3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2018/7/2new
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2018/7/4new【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4new【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2018年10月17日:イスラエルの3Dプリンターメーカーが世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープン
イスラエルの3Dプリンターメーカーが世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープンイスラエルの3DプリンターメーカーのXジェットが、世界最大のアディティブ・マニュファクチャリング・センターをオープンさせた。センターに投じられた投資金額は1,000万ドル(約11億円)とされる。 イスラエルのレホヴォト・サイエンスパークに建設されたアディティブ・マニュファクチャリング・センターは743平方メートルの大きさで、主にハイエンドメタル3Dプリンターとセラミック3Dプリンターが設置されている。メタル3Dプリンターではステンレス、ジルコニアといった素材が利用可能としている。 アディティブ・マニュファクチャリング・センターの開設について、Xジェットのハナン・ゴサイトCEOは、「このアディティブ・マニュファクチャリング・センターは、マルチマテリアル・プリンティングを追求する我々の挑戦を象徴するものです。このアディティブ・マニュファクチャリング・センターを使い、特殊なアプリケーションを開発したり、世界中にいる我々のユーザーのテストプリントをしたり、様々なことを行ってゆく予定です」とコメントしている。 Xジェットは2005年設立。独自開発したナノパーティクル・ジェッティング技術をベースに、主にハイエンドメタル3Dプリンターやセラミック3Dプリンターを製造している。
掲載日:2018年10月16日:世界初の宇宙用3Dバイオプリンターがソユーズロケット打ち上げ失敗事故で喪失
世界初の宇宙用3Dバイオプリンターがソユーズロケット打ち上げ失敗事故で喪失現地時間の先週木曜日に発生したソユーズMS-10ロケット打ち上げ失敗事故で、世界初の宇宙用3Dバイオプリンターが喪失した。 オーガン・アウトと名付けられた3Dバイオプリンターはソユーズロケットの居住用モジュールに搭載され、打ち上げが順調にゆけばISS国際宇宙ステーションに搬入される予定だった。 打ち上げの失敗を受け、ロシア宇宙局は事故の原因が特定できるまでソユーズロケットの打ち上げを停止するとしている。なお、現在のところ、ソユーズロケットの打ち上げ再開の目途はたっていない。 オーガン・アウトを開発した3Dバイオプリンティング・ソルーションズは、オーガン・アウトのバックアップ機が準備されていて、ロケット打ち上げが再開されれば再び国際宇宙ステーションへの搬入を目指すとしている。 国際宇宙ステーションにはこれまでに、NASA傘下のスタートアップ企業のメイド・イン・スペースが開発した3Dプリンターが搬入され、各種のパーツづくりなどに使われている。3Dプリンターに加え、宇宙空間で3Dバイオプリンターを活用するニーズは多く、今後もオーガン・アウト以外の3Dバイオプリンターの国際宇宙ステーションへの搬入も予定されている。
掲載日:2018年10月15日:コーディー・ウィルソン氏がディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任
コーディー・ウィルソン氏がディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を製造し、現在も3Dプリント銃のデジタルファイルをネットで販売しているコーディー・ウィルソン氏が、自ら代表を務めていたディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任した。 米テキサス州の報道機関によると、ウィルソン氏は16歳の少女に500ドルの現金を渡してみだらな行為をしたとして、未成年者に対する性攻撃の罪で地元警察に逮捕されたという。同氏は旅行先の台湾で逮捕され、アメリアへ送還されていた。 ウィルソン氏の逮捕を受け、ディフェンス・ディストリビュテッドの公式ホームページは、ウィルソン氏が「個人的な事情」を理由に同社代表を辞任したと伝えている。後任には同社事業開発担当役員のパロマ・ハインドーフ氏が就任するとしている。 ウィルソン氏は3Dプリント銃のデジタルファイルの公開をめぐり、これまで長らく米国国務省と対立してきた。同氏と国務省とは今日までに和解し、同氏は今年8月から3Dモデルの公開を再開していた。一方で、これまでにワシントン州などの全米19の州で3Dモデルの公開を禁止する命令が出されている。 3Dプリント銃のデジタルファイル公開をめぐっては、アメリカ国内でも賛否両論の議論が繰り広げられている。3Dプリント銃は金属探知機での探知が困難なことから、治安上の理由から規制を求める声が少なからず出てきている。
掲載日:2018年10月14日:イタリアの3Dプリンターメーカーがベルトコンベヤータイプの3Dプリンターをリリース
イタリアの3Dプリンターメーカーがベルトコンベヤータイプの3Dプリンターをリリースイタリアの3Dプリンターメーカーのロボットファクトリーが、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンター「スライディング3Dシステム」をリリースした。現地時間の今週開催されたメーカーフェア・ローマで展示された。 一般的なFDM方式の3Dプリンターは固定型のプリントベッドにプリントするため、プリントできる数量に限りがある。一方、ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターはプリントベッド自体が動くため、プリントできる数量が事実上無制限になる。また、造形サイズも縦方向に無制限になる。 ロボットファクトリーは2年前からベルトコンベヤータイプの3Dプリンターの開発を開始した。当初は3Dプリント後のポストプロセスにかかる時間と、3Dプリント時に生じる廃材の削減を目的に開発したとしている。 ベルトコンベヤータイプの3Dプリンターのリリースについてロボットファクトリーは、「スライディング3Dプリンティングは「デスクトップファクトリー」として利用することが可能です。持続的なプリンティングと大量生産を可能にするからです」と自社のウェブサイトにコメントしている。 利用できるフィラメントはPETGとPLAの二種類。価格やサポートなどの情報は、今のところ公開されていない。
掲載日:2018年10月13日:アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施
アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施アメリカ海軍が1年間の3Dプリントメタルパーツの耐久試験を実施する。アメリカ現地時間の今週木曜日、アメリカ海軍のプレスリリースが報じたもので、2019会計年度にアメリカ海軍の空母ハリー・トルーマンに搭載して実施する。 搭載されるのは排水ストレイナー管と呼ばれる部品。水蒸気を通したり水分の除去に使われるという。 試験の範囲は耐衝撃性、耐振動性、低温および高温での稼働性能など多岐にわたる。一年間経過後、部品が外されて各種の分析と試験が行われる。 試験を担当するハンティントン・インガルズ・インダストリーズによると、ハリー・トルーマンでの耐久試験が成功した暁には、アメリカ海軍の他の艦船にも随時応用してゆくという。 アメリカ海軍は、これまでに3Dプリンターを空母エセックスに搭載するなど、アディティブ・マニュファクチャリング技術を積極的に活用してきている。一方で、本格的なメタルパーツを3Dプリンターで製造するのは今回が初のケースと見られる。 3Dプリンターを活用することで各種パーツのオンデマンドマニュファクチャリングが可能になり、製造コストと製造時間を大きく下げられると関係者は注目している。
掲載日:2018年10月12日:プリントユアマインド3DがPLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施
プリントユアマインド3DがPLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施カナダのカルガリーに拠点を置く3Dプリンター販売店のプリントユアマインド3Dが、PLA廃材を使ったリサイクルコンテストを実施する。 一般的なFDM方式の3DプリンターではPLAやABSなどのプラスチック系フィラメントを素材として使用する。その際、多くのケースでプリントミスなどにより廃材が発生する。3Dプリント時に発生する廃材の処分が3Dプリンターユーザーに共通の課題になっている。 プリントユアマインド3Dはその問題に目を付け、地元の高校生を対象に廃材を使って何かを生み出すリサイクルコンテストを実施する運びとなった。 コンテストの実施についてプリントユアマインド3Dは、「このコンテストは3Dプリンターから生じた廃材を再活用し、生徒たちに持続可能なモノづくりや技術などの重要性を学んでもらうことを目指すものです。彼らのコミュニティで役立つ、クリエイティブでイノベーティブなリサイクル方法を編み出してくれることを期待しています」とコメントしている。 コンテストは来年にかけて実施され、プリントユアマインド3Dが審査を行う。勝者は来年6月に発表され、勝者にはウルチメーカー2+3Dプリンターが賞品として贈られるという。
掲載日:2018年10月11日:アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造
アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造アメリカの大学生がクワッガ貝を原料にフィラメントを製造し、話題になっている。 フィラメントを製造したのはデビッドソン大学二年生のロレーナ・ジェイムスさん。五大湖のエリー湖に生息するクワッガ貝問題からエコフレンドリーなフィラメントを製造することを思い付いたという。 クワッガ貝はウクライナの黒海北西部原産の二枚貝で、湖沼や河川などの淡水域に生息している。アメリカでは1989年に五大湖で定着が確認されており、船舶が排出するバラスト水によって導入されたものとみられている。在来種の生息地や餌資源を奪うなど競争したり、湖沼全体の栄養源を低下させるといった生態系への問題も引き起こしている。また、大量の養分を一年中濾し取り続けるため、湖沼の食物連鎖を崩壊させる危険性も指摘されている。 Zスプールと名付けられたフィラメントは生分解性プラスチックペレットを原料に、クワッガ貝の貝殻とポリアクリル酸を混ぜて製造している。フィラメントの製造には、フィラボット社のフィラメントメーカーが使われているという。 なお、クワッガ貝は日本では定着していないものの、アメリカと同様の問題を引き起こす恐れがあるため、外来生物法により特定外来生物に指定されている。
掲載日:2018年10月10日:サーンウッドとボーイングが共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造
サーンウッドとボーイングが共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造サーンウッドとボーイングが、共同でボーイング777Xシリーズ用巨大部品を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 両社が製造したのは12フィート(約3.6メートル)の長さのR6Dツールと呼ばれる部品。サーンウッドのLSAM技術を使い、カーボンファイバーを配合したABS素材を原料に製造された。長さ12フィートもの航空機用部品が3Dプリンターで製造されたのは世界初のケースと見られる。 ボーイング777Xシリーズはボーイングの次世代ロングレンジ・ワイドボディシリーズで、ボーイング777-8シリーズとボーイング777-9シリーズとで構成される。ボーイング777-9シリーズは400人以上の乗客を乗せ、13,000キロメートル以上の距離を飛行することができる。 サーンウッドでは今後、PEEK、PEIなどのエンジニアリングプラスチック系素材も使い、キャビン用パーツの製造などを行ってゆきたいとしている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。ボーイングのライバルのエアバスも、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同で、次世代航空機用部品を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2018年10月9日:オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用
オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用オランダのシェフがコース料理にフード3Dプリンターを使用しているとして話題になっている。 オランダのジャン・スミンク氏は、自らのレストラン・スミンクで提供されるコース料理の盛り付けを3Dプリンターで行っている。素材にはアボカドのピューレ、ヘーゼルナッツ、ローストパンプキン、マッシュポテトなどが使われて、各種の皿を自由なデザインで彩っている。 「3Dプリンターは、手ではデザインできないような盛り付けをするために使っています。タコのデザインをアボカドでしたり、カレーソースを載せた「お皿」などを3Dプリンターで作っています」とスミンク氏はコメントしている。 3Dプリンターを料理に活用する取り組みは過去にも行われている。ミシュラン星シェフのパコ・ペレス氏やジョエル・カスタニエ氏も、スペインのナチュラルマシーンズが開発したフード3Dプリンター「Foodini」を使い、料理に活用している。しかし、いずれも一時的なもので、スミンク氏のように恒常的に使ってはいなかった。 来店客の似顔絵を3Dプリンターで描くことなども検討しているというスミンク氏は、テクノロジーとインスピレーションをミックスすることで、どんなことでも可能になるともコメントしている。
掲載日:2018年10月8日:カナダのフィラメントメーカーがフードセーフフィラメントをリリース
カナダのフィラメントメーカーがフードセーフフィラメントをリリースカナダのフィラメントメーカーのFilaments.caが、フードセーフ(食品安全)フィラメントをリリースした。 「トルーフードセーフPLA」と名付けられたフィラメントは、米国FDA(食品医薬品局)が承認したPLA素材と食品安全着色顔料を原料にしていて、カップ、皿、クッキー型などの製造に使えるとしている。 PLA素材はバイオプラスチックメーカーのネイチャーワークスが開発した植物由来Ingeoバイオポリマーを使用、通常のPLAよりも高い強度と接着力を有している。また、結晶密度に優れ、反りが少ないという特徴も有している。 「トルーフードセーフPLA」は「ブラック・リコリス」「ウォーターメロン・レッド」「ピンク・ドラゴンフルーツ」「グリーン・アップル」などの、さまざまな食品のテーマに合わせた18色が提供される。また、フィラメント径は1.75mmと2.85mmの二種類で、それぞれ1キログラムのスプールで提供される。 植物由来バイオポリマーを素材にしたPLAフィラメントなどはすでにリリースされているが、100%食品安全を謳うフィラメントがリリースされるのは世界初と見られる。 「トルーフードセーフPLA」の価格は1スプール44.95カナダドル(約4,045円)Filaments.caのウェブサイトにて購入可能。
掲載日:2018年10月7日:デスクトップメタルとマークフォージドが和解
デスクトップメタルとマークフォージドが和解自社の3Dプリンター技術に関する知的財産を侵害したとしてデスクトップメタルがマークフォージドに対して起こしていた裁判で、両者の和解が成立した。 連邦裁判所への提訴から三か月後、両者は共同で声明を発表し、いずれの企業もいかなる企業秘密の横領や漏洩などに関与してなく、和解することで合意したとしている。なお、和解条件に関する詳細については、今のところ明らかにされていない。 デスクトップメタルは当初、デスクトップメタル元従業員でマークフォージドに転職したマティウ・パランギ氏が、デスクトップメタル在籍中に同社のメタル3Dプリンティング技術に関する情報を横領し、マークフォージドに漏洩させたとして訴えていた。 デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。 デスクトップメタルには、これまでにGoogle、GE、BMW、ストラタシスなどの企業が出資している。
掲載日:2018年10月6日:GEアビエーションが3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造
GEアビエーションが3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造GE傘下のGEアビエーションが、3万点目の燃料ノズルを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 製造したのはGEアビエーションのアラバマ州オーバーン工場。同工場では3Dプリンターによる燃料ノズルの製造を2015年から開始している。 同工場長のリカード・アセヴィドー氏は、「このマイルストーンは、我々が燃料ノズルを3万点3Dプリントしたということに留まりません。私たちのチームは、我々のビジネスでアディティブ・マニュファクチャリング技術が確実に使えるという事を証明したという事を誇りに思うべきです」とコメントしている。 GEアビエーションは2014年にオーバーン工場に5000万ドル(約55億円)を投資し、アディティブ・マニュファクチャリング技術の利用を開始した。同工場では現在までに40台の3Dプリンターが導入され、230人の従業員の管理のもと、各種のパーツを製造している。 燃料ノズルはエンジンに燃料を噴射するための重要な部品で、高熱に耐えうる高い強度が必要な部品。これまでは20点の部品を組み合わせて一つの燃料ノズルを製造していたが、3Dプリンターを導入することで、一つの部品として燃料ノズルを製造することが可能になった。 GEアビエーションは、3Dプリンターの導入により労働力と製造時間を大きく削減できたことに加え、燃料ノズルの重量を25%程度削減することができたとしている。また、強度も従来のものより5倍も強くなったとしている。
