3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2022/7/6new
【最新書籍情報!】
2022年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 195頁
詳しくはこちら
2021/6/23
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2022年12月1日:クリスチャン・アルヴァレズ氏がストラタシスのチーフ・レベニュー・オフィサーに就任
クリスチャン・アルヴァレズ氏がストラタシスのチーフ・レベニュー・オフィサー(CRO)に就任した。アルヴァレズ氏は、ストラタシスの長期成長戦略や市場拡大戦略の策定、カスタマーサクセス・サティスファクション・リテンションに関わる行動計画・ビジネスプランの策定などを担当する。 アルヴァレズ氏は、前職でクラウドコンピューティングプラットフォーム開発のNutanixのワールドワイド・チャネルセールス担当副社長を務めた。Nutanixの前職では、大手通信会社ジュピターネットワークでチャネルセールス・ディストリビューション・インサイドセールス担当リーダーを務めていた。同氏はまた、ベライゾン傘下のテレマーク・ワールドワイドでスタートアップチームの立上げなどにも参画している。 アルヴァレズ氏のCRO就任について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「クリスチャンが我が社のリーダーシップチームに合流してくれることを嬉しく思います。ストラタシスは、今後もマニュファクチャリング、デザイン、そしてヘルスケアの分野で完璧なポリマー3Dプリンティングソルーション提供をリードする戦略を実行してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月30日:ICONがNASAから月面住宅建設プロジェクトを受注
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、米航空宇宙局(NASA)から月面住宅建設プロジェクトを受注したとして話題になっている。 プロジェクト・オリンパスと名づけられたプロジェクトは5720万ドル(約80億800万円)を投じて行われるもので、宇宙飛行士が生活する住宅などに加え、宇宙船の発着パッドやブラストシールド、道路などが建設されるとしている。住宅の建設にはICONの建設3Dプリンターが使われる。住宅の素材には月面で入手出来る土や石などが使われる予定。 ICONはNASAのマーシャル宇宙センターの敷地内で、月面住宅建設のシミュレーションを行うとしている。ICONはこれまでに、シミュレーションで1700平方フィート(約157.9平方メートル)の平屋建て住宅を建設している。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「宇宙探査のパラダイムを「そこへ行って戻ってくる」から「そこに留まる」に転換するためには頑丈で、弾力性があり、月面で入手できるリソースを広く活用できるシステムが必要です。今回の受注は、人類史上初めて地球以外の場所で住宅建設を行うものです。人類にとっても非常に特別な出来事となるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年11月29日:ICONの本社建物が火事で被害
建設3DプリンターメーカーのICONの本社建物が火事で被害を受けた。テキサス州オースティン消防署によると、ICONの本社建物が位置する広さ20万平方フィートのオフィスコンプレックス「ザ・ヤード」にて現地時間の先週金曜日火事があり、敷地内の建物二棟が「完全に消失」したという。この火事による怪我などの被害はなかった。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「怪我人が出なくて幸いでした。建設プリンターはすべて現場で稼働中で、社員も全員感謝祭のホリデーで在宅していました。火はこれまでに消火されており、出荷の原因と実際の損害についての調査が行われています。これまでのところ、我が社の事業活動に影響を与える要素は見つかっていません」と自身のツイッターでコメントしている。 ICONは先日、テキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設すると発表して話題を集めていた。 ICONは、最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの住宅を建設出来る建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」を製造している。ICONはヴァルカンⅡを使い、価格1万ドルクラスの小型住宅を48時間以内に建設するプロジェクトなどを立上げている。同社はまた、2018年にアメリカ初の3Dプリント住宅用建設許可を取得している。
掲載日:2022年11月28日:Energy:精密3Dプリンターで作製した多孔質天然砂岩及び定量的特性評価について
石油・ガス採掘、地下エネルギー貯蔵、地下汚染物質の予測・処分、地下CO2貯蔵などの地盤工学において、定量的特性評価と多孔質岩石中の多相液体の流動・残留メカニズムを正確に把握することは非常に重要です。しかし、天然砂岩は不透明で異方性のある多孔質媒体であり、複雑でマルチスケールな間隙破壊構造が無秩序に分布している。 そのため、砂岩の応力分布や流体輸送過程を正確に把握することは非常に困難です。地盤工学では、「ブラックボックス」問題とも呼ばれています。 研究者たちは、BMF社の2μmの超高精度3DプリンタmicroArch® S130を利用して、天然砂岩の多孔質構造を正確に再現し、孔質岩中の多相液体の流動・残留メカニズムへの定量的評価に新しいアプローチを提供しました。 この研究成果は、「3D Printing of natural sandstone at pore scale and comparative analysis on micro-structure and single/two-phase flow properties」というタイトルで、権威ある学術誌「Energy」に掲載されました。 研究者たちは、以下の手順でサンプルを作製しました。 1. 本物の砂岩から直径約5mmの円柱状のコア試料を採取。 2. コア試料を3DイメージングシステムでマイクロCTスキャン撮影(micro-CT imaging)し、細孔構造の一連のCT画像を取得。 3. 上記のCT画像を用いて、DRP(Digital Rock Physics Simulation)により、3Dプリントに必要なSTLデータを作成。 4. BMF社の精密3Dプリンターを用いて、コア試料の複製品を作製。 図Fig.3から見られるように、直径約4.3μmの小孔を含む複雑な細孔構造が正確にプリントされました。 一方、細孔分布(PSD)解析の結果から、3Dプリントされたコアモデルの細孔分布は、砂岩コアとのマッチ度が高いことがわかりました。 1. ピーク信号対雑音比(PSNR)は[9.010, 14.983]、構造類似度指数測定(SSIM)は[0.870, 0.925]。その結果、ほとんどの細孔構造を印刷することができたが、一部の細孔のサイズや位置が元のコアとズレがあったと示されていた。 2. 3Dプリントしたモデルの空隙率は10.01%、透水係数は27.81mDで、実コアの2.91%、32.49mDとやや差があった。 この差は主に、サンプルの中心部に残る未硬化樹脂と、ポストキュア工程でのサンプルの収縮によって生じるものです。 3. 3D プリントされたサンプルの飽和油の接触角のほとんどは [0°, 90°] の間にあり、親油性であることが分かった。
掲載日:2022年11月27日:ビヨンド・ミートのペンシルバニア工場で衛生問題が発覚
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ条所のビヨンド・ミートのペンシルバニア工場で衛生問題が発覚して話題になっている。ブルームバーグが報じたところによると、ペンシルバニア州農務省が今年行った検査によると、ビヨンド・ミートのペンシルバニア工場の生産ラインで州が定める許容基準の11倍のリステリア菌が検出されたという。 ブルームバーグはまた、ビヨンド・ミートの内部からの複数の通報者から、製造ラインや倉庫などの工場内でカビが繁殖している複数の現場の画像を入手したとしている。 ビヨンド・ミートの広報担当者は、「ビヨンド・ミートの食品安全プロトコルは業界平均水準を上回るものであり、我々が製造する食品はすべて安全であると確信しています」とコメントしている。 ビヨンド・ミートでは、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕されたビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が辞任するなど、人事を巡るトラブルが相次いでいる。そうした中での今回の報道は、厳しい経営環境にあるビヨンド・ミートにさらなる追い打ちをかける可能性がある。
掲載日:2022年11月26日:メーン大学が100%バイオベースの3Dプリント住宅を建設
アメリカのメーン大学が、100%バイオベースの3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。メーン大学が建設したのは広さ55平方メートルの平屋建て住宅。ウッドファイバーを主な原料にして大型建設プリンターで建設された。四つのモジュールで構成されたプレハブ住宅で、メーン大学のキャンパスで建設されて現地で組み立てられた。組み立てにかかった時間はわずか半日だったという。 完成式典に出席したメーン州のジャネット・ミルズ知事は、「我が州は住宅不足と人材不足というパーフェクトストームに見舞われています。そうした中、メーン大学がそうした困難に対抗するために立ち上がってくれました。この素晴らしい挑戦は、我が州の誇るべきトレードマークと呼ぶべき記念碑となることでしょう」と賞賛している。 アメリカでは都市部を中心に3Dプリント住宅の建設が相次いでいる。特に住宅建設に必要な人材不足が深刻化していることから、建設3Dプリンターを活用する機運が高まっている。今日までにニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州、ニュージャージー州、フロリダ州、ネバダ州、ノースカロライナ州などの各州で3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2022年11月25日:Voxeljetが2022年度第三四半期決算を発表
ドイツの工業用3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のVoxeljetが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は570万ユーロ(約8億2650万円)で、前年同期比で16.1%増加した。サービス部門の売上高増が全体を牽引する結果となった。経常収支は870万ユーロ(約12億6150万円)の赤字だった。 Voxeljetは2019年から経常収支の赤字が続いており、ゴーイングコンサーンのリスクが懸念されている。 Voxeljetのルドルフ・フランツCFOは、ドイツ本社の土地と建物をセールアンドリースバックして2650万ユーロ(約38億4250万円)のキャッシュを捻出したとしている。 2022年度第三四半期決算の発表とともに、Voxeljetは2022年度通年の売上見通しを2500万ユーロ(約36億2500万円)から3000万ユーロ(約43億5000万円)にアップデートした。 Voxeljetは、ドイツ・フライドバーグに拠点を置く3Dプリンターメーカー。主に砂型造形用大型3Dプリンターなどを製造している他、自社の3Dプリンターを使ったオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年11月24日:デスクトップメタルが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4710万ドル(約65億9400万円)で、前年同期比で85.4%増加した。経常収支は30万ドル(約4200万円)の赤字だった。 部門別では、3Dプリンター本体の売上高が4290万ドル(約60億600万円)で、前年同期比で79.5%増加した。サービス部門の売上高は410万ドル(約5億7400万円)で、前年同期比で173.3%増加した。 2022年度第三四半期についてデスクトップメタルのリック・フュロップCEOは、「チャレンジングなマクロ経済環境が我々のビジネスの向かい風になっています。今年前半は当初の数値目標を達成できましたが、第三四半期に入ってから予定されていた注文が遅延されるケースが生じてきました。景気低迷により設備投資などへの支出を抑える機運が強まったためと判断しています」とコメントしている。 収支改善のため、デスクトップメタルはこれまでに全従業員の12%をレイオフするなど一連のリストラクチャリングを行っている。デスクトップメタルは、今後もさらにコスト削減のためのアクションを行うとしている。
掲載日:2022年11月23日:HPが従業員4000人から6000人をレイオフ
HPが従業員4000人から6000人をレイオフすると発表した。現地時間の今週火曜日発表されたステートメントによると、HPは今後3年かけて全世界の従業員を順次レイオフするという。レイオフにより、年間で14億ドル(約1960億円)のコスト削減を目指すとしている。 同時に発表された2022年度第四四半期(2022年8月~10月)決算によると、同期間中の売上高は148億ドル(約2兆720億円)で、前年同期比で0.8%のマイナスとなった。パソコンを含むパーソナルセグメント部門の売上高が前年同期比で13%のマイナスとなり、全体の足を引っ張る形となった。 世界的な景気低迷が危惧される中、アメリカではハイテク企業を中心に従業員をレイオフする機運が高まっている。FacebookやInstagramなどを運営しているメタも、直近で1万1千人の従業員をレイオフすると発表している。また、新たにイーロン・マスク氏が買収したTwitterも、これまでに全従業員の半数をレイオフしている。さらに、ネット通販大手のAmazonやショッピングプラットフォーム大手のShopifyも、近く従業員の一部をレイオフすると発表している。
掲載日:2022年11月22日:クイックパーツがRobozeの3Dパーツネットワークに参加
アメリカのオンデマンドマニュファクチャリング・サービスビューローのクイックパーツが、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeの3Dパーツネットワークに参加した。これにより、Robozeの3Dパーツネットワークのユーザーがクイックパーツのサービスをオンデマンドで利用できるようになった。 クイックパーツのジアド・アバウCEOは、「我々は、Robozeを設立当時からフォローし続けてきましたが、会社そのものとテクノロジーが今日までに大きく進化してきたことに感銘を受けています。我々は、システムをさらに拡大する必要があり、ハイパフォーマンスポリマー素材を使ってエンドユーズパーツを正確に製造するという顧客ニーズを満たす必要があります。Robozeは多様性、品質、再現可能性のすべてにおいてベストなチョイスです」とコメントしている。 クイックパーツは、特にSLA3DプリンティングとSLS3Dプリンティングに特化したオンデマンドマニュファクチャリング・サービスビューロー。航空宇宙や医療などの産業セクターにラピッドプロトタイピングなどの3Dプリンティングサービスを提供している。同社はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアで事業を展開している。
