3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2021/6/23new
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19new
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2022年5月9日:BCN3Dとget3Dがポーランドでの販売代理店契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、ポーランド・ロズに拠点を置く3Dプリンター販売店のget3Dが、ポーランド国内での販売代理店契約を締結した。発表によると、get3DはBCN3Dのポーランド市場における販売に加え、3Dプリンターの設置、導入、トレーニング、テクニカル・コンテンツサポートサービスを提供する。 get3Dのアダム・コズボウィックCEOは、「3Dプリンティングソルーションのプロバイダーとして、我々は3Dプリンターのグローバルマーケットを注意深く観察してきました。BCN3Dは我々の関心を引き、興味深いソルーションや持続的な進化を見せつけてきました。今回のBCN3Dとの提携は合理的な判断の結果であり、ミーティングやディスカッションを行うほどそれが正しかったことを確信させられます。我々の顧客に完全な3Dプリンティングソルーションを競争力のある価格で提供できることに感謝しています」とコメントしている。 BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。
掲載日:2022年5月8日:米バイデン政権が3Dプリンティング産業振興政策を発表
米バイデン政権が3Dプリンティング産業振興政策を発表して話題になっている。「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」と名づけられた振興政策は、前のオバマ政権が実施した「アメリカ・メイクス」と同様にアメリカ国内でアディティブ・マニュファクチャリング産業の育成と拡大を目指すもの。アメリカ政府に加え、GEアビエーション、ハネウェル、ロッキードマーティン、レイセオン、シーメンスエナジーなどの民間企業も参加する。 「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」では、主にアメリカの中小企業を対象に、3Dプリンターなどを導入するための資金を貸し付けたり、実際に導入するための支援プログラムなどを提供する。また、アメリカ中小企業庁と共同で、3Dプリンターなどの導入資金をSBA504ローンプログラムを通じて貸し付ける。SBA504ローンプログラムは、貸付金の最大85%をアメリカ中小企業庁が債務保証する。 また、米国立オークリッジ研究所に、新たに3Dプリンティング関連技術開発のための研究センターを開放する。 さらに、「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」に参加する民間企業から、中小企業に対する3Dプリンティング技術の導入支援なども行う。
掲載日:2022年5月7日:ムージ・ミートがシードファンディングで300万ドルの資金調達に成功
アメリカの代替肉製造スタートアップ企業のムージ・ミート(Mooji Meats)が、シードファンディングで300万ドル(約3億9000万円)の資金調達に成功した。出資したのはグッド・スタートアップ、コラボレーティブ・ファンド、レバー・ベンチャーキャピタル、AGファンダーなどのベンチャーキャピタル。バリエーションなどの詳細については明らかにされていない。ムージ・ミートは、調達した資金を研究開発や人材採用などに投じるとしている。 ムージ・ミートは他の代替肉メーカーと違い、植物由来原料ではなくウシやブタなどの生細胞をベースにしたバイオインクを使って代替肉を製造している。ムージ・ミートによると、同社のバイオ3Dプリンターは、競合製品の最大250倍のスピードで3Dプリントが可能としている。また、同社の代替肉は、他の代替肉メーカーと違い、ホールカットと呼ばれるステーキ用肉として製造されている。 ムージ・ミート創業者のインサ・モーア氏によると、アメリカ国内で消費される食肉の70%はホールカットで販売されており、代替肉の市場においてもホールカットで提供することが必要だとしている。 ムージ・ミートは、早ければ今年2022年度内にも製品の販売を開始したいとしている。
掲載日:2022年5月6日:ブラックバッファロー3DがMAPEIと戦略パートナーシップ契約を締結
ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3Dが、アメリカの建設資材メーカーのがMAPEIと戦略パートナーシップ契約を締結した。発表によると、両者は共同でブラックバッファローの建設3Dプリンター「ネクスコン3D」用資材の研究開発と製造を行う。 ブラックバッファロー3Dのマイケル・ウッズCEOは、「MAPEIの製品は我々のチームが培ってきた技術蓄積を次のレベルへ押し上げてくれます。住宅、オフィスビルディング、インフラストラクチャーの、いずれも経済的に採算がとれて高品質の建設3Dプリンティングが可能になります」とコメントしている。 アメリカでは現在、人口が増加している主要都市の多くで住宅不足が社会問題になっている。住宅不足に対応するため、建設コストが安い建設3Dプリンターを活用する機運が全米で高まっている。現時点までに確認出来たところでは、カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ネバダ州、ミネソタ州、フロリダ州などで建設3Dプリンターが導入されている。 ブラック・バッファローは、ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカー。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の建設3Dプリンター「ネクスコン3D」を製造している。
掲載日:2022年5月5日:ナノ・ディメンションが2022年度第一四半期決算を発表
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1050万ドル(約13億6500万円)で、前年同期の80万ドル(約8800万円)から大幅に増加した。 2022年度通年の見通しについて、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「2022年度第一四半期の数値をベースにすると、2022年度通年の売上高は2021年度通年の対比で300%以上の増加となります。さらに2020年度と比較すると、売上高は12倍に増加しています。いずれも我々の事前予想を大きく上回るものであり、グローバルエコノミーが困難に直面している中で突出した数字です。我々は、この成長パターンが今後も持続すると確信しています。コロナウィルスのパンデミックの収束が見えてきた中、さらなるパフォーマンスを発揮できると思います。」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事を可能にしている。同社は米NASDAQへ上場している。
掲載日:2022年5月4日:GEリニューアブルエナジーがCOBODインターナショナルに出資
GE傘下の風力発電機メーカーのGEリニューアブルエナジーが、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資していたことがわかった。出資の金額や持ち分などについては明らかにされていないが、関係者によるとマイノリティ範囲の出資にとどまるとしている。 GEリニューアブルエナジーは、2019年から自社の風力発電機の製造にCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD」を利用している。 GEリニューアブルエナジーの先端マニュファクチャリングテクノロジーグループのマテオ・ブルッチ氏は、「今回の出資は、COBODインターナショナルのテクノロジーと能力をリニューアブルエナジーの領域でさらに活用するための転換点になります。よりサスティナブルで循環型社会の実現を手助けし、さらには地元経済に雇用をもたらします。COBODインターナショナルは常に進化し続けており、今後さらに関係を強化することが重要であると考えています」とコメントしている。 アメリカでは現在、バイデン政権の政策により2035年までに発電におけるゼロカーボン環境の実現を目指している。GEリニューアブルエナジーは3Dプリンティング技術を活用し、建設3Dプリンターによるオンサイトでの風力発電機の製造を行っている。
掲載日:2022年5月3日:EOSがロサンゼルスにアディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターを開設
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、米ロサンゼルスにアディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターを開設する。EOSの発表によると、同センターは今年2022年秋に開設の予定で、北米市場における同社の西海岸ハブとして機能するとしている。 EOSノースアメリカ社長のグリン・フレッチャー氏は、「南カリフォルニアは、我々の3Dプリンティング技術と関連するいくつかの重要な新規産業の発祥地です。特にそうした産業における我々のユーザーとコラボレートし、業界をリードしてゆく必要があると考えます。開設するイノベーションセンターにおいては、アプリケーションの開発に加え、教育やトレーニングなどのサービスも提供してゆく予定です」とコメントしている。 EOSは1989年設立のドイツのメタル3Dプリンターメーカー。アメリカ市場には2001年から進出し、ミシガン州を拠点に製品の販売・サポートを行ってきていた。2016年にはテキサス州に製造拠点とテクニカルセンターを開設し、北米ユーザーに対して製品の販売とサポートを提供している。EOSの3Dプリンターは、特に航空宇宙、自動車、ヘルスケア、家電などの産業ユーザーに使われている。
掲載日:2022年5月2日:GEリニューアブルエナジーがニューヨークのバーゲンに研究開発センターを設立
GE傘下の風力発電機メーカーのGEリニューアブルエナジーが、ニューヨークのバーゲンに研究開発センターを設立した。センターでは20名の技術者が、オンサイトでの風力発電機のタービンタワーの建設方法などを研究するとしている。 GEリニューアブルエナジーのチーフ・テクノロジー・オフィサーのダニエル・マーフェルド氏は、「イノベーションは、今後もエネルギー革命を加速させるキードライバーになるでしょう。風力発電機のデザイン、製造、輸送、建設を常に改善し続けてゆくことがとりわけ重要になります。GEリニューアブルエナジーはアメリカエネルギー省からの援助も受け、未来の風力発電をより効率的に、経済的に、そして環境によりやさしいものにしてゆきます」とコメントしている。 アメリカでは現在、バイデン政権の政策により2035年までに発電におけるゼロカーボン環境の実現を目指している。GEリニューアブルエナジーは3Dプリンティング技術を活用し、建設3Dプリンターによるオンサイトでの風力発電機の製造を行っている。なお、風力発電機のタービンタワーの建設には、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターが使われている。
掲載日:2022年5月1日:ヤイル・アルコビ氏がXJetのCEOに就任
ヤイル・アルコビ氏が、イスラエルのメタル・セラミクスハイエンド3DプリンターメーカーのXJetのCEOに就任する。アルコビ氏のCEO就任により、XJetの創業者で現CEOのハナン・ゴッサイト氏はCEOを退任し、あらたに同社の社長に就任する。 ヤイル・アルコビ氏は、イスラエルの大手素材メーカーのKLAのPCB事業部担当社長などを歴任した素材業界のベテラン。KLA時代には、担当する事業部の売上を在任期間中に倍増させるなど手腕を発揮した。 自らのCEO就任についてアルコビ氏は、「トップティアのグローバルメーカーで仕事をして来た者として、私はアディティブ・マニュファクチャリングの持つポテンシャルを非常に深く理解しているつもりです。特にメタルやセラミクスなどの素材の可能性について理解しています。XJetのテクノロジーは突出しており、市場リーダーとしてXJetのビジネスをさらに拡大させてゆくことに大きなモチベーションを持っています」とコメントしている。 XJetは2005年設立。イスラエルのレホヴォットに拠点を置き、産業ユーザー向けにハイエンドメタル3Dプリンターやセラミクス3Dプリンターを製造している。
掲載日:2022年4月30日:CyBe建設がオランダのオスに新製造拠点を開設
オランダのCyBe(サイビー)建設が、オランダのオスに新製造拠点を開設した。同社の発表によると、同社は世界的な住宅不足による建設需要の高まりを受け、製造能力を拡大させたとしている。CyBE建設は現在、月間2台のペースで建設3Dプリンターを世界中へ販売しているという。 CyBe建設の創業者でCEOのベリー・ヘンドリックス氏は、「世界各国の主要都市を中心に住宅不足が社会問題になっています。安価で適切な住宅を供給することは、世界共通の課題になりつつあります。建設3Dプリンターを活用することで、住宅の建設コストを1平方メートルあたり1500ユーロ(約20万2500円)から750ユーロ(約10万1250円)程度に削減することが可能になります。建設3Dプリンターこそ、住宅不足問題を解決するソルーションなのです」と説明している。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターに加え、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。CyBe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設しているほか、ニュージーランドのハミルトンでもコマーシャルビルディングなどを製造している。
掲載日:2022年4月29日:グステン・ダニエルソン氏がBICOのCFOを辞任
グステン・ダニエルソン氏がBICOのCFOを辞任し、話題になっている。スウェーデンの経済紙ダジェンズ・インダストリのインタビューでダニエルソン氏は、BICOのエリック・ゲーテンホルムCEOが「BICOの筆頭株主であるにせよ、同氏がBICOを正しく導けるリーダーであるとは思えません」とコメントしている。 BICOの共同創業者でもあるダニエルソン氏は、「正しいリーダーを備えてこそBICOは未来を築けます。CFOを辞任しても、私自身はBICOの株主のひとりであり続けます。いずれにせよ、BICOはBICOの株主の利益を守るコーポレートガバナンスを保つ必要があります。年次株主総会においては、私はその方向性において議決権を発揮させていただきます」ともコメントしている。 BICOでは最近、エリック・ゲーテンホルムCEOによる強硬な経営姿勢を巡って取締役会が紛糾している。 BICOは2016年設立。スウェーデンのゴセンバーグに拠点を置き、製薬企業向けに生細胞ベースのバイオ3Dプリンターを製造している。同社のバイオ3Dプリンターは、世界各国の製薬企業に加え、大学や研究機関などにも採用されている。同社のバイオ3Dプリンターは、日本の製薬企業にも採用されている。
掲載日:2022年4月28日:エッセンシアムとSPACとの合併契約が白紙撤回
