にはHPの垂直市場開発担当役員のリー・ドックステーダー氏がキーノートスピーチを行う。二日目にはスリーディーシステムズのメディカルデバイス担当副社長のケイティ・ワイマー氏がバーチャル・術前シミュレーションに関するキーノートスピーチを行う。 サミットには38名のアディティブ・マニュファクチャリングの専門家がスピーカーとして招かれる。アメリカ食品医薬品局からは素材技術者のマシュー・ディ・プリマ氏が招かれ、「医療市場における3Dプリンティングの未来」と題されたトークセッションを行う予定。 サミットへの参加へはオンラインによる事前登録と登録料の支払いが必要。登録料は二日間で1,195ドル(約13万5千円)、一日分だと795ドル(約8万9千円)となっている。
掲載日:2018年1月7日:デスクトップメタルがサポート材の特許を取得
デスクトップメタルがサポート材の特許を取得アメリカのメタル3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、サポート材の特許を取得した。 米国特許9,815,118、9,833,839として登録された特許は、デスクトップメタルのデスクトップメタル・スタジオシステム・シリーズで使われるレイヤーサポート技術に関する特許。デスクトップメタルでは今後、関連する特許も追加で申請するとしている。 「発明を原動力とする企業として、戦略的知的財産保護によって技術を守ることが出来ました。これらの技術革新により、これまで以上のサイズの造形物をプリントする事が可能になり、より複雑な形状のものもプリントする事が可能になりました」とデスクトップメタルのジョン・マイアーバーグ共同創業者兼チーフ・テクノロジー・オフィサーはコメントしている。 これまでのパウダーベースのメタル3Dプリンターでは、サポート材を使用できるのは一種類の素材に限られていた。デスクトップメタルのサポート材では複数の素材を使用する事が出来るため、プリント出来る造形物の種類や機能が大幅に向上する事が期待される。また、サポート材は手作業で簡単に除去出来るため、これまでよりも複雑で精密な形状の造形物をプリント出来るとしている。 デスクトップ・メタルはマサチューセッツ工科大学の関係者らが2015年に設立した。同社へはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。
掲載日:2018年1月6日:GEがアーカムの持ち株比率を95%にまで拡大
GEがアーカムの持ち株比率を95%にまで拡大GEがスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムの持ち株比率を95%にまで拡大している。アーカムの大口株主でヘッジファンドのエリオット・マネジメントとポリゴン・インベストメント・グループから買い受けているもので、買収金額は一株345クローネ(約4,682円)。 GEは2016年にアーカムの株式の77%をTOB(株式公開買付け)で取得し、事実上の傘下におさめている。GEは今後さらに持ち株比率を高め、最終的にはアーカムの株式をスウェーデンのナスダック・ストックホルム証券取引所から上場廃止にし、未公開化・完全子会社化するものと見られている。 GEがアーカムを買収した2016年に、GEはドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーも同時に傘下におさめている。 GEは航空機用部品や航空機用エンジンの製造などに3Dプリンターを活用しており、3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリングの領域へのコミットメントを拡大している。GEによるアーカムの子会社化と上場廃止の背景には、同社のアディティブ・マニュファクチャリング技術の囲い込み戦略があるものと業界関係者は見ている。
掲載日:2018年1月5日:ローカルモーターズが10憶ドルの資金調達に成功
ローカルモーターズが10憶ドルの資金調達に成功アリゾナ州フェニックスに拠点を置く自動車製造ベンチャー企業のローカルモーターズが10憶ドル(約1,133憶円)の資金調達に成功し、話題になっている。 出資したのはフロリダに拠点を置くエリート・トランスポテーション・サービシズとテキサスに拠点を置くエクセルレート。バリュエーションなどを含めた出資条件は明らかにされていない。なお、ローカルモーターズは調達した資金を無人自動運転シャトルバスのOlliの製造に使うとしている。 Olliはマイクロファクトリーと呼ばれる小型工場で3Dプリンターなどを使って製造されている。自動運転にはIBMが開発した人工知能のワトソンの機能も使われている。Olliはこれまでにドイツのベルリン、ワシントンDC、テネシー州ノックスビルなどに導入されている。 Olliはユーザーのニーズに応じてオンデマンドで製造される。仕様やスペックなどはユーザー毎にカスタマイズされて製造される。ローカルモーターズによると、3Dプリンターで主要パーツを製造する事で、Olliの製造時間を最大90%程度削減できるとしている。 ローカルモーターズは2007年設立。2015年には世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、世界的な話題となった。
掲載日:2018年1月4日:Amazonが3Dプリンティングサービスの特許を取得
Amazonが3Dプリンティングサービスの特許を取得Eコマース大手のAmazonが、3Dプリンティングサービスの特許を取得した。Amazonが2013年に申請していたもので、顧客の注文に応じて3Dモデルを3Dプリンターで出力し、顧客へ配送するか店舗でピックアップしてもらうもの。現時点ではジュエリー、玩具、ホームデコレーションなどのアイテムが注文出来る。 3DプリンティングはAmazonの3DプリンティングパートナーのMixee、スカルプティオ、3DLTが行う。商品は3Dプリンティングパートナーか、Amazonから配送される。 3Dプリンティングサービスの最大のメリットは、リテーラーの在庫コストを削減出来ること。オンデマンドで製品をプリントすることで、製品在庫を備蓄する必要がなくなり、固定費などを含めたコストを大きく削減出来る。 これまでの3Dプリンティングサービスは主に法人ユーザーが利用してきていたが、Amazonが3Dプリンティングサービスを開始する事で一般消費者の利用が拡大する事が期待される。 今回取得した特許とは別に、AmazonはAR技術を使ったオーダリングシステムの特許も申請している。Amazonは3DプリンティングサービスとAR技術のオーダリングシステムを組み合わせた新しいショッピングシステムの開発を目指してると関係者は予想している。
掲載日:2018年1月3日:2018年の3Dプリンターの世界を占う②
2018年の3Dプリンターの世界を占う②3.3Dプリンターで使える素材が多用化 2018年はまた、3Dプリンターで使える素材が多用化する年になるだろう。特にFDM方式の3Dプリンター用の素材が多用化し、特にエンジニアリングプラスチックなどの高機能素材のセレクションが格段に増えてくるだろう。 昨年オランダのフィラメントメーカーのカラーファブが、化学企業大手のイーストマンケミカルと共同開発した高機能フィラメントnGenをリリースしたが、モノづくりや研究開発の現場での導入が広がっているという。中国のフィラメントメーカーのポリメーカーも、昨年に法人用ブランドを立ち上げ、各種の高機能フィラメントをリリースしている。今年は他のメーカーも各種の新型フィラメントをリリースしてくると予想され、3Dプリンター用素材のバラエティーは相当豊かになってくるだろう。 4.3Dプリンターの医療の領域での利用が進む また、医療の領域で3Dプリンターの利用がさらに進むだろう。医療・歯科医療の世界は古くから3Dプリンターの導入が進んでいるが、術前シミュレーション用モデルの作成、手術用部品の製造、クラウンや矯正用マウスピースの製造などで3Dプリンターの活用がさらに進むだろう。 また、コルセットやギブスなどの製造、錠剤の製造などでも3Dプリンターの利用が進むだろう。特にコルセットやギブスなどを製造するための大型3Dプリンターの導入が世界規模で進むと予想する。 また、世界各地で開発が進むバイオ3Dプリンターも大きく進化する年になるだろう。一部のバイオ3Dプリンターメーカーではビジネス的に販売を始めているが、売上を大きく伸ばす会社が出てくるだろう。特に製薬の世界でバイオ3Dプリンターの普及がさらに進む年になるだろう。
掲載日:2018年1月2日:2018年の3Dプリンターの世界を占う①
2018年の3Dプリンターの世界を占う①1.製造業用3Dプリンターの普及 2018年は製造業用3Dプリンターが普及するブレークスルーイヤーとなるだろう。アメリカのベンチャー企業のデスクトップメタルが、今年春に「デスクトップ・メタル3Dプリンター」のリリースを開始すると共に、同じくハイエンド3Dプリンターメーカーのカーボンの正式シリーズのリリースが始まる。いずれも従来型のハイエンド3Dプリンター製品よりも安く高性能で、3Dプリンターのゲームチェンジャーになると期待されている。部品製造などのオンデマンドマニュファクチャリングの現場においては導入メリットは極めて高く、速やかに普及する可能性が高い。 また、HPも従来型のシリーズよりも低価格の製品を今年投入すると噂されている。同社の3Dプリンターもモノづくりの領域で導入が進んでおり、低価格シリーズの投入により、市場拡大に拍車がかかる可能性が高い。 2.建設用3Dプリンターの普及 2018年はまた、建設用3Dプリンター普及の元年になると予想する。建設用3Dプリンターは現在アメリカ、中国、オランダ、ロシア、イタリアなどのメーカーが開発しているが、UAE、中国において導入が本格化している。特にUAEは建設用3Dプリンターの導入に積極的で、ドバイでは既に3Dプリンターでオフィスビルが建設され、その数は今後さらに増えると予想されている。 中国においても、複合住宅やシェルターなどが建設され、建設用3Dプリンター普及の兆しが見え始めている。中国も、建設用3Dプリンターの導入が広まる国の一つとなると予想する。
