3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2022/7/6new
【最新書籍情報!】
2022年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 195頁
詳しくはこちら
2021/6/23
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2022年8月2日:マテリアライズが2022年度第二四半期決算を発表
ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5800万ユーロ(約81億2000万円)で、前年同期比で14.5%の増加となった。 部門別の売上高では、マニュファクチャリング部門の売上高が2660万ユーロ(約37億2400万円)で、前年同期比で14.2%の増加となった。医療部門の売上高は2090万ユーロ(約29億2600万円)で、前年同期比で18.9%の増加となった。ソフトウェア部門の売上高は1060万ユーロ(約14億8400万円)で、前年同期比で6.1%の増加となった。 マテリアライズのフリード・ヴァンクラインCEOは、「当期においては、我が社の主力事業領域である自動車業界において一定の利益を確保することができました。特に大型のSLA3Dプリンターを使ったプロジェクトが利益に貢献しました。また、メタル3Dプリンティングについても、コロナのパンデミック前の水準のターンオーバーに戻すための努力をしました」と説明している。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2022年8月1日:マクドナルドが植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了
アメリカの大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了した。テストの結果は公式に明らかにされていないが、ある株式アナリストが25のマクドナルドの店舗にヒアリングしたところによると、25店舗のすべてにおいて「マックプラントバーガー」の売上が当初の期待値を下回ったという。 パイロットテスト終了の報道を受け、マクドナルドに代替肉パティを供給しているビヨンド・ミートの株価は5.2%値下がりした。 マクドナルドは、代替肉製造大手のビヨンド・ミートと2019年にパートナーシップ契約を締結し、ビヨンド・ミートから代替肉の供給を受け、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストをテキサス州、アイオワ州、ルイジアナ州、カリフォルニア州の店舗で行っていた。パイロットテストの実施店舗は最盛期に600店舗まで増加したが、一日の平均売上が最大で70個程度と苦戦していた。 ある関係者は、「フランチャイズ店の雰囲気は、マックプラントバーガーの売上は予想を大きく下回ったというものです。この数字では、将来的に全国的な本格的ロールアウトすることの保証にはならないでしょう」と説明している。
掲載日:2022年7月31日:ブラックバッファロー3DがFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結
ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3Dが、ゼロックス傘下のファイナンス企業のFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結した。発表によると、FITTLEはブラックバッファロー3Dの建設3Dプリンターのユーザーに対し、ファイナンス、リース、レンタルなどのサービスを提供する。 ブラックバッファロー3DのCEO兼COOのマイケル・ウッズ氏は、「現在の我々のミッションは、我が社の認知を広げ、建設3Dプリンターの効率性と実用性を活かして建設業界を完全に変革することです。FITTLEとパートナーシップ契約を締結し、ミッションを実行して、グローバルなプレゼンスを拡大できることにエキサイトしています」とコメントしている。 FITTLEのニコール・トラーコ社長は、「イノベーティブなビジネスファイナンスのプロバイダーとして、FITTLEはブラックバッファロー3Dの変革的成長をサポートする良いポジションにいると認識しています。サステナブルなパートナシップを維持し、共に建設業界を変革することを楽しみにしています」とコメントしている。 ブラック・バッファローは、ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカー。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の建設3Dプリンター「ネクスコン3D」を製造している。
掲載日:2022年7月30日:デンバー・メトロポリタン州立大学がインダストリー4.0マニュファクチャリングセンターを開設
デンバー・メトロポリタン州立大学が、インダストリー4.0マニュファクチャリングセンターを開設する。オーラリアキャンパス内に新たに開設するもので、AI、AR、IoT、3Dプリンティングなどのインダストリアル4.0関連技術の研究や教育などを行う。また、オフィススペースやデモンストレーション用施設も設置し、地元企業との共同研究や実務トレーニングなども行う。 デンバー・メトロポリタン州立大学のマーク・ヨス・ディレクターは、「コロラド州の地元製造業の皆さんにセンターを活用していただき、インダストリー4.0のテクノロジーを実際に活用していただければ幸いです。新たな知識を現場へ持ち帰り、ビジネスの成功へつなげていただきたいです。また、デンバー・メトロポリタン州立大学の優秀な学生たちを、現場のワークフォースとして活用していただきたいです」とコメントしている。 デンバー・メトロポリタン州立大学は、1965年設立の公立大学。コロラド州デンバー・オーラリアにキャンパスを置き、約2万人の学生を抱えている。設立当初はメトロポリタン州立大学の呼称で呼ばれていたが、2012年に現在のデンバー・メトロポリタン州立大学に校名を変更した。
掲載日:2022年7月29日:【PR】Adv.Mater表紙記事: 精密3Dプリンティングと超音波モータ
音を動力源とし、非接触で制御できる技術は、多くの分野で強く求められています。 最近、研究者は非接触メタエンジンブロック(Meta Engine Block, MEB)とBMF社の高精度3DプリンターmicroArch®S140を用いて、特定の音波の線形運動量(linear momentum)を軌道角運動量(orbital angular momentum)に反転させることができる新しい超音波モータを製作しました。
この研究成果は「Twisting Linear to Orbital Angular Momentum in an Ultrasonic Motor」というタイトルで権威ある学術誌Advanced Materialsに掲載され、雑誌表紙にも採用されました。
この超音波モータには次のような特徴があります。
1. 必要な音源は1つだけ。
2. モータの性能に影響を与えることなく、MEBの形状を自由に設計することができる。
3. シンプルな構造で小型化を実現。
Fig. 2 BMF社のプリンタmicroArch®S140(解像度:10μm)で製作したMEBモデル(W=8mm,d=0.4mm,t=0.2mm) このようなシンプルな非接触型超音波モータは、チップスケールの符号化・復号化や非侵襲的な微粒子操作など、様々なチップ技術へ広く応用されることが期待されています。
掲載日:2022年7月28日:ボストン・マイクロ・ファブリケーションがシリーズC投資で4300万ドルの資金調達に成功
米マサチューセッツ州に拠点を置くマイクロ3Dプリンターメーカーのボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が、シリーズC投資で4300万ドル(約58億4800万円)の資金調達に成功した。出資したのは中国資本の深センキャピタルグループを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 今回の資金調達により、ボストン・マイクロ・ファブリケーションが調達した資金の総額は5700万ドル(約77億5200万円)となった。ボストン・マイクロ・ファブリケーションには、香港資本のグリーン・パイン・キャピタルパートナーズも出資している。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションのマイクロ3Dプリンター「microArch230シリーズ」は、最小2ミクロン程度でのサイズの造形が可能。医療機器や電子機器など、様々な産業セクターで活用されている。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションのジョン・カウォラCEOは、「我々のビジネスは力強く成長しており、今回調達した資金を事業能力拡張に投じる予定です。我々のグローバルリーチはユーザーから高く評価されており、我々のシステムはプロトタイピングからエンドユーズパーツの製造まで、世界中で利用されています。特に従来型のモノづくりでは製造が不可能だった領域で利用されています」とコメントしている。
掲載日:2022年7月27日:ストラタシスが米国証券取引委員会にポイズンピルを申請
アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが、米国証券取引委員会(SEC)にポイズンピルを申請した。ポイズンピルはShareholder Rights Planの俗称で、敵対的買収者が一定数の株式を取得した段階で発動される。敵対的買収者以外の株主に対して有利な条件での株式取得を可能にするもので、発動されると敵対的買収者の買収コストが増加し、敵対的買収者の買収意欲を削ぐ効果がある。 ストラタシスに対しては、今月2022年7月にイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収していた。 ストラタシスのポイズンピルは、敵対的買収者がストラタシスの発行済み株式の15%以上を取得した場合に発動される。発動されると、敵対的買収者以外の既存株主がストラタシスの新株を0.01ドルで取得できるようになる。 ストラタシスのヨナ・ロイドCCOは、「今回の決定は、他の多くの公開企業が広く採用している対応策と同様のものです。取締役会の断固たる意思決定であり、会社と株主の長期的な利益を守るためのものです」とコメントしている。
掲載日:2022年7月26日:セメックスがCOBODインターナショナルに出資
メキシコの大手セメントメーカーでニューヨーク証券取引所上場のセメックス(Cemex)が、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資する。傘下のベンチャーキャピタルのセメックス・ベンチャーズを通じて出資するもので、出資の条件などの詳細については明らかにされていない。 セメックス・ベンチャーズのゴンザロ・ガリンド社長は、「COBODインターナショナルへの投資は、顧客中心主義という我々のマインドセットと、絶えざるイノベーションとインプルーブメントに対するフォーカスを反映したものです。COBODインターナショナルとの協働により、セメックスはかつては存在しなかった建設3Dプリンティングを顧客に提供することが可能になります。我々のイノベーションに対する努力は、この新しいテクノロジーの世界におけるトップポジションを確保し、より良い未来を構築することを可能にしてくれるでしょう」とコメントしている。 COBODインターナショナルには、これまでにGE傘下のGEリニューアブルが出資している。 セメックスは1906年設立の、メキシコ・モントレーに拠点を置くセメントメーカー。ラファージュホルシム、ハイデルベルクセメントと並び、グローバルセメントメジャーの一つに数えられている。
掲載日:2022年7月25日:コリンズ・エアロスペースがアディティブ・マニュファクチャリングセンターを増設
アメリカの航空宇宙・防衛大手のコリンズ・エアロスペースが、アイオワ州デモインにあるアディティブ・マニュファクチャリングセンターを増設する。1400万ドル(約19億400万円)を投じて行われる増設計画は、現存のセンターを9000平方フィート(約836平方メートル)拡張するもので、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが開発したNXGXII600シリーズが設置されるとしている。 コリンズ・エアロスペースのレネー・ベグレー氏は、「今回の拡張により、アディティブ・マニュファクチャリングのキャパシティを劇的に増加させることができます。特に航空機と航空機用エンジンのお客様にパーツなどの提供を迅速に提供することが可能になります。伝統的なマニュファクチャリングに比べ、アディティブ・マニュファクチャリングはコストを削減してくれるのみならず、デリバリーのリードタイムも削減してくれます。また、より軽量なパーツを製造できることから、航空機の燃料消費量を抑え、カーボンエミッションも削減してくれます」とコメントしている。 コリンズ・エアロスペースは2001年設立。ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置き、航空機用アビオニクス製品・ITシステムなどを製造している。
掲載日:2022年7月24日:メーカーボット・インダストリーズがクラウドプリント2.0をリリース
アメリカの3Dプリンターメーカーでストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズが、最新の3Dプリンティング管理ソフトのクラウドプリント2.0をリリースした。クラウドベースで提供される管理ソフトは、CADファイルのプレパレーションから実際の3Dプリンティングまでをワンストップでマネージするもので、メーカーボット・インダストリーズのMETHODシリーズ、SKETCHシリーズ、レプリケーターシリーズに対応している。 クラウドプリント2.0のリリースについて、メーカーボット・インダストリーズのナダヴ・ゴシェンCEOは、「3Dプリンティングを成功させるには、ハードウェアのみならず、素材、アクセサリー、ソフトウェアを含めたフルスケールのエコシステムが必要です。メーカーボット・インダストリーズの新しいクラウドプリント2.0は、ユーザーが重要なタスクを完結させるためのより最適なアプローチを提供します。操作方法も簡単で、セキュアなワークフローを提供し、スタートからフィニッシュまでワンストップでのコントロールとマネジメントを実現します」とコメントしている。 メーカーボット・インダストリーズは、今年2022年5月にオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーに発行済み株式の54.4%を取得され、同社の子会社になっている。現在、ウルチメーカーとメーカーボット・インダストリーズの二つのブランドが並存してそれぞれ運営されている。
掲載日:2022年7月23日:シェイプウェイズの株価が低迷
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズの株価が低迷している。同社は2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場したシェイプウェイズの株は、上場後一時8.23ドルに値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年7月22日)では0.87ドルまで値下がりしている。また、時価総額も減少しており、本記事執筆時点では4239万ドル(約58億4982万円)まで縮小している。 低迷する業績を立て直すため、シェイプウェイズは先日、シーメンスUSAのデジタルインダストリーズ担当社長を務めていた業界ベテランのラジ・バトラ氏を取締役に招聘するなどして経営陣を入れ替えている。 シェイプウェイズは、2022年度第一四半期において売上高757万ドル(約10億4466万円)と、経常赤字404万ドル5億5752万円を、それぞれ計上している。対前年比でのキャッシュポジションは1499万ドル(約20億6862万円)のマイナスで、キャッシュの流出が止まらない状態となっている。
掲載日:2022年7月22日:ファストレイディアスが従業員の20%をレイオフ