アメリカの3Dプリンティングサービスビューロー大手のエッセンシアムと、SPAC(特別買収目的会社)のアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションとの合併契約が白紙撤回されることになった。両社の発表によると、両社は今年2022年度第一四半期に予定していたNASDAQへの上場を中止し、合併契約そのものを白紙撤回するという。 なお、契約撤回の理由などについては明らかにされていないが、最近のSPAC上場企業の株価低迷などによる上場環境の悪化が背景にあると見られる。 また、両社の合併契約の撤回により、当初予定されていたエッセンシアムによるDLP3Dプリンティングサービスビューローのコライダーの買収計画も撤回される。 アメリカの株式市場ではSPACによる上場が相次ぎ、昨年2021年には604社のSPACが上場を果たしていた。一方、SPACの上場が相次ぐ中、SPACの経営内容や財務体質などに対する疑問を呈する向きが高まっていた。 エッセンシアムは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。主に産業ユーザーに対して各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年4月27日:Robozeがハーバード大学のセミナーに登壇
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、ハーバード大学のセミナーに登壇するとして話題になっている。「サステイナブルプラスチックの未来」と題されたセミナーはハーバード大学ベルファーセンターが主催するもので、現地時間の今年2022年4月28日に開催される。 Robozeの創業者でCEOのアレッシオ・ロルッソ氏は、「我々は現在、あらゆるコストと必要な努力を投入して、サプライチェーン全体の管理手法を再構築しています。3Dプリンティングテクノロジーは、CO2排出ガス問題にチャレンジし、物流と製造時間を効率化するためのベストなソルーションのひとつです。我々が今すぐ必要な行動を起こし、プラスチックの廃棄問題に取り組まなければ、我々そのものが問題の一部となってしまいます。Robozeは問題の一部にはなりたくありません。我々は、問題解決の当事者になりたいのです。我々のサーキュラーエコノミープログラムはゼロウェイストを実現し、真のソルーションを提供します」とコメントしている。 Robozeは、今年2022年1月よりユーザーから3Dプリンター用廃材や不要になった3Dプリントパーツを回収してリサイクルするサーキュラーエコノミープログラムを開始している。リサイクルされた「サーキュラーフィラメント」は、Robozeの通常のフィラメントよりも低価格で販売される。
掲載日:2022年4月26日:ダイバージェント・テクノロジーズがシリーズCファイナンスで1億6000万ドルの資金を調達
カリフォルニア州ガーディナに拠点を置く自動車メーカーのダイバージェント・テクノロジーズが、シリーズCファイナンスで1億6000万ドル(約208億円)の資金を調達した。出資したのはドイツのベンチャーキャピタルのグローバーを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 今回の資金調達に伴い、ゴールドマンサックスの元社長でフォードモーター取締役のジョン・ソーントン氏がダイバージェント・テクノロジーズの取締役に就任する。 資金調達についてダイバージェント・テクノロジーズの創業者でCEOのケビン・ジンガー氏は、「この資金調達は、我々が自動車業界においてどれだけ破壊的であるかを証明しています。100年前にフォードが開発したアセンブリーライン方式での自動車造りから発展していない業界においてです。我々の自動車づくりは地球を救うモノづくりであり、環境ライフサイクルを持続させ、「ゆりかごからゆりかごへ」と完結させることを可能にします」とコメントしている。 ダイバージェント・テクノロジーズは、3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング技術を活用した自動車づくりを行っている。
掲載日:2022年4月25日:ラッシュ・ラセール氏がアドアップのアメリカ法人のCEOに就任
ラッシュ・ラセール氏が、メタル3Dプリンティングサービスビューローのアドアップのアメリカ法人のCEOに就任した。ラセール氏はアディティブ・マニュファクチャリング業界で25年のキャリアを持つベテラン。これまでにアデプト・テクノロジー、ファナック、ジャビルなどでリーダーシップポジションを経験してきた。直近ではジャビルの取締役を務めていた。 ラセール氏は、アドアップのアメリカ法人であるアドアップ・インクのCEOとして、オハイオ州シンシナティ工場を中心とするオペレーション全体のマネジメントを行う。 自身のCEO就任についてラセール氏は、「アドアップの安全でクリーンで効率的なモノづくりは、ユーザーがデジタルマニュファクチャリングを実現するための基礎を提供します。確立されたモノづくりのプラットフォームは、特に規制の激しい業界のユーザーに対してベストなOEMを提供します。優れたプロフェッショナルで構成されたチームに合流できることを非常に誇りに思います」とコメントしている。 アドアップは、2015年にフランスのミシュランとファイブズが合弁で設立したジョイントベンチャー企業。主にパウダーベッドフュージョン方式のメタル3Dプリンターを使い、各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年4月24日:グラハム・トゥイーデル氏がXaar(ザール)のCOOに就任
グラハム・トゥイーデル氏が、イギリスのインクジェットプリンターメーカーのXaar(ザール)のCOOに就任した。 トゥイーデル氏は1997年にXaarの研究開発チームに技術者として入社、Xaarの第一世代インクジェット・プリントヘッドの開発に貢献した。その後、Xaar初の国外工場が置かれたスウェーデンで5年間勤務し、2007年にイギリスのハンティングドン工場の開設に尽力した。その後複数のシニアマネジメントのポジションを経験し、各種の新製品や新事業の開発に関与した。 自身のCOO就任についてトゥイーデル氏は、「XaarのCOOに指名されたことに誇りと興奮を感じています。特にインクジェット技術の進化が最も進んでいるこの時期においてです。この異常とも言うべきイノベーションのスピードは、Xaarに勤務した25年間においてかつて見たことがないものです。次の25年間においては、さらなる革新のスピードが進むことでしょう」とコメントしている。 Xaarは1990年設立。イギリスのケンブリッジに拠点を置き、主に産業ユーザーに対してインクジェット・プリントヘッドを提供している。Xaarはロンドン証券取引所に上場している。
掲載日:2022年4月23日:チェコ共和国の企業がウクライナにコンクリート3Dプリンターを寄贈
チェコ共和国の企業がウクライナにコンクリート3Dプリンターを寄贈するとして話題になっている。コンクリート3Dプリンターを寄贈するのはチェコ共和国のテック企業のICE社。建設用3Dプリンターはロシア軍の攻撃から身を守るバリケードの製造などに使われるほか、戦争終結後に住宅などの建設に使われるとしている。 ICE社の担当者は、「ウクライナに送る前にテストをしましたが、結果は非常に良好です。銃などによる攻撃に加えて、手榴弾や迫撃砲などの攻撃にも耐えることができます。ウクライナでは現在、東部の都市部などでロシア軍による市民への攻撃が続いていますが、そうした攻撃からウクライナ市民を守りたいと思います」とコメントしている。 ウクライナに対しては、NATO加盟国などの西側諸国による軍事支援や民間支援が行われているが、民間企業によるコンクリート3Dプリンターが寄贈されるのは初のケースと見られる。 ロシアによるウクライナ侵攻が開始されてから2カ月が経過したが、現時点においても戦争が終結する兆しは見えていない。専門家の中には、今後ウクライナ東部へのロシア軍の攻撃が強まると予想する者もあり、戦争が長期化する可能性が指摘されている。
掲載日:2022年4月22日:プリンタブルズからホンダ関連の3Dモデルが削除
大手3Dモデルマーケットプレースのプリンタブルズから、自動車メーカーのホンダ関連の3Dモデルが削除されて話題になっている。 削除されたのはホンダの自動車用スピーカーブラケット、キーハウジング、フッドラッチ、シフターブッシング、ウォッシャーフラッドキャップ、ルーフラッチハンドル、トランクリッドハンドルなどのパーツの3Dモデル。いずれもホンダのブランドを明記せず、ホンダの自動車に準拠していると明記されていたという。 プリンタブルズの創設者で管理人のプルーサによると、プルーサはホンダの代理人弁護士から書面を受け取り、プリンタブルズにアップロードされたすべてのホンダ関連の3Dモデルを削除しなければならないと伝えられたとしている。削除しなければならない理由として、ホンダの商標権と特許を侵害しているからとしている。 プルーサは、これまでに当事者とされるホンダのヨーロッパ事務局に照会したものの、回答を得ていないとしている。 3Dプリンターの世界的な普及を受け、3Dモデルをやりとりするマーケットプレースが世界的に台頭している。そうした流れの中、消耗品部品などの3Dモデルをメーカーがマーケットプレースに公開する機運も高まっている。今回のホンダの動きは、そうしたトレンドにおけるメーカー側の課題を浮き彫りにするものと思われる。
掲載日:2022年4月21日:エイドリアン・ケプラー氏がRobozeのアドバイザリーボードメンバーに就任
EOSの元CEOのエイドリアン・ケプラー氏が、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeのアドバイザリーボードメンバーに就任する。ケプラー氏は、ドイツとアメリカの市場を中心にグローバルマーケットでのRobozeの製品販売拡大について助言を行う。 ケプラー氏は、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのEOSのCEOを11年務めたアディティブ・マニュファクチャリング業界のベテラン。EOSのCEOを退任した後はメタル・ステレオリソグラフィースタートアップ企業のインカスのアドバイザーなどを務めていた。 ケプラー氏は、「Robozeは近年私のレーダーの範囲内にいて、私はRobozeの強固なビジョンに基づくイノベーティブなキャラクターに関心を持ち続けてきました。Robozeの技術的なエコシステムはアディティブ・マニュファクチャリングのさらなる普及を進め、世界中のイノベーティブな企業に対してソルーションを提供してゆくでしょう」とコメントしている。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリで創業した3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
掲載日:2022年4月20日:Ankerの3Dプリンター「Anker Make M5」のキックスターターキャンペーンが639万ドルの資金を調達
スタートアップ系家電メーカーのAnkerが開始した3Dプリンター「Anker Make M5」のキックスターターキャンペーンが、639万ドル(約8億2086万円)の資金を調達している。Ankerが今年2022年4月に開始したキックスターターキャンペーンは、終了まで31日を残した今日現在で全世界の9867人のバッカーから支持を集めている。 キックスターターでの販売価格は629ドル(約7万6738円)で、150グラムのフィラメント、ツールボックス、スタートガイド、1年間の無料保証がついている。 キックスターターでの3Dプリンター系キャンペーンでは、これまでにアメリカの3DプリンターメーカーのM3Dによる「マイクロ」3Dプリンターキャンペーンが1万1855人のバッカーから340万ドル(約4億4200万円)の資金調達を成功させているが、今回のAnkerのキックスターターキャンペーンは、それを大きく上回る資金を調達している。 Ankerは、Googleのエンジニア出身のスティーブン・ヤンが2011年に設立した家電メーカー。中国深セン市に拠点を置き、中国国内で製造している。アメリカではシアトルに拠点を置き、ワイヤレススピーカー、スマートオーディオなどの家電製品を販売している。
掲載日:2022年4月19日:カナダ・アルバータ州で25歳の男が3Dプリント銃製造の疑いで逮捕
カナダ・アルバータ州で25歳の男が3Dプリント銃製造の疑いで逮捕された。アルバータ州警察とカナダ国境警備隊の共同チームが逮捕した。 アルバータ州警察によると、捜査はカナダ国境警備隊がバンクーバー国際郵便センターで中国からの小包を「摘発」したことから開始されたという。小包にはいわゆるゴーストガンを製造するための違法部品が梱包されていた。その後、アルバータ州パークランド郡の裁判所から捜査令状が発行され、男の住宅から3丁のゴーストガンが発見されたという。 アルバータ州警察のチャド・コールズ警部は、「我々のコミュニティにおいては、3Dプリンターによるゴーストガンの製造のトレンドが拡大しています。カナダの治安維持のためにも、今後も3Dプリント銃の捜査と摘発を続けてゆきます」とコメントしている。 カナダでは銃火器の所持は許可制となっているが、殺傷能力の高い銃器の使用や売買は禁止されている。2020年4月には東部ノバスコシア州でカナダ市場最悪の22人が犠牲となる銃乱射事件が発生し、銃規制の強化を求める機運が高まっていた。また、カナダでは3Dプリント銃などのトレースがされていないいわゆるゴーストガンの製造、所有、販売は法律で禁止されている。
掲載日:2022年4月18日:ミーテックがベルギー工場を開設
イスラエルの代替肉製造スタートアップ企業のミーテックが、子会社のピース・オブ・ミートを通じてベルギー工場を開設した。広さ21,530平方フィート(約2000平方メートル)の広さの工場では、鶏の幹細胞を培養した「チキンファット・バイオマス」などが製造される。 ミーテックのアリク・カウフマンCEOは、「ピース・オブ・ミートのパイロット工場開設は、代替肉市場への我々の製品投入を加速させることになるでしょう。我々の製品は代替肉製品市場を活性化し、特に味、香り、そして触感のすべてが従来の肉に近いことを周知していただくことになるでしょう。多くの消費者の方に我々の製品を楽しんでいただけると信じています」とコメントしている。 ミーテックは、他の代替肉メーカーのように植物由来の原料を使用せず、ウシや鶏などの幹細胞を培養して製造したバイオインクを使い、バイオ3Dプリンターで代替肉を製造している。 ミーテックは、昨年2021年12月に重さ104グラムのステーキ肉のバイオ3Dプリントに成功したとして話題を集めた。ミーテックによると、バイオインクを使って3Dプリントされたステーキ肉としては、史上最大級の大きさだとしている。
掲載日:2022年4月17日:ICONのバラードCEOが3Dプリント住宅が住宅業界のテスラになると発言
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONのバラードCEOが、自身のブログで3Dプリント住宅が住宅業界のテスラになると発言して話題になっている。 今月投稿されたブログ記事でバラードCEOは、「未来の住宅は現在の住宅とは全く違うものになるでしょう。少々の違いではなく、完全に違うものになります。現在、世界中で住宅不足が社会問題になっていますが、人々に適切な住宅を供給できなければ我々の未来は暗いものとなるでしょう。そのための解決策を得なければなりません。(建設3Dプリンターが)そのためのベストな方法です。建設3Dプリンターは、従来型の建設方法と違って建設廃材を必要以上にもたらさず、マンパワーも最小限で済ませられます。イーロン・マスクが電気自動車がベストな自動車であるとしたように、我々は3Dプリント住宅がベストな住宅であると考えています。3Dプリント住宅は、住宅業界のテスラになるでしょう」とコメントしている。 ICONは、昨年2021年9月に米テキサス州オースティンで低価格3Dプリント住宅を販売するなど、建設業界でのプレゼンスを強めている。3Dプリント住宅についてICONは、「3Dプリンティング技術は、従来の住宅よりも安全でより復元力のある住宅を生み出します。従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造になっています」と説明している。