掲載日:2018年1月1日:2018年新年のごあいさつ
2018年新年のごあいさつ新年明けましておめでとうございます。いつも世界の3Dプリンターニュース「セカプり」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。本年が読者の皆様にとりまして素晴らしい年となりますよう、スタッフ一同祈念しております。 本年も世界中から最新の3Dプリンター関連ニュースをお届けする所存、いっそうのご愛顧をよろしくお願いいたします。 「セカプり」スタッフ一同


掲載日:2017年12月31日:ストラタシスがセントルイスの子供病院と共同で「センター・オブ・エクセレンス」を開設
ストラタシスがセントルイスの子供病院と共同で「センター・オブ・エクセレンス」を開設アメリカの3Dプリンター製造大手のストラタシスが、ミズーリ州セントルイスにあるSSMヘルス・カーディナル・グレノン子供病院と共同で「センター・オブ・エクセレンス」を開設する。 センターではストラタシスの3Dプリンターが導入され、術前シミュレーション用モデルの造形などを含む各種の処置が行われるという。特に神経外科、整形外科、循環器内科、手や顎などの再建などの分野での研究も行われるとしている。 SSMヘルス・カーディナル・グレノン子供病院は1956年設立。USニュース・アンド・ワールドレポート誌が「ベスト子供病院」に選んだ名門病院であり、各種の難病に苦しむ子供達の治療を行っている。 「センター・オブ・エクセレンス」の開設について、同病院のスティーブン・バーガート院長は、「小児科医療をリードする専門病院として、また研究施設として、私達は最新の3Dプリンティング技術を使い、継続的な努力を続けてゆきます。ストラタシスのJ7503Dプリンターの導入により、治療計画に未知のブレークスルーを誕生させることが期待できます」とコメントしている。 ストラタシスは最近航空宇宙の分野とともに、医療分野への進出を強化している。今回の「センター・オブ・エクセレンス」開設は、同社の医療分野における最新のムーブメントとなる。
掲載日:2017年12月30日:ミニがカスタマイズパーツの3Dプリンティングサービスを開始
ミニがカスタマイズパーツの3Dプリンティングサービスを開始BMWの自動車ブランドのミニが、カスタマイズパーツの3Dプリンティングサービスを開始した。 ミニ・ユアーズ・カスタマイズドと名付けられたサービスはミニの自動車の購入者用で、インテリア・エクステリアパーツを3Dプリンターで製造するもの。利用者は自分の名前をプリントしたり、好きなデザインのパーツをカスタマイズする事が可能。製造はドイツ国内にあるミニの工場で行われる。 サービスの利用者は新たに開設されたオンラインショップで申し込む。オンラインショップでパーツを選択し、色やタイプなどを指定してカスタマイズする。注文から数週間で利用者の指定した住所へ送付される。 ミニではユーザー同士をつなぐコミュニティも形成する予定で、ソーシャルメディアなどを使って3Dモデルの共有などができるようにするとしている。 BMWは最近3Dプリンティングの領域でのコミットメントを広げている。アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンやドイツのメタル3Dプリンターメーカーのカーボンにも出資、両社の大口製品ユーザーにもなっている。 ミニはイギリスの自動車メーカーのローバーの系列会社だったが、経営不振により1994年にBMWへ売却された。ミニの自動車本体の多くは、オックスフォード近郊にあるローバーの工場で生産されている。
掲載日:2017年12月29日:GEのアドバンスド・ターボプロップエンジンがフライトテストに合格
GEのアドバンスド・ターボプロップエンジンがフライトテストに合格GE傘下のGEエビエーションズが開発中のアドバンスド・ターボプロップエンジン(ATP)が、チェコの首都プラハで行われたフライトテストに合格した。 アドバンスド・ターボプロップエンジンの製造には3Dプリンターが使われており、わずか12のパーツで構成されている。従来型の同等エンジンでは855点のパーツが使われていた。アドバンスド・ターボプロップエンジンのパーツの一部にはチタン合金が使われているという。 アドバンスド・ターボプロップエンジンの開発には400名近くのデザイナー、エンジニアが参加し、2年以上の時間が投じられてきた。エンジンの開発に3Dプリンターを使う事でパーツの点数を減らすと共に、100ポンド(約45.36㎏)以上の軽量化に成功したという。また燃焼率も20%向上し、出力が10%増加したという。 今のところ、アドバンスド・ターボプロップエンジンを搭載する最初の航空機はセスナ社のデナリ・フロム・テクトロンが予定されている。 GEでは、今後二年以内に旅客機での耐空証明を取得したいとしている。 GEは航空機や航空機エンジンの領域でアディティブ・マニュファクチャリング技術の利用を拡大している。GEは今日までにドイツのメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザー社とスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムをそれぞれ買収し、傘下におさめている。
掲載日:2017年12月28日:ドイツのベンチャー企業がFDM3Dプリンター用セラミック3Dプリンティングキットを開発
ドイツのベンチャー企業がFDM3Dプリンター用セラミック3Dプリンティングキットを開発ドイツのベンチャー企業ストーンフラワーが、FDM3Dプリンター用セラミック3Dプリンティングキットを開発した。FDM3Dプリンターにアタッチするタイプで、セラミック、クレイ、粘土、ワックスなどの素材を利用できる。 セラミック3Dプリンティングキットはユニバーサル・プリントヘッドとエクストルーダーの二つのパーツで構成される。ユニバーサル・プリントヘッドは最大0.3mmのレイヤーまで出力できる。 セラミック3Dプリンティングキットはキックスターターを通じて販売される予定。キックスターターでの販売は来年1月から開始される予定で、価格はアーリーバードスペシャル価格を含めて450ユーロ(約59,850円)から535ユーロ(約71,155円)程度になる見込み。ストーンフラワーでは、セラミック3Dプリンティングキットの出荷を2018年4月から開始するとしている。 セラミックを素材に出力するセラミック3Dプリンターは既にリリースされているが、セラミックなどを素材にしたアタッチメント方式のノズルがリリースされるのは世界で初めてと見られる。 ストーンフラワーは、ドイツのマックス・プランク研究所に勤務するロシア人エンジニア・アナトリー・ベレツキンとスタニスラフ・ミロノフが昨年立ち上げた。
掲載日:2017年12月27日:テックショップの営業譲渡・再オープン計画が頓挫
テックショップの営業譲渡・再オープン計画が頓挫先月15日に経営破綻したテックショップの営業を引継ぎ、再オープンさせる計画が頓挫していた事がわかった。 連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻したテックショップの営業を、ミネアポリスで工務店を経営するビル・ロイド氏とダン・レイシュア氏が立ち上げたテックショップ2.0が承継し、再オープンさせると当初は報じられていた。 しかし、テックショップの取締役ダグ・ブッシュ氏がフェイスブックのテックショップユーザーグループに投稿したところによると、テックショップとテックショップ2.0との間で取り交わされた営業譲渡に関する覚書はキャンセルされたという。 テックショップ2.0取締役のダン・レイシュア氏は覚書がキャンセルした事実を認め、現在の状況に驚きを感じているとしている。レイシュア氏によると、テックショップ2.0はテックショップと営業譲渡を12月8日に合意し、年内に最終的に契約を締結する予定だったという。レイシュア氏は、テックショップとの交渉中に、テックショップの当面の弁護士費用、保険代、一部の従業員の給料などの資金を負担していたともしている。 テックショップのブッシュ氏によると、テックショップ2.0への営業譲渡に関し、テックショップ2.0から必要な情報を入手出来なかったとしている。 いずれにせよ、テックショップの再オープンの計画は潰える事となった。
掲載日:2017年12月26日:テックショップが営業譲渡、店舗が再オープンへ
テックショップが営業譲渡、店舗が再オープンへ現地時間の先月15日に連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻したテックショップの営業が譲渡され、店舗が再オープンする事になった。 テックショップの営業を引き受けるのは、ミネアポリスで工務店を経営するビル・ロイド氏とダン・レイシュア氏が立ち上げたテックショップ2.0。テックショップの営業再開についてレイシュア氏は、「出来る限り多くの店舗を、出来る限り速やかに再オープンさせたい」とコメントした。 テックショップが破産申し立てをしてから数日後にレイシュア氏はテックショップにアプローチし、11日後には営業譲渡を行う事で合意したという。合意の内容について同氏は、「テックショップのコミュニティと会員企業の活動を再開し、出来るだけ多くの従業員を再雇用させたかった。そして、テックショップのメンバーが活動できる手段を獲得させるのが我々のゴールでした」と説明している。 テックショップの突然の破産申し立てにより、テックショップの営業は即日停止された。それにより、テックショップを利用していた多くの個人事業主や中小零細企業が仕事が出来なくなるなど大きな影響を受けていた。今回の営業再開により、そうした人たちが作業する環境を改めて得られることになる。 テックショップは2006年設立。2015年の最盛期には売上を1,400万ドル(約15億5千万円)まで伸ばしたが、家賃や人件費などの固定費がかさみ、経営状態は良くなかったとされる。 なお、新テックショップの再オープン日は現在のところ、未定となっている。