掲載日:2018年10月5日:アメリカ海軍とロッキードマーティンが共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発
アメリカ海軍とロッキードマーティンが共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発アメリカ海軍とロッキードマーティンが、共同でAIベースの3Dプリンティングロボットを開発する。契約期間は2年間で、580万ドル(約6億5500万円)の開発資金はアメリカ海軍海洋研究所が負担する。 現在製造業などの現場で3Dプリンターの導入が進んでいるが、多くは人間の管理者の管理のもとプリント作業を行っている。プロジェクトでは人間をAIに置き換え、AIがプリント管理や最適化を行うことを目指す。 ロッキードマーティンのブライアン・グリフィス・プロジェクトマネージャーは、「AIが3Dプリンティングをどのように観察し、コンスタントでより良い仕上がりのためにどのような意思決定をするのかを観察する予定です。3Dプリンターによるモノづくりが一般化する中、非常に重要なことであると考えています」とコメントしている。 ロボットは複数軸のレーザー照射型ロボットが使われる予定。また、素材は複数の素材が使われる予定だが、当初はチタン合金Ti-6AI-4Vが使われるという。 ファクトリーオートメーションに3Dプリンターを組み込み、活用するケースはすでに存在するが、AIを使った3Dプリンティングロボットが開発されるのはこのケースが初と見られる。ロボティクスの分野ではAIの導入が進んでおり、3DプリンティングロボットにおいてもAIの導入が本格化しそうだ。
掲載日:2018年10月4日:カナダのスタートアップ企業がロス食材を原料にフィラメントを製造
カナダのスタートアップ企業がロス食材を原料にフィラメントを製造カナダのスタートアップ企業が、ロス食材を原料に3Dプリンター用フィラメントを製造したとして話題になっている。 フィラメントを製造したのはトロントに拠点を置くジェネシス社。トウモロコシやサトウキビなどのロス食材をPLAに混ぜ込み、フィラメントとして製造している。同社によると、ロス食材を混ぜ込んだフィラメントは通常のPLAフィラメントよりも強度に優れ、耐久性も高いという。また、コストも通常のPLAフィラメントよりも40%程安いという。 同社は同様の技術を使い、3Dプリンター用フィラメントのほかに食品用コンテナーや各種のパッケージの製造も計画しているという。 プラスチックなどの資源ゴミを原料に3Dプリンター用フィラメントを製造するプロジェクトは世界中で立ち上がっている。オランダのベンチャー企業リフィル社も、捨てられたヨーグルトの容器を原料にフィラメントを製造するプロジェクトを立ち上げている。また、オーストラリアの非営利団体グリーンパッチも、海洋投棄されたプラスチックや廃棄物として捨てられたプラスチックを原料にリサイクルフィラメントを製造している。 ジェネシスはトロント大学スカボロー校の卒業生らが設立したスタートアップ企業。
掲載日:2018年10月3日:ビッグレップがボッシュの系列企業と提携、CNCコントローラー付き3Dプリンターを開発へ
ビッグレップがボッシュの系列企業と提携、CNCコントローラー付き3Dプリンターを開発へドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、ボッシュの系列企業ボッシュ・レックスロスと提携してCNCコントローラー付き3Dプリンターを開発する運びとなった。CNCコントローラーが3Dプリンターに搭載される世界初のケースとなる。 ボッシュ・レックスロスとの提携について、ビッグレップのステファン・バイヤーCEOは、「業界を越えてユーザーは、最高クラスの品質のパーツを製造するために信頼性が高く、操作が簡単で、効率的な3Dプリンターを求めています。ビッグレップはCNCコントローラーを初めて3Dプリンターに搭載し、アディティブ・マニュファクチャリングを再定義しようとしています。ボッシュ・レックスロスのCNCコントローラーは、我々の3Dプリンターがオートメーションシステムなどと連携するための優れたプラットフォームとして機能してくれるでしょう」とコメントしている。 ボッシュ・レックスロスの新事業担当ディレクターのトーマス・フェシュナー氏も、「このパートナーシップは、ボッシュ・レックスロスが常に持続可能なテクノロジーと次世代のファクトリー・オートメーション・ソルーションを開発していることを証明するものです」とコメントしている。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主に産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2018年10月2日:プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始
プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始今年7月に事業を廃止した3Dプリンターメーカーのプリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が新事業を開始した。 クリエーターのためのパトロン募集サイトPatreon(ペイトリオン)に開設されたブルック氏のページによると、同氏の「ニューアドベンチャー」はYouTubeのプリンターボットチャネルを活用したもので、3Dプリンティングのノウハウなどをおさめた動画を会員制で視聴できる仕組み。月額5ドルを支払えば視聴可能で、追加の費用を支払うとドラム氏に個別相談もできるという。 ドラム氏によると、動画シリーズではメーカーボット・インダストリーズの創業者で元CEOのブレ・ペティス氏や、フォームラブズ創業者のマックス・ロボフスキー氏との対談なども予定されているという。 プリンターボットでの経験についてドラム氏は、ペイトリオンのページで、「2011年に私は3Dプリンティングの世界に思い切りのめりこみ、キックスターターで狂ったような経験をしました。プリンターボットのスタッフは5万台以上の3Dプリンターを製造し、各地を旅行し、何千もの人にお会いしました。テレビ番組にも出演しました。私はすべてを事業に投資しましたが、失敗を犯しました。安物の3Dプリンターでひしめく市場にこだわりすぎたのです」とコメントしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。
掲載日:2018年10月1日:アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンターを開設
アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンターを開設アイルランドのダブリン大学がI-Form先端製造リサーチセンター(Advanced Manufacturing Research Center)を開設した。センターでは3Dプリンティング技術やデジタル・マニュファクチャリング技術などが主な研究対象になるという。 センター開設にかかった投資額は2,220万ユーロ(約29億9,700万円)。政府が出資するアイルランド科学基金が投資した。 アイルランド産業省のヘザー・ハンプフリー大臣は、「製造業の現場においてアイルランドがインパクトのある研究成果をもたらすことが引き続き重要です。イノベーションがアイルランド政府の科学戦略の核心部分であり、I-Formリサーチセンターで生み出される数々の技術がそれらの象徴です」とコメントしている。 I-Formリサーチセンターでは、素材開発、プロセスモニタリング、アディティブ・マニュファクチャリング、スマートインテグレートデバイス、デジタル・プロセス・エンジニアリングの、五つのテーマで各種の研究が行われる。また、これまでに地元の31の企業が共同研究の実施を申し入れているという。また、アイルランドのAMBERリサーチや、アメリカのジョンソンエンドジョンソンともパートナーシップ契約を締結しているという。
掲載日:2018年9月30日:デンマークの3Dプリント建設会社がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設
デンマークの3Dプリント建設会社がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設デンマークの3Dプリント建設会社のCOBODインターナショナルが、がヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題になっている。 COBODインターナショナルが建設したのはEUの包括的建設許可を受けた3Dプリント住宅で、ベルギーの企業キャンプCの注文により建設したもの。COBODインターナショナルが新たに開発した建設3Dプリンターを使い、従来の10倍のスピードで建設できたとしている。 なお、COBODインターナショナルの社名のCOBODは、 COnstruction Building On Demandの略で、文字通り建設物をオンデマンドで建設するという意味を持つ。また、同社は同社が3Dプリンターで建設する建設物をBOD(Building On Demand)と呼んでる。 COBODインターナショナルは、もともとデンマークの3Dプリンティング企業の3Dプリントフセットの3Dプリント建設事業部だったが、3Dプリント住宅の需要の高まりを受けて新たに分社した。同社のヘンリック・ランド・ニールセンCEOは、ヨーロッパの建設市場における3Dプリント住宅のニーズは、近年相当高まってきているとしている。 COBODインターナショナルはコペンハーゲンに拠点を置き、コペンハーゲン港にBODを展示している。
掲載日:2018年9月29日:GE傘下企業が機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始
GE傘下企業が機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始GE傘下企業のGEトランスポーテーションが、機関車用部品の3Dプリンターによる製造試験を開始し、話題になっている。製造試験が順調に進めば、2025年までに最大で250点の部品を3Dプリンターで製造するという。 GEトランスポーテーションが使用するのはバインダージェットテクノロジーベースの3Dプリンター。液体のバインディング素材を使ってメタルパウダーを凝固する。バインディング素材がメタルパウダーのレイヤーを接着するタイプのアディティブ・マニュファクチャリング技術。 バインダージェット方式の3Dプリンターは、一般的なレーザーベースのメタル3Dプリンターの10倍の速さでプリントが可能で、より大きなサイズの部品の造形が可能という。 GEトランスポーテーションは、機関車用部品を3Dプリンターで製造することで、部品点数を削減し、さらにはエンジンそのもののサイズを削減することができるとしている。それにより、余ったスペースにより大きなバッテリーを搭載することが可能になるとしている。 鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっているが、機関車用部品を3Dプリンターで製造するのはGEトランスポーテーションのケースが初と見られる。
掲載日:2018年9月28日:アレフ・オブジェクトがオープンソースのPETGフィラメントをリリース
アレフ・オブジェクトがオープンソースのPETGフィラメントをリリースコロラド州ラブランドに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、オープンソースのPETGフィラメントをリリースした。 フィラメントは16ページのホワイトペーパーとともにリリースされ、ホワイトペーパーにはフィラメントの製造プロセス、パラメーター、素材グレードなどの情報が記載されているという。 アレフ・オブジェクツは、これまでにオープンソースのABSフィラメントもリリースしており、PETGフィラメントは同社の二番目のオープンソースフィラメントとなる。 PETGフィラメントは1キロのスプールで提供され、価格は45ドル(約4,950円)。アレフ・オブジェクツのウェブサイトで購入できる。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。アレフ・オブジェクツはLulzBot3Dプリンターなどのハードウェアに加え、3Dプリンター用ソフトウェアなどもオープンソースで提供するユニークな経営方針で知られている。同社はまた、アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2018年9月27日:ニンジャボット、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売開始
ニンジャボット、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売開始静岡市に拠点を置く3Dプリンターメーカーの合同会社ニンジャボットが、クッキー型製造3D プリンター「ニンジャボット・クッキー」の販売を開始した。 現在、若い女性の間でアイシングクッキー作りがブームになっている。アイシングクッキーとは、粉砂糖や卵白などで作ったアイシングでクッキーの表面をコーティングしたクッキーのことで、キャラクターを作ったり装飾を施したりして楽しむことができる。ニンジャボット・クッキーは、そのアイシングクッキー用の型をつくるための専用3Dプリンターとして開発された。 ニンジャボット・クッキーの開発には、日本のアイシングクッキー界のカリスマ講師のカツマタ・ケイコ氏が監修者として参加している。カツマタ氏は、アイシングクッキーのプロの視点から、ニンジャボット・クッキーのデザインやインターフェースなどについてのアドバイスをしているという。 ニンジャボットでは、ニンジャボット・クッキーの発売開始を記念して、来月末までの期間限定でキャンペーンを行う。キャンペーン期間中は特別価格が適用され、標準モデルが36,000 円(消費税込、通常価格38,800 円)、カバー付きモデルが同38,000 円(消費税込、通常価格40,716 円)で提供される。 3Dプリンターの価格低下に伴い、一般での3Dプリンターの利用が進んでいるが、クッキー型の製造に特化した3Dプリンターがリリースされるのは世界初と見られる。
掲載日:2018年9月26日:シェイプウェイズがストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始
シェイプウェイズがストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始アメリカのサービスビューロー・マーケットプレイス大手のシェイプウェイズが、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスと共同でフルカラー・マルチマテリアル3Dプリンティングサービスを開始する。現在イギリスのバーミンガムで開催中のTCT展示会で発表されたもので、ストラタシスのJ7503Dプリンターを使い、シェイプウェイズが3Dプリンティングサービスを提供する。 J7503Dプリンターはストラタシスの最新モデルで、最大50万色のカラーコンビネーションの利用が可能。J7503Dプリンターの初期ユーザーにはたんぱく質のバイオモデル製造のバイオロジカル・モデル社も含まれているという。 シェイプウェイズとの協業について、ストラタシスのグレッグ・ケスCEOは、「ストラタシスのJ7503Dプリンターは、シェイプウェイズを利用するデザイナー、企業家、学生、アーチストに、彼らが産み出す最高のアイデアと熱意を実際のモノにする新たな機会を提供するでしょう」とコメントしている。 現時点では、年内にベータユーザーへのサービス提供が開始され、来年度中にすべてのユーザーへのサービス提供が開始されるとしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにニューヨークを拠点にユーザーを世界規模で増やしてきている。
掲載日:2018年9月25日:エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造
エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 エアバス・ヘリコプターが製造しているのはラッチシャフトと呼ばれるドア用部品。EOSのM400-4 3Dプリンターを使い、チタン合金製の部品を一度に28点製造しているという。エアバス・ヘリコプターによると、3Dプリンターを使うことで従来の製造方法よりも25%低コストで、より迅速に製造することが可能になったという。 エアバスA350一機には16点のラッチシャフトが使われているが、3Dプリンターによる製造で45%軽量化できたため、全体で4㎏の重量が軽減できたという。 エアバス・ヘリコプターでは、3Dプリンターによる製造をフル稼働させた場合、年間で2,200点のラッチシャフトが製造できるとしている。 エアバス・ヘリコプターのルイス・マーティン・ディアス工業サービスセンター長は、「部品などの製造の初期の段階から3Dプリンターを活用することで、モノづくりがより簡単に、より高いコスト効率が見込めるようになります。航空機の場合、重量を減らすことが重要になります。エアバスでは、ヘリコプターのパーツも3Dプリンターで製造することを計画しています」とコメントしている。