掲載日:2022年11月21日:ビヨンド・ミートの株価が低迷
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が低迷している。本記事執筆時点(現地時間2022年11月18日)でビヨンド・ミートの株は1株13.45ドルで取引されている。2021年1月29日に付けた178.08ドルから22カ月で92.4%下落した形となった。 ビヨンド・ミートは、今月2022年度第三四半期決算を発表している。それによると、同社の同期間中の売上高は8250万ドル(約115億5000万円)で、前年同期比で22.5%のマイナスとなった。経常収支は1億170万ドル(約142億3800万円)の赤字で、前年同期比でマイナス123.2%悪化した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は7380万ドル(約103億3200万円)の赤字だった。 現地メディアのCNBCは、ビヨンド・ミートの代替肉を含む代替肉市場においては、本物の肉とのプライスパリティ(価格価値等価)に達するのに最低でも20年は必要としており、代替肉の需要が今後さらに伸び悩む可能性が高いと報じている。 CNBCはまた、現在アメリカ市場にはビヨンド・ミートを含む代替肉メーカーが60社も存在しており、ビヨンド・ミートの代替肉が十分に差別化できていない可能性も指摘している。
掲載日:2022年11月20日:カリフォルニア州パラダイス市の山火事の被害者に3Dプリント住宅を提供
カリフォルニア州パラダイス市の山火事の被害者に、3Dプリント住宅を提供するプロジェクトが進行している。現地テレビ局KRCRが報じたところによると、パラダイス市コミュニティ開発局は、2018年11月に発生した山火事により家を失ったパラダイス市民300世帯に3Dプリント住宅を提供するという。現地時間の2022年11月18日に市内にあるパラダイス高校の敷地内でモデル住宅が公開された。 パラダイス市コミュニティ開発局のジョー・チメンティ・ディレクターは、「市内では300世帯が未だ住宅を失ったままの状態に置かれています。彼らにできるだけ早く自宅を取り戻していただきたいと考えています。新たに提供される3Dプリント住宅は耐火性に優れ、エネルギー効率もよく、パラダイス市を復興するための強力な武器になります」とコメントしている。 パラダイス市では、来年2023年2月または3月から3Dプリント住宅の建設を始めたいとしている。 2018年11月8日にパラダイス市で発生した山火事は「キャンプファイア」と呼ばれ、カリフォルニア史上最悪の山火事とされている。17日間燃え続けた山火事は、6万2053ヘクタールを灰塵にし、85人の死者を出す大惨事となった。「キャンプファイア」の被害額は300億ドル(約4兆2000億円)にも達するとされる。
掲載日:2022年11月19日:Formnext 2022が盛況のうちに終了
2022年11月15日から18日の四日間の日程で、ドイツ・フランクフルトで開催されていた世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2022が、盛況のうちに終了した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が収束していない中での開催となったが、開催期間中会場には世界中から多くの人が来場した。 Formnext 2022の出展社数は802社で、昨年の606社から200社近く増加した。来場者数は29,581人で、昨年の17,859人から65.6%増加した。 スリーディーシステムズ、ストラタシス、カーボン、デスクトップメタルなどのアメリカの大手3Dプリンターメーカーが会場でのプレゼンスを示す一方、日本からも三菱化学、リコー、DMG森精機などが出展した。 Formnext 2022の主催者メサゴ・メッセ・フランクフルトのFormnext担当副社長のサシャ・ヴェンズラー氏は、「Formnextがコロナ前の水準に戻ってくれたことを誇りに思います。Formnextが世界最高のアディティブ・マニュファクチャリング展示会であることと、対面での人々のつながりがいかに大事であることを世に示せたと思います」とコメントしている。 Formnext 2023は、来年2023年11月7日から10日の四日間ドイツのフランクフルトで開催される。
掲載日:2022年11月18日:シェイプウェイズが2022年度第三四半期決算を発表
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手でニューヨーク証券取引所上場のシェイプウェイズが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は840万ドル(約11億7600万円)で、前年同期の770万ドル(約10億7800万円)から9.1%増加した。営業収支は460万ドル(約6億4400万円)の赤字で、前年同期の260万ドル(約3億6400万円)から転落した。調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)も460万ドルの赤字だった。 2022年1月から9月までの9か月間の売上高は2450万ドル(約34億3000万円)で、前年同期の2540万ドル(約35億5600万円)から3.5%のマイナスとなった。同期間中の経常収支は1330万ドル(約18億6200万円)の赤字で、前年同期の410万ドル(約5億7400万円)の黒字から転落した。調整後EBITDAは1370万ドル(約19億1800万円)の赤字だった。 2022年度第四四半期の売上高の見通しについて、870万ドル(約12億1800万円)から910万ドル(約12億7400万円)のレンジとしている。 シェイプウェイズは、上場しているニューヨーク証券取引所から同社の株価が2022年7月14日以来1ドルを下回り続けているとして、上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。本記事執筆時点(2022年11月18日)シェイプウェイズの株は0.60ドルで取引されている。
掲載日:2022年11月17日:ストラタシスが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億6220万ドル(約227億円)で、前年同期の1億5900万ドル(約222億6000万円)から2.0%増加した。2022年度第二四半期決算の売上高1億6660万ドル(約233億2400万円)からは2.6%のマイナスとなった。 売上高の内訳では、3Dプリンター本体の売上高が1億1210万ドル(156億9400万円)で、全体の69.1%を占めた。サービス関連の売上高は5010万ドル(約70億1400万円)だった。2022年度第二四半期決算の売上高からは、それぞれ3.1%と1.6%のマイナスとなった。 2022年度第三四半期決算の内容について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「第三四半期決算としては過去7年間で最大の結果となりました。システム関連の売上高が18.9%増加したことなどが結果に繋がっています。これまでに5四半期連続で利益を上げており、世界的な経済低迷の環境にある中でも、収益性を確保できる我々の能力を証明しています」とコメントしている。 2022年度第三四半期決算の発表とともに、ストラタシスは2022年度通年での売上見通しを6億4800万ドル(約907億2000万円)から6億5200万ドル(912億8000万円)のレンジにアップデートした。
掲載日:2022年11月16日:SLMソルーションズが2022年度第三四半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2690万ユーロ(約39億円)で、前年同期比で39%のプラスとなった。2022年1月から9月末までの9か月間の売上高は6270万ユーロ(約90億9150万円)で、前年比で47%のプラスとなった。3Dプリンター本体の売上高が伸びたことに加え、アフターセールスセグメントの売上高が前年比で16%増加したことなどが結果に繋がった。 2022年1月から9月末までの9か月間のEBITDA(税、利息、減価償却前利益)は150万ユーロ(約2億1750万円)の赤字で、前年から80%改善した。2022年度第三四半期のEBITDAは150万ユーロの黒字だった。 SLMソルーションズのサム・・オレアリーCEOは、「2022年度前半で強力なモメンタムを形成できたおかげで、2022年度第三四半期において顕著な結果を残すことができました。記録的な売上のパフォーマンスとともに今後さらに利益体質を強化してゆきます。モノづくりの仕方を再構築して、お客様にさらなるバリューを提供してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月15日:FATHOMが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手マニュファクチャリングサービスビューローのFATHOMが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4020万ドル(約56億2800万円)で、前年同期比で3.1%減少した。経常収支は10億4610万ドル(約1464億4000万円)の赤字で、減価償却資産を減損処理したことが結果に反映された形となった。調整後のEBITDA(利子、税、減価償却前利益)は705万6000千ドル(約9億8784万円)の黒字だった。 FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「第三四半期の結果は、難しいマクロ経済の中でキャッシュジェネレーションとコアオペレーションで実績を重ねる我が社の実態を反映したものです。受注残も売上も増加基調にあり、特に9月の売上は予想以上のものになりました。今後もフォーチュン500企業に代表される我が社のクライアントとの関係を密にし、オンデマンド・デジタルマニュファクチャリング・プラットフォームをさらに強化してゆきます」とコメントしている。 FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。
掲載日:2022年11月14日:株式会社BfullがAM用ソフトウェア「VoxelDance」の販売開始
光造形3Dプリンティングのプロフェッショナル 株式会社Bfullが、中国上海に本社を置く3Dプリンティング/Additive Manufacturing関連ソフトウェア企業 VoxelDance(ボクセルダンス)とソフトウェア販売の販売代理店契約を締結し、3Dプリンタ向けオール・イン・ワンAM用ソフトウェア「VoxelDance Additive Ultimate」の販売を開始した。 「VoxelDance Additive Ultimate」は、同機能の産業用ソフトウェアの約1/7の価格で、契約更新が不要な永続ライセンス型。高額な各種オプション+年間更新料金が掛かるのが常識であった産業用3DプリンタのAM用ソフトウェアの新たな選択肢になるという。シンプルで使いやすいUIとラティス構造やシュミレーション・ネスターなど、他ソフトウェアでは追加費用が必要となる機能もVoxelDANCE Additive Ultimateは基本価格に含まれている。VoxelDance Additive Ultimateは航空宇宙、医療、自動車、金型、履物、歯科、教育、宝飾品、プロトタイプなど数多くの業界のニーズを実現するために最適化されている。 従来のソフトウェアの多くは、機能に応じたオプション費用や年間契約が必要だが、VoxelDance Additive Ultimateは永続ライセンスで多くの機能が使えるため、ソフトウェアを導入後の余分な費用を最低限に抑えることが出来る。いままで費用を理由にフリーソフトや付属ソフトを使用していた企業にも導入を検討しやすい価格で提供される。
掲載日:2022年11月13日:ビヨンド・ミートが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は8250万ドル(約115億5000万円)で、前年同期比で22.5%のマイナスとなった。経常収支は1億170万ドル(約142億3800万円)の赤字で、前年同期比でマイナス123.2%悪化した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は7380万ドル(約103億3200万円)の赤字だった。 カテゴリー別では、アメリカ国内の外食向け売上高が5.6%増加した一方、アメリカ国内の小売売上高が11.8%のマイナスとなった。一方、海外売上高では、小売売上高が52.3%、外食向け売上高が42.2%と、それぞれ大幅なマイナスとなった。海外売上高全体では47.8%のマイナスとなった。 ビヨンド・ミートの社長兼CEOのイーサン・ブラウン氏は、「ビヨンド・ミートは、サステナブルな成長モデルを獲得するためにあらゆる努力をしています。現時点では、2023年度下半期でのキャッシュフローの黒字転換を目指しています。記録的なインフレーションが続く中、代替肉メーカーのブランドを強化し、14兆ドル(約1960兆円)規模の食肉産業における独自のポジションを確保してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月12日:ICONがテキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、テキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設すると発表して話題になっている。 ICONが建設を予定しているのは、広さ1574平方フィート(約146.2平方メートル)から2112平方フィート(約196.2平方メートル)の大きさの平屋建て住宅で、3から4ベッドルームと2から3バスルームがついているという。また、すべての住宅は屋根に太陽光発電パネルとWiFiスマートサーモスタットが標準で装備されるという。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「世界で初めて、我々はロボットが住宅コミュニティを建設する事態を目撃することになります。しかも単なる住宅ではなく、より良いデザイン、より強く、より高いエネルギー効率と快適さ、そしてより高い柔軟性を備えた住宅です。未来においては、ロボットとドローンがコミュニティを、ひいては街全体を作ることになるでしょう」とコメントしている。 ICONは、来年2023年頭から住宅購入希望者の予約受け付けを開始するとしている。現在のところ、住宅の価格は40万ドル(約5600万円)からとなっている。