掲載日:2017年12月25日:E3Dが高温溶融水冷エクストルーダーをリリース
E3Dが高温溶融水冷エクストルーダーをリリースイギリスのエクストルーダーメーカーのE3Dが、高温溶融水冷エクストルーダーをリリースした。 E3Dが開発した「タイタン・アクア」は水冷式のエクストルーダーで、ABS、ASA、PEEKなどの高機能フィラメントが利用可能。一般的なFDM方式の3DプリンターではABS、PLAなどのプラスチック系フィラメントを利用するが、PEEKなどのエンジニアリングプラスチック系フィラメントやナイロンフィラメントは利用出来ない。 「タイタン・アクア」はアドオン式のエクストルーダーで、E3Dの人気シリーズ「タイタン・エアロ」をベースにしている。販売価格は144ポンド(約20,160円)。 現在、世界的に3Dプリンターの普及が進んでいるが、多くの3DプリンターがFDM方式と呼ばれるタイプ。「タイタン・アクア」のような高温溶融エクストルーダーがリリースされた事により、高機能フィラメントの利用が広がる事が期待されている。 E3Dは2012年設立。英国オックスフォードに拠点を置き、設立当初より3Dプリンター用ノズル、ホットエンド、エクストルーダーなどのパーツや、3Dプリンター用フィラメントなどを製造してきている。同社の製品は世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。
掲載日:2017年12月24日:アメリカインターネット協会CEOがネット中立性規制撤廃を支持
アメリカインターネット協会CEOがネット中立性規制撤廃を支持アメリカインターネット協会CEOのマイケル・ベッカーマン氏が、トランプ政権が廃止したネット中立性規制撤廃を支持するコメントを発表した。 発表によると、「(インターネット・サービスプロバイダーの選択について)アメリカの消費者は非常にわずかな選択肢しか許されていない。インターネット・サービスプロバイダーはインターネットのゲートキーパーというポジションを活用し、ウェブサイトやアプリケーションなどの多様なサービスをもっと提供出来るようにすべきだ」とコメントしている。 先にニューヨーク・デイリーニュースに投稿されたマーケットプレイス大手シェイプウェイズのトム・フィンCEOのコメントに対抗したものと見られる。フィンCEOは、「我々のマーケットプレイスは起業家やデザイナーにお店を提供し、作ったものを世界中の人に販売する場所を提供しています。しかし、公正な競争を促すためにはフェアな競走場が必要です」と投稿し、ネット中立性規制撤廃を強く批判していた。 フィンCEOはさらに、FCC(連邦通信委員会)がインターネットの中立性を確保するために努力すべきだとも主張している。 ネット中立性規制撤廃をめぐる議論は、今後も続く事が予想されている
掲載日:2017年12月23日:シェイプウェイズのCEOがネット中立性規制廃止に懸念を表明
シェイプウェイズのCEOがネット中立性規制廃止に懸念を表明トランプ政権がオバマ政権が規定したネット中立性規制を廃止する決定をした事に、シェイプウェイズのトム・フィンCEOが懸念を表明している。ニューヨーク・デイリーニュースへの投稿で、フィンCEOは次のようにコメントしている。 「我が社シェイプウェイズは、インターネットに接続出来るすべての人に3Dプリンティング技術を提供しています。誰もがデジタルファイルを高品質プラスチック、磁器、鉄、さらには金などの素材で物体化する事が出来ます。我々のマーケットプレイスは起業家やデザイナーにお店を提供し、作ったものを世界中の人に販売する場所を提供しています。しかし、公正な競争を促すためにはフェアな競走場が必要です」 ネット中立性規制とは、ユーザー、コンテンツプロバイダー、インターネット・サービスプロバイダーなどのインターネットに接続している人や組織が通信モードやトラフィック量などによって差別する事を禁じる規則。ネット中立性を確保しないと、資金量にまさるコンテンツプロバイダーやインターネット・サービスプロバイダーなどがトラフィックを独占し、中小企業やベンチャー企業などのEC店舗などを圧迫する事が可能になるとされている。 現地時間の今月14日、米連邦通信委員会はネット中立性規制を廃止した。5人の委員は同日の公開会合で投票し、与党・共和党系の3人が原則撤廃に賛成した。パイ委員長は「オバマ前政権下の2015年に導入した過剰な規制は失敗だった」とコメントした。
掲載日:2017年12月22日:カナダに3Dプリンター用素材専門店がオープン
カナダに3Dプリンター用素材専門店がオープンカナダに3Dプリンター用素材専門店がオープンした。 オンタリオ州ハミルトンにオープンしたのは3Dプリンティングカナダ。3Dプリンティングカナダは地元のエンジニアリング・デザインサービス会社N3テクノロジーズの子会社で、ショップでは300種類以上のフィラメントと、SLA3Dプリンター用樹脂を取り扱っている。 N3テクノロジーズは2014年設立。航空宇宙、自動車、エネルギーなどの分野のクライアントにサービスを提供している。 「N3テクノロジーズは、設立から3年間クライアントに3Dプリンティングサービスを提供してきました。その延長線上に3Dプリンター用素材ショップをオープンするアイデアを持ちました」とショップの担当者はコメントしている。 フィラメントや樹脂などの3Dプリンター用素材の専門店は、先にアメリカのマターハッカーズがオープンしているが、カナダでは3Dプリンティングカナダが初と見られる。マターハッカーズは、3Dプリンター用素材の販売のみではビジネスが難しいと見られ、ハードウェアやソフトウェアの販売なども行っている。3Dプリンティングカナダも、3Dプリンター用素材の販売に加え、3Dプリンターのメンテナンスサービスや3Dプリンティングサービスも提供するとしている。
掲載日:2017年12月21日:カーボンがシリーズD投資で2億ドルの資金を調達
カーボンがシリーズD投資で2億ドルの資金を調達シリコンバレーに拠点を置く3Dプリンターメーカーのカーボンが、シリーズD投資で2億ドル(約226憶円)の資金を調達した。 出資に応じたのはスコットランドの投資企業バイリエ・ギフォード、アメリカのフィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ、香港のアーチャイナ・キャピタル、GEベンチャーズ、日本のJSRコーポレーションなどの企業。また、これまでに同社に出資しているセコイア・キャピタル、シルバーレイク・クラフトワークなども参加しているという。 カーボンは、集めた資金をグローバル展開を加速するために使うとしている。 「デジタル3Dマニュファクチャリングの時代が到来し、この資金をもってデザイン、エンジニアリング、製造、ロジスティクスなどを一変させるという我々のビジョンを現実化させることが可能になります」とカーボンのCEO兼共同創業者のジョセフ・デシモン氏はコメントしている。 カーボンは2013年設立。LED光硬化樹脂を素材に高速で造形する独自技術をベースにしたSLA3Dプリンターを製造している。同社には、これまでにGEベンチャーなどの大手ベンチャーキャピタルを始め、BMW、ニコンなどのメーカーも出資している。
掲載日:2017年12月20日:カラーファブがカーボンファイバー配合新型ナイロンフィラメントをリリース
カラーファブがカーボンファイバー配合新型ナイロンフィラメントをリリースオランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのカラーファブが、カーボンファイバー配合新型ナイロンフィラメント「PPA-CFローワープ」をリリースした。PPA-CFローワープは、化学メーカーのレーヴォス・グループと共同で開発された。 PPA-CFローワープはカーボンファイバーが配合されたポリミアド・フィラメントで、反りにくいのが特徴。一般的なFDM方式の3Dプリンターで利用出来、溶融温度は260℃。高い伸張性と耐衝撃性を持っている。また、一般的なナイロンフィラメントと違い、PPA-CFローワープは湿度吸収性が低いのも特徴。 PPA-CFローワープは2㎏のスプールで提供され、価格は79.95ユーロ(約10,633円)。カラーファブのウェブショップにて購入できる。また、オルソン・ルービー・ノズルとのセットの176.75ユーロ(約23,508円)の特別価格も提供されている。PPA-CFローワープの出荷は現地時間の12月19日から開始される。 カラーファブはオランダの素材企業ヘリアン・ポリマーズの社内ベンチャーとして設立され、これまでにブロンズフィルなどの金属系フィラメントやウッドフィル、バンブーフィルなどのウッド系フィラメントをリリースしてきている。
掲載日:2017年12月19日:デスクトップメタルがスタジオシステム・メタル3Dプリンターの出荷を開始