掲載日:2018年9月24日:ジョセフ・プルーサ氏がSLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリース
ジョセフ・プルーサ氏がSLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリースチェコ出身の世界的な3Dプリンターデザイナーのジョセフ・プルーサ氏が、SLA3Dプリンター「プルーサ・SL1」をリリースした。 プルーサ氏はオープンソースの3Dプリンター開発プロジェクト「レップラップ・プロジェクト」の中核メンバーの一人で、これまでに「プルーサMk3/i3」などをデザインし、世界中の3Dプリンターユーザーに提供してきている。また、同氏がデザインした3Dプリンターは、メーカーボット・インダストリーズなどの主要メーカーの製品デザインに大きな影響を与えている。 プルーサ氏は、これまでに自身の名前を冠した企業「プルーサ・リサーチ」設立し、現在は同社のブランドで製品を提供している。 「SL1」はオープンソースのSLA3Dプリンターで、造形サイズは最大で120 × 68 × 150 mm、造形レゾルーションは2560×1440pとなっている。セパレート式のデュアルフレームを採用し、一般的なSLA3Dプリンターよりも安定したプリント品質を確保できるとしている。 「SL1」の価格は1,599ドル(約175,000円)。先行するフォームラブズやXYZプリンティングのSLA3Dプリンターよりも安価な価格となっている。「SL1」はプルーサ・リサーチのウェブサイトから注文できる。
掲載日:2018年9月23日:イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが「究極の3Dプリンター」をリリース
イタリアの3DプリンターメーカーのWASPが「究極の3Dプリンター」をリリースイタリアの3DプリンターメーカーのWASPが、同社が「究極の3Dプリンター」と呼ぶ3Dプリンターをリリースする。来月6日と7日の二日間開催される「世界を救うための緊急コール」イベントで展示される。 「究極の3Dプリンター」はWASPが二年前に開発に着手した建設3Dプリンター。建設物が建設されるそれぞれのロケーションで入手可能な素材を利用し、建設する。それゆえ、一般的な建設3Dプリンターのように素材を輸送する必要がなくなり、運送コストと建設コストを大幅に削減することが可能になるとしている。 WASPのマウリツィオ・アンドレオリ氏は、「過去に開発したデルタ方式の3Dプリンターで得られたノウハウを活用し、『究極の3Dプリンター』の開発に成功しました。また、(ロスされた食材、土、藁などを使って作られた)ガイアプロジェクトで建設物の空気循環などに関する新たなノウハウが得られました。そうしたノウハウも『究極の3Dプリンター』に活用されています」とコメントしている。 WASPは2012年設立。これまでに世界最大クラスの建設用デルタ3Dプリンターなどを開発し、世界中の3Dプリンターコミュニティに話題を提供してきている。
掲載日:2018年9月22日:プルーサ・リサーチがインハウス・フィラメントの出荷を開始
プルーサ・リサーチがインハウス・フィラメントの出荷を開始チェコ共和国の3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、インハウス・フィラメントの出荷を開始する。同社の新工場で製造されたもので、3Dプリンターメーカーが製造するインハウス・フィラメントとしては世界初になると見られる。 プルーサ・リサーチのジョセフ・プルーサCEOは、「多くの3Dプリンターメーカーは径誤差などのフィラメントの品質にあまり注意を払いません。我々はその状態から一歩先を行きたいと考えました。その結果、我々が製造するフィラメントの径誤差を±20μmにまで抑えることが可能になりました」とコメントしている。 多くの3Dプリンターメーカーが「純正」フィラメントを供給しているが、メーカー自身が内製するケースはこれまでなかった。一般的には外部のフィラメントメーカーに製造委託し、製造している。 プルーサ・リサーチのフィラメントは、現時点ではPLAフィラメントのみ供給される。色はシルバー、ギャラクシーブラック、リップスティックレッド、アジュールブルーから選択できる。価格は1スプール24.99ドル(約2,750円)。アメリカのAmazonなどで来月から販売される。プルーサ・リサーチではPLAフィラメントに加え、PETGフィラメントとASAフィラメントの供給も計画している。
掲載日:2018年9月21日:クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖
クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖クウェート政府が3Dプリントフィギュアショップを閉鎖したとして、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 クウェートの地元紙アル・クァバスが報じたところによると、市内で営業していた3Dプリントフィギュアショップが、現地時間の今月16日に突然営業停止を命じられ、閉店させられたという。ショップでは、3Dプリンターで作られたアイドルのフィギュアなどが売られていたという。なお、ショップは地元のテクノロジー企業のDOOB3Dが運営していた。 3Dプリントフィギュアショップは今年営業を始めたが、直後から地元の宗教指導者などから強い非難が浴びせられていた。イスラム教の戒律では、人形や銅像などの偶像崇拝が厳しく禁じられている。 3Dプリントフィギュアショップ閉鎖の情報は世界中に広がり、これまでにツイッターで「クウェートの偶像崇拝」というハッシュタグが21,000回も使われているという。また、クウェートのジャーナリストの中には、ツイッターなどで政府の行動を批判するコメントを発する人も出ている。 イスラム社会における3Dプリンターの活用においては、宗教的な側面から制限がかかる可能性があることを今回のケースは伝えている。
掲載日:2018年9月20日:シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造
シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造シーメンスの系列企業が3Dプリンターで鉄道車両用交換部品を製造しているとして話題になっている。 シーメンス・モビリティはドイツのドルトムント・エフィングの鉄道車両整備工場にストラタシスのフォルタス450mc3Dプリンターを設置し、各種の鉄道車両用交換部品を製造している。同社によると、現在までに部品の多くを3Dプリンターで製造するようになり、部品在庫を備蓄する必要がなくなったという。 3Dプリンターを導入する前は、同社は各種の部品を鋳造などの製法で製造していた。そのため、一度の鋳造で多数の部品が製造され、大量の在庫を持つこととなった。また、部品一点の製造につき、およそ6週間の時間がかかっていた。 「これまで製造に6週間かかっていた部品が、3Dプリンターで製造することでわずか13時間で作れるようになりました。3Dプリンターの導入により、製造にかかる時間を最大で95%削減することが可能になりました」とシーメンス・モビリティのティナ・ユウフィンガー氏はコメントしている。 また、外部の業者へ部品製造を依頼する必要がなくなり、外注コストも大きく削減できたとしている。3Dプリンターの導入により、部品のサプライチェーンそのものが一変したとしている。 鉄道車両用交換部品を3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。オランダ鉄道も3Dプリンターを導入し、各種の交換部品の製造を行っている。
掲載日:2018年9月19日:レゴとスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業に1900万ドルを投資
レゴとスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業に1900万ドルを投資レゴと大手ベンチャーキャピタルのスタンレー・ブラック&デッカーがストラタシスのスピンオフ企業のエボルブ・アディティブ・ソルーションズに1900万ドル(約21億円)を投資し、3Dプリンターコミュニティの大きな話題になっている。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズは今年初めにストラタシスから分離し、スピンオフ企業として新たなスタートを切った。同社は独自開発したプロプリエタリー・セレクティブ・サーモプラスチック・エレクトロフォトグラフィック・プロセス(STEP)と名付けられた技術を用い、通常のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションの50倍のスピードでモノづくりができるとしている。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズのSTEPテクノロジーは、射出成型法のような大量生産のモノづくりに活用できるとして、アディティブ・マニュファクチャリングの関係者から大いに注目されている。 今回の投資には、レゴとスタンレー・ブラック&デッカーに加え、大手国際金融機関のBNPパリバと、エボルブ・アディティブ・ソルーションズの母体のストラタシスも含まれているという。なお、今回の投資のバリエーションなどの情報については明らかにされていない。
掲載日:2018年9月18日:DSMとフォームフューチュラが業務提携
DSMとフォームフューチュラが業務提携オランダの大手化学企業のDSMと、同じくオランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのフォームフューチュラが業務提携する。現地時間の14日に発表されたところによると、フォームフューチュラはDSMの高機能フィラメントを自社の販売チャネルで販売する。 フォームフューチュラは、カーボンファイバーフィラメントなどの高機能フィラメントを世界100か国以上で販売している。今回の業務提携により、DSMの製品がフォームフューチュラのチャネルを通じて一般の3Dプリンターユーザーへ供給されることになる。 DSMは、これまでにステレオリソグラフィーの領域で光硬化樹脂などの製品を供給してきた。同社の顧客は、大手企業をはじめとする法人ユーザーがメインだった。 今回の業務提携について、DSMのグローバルマーケティングディレクターのジル・コーエン氏は、「フォームフューチュラとのコラボレーションにより、我々のグローバルリーチがさらに広がります。ユーザーにとっても受発注やサポートが受けられやすくなるので、メリットが大きいと思います」とコメントしている。 DSMは100年以上の歴史を持つオランダの化学企業。全世界で23,000人の従業員を抱えるグローバル企業でもある。同社はユーロネクスト・アムステルダム証券取引所に上場している。
掲載日:2018年9月17日:マターハッカーが高機能フィラメント「ナイロンG」をリリース
マターハッカーが高機能フィラメント「ナイロンG」をリリースカリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンター販売店のマターハッカーが、高機能フィラメント「ナイロンG」をリリースした。 ナイロンGはグラスファイバーを含んだナイロンベースのフィラメントで、耐久性と耐衝撃性に優れた特徴を持つ。1.75mm径500グラムのスプールで供給され、価格は64ドル(約7,040円)。ナイロンGは、一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。 ナイロンGのリリースについてマターハッカーの製品開発シニアディレクターのデーブ・ゲイロード氏は、「モノづくりの現場での3Dプリンターの利用が広がる中、耐久性に優れたフィラメントのラインアップを広げてゆくことがますます求められてきています。ナイロンGのような高い耐衝撃性を持つシリーズを新たにリリースできることに大変興奮しています」とコメントしている。 マターハッカーはこれまでにナイロンX、ポリカーボネートフィラメントなどの高機能フィラメントを自社ブランドでリリースし、法人ユーザーを中心に供給してきている。マターハッカーはまた、自社ブランド以外の各種のフィラメントも実店舗とネットで販売し、アメリカを中心にビジネスを拡げてきている。
掲載日:2018年9月16日:オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更へ
オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更へCADソフトメーカー大手のオートデスクが、フュージョン360のライセンスモデルを変更する。これまでスタンダードライセンスとウルチメートライセンスの二つのライセンスが提供されていたが、スタンダードライセンスを廃止してウルチメートライセンスに集約する。 ライセンスモデルの変更は10月7日に行われる。これまでスタンダードライセンスを使っていたサブスクライバーのライセンスはウルチメートライセンスに自動的に切り替わる。 ウルチメートライセンスでは、5軸マシニングなどを含むアドバンスCAMの機能などが利用できるようになる。また、ウルチメートライセンスのサブスクリプションフィーは年額1,535ドルだったが、年額495ドルへと大幅に値下げされる。 これまで提供されていた学生・アカデミックライセンスについては、これまでと同様の条件が適用される。また、スタートアップ企業などに提供されていた無料利用プログラムについての同様の条件が適用される。 サブスクリプションフィーの月払いを選択していたサブスクライバーについては、一括年払いへの移行が求め得られる模様。 オートデスクがフュージョン360のライセンスモデルを変更する背景には、フュージョン360のユーザーを増やし、CADコミュニティのエコシステムを拡大する思惑があるものと思われる。
掲載日:2018年9月15日:ゾートラックスがSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリース
ゾートラックスがSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリースポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、SLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリースする。ゾートラックスがリリースする初のSLA3Dプリンターとなる。 ゾートラックス・インクスパイアはフォトポリマー樹脂を素材にLCDスクリーンとUVLEDライトを使って造形するDLP方式の3Dプリンター。XY軸で最小50ミクロン、Z軸で最小25ミクロンのピッチで造形することができる。造形サイズは最大で74 x 132 x 175 mm となっている。また、管理ソフトとしてゾートラックスの「ゾートラックス・スイート」がバンドルされる。 素材はゾートラックス純正のゾートラックス・フォトポリマーレジン・ベーシックが供給されるが、波長405nmで硬化する樹脂であれば利用できるとしている。 ゾートラックスはゾートラックス・インクスパイアの出荷を今年秋から始めるとしている。なお、価格は2,699ドル(約296,890円)。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。
掲載日:2018年9月14日:3Dハブズのビジネスモデル再構築に3Dプリンターコミュニティが反発
3Dハブズのビジネスモデル再構築に3Dプリンターコミュニティが反発10月1日から実施するとした3Dハブズのビジネスモデル再構築に、3Dプリンターコミュニティが反発している。 3Dハブズは世界中の3Dプリンターをネットワークし、ユーザーが3Dプリンターを利用すると3Dプリンターオーナーに一定の手数料が支払われるプラットフォームを構築していた。ところが、3Dハブズはその仕組みを改め、3Dハブズが認定したパートナーとのみ契約し、個人オーナーなどをネットワークから除外するとしていた。 3Dハブズの決定を受け、Twitterには多くの個人オーナーから不満のツイートが多数投稿されている。 あるユーザーは、「地元の3Dプリンターでプリントを」から「クローズドなマニュファクチャリングのプログラム」へ転換するのは容認できない。3Dハブズに参加するために3Dプリンターを購入したのに。という不満を綴ったツイートを投稿している。 別のユーザーも、「(個人オーナーという)多くの人の犠牲をもって、3Dハブズは現在の地位を獲得した。(個人オーナーをないがしろにするのは)許されないことだ」とコメントしている。 3Dハブズは、特にアメリカとヨーロッパで普及し、ユーザー、オーナーともに多くが利用している。3Dハブズのビジネスモデル再構築をめぐっては、当分の間混乱が続くものと予想される。
掲載日:2018年9月13日:3Dハブズがビジネスモデルを一新、一般の3Dプリンターをネットワークから除外へ