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業でNASDAQ上場のファストレイディアスが従業員の20%をレイオフする。先月社長に就任したパトリック・マッカスター氏が進めるコスト削減計画の一環で、40人程度の従業員がすでにレイオフされたという。ファストレイディアスは、年度内にオペレーティングコストを最大で1000万ドル(約13億8000万円)程度削減するとしている。 ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズと合併し、NASDAQへ上場した。上場初日は6.74ドルで取引を終えた同社の株は、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年7月21日)では0.63ドルまで値下がりしている。 また、上場初日に1億4016億ドル(約193億4208万円)あった時価総額も縮小し、本記事執筆時点では4628万ドル(約63億8664万円)と三分の一以下となっている。 ファストレイディアスは2014年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる各種の造形サービスを提供している。
掲載日:2022年7月21日:AMベンチャーズが1億ユーロ規模のVCファンドを組成
ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くベンチャーキャピタルのAM(アディティブ・マニュファクチャリング)ベンチャーズが、1億ユーロ(約140億円)規模のVCファンドを組成した。ファンドは主にアディティブ・マニュファクチャリング関連のハードウェア、ソフトウェア、素材、アプリケーションなどを開発しているスタートアップ企業に投資される。 AMベンチャーズの共同創業者でマネージングパートナーのアーノ・ヘルド氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング業界は、過去10年間において着実で力強い成長を見せてくれました。特にスタートアップ企業が業界において重要な役割を演じてきました。デジタルワールドをリアルワールドに出現させるために、スタートアップ企業は今後も重要なキーであり続けるでしょう。気候変動を克服し、サプライチェーンを強化し、サステナブルな方法でのモノづくりを実現するために、スタートアップ企業のさらなる活躍が求められています」とコメントしている。 AMベンチャーズは、2013年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの創業者、ハンス・ランガー氏が設立したベンチャーキャピタル。これまでにドイツ、オーストリア、アメリカ、スイス、スウェーデン、オーストラリアの17社のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業に投資している。
掲載日:2022年7月20日:ストラタシスの株が18.3%値上がり
アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスの株が値上がりしている。今年2022年7月6日に16.20ドルまで値下がりした同社の株は反転し、本記事執筆時点の2022年7月19日には19.17ドルまで値上がりしている。現地時間の先週発表されたイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収したというニュースが影響している可能性がある。 ストラタシスの株は、2021年2月5日に51.72ドルの高値を付けた後徐々に値を下げ初め、今年2022年に入ってからは20ドルから30ドルの価格レンジを推移していた。今回の株式取得によりナノ・ディメンションは1億5000万ドル(約207億円)程度のマーケットキャップを手にしたことになるが、市場関係者の中には、ナノ・ディメンションが比較的安価にストラタシスの持ち分を手にしたと評価する向きもある。 また、別の市場関係者は、ナノ・ディメンションが今後、株価が安値水準で推移している現時点において、さらにストラタシスの株を買い増す可能性を指摘している。また、ナノ・ディメンションがストラタシスの株をある程度敵対的に買収する可能性も指摘されていて、両社の今後のやりとりを注視してゆく必要があるとしている。
掲載日:2022年7月19日:ケロッグが子会社のモーニングスター・ファームズのスピンオフを計画
アメリカの大手食品メーカーでニューヨーク証券取引所上場のケロッグが、子会社の代替肉メーカーのモーニングスター・ファームズのスピンオフを計画していることがわかった。関係者によると、ケロッグは2023年後半までにモーニングスター・ファームズをスピンオフし、株式市場へ公開する。 ケロッグによると、モーニングスター・ファームズの2021年度の売上高は3億4000万ドル(約469億2000万円)で、EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は5000万ドル(69億円)となっている。競合企業のビヨンド・ミートの売上高4億6500万ドル(約641億7000万円)よりは少ないものの、利益はしっかりと確保している。なお、ビヨンド・ミートの同期間中の経常収支は1億1300万ドル(約155億9400万円)の赤字となっている。 モーニングスター・ファームズは2017年設立。植物由来原料を使い、ハンバーガー用パティ、チキンナゲット、ホットドッグ、ソーセージ、ミールスターターなどを製造販売している。モーニングスター・ファームズの製品は、大手小売チェーンのターゲットや、オンライン通販大手のAmazonなどで購入出来る。 ある業界関係者は、代替肉市場のマーケットリーダーであるビヨンド・ミートと違い、すでに利益を確保しているモーニングスター・ファームズの上場により、代替肉市場がさらに活性化されると期待する声を寄せている。
掲載日:2022年7月18日:全世界の代替肉市場が2030年までに27億8000万ドル規模へ成長
全世界の代替肉市場が、2030年までに27億8000万ドル(約3836億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカ・オレゴン州ポートランドに拠点を置く調査会社アライド・マーケットリサーチがまとめたレポートによると、2021年時点で164万ドル(約2億2632億円)規模とされる全世界の代替肉市場は、今後年率95.8%の高い成長率で成長を続け、2030年までに同規模に達するとしている。 市場拡大をけん引する主なプレーヤーとしては、アレフ・ファームズ、ビヨンド・ミート、キュービック・フーズ、フューチャー・ミートテクノロジーズ、ミータブルBV、ミッション・バーンズ、メンフィス・ミート、モサ・ミートBV、リディファイン・ミート、ヴァウ・グループなどを挙げている。 代替肉の種類では、レッドミートが91%の最大のシェアを保ち、今後も高いシェアを維持し続けるとしている。また、代替シーフードも成長が見込め、2030年までに年率125.1%の成長率で成長を続けるとしている。 マーケット地域では、アジア太平洋地域が最大のシェアを有し、今後も成長を続けるとしている。また、北米市場と欧州市場が続くとしている。
掲載日:2022年7月17日:ナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になっている。 NASDAQで取引されているストラタシスの株は、昨年2021年11月8日に37.09ドルの高値を付けた後値を下げ始め、今年2022年7月6日には16.20ドルまで値下がりしていた。本記事執筆時点の2022年7月18日には18.79ドルまで値を戻しているが、今のところ大きく値を戻す傾向は見られていない。 ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターン会長兼CEOは、「ナノ・ディメンションがストラタシスの株を購入する理由は、ストラタシスというマーケットリーダーへ戦略的投資を行い、特にアディティブ・マニュファクチャリングとメタル3Dプリンティングの領域にナノ・ディメンションの破壊的テクノロジーを投入することです。ストラタシスのブルーオーシャンな事業領域に進出し、多くのバリューを生み出すことが可能になるでしょう」とコメントしている。 ストラタシスは、2012年にイスラエルの3Dプリンターメーカーのオブジェットと合併しているが、業界関係者の中には、ストラタシスがナノ・ディメンションと合併する可能性を指摘する向きもある。
掲載日:2022年7月16日:デスクトップメタルがドイツのソリッドCAMと販売代理店契約を締結
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、ドイツのCNCソフトウェア販売のソリッドCAMと販売代理店契約を締結した。発表によると、ソリッドCAMはデスクトップメタルのメタル3Dプリンティングシステムを、ドイツ、イスラエル、イギリス、インドのユーザーに販売する。 また、ソリッドCAMのCNC・アディティブ・マニュファクチャリングセンターにデスクトップメタルのスタジオシステムを設置し、3Dプリンティングのデモンストレーションなどを行う。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「デスクトップメタルのチームメンバーは、世界中のユーザーに信頼されているブランドであるソリッドCAMとのリレーションシップを拡大できることを嬉しく思っています。このリレーションシップの拡大は、より多くのCNCのプロフェッショナルが3Dプリンティングを知る機会になり、スタジオシステム活用の可能性に気付く機会を与えることになるでしょう」とコメントしている。 デスクトップメタルは、ドイツの自動車メーカーのBMWから790万ドル(約10億9000万円)相当の商談を受注するなど、ドイツにおけるプレゼンスを広げている。
掲載日:2022年7月15日:2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル規模に到達
2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル(約4140億円)規模に到達したとする調査結果が発表された。調査会社スマートテックアナリシスによると、全世界の3Dプリンティング市場は前年同期比で27%拡大し、同規模に達したとしている。スマートテックアナリシスは、2022年度通年での全世界の3Dプリンティング市場が120億ドル(約1兆6560億円)規模に達すると予想している。 市場の内訳では、サービス関連セクターの売上高が最も多く、全体の49.6%を占めた。次いで3Dプリンターなどのハードウェアの売上高が全体の28.9%を占めた。3Dプリンティング用素材の売上高は全体の21.4%だった。 スマートテックアナリシスのアナリスト、スコット・ダンハム氏は、「2022年度の最初の四半期はアディティブ・マニュファクチャリング業界にとって歴史的な四半期となりました。2021年度の落ち込みから完全にリバウンドした形です。世界的なサプライチェーン停滞が続く中、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーは世界中のモノづくりを変えつつあります。サプライチェーン停滞が続くほど、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの普及が進むでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年7月14日:ミーテックとウマミ・ミートが代替シーフード共同開発の覚書を締結
イスラエルの代替肉メーカーでNASDAQ上場のミーテックと、シンガポールの代替肉メーカーのウマミ・ミートが、代替シーフード共同開発の覚書(MOU)を締結した。発表によると、両社は共同でサーモンやツナなどの代替シーフードを開発し、主にアジア太平洋地域の市場で販売するとしている。 ミーテックのアリク・カウフマン創業者兼CEOは、「今回の覚書締結は、我が社の3Dプリンティングテクノロジーを活用して業界コラボレーションを展開するという戦略が具現化したものです。シーフードセクターへの進出に興奮しており、アジアの主要国の市場に展開できることを嬉しく思います」とコメントしている。 ウマミ・ミートのミヒール・パーシャド創業者兼CEOは、「今回のコラボレーションに感謝し、ミーテックの3Dプリンティングテクノロジーを活用して我々のプロダクトレンジを拡大できることを嬉しく思います。このパートナーシップは、代替シーフード開発のプラットフォームを共有し、消費者ニーズに対応した新しい製品の供給を可能にします」とコメントしている。 ミーテックは2019年設立。イスラエルに拠点を置き、これまでに牛肉、鶏肉、豚肉、ホールカットなどの代替肉を製造している。 ウマミ・ミートは2020年設立。シンガポールに拠点を置き、マグロ、タイ、ウナギなどの代替シーフードを製造している。
掲載日:2022年7月13日:マークフォージドがスウェーデンのデジタルメタルを買収か
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのデジタルメタルを買収する方向で交渉中であることが明らかになった。同社に近い関係者によると、マークフォージドはデジタルメタルの親会社のヘガネスと交渉中で、買収金額として3200万ドル(約43億2000万円)をオファーしているという。 デジタルメタルは2003年設立。設立当初より独自開発したメタル・バインダージェット3Dプリンターを製造している。同社は2012年にスウェーデンの金属粉メーカーのヘガネスに買収され、同社の子会社になっている。ヘガネスは1797年設立の老舗金属粉メーカーで、今日までに年間生産量50万トンの世界最大の金属粉メーカーとなっている。 デジタルメタルのフラッグシップメタル3Dプリンター「DPM2500システム」は、チタン、ニッケル超合金、銅パウダー、ステンレススチール、アロイ4140スチールなどの素材を使用することが可能。 マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している
掲載日:2022年7月12日:ラジ・バトラ氏がシェイプウェイズの取締役に就任
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズの取締役にラジ・バトラ氏が就任した。バトラ氏は、インダストリアルオートメーションとデジタライゼーションの分野で20年以上の経験を持つベテランで、前職ではシーメンスUSAのデジタルインダストリーズ担当社長を務めていた。 バトラ氏の取締役就任とともに、レスリー・キャンベル氏が取締役会会長に就任した。キャンベルの会長就任後も、前会長のジョッシュ・ウルフ氏は取締役に留まる。 バトラ氏の取締役就任について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズの取締役会は、ラジの取締役就任を心から歓迎します。ラジはオートメーションとデジタルトランスフォーメーションの世界で20年以上の経験を持つベテランで、様々な業界において広くリーダーシップを発揮してきました。成長を続けるシェイプウェイズが、デジタルマニュファクチャリングソルーションに対するニーズへ的確に対応してゆくために力を発揮してくれることを信じています」とコメントしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。同社は2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。
掲載日:2022年7月11日:シンプリファイバーが350万ドルの資金調達に成功
ニューヨークに拠点を置くフットウェア・アパレル3Dプリンターメーカーのシンプリファイバーが、350万ドル(約4億7250万円)の資金調達に成功した。出資したのはワン・ベンチャーズ、テックスターズ、ヘリテッジグループ・ベンチャーズ、ジェットストリーム・ベンチャーズ、プラグアンドプレイ・ベンチャーズ、リファッション・ベンチャーズ、キャピタルエックス・ベンチャーズ、、キーラー・インベストメンツなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 シンプリファイバーのフットウェア・アパレル3Dプリンターはウッドチップなどの天然由来原料を素材に靴や服などを造形するタイプの3Dプリンター。服などの従来型の製造方法に比べて製造工程を最大60%、原料を最大35%削減できるとしている。 シンプリファイバーの共同創業者でCEOのマリア・インチャー・オーラング氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは、これまでに様々業界に革命を起こしてきましたが、ファッション業界では革命はまだ起きていませんでした。でも、今後シンプリファイバーがファッション業界における革命を起こす当事者となってゆくでしょう」とコメントしている。 マリア・インチャー・オーラング氏はカルバンクライン、アレキサンダー・マックイーンなどでファッションデザイナーを務めてきた業界のベテラン。2020年にフィリップ・コーエン氏と共同でシンプリファイバーを設立した。