掲載日:2022年11月11日:スリーディーシステムズが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億3230万ドル(約191億8350万円)で、前年同期比で15.3%のマイナスとなった。経常収支は3740万ドル(約54億2300万円)の赤字だった。進行するインフレーションの影響を受け、仕入や人件費の負担が上昇したことなどが影響した。また、セグメントでは医療・歯科医療の領域での売上高減少が足を引っ張る形となった。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「業績が落ち込むことはあらかじめ予想していました。第三四半期決算のこの結果は残念ですが、予想の範囲内です。需要の落ち込みがいつまで続くかわからず、マクロ経済の低迷もいつまで続くかわかりません。いずれにせよ、業績が持ち直し、再び成長軌道に戻れることを信じています」とコメントしている。 2022年度第三四半期決算の発表に伴い、スリーディーシステムズは2023年度通年の売上高見通しを5億3500万ドル(約775億7500万円)から5億4500万ドル(約790億250万円)のレンジに修正した。 2022年度第三四半期末時点のスリーディーシステムズの保有現金残高は6億900万ドル(約883億50万ドル)で、2021年度末の1億8000万ドル(約261億円)から減少した。
掲載日:2022年11月10日:Velo3Dが2022年度第三四半期決算を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1910万ドル(約27億6950万円)で、前年同期比で119%のプラスとなった。経常収支は7520万ドル(約109億400万円)の赤字で、前年同期の6660万ドル(約96億5700万円)の赤字から悪化した。 2022年度第三四半期決算の発表を受け、同社は2022年度通年の売上高の予想値を従来の8900万ドル(約129億500万円)から7500万ドル(約108億7500万円)から8000万ドル(約116億円)のレンジへ下方修正した。 2022年度第三四半期末時点の同社の保有現金残高は1億1300万ドル(約163億3850万円)で、2022年度第二四半期末時点の1億4200万ドル(約205億9000万円)から減少した。 Velo3Dのベニー・ビュラーCEOは、「第四四半期と2023年度へ向けて、我々は生産効率を高め、アウトプットをより成長させることにフォーカスします。我々は進化を続けており、2023年度第一四半期をめどに目に見える結果を出せてくるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年11月9日:ファストレイディアスが米連邦破産法11条を申請
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業でNASDAQ上場のファストレイディアスが、米連邦破産法11条(チャプター11)を申請し、事実上経営破綻した。弁護士法人のDLAパイパーが法務アドバイザーに、投資銀行のリンカーン・インターナショナルが財務アドバイザーに就任した。 ファストレイディアスは2014年設立、イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる造形サービスを提供していた。 ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場していた。上場からわずか9カ月での経営破綻となった。 米連邦破産法第11条は日本の民事再生法に類似し、旧経営陣が引き続き経営しながら負債の削減などの企業再建を行うことができる。経営陣は、申請から120日以内に再建計画を提出し、債権者の過半数かつ債権額の3分の2以上の債権者の同意を得て裁判所の認可を得る必要がある。
掲載日:2022年11月8日:ビヨンド・ミートが「ビヨンド・チキンナゲット」の販売を開始
代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、代替鶏肉「ビヨンド・チキンナゲット」の販売を開始した。アメリカ全国の5000店舗のスーパーマーケットで購入できる。 「ビヨンド・チキンナゲット」は、通常の鶏肉よりも脂肪分が50%少なく、一食当たり14グラムの植物性たんぱく質の摂取が可能。冷凍食品として提供され、フライパンやオーブンで調理する。 リアリティTVスターでビヨンド・ミートのチーフ・テイスト・オフィサーを務めるキム・カーダシアン氏は、「多忙な母親として、私は常に迅速で簡単に家族に健康的で美味しい食事を与えるオプションを探しています。(ビヨンド・チキンナゲットは)10分もかからずに調理ができ、しかも家族みんなが喜ぶ植物由来のたんぱく質を与えることができます。常識を超える体験をする最も簡単なオプションです」とコメントしている。 ビヨンド・ミートは、昨年2021年7月から代替鶏肉「ビヨンド・チキン」の供給を開始している。「ビヨンド・チキン」は、アメリカ各地のレストランなどを通じて供給され、スーパーマーケットなどの店頭では販売されていなかった。「ビヨンド・チキン」は、アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスの人気メニューのオレンジチキンにも使われている。
掲載日:2022年11月7日:SUN METALONがプレシリーズAラウンド投資で560万ドルの資金調達に成功
日本のメタル3DプリンターメーカーのSUN METALON(サンメタロン)が、プレシリーズAラウンド投資で560万ドル(約8億4000万円)の資金調達に成功した。出資したのはUTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)、D4V、カリフォルニア大学バークレー校などで構成される日本とアメリカの投資グループ。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 SUN METALONは、日本製鉄出身らの4名が2021年に創業したスタートアップ企業。一般的なレーザー方式の3Dプリンターはレーザービームを照射して「点」で造形するが、同社のメタル3Dプリンターは点ではなく「面」で造形するのが特徴。それにより、従来型のメタル3Dプリンターよりも500倍速く造形することを可能にしている。 SUN METALONは、調達した資金を研究開発や人材への投資へ使うとしている。 SUN METALONは、創業当初より海外での事業展開を目指しており、本社はアメリカに置く予定としている。同社によると、同社はすでにアメリカ現地企業との商談を進めているという。同社はまた、アメリカに加えて東南アジア諸国での事業展開も予定している。
掲載日:2022年11月6日:オーストラリアで3Dプリント・ホリデーパーク建設プロジェクトが開始
オーストラリアで3Dプリント・ホリデーパーク建設プロジェクトが開始され、現地で話題になっている。 プロジェクトを立ち上げたのはオーストラリアの建設企業のコンツアー3D社。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ダボ市に建設が計画されている3Dプリント・ホリデーパークは、50から100棟の3Dプリントキャビンを中心に、3Dプリント住宅、バーベキューキャンプ施設、公衆トイレなどで構成されるという。関係者によると、広さ12ヘクタールの3Dプリント・ホリデーパークの建設コストは、従来の建設方式よりも最大30%程度削減できるという。 コンツアー3Dは、今年2022年にビクトリア州にオーストラリア初の3Dプリント住宅を建設した企業として知られている。 ダボ市は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にある人口4万3500人の小さな都市。グレートディヴァイディング山脈の西側にあり、マレー・ダーリング盆地の端に位置している。市内をマッコーリー川が流れている。北はブリスベン、南へはメルボルン、東へはシドニーやニューカッスル、西のブロークンヒルとアデレードと一般国道で繋がっており、ニューサウスウェールズ州各地域への貨物輸送の中心となっている。
掲載日:2022年11月5日:OrbexがシリーズC投資で4640万ドルの資金調達に成功
イギリスのロケットメーカーのOrbexが、シリーズC投資で4640万ドル(約69億6000万円)の資金調達に成功した。出資したのはスコットランド・ナショナル投資銀行をリーダーとする投資シンジケート。投資にはデンマークのグリーンフューチャーファンドや、ヴェルヴェ・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタルも参加している。投資のバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 Orbexのクリス・ラーマーCEOは、「この投資ラウンドを成功裏に終わらせることが出来て嬉しく思います。ここに来るまでにOrbexはいくつもの重要な進化を遂げてきました。特に革新的技術の開発、迅速な製造能力の確保、イギリスとデンマークにおける製造拠点の強化、スコットランドでのイギリス初の宇宙空港の建設、イギリス・ヨーロッパ・アメリカからの受注等々などです」とコメントしている。 Orbexは、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズの3Dプリンターでロケット本体とロケットエンジンの部品を製造している。Orbexが開発中のロケット「マイクロランチャー」は高さ19メートルの二段式ロケットで、最大180キログラムの人工衛星の打ち上げが可能。 Orbex以外にも、アメリカのロケットメーカーのリラティビティ・スペースも大型3Dプリンターでロケット本体とロケットエンジンの部品を製造している。
掲載日:2022年11月4日:アメリカ海軍が強襲揚陸艦バターンにメタル3Dプリンターを搭載
アメリカ海軍が強襲揚陸艦バターン(USS Bataan)にメタル3Dプリンターを搭載したとして話題になっている。メタル3Dプリンターがアメリカ海軍の艦船に搭載されるのは史上初となる。 搭載されたのはフィリップスのアディティブ・ハイブリッドシステムで、316ステンレススチールを素材に使うメタル3Dプリンター。艦内で消耗部品の製造などに使われるとしている。 アメリカ海軍のチーフエンジニアで少将のジェイソン・ロイド氏は、「このプリンターは、アメリカ海軍が抱える消耗部品の供給と言う課題を解決し、艦船全体のオペレーション能力を向上させます。アメリカ海軍にアディティブ・マニュファクチャリングを導入することで即応体制を強化でき、自己完結力を高めることが可能になります」と説明している。 アメリカ海軍は、これまでに空母エセックスにポリマー3Dプリンターを導入し、消耗部品の製造などを行っている。 バターンは、1997年就役のワスプ級強襲揚陸艦の五番艦。AV-8AハリアーやF-35Bライトニングといった戦闘機や、MV-22Bオスプレイなどの輸送機などを搭載している。満載排水量4万1000トン、全長257メートルで、乗組員2900名。原子力ではなく、蒸気タービンを動力源としている。
掲載日:2022年11月3日:EOSがコントラクト・マニュファクチャリング・ネットワークを組成
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、コントラクト・マニュファクチャリング・ネットワークを組成した。ネットワークはEOSのユーザーが対象で、EOSのマニュファクチャリングパートナーにユーザーがプロトタイピングや小ロットマニュファクチャリングを依頼できる仕組み。 マニュファクチャリングパートナーには、ドイツのFKM、フランスのErpro、オーストリアのパンクル、ベルギーのマテリアライズなどがすでに加入しているという。 EOSのシニアバイスプレジデントのマーカス・グラッター氏は、「私達はユーザーに成功していただきたいと常に考えています。コントラクト・マニュファクチャリング・ネットワークでアディティブ・マニュファクチャリングをアウトソースしていただくことで、多くのユーザーにEOS品質の獲得していただけます。マニュファクチャリングパートナーはまた、EOSの開発パイロットパートナーとしても機能します。未来のEOSの製品開発のための多くのインプットを我々に与えてくれるでしょう」とコメントしている。 EOSは1989年設立。独自開発したディレクトメタル・レーザーシンタリング技術をベースにしたメタル3Dプリンターを製造している。同社は2021年12月にトランスワールド・システムズに買収され、子会社になっている。
掲載日:2022年11月2日:ジェイソン・コール氏がデスクトップメタルのCFOに就任
ジェイソン・コール氏が、3DプリンターメーカーのデスクトップメタルのCFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)に就任する。今月11月10日付けで就任し、デスクトップメタル創業者でCEOのリック・フュロップ直属の部下となる。 コール氏は47歳。デジタル・シグナル・プロセシング(DSP)基盤メーカー大手のアナログ・デバイシズに20年勤務し、直近では同社のグローバルオペレーションズ・テクノロジー担当ディビジョンCFOを務めていた。コール氏は米国公認会計士(USCPA)の資格保持者で、ベントレー大学で会計学の学士号を、コーネル大学ビジネススクールでMBAをそれぞれ取得している。 コール氏のCFO就任についてフュロップ氏は、「ジェイソンは実績豊富なファイナンスのプロです。売上高100億ドル(約1兆5000億円)規模の大企業のディビジョンCFOを20年近くに渡って務めてきました。彼が我が社のファミリーに加入することにとてもエキサイトしており、我が社を次のステージへ移行するために大きな働きをしてくれることを確信しています。特に彼のM&Aの経験とコスト管理のスキルは、大きな武器となるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年11月1日:ボルネオ島初の3Dプリント住宅が完成
ボルネオ島初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのはマレーシアの国営建設産業開発公社。広さ1,000平方フィート(約28.1坪)平屋建ての3Dプリント住宅は、デンマークの建設3Dプリンター「COBOD2」を使って建設された。建設にかかった時間はわずか46時間だという。 COBODインターナショナルのアジア太平洋地域担当マネージャーのサイモン・クリント・バーグ氏は、「COBODを創業した時には、我々の建設3Dプリンターがまさかボルネオ島で使われることになるとは夢にも思いませんでした。でも、実際にボルネオ島で我々のプリンターを使って住宅が建設されているということは、我々のテクノロジーが活かせるマーケットが限りないことを示しています。ボルネオ島で売れるのなら、世界中のどこでも売れるでしょう」とコメントしている。 ボルネオ島は、東南アジアのマレー半島とフィリピンの中間、赤道直下に位置する世界で3番目に大きな島。面積は日本の1.9倍で、北東部の三分の一をマレーシアが占めている。マレーシア北部の一部にブルネイが位置し、残りの三分の二がインドネシアで東カリマンタン州・西カリマンタン州・南カリマンタン州・北カリマンタン州・中部カリマンタン州に分かれている。 鉱物資源が豊富で、石油、石炭、ダイヤモンド、金、銅、スズ・鉄、マンガン、アンチモン、ボーキサイトなどを産出している。