3Dハブズがビジネスモデルを一新、一般の3Dプリンターをネットワークから除外へ世界中の3Dプリンターをネットワークしてきたオランダのスタートアップ企業の3Dハブズがビジネスモデルを一新する。同社の発表によると、同社は10月1日から同社がマニュファクチャリング・パートナーと認定していない3Dプリンターオーナーとの提携を中止するとしている。 同社のマニュファクチャリング・パートナーは一定の事業規模を持つサービスビューローが中心で、3Dハブズがこれまでにネットワークしてきた多くの個人3Dプリンターオーナーがネットワークから除外されることになる。 今回の決定について3Dハブズは、「モノづくりをより簡単に、よりアクセスしやすくするというのが3Dハブズのミッションです。3Dハブズはこれまでに170万点ものモノを作ってきましたが、それらのほとんどは(サービスビューローなどの)プロの業者によって作られてきました。より高品質で信頼できるモノづくりを強化するために今回の決定に至りました」と説明している。 3Dハブズの決定について、3Dハブズに3Dプリンターを提供してきていた個人の3Dプリンターオーナーから怒りの声が噴出している。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。
掲載日:2018年9月12日:NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造
NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造NASCARのレーシングチームが3Dプリンターでレースカーのパーツを製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 パーツを製造したのはアメリカのチーム・ペンスキー(Penske)。ストラタシスの3Dプリンターで、カーボンファイバーを配合したナイロン12を素材に製造したという。 「シーズン中ドライバーがレースに集中する中、レースカーのデザインと開発という別の競争が始まっています。3Dプリンターを使ってパーツを製造することでチームに多くのメリットがもたらされます。より良く、より強いエアロダイナミックのデザインのパーツを作ることが可能になります。早くパーツを作ることで、チームの競争力も高まります」とチーム・ペンスキーのマット・ギンベル・プロダクションマネージャーはコメントしている。 チーム・ペンスキーが使ったのはストラタシスのフォルタス380mcカーボンファイバー・エディションシリーズ。これまでに航空宇宙、自動車などの業界で導入が進んでいる。 フォルタス380mcカーボンファイバー・エディションシリーズは、現在シカゴで開催中のシカゴ国際工作機械見本市(IMTS)のストラタシスのブースで展示されている。
掲載日:2018年9月11日:HPがシカゴ国際工作機械見本市でメタルジェット3Dプリンターを展示
HPがシカゴ国際工作機械見本市でメタルジェット3Dプリンターを展示HPが、現在シカゴで開催されているシカゴ国際工作機械見本市(IMTS)で、新たに開発したメタルジェット3Dプリンターを展示している。HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、従来型の3Dプリンターの「50倍の速さでプリントできる」としている。 メタルジェット3Dプリンターの造形サイズは430 x 320 x 200mmと大きめで、四つのノズルと二つのプリントバーを搭載している。 HPによると、同社のメタルジェット3Dプリンターは、これまでにイギリスのGKNや、フォルクスワーゲンに試験的に導入され、ギアシャフトノブやミラーマウントなどの部品製造に使われているという。 メタルジェット3Dプリンターの価格は39万9千ドル(約4,389万円)で、本格的な出荷は2020年から始まるとしている。 HPは2016年に独自開発したポリマーベースのマルチジェット・フュージョン3Dプリンターをリリース、インダストリアル3Dプリンター市場に本格参入した。同社のマルチジェット・フュージョン3Dプリンターはこれまでに相当のシェアを確保したとみられ、メタルジェット3Dプリンターのリリースによりメタル3Dプリンター市場でも一定のシェアを確保すると業界関係者は予想している。
掲載日:2018年9月10日:イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造
イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造イギリスのユーチューバーが3Dプリンターで空き缶ポータブルスピーカーを製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 製造したのはイギリスのシェフィールドに住むロビン・ハートリー氏。キャドベリーのホットチョコレートドリンクの空き缶をベースに、電子基板などを埋めるスケルトンを3Dプリンターで製造した。ハートリー氏は、普段は捨てられてしまうものを使って何かクールで便利なものを作りたかったという。 同氏、はポータブルスピーカーの作り方を収めた動画をYouTubeに公開している。それによると、ポータブルスピーカーの製造にはホットチョコレートドリンクの空き缶のほか、オーディオアンプ、8オームのスピーカー、ポテンショメーター、DC電源ジャック、スイッチ、10Mのボルトとナットが必要としている。 空き缶の内部に収めるスケルトンの3Dモデルはハーリー氏がFusion360で製造し、ハーリー氏のウェブサイトからダウンロードできる。また、コントロールパネルとカバーの3Dモデルも同様にダウンロードできる。 ユーチューバーが自作したモノを動画とウェブサイトで公開する機運は世界的に高まっている。こうしたトレンドは今後も拡大しそうだ。
掲載日:2018年9月9日:ドイツのポストプロセススタートアップ企業が500万ドルの資金を調達
ドイツのポストプロセススタートアップ企業が500万ドルの資金を調達ドイツのポストプロセススタートアップ企業のダイマンション(DyeMansion)が、シリーズA投資で500万ドル(約5億5千万円)の資金を調達した。出資したのはドイツのウンターネーマータム・ベンチャーキャピタル、Btovパートナーズ、AMベンチャーなどのベンチャーキャピタル。 ダイマンションのプレスリリースによると、同社は調達した資金をパートナーとの提携強化に向けて投資し、ポストプロセスの業界でのリーダーの地位を確保したいとしている。 ダイマンションは2013年に起業家フェリックス・エワルドとフィリップ・クレーマーが共同で設立した。3Dプリントされたパーツに独自開発したポストプロセスを施し、サーフェス品質や強度を確保する。2015年にはメタル3DプリンターのEOS創業者ハンス・ランガー氏も同社へ出資している。 ダイマンションはこれまでにBMW、ダイムラークライスラー、アンダーアーマー、HP、シェイプウェイズ、マテリアライズなどの企業を含む全世界500社の企業と取引をしているという。 一般的な3Dプリンターは積層を積み重ねてモノを造形するため、射出成型法などで製造されるモノよりも強度などに問題が生じるケースが少なくない。3Dプリンターでプリントされたモノに塗装やコーティングなどのポストプロセスを施すことにより、3Dプリンターの弱点が補えると業界関係者は期待している。
掲載日:2018年9月8日:オランダ鉄道が鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造
オランダ鉄道が鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造オランダ鉄道が鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造しているとして話題になっている。これまでに20点の交換部品が3Dプリンターで製造され、年内に50点の部品がさらに製造されるという。 オランダ鉄道の関係者によると、交換部品を3Dプリンターで製造することで、従来の方法よりも安く、より迅速に製造することが可能になったという。 交換部品の製造自体は、提携している外部の3Dプリンティング・サービスビューローのダイアマックス社が行っている。ダイアマッックス社は、主にプラスチックとメタルパウダーを素材に各種の部品を製造している。なお、同社が使用している3Dプリンターの種類などについては明らかにされていない。 鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっている。ドイツ鉄道がすでに3Dプリンターで各種の部品を製造している他、シンガポール陸上交通省も、地下鉄などの各種の鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造している。 オランダ鉄道は1938年設立の、旧オランダ国鉄の事業を承継した全国的な鉄道事業者。オランダ全土に2800キロメートルにわたる鉄道網を有し、オランダ四大都市を中心に鉄道事業を展開している。
掲載日:2018年9月7日:GKNエアロスペースがロケットエンジン用タービンを3Dプリンターで製造
GKNエアロスペースがロケットエンジン用タービンを3Dプリンターで製造イギリスの航空宇宙大手のGKNエアロスペースが、ロケットエンジン用タービンを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 同社が製造するのはプロメテウスと名付けられた新型液体酸素メタンエンジン。低コスト・高品質でリサイクル可能な次世代エンジンとされる。プロメテウスは主要部品を3Dプリンターで製造し、前モデルのヴァルカン21シリーズの10分の1のコストで製造できるとしている。 GKNエアロスペースによると、アディティブ・マニュファクチャリング技術を活用することでタービンを構成する主要部品の高品質を確保しているという。また、これまでに100点あった部品点数も、2点へと大幅に削減できたとしている。 現在のところ、プロメテウスの燃焼実験は2020年11月に予定されている。 GKNエアロスペースの担当者は、「(アディティブ・マニュファクチャリング技術の)ベネフィットと高い付加価値、そしてコスト削減効果をデモンストレーションできることを楽しみにしています」とコメントしている。 GKNエアロスペースは1930年設立。かつてはスウェーデンのボルボ傘下の企業だったが、2012年にイギリスのGKNグループに買収され、現在はGKNエアロスペースとして事業を展開している。
掲載日:2018年9月6日:XYZプリンティングがボイスコントロール型3Dプリンターをリリース
XYZプリンティングがボイスコントロール型3Dプリンターをリリース台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、ボイスコントロール型3Dプリンター「ダ・ヴィンチ・オール・イン・ワン(AIO)」をリリースした。 ダ・ヴィンチ・オール・イン・ワンは、フルカラー3Dプリンターのダ・ヴィンチ1.0AIOをベースに開発され、エングレーバーと3Dスキャナーをビルドインしたタイプ。エングレーバーは紙、ボール紙、皮、木、プラスチックなどをエングレーブできるとしている。 ボイスコントロールは3Dプリンターに「プリント」「プリント停止」「カリブレーション」「ステータスアップデート」「メンテナンス」といったコマンドを与えることができる。また、XYZプリンティングの3Dギャラリーの中から3Dモデルを選んでプリントすることもできるという。 ダ・ヴィンチ・オール・イン・ワンのアメリカでの販売価格は3,800ドル(約418,000円)。 XYZプリンティングは台湾の製造受託大手金寶グループの子会社。これまでに価格数百ドル程度の低価格3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズなどをリリースし、世界中に製品を提供している。「ダ・ヴィンチ」シリーズは、アメリカでは大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルや、Amazonなどで販売されている。
掲載日:2018年9月5日:イギリスの企業がクラシックレースカーのエンジンカバーを3Dプリンターで製造
イギリスの企業がクラシックレースカーのエンジンカバーを3Dプリンターで製造イギリスのエンジニアリング企業がクラシックレースカーのエンジンカバーを3Dプリンターで製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 エンジンカバーを製造したのはイギリスのノーザンプトンシャーに拠点を置くKWヘリテッジ社。アルファロメオのTipo33/3レースカーのエンジンカバーを3Dスキャナーと3Dプリンターで製造した。アルファロメオのTipo33/3レースカーはわずか12台しか製造されていない極めて希少なレアカーで、スティーブ・マックイーンが主演した映画「ル・マン」にも登場している。 1971年に製造されたTipo33/3レースカーは、エンジンカバーを含めた主要パーツの供給がこれまでに停止されている。 エンジンカバーは既存のものを3Dスキャナーでスキャンし、CADで修正を施して3Dプリンターで製造された。素材には高強度のハイパフォーマンス・サーモプラスチックが使われている。 エンジンカバーを搭載したTipo33/3レースカーは、今月7日から9日までの三日間イギリスのチチェスターで開催されるクラッシックカーの展示会「グッドウッド・リバイバル」に展示される予定。また、開催期間中KWヘリテッジによるオンサイト・デモンストレーションも実施される。
掲載日:2018年9月4日:PwCがデジタルスキル社内研修プログラムを開始
PwCがデジタルスキル社内研修プログラムを開始大手コンサルティングファームのプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が、3Dプリンティング、ドローン、ブロックチェーンなどのデジタルスキル社内研修プログラムを開始する。 「デジタル・アクセラレーター」と題された研修プログラムは二年に渡って開催され、1000人の社員が対象になる。プログラムは中級者・上級者向けの内容で構成され、PwCの社員に実践的なデジタルスキルを身に着けさせることを目的にしているという。 現在のところ、PwCの社員46,000人のうち、3,500人がプログラムへの参加を希望している。 プログラムは週に10時間開催され、カリキュラムの前半はブロックチェーンについての講義が行われる。3Dプリンティングについては、アディティブ・マニュファクチャリングの基本的な仕組みが説明され、3Dプリンターが製造業などに与えるインパクトなどについて解説されるという。また、第三部ではマシンラーニングなどのAIについての講義も行われる。 プライスウォーターハウスクーパースはロンドンを本拠地とするコンサルティングファーム。デロイトトーマツ、KPMC、アーンスト・アンド・ヤングと並んで世界四大会計系コンサルティングファームの一角を占めている。日本でもPwC Japanグループが会計やビジネスコンサルティングなどのサービスを提供している。
掲載日:2018年9月3日:ナノスクライブが上海に現地法人を設立
ナノスクライブが上海に現地法人を設立ドイツのフォトジェニック・プレシジョン3Dプリンターメーカーのナノスクライブが、中国・上海に現地法人を設立した。現地法人ナノスクライブ・チャイナ株式会社は中国国内の販売を統括するとともに、同社のアジア太平洋地域の中核拠点として機能する。 中国法人の設立について、ナノスクライブのマーチン・ハーマッシュバイラーCEOは、「我々は中国市場におけるナノレベルのプレシジョン3Dプリンターの大きな可能性を信じています。特にアカデミックとインダストリーにおいて大きな可能性を感じています。中国法人のクイ・ジェネラルマネージャーの豊富な人脈により、中国という急成長中の市場において迅速にビジネスを拡大できると考えています」とコメントしている。 ナノスクライブ・チャイナのオフィスはナノスクライブのプレシジョン3Dプリンターのショールームとしても機能し、ナノスクライブのフォトニック・プロフェッショナルGE3Dシリーズなどが展示されるという。 ナノスクライブは2007年にドイツのカールスルーエ工科大学の研究者らが立ち上げたプレシジョン3Dプリンターメーカー。大学や各種の研究機関などを中心に、アメリカ市場をメインに顧客基盤を広げてきている。同社の顧客にはハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア工科大学なども含まれているという。
掲載日:2018年9月2日:ドイツのメーカーがフィラメントドライヤーをリリース
ドイツのメーカーがフィラメントドライヤーをリリースドイツのメーカーのApiumアディティブ・テクノロジーズが、FDM3Dプリンター用フィラメントドライヤーをリリースした。シンガポールのパーパスAMシステムズと共同開発した。 一般的なFDM方式の3Dプリンターでは、ABSやPLAといったポリマー系のフィラメントを利用する。ポリマー系フィラメントの多くは水分を吸う性質があり、水分を過分に含んだフィラメントはプリントの造形精度や品質に悪影響を与える。 Apiumアディティブ・テクノロジーズが開発したフィラメントドライヤーは、そうしたポリマー系フィラメントを40℃から80℃の温度で管理し、湿度を最適な状態にキープする。また、加熱防止機能、カーボンエアフィルタリングシステム、ドアセイフティスイッチなどの機能も搭載されている。 ポリマー系フィラメントの湿度を一定に保つためのコンテナーはすでに販売されているが、電熱を使ってフィラメントの湿度を管理するフィラメントドライヤーがリリースされるのは珍しい。 Apiumアディティブ・テクノロジーズは、11月13日から16日の日程でドイツのフランクフルトで開催されるformnextにフィラメントドライヤーを展示する予定。
掲載日:2018年9月1日:ナノ・ディメンションがドラゴンフライ3Dプリンターをアメリカ軍に販売