デスクトップメタルがスタジオシステム・メタル3Dプリンターの出荷を開始アメリカのメタル3Dプリンター製造ベンチャー企業のデスクトップメタルが、スタジオシステム・メタル3Dプリンターの出荷を開始した。同社のパイオニアカスタマー向けに出荷され、出荷先にはGoogle系列のGoogleアドバンスド・テクノロジー・アンド・プロダクツも含まれる。 スタジオシステム・メタル3Dプリンターは小型のデスクトップメタル3Dプリンターで、競合他社製品の10倍のスピードでハイクオリティな3Dプリンティングが可能としている。同社はまた、独自開発したシングル・パス・ジェッティング技術を使った「デスクトップメタル・プロダクションシステム」を開発している。「デスクトップメタル・プロダクションシステム」はレーザーベースのメタル3Dプリンターの100倍のスピードで3Dプリンティングが可能としている。 スタジオシステム・メタル3DプリンターのパイオニアカスタマーにはGoogleアドバンスド・テクノロジー・アンド・プロダクツの他、アメリカ海軍、ビルト・ライト・ツール&ダイ、テクノロジーハウスなどが含まれているという。 デスクトップメタルは、来年早々までに自社の販売パートナー向けに30台程度のスタジオシステム・メタル3Dプリンターを出荷するとしている。 デスクトップメタルは2015年にマサチューセッツ工科大学の関係者らが中心となって設立された。
掲載日:2017年12月18日:イースター島のモアイ像が3Dモデル化へ
イースター島のモアイ像が3Dモデル化へイースター島のモアイ像が3Dモデル化される事になった。非営利団体サイアークとデータ管理会社アイアン・マウンテン社が共同でモアイ像を3Dスキャンし、3Dモデルをアーカイブにする。アーカイブは保存され、世界中に公開されるという。 3Dスキャニングの作業は現地時間の先週から始まった。3Dスキャンされたデータは写真測量技術で3Dモデル化され、バックアップデータがペンシルバニア州にあるアイアン・マウンテン社の地下ストレージに保存される。データは一般に公開され、3Dモデルを3Dプリンターで出力する事も出来る。 モアイ像は西暦1250年から1500年頃までの間にイースター島の原住民ラパ・ヌイ族によって作られたとされる。モアイ像の平均的な大きさは高さ4メートル、重さ14トンに及ぶ。イースター島には、現時点でおよそ900のモアイ像が存在している。モアイ像はユネスコの世界遺産にも登録されている。 プロジェクトは世界中の世界遺産を3Dモデル化してアーカイブにするリビング・レガシー・イニシアティブの一環として行われる。サイアークは今後五年間に500の世界遺産を3Dモデル化する事を目指している。サイアークは既に200の世界遺産を3Dモデル化している。アイアン・マウンテンは民間企業として唯一リビング・レガシー・イニシアティブに参加し、プロジェクト費用とデータストレージを提供している。
掲載日:2017年12月17日:ヤングスタウン・ビジネス・インキュベーター(YBI)が施設を新設
ヤングスタウン・ビジネス・インキュベーター(YBI)が施設を新設米オハイオ州のヤングスタウン・ビジネス・インキュベーター(YBI)が、同施設第五番目となる施設を新設した。現地時間の今週月曜日にオープニングセレモニーが開催された。 テックブロックビルディング5と名付けられた新施設はアディティブ・マニュファクチャリング関連のスタートアップ企業用で、研究開発や製品の製造に使われる。施設の建設には570万ドル(約6憶4,410万ドル)の予算が投じられた。 YBIは2012年にアメリカ・メイクスの起業家支援プロジェクトとしてスタートした。2012年のオバマ大統領による一般教書演説で同施設が言及され、世界的な注目を集めた。YBIには現在も10社のアディティブ・マニュファクチャリング関連ベンチャー企業が入居している。 新施設では最新のアディティブ・マニュファクチャリングに関する講座も開催され、最新工業用メタル3Dプリンター・カーメル1400の講習も行われる。カーメル1400はイスラエルのベンチャー企業が開発したナノパーティカル・ジェッティング3Dプリンターで、アメリカに始めて導入される。 YBIの新施設は、提携している地元のヤングスタウン州立大学の研修施設としても使われる予定という。
掲載日:2017年12月16日:UPSがSAPと共同で法人向け3Dプリンティングサービス事業を開始
UPSがSAPと共同で法人向け3Dプリンティングサービス事業を開始アメリカの物流大手UPSが、ドイツのソフトメーカーのSAPと共同で法人向け3Dプリンティングサービス事業を開始する。UPSのユーザー向けに3Dプリンターを使ったオンデマンドスペアパーツ製造を行う。 3Dプリンティング技術の導入により、サプライチェーン全体の構造が変わるとした上で、「スペアパーツの倉庫が常に満杯なのは、パーツの需要が発生する前に予め備蓄しておく必要があるからです。3Dプリンターを使う事で、必要なパーツをオンデマンドで製造出来るようになります」とUPSのアラン・アムリング企業戦略担当副社長はコメントしている。 アムリング副社長によると、UPSはアメリカ国内だけで1兆8千億ドル(約203兆円)規模の備蓄資産を管理しているという。備蓄された顧客のパーツをオンデマンドで製造する事で、在庫コストを削減する事が可能になる。 パーツの品質を確保するため、両社はシカゴに試験施設を設ける予定としている。 UPSは2016年5月からSAPと共同で3Dプリンターを使ったパーツ製造受託・配送サービスを開始している。UPSはまたアメリカ国内の一部の店舗で、ストラタスの小型3Dプリンターを使ったオンデマンドプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2017年12月15日:ポリメーカーとコベストロが共同で新型高機能フィラメントを開発
ポリメーカーとコベストロが共同で新型高機能フィラメントを開発3Dプリンターフィラメントメーカーのポリメーカーとコベストロが、共同で新型高機能フィラメントを開発した。 ハイパフォーマンスポリマーフィラメントのU1000とU0174Dはポリメーカーのインダストリアルファミリーの新シリーズとして提供される。いずれもサーモプラスチック・ポリウレタンをベースにしており、柔軟性と弾力性、高い耐摩耗性があるのが特徴。また、従来のサーモプラスチック・ポリウレタンベースのフィラメントよりも強度が強いとしている。 また、従来のサーモプラスチック・ポリウレタンフィラメントと違い、いずれも特定の3Dプリンターやノズルに依存しないのも特徴。一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば問題なく利用出来るとしている。 新製品のリリースについて、ポリメーカーの創業者兼社長のシャオファン・ルオ氏は、「この新しい素材のリリースに興奮しています。この素材が様々な業界における新たなアプリケーションの可能性と機能の提供をもたらすでしょう」とコメントしている。 ポリサポートは米シラキュース大学大学院の研究員だった中国人留学生シャオファン・ルオ氏らが設立した。これまでに各種の高機能フィラメントをリリースし、世界中の3Dプリンターユーザーの支持を集めている。日本では3Dプリンターメーカーのニンジャボットが同社製品を販売している。
掲載日:2017年12月14日:ガートナーが2021年までに航空機の75%が3Dプリントパーツを利用と予想
ガートナーが2021年までに航空機の75%が3Dプリントパーツを利用と予想アメリカの調査会社のガートナーが、2021年までに航空機の75%が3Dプリントパーツを利用と予想するレポートを公開した。 「未来予想2018:3Dプリンティング及びアディティブ・マニュファクチャリング」と題されたレポートは、今後3Dプリンティング技術が普及する領域として航空宇宙、医療、消費財の三分野を挙げている。 同レポートはまた、特に航空宇宙の分野での3Dプリンティング技術の普及を予想し、例としてGEエビエーションズの新型ターボプロップエンジンのケースを取り上げている。3Dプリンターを活用する事で、従来の部品点数855点をわずか12点にまで削減する事に成功している。 また、ボーイングが航空機の製造や整備に既に5万点の3Dプリントパーツを利用している事を紹介し、2021年までに民間と軍用の航空機の75%が何らかの3Dプリントパーツを利用すると予想している。 航空宇宙の分野では古くから3Dプリンターが航空機用部品の製造に使われている。特に消耗部品を3Dプリンターオンデマンドで製造する事が可能な事から、3Dプリンターの普及が今後さらに進むと予想されている。 医療の分野でも3Dプリンターの導入が進み、外科医の25%がシミュレーション用の3Dプリント医療モデルを利用すると予想している。
掲載日:2017年12月13日:リトアニアの3Dモデルマーケットプレイスが200万ユーロの資金調達に成功
リトアニアの3Dモデルマーケットプレイスが200万ユーロの資金調達に成功リトアニアの3DモデルマーケットプレイスCGトレーダーが、200万ユーロ(約2億6,600万円)の資金調達に成功した。調達した資金は同社の事業拡大に使われるとしている。投資にはエストニアのベンチャーキャピタルのカルマ・ベンチャーズ、インテル系列のインテル・キャピタル、プラクティカ・キャピタルなどが参加した。 リトアニアのビリニュスに拠点を置くCGトレーダーは、2011年にマリウス・カリティス氏とダリア・ラサイテ氏が共同で設立した。コンピューターグラフィックス、ゲーム、広告、VR、ARなどの用途で使われる各種の3Dモデルを販売している。 3Dモデルの利用は各分野で広がりつつあるとした上で、「市場の更なる拡大を妨げているのは3Dモデルのコストです。CGトレーダーは3Dモデルのコストを下げる事に貢献しており、ディベロッパーに3Dモデルの開発スピードと効率を提供しています」とラサイテ氏はコメントしている。 3Dモデルのマーケットプレイスではメーカーボット・インダストリーズが運営するThingiverseが有名だが、Thingiverseはホビイストなどの個人ユーザーが多く利用している。プロ用3Dモデルマーケットプレイスとして、CGトレーダーがどこまで事業を拡大出来るか、関係者は注目している。
掲載日:2017年12月12日:リラティビティ・スペースが3Dプリントロケットエンジンの噴射試験映像を公開