掲載日:2022年4月16日:シーメンスが米ノースカロライナ州に先端技術コラボレーションハブを開設
ドイツの大手総合メーカーのシーメンスが、米ノースカロライナ州シャーロットに先端技術コラボレーションハブを開設した。傘下のシーメンス・デジタルインダストリーズ、シーメンス・テクノロジー、シーメンス・エナジーと共同で開設したもので、主にアメリカのユーザー向けのエンドユーズパーツの製造やOEMなどを行う。 シーメンス・デジタルインダストリーズのアディティブ・マニュファクチャリング・ビジネスマネージャーのティム・ベル氏は、「このアディティブ・マニュファクチャリング・ハブを開設し、この技術の産業化をパートナー企業とともに加速させられることに興奮しています。アディティブ・マニュファクチャリングのベネフィットは明確で、デジタルプロトタイピングや高速デザインを活用することでサプライチェーンの制約を解放することが可能になります。私たちは、製造業の未来はアディティブ・マニュファクチャリングであると信じています」とコメントしている。 シーメンスは、1847年設立のドイツの総合メーカー。元々はベルリンで設立された電信機メーカーのシーメンス・ウントハルスケに端を発し、後に情報通信、交通、防衛、生産設備、家電などの分野で各種の製品を製造している。日本でもシーメンス株式会社が鉄道車両の製造販売などを行っている。
掲載日:2022年4月15日:PERIグループがCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターの販売を拡大
ドイツの建設会社のPERIグループが、デンマークのCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンター「BODシリーズ」の販売を拡大する。PERIグループは、2019年から「BODシリーズ」の販売をドイツ国内で始めていたが、今後はポーランド、ベラルーシ、フランスなどでも販売する。また、同時にアメリカでの販売を開始し、ワシントン州、オレゴン州、ネバダ州、アリゾナ州、イリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、テキサス州でも販売する。 COBODインターナショナルは、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。 COBODインターナショナルの創業者でジェネラルマネージャーのヘンリック・ランド・ニールセン氏は、「PERIグループが我々のテクノロジーをさらに普及させるために投資してくれることに興奮しています。PERIグループは我々の完璧なパートナーであり、PERIグループがなければ今の我々はなかったでしょう。建設業界を革新するという我々の挑戦を達成するために、PERIグループのようなパートナーが絶対に必要です」とコメントしている。
掲載日:2022年4月14日:マイティ・ビルディングズが幹部社員三人を新たに採用
米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く建設会社のマイティ・ビルディングズが、幹部社員三人を新たに採用した。 チーフ・オペレーティング・マネージャー(COO)に採用されたのはラス・アタッシ氏。アタッシ氏は民泊マッチングサイト大手エアビーアンドビーで研究開発チームを率いていたほか、AppleやGoogleなどでグローバルサプライチェーンマネジメントなどのキャリアを積んできた。 チーフ・フィナンシャル・マネージャー(CFO)に採用されたのはレネ・グリーメンズ氏。グリーメンズ氏は前職でドイツのスタートアップ企業ヴォロコプターでCFOを務め、総額で3億4000万ドル(約425億円)規模の資金調達を成功させた。グリーメンズ氏は、30年以上のファイナンス業務の経験を持つ実力者とされている。 また、アタッシ氏と同じエアビーアンドビー出身のマーク・アルドリッチ氏もジェネラル・カウンセルに採用された。アルドリッチ氏は、エアビーアンドビーのリーガルチームを率いた主要メンバー。アタッシ氏と同じエアビーアンドビーの研究開発チームにも所属していた。 マイティ・ビルディングズは2017年設立。多くの建設企業が工事現場で建設3Dプリンターを使って住宅などを建設する一方、同社は自社工場に設置した建設3Dプリンターで住宅を建設し、現場に設置する「オフプレミス・コンストラクション」を特徴としている。
掲載日:2022年4月13日:アメリカ陸軍とICONが共同で世界最大の兵舎住宅を3Dプリンターで建設
アメリカ陸軍とICONが、共同で世界最大の兵舎住宅を3Dプリンターで建設する。発表によると、テキサス州フォートブリズに建設される3Dプリント住宅は広さ5700平方フィート(約529.54平方メートル)の大きさの平屋建て住宅で、敷地内に3棟建設される。建設はICONの建設3Dプリンター「Vulcan」を使って行われる。 アメリカ国防省はプレスリリースで、「このプロジェクトは、アメリカ陸軍が掲げる三つの優先事項に沿ったものです。すなわち、人、機動性、近代化です。先端技術で建物を建設することで建設コストを削減し、設計時間を縮小し、建設にかかるスピードを加速することができます。我々は、このイノベーティブな技術を活用し、兵舎住宅以外の建物の建設も進めてゆく予定です」と説明している。 ICONによると、兵舎住宅の建設にはラバクリートと呼ばれる専用の素材が使われる。また、建設コストは、従来の方式の10%から30%削減できるとしている。 ICONは、今年2022年2月に1億8500万ドル(約212億7500万円)の資金調達に成功するなど、建設業界でのプレゼンスを強めている。また、全米各地で3Dプリント住宅の建設を拡大しており、建設3Dプリンター業界のリーディングポジションを獲得しつつある。
掲載日:2022年4月12日:Ankerが3Dプリンター「Anker Make M5」のキックスターターキャンペーンを開始
スタートアップ系家電メーカーのAnkerが、3Dプリンター「Anker Make M5」のキックスターターキャンペーンを開始した。キャンペーン終了まで39日を残した現時点で、7713人のバッカーから488万ドル(約6億971万円)を集める人気プロジェクトとなっている。 「Anker Make M5」はFDM方式の3Dプリンターで、競合製品の最大5倍のスピードでの造形が可能。Ankerによると、造形時間を最大で70%程度削減できるとしている。また、ダブルクーリングシステムが搭載されており、溶融したフィラメントの糸引きを防ぎ、素早い冷却が可能としている。 キックスターターでの販売価格は629ドル(約7万6738円)で、150グラムのフィラメント、ツールボックス、スタートガイド、1年間の無料保証がついている。 Ankerは、これまでにワイヤレススピーカー、スマートオーディオ、モバイルバッテリー等のモバイルデバイスの周辺機器を多くリリースしていたが、3Dプリンターをリリースするのは今回が初となる。 Ankerは、Googleのエンジニア出身のスティーブン・ヤンが2011年に設立した家電メーカー。中国深セン市に拠点を置き、中国国内で製造している。
掲載日:2022年4月11日:シェイプウェイズが2021年度決算を発表
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズが2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は3360万ドル(約40億9920万円)で、前年比で6%増加した。また、経常収支は180万ドル(約2億1960万円)の黒字で、前年の320万ドル(約3億9040万円)の赤字から黒字転換を果たした。また、同時に発表された2021年度第四四半期決算では、同期間中の売上高は830万ドル(約10億1260万円)だった。 売上高の内訳では、3Dプリンティングサービスの売上高が2560万ドル(約31億2320万円)で、全体の76%を占めた。また、マーケットプレースの売上高が750万ドル(約9億1500万円)で、全体の24%を占めた。 シェイプウェイズによると、同社が2021年度に販売したアイテムの総数は2300万点で、全世界175ヶ国の100万人のユーザーへ販売した。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。これまでに10種類以上の3Dプリンターを活用し、各種の3Dプリンティングサービスを提供してきている。
掲載日:2022年4月10日:カナダ・ブリティッシュコロンビア州の自治体が3Dプリント仮設住宅を建設
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の自治体メリット市が、3Dプリント仮設住宅を建設する。昨年発生した大規模な水害により家を失った人を対象に、小規模なコンクリート3Dプリント住宅20棟を提供する。 プロジェクトはメリット市、トゥエンテ・アディティブ・マニュファクチャリング、ブリティッシュコロンビア大学の共同プロジェクトとして行われる。トゥエンテ・アディティブ・マニュファクチャリングは、これまでにブリティッシュコロンビア州内でコンクリート3Dプリント住宅1棟を建設している。 トゥエンテ・アディティブ・マニュファクチャリングのイアン・コミシン社長は、「高さ2メートル程度の3Dプリント住宅でしたら、6時間ほどで建設できます。今回計画している3Dプリント仮設住宅は、1日もあれば建設できるでしょう。住宅を必要としている人に、堅牢な3Dプリント住宅を、比較的短時間で提供できると思います」とコメントしている。 メリット市の関係者によると、メリット市は現在オンラインで建設資金の寄付金を集めており、予定額に達した時点で建設を開始するとしている。関係者は、遅くても今年2022年9月までにはすべての住宅の建設を終えたいとしている。
掲載日:2022年4月9日:BCN3Dが3Dプリント止血帯をウクライナへ提供
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dが、3Dプリント止血帯をウクライナへ提供する。止血帯はBCN3Dの3Dプリンター「エプシロンW50」シリーズで製造され、ウクライナのクリヴィー・リフ市とドニプロ市にある民間病院へ送付される。止血帯の提供はウクライナ政府の要請に対応したもので、戦争で負傷した兵士や民間人の治療に使われる。 止血帯は現在、バルセロナにある人道的救援物資倉庫に収められており、数日中に現地へ輸送される。 ロシアによるウクライナ侵攻により、民間人を含む多くの人が亡くなったり負傷する事態となっているが、アディティブ・マニュファクチャリング業界においてもウクライナを支援する機運が高まっている。3Dプリンティングソフトウェア開発の3ユアマインドは、他社と共同で「テック・アゲンスト・タンクス」を立上げ、3Dプリンターで製造した医療物資などをウクライナに提供している。 また、ロシアに抗議するため、ロシアの企業との取引を中止するアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が増えている。これまでにEOS、スリーディーシステムズ、HP、ゾートラックスなどがロシアの企業との取引を中止すると発表している。
掲載日:2022年4月8日:マークフォージドがテトン・シミュレーション・ソフトウェアを買収
アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、3Dプリンティングソフトウェア開発のテトン・シミュレーション・ソフトウェア(Teton Simulation Software)を買収した。買収金額や条件などの詳細については明らかにされていない。マークフォージドは、テトン・シミュレーション・ソフトウェアのソフトウェア「スマートスライス」を自社の3Dプリンティングソフトウェアのデジタル・フォージ・プラットフォームに組み込むとしている。 テトン・シミュレーション・ソフトウェアの「スマートスライス」はクラウドベースで提供され、3Dモデルのシミュレーションテスト、最適化、バリデーション、プリンティングをワンストップで実行できる。 マークフォージドのシャイ・テレム社長兼CEOは、「ソフトウェアはマークフォージドのソルーションのコアであり、競争優位性の根源です。テトン・シミュレーション・ソフトウェアの買収により、業界のリーダーシップを強化し、プロセスオートメーションをさらに進化させることができます。また、我々の顧客に3Dモデルをプリントする前にバリデーションしていただく機会も提供し、デジタルフォージをさらに強固なものにしてくれるでしょう」とコメントしている。 テトン・シミュレーション・ソフトウェアは2016年設立。ワイオミング州に拠点を置き、設立当初より「スマートスライス」の開発を行っている。
掲載日:2022年4月7日:ジェイコブ・ブランズバーグ氏がシグマラブズのCEOに就任
ジェイコブ・ブランズバーグ氏が、2022年4月1日付けでシグマラブズのCEOに就任した。前CEOのマーク・ルパート氏は取締役会長に就任した。 ブランズバーグ氏は2021年9月にシグマラブズの副社長に就任、その後同社の社長兼チーフ・オペレーティング・オフィサーに就任していた。シグマラブズの品質管理ソフトウェアの販売拡大に寄与したことなどが評価されたものと見られる。 ルパート氏は、「ジェイコブがCEOの職務を引き受け、アディティブ・マニュファクチャリング業界の深い理解とともにこれまでのトラックレコードを発揮してくれることを嬉しく思います。彼は我々のビジネスモデルを発展させ、サブスクリプションベースの価格体系をベースにしたフレキシブルなOEMモデルを生み出しました。このゲームチェンジはモメンタムをもたらし、新規ユーザーが直面するハードルを下げています。特に複数の3Dプリンターを稼働させているユーザーが次々と利用し始めています」とコメントしている。 シグマラブズは、メタル3Dプリンティング用品質管理ソフトウェアのリーディングプロバイダー。プリントライト3Dのブランドで、3Dプリンティング時の誤作動などを監視するソルーションを提供している。
掲載日:2022年4月6日:ICONの3Dプリント住宅がエアビーアンドビーに登録
米テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが建設した3Dプリント住宅が、民泊マッチングサイト大手のエアビーアンドビーに登録されて話題になっている。2ベッドルーム・1.5バスルーム付きの2階建ての3Dプリント住宅は、これまでに多くのゲストに利用され、エアビーアンドビーのウェブサイトには多くのポジティブなコメントが寄せられている。 2022年3月に利用した女性ゲストは、「(テキサス州オースティンの)ダウンタウンからすぐそばに位置しています。建物全体が非常にきれいで、キッチンや洗濯機・乾燥機なども完備しています。駐車場が狭いのが難点ですが、それを除けば評価は5点満点です。間違いなくまた利用します」とコメントしている。 2022年2月に利用した女性ゲストは、「とても気に入りました。ロケーションがよく、どこへ行くにも便利です。建物はゴージャスで少人数のグループにピッタリです。ただし階段が狭いので、小さな子供連れの方には向いていないかもしれません。でも、またぜひ利用させていただきます」とコメントしている。 エアビーアンドビーには、ICONの3Dプリント住宅のほかにカナダのブリティッシュコロンビア州プロクターに建設された3Dプリント住宅も登録されている。