掲載日:2022年10月31日:サウジアラビア初の3Dプリント住宅が完成
サウジアラビア初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのはサウジアラビア最大の建設企業ダー・アル・アーカン社。高さ9.9メートルの二階建ての3Dプリント住宅は、デンマークの建設3Dプリンター「COBOD2」を使って建設された。3Dプリント住宅は、サウジアラビアの建設基準をすべて満たしているとしている。 ダー・アル・アーカン社は、2021年第四四半期から建設3Dプリンターの導入を開始した。建設3Dプリンターを活用することで工期を半分に削減でき、建設作業員の数を3人にまで削減できるとしている。 ダー・アル・アーカン社のプロジェクトマネージャーのワエル・アル・ハガン氏は、「ダー・アル・アーカンは現在2軒目の3Dプリント住宅を建設中です。一階の部分の建設にかかった時間は8日間で、建物全体は1カ月で建設する予定です。3Dプリント住宅はエネルギー消費量が低く、従来型の住宅より30%少ないです。我々は、業界のプロフェッショナルに我々の3Dプリント住宅を見学することをお勧めします。サウジアラビアの建設業の未来の一端が見れると思います」とコメントしている。 サウジアラビアは中東・西アジアに位置する君主制国家。世界第二位の原油埋蔵量を持つ国であり、世界最大級の石油輸出国である。
掲載日:2022年10月30日:ビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が辞職
現地時間の2022年9月17日、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕されたビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が、ビヨンド・ミートを辞職していたことが明らかになった。 ラムジー氏は、9月20日にビヨンド・ミートのCOO職を停職処分にされ、謹慎中だった。ビヨンド・ミートが証券取引委員会に提出した書類によると、ラムジー氏は10月14日付けでビヨンド・ミートを辞職したとしている。 ラムジー氏が自発的に辞職したのか、または解任されたのかについては明らかにされていない。 ラムジー氏は大手精肉メーカーのタイソン・フーズに30年以上勤務した業界のベテラン。2021年12月にビヨンド・ミートにスカウトされ、同社のCOO(最高業務オフィサー)に就任していた。 ビヨンド・ミートからは、チーフ・サプライチェーン・オフィサーのバーニー・アドコック氏も9月30日付けで辞任している。ビヨンド・ミートでは、今後社員の20%をレイオフすると発表するなど、人事上のトラブルが頻発している。インフレの進行などにより代替肉に対する需要が減少する中、同社の今後の展開が注目される。
掲載日:2022年10月29日:マテリアライズが2022年度第三四半期決算を発表
ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5830万ユーロ(約84億5350万円)で、前年同期の5220万ユーロ(約75億6900万円)から610万ユーロ(約8億8450万円)増加した。純利益は140万ユーロ(約2億300万円)で、前年同期の870万ユーロ(約12億6150万円)から大きく減少した。 マテリアライズのエグゼクティブチェアマンのピーター・レイズ氏は、「不確実なマクロ経済環境の中においても、我が社の三つの事業セグメントに対する需要は旺盛でした。売上高は前年同期比で12%増加し、特にソフトウェアの売上が全体を引き上げました。進行するインフレの影響により人件費などが増加しましたが、9月に買収したアイデンティファイ3Dの売上などがプラスに働きました」とコメントしている。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2022年10月28日:カーボンが従業員のレイオフを開始
アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、従業員のレイオフを開始したとして話題になっている。レイオフの具体的な内容は明らかにされていないが、カーボンの複数の社員がレイオフされた現状をソーシャルメディアのLinkedInに投稿している。 これまでにカーボンのシニアアカウントマネージャー、チャネルセールスディレクター、シニアセールス開発レプリゼンティティブなどのポジションのスタッフがレイオフされたとしている。 アントニオ・グヨット氏は、「この投稿を最後まで読んで下さい。10日前、私は会社から私が従業員削減対象のひとりであると告げられました。私は自分の仕事を愛していたので、非常な驚きでした。『いずれこの職場に戻ってこられるよ。あなたはモチベーションもあり、前向きな精神をもっているから』と言われましたが、どうなるかわかりません。(中略)私は今後も価値を創造し、人々をインスパイアし、会社と私の共通の利益のために仕事をしたいのです」とコメントし、LinkedInのメンバーに仕事を斡旋してくれるよう呼びかけている。 カーボンは2015年設立。アディティブ・マニュファクチャリングの領域における有力なユニコーン企業(創業から10年以内の時価総額10億ドル以上の企業)として注目されていた。2021年末頃よりIPOが噂されていたが、今日に至るまで果たされていない。
掲載日:2022年10月27日:バイオプリンティング市場が2028年までに12億ドル規模へ成長
世界のバイオプリンティング市場が、2028年までに12億ドル(約1800億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの市場調査会社スマーテック・アナリシスが公開したレポート「バイオプリンティング:市場と機会」によると、2022年時点で1億8200万ドル(約273億円)規模と推定される世界のバイオプリンティング市場は今後高成長を続け、2028年までに同規模へ拡大するとしている。 市場の内訳では、バイオプリンティングのアプリケーションとサービスが全体の70%を占め、残りをバイオインクとバイオプリンター本体が分ける形になると予想している。 バイオプリンティングのアプリケーション・サービスとして有望視されるものとして、臨床研究用臓器細胞のバイオプリンティングサービスを挙げている。特に新薬開発のための臨床研究において、従来の動物を使った臨床研究からバイオプリンティングで作成された生細胞を使った臨床研究へのシフトが相当進むとしている。 レポートはまた、再生医療の領域でもバイオプリンターの導入が進むと予想している。特に医療機関においてバイオプリンターの導入が進み、再生医療の拡大を後押しするとしている。
掲載日:2022年10月26日:ビヨンド・ミートが代替肉ステーキ「ビヨンド・ステーキ」の販売を開始
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、代替肉ステーキ「ビヨンド・ステーキ」の販売を開始した。アメリカ全国のクローガー、ウォルマート、アルバートソン、ジュウェル・オスコなどのスーパーマーケット5000店舗で販売される。 「ビヨンド・ステーキ」はソラ豆のタンパク質を原料に作られた代替肉で、一口サイズで10オンス(約283グラム)のパックで提供される。1食あたり21グラムのタンパク質が摂取でき、低脂肪でコレステロールがゼロだとしている。価格は1パック7.99ドル(約1,198円)。 2022年度第二四半期においては、ビヨンド・ミートの売上は小売売上が2.2%増加したものの、外食売上が2.4%減少した。ある株式アナリストは、コロナウィルスのパンデミックの影響により巣ごもり需要が増加したものの、ビヨンド・ミートの代替肉を試した消費者の多くがリピーターとなっていない可能性を指摘している。 ビヨンド・ミートが大手食品メーカーのペプシコと共同で開発した代替肉ジャーキー「ビヨンド・ミート・ジャーキー」の販売数も、当初の売上見込みを下回っているとされる。 ビヨンド・ミートは、2022年度第三四半期決算報告を2022年11月9日に行う。
掲載日:2022年10月25日:ナノ・ディメンションが2022年度第三四半期決算を発表
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1000万ドル(約15億円)で、前年同期比で646%のプラスとなった。2022年度9月末までの9か月間の売上高は3150万ドル(約47億2500万円)で、前年同期比で963%のプラスとなった。2022年9月末時点の現金相当資産の残高は11億8800万ドル(約1782億円)だった。 買収したポリマー3Dプリンターメーカーのナノファブリカ、SLA3Dプリンターメーカーのアダムテックの売上が合算されたことが売上拡大につながった。 好調な決算発表を受け、NASDAQで取引されている同社の株は前日比で1.22%値上がりした2.49ドルで取引を終えた。 ナノ・ディメンションは、2022年12月1日にNASDAQ取引開始前にカンファレンスコールを開催する。カンファレンスコールにはヨアヴ・スターンCEO、イェール・サンドラーCFO、ジュリエン・レダーマン・コーポレートディベロップメント担当部長が出席し、同社の2022年度通年での業績見通しなどについて説明するとしている。
掲載日:2022年10月24日:モーリーワークス・マテリアルズがシンガポールに研究開発ファウンドリーを開設
米カリフォルニア州ロスガトスに拠点を置く3Dプリンター用メタルパウダーメーカーのモーリーワークス・マテリアルズが、シンガポールに研究開発ファウンドリーを開設した。同ファウンドリーでは、25種類以上のメタルパウダーやメタル合金パウダーのアップサイクリングを行うとしている。 モーリーワークス・マテリアルズのフィル・ワードCEOは、「モーリーワークスはアジア太平洋地域における初めてのサステナブルなメタルパウダーの供給拠点を開設できたことを非常にうれしく思います。地域のメタルパウダーユーザーとシンガポール政府による強い関心をいただく中、カーボン排出量と廃棄ロスを削減するとともにメタルパーツ製造のサステナビリティを向上させていきます」 アップサイクリングとは、本来であれば捨てられる製品や素材に新たな価値を加えて再生することで、「創造的再利用」と呼ばれている。モーリーワークス・マテリアルズは、廃棄されたメタルスクラップなどを原料に3Dプリンター用メタルパウダーを製造している。 モーリーワークス・マテリアルズは、2015年にクリストファー・エオンタ氏ら三人が共同で設立したスタートアップ企業。同社にはベンチャーキャピタルなどが総額で500万ドル(約7億5000万円)を出資している。
掲載日:2022年10月23日:ジェシー・ロックハート氏がVelo3Dのチーフ・ピープル・オフィサーに就任
ジェシー・ロックハート氏が、大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dのチーフ・ピープル・オフィサーに就任した。ロックハート氏はペパーダイン大学グローバルリーダーシップ・アンド・チェンジ学部で博士号を取得し、前職ではフォーチュン300企業の半導体清浄機器メーカーのラム・リサーチでグローバルタレントマネジャーを務めていた。ロックハート氏は、Velo3Dの人事を含むタレントマネジメントを担当する。 Velo3Dは、2021年10月にSPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。上場以来、アメリカ市場を筆頭にヨーロッパとアジア太平洋地域で事業を拡大し、従業員が急増していた。人材の配置や組織作りなど、人事上の課題が山積している状態だった。 Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「会社として成長を続けてゆくには、強力な組織のインフラが必要であり、世界中から優れた人材を獲得し続ける必要があります。ジェシーのこれまでの経験は、急成長している組織において最も活用できるものです。これまでに培ってきた我々のカルチャーを残しつつ、組織をさらに拡大させてくれるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年10月22日:ビヨンド・ミートが従業員の20%をレイオフ
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、従業員の20%をレイオフすると発表した。ビヨンド・ミートは、今回のレイオフにより3900万ドル(約58億5000万円)の人件費を削減し、来年2023年度上半期中にオペレーティングキャッシュフローをプラスに転じたいとしている。 ビヨンド・ミートは声明で「インフレーションの進行により、代替肉に対する消費者のマインドの変化が大きく影響しています。価格に敏感になった消費者は、通常の肉を含むより安価なタンパク質食品への志向を強めています。小売店も卸業者も、安価な肉の在庫を増やしており、それらの製品のプロモーションに力を入れています。そうした一連のトレンドがビヨンド・ミートの売上に影響を及ぼしています」と説明している。 ビヨンド・ミートの売上の70%はスーパーマーケットなどのリテールの売上だが、30%を占める外食の売上減もマイナスに影響している。大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドは、ビヨンド・ミートの代替肉を使ったハンバーガー「マックプラント・サンドウィッチ」を販売していたが、今年2022年9月までに販売を停止している。詳細は明らかにされていないが、ある関係者は「マックプラント・サンドウィッチ」の販売数が当初予定に達しなかったものと見ている。
掲載日:2022年10月21日:新型音響マイクロ流体工学と腫瘍細胞のラベルフリー分離