リラティビティ・スペースが3Dプリントロケットエンジンの噴射試験映像を公開ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、3DプリントロケットエンジンAeon1の噴射試験映像を公開した。映像はミシシッピ州にあるNASAの巣テニス宇宙センターで撮影された。 独自開発したメタル3Dプリンターで製造されたAeon1は、わずか三つのパーツで構成されている。従来型のロケットエンジンは1千点以上のパーツを使って構成されているが、パーツ数を減らす事で製造時間を従来の六分の一に削減出来たという。 また、3Dプリンターでロケットエンジンを製造する事でロケットの打上げコストも大きく削減出来るとしている。リラティビティ・スペースでは、今後数年以内に打上げコストを1憶ドル(約113憶円)から1千万ドル(約11憶3千万円)程度にまで削減するとしている。 リラティビティ・スペースは独自のメタル3Dプリンターメーカーを火星へ持ち込み、火星でロケットエンジンを製造する計画も立てているという。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が共同で立ち上げた。同社は現在、従業員14人規模で全長27メートルのロケットを製造している。現在のところ、同社は2020年にロケットの初打ち上げを予定している。
掲載日:2017年12月11日:欧州議会が3Dプリンティング技術についてのワーキングドキュメントを公開
欧州議会が3Dプリンティング技術についてのワーキングドキュメントを公開欧州議会が3Dプリンティング技術についてのワーキングドキュメントを公開した。 「3Dプリンティング技術に関するワーキングドキュメント:知的財産権と法的責任におけるチャレンジ」と題されたドキュメントは欧州議会法律委員会がまとめたもので、製造業における3Dプリンティング技術の可能性と雇用創出効果などについて論述されている。 製造プロセスの変革、サプライチェーンの改善など、3Dプリンティング技術・アディティブ・マニュファクチャリング技術が製造業にプラスの変革をもたらす可能性があるとする一方で、武器や兵器などの製造に使われるリスク、または他者の知的財産権を侵害するリスク、法的権利を侵すリスクなどについても言及している。 そうしたリスクを回避するため、ワーキングドキュメントは「プリント可能なデジタルファイル」のグローバルデータベースを作り、それぞれのデジタルファイルの著作権などを管理する事を提言している。また、デジタルファイルの利用者から「3Dプリンティング税」を徴収し、著作権者支払う対価の財源とする事なども提言している。 ワーキングドキュメントはPDFファイルで、欧州議会のウェブサイトで閲覧・ダウンロード出来る。
掲載日:2017年12月10日:小型デスクトップSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調
小型デスクトップSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調小型デスクトップSLA3Dプリンター「PLUTO」のキックスターターキャンペーンが好調だ。 カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置くベンチャー企業の3Devisedが開発したPLUTOはオープンソースのSLA3Dプリンターで、フォームラブズなどの競合他社製品よりも大幅に価格が安いのが特徴。キックスターターでの販売価格は699ドル(約76,900円)からとなっている。 キックスターターのキャンペーンでは、終了まで15時間を残した現時点で81人のバッカーから63,032ドル(約715万円)を集めている。キャンペーンの調達目標金額は50,000ドル(約550万円)だった。 キックスターターでは3Dプリンターの開発プロジェクトが人気だが、FDM方式の3Dプリンターを中心に販売価格が下落基調にある。SLA3Dプリンターの販売価格帯は数千ドル程度が一般的だったが、PLUTOの登場によりSLA3Dプリンターの販売価格も大幅に下落する事になった。業界関係者は、SLA3Dプリンターの販売価格が、今後全般的に下がると予想している。 3Devisedでは、PLUTOの出荷を来年2018年3月から開始するとしている。
掲載日:2017年12月9日:ナノ・ディメンションがカリフォルニアにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設
ナノ・ディメンションがカリフォルニアにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、カリフォルニア州ロサンゼルスにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設する。ロサンゼルスのカスタマー・エクスペリエンスセンターは、ナノ・ディメンションが開設する二番目のカスタマー・エクスペリエンスセンターとなる。 カスタマー・エクスペリエンスセンターはユーザーとリセラー向けの教育施設として使われる他、セールスサポートセンターとしても機能する。センターではナノ・ディメンションのドラゴンフライ2020プロ3Dプリンターを実際に体験する事が可能。 「北米市場はアディティブ・マニュファクチャリングの領域における最も重要な地域の一つです。カスタマー・エクスペリエンスセンターを開設する事で、ユーザーに我々の製品へのアクセスを直ちに提供出来、我々の製品を実際に試してもらう事が可能になります」とナノ・ディメンションのアミット・ドロールCEOはコメントしている。 ナノ・ディメンションは2012年設立。同社のドラゴンフライ3Dプリンターは、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。
掲載日:2017年12月8日:バリラが第二回3Dプリントパスタコンテストの結果を発表
バリラが第二回3Dプリントパスタコンテストの結果を発表イタリアの大手パスタメーカーのバリラが、第二回3Dプリントパスタコンテスト「スマートパスタ」の結果を発表した。今回で二回目となるコンテストには、全世界124か国から1,200件の応募があった。 一位に選ばれたのはイタリアの26歳のフリーランスデザイナー、アンドレア・アネッダさんがデザインしたタービン型パスタ。小型タービンブレードのようなシェイプのパスタは、上に螺旋を描くようなデザインが特徴。 二位に選ばれたのはドイツ在住の工業デザイナー、コルネリウス・コマンズさんがデザインした花形パスタ。。大きな百合の花の中心に小型の百合の花が二つ重なったようなデザインで、オープンシェイプになっているのが特徴 三位に選ばれたのはイタリアのデザイナー、マルコ・フェラリンさんの松ぼっくり型パスタ。イタリアの自然にインスパイアされたというデザインは、ナチュラルな感じを与えるユニークなもの。適度な大きさで料理にも適しているとしている。 入賞した三人には、賞金としてそれぞれ1,000ユーロ(約13万円)が贈られる。 バリラは三年前に第一回目の3Dプリントパスタコンテストを実施している。バリラは独自にパスタ製造用3Dプリンターを開発するなど、食品3Dプリンティングの領域への進出を進めている。
掲載日:2017年12月7日:アーカムのCEOとCFOが辞任を発表
アーカムのCEOとCFOが辞任を発表GE傘下のメタル3Dプリンターメーカーのアーカムのマグナス・ルネCEOとヨハン・ブラントCFOが、それぞれ辞任すると発表した。現地時間の昨日同社が発表した。 マグナス・ルネCEOは2001年から、ヨハン・ブラントCFOは2012年からアーカムに入社していた。いずれも後任が決まるまでの半年程度職にとどまる予定。 アーカムのゴラン・マーム会長は、「マグナス・ルネCEOはエネルギーと決断力をもってアーカムをアディティブ・マニュファクチャリングセクターでのリーディングカンパニーに育て上げてくれた。彼のチーム、顧客、パートナーが、アーカムをスタートアップ企業から世界的メーカーに進化させた」とコメントしている。 自らの辞任についてマグナス・ルネCEOは、「アーカムでの16年に及ぶファンタスティックな冒険を通じ、アーカムを成長させるチームの一員となれた。今日のアーカムは有利なポジションにあり、優れたチームとワールドクラスの製品を有している」とコメントしている。 両氏らの辞任の理由については明らかににされていない。 アーカムは2016年にドイツのメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーと共にGEに買収された。
掲載日:2017年12月6日:GEアディティブがドイツのミュンヘンにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設
GEアディティブがドイツのミュンヘンにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設GEアディティブがドイツのミュンヘンにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設した。 1,500万ドル(約16憶5千万円)を投じて建設された施設は2,700平方フィート(約75.9坪)の大きさで、GE欧州技術センターに隣接している。最新のアディティブ・マニュファクチャリング技術のハンズオントレーニングプログラムが提供されるという。 センターには10台のコンセプトレーザー、アーカムのメタル3Dプリンターが置かれ、カスタマートレーニングチームのスタッフと共にデザイン、プロセスデベロップメント、プロトタイピングなどの作業を行える。 「ミュンヘンにカスタマー・エクスペリエンスセンターを開設出来た事は我々にとっての大きなマイルストーンです。ドイツはアディティブ・マニュファクチャリング技術の世界的なハブであり、このセンターは顧客と我がチームを結びつけるインターフェースとして機能するでしょう」とGEアディティブのロバート・グリッグス氏はコメントしている。 GEは昨年ドイツのメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーとスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムをそれぞれ買収し、傘下におさめている。