掲載日:2022年4月5日:レゴがウィメン・イン・3Dプリンティングのコーポレートメンバーに加盟
デンマークの大手玩具メーカーのレゴが、アディティブ・マニュファクチャリング業界で働く女性を支援する非営利団体のウィメン・イン・3Dプリンティング(Wi3DP)のコーポレートメンバーに加盟した。発表によると、両者は人的交流を相互に行いレゴの新製品開発などでコラボレートするとしている。 レゴのアディティブ・デザイン・マニュファクチャリングチームのロネン・ハダー氏は、「我々がアディティブ・マニュファクチャリングの冒険を初めて20年近く経ちましたが、当初は製品開発のプロトタイピングなどに活用していました。最近は、特にレゴブリックのよりイノベーティブな機能を実現するための検証などにも使っています。今後は、アディティブ・マニュファクチャリングをより広範囲に活用するために、Wi3DPとのコラボレーションを進めてまいります」とコメントしている。 ウィメン・イン・3Dプリンティングは、2014年の設立以来アディティブ・マニュファクチャリング業界で働く女性の就業支援や待遇格差解消などの各種の活動を展開している。ウィメン・イン・3Dプリンティングは現在、世界36カ国に支部を置き、23,000人の会員を抱えている。
掲載日:2022年4月4日:ビヨンド・ミートの株価が一年で62.54%値下がり
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が、一年で62.54%値下がりしている。一年前の2021年4月1日に一株82.29ドルで取引されていた同社の株は、本記事執筆時点の2022年4月3日では一株49.30ドルで取引されている。直近の業績で事前予想利益を145%下回ったのがマイナスに評価されたと見られる。なお、同社では直近の年間売上高を5億8472万ドル(約713億3584万円)程度と見込んでいる。 ビヨンド・ミートは2009年に起業家イーサン・ブランが設立した代替肉メーカー。植物性タンパク質などをベースにした植物由来代替肉を3Dプリンターなどで製造している。同社はこれまでに、ハンバーガー用パティ、ソーセージ、フライドチキン用代替鶏肉などの5種類の代替肉を開発・製造している。 ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。 ビヨンド・ミートは、2019年5月に米NASDAQへ上場し、翌月の2021年6月には時価総額が94億4000万ドル(約1兆1516億円)に達していた。
掲載日:2022年4月3日:建設スタートアップ企業のダイアモンドエイジが5000万ドルの資金調達に成功
米アリゾナ州フェニックスに拠点を置く建設スタートアップ企業のダイアモンドエイジが、5000万ドル(約61億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのプライム・ムーバーズ・ラボ、アルパカ・ベンチャーキャピタル、ドルビーファミリー・ベンチャーズなどで構成される投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 ダイアモンドエイジは、26基のロボットアームで構成される建設3Dプリンターを製造している。ダイアモンドエイジによると、同社の建設3Dプリンターを導入することで従来型の建設方法の建設時間を最大80%程度削減できるとしている。 ダイアモンドエイジの共同創業者でCEOのジャック・オスラン氏は、「安価で適切な住宅を供給することは世界的な課題になっています。アメリカにおける最初の住宅購入者の平均年齢は、この十年で20代半ばから30代半ばへと高くなりました。「良質な」住宅が不足し、多くの人達が賃貸物件の利用を余儀なくされているためです。我が社の建設3Dプリンターを普及させ、結果的に住宅の価格を下げ、より多くの人に住宅オーナーになっていただければと考えています」とコメントしている。
掲載日:2022年4月2日:ヴォクセルジェットが2021年度決算を発表
ドイツのハイエンド3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は2482万6000万ユーロ(約33億5151万円)で、前年の2156万7000万ユーロ(約29億1155万円)から15%増加した。同時に発表された2021年度第四四半期の売上高は、1088万5000ユーロ(約14億6948万円)で、前年同期比で22.9%増加した。主力製品であるサンドバインダージェット3Dプリンターの売上増加が結果につながった。 ヴォクセルジェットのインゴ・エデラーCEOは、「2021年をいくつものアチーブメントをもってフィニッシュすることができました。多くの業界においてヴォクセルジェットの工業アプリケーションの導入が進んでいます。昨年9月にはGE傘下のGEリニューアブルと共同で、Haliade-Xと名付けられた世界最大の風力発電タービン用バインダージェット3Dプリンターを製造しました。また、また、第四四半期には大手化学メーカーのコヴェストロとのパートナーシップ契約を締結しています」とコメントしている。 ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。ヴォクセルジェットはドイツ以外にアメリカと中国に営業拠点を置いている。
掲載日:2022年4月1日:アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループ2022年度会議がシカゴで開催
世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループの2022年度会議が、2022年4月3日から7日までの5日間イリノイ州シカゴのヒルトン・シカゴで開催される。 アディティブ・マニュファクチャリング関連企業による製品・サービス展示に加え、各種のキーノートプレゼンテーション、テクニカルセッション、パネルディスカッション、ワークショップ、イノベーションショーケースなどが行われる。 開催地のシカゴではマスク着用および新型コロナウィルスワクチン接種を義務化しておらず、アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループ2022年度会議においても参加者にマスク着用および新型コロナウィルスワクチン接種を求めないとしている。 アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループの2021年度会議は、コロナ禍の中2021年3月14日から18日までの5日間、同じくヒルトン・シカゴで開催された。 アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループは、大手3Dプリンターメーカーなどが多数参加する業界団体で、アディティブ・マニュファクチャリングの領域において最も権威がある団体とされている。
掲載日:2022年3月31日:SLMソルーションズが2021年度決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は7510万ユーロ(約101億3850万円)で、前年比で22%のプラスとなった。経常収支は2040万ユーロ(約27億5400万円)の赤字で、前年の赤字額2030万ユーロとほぼ同額だった。 同社は2022年度の売上高を1億ユーロ(約135億円)程度と見込んでおり、2022年度中にEBITDAベースでの黒字転換を果たしたいとしている。 SLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「2021年度においては、我々の製品ポートフォリオに対して幅広い注文をお受けする結果になりました。特にSLM500シリーズへの引き合いを多くいただきました。また、NXG XII600シリーズのベータプログラムの拡大に成功し、業界をリードする企業から複数の注文をいただきました。我々のオープン・アーキテクト・フィロソフィーはアディティブ・マニュファクチャリング業界における我々のポジションを確たるものにすると信じています」とコメントしている。 SLMソルーションズは2006年設立。ドイツ・ルーベックに拠点を置き、独自開発したセレクティブ・レーザーメルティング技術をベースにしたメタル3Dプリンターを製造している。同社はドイツ・フランクフルト株式市場に上場している。
掲載日:2022年3月30日:シーメンスとRobozeが戦略パートナーシップ契約を締結
ドイツの大手総合メーカーのシーメンスと、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが戦略パートナーシップ契約を締結した。発表によると、両者はエネルギー、モビリティ、航空宇宙の産業ユーザーに対し3Dプリンティング導入のためのワークフローを共同で開発する。 シーメンスのアディティブ・マニュファクチャリング・ビジネスマネージャーのティム・ベル氏は、「Robozeと共同で、主に製造業のユーザーに対してプロダクションキャパシティを拡大する支援を行います。ARGO500シリーズが象徴するように、Robozeの3Dプリンティング技術は突出しています。このプロジェクトの一員となれることに興奮しており、製造業の未来を共に目撃できることを嬉しく思っています」とコメントしている。 シーメンスはドイツ・バイエルン州ミュンヘンに拠点を置く総合メーカー。電信、電子機器の製造業に端を発し、これまでに情報通信、交通、防衛、家電などの分野で製品を開発・提供している。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
掲載日:2022年3月29日:Xometryが2022年度の売上高が4億ドルに達すると予想
メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが、2022年度の売上高が4億ドル(約480億円)に達すると予想して話題になっている。同社のマーケットプレースを利用するユーザーが急増していて、アクティブなバイヤーカウントが2020年の18846件から昨年2021年に28130件に増加したという。 なお、Xometryの2021年度の売上高は2億1830万ドル(約261億1960万円)で、前年比で54.4%増加した。経常収支は6140万ドル(約73億6800万円)の赤字で、前年の3110万ドル(約37億3200万円)から悪化した。 Xometryのランディ・アルトシューラーCEOは、「過去二年間に世界で起きた事はサプライチェーンを破壊し、製品の不足を生じさせ、特に素材原料へのアクセスを制限しました。フォーチュン1000企業の多くはサプライチェーンと製造戦略を再構築しています。Xometryはそうしたニーズに対応できるユニークなポジションに位置し、実際に必要とされているサービスとプラットフォームを提供しています」とコメントしている。 Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内の中小企業を中心に5,000社に達している。
掲載日:2022年3月28日:早稲田大学とシンガポール国立大学の研究チームがおからの肥満抑制効果を発見
早稲田大学とシンガポール国立大学の研究チームが、大豆発酵食品(おから)が脂肪代謝を改善し、食事誘発性肥満の影響を緩和する可能性があることを発見した。発酵させたおからを加えた高脂肪食を与えられたマウスは、同じ食事を与えたが発酵させたおからを与えていないマウスに比べて3週間後の体重増加が少なく、脂肪とコレステロールのレベルも低くなっていることを示したという。同研究チームが今年2022年2月に学術誌「Metabolites」で発表した。 シンガポール国立大学物理学・数学学部のケン・リー・シニア研究員は、「今回の我々の発見は、発酵したおからが高脂肪の食生活から生じる肥満の危険性を緩和する可能性を示しています。食生活という、すぐには変更できない、変更するのが簡単ではないライフスタイルを抱えているといったケースにおいては、特に有効であると考えます」とコメントしている。 おからは豆腐や豆乳などの製造過程で生まれるが、年間1400万トン程度が廃棄されているという。研究チームは、廃棄されるおからを3Dプリンター用「インク」として活用することで、フードロスと肥満という二つの問題を同時に解決できないかと期待している。
掲載日:2022年3月27日:シグマラブズが2021年度決算を発表
メタル3Dプリンティング用品質管理ソフトウェアメーカーのシグマラブズが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は170万ドル(約2億400万円)で、前年比で104.5%のプラスとなった。経常収支は740万ドル(約8億8800万円)の赤字で、前年の520万ドル(約6億2400万円)の赤字から42%増加した。 シグマラブズは、自社のビジネスモデルをクラウドベースの完全サブスクリプションモデルへ移行させており、2025年までに売上高を6500万ドル(約78億円)程度まで増加させたいとしている。 シグマラブズのジェイコブ・ブランズバーグCOOは、「現在、世界には1万2000ものメタル3Dプリンターのユーザーが存在しています。市場は毎年20%の成長率で成長を続けており、毎年2000以上の新たなユーザーが市場に加わっています。2025年末までには全ユーザーの10%程度を獲得し、我々のサブスクリプションユーザーに加えることを目指します」とコメントしている。 シグマラブズは「プリントライト3D」のブランドで、3Dプリンティング時の誤作動などを監視するソルーションを提供している。同社のユーザーにはアメリカ国立ロス・アラモス研究所やアメリカエネルギー省などが含まれている。
掲載日:2022年3月26日:セレンディクスが日本初の3Dプリント住宅を建設
日本の建設スタートアップ企業のセレンディクス株式会社が、日本初の3Dプリント住宅を建設して話題になっている。愛知県小牧市にある同社工場で建設された3Dプリント住宅の建設にかかった時間は23時間12分だったという。 セレンディクスは、グランピング施設、別荘、災害復興住宅としての需要を見込んでおり、今年2022年8月から3Dプリント住宅「スフィア」の販売を開始するとしている。なお、「スフィア」はオープンイノベーション方式で開発が進められていて、国内外の企業80社以上が参加している。 「スフィア」の構造形式は鉄筋コンクリート造りで、ヨーロッパ基準の断熱性能に対応した二重構造となっている。耐震性能は日本基準を備えていて、今後さらに耐震性能の強化を図るとしている。 セレンディクスは、「家を24時間でつくる」という目標を掲げており、今回の施工によりその目標を達成したことになる。同社は今後、さらなる施工時間の短縮を目指しており、外壁の塗装なども3Dプリンターで出力できる設計に変更するなどの改良を加えるとしている。 セレンディクスは2018年設立。「30年の住宅ローンを失くす」をミッションに、プレハブ型30住宅を建設している。
掲載日:2022年3月25日:インド軍が3Dプリント住宅を建設