ガン死亡の90%以上は、循環腫瘍細胞(CTC)による腫瘍の転移・再発が原因とされています。CTCの動態を長期的にモニタリングし、それに応じて治療レジメンを調整することで、過剰治療を防止し、腫瘍の転移や再発を抑えることができます。音響流体方式は、CTCの自然な増殖や特性を可能な限り維持できること、装置や操作がシンプルであることなど、他のCTC検出方法と比較して多くの利点があります。 しかし、この技術は実際の臨床サンプルの検出には使われておらず、この技術に基づくCTCデータは予後や転移の予測にうまく利用されていないのが現状です。 最近、科学者たちは、BMF社製マイクロスケール精密3Dプリンターを利用して、使いやすく、低コストで高いCTC分離効率を備えた音響波マイクロ流体チップを作製しました。CTCと腫瘍転移の関連性を、腫瘍の臨床手順を完全にシミュレーションして系統的に調べたのは、今回が初めてとなります。 その結果、この新しいマイクロ流体には以下のような特徴があることがわかりました。 ①CTCの捕捉効率(capture efficiency)が96%以上であること。 ②このマイクロ流体制御で得られたデータを用いて、マウスの腫瘍の予後評価や実際の腫瘍の転移の長期観察を行い、予測された結果が実際の状況と一致することを確認しました。 研究者によると、音波によるマイクロ流体制御は、CTCを捕捉する効率が高く、腫瘍の広がりの進行度を正確に予測することができるという。 これにより、腫瘍切除を受けた患者さんの長期的な血液モニタリングのための新しい実用的なソリューションを臨床医に提供し、可能な限り副作用の少ない、タイムリーで正確な治療法の選択肢を提供します。 この音響マイクロ流体制御の製造工程は、以下の通りです。 BMF社製精密3Dプリンター microArch® S140(光学解像度:10μm)を用いて、チップの型を製作し、後で脱型しやすいように型の表面を修正しました。 PMDSキャスティングにより、微細穴が配列されたチップを得た。 PMDSチップを圧電振動子とともにガラス板上に組み立てることで、音響マイクロ流路を実現。 この研究成果は「Postoperative evaluation of tumours based on label-free acoustic separation of circulating tumour cells by microstreaming」というタイトルで権威ある学術誌Lab on a Chipに掲載されました。 BMF Japan 株式会社 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町 4-4-3 喜助日本橋室町ビル 5F Nano Park TEL:03-6265-1568 Email:info@bmf3d.co.jp Website:https://bmf3d.co.jp/
掲載日:2022年10月20日:シュガーラブの創業者がスリーディーシステムズから株式を買戻し
カリフォルニア州イーストロサンゼルスに拠点を置くシュガー3Dプリンターメーカーのシュガーラブの創業者が、親会社のスリーディーシステムズから株式を買戻しして話題になっている。アメリカの技術雑誌テッククランチの報道によると、シュガーラブ創業者のリズ・フォン・ハッセン氏とカイル・フォン・ハッセン氏夫婦は5億ドル(約7億5000万ドル)を支払い、スリーディーシステムズからシュガーラブの全株式を買い取るという。 シュガーラブは2012年にリズ・フォン・ハッセン氏とカイル・フォン・ハッセン氏が二人で立ち上げたシュガー3Dプリンターメーカー。当初より砂糖菓子などを3Dプリンターで製造販売していたが、会社設立の一年後に大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズに買収され、これまでに同社の子会社として運営されきた。同社のシュガー3Dプリンターは、パウダーシュガーを素材にフルカラーで造形が可能。 シュガーラブのミーガン・ボーズマンCOOは、「シュガー3Dプリンターのオリジナルの開発者の元にシュガーラブを戻すことができたことを嬉しく思うとともに誇りに思います。これにより、自分たちの未来をコントロールすることができます」とコメントしている。
掲載日:2022年10月19日:ウルチメーカーがメーカーボット・スケッチ・ラージの販売を開始
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、小型デスクトップ3Dプリンター「メーカーボット・スケッチ・ラージ」の販売を開始した。小中学校のSTEM教育用に開発された「メーカーボット・スケッチ・ラージ」は、オンライン教育プラットフォームの「メーカーボット・エデュケーション」、「Googleエデュケーション」などとの連動が可能。 ウルチメーカーのナダヴ・ゴシェンCEOは、「「メーカーボット・スケッチ・ラージ」を活用することで教師も生徒も共にアイデアやデザインを豊かに膨らませることが可能になります。3Dプリンターはプリンター以上に多くのものを提供します。我々が教育エコシステムを持続的に進化させているのはそれが理由です。教育の領域は3Dプリンターが広く普及している領域のひとつです。我々は、これからも創造性と学習意欲を刺激するような製品を提供してゆきます」とコメントしている。 ウルチメーカーは、今年2022年8月にストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズと合併し、改めてウルチメーカーの社名で新スタートを切った。新会社の株主はオランダのNPMキャピタルとストラタシスで、持ち株比率はNPMキャピタル53.5%、ストラタシス46.5%となっている。合併の完了により、新ウルチメーカーの2022年9月1日以降の売上はストラタシスの連結決算の対象外となっている。
掲載日:2022年10月18日:アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズが白書を公開
アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズが、白書を公開した。「アディティブ・マニュファクチャリング・スタートアップ:成功のキーファクター」と名づけられた白書は、事業立上げに成功したアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業を分析し、成功のためのファクターを提示する内容となっている。 アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズのアーノ・ヘルド氏は、「この白書では、我々のデータベースを詳細に分析した結果を示し、投資家に対してベストな投資先を選択するための情報を提供しています。特にスタートアップを率いるチームファクターやビジネスモデルの選択、そして特許によるプロテクションなどについての情報を提供しています」とコメントしている。 アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズは、2013年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの創業者、ハンス・ランガー氏が設立したベンチャーキャピタル。これまでにドイツ、オーストリア、アメリカ、スイス、スウェーデン、オーストラリアの17社のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業に投資している。同社は今年2022年7月に1億ユーロ(約140億円)規模のVCファンドを組成している。
掲載日:2022年10月17日:ウクライナの非営利団体が建設3Dプリンターで学校を建設
ウクライナの非営利団体が建設3Dプリンターで学校を建設するとして話題になっている。ウクライナの非営利団体チーム・フォー・ヒュマニティによると、ウクライナ西部の都市リヴィヴにあるロシア軍の攻撃で破壊された学校を大型建設3Dプリンターで再建するとしている。 チーム・フォー・ヒュマニティのチャールズ・ティン氏は、「(建設3Dプリンターを活用することで)建設にかかる時間とコストを削減できます。建設の準備はすでに完了しています。2週間もあれば建設できます。ここでの作業が完了したら、建設3Dプリンターをトラックに載せて別の場所へ移動します」とコメントしている。 今年2022年2月に始まったロシア軍によるウクライナ侵略により、これまでにウクライナ全土にある2000以上の学校が破壊された。戦争収束の兆しが見えない中、学校や病院などの生活インフラの再建と再会が喫緊の課題となっている。 チーム・フォー・ヒュマニティは、1965年から活動しているウクライナの非政府系・非宗教系の非営利団体。戦争避難民や難民を対象に食料支援や医療支援などのボランティア活動を行っている。ロシア軍によるウクライナ侵攻後は、破壊された社会インフラの再建事業なども行っている。
掲載日:2022年10月16日:イギリス初の3Dプリント住宅が完成
イギリス初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。3Dプリント住宅を建設したのは非営利活動法人のビルディング・フォー・ヒュマニティ。アクリントンに建設された住宅はデンマークのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターで建設され、地元の低所得者層住民などに提供されるという。 ビルディング・フォー・ヒュマニティの創業者スコット・ムーン氏は、「我々の目的は手頃な住宅モデルをすべての人に提供することです。モデルはシンプルです。利益のためではなく、人々の福祉のために住宅を供給することです。得られた利益は、すべて我々のチャリティパートナーへ寄付されます。我々の団体名のビルディング・フォー・ヒュマニティとは、コミュニティに住宅とサポートとトレーニングを提供するという意味です」とコメントしている。 建設3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。これまでにデンマーク、オランダ、イタリア、スペインなどのヨーロッパ主要国を始め、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、テキサス州、ワシントン州、ネバダ州、フロリダ州などのアメリカの各州などで3Dプリント住宅の建設が確認されている。
掲載日:2022年10月15日:全世界の3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が2031年までに18億ドル規模へ成長
全世界の3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が、2031年までに18億ドル(約2646億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。 アメリカの市場調査会社スマートテック・アナリシスが公開したレポート「アディティブ・マニュファクチャリングのポストプロセシング:マーケットアナリシスと未来予想」によると、2022年時点で1億7500万ドル(約257億2500万円)規模と推定される3Dプリンティング・ポストプロセシング市場は、航空宇宙などの産業セクターを中心に成長を続け、2031年までに同規模へ拡大するとしている。 3Dプリンティング・ポストプロセシング市場の内訳では、FDM3Dプリンティングなどのポリマー3Dプリンティング用ポストプロセシングが全体の26%を占めると予想している。 各種の3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングでは、サーフェスフィニッシュなどの造形品質が切削加工などよりも粗く、クリーニングや研磨、カラーリングなどの何らかのポストプロセシングが必要とされている。同レポートは、3Dプリンターの世界的な普及に合わせて3Dプリンティング・ポストプロセシング市場が拡大すると見込んでいる。
掲載日:2022年10月14日:ストラタシスがFDMユーザー認証プログラムを開始
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、FDMユーザー認証プログラムを開始した。傘下のストラタシスアカデミーが提供するFDMアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムを受講したユーザーが対象。FDM3Dプリンターの基本的な原理などを中心に、ソフトウェアを使ったデザイン、3Dプリンターのオペレーション、3Dプリント後のポストプロセシングなどを包括的に学習する。受講修了者には、今後開催が予定されているストラタシスアカデミーの新講座の受講資格が与えられる。 ストラタシスのナレッジマネジメント担当部長のジェフ・マンドル氏は、「この認証プログラムは、ストラタシスのユーザーにストラタシスのテクノロジーを正しく習得していただき、それにより製造リードタイムを削減し、3Dプリンターの能力を最大限に引き出していただくことを目的にしています。多くのユーザー企業は、従業員が工業3Dプリンティングの知識を正しいレベルで習得しているかの確証を求めています。我々の認証プログラムでは受講者ひとりひとりの学習ペースに合わせてリモートとリアルの授業で学習していただき、認証レベルのスキルを獲得していただけます」とコメントしている。 認証プログラムは2日間の日程で、ミネソタ州エデン・プレイリーとドイツのバーデンバーデンで随時開催される。
掲載日:2022年10月13日:サフラングループがアディティブ・マニュファクチャリング・キャンパスを開設
フランスの航空宇宙・防衛産業大手のサフラングループが、フランスのル・アイヤンに広さ12,500平方メートルのアディティブ・マニュファクチャリング・キャンパスを開設した。総工費8000万ユーロ(約112億8000万円)を投じて建設されたキャンパスには100人を超える3Dプリンティングのスペシャリストが配置され、各種のパーツの製造などが行われる。 キャンパス内には素材パウダー研究室、冶金研究室、スキャニングルームなどが設置され、8台のパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターが稼働する。 サフラングループによると、サフラングループは現在、エンドユーズパーツ全体の1%を3Dプリンターで製造しているが、これを25%程度まで引き上げる目的を掲げている。例えば、ヘリコプターエンジン用パーツを現時点で1000点製造しているところを、2023年までに8000点以上に増やしたいとしている。 サフラングループは、2005年に航空機エンジンメーカーのスネクマと計測器メーカーのSAGEMが合併して設立された複合企業体。航空機、ヘリコプター、ロケットなどのエンジンや、軍事用・民間用通信システムなどを製造している。サフラングループは、ユーロネクスト・パリに株式を上場している。
掲載日:2022年10月12日:マイティ・ビルディングズが世界初のゼロ・ネット・エナジー3Dプリント住宅を建設
米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのマイティ・ビルディングズが、世界初のゼロ・ネット・エナジー3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。 南カリフォルニアに建設された3Dプリント住宅は2ベッドルーム・2バスルームの平屋建て住宅で、マイティ・ビルディングズの工場で3Dプリントされたプレハブ住宅。60%リサイクル素材を原料に製造され、建設廃材を従来型の建設方式の99%削減できるとしている。 マイティ・ビルディングズのスラバ・ソロニツィンCEOは、「未来におけるサステナブルな住宅のスタンダードとなる住宅を建設した世界初の企業となったことにエキサイトしています。住宅メーカーは、利益、品質、デザイン、そして環境保護のいずれかを選ばねばならない状況から脱することができます。今回建設したゼロ・ネット・エナジー3Dプリント住宅は、長年に及ぶ我々の研究開発の賜物です」とコメントしている。 ゼロ・ネット・エナジー住宅とは、各種の省エネ技術と太陽光発電などを組み合わせ、家庭のエネルギー消費量と生産量を等しくする住宅。カリフォルニア州は、2020年までに新築住宅のすべてをゼロ・ネット・エナジーにする目標を掲げている。
掲載日:2022年10月11日:ホルシムグループがCOBODインターナショナルへ出資