掲載日:2017年12月5日:GEがベルギーのアディティブ・マニュファクチャリング用ソフトメーカーを買収
GEがベルギーのアディティブ・マニュファクチャリング用ソフトメーカーを買収GEが、傘下のGEアディティブを通じてベルギーのアディティブ・マニュファクチャリング用ソフトメーカーのGeonXを買収した。 GeonXは未上場のソフトメーカーで、アディティブ・マニュファクチャリング用シミュレーションソフトVirfacを開発している。Virfacは、3Dプリンターなどで造形する前に3Dモデルの検証を行い、不良個所の探知やストレステストなどを行う。Virfacを使う事で造形精度を高め、製品の寿命を延ばす事が可能になるとしている。 GEによる買収を受け、GeonXの共同創業者でCEOのミシェル・デラネイ氏は、「GEアディティブはアディティブ・マニュファクチャリングセクターのイノベーターであり、GEアディティブのチームに合流できる事に興奮しています。ソフトウェアはデジタル・トランスフォーメーションの鍵であり、GEのデジタル産業革命の一部となれる事にも興奮しています」とコメントしてる。 GEは2016年に14憶ドルを投じてドイツのメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーとスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムを買収している。 買収金額や方法など、今回の買収の具体的な内容については明らかにされていない。
掲載日:2017年12月4日:3Dプリンター総研が「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催
3Dプリンター総研が「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」セミナーを開催本サイト世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」を運営する株式会社3Dプリンター総研が、12月15日に「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」セミナーを東京品川で開催する。 世界最大規模の3Dプリンター、アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会formnext 2017が、2017年11月14日から4日間ドイツのフランクフルトで開催された。今年は過去最高となる470社が出展し、3Dプリンターメーカーを中心に各種の新たな製品・サービスが展示された。 そのformnext 2017に3Dプリンター総研が今年も参加し、現地での取材を慣行した。日本の展示会には出展していないベンチャー企業に対してもインタビューを行い、最新の情報を入手した。セミナーではそうした最新の情報を始め、現地で入手した情報を余すところなく紹介する。 セミナーの申し込みは専用申込ページから行える。
掲載日:2017年12月3日:コンセプトレーザーが新工場を設立へ
コンセプトレーザーが新工場を設立へGE傘下のメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーが、本社のあるドイツ・リヒテンフェルスに新工場を設立する。現地時間の先週木曜日に同地にて建設工事が始まった。 3Dキャンパスと名付けられる予定の新工場は4万平方メートルの大きさで、3Dプリンターの製造に加え、研究開発、サービス、物流の拠点としても使われるという。新工場はまた、500人の労働者を新たに雇用するとしている。新工場は、早ければ2019年初頭にオペレーションを開始する予定。 3Dキャンパスの開設により、コンセプトレーザーの製造能力は現在の4倍程度に拡大する。 建設工事の開始に伴い、コンセプトレーザーの創業者で会長のフランク・ハーツォグ氏は、「今日の工事開始により、我々の成長戦略が次のステップに踏み出す事が出来ました。新生産拠点の新たな基礎が得られるのみならず、地域にハイスキルな職場を提供出来ます。リヒテンフェルスは工業3Dプリンティングの世界的な拠点となるでしょう」とコメントしている。 コンセプトレーザーは2000年設立。独自開発したレーザーCUSING技術により、同社はメタル3Dプリンティングの領域での世界的なリーディングカンパニーになっている。同社は2016年にGEに買収された。
掲載日:2017年12月2日:メンフィス大学が3Dプリンティング研究所の設立へ200万ドルを投資
メンフィス大学が3Dプリンティング研究所の設立へ200万ドルを投資米テネシー州のメンフィス大学が、3Dプリンティング研究所の設立へ200万ドル(約2憶2千万円)を投資する。アディティブ・マニュファクチャリング・ラボと名付けられた研究所では、主にメタル3Dプリンティング技術を中心に各種の研究が行われる。アディティブ・マニュファクチャリング・ラボは2018年4月にオープンの予定。 メンフィス大学では、これまでに各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究が行われていたが、大学内にメタル3Dプリンターがないため出力を学外に委託していた。 同施設では物流大手Fedexや医療機器メーカーのメドトロニクスとの共同研究も行われる予定。Fedexとは航空機の交換部品の製造が、メドトロニクスとはカスタマイズ・インプラント製品の製造が、それぞれ行われる。カスタマイズ・インプラント製品の中には、取り出し不要の分解可能なインプラント製品なども含まれているという。 航空宇宙と医療は、現在最もメタル3Dプリンティング技術の普及が進む領域とされている。アディティブ・マニュファクチャリング技術の研究所の開設が相次いでいるが、航空宇宙と医療に特化した研究所の開設は珍しく、業界関係者の注目を集めている。
掲載日:2017年12月1日:3Dプリンター総研、アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と提携契約を締結
3Dプリンター総研、アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社と提携契約を締結本サイト「セカプリ」を運営する株式会社3Dプリンター総研が、アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(ADLジャパン)と提携契約を締結した。 「技術と経営」を旗印にイノベーションをテーマとしたコンサルティングに多数の経験を有するADLジャパンと、3Dプリンターの技術革新により創出される新しいビジネスやサービスの創出・普及発展を市場とテクノロジーの高度な橋渡し役として実践してきた3Dプリンター総研とが業務提携をすることで、3Dイノベーション分野における新事業開発、業務提携支援、事業戦略策定、技術戦略策定、デジタルイノベーション等のサービスにつき一層の対応が可能になる。 3Dプリンター総研では3Dプリンターに関する最先端の技術情報と市場情報を融合させ、最速最適な事業開発をこれまで提案してきたが、更に経営戦略まで一歩踏み込んだ高度な提案を求められる機会が増えてきたため、経営と技術に精通して戦略を提案するADLジャパンと提携する。 また、ADLジャパンでは、近年、「オープンコンサルティング」を標榜し、世界中の異なる才能や専門ナレッジを結合し、社会やクライアントの課題を解決する活動を進めている。ベンチャー企業、最先端の専門家、アカデミア(大学や研究機関)との協業を推進する取り組みを進めており、今回の日本発の3Dイノベーション分野における提携もその活動の一環となる。
【株式会社3Dプリンター総研について】 2014年創業。3Dプリンターの技術革新によってもたらされる新しいビジネスやサービスを、市場とテクノロジーの高度な橋渡し役となって創出し、普及発展させ、日本のものづくり産業やサービス産業、教育・芸術分野の活性化や発展に寄与することをミッションに活動。
【アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社について】 ADLは、1886年に創業。マサチューセッツ工科大学のアーサー・D・リトル博士による世界最初の経営コンサルティングファーム。米国アポロ計画をはじめとする社会的インパクトが大きいイノベーションの実現を数多く支援。ADLジャパンも、設立以来、イノベーションに関する経験知見を蓄積。
【本件についてのお問い合わせ】 株式会社3Dプリンター総研 新事業開発部: 山口、前田   03-3222-0592
掲載日:2017年11月30日:スリーディーシステムズ元CEOのアヴィ・レイチェンタル氏がナノ・ディメンションの共同会長に就任