掲載日:2022年7月10日:サム・フランシス氏がランチャーのCFOに就任
ロサンゼルスに拠点を置くロケットメーカー・ランチャーのCFOにサム・フランシス氏が就任した。フランシス氏は業界経験25年のベテランで、前職で同業企業プラネタリー・システムズのCFOと、別の同業企業のブルーキャニオン・テクノロジーズのCFOを務めていた。プラネタリー・システムズはこれまでにロケットラブに、ブルーキャニオン・テクノロジーズはこれまでに防衛大手レイセオン・テクノロジーズにそれぞれ売却されている。 ランチャーは現在、ハイパフォーマンスロケットの「ランチャーライト」と「オービター」をそれぞれ開発中で、フランシス氏は、両ロケットの開発にかかる資金調達などを担当するものと見られる。 ランチャーのマックス・ハオットCEOは、「サムがランチャーのチームに合流し、ランチャーの投資家ベースを拡大し、フィナンシャルオペレーションを強化してくれることに期待しています。「オービター」の初フライトが今年11月に予定されているので、ちょうどいいタイミングで合流してくれました」とコメントしている。 ランチャーは2017年設立。同社はロケット本体とロケットエンジンの主要部品を3Dプリンターで製造していることで知られている。
掲載日:2022年7月9日:ダイヴァージェント・テクノロジーズがシリーズC投資で8000万ドルの資金調達に成功
米カリフォルニア州ガーデナに拠点を置く自動車メーカーのダイヴァージェント・テクノロジーズが、シリーズC投資で8000万ドル(約108億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのホライズン・テクノロジー・ファイナンス・コーポレーションとウェスタン・アライアンス銀行系列のブリッジ銀行。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。今回の資金調達により、ダイヴァージェント・テクノロジーズが調達した資金の総額は3億2800万ドル(約442億8000万円)となった。 ブリッジ銀行のテクノロジーバンキンググループディレクターのマイク・レダーマン氏は、「ダイヴァージェントは、自動車製造のエコノミクスを劇的に変革しています。ダイヴァージェントが業界の構造転換を促すソルーションを提供し、システムレベルの変換を促すシーンを目撃できることにエキサイトしています」とコメントしている。 ダイヴァージェント・テクノロジーズは、2014年設立のスーパーカーメーカー。主にSLMソルーションズのハイエンドレーザーメタル3Dプリンターを使い、「ゼロエミッション」のスーパーカーを製造している。
掲載日:2022年7月8日:ビヨンド・ミートがディズニーランド・パリとパートナシップ契約を締結
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、ディズニーランド・パリとパートナシップ契約を締結した。発表によると、ビヨンド・ミートはディズニーランド・パリのテーマパーク、ディズニービレッジ、ディズニーレストランに対し、ビヨンドバーガー、ビヨンドソーセージ、ビヨンドミートボールなどの代替肉を提供する。 ビヨンド・ミートのEMEA地域担当ジェネラルマネージャーのヨルグ・オオストダム氏は、「より良い未来を築こうという我々と共通の価値を持つアイコニックブランドのディズニーランド・パリとパートナーシップを組めることは、ヨーロッパ中にプラントベースドの代替肉を広めるという目的を持つ我々にとっての真のマイルストーンです。今日、より多くの消費者がフレキシタリアン・ダイエットを実践していますが、ディズニーランド・パリを訪れる多くの人が我々の代替肉に驚くことでしょう」とコメントしている。 ディズニーランド・パリは、今年初めに開業30年を記念して園内のレストランで提供するヴィーガンメニューを拡大すると発表していた。ディズニーランド・パリは、2019年から野菜バーベキューなどのヴィーガン料理を提供してきている。 ディズニーランド・パリは1992年開業。フランスで最も観光客が集まるフランス最大の観光スポットとなっている。
掲載日:2022年7月7日:世界の建設3Dプリンティング市場が2027年までに110億ドル規模へ成長
世界の建設3Dプリンティング市場が2027年までに110億ドル(約1兆4850億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの調査会社リサーチ・アンド・マーケッツがまとめた「建設市場におけるグローバル3Dプリンティング(2022-2027)」によると、2022年時点で3億5430万ドル(約478億3050万円)規模と推定される世界の建設3Dプリンティング市場は、今後年率99.04%の高い成長率で拡大を続け、2027年までに110億6810万ドル(約1兆4942億円)規模に成長するとしている。 建設3Dプリンティング市場を牽引する主なプレーヤーとして、エイピス・コア、Batiprint3D、BeMore3D、ブランチ・テクノロジー、COBODインターナショナル、Concr3D、コンツアー・クラフティング、CyBe建設、ハイデルベルクセメント等を挙げている。 地域別では、北米(アメリカ・カナダ)、ヨーロッパ(ベルギー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)、中東およびアフリカ(エジプト、イスラエル、カタール、サウジアラビア、南アフリカ、UAE)、アジア太平洋(オーストラリア、中国、インド、インドネシア、タイ)などで高い成長が見込めるとしている。
掲載日:2022年7月6日:ヴァルカンフォームズが3億5500万ドルの資金調達に成功
アメリカのメタル3Dプリンティングスタートアップ企業のヴァルカンフォームズが、3億5500万ドル(約479億2500万円)の資金調達に成功した。出資したのはエクリプス・ベンチャーズ、スタタ・ベンチャーパートナーズ、フォンティナリス・パートナーズ、D1キャピタルパートナーズ、スタンダード・インベストメント、ボストン。シードキャピタル、インダストリー・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 ヴァルカンフォームズは、マサチューセッツ工科大学発のスタートアップ企業で、独自開発したレーザー・パウダーベッドフュージョンベースのメタル3Dプリンターを開発している。同社のメタル3Dプリンターは、最大2メガワットの出力が可能で、競合製品よりも高速で高品質の造形が可能としている。 ヴァルカンフォームズの共同創業者でCEOのマーティン・フェルドマン氏は、「最先端のデジタルマニュファクチャリング技術をスケールすることで、アメリカのイノベーションの新時代と経済成長の両方を実現することが可能になります。特にモノづくりの領域におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術をスケールすることでモノづくりのオートメーションや、ロボット技術との融合が可能になります」とコメントしている。
掲載日:2022年7月5日:【PR】Nat. Mater.: 精密3Dプリント+小型歯車=弾性率可変の機械的メタマテリアル
常識的に考えて、材料の弾性率や強度などの機械的特性は、ある一定の条件のもとで固定されています。 しかし、機械的メタマテリアルは、人工的に製造され、ユニークな微細構造を持つため、機械的特性を調整することが可能となります。 一方、既存の機械的メタマテリアルは、構造が不安定、強度が低い、応答が遅いなどの理由により、連続的かつ安定した機械的特性のチューニングを実現することが困難でした。 科学者たちは最近、独自の剛性勾配を内蔵した小型歯車を設計し、特殊な歯車の組み合わせによる全く新しいメタマテリアルシステムを考え出しました。 BMF社の精密3DプリンターmicroArch® S130(光学解像度2μm)を用いて、75μmのフィーチャーサイズを持つ超小型歯車を製作しました。 このような歯車を用いたメタマテリアル構造には、次のような優れた特長があります。
・ヤング率を2桁の範囲で継続的かつ安定的に制御できる。
・メタマテリアル全体が硬い状態から超軟らかい状態へと変化する能力を有する。
・調整方法は簡単に行える一方で、このメタマテリアルは入力信号に対して非常に速い応答性を示す。
・非常に大きな負荷や衝撃に耐えられる。
異なる種類の歯車や特殊な組み合わせを用いることで、異なる特性を持つ機械的メタマテリアルを設計することが可能です。 この画期的な研究成果は、ロボットの衝撃保護や航空機の表皮など、スマートデバイスの画期的な応用につながることが期待されています。 この研究成果は権威ある学術誌 Nature Materials(IF 38.663)にて「Programmable gear-based mechanical metamaterials」というタイトルで掲載されました。【PR】
掲載日:2022年7月4日:シェリル・モンロー氏がAMGTAのエグゼクティブディレクターに就任
シェリル・モンロー氏が、アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング業界団体のアディティブ・マニュファクチャラー・グリーン・トレード・アソシエーション(AMGTA)のエグゼクティブディレクターに就任した。モンロー氏は、前職でアメリカ赤十字のエグゼクティブディレクターを務めたほか、アメリカ癌協会でコミュニティ・エンゲージメントマネージャーを務めている。 モンロー氏は、「歴史的に重要なこの瞬間にAMGTAに参加することが出来て大変エキサイトしています。アディティブ・マニュファクチャリングはモノづくりをよりサステナブルにし、モノづくり全体を変革する可能性を秘めています。AMGTAは、今後も幅広く業界リサーチなどを行い、アディティブ・マニュファクチャリングの可能性をさらに広げてゆきたいと思います」とコメントしている。 AMGTA理事会会長のブライアン・ネフ氏は、「シェリルの非営利組織と営利組織の両方におけるリーダーシップのスキルは、AMGTAにとってパーフェクトです。彼女とともに働き、AMGTAをさらに拡大することを楽しみにしています」とコメントしている。 AMGTAは、2019年に米フロリダ州に拠点を置くメタル3Dプリンティング・サービスビューローのシンタヴィア社が中心になって設立された非営利団体。アディティブ・マニュファクチャリング業界におけるサステナビリティなどをテーマに、各種の研究や啓蒙などを行うことを事業目的にしている。
掲載日:2022年7月3日:メーカーボット・インダストリーズが自社の3Dプリンターを低所得地域の小中学校へ寄付
大手3Dプリンターメーカーのストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズが、自社の3Dプリンターを低所得地域の小中学校へ寄付して話題になっている。メーカーボット・インダストリーズは、3Dプリンターへのアクセスを確保できない子供たちに実際に3Dプリンターを提供すること目指すとしている。 3Dプリンターを受け取ったハワイ州キヘイ小学校のクリスティン・グッドウィン教諭は、「3Dプリンターは、子供たちの想像力と創造性に火を付ける優れたツールです。芸術、科学、デザインを学ぶためのマジックの宝庫であり、日々の問題解決能力を開発するための優れた素材です。メーカーボットのスケッチ3Dプリンターを、日々の授業においてテクノロジーを実際に活用する手段として大いに活用しています」とコメントしている。 メーカーボット・インダストリーズは、今年2022年5月にオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーに発行済み株式の54.4%を買収され、同社の系列会社となっている。株式買収号も、メーカーボット・インダストリーズの親会社ストラタシスはメーカーボット・インダストリーズの株式45.6%を所有し続けており、事実上の合弁会社となっている。メーカーボット・インダストリーズは2013年にストラタシスに買収され、子会社となっていた。
掲載日:2022年7月2日:BCN3Dとインドのシュリー・ラピッドテクノロジーズが販売代理店契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、インドの3Dプリンティングサービスビューローのシュリー・ラピッドテクノロジーズが、販売代理店契約を締結した。発表によると、シュリー・ラピッドテクノロジーズは、インド国内でBCN3DのフラッグシップモデルBCN3DエプシロンW50SCシリーズのなどの販売を行う。 シュリー・ラピッドテクノロジーズのパートナー、ニティン・チャウダーリ氏は、「シュリー・ラピッドテクノロジーズがBCN3Dとパートナシップを締結した理由はいくつかあります。まずBCN3Dは、デスクトップ3DプリンティングにおけるIDEXテクノロジーのパイオニアであることです。また、BCN3Dがエンジニアリング、自動車、コンスーマーグッズなどの産業セクターにおいて確たるブランドを確立していることです。インドにおける3Dプリンティングサービスビューローとして、自信をもってBCN3Dの製品をお届けできます」とコメントしている。 シュリー・ラピッドテクノロジーズは、インド・ムンバイに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。3Dプリンティングやポストプロセシングなどのサービスに加え、スリーディーシステムズ、フォームラブズ、マークフォージド、ゾートラックスなどの3Dプリンターの販売も行っている。
掲載日:2022年7月1日:オハイオ州シンシナティにアドアップのソルーションセンターがオープン
オハイオ州シンシナティに、フランスのメタル3Dプリンターメーカーのアドアップのソルーションセンターがオープンした。センターはアドアップのパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターのデモンストレーションゾーンとして機能するほか、メタル3Dプリンティングサービス、コンサルティングサービス、トレーニングサービスなどが提供される。 オープニングデーとなった6月22日のセレモニーには、アドアップのパートナー企業が多数参加した。参加した企業にはミシュラン、ポストプロセス・テクノロジーズ、オークリッジ国立研究所、オハイオ州立大学、アメリカ・メイクスなどが含まれていた。 アドアップのラッシュ・ラセールCEOは、「オープニングデーには、私たちのテクノロジーだけでなく、私たちが直面している様々なチャレンジを見ていただくために多くのお客様をお招きしました。私たちのチームは十分なツールを確保しており、お客様が抱えておられる様々な課題を共に解決できると信じています」とコメントしている。 アドアップは、2016年にミシュランとファイブの合弁企業として設立されたスタートアップ企業。独自開発したパウダーベッド・フュージョン3Dプリンター「フォームアップ350」シリーズを製造販売している。
掲載日:2022年6月30日:HZGグループが6000万ユーロ規模のアディティブ・マニュファクチャリング業界向けファンドを創設
ドイツのベンチャーキャピタルのHZGグループが6000万ユーロ(約85億3200万円)規模のアディティブ・マニュファクチャリング業界向け投資ファンドを創設して話題になっている。 HZGアディティブ・マニュファクチャリング・テックファンドと名づけられた投資ファンドに出資したのはドイツの機関投資家や個人投資家。出資者の中にはドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーの創業者も含まれているという。HZGアディティブ・マニュファクチャリング・テックファンドは、主にドイツ国内のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業へ投資してゆくとしている。 HZGグループの創業者でマネージングパートナーのフランク・ハーゾッグ氏は、「我々のオファーが多くの投資家にとって魅力的であることは想定していました。それにしても、これほど速くお金が集まったことについては驚いています。我々の経験とアディティブ・マニュファクチャリング業界における豊富なトラックレコードを活かし、業界を次の次元へ導く若い起業家たちを支えてゆきたいと思います」とコメントしている。 HZGグループは2017年設立。3Dプリンティングを含むハイテク系スタートアップ企業を中心に投資している。