スイスの大手建材メーカーのホルシムグループが、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルへ出資する。詳細は明らかにされていないが、ホルシムグループはCOBODインターナショナルのマイノリティ株主になるとしている。 ホルシムグループはCOBODインターナショナルと2019年から取引を開始し、これまでにGEの風力発電機建設プロジェクトやケニアの3Dプリント住宅建設プロジェクトなどで協働してきた。 ホルシムグループの研究開発部リーダーのエデリオ・バーミジョ氏は、「ホルシムグループは、これまでにより少ない資材と廃棄物で住宅を建設するソルーションを求め続けてきました。COBODインターナショナルと協業することで、我々の建設3Dプリンター用資材の需要もさらに拡大するでしょう」とコメントしている。 COBODインターナショナルには、これまでに3Dプリント住宅メーカーのPERIグループ、GE傘下のGEリニューアブルエナジー、メキシコの大手セメントメーカーのCEMEXなどが出資している。 ホルシムグループは、2015年にスイスのホルシムとフランスのラファージュが合併して設立された。スイス・ザンクトガレン州に拠点を置き、世界90ヶ国以上でセメントやコンクリートなどの建材を販売している。
掲載日:2022年10月10日:GMがアディティブ・インダストリアライゼーションセンターを拡張
アメリカの大手自動車メーカーのGMが、ミシガン州ウォレンにあるアディティブ・インダストリアライゼーションセンターを拡張する。Velo3Dの大型メタル3Dプリンター「サファイア・アディティブ・マニュファクチャリング・システム」シリーズと、EOSの最新シリーズ「M290メタル・レーザービーム・パウダーベッドフュージョンシステム」などの複数のメタル3Dプリンターを新たに導入する。 GMのアディティブ・インダストリアライゼーションセンターは2020年の開設。自社の「シボレー・タホ」や「キャデラック・セレスティーク」などのエンドユーズパーツの製造や、プロトタイピングなどを行っている。GMは、2020年のアディティブ・インダストリアライゼーションセンター開設以来、3Dプリンターで6万点のエンドユーズパーツを製造したとしている。 自動車業界は古くから3Dプリンターを活用してきたことで知られている。古くはSLA3Dプリンターを使い、各種のパーツのプロトタイピングなどを行ってきた。最近はメタル3Dプリンターの性能向上と価格低下が進み、エンドユーズパーツの製造にメタル3Dプリンターが使われるケースが増えてきている。
掲載日:2022年10月9日:全世界のメタル3Dプリンティング市場が2030年に226億ドル規模へ成長
全世界のメタル3Dプリンティング市場が2030年に226億ドル(約3兆2770億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの市場調査会社グランドビュー・リサーチが発表したレポート「メタル3Dプリンティング市場規模」によると、全世界のメタル3Dプリンティング市場は2022年から年率23.9%の成長率で成長を続け、2030年までに同規模へ拡大するとしている。 産業セクターでは航空宇宙、防衛、自動車、家電、医療、エネルギーなどの領域でメタル3Dプリンターの導入が進むとしている。 エリアでは北米(アメリカとカナダ)が市場全体を牽引するリーダーとなり、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国や、中国、日本、韓国、そしてアジア太平洋地域の諸国での市場拡大が見込まれるとしている。 メタル3Dプリンティングの世界的な拡大により、メタル3Dプリンターのハードウェアとソフトウェアのそれぞれの領域で人材不足が顕著になるとしている。 メタル3Dプリンティングの主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、GEアディティブ、マテリアライズ、オートデスクなどを挙げている。
掲載日:2022年10月8日:インポシブル・フーズが従業員の6%をレイオフ
アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズが、従業員の6%をレイオフする。新たにCEOに就任したばかりのピーター・マクギネス氏が明らかにした。 マクギネス氏は、メディアに公開したメモで「組織の中で重複している一部のポジションや、我々のコアビジネスと関連性が無いポジションを削除するという非常に難しい決断を行いました。我々のビジネスがスケールする今後、新たな組織の筋肉を形成する人材を戦略的に採用してゆきます」とコメントしている。 インポシブル・フーズでは、9月に社長のデニス・ウッドサイド氏が辞任するなど、人事上の混乱が続いている。 アメリカでは、進行するインフレの影響などにより代替肉の売上が減少している。市場調査会社IRIによると、アメリカの2022年9月4日までの一年間で代替肉の売上が対前年比で10.5%減少したという。進行するインフレと、代替肉の「過度に環境問題を意識するイメージ」が消費者に嫌われた可能性があるとしている。 マクギネス氏は、代替肉に対する消費者の意識はいまだ低く、インポシブル・フーズを含めた代替肉メーカーによるさらなる啓蒙活動が必要だとしている。 インポシブル・フーズやビヨンド・ミートなどの代替肉メーカーの多くは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2022年10月7日:ゼロックスがアディティブ・マニュファクチャリング部門の人員をレイオフ
大手複合機・印刷機メーカーのゼロックスが、アディティブ・マニュファクチャリング部門の人員をレイオフしている。SNSのLinkedInに投稿された情報によると、アディティブ・マニュファクチャリング部門のジェネラルマネージャーのタリ・ロズマン氏を含む複数の社員がすでにレイオフされたという。 ゼロックスのスポークスパーソンは声明で「2022年9月30日をもちましてゼロックスはアディティブ・マニュファクチャリング事業を縮小しました。現在は既存ユーザーのサポートのみ提供しています。今年初めに開催した投資家説明会で発表した通り、拡大すべき事業と縮小すべき事業との選別を進めています。(アディティブ・マニュファクチャリング事業の縮小は)難しいけれど、必要な決断でした。レイオフによる社員の影響を出来るだけ小さくし、転職支援などのサポートを提供してゆきます」とレイオフの事実を認めている。 ゼロックスは2019年にメタル3Dプリンターメーカーのヴェイダー・システムズを買収し、アディティブ・マニュファクチャリング事業に進出していた。2021年2月までにアメリカ海軍、アメリカエネルギー省、シーメンス、ヴァーテックス・マニュファクチャリングなどに納入したが、事業継続に必要な規模の売上を確保できなかったと見られる。
掲載日:2022年10月6日:ナノ・ディメンションの株が一年間で53.9%下落
イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンションの株が、一年間で53.9%下落した。ナノ・ディメンションの株は2021年2月12日に15.60ドルの高値を付けた後に右肩下がりで下落し始め、2021年3月7日には6.67ドルと半分以下に下落し、本記事執筆時点(2022年10月5日)では2.46ドルで取引を終えた。 ナノ・ディメンションは、今年2022年7月にアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収し、話題を集めた。ナノ・ディメンションによるストラタシスの株式買収は、今のところナノ・ディメンションの株価にプラスの影響を与えていない。 一方、ストラタシスは米国証券取引委員会(SEC)に対し、ポイズンピルを申請している。ポイズンピルは敵対的買収者が一定数の株式を取得した段階で発動される。敵対的買収者以外の株主に対して有利な条件での株式取得を可能にするもので、発動されると敵対的買収者の買収コストが増加し、敵対的買収者の買収意欲を削ぐ効果がある。 ストラタシスのポイズンピルは、敵対的買収者がストラタシスの発行済み株式の15%以上を取得した場合に発動される。発動されると、敵対的買収者以外の既存株主がストラタシスの新株を0.01ドルで取得できるようになる。
掲載日:2022年10月5日:全世界の3Dプリンティング市場が2030年までに778億3千万ドル規模へ成長
全世界の3Dプリンティング市場が2030年までに778億3千万ドル(約11兆2850億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの市場調査会社ストラテジック・マーケットリサーチのレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場は2021年の140億ドル(約2兆300億円)規模から年率21%の成長率で成長を続け、2030年までに同規模へ拡大するとしている。 市場拡大を牽引するのは産業用3Dプリンターで、市場全体の70%を占めるとしている。産業用3Dプリンティングの用途ではプロトタイピングが最大で、全体の55%を占めるとしている。産業セグメント別では、3Dプリンター本体(ハードウェア)が最大のシェアを獲得し、全体の60%を占めるとしている。 国別シェアではアメリカが30%で、世界最大のシェアを獲得するとしている。次いでヨーロッパ市場が世界第二位のシェアを獲得するとしている。 3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとしては、ストラタシス、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、HP、オートデスク、ヴォクセルジェット、マテリアライズ、GEアディティブ、ExOne、キヤノンなどを挙げている。
掲載日:2022年10月4日:アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループが2023年度年次総会をシカゴで開催
アメリカ最大のアディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ(AMUG)が、2023年度年次総会を2023年3月19日から23日までの日程でイリノイ州シカゴで開催する。昨年2022年度年次総会に続き、完全オフラインでの通常開催となる。 AMUGのマーク・アブシャー会長は、「AMUGの年次総会は、アディティブ・マニュファクチャリングに関する教育やトレーニングとネットワーキングのギャップを埋める機会を提供します。高度なスキルを持つプロフェッショナルが数多く参加する一方、アディティブ・マニュファクチャリングの初心者にも情報収集と学びの機会を提供します。いずれにせよ主人公はユーザーです。ユーザーが総会を計画し、組織し、運営します。ユーザーのユーザーによるユーザーのための総会です」とコメントしている。 新型コロナウィルスの世界的なパンデミックが収束の兆しを見せる中、世界各地のアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントが通常通り開催され始めている。世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントのFormnext 2022も、2022年11月15日から18日の日程でドイツ・フランクフルトで開催される。
掲載日:2022年10月3日:アンドリュー・ジョンソン氏がスリーディーシステムズのチーフ・コーポレート・ディベロップメント・オフィサーに就任
アンドリュー・ジョンソン氏が、スリーディーシステムズのチーフ・コーポレート・ディベロップメント・オフィサーに就任した。ジョンソン氏は16年前にスリーディーシステムズへ入社し、これまでにスリーディーシステムズによる60件以上のM&A案件を率いてきていた。ジョンソン氏は、直近ではスリーディーシステムズのチーフ・リーガル・オフィサー兼エグゼクティブバイスプレジデントを務めていた。 チーフ・コーポレート・ディベロップメント・オフィサー就任後も、ジョンソン氏は引き続きスリーディーシステムズのM&A案件を担当する。 スリーディーシステムズの社長兼CEOのジェフリー・グレイブス氏は、「我が社のコアの強み、我が社を競合企業から差別化する要因は、我が社の顧客が抱える最も重要なチャレンジにフォーカスする努力によって生まれます。そのアプローチを着実にたどるためには3Dプリンティングのテクノロジー、各種の素材、ソフトウェアなどに関する深い知識が要求されます。それをより大きなスケールで実践するには、我々はさらに戦略的パートナーシップを獲得する必要があります。アンディーの経験と知識が、それを実現させてくれることは間違いないでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年10月2日:ニューヨーク在住の男が3Dプリント銃で2万1千ドルを搾取
ニューヨーク在住の男が、3Dプリント銃でニューヨーク市から2万1千ドル(約304万円)を搾取したとして話題になっている。ニューヨークの地元テレビ局WKTVによると、「ケム」と自称している男は、、これまでに3Dプリンターで100丁以上の銃を製造し、ニューヨーク州が行っている「銃と現金交換プログラム」を利用してプリペイドカードを搾取したという。ツイッターでのツイートからWKTVが取材をして明らかになった。 「銃と現金交換プログラム」は、銃の所有者が地元の警察署に銃を差し出すことの見返りに、銃一丁あたり200ドル(約2万9千円)のプリペイドカードが支給されるプログラム。ニューヨーク市警察のウェブサイトによると、プログラムの参加者には身分証明書の提示などによる本人確認は行われてなく、匿名での参加も可能だという。 ケムは、「3Dプリンターで色々な種類の銃を製造した。銃一丁を作るのに6時間ほどかかったが、製造出来たらすぐに警察署に持ち込んでプリペイドカードと交換した」と説明している。 ニューヨーク市の担当者は声明で、「銃と現金交換プログラムを悪用することは恥ずべきことです。このプログラムは、これまでに何千丁もの銃を回収し、コミュニティの治安維持に貢献してきました。男の行為は強欲に基づくもので看過できません。ニューヨーク市は今後、プログラムが悪用されないよう対策を講じます」とコメントしている。
掲載日:2022年10月1日:Azureの3Dプリント住宅の受注残が1600万ドルを突破
米カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く建設スタートアップ企業のAzure(アジュール)が、自社の3Dプリント住宅の受注残が1600万ドル(約23億2000万円)を突破したと発表した。受注案件の中にはカリフォルニア州の大手ホームビルダーのリ・インハビットからの大口受注も含まれているという。 リ・インハビットの共同創業者のキム・ドヴォラク氏は、「我々は、迅速でスケーラブルに住宅を建設できるホームビルダーを探し続けてきました。特にカリフォルニア州では、住宅建設にかかる時間をいかに削減出来るかが鍵となります。Azureの住宅建設におけるアプローチは斬新で、業界の課題に対するソルーションを提示しています。リサイクル素材を使って3Dプリンターで住宅を作るというアプローチは画期的なゲームチェンジャーです」とコメントしている。 Azureは、飲料用プラスチックボトルやフードパッケージをリサイクルした防水ポリマー素材を使い、建設3Dプリンターでプレハブ住宅を建設している。Azureによると、建設3Dプリンターを使うことで工期を最大70%、建設コストを最大30%削減できるとしている。Azureは、これまでに「バックヤード・スタジオ」という小型のプレハブ住宅の販売を開始している。 Azureのロス・マグワイアCEOは、「Azureの3Dプリント住宅はサステナブルで美しく、そして効率的に建設されています。リ・インハビットが我々をパートナーに選んだことがそれらを証明しています」とコメントしている。