インド軍が3Dプリント住宅を建設して話題になっている。3Dプリント住宅が建設されたのはインドのグジャラート州ガンディナーガル市。チェンマイに拠点を置く建設企業のTヴァスタ社が建設した。同社によると、インドで3Dプリント住宅が建設されるのはインド史上初だという。 広さ65平方メートルの大きさの建設にかかった時間は3週間で、地震などの災害耐久証明を受けているという。 インド軍は公式プレスリリースで、「この3Dプリント住宅は、インド軍の国産技術活用の象徴的な事例であり、防衛技術の土着化が確実に進んでいることを示しています。我が国が進めている「自己完結するインド」キャンペーンの象徴であり、モディ首相が掲げるビジョンであるコロナ克服のシンボルでもあります。インド軍の兵士たちの居住空間を提供し、住宅を短時間で建設するという重要な建設技術を確保するものです」とコメントしている。 軍隊が建設3Dプリンターを活用する事例としては、アメリカ陸軍がこれまでに前線用バラックハットを建設したことなどが挙げられる。また、アメリカの建設3DプリンターメーカーのICONが、テキサス州州軍と共同で、演習用バラックを製造するプロジェクトを立ち上げている。
掲載日:2022年3月24日:COBODインターナショナルが建設3Dプリンターコンフィギュレーターをリリース
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが、建設3Dプリンターコンフィギュレーターをリリースした。COBODコンフィギュレーターと名付けられたオンラインツールはクラウドベースで提供され、COBODの建設3Dプリンターのユーザーなどの関係者に公開される。 COBODコンフィギュレーターのリリースについて、COBODインターナショナルの創業者でCEOのヘンリック・ランド・ニールセン氏は、「COBODコンフィギュレーターを使えば、最大3階建てまでの建物の実際のサイズなどを確認でき、建設にかかる時間と必要な素材の量をシミュレーションすることが可能になります。また、建物全体の仕上がり具合を事前に確認することもできます。未来のプロジェクトを、実際に開始する前に目で確かめることができるのです」とコメントしている。 COBODコンフィギュレーターの使用例として、広さ170平方メートルの二階建ての建物を建設するのに1日と18時間かかるとシミュレーションされるとしている。 COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは、これまでにデンマーク、オランダ、ドイツ、ベルギー、サウジアラビア、UAE、アメリカなどで導入されている。
掲載日:2022年3月23日:ハイドロゲルと精密3Dプリント技術を用い、太陽光水蒸気発生装置を開発
国連の予測によると、2025年までに世界人口の半分が水不足に直面すると言われている。 そのため、安全で安価な飲料水への公平なアクセスは、国連の「持続可能な開発目標」の最重要課題の一つとなっている。 新型コロナウィルス感染症の流行により、水問題はさらに深刻化し、手洗いのための清潔な水へのアクセスさえも問題になっている地域がある。 近年、太陽電池による直接駆動型水蒸気発生装置(Direct solar-driven vapor generation device, SVG)は、実現可能で環境に優しく、非常に有望なソリューションであることが証明されている。これにより、飲料水資源への負荷を軽減し、携帯用浄水器として使用できるようになる。 水を蒸発させるのに必要なエネルギーを削減し、太陽熱エネルギー変換効率を高めることができる新材料の開発は、SVGアプリケーションの産業化を加速するための重要なステップとなっている。 この点、ハイドロゲルはそのユニークな特性から、SVG研究者の間で注目度が高まっている。 すでにハイドロゲルを使って、単位日射量(1回の日射量、1kW/m2)/1時間/1平方メートルあたり2.5kgの水の蒸発速度を出す研究者もいるが、太陽エネルギーの利用率はまだ低いのが現状である。 アラブ首長国連邦とパキスタンの研究チームは、特別に調合したハイドロゲルと酸化鉄ナノ粒子を印刷材料として用い、BMF社製の精密3DプリンターmicroArch® S130(光学解像度=2µm)で新しいタイプのSVGを製造した。この新型SVGは太陽光吸収効率を高め、水の蒸発に必要なエネルギーの閾値を効果的に下げるだけでなく、3Dプリンターで作られた特殊な内部流路により、SVG表面に素早く水を補充することができる。この方法で製造されたSVGは単位日射量/一時間/1平方メートルあたり5.12kgの蒸発量を達成している。 この研究は、グリーン・エネルギーと環境配慮素材に焦点を当てている新しい学術誌「EcoMat」に、「Direct solar vapor generation with micro-3D printed hydrogel device」というタイトルで掲載されている。
掲載日:2022年3月22日:サイアム・セメント・グループがCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターを販売
タイ最大のセメントメーカーのサイアム・セメント・グループが、デンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターを販売する。発表によると、サイアム・セメント・グループはCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」と、建設用複合セメントをタイ国内で販売する。 サイアム・セメント・グループのアブヒジット・ダッタ・マネージングディレクターは、「建設3Dプリンターは、今や世界各国で広く使われており、素晴らしい結果を残しています。このテクノロジーは建設廃材を削減し、必要最小限の人材で素晴らしい生産性を発揮します。COBODインターナショナルとのコラボレーションを開始することで、タイ国内の建設市場でのプレゼンスを高めるとともに、ASEAN市場に対しても進出するきっかけとしてゆきます」とコメントしている。 COBODインターナショナルは、2018年9月にヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設して話題を集めた。同社の建設3Dプリンターは、UAEのドバイ市に採用されたのに加え、アメリカのPERIグループにも採用されている。 サイアム・セメント・グループは、タイで最大で最古のセメントメーカー。タイ王室が出資している王室系企業で、タイ国内で5万3千人を雇用している。
掲載日:2022年3月21日:ライズが事業を停止
アメリカの3Dプリンターメーカーのライズが事業を停止した。同社が同社のホームページで明らかにした。発表によると、ライズはこれまでに3Dプリンターの製造、販売、サポートなどのすべての業務を停止し、新たに設立された新会社パリトラへ業務を移譲する。なお、ライズが事業を停止した理由は明らかにされていないが、販売の伸び悩みから資金繰りが悪化したと見られる。 ライズのホームページには、「ライズはもはや企業としては機能していませんが、創業者のユージン・ギラーがライズを設立したミッションはひとつです。合金素材やカラー3Dプリンティングなどのテクノロジーを世に普及させることです。これまでのチームの素晴らしい働きぶりにより、アディティブ・マニュファクチャリングの世界において素晴らしいテクノロジーエコシステムを構築することができました。今はこのチャプターを終了しますが、次のチャプターでお会いすることを楽しみにしています」というステートメントが公開されている。 ライズは米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くスタートアップ企業。同社のライズワンはこれまでにアメリカ陸軍のほかにNASAやアメリカ海軍にも採用されていた。
掲載日:2022年3月20日:代替シーフードメーカーのプランティッシュが1250万ドルの資金調達に成功
イスラエルの代替シーフードメーカーのプランティッシュが、1250万ドル(約14億7500万円)の資金調達に成功した。出資したのは複数のベンチャーキャピタルを筆頭とする投資シンジケート。バリエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。プランティッシュは、調達した資金を製造機能の拡充や、マーケティングなどに投じたいとしている。 プランティッシュは、昨年2021年に設立されたスタートアップ企業。植物由来原料を使い、3Dプリンターでサーモンなどの代替シーフードを製造している。 プランティッシュの創業者でCEOのオフェク・ロン氏は、「代替食品の領域では、すでに代替肉が市場を急成長させていますが、今度は代替シーフードの番です。全世界のシーフードマーケットの市場規模は5000億ドル(約59兆円)とされていますが、今後多くのシェアが代替シーフードによってリプレイスされてゆくでしょう」とコメントしている。 プランティッシュは、今年2022年内にイスラエル国内でポップアップレストランでの代替シーフードの提供を開始するとしている。そして、2024年までにスーパーマーケットなどの小売店での販売を開始したいとしている。
掲載日:2022年3月19日:フォーミュラEレーサーのルーカス・ディ・グラッシがRobozeへ投資
世界的なフォーミュラEレーサーのルーカス・ディ・グラッシが、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeへ投資する。関係者によると、投資の詳細については明らかにされていないものの、ディ・グラッシは相当額の投資を行うという。 ディ・グラッシは100%電気自動車で行われるフォーミュラEのプロモーターとして知られている。同氏はこれまでにフォーミュラEの大会で12回の優勝と36回の入賞を果たしている。同氏はまた、複数の電気自動車関連企業へ投資しているほか、国連のクリーンエア大使を務めている。 ディ・グラッシ氏は、「私の長期的なビジョンは、最先端の技術を活用してより良い世界を作ることです。Robozeの3Dプリンティングテクノロジーは製造業における革命的なアプローチであり、地球全体にとっての革新的技術です。モノづくりを非中央集権化し、あらゆるモノをよりサステナブルに作り変えてくれます」とコメントしている。 Robozeには、これまでに複数のベンチャーキャピタルなどが投資しているほか、GEアビエーション社長のサンドロ・ド・ポリ氏や、NASA出身の宇宙工学エキスパートのスティーブン・ゴンザレズ氏なども投資している。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
掲載日:2022年3月18日:コルゲートとノーリッシュ3Dが共同で3Dプリントサプリメントグミを開発
アメリカの大手コンスーマー製品メーカーのコルゲートと、イギリスのサプリメント開発スタートアップ企業のノーリッシュ3D(Nourish3D)が、共同で3Dプリントサプリメントグミを開発する。 ニュートリスタックス(Nutristacks)と名付けられたサプリメントグミは、「マインドと体に栄養を与える、美味しくてリフレッシングでコンビニエントなサプリメントです。歯とエナメルをサポートし、オーラルプロテクションと爽やかな香りを提供します」であるとしている。ニュートリスタックスは、ノーリッシュ3Dの3Dプリンターで製造される。 ニュートリスタックスの原料はアルギニン、キシリトール、ビタミンB12、コエンザイムQ10、カルシムで、ミント味またはレモングラス味の二種類から選べる。価格は28個入り1セットが35ポンド(約5460円)となっている。 ノーリッシュ3Dは、2018年にイギリスの起業家で管理栄養士のメリッサ・スノーヴァーが設立したスタートアップ企業。これまでにメタボリックシンドローム対応サプリメント、ホルモンバランス調整用サプリメント、子供用カスタマイズドサプリメントなどを3Dプリンターで製造している。
掲載日:2022年3月17日:スリーディーシステムズとサレムコ・デンタルが戦略パートナーシップ契約を締結
アメリカの大手3Dプリンターメーカースリーディーシステムズと、スイスの歯科医療用3Dプリンター用素材メーカーのサレムコ・デンタルが、戦略パートナーシップ契約を締結した。発表によると、サレムコ・デンタルはスリーディーシステムズのNextDent5100歯科医療用3Dプリンター用に、光硬化樹脂Crowntecを供給する。 Crowntecはサレムコ・デンタルが開発した生分解性合成樹脂で、クラウン、インレイ、アウトレイ、入歯などの製造に使われる。 スリーディーシステムズの歯科医療担当副社長兼ジェネラルマネージャーのステフ・ヴァネステ氏は、「我々のゴールは、歯科医療のプロフェッショナルにより効率的になっていただき、患者さんに対するサービスの質を高めていただくことです。スリーディーシステムズはこれまでに、歯科医療用素材開発を含めて歯科医療用3Dプリンターの世界をリードしてきました。サレムコ・デンタルとのパートナーシップにより、今後も現場のニーズに応じた歯科医療用素材の開発を強化してゆきます」とコメントしている。 サレムコ・デンタルは1987年設立。スイスのラインバレーに拠点を置き、各種の歯科医療用光硬化樹脂などを製造している。
掲載日:2022年3月16日:マークフォージドが2021年度決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は7190万ドル(約84億8420万円)で、2020年度の5290万ドル(約62億4220万円)から26%増加した。経常収支は6100万ドル(約71億9800万円)の赤字で、2020年度の1770万ドル(約20億8860万円)の赤字から大幅に悪化した。 マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「2021年はマークフォージドにとって突出した成長の一年となりました。2021年度の経営目標を達成し、マークフォージドをアディティブ・マニュファクチャリング業界におけるもっとも急速に成長する企業にしました。チーム全体のハードワークにより、2021年度通年と2021年度第四四半期における成長ターゲットを上回るパフォーマンスを見せることができました。今後もハードウェア、ソフトウェア、そして素材のすべてを進化させて、グローバルサプライチェーンの滞留に直面するすべてのお客様に貢献してゆきます」とコメントしている。 マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。
掲載日:2022年3月15日:欧州宇宙機関の新型宇宙用3Dプリンターが完成
欧州宇宙機関(European Space Agency, ESA)の新型宇宙用3Dプリンターが完成して話題になっている。 インペリアル(Imperial)と名付けられた3Dプリンターは、これまでに製造された宇宙用3Dプリンターで最大のビルドボリュームを持つ大型3Dプリンター。PEEKなどのハイパフォーマンス・エンジニアリングプラスチックを素材に各種のパーツなどが製造できるとしている。 現在運航中の国際宇宙ステーションには、2016年に史上初めてアメリカのベンチャー企業のメイド・イン・スペースが開発した宇宙用3Dプリンター「アディティブ・マニュファクチャリング・ファシリティ(AMF)」と、欧州宇宙が開発した「テサーズ・アンリミテッド・リファブリケーター」の2台が導入され、それぞれ稼働している。 インペリアルの開発にはドイツの宇宙技術企業OHB SEや、ベルリンに拠点を置く宇宙エンジニアリング企業アジムート・スペース、アイルランドのアスロン技術研究所、ポルトガルの3Dプリンターメーカーのビーベリークリエイティブなどが参加した。 欧州宇宙機関は、1975年5月30日にヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関。設立参加国は当初10か国、現在は22か国が参加し、2000人を超えるスタッフがいる。本部はフランスに置かれている。