掲載日:2022年6月29日:アレクサンドレ・ドゥオーセッティ氏がスカルプティオの新CEOに就任
アレクサンドレ・ドゥオーセッティ氏が、フランスの3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオの新CEOに就任する。ドゥオーセッティ氏は6年間に渡ってスカルプティオのデザインチームのリーダーを務めてきた。ドゥオーセッティ氏のCEO就任に伴い、スカルプティオの創業者でCEOのクレメント・モロー氏は退任する。 ドゥオーセッティ氏はプレスリリースを通じて、「コロナのパンデミックにより物流チェーンが停滞し、混乱しましたが、3Dプリンティングは多くのプロダクションラインでのモノづくりを支えてきました。BASFが提供する多くの新素材は、新たなインダストリアルアプリケーションを生み出しています。デザイナーとして私は、そうしたテクノロジーがモノづくりのみならずサプライチェーン全体を作り変えている現実を目撃できることに興奮しています」とコメントしている。 スカルプティオはフランスのパリとアメリカのサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。主にヨーロッパとアメリカにおいて、各種の3Dプリンティング・サービスを提供している。スカルプティオは、2019年11月にドイツの大手総合化学メーカーのBASFに買収され、子会社になっている。
掲載日:2022年6月28日:ホーク・リッジ・システムズがサンノゼにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローのホーク・リッジ・システムズが、カリフォルニア州サンノゼにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設した。センターではマークフォージドの最新シリーズのFX20などを使い、各産業セクターのユーザーにサービスを提供する。 ホーク・リッジ・システムズは1996年設立。シリコンバレーに拠点を置き、アメリカとカナダの22箇所で3Dプリンティングや3Dモデリングなどのサービスを提供している。同社はこれまでにSolidworksのトップリセラー賞を含む数々の賞を受賞している。 ホーク・リッジ・システムズのデジタルマニュファクチャリング担当副社長のポール・ルーディン氏は、「我々のデジタルマニュファクチャリングラボを広くて便利なところへ移動できたことを嬉しく思います。我々のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実際に見ていただくことは重要なことで、我々の価値観、機能、そして能力そのものを実際に確認していただきたいのです。このセンターでは、まさにそれを行う予定です」とコメントしている。 ホーク・リッジ・システムズは、Solidworksのアメリカ最大規模の講習実施者としても知られている。
掲載日:2022年6月27日:EOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームが2022年度ドイツトップコンサルタント賞を受賞
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームが、2022年度ドイツトップコンサルタント賞を受賞した。EOSは同賞を2017年、2019年、2020年にも受賞しており、今回が四回目の受賞となった。フランクフルトで開催中のドイツSMEサミットで授与式が行われた。 ドイツトップコンサルタント賞は、ドイツの優秀なコンサルタント企業やチームに授けられるもので、プロフェッショナリズム、コンサルタントサービス内容、顧客満足度などの観点から客観的なデータに基づいて審査される。審査にはドイツ元首相のクリスチャン・ウルフ氏がメンターとして参加している。 EOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームは2013年設立。エンジニアやビジネスエコノミストなどの100名のスタッフで構成され、各産業セクターのユーザーにアディティブ・マニュファクチャリング技術を含む戦略ソルーションを提供している。 EOSのトーマス・ヴァイトランナー氏は、「同賞を再び受賞できたことを大変うれしく思います。我々は、これまでに500件を超える結果志向のコンサルティングをお客様に提供してきました。実行のためのコンサルティングを行ってきたことが評価されたと思います」とコメントしている。
掲載日:2022年6月26日:アメリカの3Dプリンティング関連株が軒並み低迷
アメリカの3Dプリンティング関連株が軒並み低迷している。世界的な株安のトレンドが続く中、3Dプリンターメーカーなどの株価がさえない状態になっている。 3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルの株は2021年2月5日に31.25ドルまで値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ、本記事執筆時点の2022年6月26日では2.31ドルまで値下がりしている。 デスクトップメタルのライバル企業のマークフォージドの株も、2021年2月26日に12.75ドルまで値上がりしたものの、デスクトップメタルと同様に値を下げ、2022年6月67日時点で2.11ドルまで値下がりしている。 3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズの株も、2021年9月17日に10.08ドルまで値上がりしたものの、その後大きく値を下げ、2022年6月26日時点で1.26ドルまで値下がりしている。 ある市場関係者は、世界的なサプライチェーンの停滞、台頭するインフレーション、先進主要国での物価上昇、さらにはウクライナ戦争の影響などもあり、3Dプリンティング関連株は今後当面は低迷を続けると予想している。
掲載日:2022年6月25日:ヴィンセント・レロール氏がカーボンの企業開発担当上級副社長に就任
ヴィンセント・レロール氏が、アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンの企業開発担当上級副社長に就任した。レロール氏は、カーボンの法人顧客開拓やサポート全般を担当する。 レロール氏は、企業戦略、M&A、イノベーションなどの職種において30年以上のキャリアを持つベテラン。前職ではソフトウェアメーカーのナウト社のチーフ・コマーシャル・オフィサーを務め、チャネルパートナーシップなどの戦略的アライアンス構築を担当していた。 レロール氏は、「画期的な技術と企業戦略を展開し、業界を革新させることに大いに興奮しています。カーボンの技術プラットフォームは伝統的な製造業を進化させています。モノづくりの現場で、いくつものブレークスルーを起こし続けています。カーボンのチームとコラボレートし、お客様のアイデアを実際のモノづくりに進めるためのエコシステムの構築に努力してゆきます」とコメントしている。 カーボンのフィル・デシモンCEOは、「ヴィンセントのソフトウェア業界におけるエコシステム構築の経験は、カーボンが存在する業界においても広く活かされることでしょう。ヴィンセントがチームに合流してくれたことを嬉しく思うとともに、新たなイノベーションを生み出す戦略パートナーシップを構築してくれることを期待しています」とコメントしている。
掲載日:2022年6月24日:コア・インダストリアルパートナーズがGoProtoを買収
米イリノイ州シカゴに拠点を置くプライベートエクイティファームのコア・インダストリアルパートナーズが、マニュファクチャリング・サービスビューローのGoProtoを買収した。買収金額や条件などの詳細については明らかにされていない。 GoProtoは2016年設立。医療、コンスーマーグッズ、自動車、航空宇宙、防衛などの産業ユーザーに対し、アディティブ・マニュファクチャリングを含む各種のマニュファクチャリングサービスを提供している。同社はアメリカの有力経済誌Inc.の、アメリカでもっとも急成長しているスタートアップ企業に選出されている。 コア・インダストリアルパートナーズのパートナーのマシュー・プリージ氏は、「GoProtoの買収により、各種の業界をリードするユーザーベースと、マニュファクチャリングの豊富な経験、そして才能あふれるチームメンバーを獲得することができました。特に、GoProtoのインハウスのマルチジェット・フュージョンのノウハウは、ハイボリュームのアディティブ・マニュファクチャリング市場をさらに拡大してくれるでしょう」とコメントしている。 コア・インダストリアルパートナーズは、これまでに大手3DプリンティングサービスビューローのFATHOMを買収したのに加え、3Dプリンター用フィラメントメーカーの3DXテック、別のフィラメントメーカーのトリトン3D、オープンソース3Dプリンターメーカーのギアボックス3Dを買収している。
掲載日:2022年6月23日:COBODインターナショナルがカナダのナイダス3Dとパートナーシップ契約を締結
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、カナダのナイダス3Dがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、ナイダス3Dは、COBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」を使い、カナダ国内で3Dプリント住宅を建設・販売する。 ナイダス3Dは、これまでにCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターを使い、カナダ初の3Dプリント住宅を建設している。ナイダス3Dは、今年2022年夏から3Dプリント住宅の販売を開始するとしている。 ナイダス3Dのイアン・アーサー社長は、「建設3Dプリンティングのリーディング企業のCOBODインターナショナルと共に仕事ができることは素晴らしいことです。COBOD2は業界をリードする建設3Dプリンターであり、機能、稼働領域、耐久性の、いずれにおいても他社製品を凌いでいます。建設3Dプリンターを活用することで建設コストを引き下げ、柔軟で効率的な、そしてサステナブルでカナダの建設基準に適合した住宅を提供してゆきます」とコメントしている。 COBODインターナショナルは、ドイツの大手建設会社のPERIグループと共同で、ヨーロッパ諸国やアメリカの各州で自社の建設3Dプリンターを販売している。また、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。
掲載日:2022年6月22日:Velo3Dがドイツにヨーロッパ・テクニカルセンターを開設
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、ドイツ・アウグスバーグににヨーロッパ・テクニカルセンターを開設した。ヨーロッパ市場のユーザーに対するサポートセンターとして機能するほか、ヨーロッパ市場におけるヘッドクォーターとしても機能するとしている。 Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビューラー氏は、「三年前に我々のサファイア3Dプリンターをヨーロッパへ初めて輸出しましたが、それを機にヨーロッパのあらゆる業界で我々の製品に対するニーズの広がりを実感してきました。今回アウグスバーグに開設したテクニカルセンターは、そうしたニーズの増加に対応する具体策であり、アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供するための拠点です」とコメントしている。 アウグスバーグはドイツ・ミュンヘン近郊の街で、ドイツ宇宙センターやアウグスバーグイノベーションパークなどのハイテク施設が集中している。ビューラー氏は、アウグスバーグにテクニカルセンターを開設した理由として、アウグスバーグに多くの航空宇宙関連企業や研究機関が集まっていることを第一に挙げている。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年6月21日:プロトラブズが日本法人閉鎖、日本市場から撤退
アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズが、日本法人を閉鎖し、日本市場から撤退すると発表した。 プロトラブズの日本法人プロトラブズ合同会社は、自社のウェブサイトで、「プロトラブズ合同会社は日本法人としての業務を終了することとなりました。射出成形サービスは2022年6月8日正午をもって受注を停止しておりますが切削加工サービスは2022年7月15日まで受注を受け付けております。なお、受注状況によっては予告なく変更させていただく場合もございます。ご不明な点については 以下のFAQ(随時更新)をご参照ください」と説明している。 プロトラブズ合同会社は2009年に神奈川県座間市を拠点にで事業を開始、オンデマンドのプロトタイピングや切削加工などの部品加工サービスを提供してきた。 ある業界関係者は、日本における3DCADやデジタルマニュファクチャリング技術の普及の低さを指摘し、アメリカ市場程度の現場ニーズが確保できなかった可能性を疑っている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。
掲載日:2022年6月20日:ポール・マロニー氏がSPEE3Dのチーフ・セールス・オフィサーに就任
ポール・マロニー氏が、オーストラリア発のメタル3DプリンターメーカーのSPEE3Dのチーフ・セールス・オフィサーに就任した。発表によると、マロニー氏はボストンにあるSPEE3Dのアメリカ・ヘッドクォーターに籍を置き、グローバルセールスチームのマネジメントを担当する。 マローニ氏は、アディティブ・マニュファクチャリング業界で20年以上のキャリアを持つベテラン。前職はデスクトップメタルのグローバルセールス担当副社長を務め、これまでにストラタシス、ソリッドスケープ、ソリッドワークスなどでセールスマネージャーなどを歴任してきた。 SPEE3Dへの入社についてマロニー氏は、「企業の成長期と言うエキサイティングなタイミングで入社できることに大変エキサイトしています。SPEE3Dの画期的なテクノロジーを顧客に提供し、ビジネスをサポートできることを楽しみにしています」とコメントしている。 マロニー氏が前職で務めていたデスクトップメタルは、先日全スタッフの12%に相当する160人をレイオフすると発表している。マロニー氏のデスクトップメタルからSPEE3Dへの移籍が、デスクトップメタルのレイオフと関係しているかについては明らかにされていない。
掲載日:2022年6月19日:Velo3Dが最新シリーズ「サファイアXC 1MZ」のリリース時期を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、同社最新シリーズ「サファイアXC 1MZ」のリリース時期を発表した。それによると、Velo3Dは、今年2022年度第三四半期に複数の顧客に「サファイアXC 1MZ」をデリバリーするとしている。 「サファイアXC 1MZ」は、最大1立方メートルのビルドボリュームを持つ大型3Dプリンター。ビルドボリュームの大きさは、現行シリーズの「サファイアXC 1M」の倍になっている。 Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビューラー氏は、「最先端のメタル・アディティブ・マニュファクチャリングなしに、未来を形成するたくさんの重要なテクノロジーを生み出すことは困難です。我々の顧客は、この技術が彼らのビジネスをより進化させ、製品そのものを変革させることを明確に理解しています。「サファイアXC 1M」のスループットは現行シリーズより400%向上し、オペレーティングコストを最大で75%削減します」と説明している。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年6月18日:オーストラリアの18歳の少年が3Dプリント銃製造の疑いで起訴
オーストラリアの18歳の少年が3Dプリント銃製造の疑いで起訴され、話題になっている。起訴されたのは、オーストラリア・パース西部の町ベイズウォーターに住む少年。今月6月3日に行われた家宅捜索で、所有していた3Dプリンターでトレース不可能なゴーストガンを製造していたことが確認された。現場では複数のゴーストガンのほか、サプレッサーや大量の弾薬なども確認された。 現場を捜索した西オーストラリア警察薬物武器捜索チームによると、少年は銃火器の所有ライセンスや製造ライセンスを所有しておらず、無許可で銃火器を製造していた。少年は、無許可で銃火器を製造した罪や、不法に製造された銃火器を製造した罪などを含む8つの罪で起訴されている。 西オーストラリア警察は、今回のケースは、ゴーストガン製造および不法所有の罪で起訴された西オーストラリア初のケースだとしている。 オーストラリアでは、これまでに3Dプリンターを使ったゴーストガンの製造により17人が逮捕されている。 オーストラリアでは、銃火器の所有には免許が必要。免許の取得には、銃火器を所有するための正当な理由がなければならず、一般人の免許取得は相応に難しいとされている。