ナノ・ディメンションがドラゴンフライ3Dプリンターをアメリカ軍に販売イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、自社のドラゴンフライ3Dプリンター2台をアメリカ軍に販売した。 ナノ・ディメンションは今年6月にアメリカ国防省から商業・公共入札コードを付与されており、今回の販売はそれに基づくもの。商業・公共入札コードを付与されてからわずか6週間後に販売契約が締結されたという。 防衛分野はナノ・ディメンションが重視する戦略セクターであり、同社は今後もアメリカ国防省や安全保障省などにドラゴンフライ3Dプリンターを販売してゆきたいとしている。 ナノ・ディメンションのアメリカ法人ナノ・ディメンションUSAのサイモン・フリード社長は、「ナノ・ディメンションは今後もアメリカ市場での勢力拡大を目指します。特にアメリカの防衛セクターを非常に重視しています。最先端のユーザーへの今回の販売は、我々のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションの魅力を最大限にデモンストレーションしてくれるでしょう」とコメントしている。 ナノ・ディメンションは2012年設立のベンチャー企業。イスラエルのネス・ジオナに拠点を置き、PCB3Dプリンティング技術を用いて電子基板製造用3Dプリンタードラゴンフライ20203Dプリンターを製造している。
掲載日:2018年8月31日:アメリカ海兵隊が500平方フィートのコンクリート建物を3Dプリンターで建設
アメリカ海兵隊が500平方フィートのコンクリート建物を3Dプリンターで建設アメリカ海兵隊が500平方フィート(約46平方メートル)のコンクリート建物を3Dプリンターで建設した。建設にかかった時間は40時間だったという。 アメリカ軍ではこれまで簡易建物を木で建設していたが、平均で5日かかっていた。建設3Dプリンターを活用することで建設時間を半分以下に削減できることになる。 建設3Dプリンターにはコンクリートミキサーからコンクリートが送られ、建設3Dプリンターのノズルを通じて積層造形される。コンクリートミキサーには人の手を使ってコンクリートが供給されるが、その工程を自動化すれば建設時間をさらに削減することができるとしている。 プロジェクトを率いたマシュー・フリーデル大尉は、「戦場においては、特に最前線でバラックなどの簡易建物を建設するには大きな危険が伴います。兵士達にリスクを取らせて建物を建てさせるのではなく、建設3Dプリンターを使ってオンデマンドで建物を建設することは、海兵隊にとって大きなアドバンテージになります」とコメントしている。 アメリカ海兵隊では、建設3Dプリンターを自然災害の被災地における簡易住宅の建設などにも活用したいとしている。 建設3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっているが、軍隊のような大規模な組織が本格的に活用するケースは今回が世界初と見られる。
掲載日:2018年8月30日:シンガポールの南洋理工大学が建設用3Dプリンティング・コンクリートロボットを開発
シンガポールの南洋理工大学が建設用3Dプリンティング・コンクリートロボットを開発シンガポールの南洋理工大学が、建設用3Dプリンティング・コンクリートロボットを開発し、話題になっている。 南洋理工大学が開発したのはアーム型の3Dプリンティング・コンクリートロボット。一般的な建設用3Dプリンターは、固定されたフレーム内でがノズルを移動させてコンクリートを積層するタイプが多いが、南洋理工大学のロボットは、アームを移動させてコンクリートを積層する。アームが設置されたベースも移動式で、アームとベースが自由に移動して建設する仕組み。 アームにはホースが取り付けられ、別の場所に設置されたミキサーコンクリートコンテナからポンプを通じてコンクリートが送られる。また、アームとベースの操作はリモートで行う。 アームとベースが自由に移動するため、造形できる建物のサイズは相当スケーラブルになったと南洋理工大学の関係者はコメントしている。 ロボットは現在評価フェーズにあり、南洋理工大学では今後、人や障害物をセンサーで探知してプリントを安全に中断させる機能なども搭載してゆきたいとしている。 現在世界各地で建設用3Dプリンターの開発が行われているが、移動式の建設用3Dプリンティングロボットが開発されたのは今回が初と見られる。
掲載日:2018年8月29日:コーディー・ウィルソン氏が3Dプリント銃の3Dモデルの販売を開始
コーディー・ウィルソン氏が3Dプリント銃の3Dモデルの販売を開始世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を開発したアメリカのコーディー・ウィルソン氏が、自身のウェブサイトで3Dプリント銃の3Dモデルの販売を開始すると発表した。 現地時間の先週火曜日に同氏が明らかにしたところによると、同氏はすでに400件の事前注文を受けているという。価格は最低1セントの任意で、アメリカに居住する人であれば誰でも購入できるとしている。 ウィルソン氏は3Dプリント銃の3Dモデルの公開をめぐり、長らく米国国務省と対立してきた。同氏と国務省とはこれまでに和解し、同氏は8月から3Dモデルの公開を再開していた。ところが、これまでにワシントン州などの全米19の州で3Dモデルの公開を禁止する命令が出されている。 ほとんどの禁止命令は、ウィルソン氏に3Dモデルの「インターネットでの公開」を禁じるものだが、ウィルソン氏はインターネットに3Dモデルを「アップロード」せず、メールや郵送などの方法で3Dモデルを購入者に送付するとしている。 今回のウィルソン氏の行動が禁止命令に違反するかについては、専門家の間でも意見が分かれている。一方で、ウィルソン氏は今後予想される同氏への提訴に備え、賛同者から支援金を募る活動を開始するとしている。
掲載日:2018年8月28日:シンタビアがフロリダのハリウッドに大型3Dプリンティングファクトリーを開設
シンタビアがフロリダのハリウッドに大型3Dプリンティングファクトリーを開設フロリダに拠点を置くサービスビューローのシンタビア(Sintavia)が、フロリダのハリウッドに大型3Dプリンティングファクトリーを開設し、話題になっている。 シンタビアは昨年大型3Dプリンティングファクトリーの開設を発表、昨年12月から工事が始まっていた。完成した3Dプリンティングファクトリーは、シンタビアの新ヘッドクォーターとしても機能する。 工費は全体で2千万ドル(約22億円)。SLMソルーションズの280HLツイン・レーザープリンター、コンセプトレーザーのM2レーザープリンター、アーカムのQ20プラス・エレクトロン・ビームプリンター、EOSのM400-1およびM290レーザープリンターなどの、最新のハイエンドメタル3Dプリンターを広く揃えている。 また、近々にEOSの最新シリーズのM400-4プリンターと、トライアンフのTruprint3000シリーズも導入するという。なお、トライアンフのプリンターが導入されるのは、北米では初のケースとなる。 シンタビアは2015年設立、NADCAP(National Aerospace and Defense Contractors Accreditation Program:アメリカ航空防衛関連事業者認定プログラム)の認証を受けた初のサービスビューロー。これまでに航空宇宙分野を中心に急速に事業を拡大してきている。
掲載日:2018年8月27日:SLMソルーションズが新ヘッドクォーターを開設
SLMソルーションズが新ヘッドクォーターを開設ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、新ヘッドクォーターを開設した。 ドイツのリューベックに開設された新ヘッドクォーターは25,000平方メートルの大きさで、旧ヘッドクォーターより56%面積が増加する。350名の従業員が常駐し、顧客サポート用アディティブ・マニュファクチャリング・アプリケーション・テクノロジー・センターも併設されるという。 また、実機を備えたユーザー用クラスルームや、換気システムつきのフィニッシュルームも用意され、オンサイトでのトレーニングやコンサルティングも提供される。 新ヘッドクォーターの開設についてSLMソルーションズのコマーシャル・ディレクターのダニエラ・ウェードマイヤー氏は、「我が社のスタッフのための現代的で最新のワークステーションを準備することができました。今後の成長に合わせて、さらに拡張する十分なスペースも用意しています」とコメントしている。 SLMソルーションズは、ドイツのリューベックに拠点を置く老舗メタル3Dプリンターメーカー。2016年にGEによる買収の働きかけがあったが、SLMソルーションズの株主の意向により否決されていた。SLMソルーションは、全世界のハイエンドメタル3Dプリンター市場の25%程度のシェアを持っているとされる
掲載日:2018年8月26日:ニンジャボットがジャパンDIYホームセンターショウ2018に出展
ニンジャボットがジャパンDIYホームセンターショウ2018に出展静岡市に拠点を置く3Dプリンターメーカーのニンジャボットが、昨日までの3日間幕張メッセで開催されていたジャパンDIYホームセンターショウ2018に出展した。 ニンジャボットが展示したのは最近販売を開始した小型デスクトップ3Dプリンターの「ニンジャボット・コペン」と「ニンジャボット・クッキー」の二機種。「ニンジャボット・コペン」は本体サイズ20㎝角の小型3Dプリンターで、アメリカのキックスターターで大ヒットとなったM3Dをベースに独自の改良を加えたもの。シンプルに操作でき、メンテナンスしやすいのが特徴となっている。 「ニンジャボット・クッキー」は、「ニンジャボット・コペン」をベースに開発された、クッキー型製造専用ソフトが付いた3Dプリンター。アイシングクッキー教室大手「リトルミイ」を主宰するカツマタ・ケイコ氏が監修している。従来のアルミ型よりも精巧なクッキー型を、自由なデザインで簡単に製造できるという特徴がある。 来場者の反応についてニンジャボットの佐藤社長は、「ニンジャボット・クッキーに対しては、男性よりも女性の反応の方がよかったです。特に、かわいいもの、おしゃれなものが好きそうな小学校高学年の女の子の反応が良く、大きな興味と関心を示していました」とコメントしている。 ジャパンDIYホームセンターショウは日本最大クラスのDIY関連展示会。幕張メッセで毎年開催され、開催期間中合計で10万人以上の来場者を迎えている。
掲載日:2018年8月25日:ストラタシスが価格7万ドルのカーボンファイバー3Dプリンターをリリース
ストラタシスが価格7万ドルのカーボンファイバー3Dプリンターをリリースアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、価格7万ドル(約770万円)のカーボンファイバー3Dプリンター「Fortus380mcカーボンファイバー・エディション」をリリースした。従来のストラタシスのカーボンファイバー3Dプリンターに比べ、価格が五分の一に引き下げられた。 Fortus380mcカーボンファイバー・エディションのリリースについてストラタシスの営業担当シニア・バイスプレジデントのパット・ケアリー氏は、「我が社のお客様はカーボンファイバー3Dプリンターへのより簡単なアクセスを求められています。信頼できる工業品質の3Dプリンターを手ごろな価格で求めておられるのです」とコメントしている。 Fortus380mcカーボンファイバー・エディションではナイロン12CFとASAサーモプラスチックの二種類の素材のみ利用できる。ナイロン12CFはカーボンファイバーが35%含まれている合成素材。利用できる素材を二種類に限定したことで低価格化を実現している。また、水溶性のサポート素材も利用できる。 カーボンファイバーは軽量で高い耐久性を持つことから、自動車用部品などの製造で多く使われるようになってきている。低価格のカーボンファイバー3Dプリンターがリリースされたことで、需要を大きく刺激すると業界関係者は予想している。
掲載日:2018年8月24日:イタリアのメーカーが中国のメガファクトリーで3Dプリント電気自動車の生産を開始
イタリアのメーカーが中国のメガファクトリーで3Dプリント電気自動車の生産を開始イタリアのメーカーのXEVが、中国・江蘇省のメガファクトリーで3Dプリント電気自動車の生産を開始する。 生産されるのはLSEVと名付けられた二人乗りの小型電気自動車。中国の3Dプリンター用ポリマー・フィラメントメーカーのポリメーカーと共同で開発したポリマーを素材に、ほぼすべての部品を3Dプリンターで製造する。また、LSEVの主要部品は57点で構成され、従来型の自動車製造方法よりも大幅に製造時間を削減できるという。 3Dプリンターで製造された部品はバキューム・ラミネーションと呼ばれる後処理がなされ、積層造形で生じたすきまを埋めて強度を確保するとともに、塗装が施される。 XEVはこれまでに15台のLSEVを製造し、安全性テストなどを繰り返している。同社はすでに5000台のLSEVをイタリア郵便局から受注しているが、一般用LSEVの製造は今のところ予定されていないという。 LSEVの価格は1万ユーロ(約125万円)で、将来的にはオンラインで注文できるようになる見込み。 3Dプリント自動車はアメリカのローカルモーターズがすでに製造しているが、5000台もの数の3Dプリント自動車が製造されるのは世界初と見られる。
掲載日:2018年8月23日:スマートテックアナリスト会議がマサチューセッツ州で開催
スマートテックアナリスト会議がマサチューセッツ州で開催スマートテックアナリスト会議が、来月9月27日にマサチューセッツ州ウォルサムで開催される。アディティブ・マニュファクチャリングなどに特化した出版社スマートテックマーケッツ・パブリッシングが主催する。 会議ではアディティブ・マニュファクチャリング関連の最新情報や、3Dプリンターのトレンド分析などが共有される見込み。会議にはスマートテック・パブリッシングの既存客に加え、3Dプリンターメーカー、3Dプリンター用素材メーカー、3Dプリンターユーザーなども多数参加するという。 会議の議題にはメタル3Dプリンターの現状や、3Dプリンター用素材に関するテーマが選ばれている。また、医療や歯科医療における3Dプリンティング技術の動向、航空宇宙・自動車、エネルギーなどの業界における3Dプリンター活用事例、また、サービスビューローにおける3Dプリンターの利用動向なども紹介されるという。 プレゼンテーターにはスマートテックマーケッツ・パブリッシングのローレンス・ガスマン社長に加え、同社リサーチ担当副社長スコット・ダンハム氏らも登壇する。 会議への参加費用は一人695ドル。オンラインでの事前申し込みを行うと100ドルの割引が受けられる。事前申し込みはスマートテックマーケッツ・パブリッシングの専用サイトから行える。
掲載日:2018年8月22日:香港の低コストSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始から30分で調達目標に到達
香港の低コストSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始から30分で調達目標に到達香港の低コストSLA3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始から30分で調達目標に到達し、話題になっている。 キックスターターキャンペーンを開始したのは香港のスパークメーカー。第二世代となるスパークメーカーSLA3Dプリンターはキックスターターで199ドル(約22,000円)で販売され、調達目標の5万ドル(約550万円)にキャンペーン開始からわずか30分で到達した。同キャンペーンは現在、キャンペーン終了まで34日を残し、621人のバッカーから 14万2千ドル(約1,568万円)を集めている。 スパークメーカーSLA3Dプリンターは最大61.8 x 110 x 125 mm の造形サイズを持つSLA3Dプリンター。用途に応じて四種類の樹脂が利用できる。また、五種類の顔料も提供されている。3DモデルのデータはSDカード、Bluetooth、または専用のスマートフォンアプリでやりとりする。 スパークメーカーは昨年も第一世代のスパークメーカーSLA3Dプリンターをキックスターターで販売し、これまでに5千台以上を販売している。スパークメーカーでは、スパークメーカーSLA3Dプリンターの出荷を今年11月から開始するとしている。
掲載日:2018年8月21日:アメリカ軍が3DプリンターでF35戦闘機の部品を製造
アメリカ軍が3DプリンターでF35戦闘機の部品を製造アメリカ軍が3DプリンターでF35戦闘機の部品を製造し、話題になっている。 部品を製造したのはメリーランド州のアメリカ海兵隊戦時兵站補給局のチーム。F35戦闘機のランディングギアに付随しているドアの部品を3Dプリンターで製造したという。 製造を担当したサム・プラット氏によると、部品は通常購入すると1点当たり7万ドル(約770万円)の費用がかかるが、3Dプリンターで製造することでコストをわずか9セント(約10円)にまで下げることができたという。なお、製造に使われたのは一般に売られているFDM方式のデスクトップ3Dプリンターで、素材はPETGが使われたという。 プラット氏は、アメリカ軍は3Dプリンターの活用拡大を目指していて、現時点で85点から90点の部品を3Dプリンターで製造することが許可されているという。また、アメリカ空軍もユタ州のヒル空軍基地に3Dプリンターを導入し、F35戦闘機の部品製造に活用するとしている。 3Dプリンターはオンデマンドで必要な数だけ部品製造ができるため、航空機などの部品製造と極めてフィットするとされる。関係者の多くは、今後軍での3Dプリンターの利用が確実に拡大すると見ている。
掲載日:2018年8月20日:コンツアー・クラフティングが米国防省から簡易住宅建設用3Dプリンター開発契約を受注
コンツアー・クラフティングが米国防省から簡易住宅建設用3Dプリンター開発契約を受注ロサンゼルスに拠点を置く建設3Dプリンター開発のコンツアー・クラフティングが、米国防省から簡易住宅建設用3Dプリンター開発契約を受注した。契約は7月25日から有効で、契約金額は300万ドル(約3億3千万円)となっている。 コンツアー・クラフティングが開発するのは災害時などに使われる簡易住宅を建設するためのロボット型建設3Dプリンター。コンクリートを素材に、積層方式で住宅を建設する。 契約締結についてコンツアー・クラフティングのウェブサイトは、「本契約による建設3Dプリンターの開発プログラムの結果は、災害復旧などの現場に極めて大きな影響を与えることになるでしょう。効率的で、安全で、持続可能な住宅を短期間で建設できるようになるのです」とコメントしている。 コンツアー・クラフティングは2015年設立。南カリフォルニア大学で長年建設3Dプリンターの研究を行っているベローク・コシュネヴィス教授が設立した。コシュネヴィス教授は、コンツアー・クラフティングのCEOも兼務している。 最近台頭著しい建設3Dプリンターについてコシュネヴィス教授は、「建設3Dプリンターは静かに人気を増しているが、現時点において建設の世界での主流とはなっていない。建設にはコンクリート以外に木材、鉄などの素材や部品も使われる。建設3Dプリンターがそれらを完全にリプレースする状況にはまだ至っていない」と説明している。