掲載日:2022年9月30日:アメリカで代替肉の売上が対前年比で10.5%減少
アメリカで代替肉の売上が減少している。市場調査会社IRIによると、アメリカの2022年9月4日までの一年間で代替肉の売上が対前年比で10.5%減少したという。進行するインフレと、代替肉の「過度に環境問題を意識するイメージ」が消費者に嫌われた可能性があるとしている。 IRIのジョナ・パーカー氏は、「重量単価でより安いたんぱく質を求めるトレンドが顕著になっています。特に、これまでは代替肉を志向していた準ベジタリアンの消費者が、より安い「本物の肉」を選ぶようになっています。多くの代替肉は本物の肉より値段が高く、消費者から避けられています。特にインフレが続く現時点では、プレミアムを支払ってでも代替肉を買おうという消費者は多くありません。さらに、代替肉の味についても十分に消費者を満足させるレベルに達していません」とコメントしている。 また、代替肉が持つ「過度に環境問題を意識するイメージ」に対する社会的な反発が広まっていることも影響しているという。アメリカの中堅レストランチェーンのクラッカー・バレルがインポシブル・フーズの代替ソーセージをメニューに取り入れたところ、それに反発する声がソーシャルメディアに多く投稿されたという。 ビヨンド・ミートやインポシブル・フーズなどの代替肉メーカーの多くは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2022年9月29日:ボーイングがアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
アメリカの大手航空機メーカーのボーイングが、ワシントン州アウバーンにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設した。「センター・オブ・アディティブ・マニュファクチャリング・エクセレンス」と名づけられたセンターでは、航空機、ヘリコプター、宇宙船、人工衛星のツールやパーツのデザインと製造が行われる。 センターの開設について、ボーイングのアディティブ・マニュファクチャリング担当副社長のメリッサ・オーメ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは我々の製品づくりに新しい道を提供してくれます。これまでにできなかったモノづくりを可能にしてくれます。また、アディティブ・マニュファクチャリングは、カーボンフットプリントと地球へのインパクトを削減するというボーイングのコミットメントとも整合しています」とコメントしている。 センターは当初、2020年1月にオープンする予定だったが、新型コロナウィルスのパンデミックにより延期されていた。 航空宇宙の分野は、アディティブ・マニュファクチャリングとの親和性が高い領域として知られている。なお、ボーイングでは7万点以上の航空機用パーツを3Dプリンターで製造している。
掲載日:2022年9月28日:株式会社エヌエスエスが食品衛生法適合光造形3Dプリンター用レジン「エキマテ」の販売を開始
株式会社エヌエスエス(本社東京都青梅市、代表取締役野田裕介)が、食品衛生法に適合した光造形3Dプリンター用レジン「エキマテ」の販売を2022年9月28日より開始する。 従来の光造形3Dプリンター用レジンは、原料にアレルギー物質や、性能を高めるためのアンチモンやビスフェノールAなどの有害物質が含まれており、食品器具に用いた場合未硬化部が残った状態で使用してしまうと非常に危険で食品関連に用いる事が出来なかった。「エキマテ」を試験機関にて食品衛生法に基づいた溶出物試験を実施したところ、食品衛生法に適合することを確認した。 「エキマテ」は、アンチモン、ビスフェノールA、ベンゼンなどの毒性の高い物質や、日本人がアレルギー反応しやすいアレルゲン物質をまとめたジャパニーズスタンダードアレルゲン2015に掲載されている物質を使用していない為、万一未硬化部が残ってしまった状態でも経口毒性が食塩と同等なので食品器具などの製造に使う事が出来る。 ポジティブリスト適合確認書の発行も対応していて、クッキー型や食品製造装置の試作部品など様々な食品業界シーンでの利用が可能。また、低刺激臭で水道水と台所洗剤で洗浄が出来、洗浄廃液もほとんどの地域で下水に排水できる 「エキマテ」は株式会社エヌエスエスのオンラインショップにて購入可能。
掲載日:2022年9月27日:ボストン・マイクロ・ファブリケーションがサンディエゴに研究開発センターを開設
米マサチューセッツ州に拠点を置くマイクロ3Dプリンターメーカーのボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が、米カリフォルニア州サンディエゴに研究開発センターを開設した。センターではマイクロ3Dプリンターの研究開発に加え、マイクロ3Dプリンターを使った新事業や製品開発などが行われるとしている。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションのジョン・カウォラCEOは、「我々の製品を市場に投入してから数年が経過しましたが、我々のプラットフォームを利用することでさらにユニークになるエンド・プロダクトが数多く存在していることがわかりました。我々は研究者、プロダクトデザイナー、そして他のコラボレーションパートナーと共に様々な新製品のアイデアを生み出しています。直近では新たな資金調達も行い、我々のプラットフォームの開発を続けています。調達した資金は、主にエンドユーズパーツの開発と事業化などに投じる予定です」とコメントしている。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションは、今年2022年7月にシリーズC投資で中国資本の深センキャピタルグループを筆頭とする投資シンジケートから4300万ドル(約62億3500万円)の資金を調達している。
掲載日:2022年9月26日:クイックパーツとNexa3Dがパートナーシップ契約を締結
オンデマンド・マニュファクチャリング・サービスビューロー大手のクイックパーツと、3DプリンターメーカーのNexa3Dがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、クイックパーツはNexa3Dの最新インダストリアル・ポリマー3Dプリンターの「QLS820シリーズ」を活用し、エンドユーズパーツなどのオンデマンド・マニュファクチャリングを行うとしている。 クイックパーツのジアド・アバウCEOは、「Nexa3Dの最新シリーズである「QLS820シリーズ」を最初に活用するオンデマンド・マニュファクチャリング・サービスプロバイダーとなることに興奮しています。これまで以上の高速で経済的、さらにはより大きなボリュームプロダクションをお客様に提供してゆきます」とコメントしている。 「QLS820シリーズ」は、オープンマテリアル方式のパウダーベッド3Dプリンターで、PA12、ポリプロピレン、PBT、アルミニウム、ガラス、ファイバープラスチックなどの素材が利用できる。 ネクサ3Dは、2014年にアヴィ・レイチェンタル氏らが設立した3Dプリンターメーカー。アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から2015年までスリーディーシステムズのCEOを務め、同社を世界的な3Dプリンターメーカーに育て上げた。同氏は2015年に業績低迷と株価下落などの責任を取り、スリーディーシステムズのCEOを辞任した。
掲載日:2022年9月25日:ビヨンド・ミートのチーフ・サプライチェーン・オフィサーが辞任
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートのチーフ・サプライチェーン・オフィサーのバーニー・アドコック氏が、現地時間の今月9月30日付けで辞任する。後任にはチーフ・オペレーティング・オフィサーで製造オペレーション担当副社長のジョナサン・ネルソン氏が就任する。辞任の詳細な理由については明らかにされていないが、ビヨンド・ミートは、アドコック氏は「新たな機会をもとめて」辞任するとしている。 ビヨンド・ミートでは、最近スタッフによるトラブルが頻発している。現地時間の2022年9月17日には、ビヨンド・ミートのチーフ・オペレーティング・オフィサーのダグ・ラムジー氏が、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕された。ビヨンド・ミートは、現地時間の9月20日にラムジー氏を停職処分にしている。 ビヨンド・ミートは、2022年度通年での見通売上高を5億6000万ドル(約800億円)から6億2000万ドル(約886億6000万円)のレンジから4億7000万ドル(約672億1000万円)から5億2000万円(約743億6000万円)のレンジへ引き下げている。業績低迷を受けてビヨンド・ミートは、これまでに全従業員の4%をレイオフしている。
掲載日:2022年9月24日:フォームラブズがミルウォーキーに支店を開設
アメリカのデスクトップSLAプリンターメーカーのフォームラブズが、ウィスコンシン州ミルウォーキーに支店を開設した。現地メディアの報道によると、ミルウォーキーのサードウォードに開設された支店はフォームラブズのアメリカ国内の二つ目の支店で、今後三年間で最大150人の雇用を生むと期待されている。フォームラブズはマサチューセッツ州サマービルに本店を置き、ノースカロライナ、ベルリン、パリ、ブタペストにそれぞれ支店を設けている。 フォームラブズのチーフ・ビジネス・オフィサーのルーク・ウィンストン氏は、「正直なところ、ミルウォーキーは当初第一候補ではありませんでした。しかし、ミルウォーキーを実際にたずねてみたところ、モノづくりに携わる数多くの中小企業と、ミルウォーキー工科大学などの優れた教育機関を有する土地であることを知らされました。我々の事業ミッションを追求するにふさわしい場所であると確信しました」とコメントしている。 ミルウォーキーはウィスコンシン州最大の都市で、機械、印刷、食品、醸造などの工業が盛んな土地。大手オートバイメーカーのハーレーダビッドソンの拠点があることで知られている。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「フォーム1」「フォーム2」「フォーム3」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。フォームラブズは最近、医療用3Dプリンターをリリースするなど、医療の領域への進出を進めている。
掲載日:2022年9月23日:ロサンゼルスのジュエリーデザインスタジオがジュエリーサンプル作成サービスを開始
ロサンゼルスのジュエリーデザインスタジオがジュエリーサンプル作成サービスを開始して話題になっている。サービスを開始したのはロサンゼルス市内に拠点を置くレース・バイ・ジェニー・ウー。同社はかねてからSLS3Dプリンターでオリジナルデザインのジュエリーを製造して販売しているが、販売したジュエリーの返品の多さが課題となっていた。 返品されるジュエリーでもっとも多いのが指輪で、実際に購入してみたもののサイズが合わない、またはデザインが思ったものと違うなどの理由で返品してくる人が多いという。 レース・バイ・ジェニー・ウーのオーナー、ジェニー・ウー氏は、本物のジュエリーを3Dプリンターで作成する前にナイロン製の安価なサンプルを作成し、事前にトライしてもらうことを思いついたという。サンプルの製造にはフォームラブズの3Dプリンターが使われ、素材はナイロンを使っている。サンプルの制作料金は単品が3ドル(約435円)、3個セットが5ドル(約725円)となっている。 ジュエリー業界は、比較的古くから3Dプリンターが使われてきた業界として知られている。古くはSLAプリンターを使い、ジュエリーの型を造りロストワックス製法などで製造するのが一般的だった。最近は金属パウダーから直接ジュエリーを製造するケースが増えてきている。
掲載日:2022年9月22日:カリフォルニア州で3Dプリンターでマシンガンを製造した男が逮捕
カリフォルニア州ベンチュラ郡シミバレーで、3Dプリンターでマシンガンを製造した男が逮捕された。 ベンチュラ郡保安官事務所が発表したニュースリリースによると、シミバレー市内に住む35歳の男アンドリュー・デュランは、自宅で「複数の3Dプリンターで製造された銃火器、セミオートマチック銃をフルオートマチック銃へコンバートするためのコンポーネント、および大量の販売用メタンフェタミンをそれぞれ所有している疑い」で逮捕されたという。メタンフェタミンは覚せい剤の一種で、アメリカでは闇市場で違法売買されている。また、現場では近隣市サウザンドオークスの住宅で盗難されたとみられる拳銃も発見された。 警察関係者は、デュランが製造した3Dプリント銃はベンチュラ郡全域で相当数が販売され、広範囲に流通していると見ている。デュランは、過去に銃火器の所有を禁じる法律に違反し、逮捕されている。 デュランは今後、違法マシンガンの所有、盗難品の所有、銃火器の違法所有、銃火器の保有が禁じられた人物への銃火器の販売などの罪により起訴されると見られる。デュランは郡内の留置所に留置されていたが、5万ドル(約725万円)の保釈金を支払い保釈されている。
掲載日:2022年9月21日:ビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が停職処分に
現地時間の2022年9月17日、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕されたビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が停職処分になった。ビヨンド・ミートが9月20日に発表したプレスリリースで明らかにした。 ビヨンド・ミートは、製造業務担当シニアバイスプレジデントのジョナサン・ネルソン氏当面の間ラムジー氏の職務を担当するとしている。 ラムジー氏は現在、脅迫と第三種傷害罪の疑いでアーカンソー州ワシントン郡留置所に留置されている。 現地警察の発表によると、ラムジー氏はアーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性が運転する車と接触事故を起こし、男性と口論になった末に激高して男性を殴りつけたという。被害者の男性と同伴していた目撃者によると、ラムジー氏は「殺すぞ」と被害者を脅迫していたという。 ラムジー氏は大手精肉メーカーのタイソン・フーズに30年以上勤務した業界のベテラン。2021年12月にビヨンド・ミートにスカウトされ、同社のCOO(最高業務オフィサー)に就任していた。
掲載日:2022年9月20日:ビヨンド・ミートの株価が史上最安値を更新