掲載日:2022年6月17日:COBODインターナショナルがオーストラリアのフォーテックスと販売代理店契約を締結
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、オーストラリアのフォーテックスが販売代理店契約を締結した。発表によると、フォーテックスは、オーストラリアを含むアジア太平洋地域におけるCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」の販売を担当する。フォーテックスは、アジア太平洋地域におけるCOBODインターナショナルの三社目の販売代理店となる。 COBODインターナショナルのアジア太平洋地域担当マネージャーのサイモン・クリント・バーグ氏は、「フォーテックスとパートナーシップを組めることと、オーストラリアに我々の最新の建設3Dプリンターを持ち込めることを大変誇りに思っています。タイとマレーシアに続きオーストラリアに展開できたことで、アジア太平洋地域における我々のプレゼンスをさらに広めることが可能になりました」とコメントしている。 COBODインターナショナルは、ドイツの大手建設会社のPERIグループと共同で、ヨーロッパ諸国やアメリカの各州で自社の建設3Dプリンターを販売している。また、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。
掲載日:2022年6月16日:デスクトップメタルが従業員の12%をレイオフへ
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、従業員の12%をレイオフすることがわかった。デスクトップメタルが現地時間の今週月曜日配信したプレスリリースで明らかになった。 デスクトップメタルは先日、戦略的統合コスト適正化イニシアティブ(Strategic integration and cost optimization initiative )を発表し、24カ月内のオペレーティングコストを1億ドル(約135億円)削減すると発表していた。 デスクトップメタルは、昨年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneと、アメリカの工業3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを買収している。ExOneの買収には5億7500万ドル(約776億2500万円)を、エンビジョンテックの買収には3億ドル(約405億円)の資金を投じており、手持ち資金の減少が危惧されていた。 ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、2022年度第一四半期決算の発表直後1.33ドルまで下落したが、その後やや値を上げ、本記事執筆時点(現地時間2022年6月15日)では2.11ドルで取引されている。
掲載日:2022年6月15日:【PR】ACS Nano:精密3D印刷とイオントロニック圧力センサーについて
イオントロニック圧力センサーはロボットの皮膚触覚や健康状態の検出、VR(バーチャル・リアリティ)などのアプリケーション技術には必要不可欠です。しかし、これまでのイオントロニック圧力センサーは非線形応答と狭い圧力範囲に悩まされ、ロボットなどの性能に制限があるのが現状です。 最近、研究者たちはBMF社精密3DプリントとPDMSとPVA樹脂を用いた樹脂キャスティングを用いて、新しいフレキシブル圧力センサーを開発しました。その製作プロセスを下図に示します。注目に値するのは、BMF社製3DプリンターS130(光学解像度:2μm)で製作した初期モデルの小柱直径が28μm、高さは僅か70μmということです。 この研究成果は、権威ある雑誌ACS Nanoにて「Graded Interlocks for Iontronic Pressure Sensors with High Sensitivity and High Linearity over a Broad Range」というタイトルで掲載されました。
掲載日:2022年6月14日:デスクトップメタルが戦略的統合コスト適正化イニシアティブを発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、戦略的統合コスト適正化イニシアティブ(Strategic integration and cost optimization initiative )を発表した。それによると、同社は2022年度通年の非GAAP(米国標準会計基準)ベースでのコストを2000万ドル(約27億円)削減し、24カ月内のオペレーティングコストを同じく1億ドル(約135億円)削減するとしている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「昨年2021年においては、我々は顕著な成長を示し、新たな市場とイノベーティブな素材という製品ポートフォリオを新たに獲得することができました。我々が行った企業買収は我々の成長を加速し、マーケットにおけるシナジーを生じる結果をもたらしましたが、同時にグローバルな事業拠点の拡大など、コストベースを増加させることにもなりました。本日発表したイニシアティブは、現在のデスクトップメタルのオペレーションを精査した結果に基づいて設定されたものです」とコメントしている。 デスクトップメタルは、2022年度第一四半期決算で4370万ドル(約56億8100万円)の売上高を計上したものの、6950万ドル(約90億3500万円)という巨額の経常赤字を計上している。赤字決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されている同社の株は現時点で1ドル台の水準まで落ち込んでいる。
掲載日:2022年6月13日:キム・カーダシアン氏がビヨンド・ミートのブランド大使に就任
アメリカのセレブリティ女優・モデルのキム・カーダシアン氏が、アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートのブランド大使に就任した。ビヨンド・ミートの発表によると、カーダシアン氏はビヨンド・ミートの広報全般とブランドビルディングに関する一連の業務を担当するとしている。 カーダシアン氏はプレスリリースを通じて、「ビヨンド・ミートが植物由来の美味しくでアクセシブルな代替肉を製造していることのみならず、人類と地球の双方に有益な活動をしていることに大きな意義を覚えています。小さな努力は時に大きな結果を生みますが、ビヨンド・ミートの製品を我々の食生活にもっと取り入れることで大きなインパクトを生み出すことができると信じています」とコメントしている。 カーダシアン氏は、自身のInstagramアカウントにビヨンド・ミートの代替肉バーガーのビヨンド・バーガーの写真や動画などを複数投稿している。 カーダシアン氏はカリフォルニア州ロサンゼルス出身の41歳。女優・モデルとして活動するほか、リアリティ番組のパーソナリティやテレビプロデューサーなども務めている。同氏はまた、自身の下着ブランドに「着物(キモノ)」という名前を付けようとして非難されるなどの騒動も起こしている。
掲載日:2022年6月12日:スペインの代替肉メーカーが250万ユーロの資金調達に成功
スペインの代替肉メーカーが、シリーズA投資で250万ユーロ(約3億6250万円)の資金調達に成功した。資金調達に成功したのはスペインのスタートアップ企業のCocuus社。ベンチャーキャピタルのビッグ・アイデア・ベンチャーズ、カーギルベンチャーズ、イータブル・ベンチャーズ・アクセルレーション・プログラムなどからの出資を受けた。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 Cocuusは、ウシなどの生細胞をベースにしたバイオインクを使って代替肉をバイオ3Dプリンターで製造している。同社はこれまでに、ウシのリブロースステーキと、サーモンの刺身のバイオ3Dプリンティングに成功したとしている。 Cocuusの創業者でCEOのパトクィシ・ラルンベ氏は、「今回の投資ラウンドで世界的な投資家の関心を集めることができたことを誇りに思います。この資金調達により我々のテクノロジーを使って代替肉の製造を工業スケールに拡大することが可能になります」とコメントしている。 スペインの代替肉メーカーでは、バルセロナに拠点を置くスタートアップ企業のノバミートが、植物由来原料を使った代替肉を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2022年6月11日:BCN3Dと3DWiserが販売パートナーシップ契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、チェコ共和国プラハに拠点を置く3Dプリンター販売業者の3DWiserが、販売パートナーシップ契約を締結した。契約によると、3DWiserはチェコ共和国、スロバキア、ハンガリーでBCN3DのフラッグシップモデルBCN3DエプシロンW50SCシリーズのなどの販売を行う。 3DWiserは3Dプリンターの販売に加え、3Dプリンターの導入支援やメンテナンス、フィラメントなどの消耗品の販売などを行っている。 BCN3Dのジャビアー・マルティネス・ファネクCEOは、「3DWiserは3Dプリンティングの経験豊富な、チェコ共和国でもっとも信頼されている企業です。3DWiserを通じてチェコ共和国、スロバキア、ハンガリーのお客様にBCN3Dの3Dプリンターをお届けできることに大変興奮しています」とコメントしている。 BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。
掲載日:2022年6月10日:アメリカ政府が中国に機密情報を漏らした3企業の輸出免許を停止
アメリカ政府が、中国に機密情報を漏らした3企業の輸出免許を停止した。輸出免許を停止されたのはラピッド・カット、クイックシルバー・マニュファクチャリング、USプロトタイプの3社。いずれも3Dプリントロケット、3Dプリント人工衛星などの防衛関連の機密情報を中国企業へ漏洩した疑いがもたれている。アメリカ商務省は、3社の輸出免許を180日間停止するとしている。 アメリカ商務省のマシュー・アクセルロッド副長官は声明の中で、「人工衛星や防衛関連設備の3Dプリンティングを中国に外注することは、アメリカの国防を脅かす行為です。中国に技術的な情報や設計図を渡すことで企業は利益を得ることができるかもしれませんが、同時に彼らはアメリカの軍事技術を守るコストも増やしているのです」と説明している。 3社はいずれも3Dプリンティング、射出成型、CNCマシニング、ダイキャスティングなどを行う産業サービスビューロー。アメリカ国内のユーザーから受注した仕事の一部を、中国の企業に外注していたと見られる。 今回のアメリカ政府の措置に対し、ワシントンにある中国大使館は「(3企業に対する輸出許可の停止は)中国に対する経済的ないじめである」と非難している。
掲載日:2022年6月9日:ビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴され、話題になっている。訴えを起こしたのはハンバーガー用パティ製造のドン・リー・ファームズと同社CEOのイーサン・ブラウン氏。 訴えによると、ビヨンド・ミートは自社の代替肉のタンパク質含有量を実際よりも多く宣伝したのに加え、実際には使用している合成原料を「一切使用していない」との嘘の情報を伝えたとしている。ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートはタンパク質の含有量を実際よりも30%多く宣伝したとしている。 ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートは虚偽の広告宣伝を禁じるランハム法と、カリフォルニア州の不正広告防止法、及び不正競争防止法に違反しているとしている。 ビヨンド・ミートに対しては、今月複数の消費者から製品の量と質が広告宣伝内容と違うとする損害賠償請求訴訟が起こされている。 ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。ビヨンド・ミートの代替肉は、大手スーパーマーケットで販売されているほか、マクドナルドなどの大手飲食チェーンでも使われている。
掲載日:2022年6月8日:デスクトップメタルのプロダクションシステムが925スターリングシルバーに対応
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、同社のプロダクションシステムが925スターリングシルバーに対応したと発表した。それによると、同社のP-1プロダクションシステムとP-50プロダクションシステムで925スターリングシルバーを使った3Dプリンティングが可能になったとしている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「プレシャスメタルを使ったハイスピード・バインダージェットシステムによる3Dプリンティングを実現したことで、ジュエリー業界とラグジュアリーグッズ業界における画期的なマイルストーンに到達することができました。これまでの労働集約的なプロセスを脱し、デザインの自由度とカスタマイゼーションが確保されます。業界全体を大きく変えることになるでしょう」とコメントしている。 デスクトップメタルは、925スターリングシルバーに加え、今後18金イエローゴールドやローズゴールドなどにも対応してゆくとしている。 デスクトップメタルは、買収したエンビジョンテックを通じてジュエリー業界におけるプレゼンスを広めている。ジュエリー業界は、3Dプリンティングと親和性が高い業界のひとつとされている。
掲載日:2022年6月7日:HPが2022年度第二四半期決算を発表
HPが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は165億ドル(約2兆1450億円)で、前年同期比で3.9%の増加となった。部門別では、パーソナルシステムズ部門の売上高が115億ドル(約1兆4950億円)で、前年同期比で9.3%のプラスだった。また、プリンティング部門の売上高は50億ドル(約6500億円)で、前年同期比で6.8%のマイナスだった。 2022年度第二四半期決算についてエンリケ・ロレズ社長兼CEOは、「売上ベースおよび非GAAPベースのEPS(一株当たり利益)成長率において、非常に堅実な四半期となりました。我々のキー成長ビジネスは二けたの伸び率で成長し、56億ドル(約7280億円)もの新たな売上を我々にもたらしました。マクロの市場環境はいまだ脆弱ですが、より強いHPを作り上げることで優れたパフォーマンスを維持できると考えています」とコメントしている。 HPは自社の3Dプリンター事業の売上高の明細などは明らかにしていないものの、2022年度中間期において、前年同期比で二けたの伸び率を示したとしている。HPの3Dプリンター事業の売上高は、新規に獲得した売上高の56億ドルに含まれているものと見られる。
掲載日:2022年6月6日:ビヨンド・ミートの株価が低迷
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が低迷している。NASDAQ上場後2019年7月26日に234.90ドルの高値を付けていた同社の株は、その後乱高下を繰り返し、本記事執筆時点の2022年6月6日には28.63ドルにまで下落している。 ビヨンド・ミートは、2019年5月に米NASDAQへ上場し、翌月の2021年6月には時価総額が94億4000万ドル(約1兆1516億円)に達していた。ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。 ある市場関係者は、同社の直近の四半期決算で経常赤字が拡大したことと、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う世界的なサプライチェーン停滞が同社の今後の業績に悪影響を与える可能性があることが株価を押し下げていると見ている。 ビヨンド・ミートは、先日発表したアーニングス・ガイダンスで、2022年度通年の売上高を5億6000万ドル(約728億円)から6億2000万ドル(約806億円)のレンジと見積もっている。経常収支およびEBITDAなどについての見通しは示されていないが、ある市場関係者は、2022年度通年での黒字転換は難しいとみている。