掲載日:2022年3月14日:デスクトップメタルが2021年度決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は1億1240万ドル(約129億2600万円)で、前年度比で583%の増加となった。同時に発表された2021年度第四四半期の売上高は5670万ドル(約65億2050万円)で、前年度比577%の増加となった。昨年買収したハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneとエンビジョンテックの売上高が合算された形となった。 GAAP(米国標準会計基準)ベースでの経常収支は2億4030万ドル(約276億3450万円)の赤字だった。ワラント関連負債の引当金と、企業買収に伴う調査費用などが負担となった。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「合算売上高および純売上高、そして第四四半期の業績は、デスクトップメタルにとって革命的なものとなりました。フラッグシップモデルのプロダクションシステムP-50の出荷も始まっており、今後もさらなる売上の増加が期待できます」とコメントしている。 デスクトップメタルは、今年2022年度の売上高を2億6000万ドル(約299億円)程度と見込んでいる。
掲載日:2022年3月13日:ニューヨーク警察が30歳の男をゴーストガン製造の容疑で逮捕
ニューヨーク警察が30歳の男をゴーストガン製造の容疑で逮捕した。逮捕されたのはニューヨーク市ブルックリン在住のディオンテ・ヘインズ容疑者。ニューヨーク警察によると、ヘインズ容疑者は自宅に3Dプリンターを設置し、複数のゴーストガンを製造して販売した容疑がかけられている。 ニューヨーク警察のジョン・ミラー警視副総監は、「現代はリビングルームでくつろぎながらコンピューターにログインし、ソフトウェアへアクセスして殺傷能力があるマシンガンを3Dプリンターで製造できる時代です。それは深刻な問題です。ゴーストガンの製造を厳しく取り締まる必要があります」と説明している。 ニューヨーク警察は、2019年から「(ゴーストガンを)製造すれば、我々はただちに逮捕に向かう」というスローガンのもとにゴーストガンの製造を取り締まっている。しかし、ゴーストガンを製造して販売するケースが後を絶たず、ゴーストガンは一丁500ドル(約5万7500円)から1500ドル(約17万2500円)の価格帯で取引されているという。 アメリカでは銃による乱射事件が恒常的に発生しているが、銃乱射事件にゴーストガンが使われるケースが増えている。今月初めにカリフォルニア州サクラメントで発生した銃乱射事件でも、犯行にゴーストガンが使われた。
掲載日:2022年3月12日:Raise3DがシリーズCファンディングで1581万ドルの資金調達に成功
米カリフォルニア州アーバインに拠点を置く3DプリンターメーカーのRaise3Dが、シリーズCファンディングで1581万ドル(約18億1815万円)の資金調達に成功した。出資したのは複数のベンチャーキャピタルで構成される投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 資金調達についてRaise3Dのエドワード・フェンCEOは、「この資金調達により、より大型の製品を開発して市場に投入することが可能になります。また、ハイプレシジョン・マニュファクチャリングを実現するためのアプリケーションやフィラメントの開発にも資金を投資してゆきます。さらに今後も研究開発に投資し、メタル、セラミクス、ファイバー配合フィラメントなどのハイパフォーマンス・3Dプリンティングマテリアルを開発してゆきます」とコメントしている。 Raise3Dは2014年設立。主にFDM方式のデスクトップ3Dプリンターを製造している。同社の3Dプリンターは、2022年2月までに全世界の1万人以上のユーザーに利用されている。Raise3Dの3Dプリンターは、日本では日本3Dプリンター株式会社が販売している。
掲載日:2022年3月11日:Formnext Forum Tokyo 2022がハイブリッド方式で開催
Formnext Forum Tokyo 2022(フォームネクストフォーラム東京2022)が、ハイブリッド方式で開催されることが明らかになった。主催者のメッセフランクフルトジャパン株式会社の発表によると、Formnext Forum Tokyo 2022は、オンラインでのプレイベント、実際の展示会、そしてオンラインでのポストイベントで構成されるという。 また、実際の展示会では、テーブルトップデバイスを使ったオンラインでの出展も行われるとしている。なお、実際の展示会は、2022年9月27日と28日の二日間、東京・浜松町の東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される。 Formnext Forum Tokyoは2019年から開催されているが、昨年2021年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、オフラインでの開催が中止となり完全オンラインでの開催を余儀なくされていた。そうした状況の中、Formnext Forum Tokyo 2021には2日間で合計1061名がオンラインで参加した。 なお、本家のFormnext2022は、ドイツ・フランクフルトで2022年11月15日から18日までの4日間開催される。また、Formnext Forum Tokyo 2022の前に、2022年9月14日から16日までの3日間、中国・深センでFormnext + PM South Chinaが開催される。
掲載日:2022年3月10日:FATHOMが2021年度決算と2021年度第四四半期決算を発表
アメリカの大手3DプリンティングサービスビューローのFATHOMが、FATHOMが2021年度決算と2021年度第四四半期決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は1億5220万ドル(約175億300万円)で、前年同期比で148.5%のプラスとなった。また2021年度第四四半期の売上高は4430万ドル(約50億9450万円)で、前年同期比で132.8%のプラスとなった。 2021年度決算について、FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「昨年のニューヨーク証券取引所への上場により、アディティブ・マニュファクチャリングとトラディショナルなマニュファクチャリングのそれぞれのテクノロジーをマーケットに浸透させ、インダストリー4.0のマニュファクチャリング革命を起こすことができました。今後も業界へのさらなる投資を継続し、業界リーダーとしてのFATHOMのポジションを固めてゆきます」とコメントしている。 FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。
掲載日:2022年3月9日:小型ロボットの製造、組立、移動
小型化がますます重要になる現在、マイクロロボットの製造と組み立ては非常に広く注目されている。 しかし、ミクロの世界では、ほとんどの組立技術はマイクロモジュール(微小モジュール)を単純に並べることしかできず、全体を強固に組み立てることは困難である。 最近では、BMF社の精密3Dプリンティング技術を使って50μm以下の微細な部品を作り、特殊な方法で面白いロボットに組み上げる研究者も出てきている。 本研究は、ACS Applied Materials & Interfaces誌に「Integrated Assembly and Flexible Movement of Microparts Using Multifunctional Bubble Microrobots」というタイトルで発表された。
掲載日:2022年3月8日:アメリカの上院議員がYouTubeのCEOへゴーストガン製造動画の投稿削除を要請
アメリカの上院議員が、YouTubeのCEOへゴーストガン製造動画の投稿削除を要請して話題になっている。投稿削除を要請したのはコネチカット州選出のリチャード・ブルメンタル氏とクリス・マーフィー氏、ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカー氏とロバート・メレンデズ氏、マサチューセッツ州選出のエド・マーキー氏の5名。要請は書面で行われ、YouTubeのスーザン・ウーチツキーCEOへ手渡された。 YouTubeには現在、ゴーストガンに関する動画が多数投稿されている。動画の中には、3Dプリンターによるゴーストガンの実際の製造方法や、必要なパーツなどを入手する方法を伝えるものもある。中には百万回以上の視聴回数を数えるものもあり、多くの視聴者の関心を集めている。 一方で、製造記録・保管記録がまったく残らないゴーストガンの製造や所有を禁止する機運が高まっており、バイデン大統領も連邦政府としてゴーストガンに対する規制強化を表明している。 アメリカでは近年、ゴーストガンが実際の犯罪に使われるケースが増加している。先週カリフォルニア州サクラメントで発生し、4人が死亡した銃乱射事件でもゴーストガンが犯行に使われている。
掲載日:2022年3月7日:英ブリストル大学の研究チームがサージカルマスクを3Dプリンター用フィラメントにリサイクル
イギリスのブリストル大学の研究チームが、サージカルマスクを3Dプリンター用フィラメントにリサイクルして話題になっている。研究チームは、不良品などの未使用のサージカルマスクを回収し、ポリプロピレン樹脂のペレットとフィラメントにリサイクルしている。研究チームによると、サージカルマスクを3Dプリンター用フィラメントにリサイクルするのは世界初だという。 現在、世界では1カ月あたり1290億枚のサージカルマスクが使われていて、1日あたり34億枚が廃棄されているという。多くはゴミとして埋立地などに廃棄されているが、完全に自然分解されるまでに相当の時間が必要で、さらに大量のマイクロプラスチックを排出するという問題が存在する。関係者は、フィラメントにリサイクルすることでサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に近づきたいとしている。 研究チームは、今後も研究を継続し、より大型の3Dプリンター用フィラメントの開発などを行いたいとしている。 ブリストル大学(University of Bristol)は、1876年設立のイギリスの公立大学。イギリスで最初に女子に門戸を開いた大学であり、 卒業生・在籍者・教職員から13人のノーベル賞受賞者を輩出している。2020年のQS世界大学ランキングでは世界49位にランクインしている。

掲載日:2022年3月6日:Velo3Dが2021年度決算を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は2700万ドル(約31億円)で、前年同期比で45%のプラスとなった。納入したシステム件数は34件で、年間目標の24件を大きく上回った。 Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「2021年度のパフォーマンスは、特に2021年度第四四半期決算のパフォーマンスは、我々の目標を大きく超えるものとなり、大きな戦略的マイルストーンを達成するものとなりました。また、新シリーズであるサファイアXCシステムを初めて出荷し、2022年度のさらなる成長を呼び込む輝石となりました。サファイアXCシステムに対する需要は大きく、Velo3Dにとっての大きな成長ドライバーになるでしょう」とコメントしている。 Velo3Dは、昨年2021年10月にPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。今回の決算発表は、上場後初となる。 Velo3Dのメタルアディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーは、主に航空宇宙などの産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年3月5日:ヴォクセルジェットがロシアとベラルーシとの商取引を解消
ドイツのハイエンド3Dプリンターメーカーのヴォクセルジェットがロシアとベラルーシとの商取引を解消した。ヴォクセルジェットの発表によると、同社はロシアによるウクライナ侵略に抗議するため、すべてのロシア企業とベラルーシ企業との取引を即日解消する。 ヴォクセルジェットのルドルフ・フランツCOO兼CFOは、「今回の決断は簡単なものではありませんでした。ロシアとベラルーシのディーラーとは、長年にわたって良好な関係を築いていたからです。これまでのロシアとベラルーシのクライアントに感謝をいたします。しかし、ウクライナの人々に対するロシアとベラルーシの行動には非難をせざるを得ません。我々はウクライナの人々を支持し、我々のウクライナのビジネスパートナーをサポートしてまいります」とコメントしている。 ロシアによるウクライナ侵略に抗議するため、ロシアとの商取引を解消するケースが頻発している。これまでにドイツのポリマー3DプリンターメーカーのEOS、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックス、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズ、同じくアメリカの大手3DプリンターメーカーのHPなどがロシアとの取引を解消すると表明している。
掲載日:2022年3月4日:Nexa3Dのアヴィ・レイチェンタルCEOがロシアのウクライナ侵略を批判するコメントを投稿
アメリカの3DプリンターメーカーのNexa3Dのアヴィ・レイチェンタルCEOが、ロシアのウクライナ侵略を批判するコメントを自身のLinkedInのアカウントに投稿して話題になっている。レイチェンタル氏のコメントは以下の通り。 「非道な理由に基づいたロシア・クレムリン政権による前代未聞の、一方的で、そして真に狂ったウクライナへの軍事的侵略は、平和に暮らしていたウクライナの人々を傷つけており、人道上の大きな犠牲を強いています。今こそ世界中の自由主義を掲げる国のリーダーシップがともに立ち上がり、事態の解決に向けて動くべきです」 ロシアによるウクライナ侵略を受け、ロシアとの取引を解消するアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が続出している。これまでに確認したところ、ドイツのメタル・ポリマー3DプリンターメーカーのEOS、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックス、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズ、同じくアメリカの大手3DプリンターメーカーのHPなどがロシアとの取引を解消すると表明している。 アディティブ・マニュファクチャリング関連企業以外にも、これまでにApple、ナイキ、フォードモーターズなどの企業がロシアでのビジネスから撤退すると表明している。
掲載日:2022年3月3日:ゾートラックスがロシア企業との資本提携契約を破棄
ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、ロシア企業との資本提携契約を破棄した。ゾートラックスの発表によると、ゾートラックスはロシアのルサトム・アディティブ・テクノロジーズによる6500万ドル(約74億7500万円)の出資計画を白紙撤回し、契約を破棄したという。当初の計画では、ルサトム・アディティブ・テクノロジーズは出資後、ゾートラックスの筆頭株主になる予定だったという。 資本提携契約撤回について、ゾートラックスのマリウス・バブラCEOは、「ロシアによるウクライナ侵攻により、我々は大きなショックを受けるとともに、大きな怒りを覚えました。そうした行為を行わせる資本を受け入れることで、ゾートラックスのミッションを実現することは出来なくなります。それゆえ、ロシアの国営企業であるルサトム・アディティブ・テクノロジーズとの交渉から離脱することを決意しました」と説明している。 ロシアのウクライナ侵攻により、ロシアとの商取引を解消するケースが出始めている。ドイツのメタル・ポリマー3DプリンターメーカーのEOSも、ロシアのユーザーとの取引を解消すると発表し、業界関係者の注目を集めた。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパ市場で販売している。
掲載日:2022年3月2日:スリーディーシステムズが2021年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、現地時間の2022年2月28日に2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は6億1560ドル(約707億9400万円)で、前年比で10.5%増加した。また、経常収支は3億2200万ドル(370億円)の黒字で、前年の1億4960万ドル(約172億円)の赤字から大きく改善した。 同時に発表された2021年度第四四半期の売上高は1億5090万ドル(約173億5350万円)で、前年同期比で12.6%減少した。ノンコア事業の売却により、売上が減少する形となった。 2021年度決算について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「2021年はスリーディーシステムズにとって注目すべき年となりました。経営環境が厳しい中、2020年夏に策定した4つの事業戦略を着実に実行しました。その結果、2021年は史上最高の売上高と利益を獲得し、アディティブ・マニュファクチャリング業界で最大規模を誇る会社になりました。2022年においてもこのモメンタムを維持し、強固なバランスシートとともに未来の成長のための投資を続けてゆきます」とコメントしている。 スリーディーシステムズは、2022年度の売上高を5億7000万ドル(約655億5000万円)から6億3000万ドル(約724億5000万円)程度と見込んでいる。
掲載日:2022年3月1日:EOSがロシアの顧客との取引を解消
ドイツのメタル・ポリマー3DプリンターメーカーのEOSが、ロシアの顧客との取引を解消すると発表した。先週勃発したロシアによるウクライナ侵攻を受けての措置とみられる。 EOSのマリエ・ランガーCEOは、自身のLinkedInのアカウントに以下のコメントを投稿した。 「先週起きた事件は、ウクライナにとっての悲劇的な状況について深く考えさせる機会となりました。プーチン大統領とその支持者は民主的国家を侵略しており、独立国としての権利を守ろうと戦っている人を殺しています。それが、EOSが先週金曜日に、人道的および医療目的以外のロシアのすべてのお客様との取引を停止すると決断した理由です。この決断は私たちのビジネスに少なからぬ影響を与えますが、それは関係ありません。大切なのは民主主義の価値観を守ることであり、そのために動くことです。(以下略)」 世界主要各国の経済界でロシアとの商取引を解消する動きが広がりつつあるが、アディティブ・マニュファクチャリング業界でロシアとの商取引を解消するケースは、このEOSのケースが初と見られる。ロシアは世界的な金融決済システムSWIFTから除外される見通しで、今後EOSの動きに追随するケースが増えてくるものと見られる。
掲載日:2022年2月28日:オートデスクが2022年度第四四半期決算を発表
アメリカのCADソフト大手のオートデスクが、2022年度第四四半期決算を発表した。それによると、同期間中(2021年11月1日~2022年1月31日)の売上高は12億1000万ドル(約1391億5000万円)で、前年同期比で16%増加した。各種のCADソフトのサブスクリプションの売上高が11億2000万ドル(約1288億円)で、全体の92.5%を占めた。サブスクリプションの売上高は前年同期比で18%増加した。 オートデスクの社長兼CEOのアンドリュー・アナグノスト氏は、「クラウドを通じて顧客に多くのバリューを提供し、新しいワークスタイルを実現していただくことで、我々と顧客の関係性はますます強まっています。また、技術と人勢への継続的な投資と、我々のビジネスモデルの進化、そしてカスタマーエクスペリエンスにより、オートデスクの未来について私は非常にエキサイトしており極めて楽観視しています」とコメントしている。 在宅ワークやリモートワークの普及により、オートデスクのCADソフトをサブスクリプションで利用するユーザーが増加している。ユーザー数の増加を受け、オートデスクは次年度の年間売上高を50億2000万ドル(約5773億円)から51億2000万ドル(約5888億円)程度と見込んでいる。
掲載日:2022年2月27日:ランチャーがウクライナオフィスのスタッフをブルガリアへ移動
ロサンゼルスに拠点を置くスタートアップ系ロケットメーカーのランチャーが、ウクライナオフィスのスタッフをブルガリアへ移動させていたことがわかった。11名のエンジニアと5名のサポートスタッフが現在、ブルガリアの首都ソフィアに新たに開設したヨーロッパオフィスにて勤務しているという。 ウクライナオフィスのエンジニアは、ランチャーのE-2液体ロケットエンジンのデザインを担当している。 ランチャーの創業者マックス・ハオット氏は、「我々はウクライナオフィスのスタッフに家族を連れて直ちに移動するよう促しました。そして、移動にかかる費用は会社が負担しました。ウクライナ国内には5名のサポートスタッフと1名のエンジニアが未だに留まっていますが、彼らへのサポートも継続して行ってゆく予定です」と説明している。 ハオット氏は、2005年からウクライナのロケットエンジニアスタッフとともにロケット開発の仕事をしており、ランチャーを立ち上げてからはウクライナのロケットエンジニアを積極的に採用してきたという。 ランチャーは2017年設立。同社はロケット本体とロケットエンジンの主要部品を3Dプリンターで製造していることで知られている。
掲載日:2022年2月26日:ストラタシスが2021年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、アメリカ現地時間の2022年2月23日に2021年度決算を発表した。それによると、2021年度の売上高は5億220万ドル(約577億5300万円)で、プレパンデミックの2019年度の水準まで戻した形になった。また、経常収支は6200万ドル(約71億3000万円)の赤字で、前年の4億4370万ドル(約510億2550万円)の赤字から大きく改善した。一株当たり利益は98セントの赤字だった。 2021年度決算の発表を受け、NASDAQで取引されているストラタシスの株は14%下落し、22.59ドルでその日の取引を終えた。2022年度年初からの株価の下落率は10%となり。投資家の失望を呼ぶ結果となった。 2021年度第四四半期の売上高は1億6700万ドル(約192億500万ドル)で、前年同期比で17.3%増加した。アメリカ海軍から受注した25台のF900マニュファクチャリングシリーズの売上が全体をけん引する結果となった。 2022年度の業績見通しとして、マニュファクチャリングと医療・歯科医療セクターでの売上増加が見込まれ、2021年度の水準を上回るとした。
掲載日:2022年2月25日:ローカルモーターズの資産がオークションで競売に
今年2022年1月に経営破綻したアメリカの3Dプリント自動車メーカーのローカルモーターズの資産が、オークションで競売にかけられることになった。オークションを実施するのは競売プラットフォーム運営のシリコンバレー・ディポジションズ社で、来月3月15日から17日までの3日間オンラインで開催される。 競売にかけられるのはローカルモーターズが製造した3Dプリント自動車の「ラリーファイター」「ストラティ」自動運転バス「Olli」などのほか、メーカーボットのデスクトップ3Dプリンターなど。工作機械などの各種の工具も含まれている。 オークションには誰でも参加できるが、シリコンバレー・ディポジションズ社のウェブサイトでの事前登録が必要。アイテムはすべて現状のまま渡され、返品や交換などはできない。オークション落札代金の決済方法は銀行振込のみとなっている。 ローカルモーターズは2007年設立。創業当初よりマイクロファクトリーのコンセプトを掲げ、3Dプリンターを使った自己完結的な車づくりを展開していた。2016年には世界初の3Dプリント自動車Stratiを開発し、話題となった。しかし、昨年12月にカナダ・トロント市郊外で自動運転バスOlliが事故を起こすなどした後、今年2022年1月に事業を停止した。
掲載日:2022年2月24日:スリーディーシステムズがタイタン・ロボティクスを買収
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、コロラド州コロラドスプリングスに拠点を置く大型3Dプリンターメーカーのタイタン・ロボティクスを買収した。買収金額などの詳細については明らかにされていない。 タイタン・ロボティクスは2015年設立。独自開発したラージフォーマット・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしたポリマーベースの大型3Dプリンターを製造している。同社の3Dプリンターは、コンスーマー製品メーカー、サービスビューロー、航空宇宙、防衛などの産業セクターのユーザーに利用されている。 タイタン・ロボティクスの買収について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「タイタン・ロボティクスの買収により、大型ビルドボリュームのモノづくりを低コストで行うことを求める産業ユーザーのニーズを満たすことが可能になります。タイタン・ロボティクスの3Dプリンターはペレットベースで、一般的なフィラメントベースの3Dプリンターよりもオペレーティングコストが安いのが特徴です」とコメントしている。 タイタン・ロボティクスのラウル・カサットCEOは、「買収により生まれるシナジーにより、多くの業界においてペレットベースの3Dプリンティングを様々なアプリケーションに活用していただけるようになると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2022年2月23日:カリフォルニア州にアメリカ史上初の3Dプリント教会が誕生
米カリフォルニア州にアメリカ史上初の3Dプリント教会が誕生するとして話題になっている。カリフォルニア州レイクのレイク・カリフォルニア・コミュニティ教会は、建設会社ドン・アジャミアン建設と3Dプリンティングサービスビューローのエマージェント3Dと共同で、地元レイク・コミュニティに建設3Dプリンターで教会を建設する。発表によると、工事は今年夏から始まり、年内の完成を予定している。 レイク・カリフォルニア・コミュニティ教会のジム・ラクソン牧師は、「私たちの教会は、ここ20年近くの間建て替えを検討してきました。ドン・アジャミアン建設のアドバイスもあり、建設コストを抑えるために3Dプリンターで建設することにしました。また、インテリアも音響が効率的に届くデザインされ、説教の際にマイクを使う必要がありません」とコメントしている。 アメリカでは現在、住宅不足が深刻化している各地の都市部を中心に建設3Dプリンターの導入が進んでいる。現在までに、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ミネソタ州などで3Dプリント住宅が建設されている。 レイク・カリフォルニア・コミュニティ教会は独立系のプロテスタントのキリスト教会。オレゴン州ダラスに拠点を置き、毎週日曜日午前10時15分から礼拝を行っている。
掲載日:2022年2月22日:マイティ・ビルディングズがシリーズB投資で4000万ドルを調達
米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント建設会社のマイティ・ビルディングズが、シリーズB投資で4000万ドル(約46億円)を調達して話題になっている。出資したのはベンチャーキャピタルのコースラ・ベンチャーズとゼノ・ベンチャーズ。バリュエーションや出資比率などの投資の詳細については明らかにされていない。 マイティ・ビルディングズは、調達した資金を製造機能強化やマーケティング活動などに投じるとしている。 マイティ・ビルディングズは、独自開発したロボットアーム型建設3Dプリンターを使い、プレハブ住宅をカリフォルニア州オークランド工場で製造している。マイティ・ビルディングズによると、建設3Dプリンターを使うことで建設コストを従来型の手法より最大で70%削減できるとしている。 アメリカでは最近建設3Dプリンター企業による大型の資金調達が続いている。今月2月には、テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが1億8500万ドル(約212億7500万円)の資金を調達している。 マイティ・ビルディングズへは日本のベンチャーキャピタルのAbies Ventures株式会社も出資している。
掲載日:2022年2月21日:ICONが1億8500万ドルの資金調達に成功
米テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが1億8500万ドル(約212億7500万円)の資金調達に成功して話題になっている。出資したのはベンチャーキャピタルのタイガー・グローバル・マネジメントを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。 今回の資金調達により、ICONが調達した資金の総額は4億5100万ドル(約518億6500万円)となった。ICONは、昨年2021年8月にもシリーズB投資で2億700万ドル(約238億500万ドル)の資金を調達している。 ICONの担当者は、「ワールドクラスの投資家、役員会、そしてすべての社員とともに引き続きこの仕事をしてゆけることに興奮しています」とコメントしている。 ICONは、昨年2021年9月に米テキサス州オースティンで低価格3Dプリント住宅を販売するなど、建設業界でのプレゼンスを強めている。3Dプリント住宅についてICONは、「3Dプリンティング技術は、従来の住宅よりも安全でより復元力のある住宅を生み出します。従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造になっています」と説明している。
掲載日:2022年2月20日:SLMソルーションズが2021年度決算を発表
ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2021年度決算を発表した。それによると、同社の2021年度の売上高は7500万ユーロ(約101億2500万円)で、前年比で20%のプラスとなった。またEBITDA(利息・税・減価償却前利益)は900万ユーロ(約12億1500万円)の赤字で、前年比で50%改善した。売上高としては、一昨年2019年の水準へ戻す形となった。同社のフラッグシップモデルの「NXG Ⅶ600」シリーズの販売増加が寄与した。 SLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「2020年度から売上高20%増加という事前予想を上回る結果をもって2021年度を終わることができました。NXG Ⅶ600シリーズの販売拡大により、今年2022年度とそれ以降のさらなる業績向上が期待できます。今後数年の間に、マーケットシェアをさらに広げてゆきます」とコメントしている。 SLMソルーションズは、すでに航空機部品製造大手のサフランやコリンズ・エアロスペースなどから受注しており、2022年度の売上高は2021年度を上回るとしている。 SLMソルーションズは2006年設立。ドイツ・ルーベックに拠点を置き、独自開発したセレクティブ・レーザーメルティング技術をベースにしたメタル3Dプリンターを製造している。同社はドイツ・フランクフルト株式市場に上場している。