スリーディーシステムズ元CEOのアヴィ・レイチェンタル氏がナノ・ディメンションの共同会長に就任スリーディーシステムズ元CEOのアヴィ・レイチェンタル氏が、イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの共同会長に就任した。 「我々はレイチェンタル氏が我々のオファーを受け入れ、ナノ・ディメンションの取締役会に参加してくれる事を嬉しく思う。我が社はドラゴンフライシリーズの初受注を受け、彼の3Dプリンター業界の知識と経験が我々の戦略的方向性を強化してくれる事を期待している」とイサク・シェレム会長はコメントしている。 アヴィ・レイチェンタル氏は長らくスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を3Dプリンター業界のリーディングカンパニーに育て上げた。一方、スリーディーシステムズの業績は2015年より低迷し、同社株価は史上最安値にまで落ち込んでいた。レイチェンタル氏は2015年10月にスリーディーシステムズのCEOを辞任していた。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントする。オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事が可能なため、電子基板製造のゲームチェンジャーになると期待されている。 ナノディメンションは2012年設立。イスラエルのナノテクノロジーの専門家らが中心となって設立された。
掲載日:2017年11月29日:アメリカ・メイクスがアディティブ・マニュファクチャリングのプロジェクトに570万ドルを提供
アメリカ・メイクスがアディティブ・マニュファクチャリングのプロジェクトに570万ドルを提供3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーターのアメリカ・メイクスが、アディティブ・マニュファクチャリングのプロジェクトに570万ドル(約6憶2,700万円)を提供する。資金はアメリカ空軍リサーチ研究所から拠出されるという。 資金は、1.ディレクト・エナジー・デポジション技術、2.アディティブ・マニュファクチャリング技術、3.エマージング・プロセス技術の、いずれかのトピックに該当するプロジェクト・スタートアップ企業に提供される。 プロジェクトの申し込みに先立ち、アメリカ・メイクスでは説明用ウェブセミナーを現地時間の12月1日に開催する。ウェブセミナーの参加には事前登録が必要。事前登録はアメリカ・メイクスの専用ページから行える。プロジェクトの申し込み期限は2018年1月3日。アメリカ・メイクスの会員でない企業の参加も可能。 プロジェクトの合否は2018年3月末までに発表される予定。 アメリカ・メイクスは2012年にオハイオ州ヤングスタウンにて設立されたアディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーター。これまでに各種のスタートアップ企業向けインキュベーションプログラムを提供してきている。
掲載日:2017年11月28日:iPhone X の顔認証システムが3Dプリンターで製造された顔マスクで突破される
iPhone X の顔認証システムが3Dプリンターで製造された顔マスクで突破されるiPhone X の顔認証システム「フェイスID」が、3Dプリンターで製造された顔マスクで突破され、話題になっている。 ベトナムのサイバーセキュリティ企業Bkav社は、顔マスクのベースを3Dプリンターで製造し、シリコン製の鼻と目と唇の写真を取り付け、iPhone X のフェイスIDにかざしてログインに成功した。顔マスクの製造には、わずか150ドル(16,500円)のコストしかかからなかったという。 顔マスクの製造に使われた3Dプリンターは、FDM(Fused Deposition Modeling・熱溶解積層法)方式と呼ばれる一般的なタイプで、現在世界的に普及が進んでいる3Dプリンター。同社は、誰でも入手可能な3Dプリンターを使って顔マスクを製造し、iPhone Xの顔認証システムの突破に成功した。 フェイスIDはAppleの指紋認証システムであるタッチIDに代わる認証システムとしてiPhone Xに標準で搭載されている。Appleは、フェイスIDが第三者によって突破される確率を百万分の1程度としている。 3Dプリンターで顔マスクを製造してフェイスIDを突破する事は、一般の人にはコストがかかりすぎ、また簡単でもないため、iPhone Xを普通に使用する分においては特に問題がないとされている。一方で、政治家や芸能人などの世に顔が知られ、顔の画像の入手が簡単な人の場合は、注意が必要としている。
掲載日:2017年11月27日:テックショップ・セントルイス店の事業を地元起業家が承継
テックショップ・セントルイス店の事業を地元起業家が承継先日連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻した会員制ファブラボチェーンのテックショップのセントルイス店の事業を、地元起業家が承継する事になった。 承継するのはガラス工房のサードディグリー・グラスファクトリーを経営するジム・マッケルヴィー氏。承継の具体的な方法については、破産管財人らと調整して決められるものと見られる。 マッケルヴィー氏はテックショップの第一号店であるシリコンバレー店の会員で、セントルイス店出店に関与した人物。テックショップ・セントルイス店はセントルイスのイノベーション地区に昨年オープンした。 テックショップ・セントルイス店はテックショップが破産を申し立てた時点で500人程度の会員を抱えており、突然の事業停止により影響を受ける会員が少なからず存在していた。マッケルヴィー氏はセントルイス市内に新たな別の拠点を設け、テックショップの事業と会員を承継する。 新拠点の名称などについては今のところ明らかになっていない。 テックショップは2006年設立。会員制ファブラボとしてシリコンバレー店、サンフランシスコ店、ニューヨーク店など、アメリカの主要都市に10店舗を運営していたが、先日11月15日に連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻した。同日付でテックショップのすべての店舗は閉鎖された。
掲載日:2017年11月26日:格安矯正歯科医療ベンチャーのキャンディッドが1,500万ドルを調達
格安矯正歯科医療ベンチャーのキャンディッドが1,500万ドルを調達インターネットと3Dプリンターを使って格安矯正歯科医療を手がけるベンチャー企業のキャンディッドが、シリーズA投資で1,500万ドル(約16憶5千万円)を調達した。出資したのはベンチャーキャピタルのグレイクロフト、ベセマー、eベンチャーズと見られ、資金はキャンディッドのマーケティングに使われる。 キャンディッドは2017年9月に設立、SLA3Dプリンターを使って矯正用アライナーをカスタム製造している。キャンディッドのマウスピースは、従来型のアライナーに比べ、65%程度格安で製造出来るとしている。 キャンディッドのユーザーは最初にモデリングキットを入手し、自分で歯型を作成する。作成した歯型をキャンディッドへ送ると3Dモデル化され、キャンディッドがネットワークした1万人以上の歯科医師がレビューを行い、アライナーをデザインする。 3Dプリンターを使った矯正歯科医療では、アライン・テクノロジーが業界をリードしている。一方で、アライン・テクノロジーのアライナーを入手するにはアライン・テクノロジーの認定歯科医師のクリニックを訪問する必要がある。キャンディッドのサービスは、アライン・テクノロジーのようなクリニック訪問を必要としないのが特徴。 キャンディッドはこれまでにシードファンドとしてアリーナ・ベンチャーズから200万ドル(約2憶2千万円)の資金を調達している。
掲載日:2017年11月25日:アレフ・オブジェクトがホリデーシーズンのマーケティングキャンペーンを開始
アレフ・オブジェクトがホリデーシーズンのマーケティングキャンペーンを開始コロラド州に拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、ブラックフライデーを前にホリデーシーズンのマーケティングキャンペーンを開始する。 地元のマーケティングエージェンシーのメイド・ムーブメントとのパートナーシップの下に行われるキャンペーンは「メイク・エブリシング」と題されたもので、「3Dプリンターの可能性を紐解く」内容で、メーカーズを称える内容になっているという。 「メイク・エブリシング」のキャンペーンはソーシャルメディアなどで展開される他、業界雑誌などでも告知されるという。 「「メイク・エブリシング」キャンペーンはモノづくりの進化を実現するマニュファクチャリングツールへの我々のコミットメントを表現するものです。メイド・ムーブメントという最高のパートナーとともにこのストーリーをシェアし、「何が作れるのか?」という問いかけをユーザーに投げかけらることに興奮しています」とアレフ・オブジェクトのハリス・ケニー社長はコメントしている。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2017年11月24日:ディヴァージェント3Dが香港の富豪から6,500万ドルを調達
ディヴァージェント3Dが香港の富豪から6,500万ドルを調達ロサンゼルスに拠点を置くベンチャー企業のディヴァージェント3Dが、香港の富豪李嘉誠(り かせい)氏率いる投資会社からシリーズB投資で6,500万ドル(約71憶5千万円)を調達した。調達した資金は同社の新工場設立に使われるという。ディヴァージェント3Dの新工場は2019年までにロサンゼルスに建設される予定で、年間2,000台を製造するとしている。 ディヴァージェント3DはこれまでにシリーズA投資で2,300万ドル(約25憶3千万円)を調達している。 ディヴァージェント3Dはメタル3Dプリンターを使って車を製造するベンチャー企業。ウェアハウス程度の大きさの工場で年間2万台程度の車を製造するとしている。従来の自動車メーカーが工場の建設に5憶ドル(約550憶円)から10憶ドル(約1,100憶円)投資するのに対し、ディヴァージェント3Dは5千万ドル(約55憶円)程度の投資で工場を建設出来るとしている。 小型の工場で3Dプリンターなどを使って自己完結的にモノづくりを行うマイクロファクトリーは、世界で初めて3Dプリンターで電気自動車を製造したローカルモーターズも採用している。 李嘉誠氏は、香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長。2013年度世界長者番付によれば保有資産310億ドル(約3兆4,100億円)とされ、世界8位の富豪とされる。