掲載日:2022年6月5日:バース大学の研究チームが砂糖を使って生分解性PLAの製造に成功
バース大学の研究チームが、砂糖を使って生分解性PLAの製造に成功したとして話題になっている。生分解性PLAの製造に成功したのはバース大学サステナブル・サーキュラーテクノロジーセンターの研究チーム。一般的なFDM方式の3Dプリンターで広く使われているPLAに砂糖を加えることで、UV光線を照射することで生分解させることが可能になるとしている。 生分解性プラスチックは、微生物の働きによって最終的に水と二酸化炭素にまで分解されることから廃棄物処理問題の解決につながると期待されている。生分解性プラスチックは、一般的に「使用するときには従来のプラスチック同様の性状と機能を維持しつつ、使用後は自然界の微生物などの働きによって生分解され、最終的には水と二酸化炭素に完全に分解されるプラスチック」とされている。 バース大学は、2004年に同大学のエイドリアン・ボウヤー教授がオープンソースの3Dプリンター開発プロジェクトの「レップラップ」を開始したことで知られている。「レップラップ」プロジェクトは世界的に広がり、後に多くの商用FDM3Dプリンターを生み出す結果となった。FDM方式の3Dプリンターとして広く売れているメーカーボット・インダストリーズやウルチメーカーの3Dプリンターは、いずれも「レップラップ」の3Dプリンターをベースにしている。
掲載日:2022年6月4日:NASCARとストラタシスがパートナーシップ契約を締結
アメリカのカーレース興行団体のNASCARと、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、ストラタシスはテキサス州ベルトンの自社工場に設置されたストラタシスH3503Dプリンターを使い、NASCARの次世代レーシングカー用ウィンドシールド・エアコクピットベンチレーションユニットを製造する。 ストラタシスの戦略グロース部門担当副社長のパット・ケアリー氏は、「NASCARがアディティブ・マニュファクチャリング技術を活用して進化するのを目撃できることはエキサイティングなことです。我々はNASCARがレーシングカー用パーツのプロトタイピングからエンドユーズパーツの製造まで行うのを一環して支援してきました。今回、NASCARのパートナーに選定されたことを誇りに思うとともに、NASCARの次世代レーシングカー用パーツを製造できることに興奮しています」とコメントしている。 ストラタシスは先日、トヨタ傘下のレーシングチームのトヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)が自社の3Dプリンターを導入したと発表した。ストラタシスはカーレースの領域でのプレゼンスを着実に広げている。 NASCARは1948年設立のカーレース興行団体。全米48州に加え、カナダ、メキシコ、ヨーロッパでカーレースを開催している。
掲載日:2022年6月3日:トヨタ・レーシング・デベロップメントがストラタシスの3Dプリンターを採用
トヨタ傘下のレーシングチームのトヨタ・レーシング・デベロップメント(TRD)が、ストラタシスの3Dプリンターを採用して話題になっている。 採用されたのはストラタシスのFortus 450mc、F370、F370CRの各シリーズ。TRDの最新レーシングカー「GR86」用部品の製造やプロトタイピングなどに活用するとしている。 TRDのデビッド・ウィルソン社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングは、我々のレーシングカーのパーツをスピーディーにデザイン、製造することを可能にします。通常の製造方法は労働集約的で、コスト的にもより高くつきます。ストラタシスとパートナーシップを組むことで、我々の製造工程をより近代化でき、プロダクションのためのアディティブ・マニュファクチャリングの可能性をさらに高めることが可能になります」とコメントしている。 トヨタ・レーシング・デベロップメントはレーシングカーの開発や、カーレースで培った技術を活用したトヨタ車用チューニングパーツの製造などを行っている。また、同社のレーシングカーは、これまでにル・マン24時間耐久レースや、GRカップなどの世界的カーレースに参加している。
掲載日:2022年6月2日:UAE国民が3Dプリンティングが政府が投資すべき最も重要なテクノロジーと認識
イギリスの調査会社YouGovが行った調査で、UAE(アラブ首長国連邦)国民が3Dプリンティングが政府が投資すべき最も重要なテクノロジーと認識していることがわかった。調査はYouGovのUAEパネル1005人を対象に今年2022年5月12から19日の日程で行われた。 暗号通貨、VR、自動運転車、3Dプリンティング、AI、ブロックチェーン、メタバース、NFT、AR、人工臓器、個人宇宙旅行、遺伝子操作技術、代替肉、量子コンピューティング、埋め込み型人工脳、非中央集権型自治組織の、それぞれ投資すべきか否かについて問われた。 その結果、3Dプリンティングに投資すべきと答えた人の割合は86%で、投資すべきでないと答えた人の割合の1%を大幅に上回った。以下、AI(投資すべきと答えた人の割合78%)、自動運転車(同76%)、暗号通貨(同75%)、VR(同74%)と続いた。 UAEでは建設3Dプリンターを筆頭に、各所で3Dプリンティング技術の導入が進んでいる。UAEの首都ドバイでは、2030年までに市内で建設される建物の25%を3Dプリンターで建設する計画を立てている。 YouGovは2000年設立のイギリスの調査会社。全世界70か国に700万人のパネルを有し、年間3000万件以上の調査を実施している。
掲載日:2022年6月1日:カリフォルニア在住の工業デザイナーがオープンソース・リサイクラーを公開
カリフォルニア在住の工業デザイナーが、オープンソース・リサイクラーを公開して話題になっている。「ポリフォーマー」と名づけられたリサイクラーを開発したのはライテン・チェン氏。使用済みのミネラルウォーターボトルを原料に、1.75mm径のフィラメントにリサイクルできる。「ポリフォーマー」の構成部品はすべて公開されていて、一般的なFDM方式の3Dプリンターでプリントできる。 「ポリフォーマー」のリリースについてチェン氏は、「私は、未来の社会では、多くの製品が家庭内やコミュニティセンターに設置された3Dプリンターで作られるようになると予想しています。そして、そうした製品が寿命を迎えるとリサイクラーでリサイクルされ、再び別の製品を作るための原料となります。まだそうした社会は実現していませんが、コミュニティ全体で努力をし続ければ必ず実現すると信じています」とコメントしている。 チェン氏は、これまでにマイクロソフトのサーフェス・スマートウォッチや、ASUSのARグラス、Eurydiceヘッドフォン、無印良品のスマートゴミ箱などの製品をデザインしてきている。 なお、「ポリフォーマー」の部品の3Dファイルや、ステップバイステップガイドなどは、すべてチェン氏のGitHubアカウントに公開されている。
掲載日:2022年5月31日:REGEMAT3Dがエクイティ・クラウドファンディングで515,402ユーロの資金調達に成功
スペイン・グラナダに拠点を置くバイオ3DプリンターメーカーのREGEMAT3Dが、エクイティ・クラウドファンディングで515,402ユーロ(約6958万円)の資金調達に成功して話題になっている。REGEMAT3Dは、調達した資金を開発中の研究者用ナレッジ・エクスチェンジ・プラットフォーム「ラボ・メソッド・プラットフォーム」の開発などに投じるとしている。 「ラボ・メソッド・プラットフォーム」は、世界中の研究者たちが自らのバイオプリンティング・メソッドを投稿して共有するバイオプリンティングの「Thingiverse」。メソッドを共有することで臨床研究などのスピードを大幅に上げることができるとしている。 「ラボ・メソッド・プラットフォーム」について、REGEMAT3D創業者のホゼ・マニュエル・バエナ氏は、「ラボ・メソッド・プラットフォームは研究者が特定の細胞などを作る方法が入手できるレシピサイトのようなものです。また、実際の作成に必要な材料を買うこともできます。すでに存在しているレシピを使うことでそれぞれの研究にかかる時間を大幅に削減することが可能になります」と説明している。 REGEMAT3Dは2015年設立。同社のバイオ3Dプリンターは軟骨、骨、脊髄、筋肉などの生細胞を培養でき、世界29ヶ国の研究機関に採用されている。
掲載日:2022年5月30日:AMGTAが2022年度サステナビリティ賞受賞者を発表
アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング業界団体のアディティブ・マニュファクチャラー・グリーン・トレード・アソシエーション(AMGTA)が、2022年度サステナビリティ賞受賞者を発表した。AMGTA発足後初となる年次総会にて発表された。受賞者は、昨年2021年度における環境・サステナビリティ関連論文の発行や、研究発表の内容などを考慮して決定された。 主な受賞者には、スリーディーシステムズ、アルケマ、EOS、HP、マテリアライズ、シーメンス・デジタル・インダストリー・ソフトウェア、ストラタシス、テクナ・アドバンスト・マテリアルズなど3Dプリンターメーカーや3Dプリンター用素材メーカー、ソフトウェアメーカーなどが含まれた。 AMGTAは、来年2023年度も引き続きサステナビリティ賞を該当メンバーに授与するとしている。 AMGTAは、2019年に米フロリダ州に拠点を置くメタル3Dプリンティング・サービスビューローのシンタヴィア社が中心になって設立された非営利団体。アディティブ・マニュファクチャリング業界におけるサステナビリティなどをテーマに、各種の研究や啓蒙などを行うことを事業目的にしている。
掲載日:2022年5月29日:ルイジアナ州の教育委員会が400台のメーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターを購入
ルイジアナ州の教育委員会が、400台のメーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターを購入して話題になっている。購入したのはルイジアナ州のカルカシュー・パリッシュ教育委員会。傘下の60の小中学校と高校へ通う2万9500人の生徒達に提供される。 カルカシュー・パリッシュ教育委員会のチーフ・テクノロジー・オフィサーのキム・レブランク氏は、「私たちは私たちの生徒へ変化を与え、成長する公平な機会を与えたいと考えました。それを実現するには、そのために必要なツールとリソースを与え、クリティカルシンキング、コラボレーション、クリエイティブスキルを磨いてもらう必要があります。3Dプリンティングはそれらすべてを満たし、生徒と教師の双方の学習をサポートしてくれます」と導入の理由を説明している。 アメリカでは、公立の小中学校や高校でSTEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育の一環として3Dプリンターが導入されるケースが多いが、一度に400台もの3Dプリンターが導入されるのは珍しい。アディティブ・マニュファクチャリングやインダストリー4.0の普及が進む今後、教育現場に3Dプリンターが導入される機運がさらに高まると予想される。
掲載日:2022年5月28日:デスクトップメタルが1億ドルの転換社債を発行
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、1億ドルの転換社債(Convertible Notes)を発行して話題になっている。デスクトップメタルの発表によると、転換社債の利息は6%で、毎年5月15日と11月15日の二回支払われる。デスクトップメタルは、調達した資金を運転資金などに投じるとしている。 ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株はここのところ大きく値を下げ、2022年5月10日には、一時1.33ドルまで値下がりしている。本記事執筆時点で、デスクトップメタルの株は2.10ドルで取引されている。 ある市場関係者は、デスクトップメタルは上場以後経常赤字が続いており、資金繰りが相応に悪化していると見ている。デスクトップメタルの業績は、EBITDA(利子、税、減価償却前利益)ベースでも赤字が続いており、キャッシュフローの赤字が続いていると見られている。 転換社債は、債権者が一定の条件で株式に転換できる転換オプションが付与された社債。一般的には通常の社債と同様に利息が支払われ、満期まで保有した場合は額面金額で償還される。一般的には、株価の値上がりが見込めるベンチャー企業などで使われるケースが多い。
掲載日:2022年5月27日:【PR】精密3DプリンターメーカーBMFとSunway Communicationが次世代アンテナの開発で戦略的パートナーシップを締結
精密3DプリンターメーカーであるBoston Micro Fabrication(以下、BMF)は、Sunway Communication Corporation(米国)(以下、Sunway Communication)と、次世代アンテナの共同開発で戦略的パートナーシップを締結し、米国カリフォルニア州サンディエゴに共同研究開発ラボを開設しました。RF市場がミリ波アプリケーションに本格的に移行するにつれ、アンテナや導波管はより小さく、より複雑になっており、従来の製造技術では克服することが難しくなってきています。「私たちは小型化に対するニーズを満たすための解決策を探していました。BMF社は急成長しており、その技術はすでに多くの産業で使われています。今回の共同開発提携により、Sunway Communicationの強みであるRFセラミック材料とアンテナ技術を活用し、研究開発を加速するとともに、リーダーシップの地位を向上することを期待しています。」とSunway Communicationの取締役副社長兼ゼネラルマネージャーWilson Wu博士が述べています。 「Sunway Communicationと提携して、通信分野に3Dプリント技術を導入できることを、大変嬉しく思います。BMFは精密微細加工における専門的な3Dプリンティングソリューションを提供し、Sunway Communicationは高価値な通信製品における貴重な経験をもたらします。」と、BMF(米国)のCEOであるJohn Kawola氏は述べています。 この共同研究は、Sunway Communicationの兼首席科学家兼アンテナ研究所所長であるHoward Liu博士と、BMFの共同設立者兼CTOであるChunguang Xia博士が主導しています。 両社は、それぞれの強みと経験を融合し、より高品質な製品を市場に送り出していきます。【PR】
掲載日:2022年5月26日:エアバス・ディフェンス・アンド・スペースがスリーディーシステムズのDMPファクトリーソルーションを採用
航空機製造大手エアバス傘下のエアバス・ディフェンス・アンド・スペース(エアバスD&S)が、アメリカの大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのDMPファクトリーソルーションを採用したとして話題になっている。エアバスD&SはDMPファクトリーソルーションを使い、同社が開発中の人工衛星OneSatの主要部品を製造するとしている。 DMPファクトリーソルーションは、スリーディーシステムズが開発したハイエンドメタル3Dプリンター。利用率を最適化して効率を最大化するように設計された機能特化型モジュールで構成されている。ビルドボリュームは最大500mm x 500mm x 500mmで、大型部品をシームレスに生産でき、優れた材料特性を備えた金属 3D プリントで高品質の造形を可能にしている。 スリーディーシステムズの宇宙防衛セグメント担当副社長のマイケル・シェパード氏は、「エアバスD&S社との長きにわたるパートナーシップは貴重なもので、通信用人工衛星を製造する仕事を同社と共に続けてゆきます。エアバスD&S社との初期の仕事は、人工衛星用RFフィルターの製造でした。今後はより優れた人工衛星を作るために、各種の「最初の部品」を生み出してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年5月25日:クナル・カプウェイド・パティル氏がブラックバッファロー3DのCTOに就任
