雨後の竹の子のごとく、世界中で低価格FDM3Dプリンターメーカーが生まれています。その背景にはイギリスが発祥の地である、オープンソースのRepRap の存在があります。ここから生まれたクローンが世界中で増殖中です。
基本特許も切れているため、これからこのFDM3Dプリンター参入することも可能ですが、特徴を出しにくい点があります。
使いやすさや造形品質の向上、低価格化等通常の発想の中で考えられる事では、差別化は難しいでしょう。ヒントはこのプリンターが普及していったときに、どのような人がどのような目的でこのプリンターを使うかにあります。普通のインクジェットプリンターも最初は文字の印刷用、そして年賀状への印刷、CD-Rへの印刷、大判用紙への対応、顔料インクによる耐光性の向上、FAXやcopy機能の追加、デジカメやスマホからの直接印刷等20年間に、次々と進化してきました。その意味ではFDMの3Dプリンターはまだ生まれたてのホヤホヤといえます。