掲載日:2018年8月19日:フォームラブズが3Dプリンティングのウェビナーを開催
フォームラブズが3Dプリンティングのウェビナーを開催米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、来月に3Dプリンティングのウェビナーを開催する。「SLA3Dプリンティングのワークフロー:堅牢なエンジニアリング素材を使って高度な受容性を獲得する法」と名付けられたウェビナーは、アメリカ東部時間の9月18日13時から開催される。 ウェビナーではステレオリソグラフィーの基本と、フォームラブズのデスクトップ3Dプリンター「フォーム2」を使った3Dプリンティング技術の基本が解説される。また、製品のコンセプトメイキングから最終的なプリントまでのワークフローが、各フェーズごとに詳しく紹介される。 講師はフォームラブズのチャネル・アプリケーション・エンジニアのケビン・ゴウティエ氏が務める。同氏はフォームラブズでチャネルパートナーのトレーニング責任者として勤務している。 フォームラブズは、これまでに3Dプリンティング技術に関する白書などを公開しているが、3Dプリンティング技術についてのウェビナーを開催するのは今回が初とみられる。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。
掲載日:2018年8月18日:ヨーロッパの小売業者の73%が3Dプリンターに前向きな評価
ヨーロッパの小売業者の73%が3Dプリンターに前向きな評価ヨーロッパの小売業者の73%が、3Dプリンターに前向きな評価をしていることが明らかになった。 リコーヨーロッパがヨーロッパ圏内の791の小売業者に対して行った調査によると、対象となった小売業者の84%が顧客が納期の短縮を求めており、74%がよりパーソナライズされた製品を求めていると答えた。また、68%が3Dプリンティング技術が自社のビジネスの差別化に活用できると答えた。 また、68%が今後二年以内に3Dプリンターを実際に導入すると答えており、60%が3Dプリンターがプロダクトライフサイクルの短縮に活用でき、73%が3Dプリンターが自社ビジネスの市場拡大にプラスの効果をもたらすと答えた。 リコーヨーロッパのデヴィッド・ミルズCEOは、「今日のモバイル時代においては、顧客に適時に正しい製品を供給することが極めて重要です。ブリック・アンド・モルタル型の小売業者は、オンデマンド化とパーソナライズ化でネットの強豪と対決しようとしています。小売店の閉鎖が日常化する中、先進的な小売業者は3Dプリンターへ活路を見出し、新たな購買経験を提供して顧客のロイヤリティを確保しようとしているのです」とコメントしている。
掲載日:2018年8月17日:マサチューセッツ工科大学がオンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催
マサチューセッツ工科大学がオンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催マサチューセッツ工科大学(MIT)が、オンラインのアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催する。講座は現地時間の10月1日から11週間に渡って開催される。 「革新的デザインと生産のためのアディティブ・マニュファクチャリング」と題された講座は、MITの機械工学部ジョン・ハート教授が開発したもので、アディティブ・マニュファクチャリングに関心を持つビジネスマンやエンジニアを対象にしたもの。受講料は1,950ドル(約214,500円)で、グループディスカウントも提供されるという。 受講者はCADソフトを使ったプロダクトデザインを学ぶほか、ポリマー、メタルなどの素材に応じた3Dプリンティング技術をの基本なども学ぶ。また、アディティブ・マニュファクチャリングによるモノづくりのプロダクトライフサイクル全般についても学ぶ。 各講座ではハート教授に加え、MIT電子工学部のステファニー・ミューラー准教授や、ウォジュシエック・マツシキ准教授なども教鞭を振るう。 3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリングに関するオンライン講座は過去にも開催されているが、11週間の本格的な講座が開催されるのは珍しい。 受講手続きはMITのxProサイトから行える。
掲載日:2018年8月16日:アレフ・オブジェクトが超小型造形用エクストルーダーをリリース
アレフ・オブジェクトが超小型造形用エクストルーダーをリリースコロラド州に拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のアレフ・オブジェクトが、超小型造形用エクストルーダー「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」をリリースした。「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」は、アレフ・オブジェクツの小型デスクトップ3Dプリンター「Lulzbotミニ2」に搭載される。 「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」は0.25mmサイズのノズルを搭載したホットエンド・エクストルーダーで、イギリスに拠点を置くエクストルーダーメーカーのE3Dが開発した。 「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」について、アレフ・オブジェクツの製品スペシャリストのアダム・ストレイト氏は、「レゾルーションと仕上がりの滑らかさという点で、この新しいヘッドはとても驚異的です。このエクストルーダーは、我々のプリンターに最上級のプリント品質をもたらしてくれるでしょう」とコメントしている。 アレフ・オブジェクツは、「LulzbotアエロストルーダーV2マイクロ」を搭載したLulzbotミニ2の販売を今年9月から開始するとしている。また、今月12日から16日までカナダのバンクーバーで開催されるSIGGRAPH展示会ででも気を展示するとしている。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2018年8月15日:アメリカの対中国関税によりフィラメントの価格が上昇か
アメリカの対中国関税によりフィラメントの価格が上昇かアメリカが計画している対中国関税により、ABSやPLAなどの3Dプリンター用フィラメントの価格が上昇する可能性が高いと業界関係者が噂している。 トランプ政権は現在、中国からの特定の輸入品に25%の関税を課す計画を立てているが、ポリマー原料やモノフィラメント原料も関税品リストに含まれている。アメリカで流通している3Dプリンター用フィラメントのほとんどは中国からの輸入品であり、関税が直接価格上昇につながる可能性がある。 一方で、関税による価格上昇の懸念から、中国側での出荷価格が低下し、関税分の値上がりを吸収すると見る向きもある。実際のところ、ABSなどのフィラメントはアメリカ市場でも需要が安定しており、価格の上昇圧力は限定的だとする見方もある。特に、汎用品のABSやPLAのフィラメントは、Amazonなどでも価格が下落基調にある。 また、ナイロンやカーボンファイバー系フィラメントなどの高機能フィラメントの多くはアメリカ国内で製造されており、中国産フィラメントが値上げされた場合、中国製フィラメントを使用しているユーザーが、アメリカ製フィラメントへ切り替える可能性もある。 いずれにせよ、中国産フィラメントに関税が課される今後、アメリカ国内のフィラメント市場の様相が変わることは間違いないだろう。
掲載日:2018年8月14日:スカルプティオがウレタン・メタクリル樹脂の提供を開始
スカルプティオがウレタン・メタクリル樹脂の提供を開始フランスとアメリカで事業を展開しているフランスの大手サービスビューローのスカルプティオが、ウレタン・メタクリル(UMA90)樹脂の提供を開始した。 スカルプティオによると、ウレタン・メタクリル樹脂はナイロンPA12の基本特性とCLIP樹脂の滑らかなサーフェスを有しているのが特徴という。造形の仕上がりが滑らかで、造形後に研磨する事でさらに滑らかな仕上がりが得られるという。また強い耐久性から、製造業用冶具の製造や各種の試作品の製造に向いているとしている。なお、現時点では白と黒の二色のみ提供されている。 スカルプティオでは、3Dモデルのアップロードから最短で4営業日でプリントして出荷できるとしている。また、造形サイズは最大で141 x 79 x 330 mmとなっている。 スカルプティオはメタル3Dプリンター、SLA3Dプリンターなどのハイエンド3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを提供している。スチール、ステンレス、チタンなどの金属素材に加え、各種のエンジニアリングプラスチックなどの紫外線・光硬化樹脂などの樹脂素材など、各種の素材を幅広く提供している。また、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメイド眼鏡のオンデマンド製造サービスなども展開している。
掲載日:2018年8月13日:スリーディーシステムズがジョージフィッシャーの子会社と戦略提携契約を締結
スリーディーシステムズがジョージフィッシャーの子会社と戦略提携契約を締結アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、スイスの大手工作機器メーカーのジョージフィッシャーの子会社と、戦略提携契約を締結した。 契約によると、スリーディーシステムズとGFマシニング・ソルーションズは、素材管理システムやアディティブ・マニュファクチャリング技術関連のソフトウェアを共同で開発し、スマートファクトリーでのシームレスなワークフローの実現を目指すという。 戦略提携契約の締結について、ジョージフィッシャーのイヴス・セラCEOは、「二つの業界リーダーによる新たなパートナーシップの締結にエキサイトしています。スリーディーシステムズとGFマシニング・ソルーションズのそれぞれの経験と専門性をを統合し、我々の顧客に3Dプリンティング技術をベースにした新たなソルーションを提供できるでしょう」とコメントしている。 ジョージフィッシャーは1802年設立のスイスの老舗企業。銅精錬工場として発足し、工業用コネクターの製造などで事業基盤を築いた。1900年代に入ると航空機用部品の製造や工作機械の製造にシフトし、巨大工業企業としての地位を確立した。日本でもジョージフィッシャー株式会社とGFマシニング・ソルーションズ株式会社の二社が事業を展開している。
掲載日:2018年8月12日:Facebookが3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除
Facebookが3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除世界最大のソーシャルメディアのFacebookが、3Dプリント銃製造関連のコンテンツを削除して話題になっている。 Facebookの判断は、先週アメリカ地方裁判所が出した3Dプリント銃の3Dモデル公開の差し止めを求める暫定命令を受けたものと見られる。3Dプリント銃を開発したコーディー・ウィルソン氏の3Dモデル公開再開を違法として、9の州が同様の暫定命令を出している。 Facebookの広報担当者は、「3Dプリンターを使って銃を製造する方法を公開することは、Facebookのコミュニティ基準において認められることではありません。我々は我々のポリシーにしたがって、そのようなコンテンツをFacebookから削除してゆきます」とコメントしている。 いずれにせよ、3Dプリント銃を開発したコーディー・ウィルソン氏のサイトでは、未だにAR-15ライフルなどの3Dプリント銃の3Dモデルが公開されている。Facebookでは、Facebookからのそうしたサイトへのリンクも削除し、仮にリンクがクリックされてもエラーがでるような処置を施すとしている。 3Dプリント銃の3Dモデル公開については、アメリカでも世論を二分する議論になっている。3Dプリント銃の3Dモデル公開禁止を求める声も依然と多く、議論は今後も激しさを増してゆくと思われる。
掲載日:2018年8月11日:エアウルフ3D、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリース
エアウルフ3D、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリース米カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、大型FDM3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・センターEVO22」をリリースした。 EVO22は前シリーズのEVOをベースに設計され、造形サイズを305 mm x 305 mm x 578mmに拡大した。二つのチェンバーヒーターとヒートベッドを内蔵し、ヒートベッドは最大160℃まで対応、エンジニアリングプラスチックなどの各種の高機能フィラメントに対応している。 また、ノズルの最大溶融温度は315℃。ノズルのサイズは標準で0.8mmだが、オプションで0.5mmまたは0.3mmを選択できる。フィラメントは通常のABSなどに加え、PC、PP、ナイロン、TPE、TPUなどが利用できる。なお、フィラメントのサイズは2.85mmとなっている。 EVO22の価格は11,995ドル(約131万5千円)。エアウルフ3Dまたは販売代理店から購入できる。エアウルフ3Dは、EVO22の出荷を9月から開始するとしている。 エアウルフ3Dは弁理士だったエリック・ウルフ氏が2011年に設立、Axiomシリーズなどのデスクトップ3Dプリンターをリリースしてきている。
掲載日:2018年8月10日:ニュージーランド航空が地元の3Dプリント企業と共同で航空機部品の製造テストを開始
ニュージーランド航空が地元の3Dプリント企業と共同で航空機部品の製造テストを開始ニュージーランド航空が、地元の3Dプリント企業ゼニス・テクニカと共同で航空機部品の製造テストを開始する。 ゼニス・テクニカはニュージーランドのノースショアに拠点を置く3Dプリント企業。アーカムのチタン・メタル3Dプリンターを使い、航空宇宙などの領域で各種のパーツを製造している。同社はこれまでに、人工衛星用部品の製造も手がけているという。 ニュージーランド航空は、2016年からFDM方式の3Dプリンターを使い、ポリマーを素材にキャビンコンポート用部品などの製造を行っている。ニュージーランド航空のチーフ・オペレーション・オフィサーのブルース・パートン氏は、今後はプラスチック以外の様々な新しい素材を使ってゆきたいとコメントしている。 ニュージーランド航空はまた、オークランド大学・ヴィクトリア大学と共同で3Dレーザースキャナーを使って航空機内用部品をデザインするプロジェクトも行っている。3Dスキャナーと3Dプリンターを使って航空機内用部品をオンデマンドで製造する事で、製造コストと製造時間を大きく下げることが可能になると期待されている。 航空機用部品を3Dプリンターで製造するプロジェクトは、エアバスやボーイングなどの航空機メーカーが中心となって展開されている。ニュージーランド航空のように、航空会社が単独で行うケースは非常に珍しい。
掲載日:2018年8月9日:デジタル・アロイズがシリーズB投資で1290万ドルの資金調達に成功
デジタル・アロイズがシリーズB投資で1290万ドルの資金調達に成功米マサチューセッツ州バーリントンに拠点を置くメタル3Dプリンター開発スタートアップ企業のデジタル・アロイズが、シリーズB投資で1290万ドル(約14億1900万円)の資金調達に成功した。 投資したのはG20ベンチャーズを筆頭とするベンチャーキャピタル・シンジケート。ボーイング傘下のボーイング・ホライズンXベンチャーズや、リンカーン・エレクトリック、コースラ・ベンチャーズなども含まれているという。なお、コースラ・ベンチャーズはシリーズA投資で同社に既に500万ドル(約5億5千万円)出資している。 デジタル・アロイズは2017年設立。独自開発したジュールプリンティング・マルチマテリアル・メタル3Dプリンターを開発している。同社のメタル3Dプリンターは一般的なSLSメタル3Dプリンターのようにメタルパウダーを使わず、素材そのものを溶融して造形する。デジタル・アロイズによると、同社のメタル3Dプリンターは、従来のメタル3Dプリンターよりも高速で低コストで造形が可能としている。 ボーイングは既に自社の航空機の製造に6万点もの3Dプリント部品を利用している。ボーイングが傘下のベンチャーキャピタルを通じてデジタル・アロイズに投資したことで、航空機用部品の製造に3Dプリンターを活用する機会を増やす目論見があると、業界関係者は推測している。
掲載日:2018年8月8日:アンダーアーマーがレイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造
アンダーアーマーがレイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造ボルチモアに拠点を置くアメリカのスポーツシューズメーカーのアンダーアーマーが、米プロフットボール(NFL)名球会選手レイ・ルイスのレプリカスニーカーを3Dプリンターで製造し、話題になっている。 3Dプリンターで製造されたスニーカー「アーキテック・フューチャリスト・シューズ」は、現地時間の先週土曜日にオハイオで開催された名球会の入会記念式で披露された。「ダイナミック・ラティス・ネットワーク」と名付けられたデザインのスニーカーは、アンダーアーマーのボルチモア工場に設置されたSLS3Dプリンターで製造された。 アーキテック・フューチャリスト・シューズは1ペア300ドル(約33,000円)で、アンダーアーマーのウェブサイトで販売される。上部にジッパーが装着するタイプで、ミッドソールも3Dプリンターで製造される。 レイ・ルイスはマイアミ大学とボルチモア・レイヴンズで活躍した名ラインバッカー。NFLを代表する名選手で、第35回スーパーボウルでは、ミドルラインバッカーとして初めて最優秀選手賞を受賞している。2013年に現役を引退後は、自らの名前を冠したボランティア団体を設立し、恵まれない子供達を支援する活動などを展開している。また、障碍者のためのスポーツ振興にも積極的に参加している。
掲載日:2018年8月7日:IDCが全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル規模に拡大と予想
IDCが全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル規模に拡大と予想市場調査会社のIDCが、全世界の3Dプリンティング関連市場が2022年までに230億ドル(約2兆5300億円)規模に拡大すると予想したレポートを発表した。 レポートによると、3Dプリンター本体、3Dプリンター用素材、3Dプリンター関連ソフトウェア、3Dプリンター関連サービスなどの市場は今後年率18.4%の成長率で成長を続け、2022年に同規模に拡大するとしている。 IDCのリサーチマネージャーのマリアンヌ・ダクイラ氏によると、世界の3Dプリンティング市場は、古くから3Dプリンターが使われてきている航空宇宙や自動車などの業界以外で拡大する可能性が高いとしている。また、分野では3Dプリンティング関連サービスと小売りが高い成長を続け、2022年までに10憶ドル(約1100憶円)規模に拡大するとしている。 市場シェアは3Dプリンター本体と3Dプリンター用素材が全体の三分の二を占めている一方、3Dプリンティング用ソフトウェアが今後シェアを拡大するとしている。 3Dプリンターの用途では試作品製造、完成品製造のウェイトが高く、全体の45%を占めるとしている。 国・地域ではアメリカが2019年時点で540億ドル規模を占め、EUが400億ドルで続くとしている。アメリカとEUだけで全世界の市場の三分の二を確保するとしている。 また、中国の市場も拡大し、アメリカ、EUに続いて三位につくとしている。
掲載日:2018年8月6日:イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発
イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発イギリスの企業がFDM3Dプリンター用PAEKフィラメントを開発した。 開発したのは3Dモデルマーケットプレイス運営のE3Dオンラインと、ランカシャーに拠点を置く高機能ポリマーメーカーのビクトレックスの二社。PAEKフィラメントを開発するのは世界初と見られる。 PAEKはビクトレックスが開発した高機能ポリアリルエーテルケトン製品のひとつ。軽量で高い強度を持つため、各種の産業分野で幅広く活用されている。PAEKフィラメントのリリースについてE3Dオンラインのヘッドエンジニア・ロリー・ヤング氏は、「PAEKは、特に航空宇宙産業において極めて破壊的な存在になる可能性を有しています。高い強度と耐化学性は、既存のアルミニウム部品などをリプレースする可能性があります。また、PAEKはコスト的にも十分な優位性を有しています」とコメントしている。 ビクトレックスは、PAEKフィラメントの製造に二年をかけ、各種の改良を施したという。また、PAEKフィラメント製造プロジェクトには、エアバスグループ、エクスター大学アディティブ・レイヤー・マニュファクチャリング研究所なども参加したという。 なお、PAEKフィラメントは9月25日と26日にバーミンガムで開催されるTCTショーで展示される予定。
掲載日:2018年8月5日:Venturi3Dが3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始
Venturi3Dが3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始米フロリダ州クリアウォーターに拠点を置く新興3DプリンターメーカーのVenturi3Dが、3Dモデル内蔵型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始した。 同社が開発した3Dプリンター「Venturi3D」は4色フィラメント対応のマルチマテリアルタイプの3Dプリンターで、すぐにプリント出来る1,000種類の3Dモデルを内蔵している。キックスターターキャンペーンでは、現時点で36人のバッカーから10,537ドル(約1,176.681円)の資金を集めている。なお、キックスターターでの販売価格は、アーリーバード特別価格で1台999ドル(約11万円)となっている。 内蔵された3Dモデルは「音楽」「教育」「ツール」「玩具」「アート」などのカテゴリに分類され、いずれもタッチパネルから選択可能。3Dモデルを選択し、「プリント」のアイコンをクリックするだけで自動的にプリントが始まるという。 「Venturi3D」を開発した理由について、同社の共同創業者のクリストファー・レーン氏は、「現在の3Dプリンター市場は無数の低価格3Dプリンターによって停滞を余儀なくされています。いずれもホットサーフェスが露出していたりと、安全性に問題があります。さらに、そうした低価格3Dプリンターは、必ずしも簡単に扱えません。我々は、そうした現状を打開し、業界を新しい方向へ導くための3Dプリンターを開発したのです」とコメントしている。
掲載日:2018年8月4日:リーボックが3Dプリントシューズの製造を開始
リーボックが3Dプリントシューズの製造を開始米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くシューズメーカーのリーボックが、3Dプリントシューズの製造を開始する。同社のロードアイランド工場で製造を本格化する。 リーボックは2016年にドイツの化学企業BASFと共同で、3Dプリントシューズのプロトタイプの製造に成功していた。リキッドファクトリーと名付けられた工場で、300ペアのスニーカーシューズが製造され、いずれも注文受付開始から数時間で完売していた。 3Dプリントシューズの製造工程では型を使わないため、デザインの変更が容易に行える。3Dプリントシューズは、基本的にはユーザーそれぞれの足に合わせてカスタムメイドされる。また、3Dプリントシューズにはリバウンド・アウトソールが搭載され、通常のアウトソールよりも高い衝撃吸収性能を確保している。 プロトタイプの3Dプリントシューズの製造ではBASFから供給される原料に制限があり、製造数量が限定された。今回、BASFによる供給が定常化されたため、フルプロダクション実現の運びとなった。 シューズ業界ではリーボック以外でも3Dプリントシューズの製造を始めている。ドイツのアディダスも、アメリカのハイエンド3Dプリンターメーカーのカーボンと共同で3Dプリントシューズの製造を開始している。
掲載日:2018年8月3日:フォームラブズが1500万ドルの資金調達に成功、ジェフ・イメルトが取締役に就任
フォームラブズが1500万ドルの資金調達に成功、ジェフ・イメルトが取締役に就任マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、ベンチャーキャピタルのニュー・エンタープライズ・アソシエイツから1500万ドル(約16憶5千万円)の資金調達に成功した。フォームラブズは今年初めにもシリーズC投資で3000万ドル(約33億円)の資金を調達しており、同社が調達した資金の総額は1億ドル(約110億円)を超えた。 また、フォームラブズは、ジャック・ウェルチの後任として長らくGEのCEOを務めたジェフ・イメルト氏が同社の取締役に就任したと発表した。 フォームラブズは年率100%程度の成長率で成長を続け、現在は500人のスタッフで北米市場を中心にヨーロッパ、アジア市場に製品を供給している。同社のSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」シリーズは、デスクトップSLA3Dプリンターとしては最大の市場シェアを確保している。SLA3Dプリンターに加え、同社はデスクトップSLS3Dプリンターや、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂も製造している。 フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学メディアラボの研究者らが中心となって設立された。フォームラブズはデスクトップSLA3Dプリンターのマーケットで最大のシェアを有している。
掲載日:2018年8月2日:米国連邦地裁が3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令
米国連邦地裁が3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令米国務省と和解し、現地時間の8月1日から3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしていたアメリカの活動家コーディー・ウィルソン氏の活動にまったがかかった。ワシントン州などの8州が、ウィルソン氏と国務省の和解内容に問題があるとしてワシントン州連邦地裁に提訴、3Dプリント銃の3Dモデル公開に仮差止命令が出された。 3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる動きは他州でも広がり、ニューヨーク州はコーディー・ウィルソン氏率いる非営利団体ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内での3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる命令書を発布した。 ペンシルバニア州でも、ディフェンス・ディストリビュテッドに対し、同州内で3Dプリント銃の3Dモデル公開を行わないよう要請した。ディフェンス・ディストリビュテッドはそれに応じ、同州内からのアクセスをブロックすることに同意した。 コーディー・ウィルソン氏が開発した3Dプリント銃はプラスチックをベースにしており、一般的な金属探知機では探知が困難とされている。また、通常の銃火器のようにシリアルナンバーなども付けられてなく、さらに購入者のバックグラウンドチェックも必要ないなど、治安上の重大な問題があるとされている。3Dプリント銃の3Dモデル公開を禁じる機運は、今後もさらに広がる可能性がある。
掲載日:2018年8月1日:3Dルックが100万ドルのシードファイナンスを実施
3Dルックが100万ドルのシードファイナンスを実施アパレル業界用3Dボディースキャニング技術を開発しているアメリカのスタートアップ企業の3Dルックが、100万ドル(約1億1千万円)のシードファイナンスを実施した。調達した資金はコンピュータービジョン、AIなどの技術者の採用などに使われるとしている。 3Dルックは2016年設立。SAIA(Scanning Artificial Intelligence for Apparel:アパレル業界向けスキャニングAI)と呼ばれる独自のスキャニング技術を開発している。SAIAは、対象者の全体像を3Dスキャンし、スマートフォンアプリなどでVR化して活用するもの。Eコマースなどでの利用が期待されている。 SAIAはすでにKoviemなどのアパレル系スタートアップ企業に利用されている。Koviemは消費者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの服を製造していて、SAIAを利用することで売上が対前年比で20%増加したという。 3Dルックはこれまでにシードファイナンスで40万ドル(約4,400万円)を調達しており、同社がシードファイナンスで調達した資金の総額は140万ドル(約1億5,400万円)となった。 3Dルックに投資したベンチャーキャピタルの500スタートアップスのエニス・フリ氏は、「同社への投資のリターンレートは高く、Eコマース全体の拡大に合わせて同社の技術へのニーズは高まるでしょう。特に若い世代の消費者は、自分のベッドルームをドレッシングルームとして使い始めています」とコメントしている。
掲載日:2018年7月31日:オレゴン州のショッピングモールに3Dプリンターストアがオープン
オレゴン州のショッピングモールに3Dプリンターストアがオープン米オレゴン州のショッピングモール「ローグ・バレー・モール」に3Dプリンターストアがオープンし、地元の話題になっている。 3Dプリンターストア「Iプリント3Dスタジオ」を開いたのはロンとキャロライン・トリプレット夫妻。子供が学校で3Dプリンターの使い方を学び始めたことをきっかけに、自らも3Dプリンターに関わるようになったという。 店内にはメーカーボット・インダストリーズ。ロボ3Dなどの3Dプリンターや、フィラメント・消耗部品などの3Dプリンター関連商品が陳列されている。また、3Dモデルを持ち込むと店内で3Dプリントする出力サービスも提供している。 また、「ハンドゲーム制作」「ボットづくり」「ブラッシュボット制作」といった、小中高生向けの3Dプリンティング教室も店内で開催されている。 3Dプリンターストアを開いた理由についてロン・トリプレット氏は、「3Dプリンティング技術は、建設、ゲーム、ソフトウェアエンジニアリングなどの領域において重要な技術になるのは間違いないでしょう。それゆえ、子供達にこの世界に早くから関与してもらう必要性を覚えたのです。この店をきっかけに、子供達が未来のキャリアづくりの土台にしてもらえると嬉しいです」とコメントしている。 ローグ・バレー・モールはカリフォルニア州との州堺そばに位置する大型ショッピングモール。モールの営業時間は平日が10時から夜9時まで、日曜日が11時から夜7時までとなっている。
掲載日:2018年7月30日:チャック・シュマー米上院議員が3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明
チャック・シュマー米上院議員が3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明チャック・シュマー米上院議員(ニューヨーク選出・民主党)が、3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明している。先週開かれたプレスカンファレンスで表明したもので、先週発表されたコーディー・ウィルソン氏と米国務省による和解案に懸念を示している。 コーディー・ウィルソン氏は、2013年に世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」の3Dモデルをインターネットに公開、瞬く間に世界中に拡散させた。その後、米国務省がウィルソン氏に3Dモデルをインターネットから削除するよう要請し、両者の間で争いになっていた。今回の両者の和解により、ウィルソン氏は早ければ来月8月にも3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしている。 シュマー米上院議員は、「3Dプリント銃の3Dモデルが公開されることで、自宅に3Dプリンターがあれば、だれでもAR-15やAR-10といった非常に危険な半自動小銃を作る事が可能になってしまう」と、その危険性を指摘している。また、議員は3Dプリンター銃がプラスチックで作られることから、一般的な金属探知機で探知できないことの危険性についても懸念を表明している。 コーディー・ウィルソン氏による3Dプリント銃の3Dモデル公開は、アメリカ以外の国においても関心を呼び、世界的な議論を引き起こしている。
掲載日:2018年7月29日:Amazonが独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始
Amazonが独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始EC大手のAmazonが、独自ブランドの3Dプリンター用フィラメントの販売を開始する。アメリカ国内市場が対象で、ABS、PLA、PETGの三種類のフィラメントが提供される。 フィラメントは1.75mm径の1スプール1キログラムで、価格はいずれも19.99ドル(約2,200円)。5パックのセットが79.99ドル(約8,800円)で提供される。いずれも送料が別途必要。いずれも1年間の保証付きで、シール付きの保存用バッグも提供される。 フィラメントはいずれも現在プレオーダー中で、正式な注文受付は来月8月から開始される。 Amazonの会員制サイトのヴァイン・ヴォイス・レビュアーによると、AmazonのPETGフィラメントは5点満点中4.8点の高評価を得ているという。同サイトのトップ1000レビュアーのナード・アラート氏によると、AmazonのPETGフィラメントは「きわめて高品質で、使用上の問題点は特に見つからなかった」としている。 Amazonは5年前から3Dプリンター関連製品の取り扱いを開始している。現時点で、Amazonでは3Dプリンター本体を始め、各種のフィラメントや周辺機器、部品などの様々な製品が販売されている。アメリカでは、Amazonは3Dプリンター関連製品の主たる流通インフラとして機能し始めている。
掲載日:2018年7月28日:マテリアライズが3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造