掲載日:2017年11月23日:テックショップ経営破綻の詳細が明らかに
テックショップ経営破綻の詳細が明らかに連邦破産法第7条を申し立てたテックショップの経営破綻の詳細が明らかになってきた。テックショップCEOのダン・ウッズ氏が、テックショップの会員に経営破綻の顛末を記したメールを送付していた。 それによると、アメリカ国内の10か所の店舗は11月15日午前8時をもって閉鎖され、出入りが出来なくなる。会員の私物の取り扱いについては、破産管財人と調整の上、後日アナウンスメントがなされるという。 同メールは、従業員やインストラクターへの給与の支払いが遅延していた事を挙げ、テックショップが長らく現金不足に苦しんでいた事をあかららさまに綴っている。また、テックショップの運営を続けるべく新たに第三者による増資も画策していた事も明らかにしている。 また、連邦破産法第7条通称チャプター7ではなく、当初は事業再生を前提としたチャプター11(日本の民事再生法に相当)を目指していた事も明らかにしている。しかし、再生を実現させるための十分な現金が手元になく、止む無くチャプター7を申し立てたとしている。 10年に渡るオペレーションを通じ、テックショップの「新技術の誕生へ燃料を供給する」というビジョンは達成されたとしている。 なお、テックショップの事業再開の可能性などについては触れられておらず、破産後の同社の事業を承継する第三者が現れない限り、テックショップの事業はこのまま消滅すると見られる。
掲載日:2017年11月22日:テックショップが破産申し立て、アメリカ国内の全店舗を閉鎖
テックショップが破産申し立て、アメリカ国内の全店舗を閉鎖現地時間の今月15日、アメリカの会員制ファブラボチェーンのテックショップが連邦破産法第7条を申し立て、経営破綻した。アメリカ国内の全店舗は閉鎖された。 テックショップは2006年にサンマテオカレッジ教員のジム・ニュートンとリッジ・マギーがシリコンバレーに設立した。3Dプリンター、レーザーカッター、ウォータージェットカッターなどの各種の工作機器を設置し、会員に利用させる仕組みだった。 テックショップはメーカームーブメントのトレンドに乗り、シリコンバレーの一号店からサンフランシスコ店、ニューヨーク店、セントルイス店など、往時は全米10店舗の規模にまで拡大した。2016年にはオバマ大統領が訪れるなど、アメリカの新たな時代のモノづくりを象徴する店舗だった。 「我々は著しく低いキャッシュバランスでの運営を余儀なくされていました。テックショップを運営し続けるためのあらゆる努力をし、外部からの救済を求めて話し合いを続けてきました。しかし、従業員や講師への給与支払いなどのコストを賄う事が出来ませんでした」とテックショップのダン・ウッドCEOはコメントしている。 テックショップは賃料相場の高い都市部に設置され、また講師などを多数配置するなどしてオペレーションコストの高さが一部で指摘されていた。各店舗では一定数の会員数を確保出来たものの、オペレーションコストを上回る収益が得られなかったと見られる。 テックショップが閉鎖された事により、テックショップ内の工作機器を利用していた少なくない数のモノづくり系スタートアップ企業・中小企業が影響を受けると懸念されている。 なお、東京、アブダビ、パリ、リールの各都市にあるアメリカ国外のテックショップは従来通り運営される。
掲載日:2017年11月21日:formnext2017がドイツのフランクフルトで開催
formnext2017がドイツのフランクフルトで開催世界最大規模の3Dプリンター・アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のformnext2017が、先週11月14日から17日までの四日間ドイツのフランクフルトで開催された。 展示会運営会社によると、三年目となる今年の展示会には全世界33か国から470社が出展し、期間中21,492人の来場者を集めた。来場者数は昨年対比で60%の増加となった。また、来場者の46%はドイツ国外からの来場者だった。 展示会では各種のメタル3Dプリンター、SLS3Dプリンターなどが展示され、各社の最新モデルなどが展示された。また、注目のアメリカのベンチャー企業のデスクトップメタルも最新シリーズを展示し、参加者の関心を集めていた。また、GE傘下のコンセプトレーザーもGEと共同開発した最新シリーズ「ATLAS]を公開し、話題を集めていた。 アディティブ・マニュファクチャリングの専門家によるformnext会議では最新のアディティブ・マニュファクチャリング関連アプリケーションや将来技術などについての議論が行われ、1,028人の参加者を集めた。 formnext2018は来年11月13日から16日の日程で、同じ会場で開催される。
掲載日:2017年11月20日:シンガポール陸上交通省が3Dプリンティング、ロボティクス、バーチャルリアリティ技術を活用へ
シンガポール陸上交通省が3Dプリンティング、ロボティクス、バーチャルリアリティ技術を活用へシンガポール陸上交通省が、3Dプリンティング、ロボティクス、バーチャルリアリティなどの次世代技術を鉄道の運行信頼性向上とコスト削減のために活用する。 鉄道ネットワークを機能的、効率的に運用するには継続的なメンテナンスが必要となるが、鉄道のパーツを交換するための時間とコストが問題となる。現状ではスペアパーツをオンサイトで在庫する他ないが、3Dプリンティング技術を活用することで在庫コスト、製造コスト、人件費を削減する事が可能になる。 シンガポール陸上交通省は、例として四つのつり革をリプレースする事例を挙げ、3Dプリンティング技術を活用することでわずか1日で製造する事が可能になったとしている。また、パーツを改造するためのプロトタイプのデザインも、以前よりもさらに迅速に行う事も可能になったとしている。 3Dプリンティング技術を鉄道車両のパーツづくりに活用する事はドイツでも進んでいる。ドイツ鉄道も運航する鉄道車両の部品製造に3Dプリンターを利用しており、今年中で2,000点の部品を3Dプリンターで製造する見通しとしている。 シンガポール陸上交通省はシンガポールの交通関係行政機関で、シンガポール国内で運行されるすべての鉄道を管理している。
掲載日:2017年11月19日:エミレーツ航空がSLS3Dプリンターで航空機キャビン用パーツを製造
エミレーツ航空がSLS3Dプリンターで航空機キャビン用パーツを製造アラブ首長国連邦のドバイに拠点を置く航空会社のエミレーツ航空が、エミレーツ航空がSLS3Dプリンターで航空機キャビン用パーツを製造し、話題になっている。 製造されたパーツはビデオモニターの本体で、スリーディーシステムズのDuraformProX FR1200を素材にしている。低い引火性が特徴で、耐久性に優れ、従来の方式やFDM方式の3Dプリンターによる製造よりも9から13%程度軽く作れるという。 軽量で耐久性が高いパーツを製造する事には航空機の燃料コストを下げるなど、大きなコスト削減効果がある。また、パーツが必要になった時に3Dプリンターでオンデマンドでその都度製造する事で、スペアパーツを在庫しておく必要もなくなり、在庫コストを大幅に削減する事が出来る。 「過去二年間において、エミレーツの技術チームは航空機キャビン用パーツ製造を3Dプリンターで製造するために積極的にチャレンジをしてきました。この技術は航空機の運用効率と生産性を高めるために使えます」とエミレーツ航空のエンジニアリングサポートサービス担当副社長のアーメッド・サファ氏はコメントしている。 エミレーツ航空は1985年設立、78か国172都市を結ぶ路線で運行する世界4位の規模を誇る航空会社。積極的に最新機材の導入を行っており、超大型旅客機エアバスA380を大量発注して話題になった。
掲載日:2017年11月18日:ダウ・ケミカルが3Dプリンター用素材市場へ参入
ダウ・ケミカルが3Dプリンター用素材市場へ参入ダウ・ケミカルが3Dプリンター用素材市場へ参入する。ダウ・ケミカルは、独自開発した3Dプリンター用サポート素材「EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアル」をリリースする。 ダウ・ケミカルは今年初めにソリッドワークスの世界イベントソリッドワークス・ワールドでSLA3Dプリンター用樹脂「リキッド・シリコン・ソルーションLC3335」をリリースしていた。同社はまた、ドイツの3Dプリンターメーカーのジャーマン・レップラップとの協業開始や、マサチューセッツ工科とマニュファクチャリング・ハブを設立するなど、3Dプリンターの領域への関与を強めて来ていた。 ダウ・ケミカルは今年9月にデュポンと合併したが、デュポンもナイロンフィラメントメーカーのタウルマン3Dと協業し、高機能ナイロンフィラメントの開発などを行っていた。 EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアルは水溶性のサポート素材で、3Dプリント時は構造的インテグリティを発揮して本マテリアルを強力にサポートする。EVOLV3Dユニバー^サル・サポート・マテリアルは特にオーバーハングが多いデザインの造形などに適しているという。 ダウ・ケミカルは1897年設立、ミシガン州ミッドランドに拠点を置く世界最大の老舗化学メーカー。元々は漂白剤と臭化カリウムの製造メーカーとして誕生した。これまでにユニオンカーバイドを買収するなどして規模を拡大し、デュポンに代わって世界最大の化学メーカーとなった。