クナル・カプウェイド・パティル氏が、アメリカの建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3DのCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)に就任した。パティル氏は、主に建設3Dプリンター用セメント代替サステナブル素材の開発を担当する。 パティル氏はマサチューセッツ工科大学公共環境エンジニアリング学部で7年間リサーチサイエンティストを務め、直近ではテキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONでマテリアルサイエンス開発担当部長を務めていた。 パティル氏のCTO就任について、ブラックバッファロー3Dのマイケル・ウッズCEO兼COOは、「クナルは建設3Dプリンティング業界を構築してきた立役者であり、建設3Dプリンティング素材開発におけるブラックバッファロー3Dのリーディングポジションを維持し続けるために必要な人物です」とコメントしている。 パティル氏は、「私のキャリア全般において、私は建設の世界では強度と耐久性は必ずしもサステナビリティと競合しないと考えてきました。ブラックバッファロー3Dのチームに合流できることに興奮しており、次世代のハイパフォーマンスでエコロジカルな素材を開発してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年5月24日:ストラタシスが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億6340万ドル(約212億4200万円)で、前年同期比で22%の増加となった。プレパンデミックの2019年度第一四半期の売上高1億5530万ドル(約201億8900万ドル)をも上回る結果となった。 部門別では、3Dプリンターなどのハードウェアの売上が25%増加し、1億1300万ドル(約146億9000万円)だった。サービス部門の売上も15%増加し、5000万ドル(約65億円)だった。 2022年度第一四半期決算についてストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「リリースしたオリジンP3、H350SAF、ネオシステムの売上がモメンタムとなり、良好な結果をもたらしました。特にエンドユーズパーツのハイボリュームプロダクションの領域でのニーズが増加しました。現時点での我々のフォーカスは、ポリマー3Dプリンティングの領域における我々のリーダーシップポジションをさらに強めることです」とコメントしている。 2022年度第一四半期決算の発表とともに、ストラタシスは2022年度通年でのガイダンスを発表している。同社は2022年度通年での売上高を6億8500万ドル(約890億5000万円)から6億9500万ドル(約903億5000万円)のレンジと見積もっている。
掲載日:2022年5月23日:RAPID+TCT2022年展示会でウクライナ支援オークションが実施
今年2022年5月17日から19日までの三日間アメリカのミシガン州デトロイトで開催された大規模3Dプリンティング関連イベントのRAPID+TCT2022年展示会で、ウクライナ支援オークションが実施されて話題を集めた。 「サイレントオークション・フォー・ウクライナ」と名づけられたオークションには、2022年度ウォーラーズレポート、3ユアマインドの年間ライセンス、EOSが製造した3Dプリントバイオリン、Nexa3Dの最新3Dプリンターなどが出品された。オークションの主催者は、オークションで集めた費用は、すべてウクライナの教育施設の再建などに使われるとしている。 ウクライナを支援する機運はアディティブ・マニュファクチャリング業界でも高まっている。スペインの3DプリンターメーカーのBCN3Dがウクライナ軍を支援するために自社の3Dプリンターで止血帯を製造したほか、チェコ共和国の企業がウクライナ再建用コンクリート3Dプリンターを寄贈している。 RAPID+TCT展示会は、北米で開催される最大規模の3Dプリンティング関連イベント。3Dプリンティングに関する各種のセミナーのほか、3Dプリンターメーカー、素材メーカー、3Dプリンティングサービス企業などによる展示会が行われる。
掲載日:2022年5月22日:Voxeljetが2022年度第一四半期決算を発表
ドイツの工業用3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のVoxeljetが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は460万ユーロ(約6億2100万円)で、前年同期比で14.3%増加した。サービス部門売上が前年同期比で63.3%増加した一方、3Dプリンターなどのハードウェア部門の売上が前年同期比で32.1%減少した。 Voxeljetのインゴ・エデラーCEOは、「オンデマンド3Dプリンティング事業が非常に忙しく、前年同期比で60%以上の売上増加となりました。様々な分野のアプリケーションが成長していることが原因です。アメリカにおける宇宙関連プロジェクトや、ドイツにおけるアート・建設セクターでのプロジェクト、イギリスにおける電気自動車用パーツ製造プロジェクト等々、枚挙にいとまがありません。オンデマンド3Dプリンティング事業の売上増加は、未来の3Dプリンター需要増加を示す重要なインディケーターです。今年通年での業績については、我々は非常に楽観視しています」とコメントしている。 Voxeljetは、ドイツ・フライドバーグに拠点を置く3Dプリンターメーカー。主に砂型造形用大型3Dプリンターなどを製造している他、自社の3Dプリンターを使ったオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年5月21日:ASTMインターナショナルが3Dプリンティング素材データと標準化のためのコンソーシアムを結成
世界最大の国際標準化企画設定機関のASTMインターナショナルが、3Dプリンティング素材データと標準化のためのコンソーシアムを結成した。その種としては世界初となるコンソーシアム「コンソーシア・フォー・マテリアルズデータ・アンド・スタンダーダイゼーション(CMDS)」には、HP、EOS、デスクトップメタル、GEアディティブなどの3Dプリンターメーカーや、GE、ボーイングなどのユーザー、NASA、オーバーン大学などの研究機関が参加している。 CMDSの設立目的について、ASTMインターナショナルは、「CMDSはアディティブ・マニュファクチャリング・エコシステムにおけるすべてのサイズの企業にマテリアルズデータ・ジェネレーション、クリエイション、キュレーションのためのベストプラクティスを可能にするデータを提供します。そして、次世代の工業化を加速し、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの完全な導入を実現します」と説明している。 ASTMインターナショナルは、1898年設立の世界最大の非営利の国際標準化企画設定機関。主に製造業における工業材料規格や試験法企画などを定めている。ASTMインターナショナルは、本部をペンシルバニア州ウェストコンショホッケンに置いている。
掲載日:2022年5月20日:FATHOMが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手マニュファクチャリングサービスビューローのFATHOMが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4050万ドル(約52億6500万円)で、前年同期比で33%増加した。複数の大型案件の受注が数字を押し上げる結果となった。一方、調整後EBITDAは620万ドル(約8億600万円)で、前年同期比で19.4%のマイナスとなった。 部門別売上高では、精密板金加工部門の売上高が1470万ドル(約19億1100万円)と最大で、CNCマシニング部門の1330万ドル(約17億2900万円)が続いた。アディティブ・マニュファクチャリング部門の売上高は410万ドル(約5億3300万円)で、前年同期比で8.6%のマイナスだった。 FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「上場企業として、FATHOMはポジティブな結果を出すことができました。我々はこの業界のパイオニアであり、利益体質とキャッシュを生み出す実績を持っています。我々に対する業界ニーズは大きく、我々はそれから多くのベネフィットを得ています。今後も急速に成長しているデジタルマニュファクチャリング市場でのプレゼンスを広げてゆきます」とコメントしている。 FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。
掲載日:2022年5月19日:【PR】東大竹内教授と共同研究チームとの研究成果がLab on a Chipの表紙に掲載
近年、細胞膜上にあり、細胞内外のシグナル伝達や物質輸送に重要な役割を担っている膜タンパク質は、創薬研究者から大きな注目を集めている。また、膜タンパク質はリガンド分子に対する高い特異性・感度を持つため、様々な化学センサーへの応用が期待されている。 膜タンパク質は、担体として脂質二重膜を必要とする。従来、研究者らは、機械加工やフォトリソグラフィーなどのMEMS技術を用いて、「ダブルウェル」(DW)構造のマイクロデバイスを作製し、「液滴接触法」(DCM)を利用し、マイクロデバイスで脂質二重膜を形成していた。3Dプリント技術の急速な発展に伴い、3Dプリンターでマイクロデバイスを作製する研究者が増えている。 東京大学の竹内 昌治教授率いる研究チームは、3種の異なる3Dプリンターを用いて脂質二重膜デバイスを製作し、膜タンパク質を計測する実現可能性を研究した。この研究成果は「3D printed microfluidic devices for lipid bilayer recordings」というタイトルで学術誌Lab on a Chipに掲載され、雑誌表紙にも採用された。
掲載日:2022年5月18日:スリーディーシステムズが2022年度ガイダンスを修正
アメリカの大手3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のスリーディーシステムズが、今年2022年3月に発表したガイダンスを修正した。今月5月10日に開催された投資家向けカンファレンスコールで発表されたもので、世界的な経営環境の悪化を受けての下方修正となった。最新のガイダンスでは、2022年度通年での売上高を5億8000万ドル(約754億円)から6億2500万ドル(約812億5000万円)程度のレンジと見積もっている。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス氏は、「今年後半には350プラットフォームの売上の増加を見込んでいますが、コロナの影響でヘルスケア領域のお客様の購入控えが広がっています。その結果、当初予定していた成長率を達成できない可能性が生じました。経済のファンダメンタルズやマーケットの状況を鑑みるに、今年の活動が通年で若干停滞すると見込んでいます」とコメントしている。 ガイダンス(Guidance)正式名称「アーニングス・ガイダンス」(Earnings guidance)は、企業が自ら予想する自社の近未来についての業績予想。通常は当年度通年または次期四半期の売上高、費用、営業収支、経常収支、EBITDA(利子・税・減価償却前利益)EPS(一株あたり利益)などの予想値が掲載される。また、自社の事業を取り巻く環境、事業にプラス・マイナスになる要因、各種のリスクなどについての情報も掲載される。
掲載日:2022年5月17日:Xometryが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手産業用3DプリンティングビューローのXometry(ゾーメトリー)が2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は8370万ドル(約108億8100万円)で、前年同期比で倍増となった。一方、経常収支は2000万ドル(約26億円)の赤字で、前年同期の950万ドル(約12億3500万円)から大幅に悪化した。3Dプリンティングサービスプロバイダーのトーマスの買収などにより、支出が前年同期比で145%増加したことが響いた。 Xometoryのジム・ラロCFOは、「お客様が我々のプラットフォームにアカウントを開設していただくと、我々はリレーションシップを広げ、長期に渡ってご利用いただけるよう働きかけています。過去12カ月間に5万ドル(約650万円)以上支出してくださったお客様の数は790で、前年から92%増加しています」と売上増加の理由を説明している。 Xometryは2013年設立。全米各地の3000の工場とパートナーシップを組み、メーカーなどの製造業のユーザーにオンデマンドマニュファクチャリングのソルーションを提供している。同社のユーザーにはBMW、デル、GE、NASAなどが含まれている。同社はNASDAQに上場している。
掲載日:2022年5月16日:デスクトップメタルの株価が65%急落
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルの株価が急落している。ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、2022年度第一四半期決算の発表から2日間で65%下落した。現地時間の2022年5月10日には、一時1.33ドルまで値下がりした。 2022年度第一四半期決算で、売上高は4370万ドル(約56億8100万円)を記録したものの、6950万ドル(約90億3500万円)という巨額の経常赤字が投資家を失望させたとの見方が広がっている。 デスクトップメタルは、2020年12月10日にSPAC(特別買収目的会社)のトライン・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場した。上場後同社の株は上場後値上がりし、2021年2月5日には31.25ドルの高値を付けた。しかし、その後株価は値下がりし、現時点で1ドル台の水準まで落ち込んでいる。 ある市場関係者は、デスクトップメタルがオペレーティングキャッシュフローを黒字転換し、キャッシュの流出を抑えない限り株価の上昇は見込めないという悲観的な見方を示している。デスクトップメタルのリック・フュロップCEOは早期のEBITDAの黒字回復を宣言しているが、実際に実現できるか注目される。
掲載日:2022年5月15日:マークフォージドが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2190万ドル(約28億4700万円)で、前年同期の2010万ドル(約26億1300万円)から8.6%増加した。 2022年度通年での売上高については、1億1400万ドル(約148億2000万円)から1億2300万ドル(約159億9000万円)のレンジを見通している。 2022年度第一四半期決算についてマークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「マークフォージドはアディティブ・マニュファクチャリング業界における差別化されたプレーヤーです。我々のバランスシート(財務内容)とトラックレコードは突出しています。我々の高品質なエンドユーズマニュファクチャリングアプリケーションへのフォーカスは、今日の困難なサプライチェーンの課題を解決します。我々は、今後もさらにオーガニックなプロダクトイノベーションを加速し、市場の拡大を図ってゆきます」とコメントしている。 マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。
掲載日:2022年5月14日:プロトラブズが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億2420万ドル(約161億4600万円)で、前年同期の1億1610万ドル(約150億9300万円)から6.9%増加した。買収したオンライン3Dプリンティングプラットフォームのハブズの売上高は1030万ドル(約13億3900万円)で、前年同期比で78.6%のプラスとなった。 また、同期間中にプロトラブズが製造した点数は23,492点で、修正後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は1780万ドル(約23億1400万円)だった。 プロトラブズの社長兼CEOのロブ・ボーダー氏は、「一月はスロースタートでしたが、2022年度第一四半期を良いフィニッシュで終わらせることができました。これまでにないほどの数の企業がマニュファクチャリング4.0を導入しつつあり、プロトラブズは戦略通り変革をリードしてゆきます」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2022年5月13日:ウルチメーカーがメーカーボット・インダストリーズを買収へ