掲載日:2022年2月19日:ファストレイディアスがSPACとの合併でNASDAQへ上場
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業のファストレイディアスが、SPACのECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場した。取引初日の取引は7.56ドルで始まり、6.74ドルで取引を終えた。現時点での時価総額は1億4016万ドル(約161億1840万円)となっている。 ファストレイディアスの共同創業者でCEOのルー・ラッセイ氏は、「ECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併は我が社と全社員、そして株主にとっての極めて重要なマイルストーンです。我が社の目的は効率的でサステナブルなモノづくりを実現するためのクラウド・マニュファクチャリングプラットフォームを構築することです。ファストレイディアスのマネジメントチームを筆頭に、ミッション実現と株主への利益還元を追求してゆきます」とコメントしている。 ファストレイディアスは2014年設立の、イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる造形サービスを提供している。
掲載日:2022年2月18日:ベントレーモーターズが300万ポンドを3Dプリンターに投資
イギリスの自動車メーカーのベントレーモーターズが、300万ポンド(約4億6905万円)を3Dプリンターに投資する。ストラタシスのポリジェットシリーズやHPの5210マルチジェット・フュージョン3Dプリンターなどを導入し、クルー工場のアディティブ・マニュファクチャリング機能を増強する。 ベントレーモーターズの製造担当役員のピーター・ボッシュ氏は、「ベントレーのアディティブ・マニュファクチャリングへのアプローチは業界をリードするものです。3Dプリンターの導入によりクルー工場は「ドリームファクトリー」になるためのコーナーストーンになります。製造コストを削減し、多くの複雑なモノづくりがより簡単にできるようになるでしょう」とコメントしている。 クルー工場では、ベントレーモーターズのすべての車種を製造している。クルー工場では、昨年2021年の一年間に1万5000点もの完成品パーツが3Dプリンターで製造されたとしている。 ベントレーモーターズは1919年設立のイギリスの老舗自動車メーカー。「ベンティガ」「コンチネンタル」「フライングスター」などの高級車を製造している。ベントレーモーターズは1998年にフォルクスワーゲンに買収され、子会社になっている。
掲載日:2022年2月17日:Robozeが「ヘリオスPEEK2005」3Dプリンターフィラメントをリリース
Robozeが「ヘリオスPEEK2005」3Dプリンターフィラメントをリリースした。「ヘリオスPEEK2005」3Dプリンターフィラメントは、エンジニアリングサーモプラスチックのPEEKをベースにセラミックを配合したもので、高い硬度を持つのが特徴。フィニッシュが滑らかで、ポストプロセシング作業が通常のフィラメントよりも簡単にできるという。 Robozeのシモン・クスシトCTO(最高技術オフィサー)は、「「ヘリオスPEEK2005」3Dプリンターフィラメントは、航空宇宙、エネルギー、モータースポーツなどの3Dプリンティング産業セクターのユーザーと協働で開発してきました。アディティブ・マニュファクチャリング技術がもっとも活用されている業界のニーズに対応し、軽量さ、メカニカルの強度、そして耐熱性が求められるアプリケーションの製造に適したものとなっています」とコメントしている。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの産業ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
掲載日:2022年2月16日:フォードがマヴェリック2022シリーズ用3DCADファイルを公開
アメリカの大手自動車メーカーのフォードが、自社のピックアップトラック・マヴェリック2022シリーズ用3DCADファイルを公開して話題になっている。公開されたのはカップホルダー、携帯電話用マウント、ゲームコンソール用マウント、ダッシュボードカビーなどのインテリアパーツ用3DCADファイル。一般的なFDM方式の3Dプリンターで出力できるほか、シェイプウェイズなどの3Dプリンティングサービスビューローで出力できるとしている。 自動車の製造工程で3Dプリンターが活用されるシーンが広がっているが、自動車オーナー自らが3Dプリントできる3DCADファイルが公開されるのは今回が史上初と見られる。自動車業界関係者は、3DCADファイルが実際にどの程度ダウンロードされて使われるのかに注目している。 消費財のメーカーが消耗部品の3DCADファイルを公開するケースは、家電業界などで散発的に行われているが、一般的に広く利用される状態には至っていない。 マヴェリック2022シリーズは4ドアタイプのコンパクトピックアップトラック。昨年2021年10月から販売開始され、2022年1月24日までに13,258台を販売している。
掲載日:2022年2月15日:テクナが2021年度第四四半期決算を発表
カナダの3Dプリンター用メタルパウダーメーカーのテクナが、2021年度第四四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は600万カナダドル(約5億4420万円)で、前年同期比で18.9%のマイナスとなった。新型コロナウィルスの感染拡大によるグローバルサプライチェーンの停滞の影響を受けた形となった。一方、2021年度通年の売上高は2680万カナダドル(約24億3076万円)で、前年比で21.8%増加した。また、EBITDA(利子・税金・減価償却前利益)は870万カナダドル(約7億8909万円)の赤字だった。 2021年度第四四半期決算について、テクナのルーク・ディオンCEOは、「第四四半期ではマテリアルの売上が回復し、受注残を増やしました。アディティブ・マニュファクチャリング市場の業況は回復しつつあり、特に中国のコンスーマー製品メーカーの需要がコロナ以前のレベルに戻りつつあります」とコメントしている。 テクナは1990年設立の、ケベック州シャーブロックに拠点を置くメタルパウダーメーカー。ニッケル合金、アルミニウムパウダー、タングステンパウダーなどを製造している。同社のメタルパウダーは、航空機製造大手のエアバスも採用している。
掲載日:2022年2月14日:プロトラブズが2021年度第四四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンティングサービスビューロー大手プロトラブズが、2021年度第四四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億2400万ドル(約142億6000万円)で、前年同期の1億500万ドル(約120億750万円)から18%増加した。2021年度通年の売上高は4億8800万ドル(約561億2000万円)で、前年比で12%増加した。グローバルサプライチェーンのロジスティクス停滞が続く中、底力を見せつける結果となった。 プロトラブズのロブ・ボーダー社長兼CEOは、「第四四半期のパフォーマンスをとても喜ばしく思っています。当初の期待を上回る成長と売上を見せてくれました。多くの会社と同様、プロトラブズは2021年度第四四半期において多くの困難に見舞われました。しかし、2021年度を通じてそれらを乗り越え、投資を行ってきました。経営環境は未だに厳しい状況が続いていますが、我々のビジネスのポテンシャルと市場機会は成長を続けています」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2022年2月13日:デスクトップメタルがエンビジョンテックをETECにリブランド
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、昨年2021年に買収したDLP3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを新たにETECにリブランドする。ETEC(イーテック)という新社名とともに、カンパニーロゴも一新される。 ETECは2002年設立。独自開発したDLP3Dプリンターを、主に医療、歯科医療、ジュエリーなどの産業セクターのユーザーへ提供してきている。昨年にデスクトップメタルに買収され、同社のヘルスケア領域進出の基盤となっている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「デスクトップメタルのインテグレーション戦略は、顧客と顧客のアプリケーションニーズにフォーカスし、ボリュームプロダクションにアディティブ・マニュファクチャリング2.0テクノロジーを展開することです。ETECとデスクトップヘルスのローンチは、ヘルスケアの領域への我々のコミットメントを象徴するものです」とコメントしている。 デスクトップメタルは近年、大型の企業買収を繰り返している。直近ではドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのExOneの買収を完了し、完全子会社化している。
掲載日:2022年2月12日:エッセンシアムとSPACとの合併計画が破棄
アメリカの3Dプリンティングサービスビューロー大手のエッセンシアムと、SPAC(特別買収目的会社)のアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションとの合併計画が破棄された。発表によると、合併計画はアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションの申し入れにより破棄されたという。破棄の具体的な理由については明らかにされていない。 アトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションのシャハーブ・アーマッド会長兼CEOは、「エッセンシアムの今後の挑戦に期待をしています。アトランティック・コーストラルは、今後も株主利益を最大化するためにモビリティスペースの領域におけるトランスフォーメーショナルな企業への投資を続けてゆきます」とコメントしている。 エッセンシアムとアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションは昨年2021年12月に合併契約に署名し、今年2022年第一四半期中のNASDAQへの上々を予定していた。 エッセンシアムは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。主に航空宇宙などの産業ユーザーに対して各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年2月11日:がん治療の希望の光:高精度3Dプリントによるマイクロニードル
【PR】化学療法は、腫瘍やがんの治療に不可欠な方法です。従来の化学療法では、主に静脈注射と血液循環によって薬剤を標的部位に送りこむ。しかし、この方法は効率が悪く、薬剤の量が少ないと治療効果が弱く、薬剤の量を上げていくと毒性が強くなり体に害を与える、という大きな矛盾があります。 科学者たちは最近、精密な3Dプリンターでマルチマイクロチャネルマイクロニードルを作成し、化学療法薬を効率的、安全かつターゲットに送達する新しいアプローチを提案し、癌治療に新しい光をもたらしています。 この研究は、「Multimicrochannel Microneedle Microporation Platform for Enhanced Intracellular Drug Delivery」というタイトルで、権威ある学術誌「Advanced Functional Materials」に掲載されました。 また、この研究の臨床応用と産業化を加速させるために、会社を設立しました。
掲載日:2022年2月10日:トロントの自動運転バス走行実証実験プロジェクトが中止
カナダ・トロントで行われていた自動運転バス走行実証実験プロジェクトが中止になった。先月1月14日に発表された自動運転バスOlli開発元ローカルモーターズの事業停止を受けての措置とみられる。 トロント市のプレスリリースによると、当初予定していたプロジェクトの実施期限である2022年2月28日までに有人での走行実験開始の目途が立たないなどの複数の理由により中止となったとしている。 トロント市はまた、昨年2021年12月16日にトロント近郊の街ウィットビーで発生したOlliの衝突事故を受け、プロジェクトの運航許可を取り消したとしている。この事故により、Olliの運転を監視していた23歳の保安用運転手が怪我をし、トロントの救急医療センターへ搬送された。トロント警察によると、事故を起こしたOlliは当時マニュアルモードで運航され、衝突防止システムが切られた状態にあったという。 Olliは定員8名の自動運転バスで、無人走行モードで最大時速20キロメートル、マニュアルモードで最大時速40キロメートルで走行できるとしていた。 ローカルモーターズは2007年設立。創業当初よりマイクロファクトリーのコンセプトを掲げ、3Dプリンターを使った自己完結的な車づくりを展開していた。2016年には世界初の3Dプリント自動車Stratiを開発し、話題を集めた。その後は自動運転バスOlliの製造を行っていた。
掲載日:2022年2月9日:Robozeがドゥカティのオフィシャルテクニカルパートナーに就任
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、同じくイタリアのオートバイメーカーのドゥカティのオフィシャルテクニカルパートナーに就任する。発表によると、Robozeは自社のハイパフォーマンスポリマー3Dプリンター「ARGO500」を使い、ドゥカティ・レノボ・レーシングチームに競技モーターバイク用スペアパーツの供給を行う。 Robozeのアレッシオ・ロルッソCEOは、「Robozeがドゥカティ・レノボ・レーシングチームのオフィシャルテクニカルパートナーに就任したことに非常に興奮しています。軽量で高い強度を持つスペアパーツを供給し、チームの成績がさらによくなることを革新しています」とコメントしている。 レーシングカーやレース用モーターバイクのスペアパーツを3Dプリンターで作る機運は世界的に高まっている。アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも、インディカーレーシングシリーズに参戦しているチーム・ペンスキーのレーシングカーのスペアパーツを自社の3Dプリンターで製造している。 ドゥカティは1926年設立。イタリアのボローニャに拠点を置く老舗のオートバイメーカー。熱心なファンが多いことで知られ、日本でも多くのバイクマニアに愛好されている。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。