マテリアライズが3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造ベルギーの3Dプリンター関連サービス・ソフトウェア開発のマテリアライズが、3Dプリンターでマンモスの実物大の骨格モデルを製造し、話題になっている。 マテリアライズは独自開発した大型SLA3Dプリンターを使い、ベルギーのリアー市で発見されたマンモスの骨格モデルを製造している。オリジナルの骨格モデルは1869年に発見され、ベルギー王立自然科学研究所に保管されている。3Dプリンターで製造された骨格モデルは、ひとつに組み立てられて今年10月から一般向けに展示されるという。 骨格モデルは全部で320点で構成される。すべての骨格は研究所のオリジナルモデルをスキャンして作られる。スキャンされたデータは、マテリアライズのマジックス・ソフトウェアを使って調整され、3Dプリンターに送られて造形されるという。造形された骨格モデルは後工程処理が施された後、塗料などで着色されて仕上げられるという。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。サービスビューローの事業に加え、アディティブ・マニュファクチャリング用の各種のソフトウェアも開発している。
掲載日:2018年7月28日:イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発
イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発イギリスの発明家が3Dプリンターで空飛ぶジェットスーツを開発し、世界的な話題になっている。 ジェットスーツを開発したのは発明家のリチャード・ブラウニング氏。背中と腕の部分に5つのマイクロジェットエンジンを搭載し、それぞれ推力を発して浮上する仕組み。スーツ全体の重さは27キログラムで、体の動きに合わせて飛ぶ向きなどを調整する。 なお、ジェットスーツの主要部品は3Dプリンターで製造されたという。 ブラウニング氏によると、ジェットスーツは最高時速90キロメートルで飛行可能だが、安全性を確保するために時速50キロメートル程度での飛行が推奨されているという。また、最高高度は3,650メートルまで上昇できるとしている。また、ジェットスーツの飛行時間は5-6分程度としている。 ジェットスーツは現在、ロンドンの老舗百貨店セルフリッジ・デパートメントストアで売りに出されていて、価格は34万ポンド(約5,100万円)。現時点では9機が売りに出されている。なお、ジェットスーツの購入者には、ジェットスーツの操作方法を教える講習がセットで提供されるという。 ブラウニング氏は今後もジェットスーツに改良を加え、エンジンの推力を強化して飛行時間を最大9分程度までに延ばしたいとしている。
掲載日:2018年7月26日:オーストラリアで3Dプリント銃の製造者が逮捕
オーストラリアで3Dプリント銃の製造者が逮捕オーストラリアのクイーンズランドで3Dプリント銃の製造者が逮捕された。現地紙のインディペンデントが現地時間の今週水曜日に伝えた。 報道によると、逮捕されたのは27歳の男性で、銃火器の所有、武器の不法製造などを含む12の罪により逮捕されたという。男性は3丁の3Dプリント銃を製造していた。3丁の3Dプリント銃はいずれも形状が違っており、警察は男性が様々なデザインを試していた可能性が高いと見ている。 3Dプリント銃とともに、偽造された運転免許証やクレジットカード、各種の違法ドラッグなども押収された。 アメリカでは先日、世界で初めて3Dプリント銃の製造に成功したコーディー・ウィルソン氏が国務省と和解し、禁止されていた3Dプリント銃の3Dモデルの公開が改めて認められることとなった。ウィルソン氏は、早ければ8月1日から3Dモデルの公開を再開するとしている。 一方、オーストラリアでは銃火器の所有が原則禁止されていると共に、3Dプリント銃の製造や3Dプリント銃の3Dモデルの公開も禁止されている。インターネットというボーダーレスな世界インフラが存在する中、オーストラリア政府が3Dプリント銃をどのように規制してゆくのか、世界中が注目している。
掲載日:2018年7月25日:シンガポール国立大学が二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表
シンガポール国立大学が二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表シンガポール国立大学が、二つの建設3Dプリントプロジェクトの立ち上げを発表した。同大学のアディティブ・マニュファクチャリング・センターが発表したところによると、プロジェクトの目的は建設3Dプリンティング技術を普及させ、エコシステムを構築することだという。 プロジェクトは、いずれもアジア地区で展開される予定という。 一つ目のプロジェクトは、建設3Dプリンターでトイレを製造するもの。インドなどでは公衆トイレの不足が問題になっているが、発展途上国におけるトイレ不足の解消を目指すとしている。センターによると、汎用的なトイレであれば、建設3Dプリンターでわずか5時間で製造できるという。また、従来の工法よりも、製造コストを25%削減できるという。 二つ目のプロジェクトは、建設3Dプリンターでバスルームユニットを製造するもの。一般的なバスルームユニットは鉄か木材で作られるが、プロジェクトではポリマーを使ってバスルームユニットを製造する。建設3Dプリンターを使う事で最大で1日に24台のバスルームユニットを製造できるという。 建設3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まってきているが、住宅そのものではなく、住宅用ユニットを建設3Dプリンターで製造するケースは珍しい。二つのプロジェクトが今後どのように展開するか、業界関係者の多くが注目している。
掲載日:2018年7月24日:スペイン初の3Dプリント住宅が完成
スペイン初の3Dプリント住宅が完成スペイン初となる3Dプリント住宅が完成し、話題になっている。 7メートル角、高さ5メートルのサイズの3Dプリント住宅を建設したのはスペインのビー・モア・3D社。バレンシアポリテクニック大学の敷地内に、大型のXL建設3Dプリンターを使って建設された。 3Dプリント住宅を建設したことについて、ビー・モア・3Dのヴィシャンテ・ラミレズCEOは、「基本的な構造部分は7時間から10時間程度でプリント出来ます。住宅として完成させるには、トータルで6週間から8週間程度かかります。コンクリートを素材に積層を積み重ねてプリントしますが、最終的にはコンクリートの壁になります。理論的には、もっと大きなサイズの建物をプリントする事も可能です」とコメントしている。 ビー・モア・3Dによると、建設3Dプリンターで住宅を建設する事で資材などを削減でき、従来の建設方法よりも最大で35%程度建設コストを削減できるという。 建設3Dプリンターで住宅を建設するプロジェクトは世界中で立ち上がっている。先月はフランスで、世界で初めて人が3Dプリント住宅に入居し、世界的な話題となった。また、人が実際に入居する3Dプリント住宅は、オランダでも建設されている。
掲載日:2018年7月23日:AREVOが3Dプリント自転車の販売を開始
AREVOが3Dプリント自転車の販売を開始カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くスタートアップ企業のAREVOが、3Dプリント自転車の販売を開始した。 AREVOの3Dプリント自転車はカーボンファイバー製のフレームで作られた電動アシスト自転車。生産は注文を受けてオンデマンド方式で行われる。 3Dプリント自転車の販売開始について、AREVOのジム・ミラーCEOは、「3Dプリント自転車の開発は、3Dプリンターを使って実際にオンデマンドでモノづくりができることを証明しています。しかもローコストで、製造プロセスそのものをローカライズできます。さらには製造時間も短縮できます」とコメントしている。 自動車をオンデマンドで製造する事業は、アリゾナ州に拠点を置くローカルモーターズが既に開始しているが、自動車よりも単価が安い自転車の製造を3Dプリンターでオンデマンドで行うのは、今回のAREVOのケースが初と見られる。 3Dプリンターによるオンデマンド・マニュファクチャリングは、在庫コストを含む製造コストを大きく削減できるため、今後も他の領域でも普及が進むと期待されている。特に、メタル系素材やカーボンファイバーなどを素材にする3Dプリンターの低価格化と性能向上が進むことが見込まれる今後、様々な領域での活用が進むと期待されている。
掲載日:2018年7月22日:プリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃
プリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃先日突然発表されたプリンターボットの事業停止に3Dプリンターコミュニティが衝撃を受けている。売上低迷により事業停止を余儀なくされたというプリンターボットの実情に、世界中の3Dプリンターユーザーがコメントを寄せている。 ソーシャルメディアに多くの3Dプリンター関連ツイートを投稿しているインフルエンサーのジョー・マイク氏も、プリンターボットの事業停止について「非常に悲しい日だ。私は今でもプリンターボットの3Dプリンターを利用している」とコメントしている。 また、オープンソースの3Dプリンターを世界中に拡散させるプロジェクト「レップラップ・プロジェクト」の創始者エイドリアン・ボウヤー教授も、「プリンターボットの事業停止を残念に思います。彼らは革新的な会社で、多くの優れたことを成し遂げてきました。多くの人が彼らを思い出すでしょう。(創業者の)ブルックと関係者に幸あれと祈ります」とコメントしている。 また、Twitterにもプリンターボットの事業停止を悲しむコメントが多数投稿されている。 レップラップベースのオープンソースの3Dプリンターを安価で販売するというプリンターボットの事業は、採算はともあれ、世界中に影響を及ぼすことには成功したといえる。プリンターボットの3Dプリンターは、今後はレップラップユーザーのコミュニティを中心に、引き続きオープンソースで伝承されてゆくものと思われる。
掲載日:2018年7月21日:BASFがマテリアライズに2,500万ドルを投資
BASFがマテリアライズに2,500万ドルを投資ドイツの大手化学企業のBASFが、ベルギーの3Dプリンティング企業のマテリアライズに2,500万ドル(約27億5千万円)を投資する。両社は共同で3Dプリンティング用素材やソフトウェアの開発を行い、共通のオープンビジネスモデルのフレームワークを構築するとしている。 「我々二つの会社には、お互いに補完しあう部分が多くあります。今回のコラボレーションは、新たなビジネスチャンスを構築するためのよりよいポジションをもたらすでしょう。マテリアライズのインフラストラクチャーは素晴らしく、3Dプリンティングのセクターにおいて我々の強みをさらに引き出してくれるでしょう」とBASF 3Dプリンティングソルーションのヴォルカー・ハメス取締役はコメントしている。 また、マテリアライズのフリード・ヴァンクラエンCEOは、「このコラボレーションが、既存の3Dプリンティング市場の成長を加速させ、新たな事業領域で様々なニュービジネスをもたらしてくれると確信しています」とコメントしている。 BASFは1865年設立、従業員数11万1千人を抱える世界有数の巨大企業グループ。各種の化学製品に加え、プラスチック、エネルギー関連製品、医薬品などを製造している。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2018年7月20日:プリンターボットが事業を停止
プリンターボットが事業を停止アメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボット(Printrbot)が事業を停止した。現地時間の昨日7月19日、プリンターボットの創業者ブルック・ドラム氏がウェブサイトで事業停止を発表した。 ブルック氏は、「プリンターボットは事業を停止しました。売上の低迷が困難な決断に至った理由です。長きにわたってこれまでにお会いしたすべての人に感謝を感謝を申し上げます」と短くコメントしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズなどと並ぶ老舗企業の一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。 一方で、業界関係者の中には、同社の経営方針が低価格戦略にこだわり過ぎていて、同社の収益性に問題があると指摘する者が少なくなかった。 プリンターボットの事業停止により、メイド・イン・アメリカの低価格3Dプリンターの一つが市場から姿を消すことになった。
掲載日:2018年7月19日:3Dハブズが2018年度第三四半期トレンドレポートを発表
3Dハブズが2018年度第三四半期トレンドレポートを発表世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのベンチャー企業3Dハブズが、2018年度第三四半期トレンドレポートを発表した。レポートは3Dハブズのネットワークに参加している全世界の6,000のサービスプロバイダーのデータを基に編集された。 期間中もっとも頻繁に使われた3Dプリンターはフォームラブズのフォーム2で、期間中14,517点の部品を製造した。また、フィラメントなどの素材でもっとも多く使われた色は黒で、全体の45%を占めた。 ユーザーによる評価がもっとも高かった3DプリンターはポーランドのゾートラックスM200で、評価の平均点は5点満点中4.87点だった。2位はLulzbotのTaz5 3Dプリンターだった。 工業用3Dプリンターでもっとも評価が高かったのはHPのジェットフュージョン42003Dプリンターで、本年度2回目の1位評価を獲得した。また、同期間中に同プリンターが製造した部品点数は6,500点で、前四半期から30%増加した。 3Dプリンターが最も多く設置されている都市はニューヨークで、ロンドンが続いた。ニューヨークとロンドンに設置されている3Dプリンターの数は、全体の30%に達した。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社が接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、一定の手数料を受け取る仕組み。同社は2014年9月に450万ドル(約4億9,500万円)の資金も調達している。
掲載日:2018年7月18日:プロッドウェイズがストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収
プロッドウェイズがストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収フランスの3Dプリンタ-メーカーのプロッドウェイズが、ストラタシスの子会社のソリッドスケープを買収した。 ソリッドスケープは1994年設立。ニューハンプシャーに拠点を置き、主に工業用ハイプレシジョン・ワックス3Dプリンタ-を製造している。同社の3Dプリンターはジュエリーメーカーやサービスビューローなどの、インベストメントキャスティング製法を用いる企業に多く使われている。 ソリッドスケープは2011年にアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスに3,800万ドル(約41億8千万円)で買収され、同社の子会社になっていた。 プロッドウェイズは2013年設立。独自開発したムービングDLP技術を使ったSLA方式のハイエンド3Dプリンタ-を製造している。 買収金額や買収方法などの、今回の買収の詳細については明らかにされていないが、プロッドウェイズの関係者は、今回の買収によりプロッドウェイズの売上に「1,000万ドル(約11億円)以上の追加の売上がプラスされる」と明かしている。 ソリッドスケープの売却について、ストラタシス・アメリカのリッチ・ガリティ社長は、「すべての企業にメリットをもたらすもので、ソリッドスケープが獲得したコアマーケットをリードし続ける事を期待します」とコメントしている。
掲載日:2018年7月17日:アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアム会議がボストンで開催
アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアム会議がボストンで開催アディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの会議が、7月25日と26日の二日間の日程でボストンのボストン・マリオット・バーリントンで開催される。 会議では各種のビジネスミーティングやテクニカルトークが開催されるほか、フォームラブズとデスクトップメタルの会社訪問などのイベントも行われる。なお、ビジネスミーティングへの参加はアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの会員に限定される。 なお、フォームラブズとデスクトップメタルの会社訪問は、アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの非会員でも参加できる。 アディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムは、主にメタル・アディティブ・マニュファクチャリング技術の普及と啓蒙を目的に2010年に設立された。これまでにアディティブ・マニュファクチャリング技術に関する各種の技術セミナーや、リサーチプロジェクトの成果などが共有されてきたいる。 会議への参加には事前登録と参加費用100ドルの支払いが必要。事前登録はアディティブ・マニュファクチャリング・コンソーシアムの専用サイトにて行える。