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、アメリカの3Dプリンターメーカーでストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズを買収するとして話題になっている。 オランダ現地の報道によると、ウルチメーカーとウルチメーカーの株主のNPMキャピタルは、1500万ドル(約19億5000万円)を投じ、メーカーボット・インダストリーズの株式の54.4%を取得する。株式売却後も、メーカーボット・インダストリーズの親会社ストラタシスはメーカーボット・インダストリーズの株式45.6%を所有し続ける。 買収後のCEOは、メーカーボット・インダストリーズのナダヴ・ゴシェン氏とウルチメーカーのユルゲン・フォン・ホレン氏が共同で務めるとしている。 ストラタシスのヨアヴ・ツァイフ氏は、「メーカーボット・インダストリーズとウルチメーカーのそれぞれの強みを統合することで、各種のテクノロジーを提供することが可能になり、経営効率を高めることも可能になります。また、財務体質も強化され、優れたリーダーシップに導かれた素晴らしいチームとともに競争熾烈な3Dプリンティングの世界で戦ってゆくことが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2022年5月12日:デスクトップメタルが2022年度第一四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4370万ドル(約56億8100万円)で、前年同期の1130万ドル(約14億6900万円)から大幅に増加した。一方、経常収支は6950万ドル(約90億3500万円)の赤字だった。デスクトップメタルは、2022年度通年の売上高を2億6000万ドル(約338億円)程度と見積もっている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「幸先よく2022年度のスタートを切ることができました。我々は引き続きマーケットシェアの拡大とスケールでの売上増加を続けてまいります。今年は複数のエキサイティングな新製品のリリースを予定しており、我々のアディティブ・マニュファクチャリング2.0のポートフォリオに対する需要はかつてないほどに高まっています。我々はいいポジションに位置しており、今後もバランスをとりながら成長を続けてゆきます」とコメントしている。 2022年度第一四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は61.1%と大きく値を下げ、1.33ドルで取引を終えた。
掲載日:2022年5月11日:Velo3Dが2022年度第一四半期決算を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1220万ドル(約15億8600万円)で、前年同期比で900%の増加となった。また、対2021年度第四四半期比でも17%の増加となった。一方、GAAP(米国標準会計基準)ベースでの経常収支は6530万ドル(約84億8900万円)の赤字だった。調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は2200万ドル(約28億6000万円)の赤字だった。 Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「我々のサファイアシステムに対する需要は高止まりしており、2022年度第一四半期だけで年間目標売上高の75%を獲得しました。今後もサプライチェーンをマネージし、グローバルマーケットが困難に直面する中でも生産目標を達成してゆきます。当期においては、最新のサファイアXCシステムの製造も開始し、当初設定していたキーマイルストーンを実現しました」とコメントしている。 Velo3Dは、昨年2021年10月にPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年5月10日:【PR】BMFが次世代フラッグシップ3Dプリンター「microArch®S230」を発売開始
精密製造分野で世界トップクラスの精度を誇るマイクロスケール3DプリンターメーカーであるBMF(Boston Micro Fabrication、公式サイト:https://www.bmfjapan.jp/)は2µmシリーズの次世代超高精度3Dプリンター「microArch®S230」を4月18日(月)より正式に販売を開始した。光学解像度2µmシリーズの3Dプリンターは、BMFで最も高い精度を実現するマイクロスケール産業用3Dプリントシステムであり、±10µmという加工公差の要求を満たすだけでなく、5µmまでの3Dフィーチャーサイズ(最小加工サイズ)を確実に再現することができる。microArch®S230は特に、マイクロニードル、マイクロ流体、マイクロアレイ、公差要求が高い部品など、従来の射出成形やCNCでは加工が困難な部品の製造に最適。 第一世代のmicroArch®S130に比べて、アップグレードされたmicroArch®S230は、2μmという超高解像度を維持しながら、造形サイズは3倍、高さで5倍まで拡大している。また、新しく搭載されたレーザー測定システムと独自のローラーシステムにより、操作性の向上、造形時間の短縮を図り、更に適用材料の拡充も実現している。
掲載日:2022年5月9日:BCN3Dとget3Dがポーランドでの販売代理店契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、ポーランド・ロズに拠点を置く3Dプリンター販売店のget3Dが、ポーランド国内での販売代理店契約を締結した。発表によると、get3DはBCN3Dのポーランド市場における販売に加え、3Dプリンターの設置、導入、トレーニング、テクニカル・コンテンツサポートサービスを提供する。 get3Dのアダム・コズボウィックCEOは、「3Dプリンティングソルーションのプロバイダーとして、我々は3Dプリンターのグローバルマーケットを注意深く観察してきました。BCN3Dは我々の関心を引き、興味深いソルーションや持続的な進化を見せつけてきました。今回のBCN3Dとの提携は合理的な判断の結果であり、ミーティングやディスカッションを行うほどそれが正しかったことを確信させられます。我々の顧客に完全な3Dプリンティングソルーションを競争力のある価格で提供できることに感謝しています」とコメントしている。 BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。
掲載日:2022年5月8日:米バイデン政権が3Dプリンティング産業振興政策を発表
米バイデン政権が3Dプリンティング産業振興政策を発表して話題になっている。「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」と名づけられた振興政策は、前のオバマ政権が実施した「アメリカ・メイクス」と同様にアメリカ国内でアディティブ・マニュファクチャリング産業の育成と拡大を目指すもの。アメリカ政府に加え、GEアビエーション、ハネウェル、ロッキードマーティン、レイセオン、シーメンスエナジーなどの民間企業も参加する。 「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」では、主にアメリカの中小企業を対象に、3Dプリンターなどを導入するための資金を貸し付けたり、実際に導入するための支援プログラムなどを提供する。また、アメリカ中小企業庁と共同で、3Dプリンターなどの導入資金をSBA504ローンプログラムを通じて貸し付ける。SBA504ローンプログラムは、貸付金の最大85%をアメリカ中小企業庁が債務保証する。 また、米国立オークリッジ研究所に、新たに3Dプリンティング関連技術開発のための研究センターを開放する。 さらに、「アディティブ・マニュファクチャリング前進プログラム」に参加する民間企業から、中小企業に対する3Dプリンティング技術の導入支援なども行う。
掲載日:2022年5月7日:ムージ・ミートがシードファンディングで300万ドルの資金調達に成功
アメリカの代替肉製造スタートアップ企業のムージ・ミート(Mooji Meats)が、シードファンディングで300万ドル(約3億9000万円)の資金調達に成功した。出資したのはグッド・スタートアップ、コラボレーティブ・ファンド、レバー・ベンチャーキャピタル、AGファンダーなどのベンチャーキャピタル。バリエーションなどの詳細については明らかにされていない。ムージ・ミートは、調達した資金を研究開発や人材採用などに投じるとしている。 ムージ・ミートは他の代替肉メーカーと違い、植物由来原料ではなくウシやブタなどの生細胞をベースにしたバイオインクを使って代替肉を製造している。ムージ・ミートによると、同社のバイオ3Dプリンターは、競合製品の最大250倍のスピードで3Dプリントが可能としている。また、同社の代替肉は、他の代替肉メーカーと違い、ホールカットと呼ばれるステーキ用肉として製造されている。 ムージ・ミート創業者のインサ・モーア氏によると、アメリカ国内で消費される食肉の70%はホールカットで販売されており、代替肉の市場においてもホールカットで提供することが必要だとしている。 ムージ・ミートは、早ければ今年2022年度内にも製品の販売を開始したいとしている。
掲載日:2022年5月6日:ブラックバッファロー3DがMAPEIと戦略パートナーシップ契約を締結
ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3Dが、アメリカの建設資材メーカーのがMAPEIと戦略パートナーシップ契約を締結した。発表によると、両者は共同でブラックバッファローの建設3Dプリンター「ネクスコン3D」用資材の研究開発と製造を行う。 ブラックバッファロー3Dのマイケル・ウッズCEOは、「MAPEIの製品は我々のチームが培ってきた技術蓄積を次のレベルへ押し上げてくれます。住宅、オフィスビルディング、インフラストラクチャーの、いずれも経済的に採算がとれて高品質の建設3Dプリンティングが可能になります」とコメントしている。 アメリカでは現在、人口が増加している主要都市の多くで住宅不足が社会問題になっている。住宅不足に対応するため、建設コストが安い建設3Dプリンターを活用する機運が全米で高まっている。現時点までに確認出来たところでは、カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ネバダ州、ミネソタ州、フロリダ州などで建設3Dプリンターが導入されている。 ブラック・バッファローは、ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカー。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の建設3Dプリンター「ネクスコン3D」を製造している。
掲載日:2022年5月5日:ナノ・ディメンションが2022年度第一四半期決算を発表
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1050万ドル(約13億6500万円)で、前年同期の80万ドル(約8800万円)から大幅に増加した。 2022年度通年の見通しについて、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「2022年度第一四半期の数値をベースにすると、2022年度通年の売上高は2021年度通年の対比で300%以上の増加となります。さらに2020年度と比較すると、売上高は12倍に増加しています。いずれも我々の事前予想を大きく上回るものであり、グローバルエコノミーが困難に直面している中で突出した数字です。我々は、この成長パターンが今後も持続すると確信しています。コロナウィルスのパンデミックの収束が見えてきた中、さらなるパフォーマンスを発揮できると思います。」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事を可能にしている。同社は米NASDAQへ上場している。
掲載日:2022年5月4日:GEリニューアブルエナジーがCOBODインターナショナルに出資
GE傘下の風力発電機メーカーのGEリニューアブルエナジーが、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資していたことがわかった。出資の金額や持ち分などについては明らかにされていないが、関係者によるとマイノリティ範囲の出資にとどまるとしている。 GEリニューアブルエナジーは、2019年から自社の風力発電機の製造にCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD」を利用している。 GEリニューアブルエナジーの先端マニュファクチャリングテクノロジーグループのマテオ・ブルッチ氏は、「今回の出資は、COBODインターナショナルのテクノロジーと能力をリニューアブルエナジーの領域でさらに活用するための転換点になります。よりサスティナブルで循環型社会の実現を手助けし、さらには地元経済に雇用をもたらします。COBODインターナショナルは常に進化し続けており、今後さらに関係を強化することが重要であると考えています」とコメントしている。 アメリカでは現在、バイデン政権の政策により2035年までに発電におけるゼロカーボン環境の実現を目指している。GEリニューアブルエナジーは3Dプリンティング技術を活用し、建設3Dプリンターによるオンサイトでの風力発電機の製造を行っている。
掲載日:2022年5月3日:EOSがロサンゼルスにアディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターを開設
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、米ロサンゼルスにアディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターを開設する。EOSの発表によると、同センターは今年2022年秋に開設の予定で、北米市場における同社の西海岸ハブとして機能するとしている。 EOSノースアメリカ社長のグリン・フレッチャー氏は、「南カリフォルニアは、我々の3Dプリンティング技術と関連するいくつかの重要な新規産業の発祥地です。特にそうした産業における我々のユーザーとコラボレートし、業界をリードしてゆく必要があると考えます。開設するイノベーションセンターにおいては、アプリケーションの開発に加え、教育やトレーニングなどのサービスも提供してゆく予定です」とコメントしている。 EOSは1989年設立のドイツのメタル3Dプリンターメーカー。アメリカ市場には2001年から進出し、ミシガン州を拠点に製品の販売・サポートを行ってきていた。2016年にはテキサス州に製造拠点とテクニカルセンターを開設し、北米ユーザーに対して製品の販売とサポートを提供している。EOSの3Dプリンターは、特に航空宇宙、自動車、ヘルスケア、家電などの産業ユーザーに使われている。
掲載日:2022年5月2日:GEリニューアブルエナジーがニューヨークのバーゲンに研究開発センターを設立
GE傘下の風力発電機メーカーのGEリニューアブルエナジーが、ニューヨークのバーゲンに研究開発センターを設立した。センターでは20名の技術者が、オンサイトでの風力発電機のタービンタワーの建設方法などを研究するとしている。 GEリニューアブルエナジーのチーフ・テクノロジー・オフィサーのダニエル・マーフェルド氏は、「イノベーションは、今後もエネルギー革命を加速させるキードライバーになるでしょう。風力発電機のデザイン、製造、輸送、建設を常に改善し続けてゆくことがとりわけ重要になります。GEリニューアブルエナジーはアメリカエネルギー省からの援助も受け、未来の風力発電をより効率的に、経済的に、そして環境によりやさしいものにしてゆきます」とコメントしている。 アメリカでは現在、バイデン政権の政策により2035年までに発電におけるゼロカーボン環境の実現を目指している。GEリニューアブルエナジーは3Dプリンティング技術を活用し、建設3Dプリンターによるオンサイトでの風力発電機の製造を行っている。なお、風力発電機のタービンタワーの建設には、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターが使われている。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。