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が史上最安値を更新している。現地時間の2022年9月19日月曜日、ビヨンド・ミートの株価は前日比で5.6%下落し、17.06ドルで取引を終えた。取引終了時点での同社の時価総額は10億9000万ドル(約1558億7000万円)となっている。 ビヨンド・ミートの株は1株25ドルでIPOした後右肩上がりで値上がりし、2019年7月には234.90ドルまで上昇した。その後徐々に値を下げ始め、2022年9月19日月曜日までに93%下落した。ある市場関係者は、インフレの進行によりアメリカの食料品価格が軒並み上昇しており、ビヨンド・ミートの代替肉が消費者に敬遠されていると指摘している。ビヨンド・ミートの代替肉は、最近では通常の牛ひき肉の二倍近い価格で販売されている。 アメリカの食料品価格は2022年8月時点で対前年同月比で11.40%も上昇しており、1979年5月以降最大となっている。特に家庭で消費される食料品の価格が16.7%も上昇しており、アメリカ人の家計を圧迫している。 ビヨンド・ミートの発表によると、同社の2022年度第二四半期の売上高は1億4700万ドル(約210億2100万円)で、前年同期比で1.6%のマイナスだった。一方、経常収支は9710万ドル(約138億8530万円)の赤字で、前年同期の1960万ドル(約20億280万円)の7倍近くに増加した。
掲載日:2022年9月19日:ビヨンド・ミートのCOOが傷害罪で逮捕
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートのCOO(最高業務オフィサー)のダグ・ラムジー氏が傷害罪で逮捕された。米アーカンソー州現地メディアの報道によると、ラムジー氏は現地時間の2022年9月17日、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたという。目撃者によると、ラムジー氏は駐車場から離れる途中に男性の車とぶつかりそうになり、トラブルになったという。同スタジアムでは当日、アメリカで人気のカレッジフットボールの試合が行われていた。 ラムジー氏は現地時間の午後10時27分に逮捕され、現在アーカンソー州ワシントン郡留置所に留置されている。 ラムジー氏は大手精肉メーカーのタイソン・フーズにて鶏肉部門のマネージャーを長く務め、2019年には同社のマクドナルド事業担当社長に就任していた。同氏は2021年にビヨンド・ミートにヘッドハントされ、同社のCOOに就任していた。 今回の事件について、現地メディアがビヨンド・ミートにコメントを求めているが、今のところビヨンド・ミートから正式なアナウンスメントは出されていない。
掲載日:2022年9月18日:マターハッカーズがアメリカ海軍の認定納入業者に指定
米カリフォルニア州アーバインに拠点を置く3Dプリンター販売会社のマターハッカーズが、アメリカ海軍認定納入業者に指定された。プレスリリースによると、マターハッカーズはアメリカ海軍NIWCパシフィックに対し、3Dプリンター本体、3Dプリンター用素材、トレーニングなどを提供する。 マターハッカーズの戦略パートナーシップ担当副社長のマラ・ヒトナー氏は、「マターハッカーズは、南カリフォルニアのペンドルトン海軍基地と密接な関係を築いてきました。海軍のニーズの拡大に対応し、取引をさらに深化できることに興奮しています。適切な3Dプリンター、3Dプリンター用素材、そしてトレーニングをお届けするように最大限の努力をします」とコメントしている。 マターハッカーズは、昨年2021年にもアメリカ海軍と3Dプリンター供給のIDIQ契約(数量未確定契約を締結し、ウルチメーカーの3Dプリンターを納入している。 マターハッカーズは2010年設立。カリフォルニア州アーバインに店舗を構え、ウルチメーカーの3Dプリンターを含めた各メーカーの3Dプリンターを販売している。3Dプリンターの販売店としては老舗として3Dプリンターコミュニティに知られている。
掲載日:2022年9月17日:Robozeがスーパーマテリアルリサーチセンターの建設を開始
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、イタリアのバーリにスーパーマテリアルリサーチセンターの建設を開始した。現ヘッドクォーターの隣接地に建設されるセンターは2000平方メートルの大きさで、3Dプリンター用ポリマー系素材の研究開発が行われる予定。 Robozeは、鋼鉄クラスの強度を持つスーパーマテリアルポリマーや、カーボンフットプリントを削減するバイオベースのサーモプラスチックの開発を目指しており、センターの開設により開発スピードとクオリティを一気に加速する。 RobozeのCEOで創業者のアレッシオ・ロルッソ氏は、「我々は、未来的であるもの、そして経済合理的であるものとは何かについて常に考え続けています。そして、プラスチックについては、世界は第二のクラスであるような扱いをしています。我々の新センターでは、今まで可能とされてこなかったようなスーパーマテリアルの開発を目指します。我々の挑戦は、現在のモノづくりモデルを一新させるような3Dプリンティング技術とスーパーマテリアルを作り上げることです」とコメントしている。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。
掲載日:2022年9月16日:ラピッドシェイプがノースカロライナ州ローリーに北米ヘッドクォーターを開設
ドイツの3Dプリンターメーカーのラピッドシェイプが、ノースカロライナ州ローリーに北米ヘッドクォーターを開設した。ノースカロライナ州立大学のキャンパス内に開設されたヘッドクォーターは、アメリカおよびカナダのユーザーへの販売とサポートの拠点となる。 北米ヘッドクォーターはノースカロライナ州立大学のアディティブ・マニュファクチャリング・ロジスティクスセンターと共同でアディティブ・マニュファクチャリング関連の各種の研究開発も行う。 ラピッドシェイプは、これまでにノースカロライナ州立大学に自社の3Dプリンターを納入している。また、ノースカロライナ州立大学の学生がラピッドシェイプへ入社し、エンジニアとして活躍している。 ラピッドシェイプのアンドレアス・シュルシースCEO兼創業者は、「北米ヘッドクォーターの開設により、成長を続ける北米市場においてベストなコンディションで臨むことが可能になります。我々のバリューはパーソナルなコンサルテーション、迅速で質の高いサービス、そして短納期です。セールススタッフ、物流担当、サポート担当などのメンバー全員でアメリカとカナダのお客様にベストな状態で対応させていただきます」とコメントしている。 ラピッドシェイプは2011年設立。ドイツ・ハイムシャイムに拠点を置き、主に歯科医療、ジュエリー、ヒアリングエイドなどの産業ユーザーに細密3Dプリンターを提供している。
掲載日:2022年9月15日:メーカーボット・インダストリーズとウルチメーカーの合併が完了
ストラタシス傘下の3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズと、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーの合併が完了した。ストラタシスの発表によると、両社は2022年8月31日付けで合併し、ウルチメーカーの社名で新スタートを切った。 新会社の株主はオランダのNPMキャピタルとストラタシスで、持ち株比率はNPMキャピタル53.5%、ストラタシス46.5%となっている。合併の完了により、新ウルチメーカーの2022年9月1日以降の売上はストラタシスの連結決算の対象外となる。 ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「合併の完了により、マニュファクチャリングスケールのポリマー3Dプリンティングシステムとソルーションのプロバイダーとして躍進するという我々の理念をさらに進めることが可能になりました。メーカーボットのバリューを開放し、株主の長期的利益を生み出すための戦略的フォーカスにさらに注力できるでしょう」とコメントしている。 NPMキャピタルは、今年2022年5月に1500万ドル(約21億4500万円)を投じ、メーカーボット・インダストリーズの株式54.4%を買収し、子会社化していた。今回の合併完了により、メーカーボット・インダストリーズの社名は消滅した。
掲載日:2022年9月14日:マークフォージドがデジタルメタルの買収を完了
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのデジタルメタルの買収を完了した。マークフォージドは、今年7月にデジタルメタルを3200万ドル(約45億7600万円)の現金と410万株のマークフォージドの普通株式で買収すると発表していた。買収完了後も、デジタルメタルはデジタルメタルのブランドでマークフォージドの子会社として運営される。 マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「デジタルメタルの買収を成功裏に完了できたことにエキサイトしています。マークフォージドは、デジタルメタルのチームを歓迎します。共に力を合わせることで、精密なメタルパーツをオンデマンドでハイボリュームで供給するディストリビュテッド・マニュファクチャリングのビジョンをさらに進めることができます。マークフォージドのソフトウェア能力とデジタルメタルの精密で信頼できるバインダージェットソルーションを組み合わせることで、現在および将来のお客様に、かつてなかったソルーションを提供することが可能になります」とコメントしている。 デジタルメタルは2003年設立。設立当初より独自開発したメタル・バインダージェット3Dプリンターを製造している。同社は2012年にスウェーデンの金属粉メーカーのヘガネスに買収され、同社の子会社になっていた。
掲載日:2022年9月13日:HPがメタルジェットS1003Dプリンターを公開
HPが現在アメリカのシカゴで開催されているIMTS(International Manufacturing Technology Show)2022で、新たに開発したメタルジェットS1003Dプリンターを公開して話題になっている。 メタルジェットS1003Dプリンターは造形サイズ430 X 430 X 200mmの造形サイズのパウダーベッドにサーマルインクジェット・プリントヘッドからドロップレットを噴射して造形するタイプのメタル3Dプリンター。2017年に製品コンセプトを発表していらい、4年以上の時間をかけて開発された。ボクセルレベルで1200×1200dpiという3Dプリンティング精度を実現している。 メタルジェットS1003Dプリンターは、一般的なSLS方式のメタル3Dプリンターで使われる球形メタルパウダーではなく、メタル・インジェクションモールディング素材を使う。HPのグローバルヘッドのラモン・パスター氏によると、一般的なSLS方式のメタル3Dプリンターよりも製造コストを20%から33%程度削減できるという。 パスター氏はメタルジェットS1003Dプリンターについて、「パーツづくりをスケールに、経済的に行うことが可能になります。トータルな所有コストを下げることにフォーカスして開発されました。それがユーザーのスケールプロダクションを可能にする重要なポイントになります」と説明している。
掲載日:2022年9月12日:Formnext 2022が予定通り2022年11月15日から18日の四日間開催へ
世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会Formnext 2022が、予定通り2022年11月15日から18日の四日間ドイツのフランクフルトで開催される。主催者によると、現時点で690社以上の出展が予定されており、出展規模としては過去最大になるという。 Formnext 2022の主催者メサゴ・メッセ・フランクフルトのFormnext担当副社長のサシャ・ヴェンズラー氏は、「出展社は、Formnextが業界における最も重要な出会いの場であり、極めて価値のあるトレードショープラットフォームであることを理解しています。また、アディティブ・マニュファクチャリング関連の多くの企業は、対面での交流がビジネスを展開し、パートナーや投資家と出会うための重要なチャネルであると認識しています」とコメントしている。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受け、Formnext 2020はオフラインによる開催を中止し、オンラインでの開催を与儀なくされた。昨年開催されたFormnext 2021は、オンラインとオフラインによるハイブリッドで開催された。Formnext 2022は、パンデミック後初となる完全オフラインでの開催となる。
掲載日:2022年9月11日:オレグ・リアボイ氏がプロトラブズのグローバル・チーフ・テクノロジー・オフィサーに就任
オレグ・リアボイ氏がプロトラブズのグローバル・チーフ・テクノロジー・オフィサーに就任した。リアボイ氏は、プロトラブズのEコマースプラットフォームの構築を担当すると見られる。 リアボイ氏は、グローバルEコマースプラットフォーム開発・運営のデジタルリバーのチーフ・テクノロジー・オフィサー兼副社長を12年務めてきた業界のベテラン。複数のプラットフォームを統一規格に統合し、新たに人工知能を導入するなどの優れた実績を有している。 プロトラブズの社長兼CEOのロブ・ボーダー氏は、「オレグを我が社のリーダーシップチームへお迎えできることにエキサイトしています。我が社が開発中の新Eコマースプラットフォームとサプライヤーネットワークを構築し、我が社をデジタルマニュファクチャリングの次のチャプターへ移行するために大きく貢献してくれると信じています」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。なお、プロトラブズは今年2022年6月に日本市場から撤退した。
掲載日:2022年9月10日:インドのスタートアップロケットメーカーが5100万ドルの資金調達に成功
インドのスタートアップロケットメーカーのスカイルート・エアロスペースが、シリーズB投資で5100万ドル(約72億9300万円)の資金調達に成功した。出資したのはシンガポールの大手投資ファンドのGIC。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。スカイルート・エアロスペースは、調達した資金をヴィクラムロケットと極低温ロケットエンジン「ダワン-1」の開発などに投じるとしている。 スカイルート・エアロスペースのパワン・クマー・チャンダナCEOは、「今回の資金調達により、衛星打ち上げを予定されているすべてのお客様に対してロケット打ち上げのためのインフラストラクチャーを整備することが可能になります。我々のミッションは業界最高クラスの手軽で信頼できるロケット打ち上げサービスを提供することです。GICという世界的なリーディングインベスターを我々のチームにお迎えできることを誇りに思います」とコメントしている。 スカイルート・エアロスペースは、自社の極低温ロケットエンジン「ダワン-1」を大型3Dプリンターで製造している。 スカイルート・エアロスペースは、2018年にインド宇宙研究所出身の科学者パワン・クマー・チャンダナ氏らが設立したロケットメーカー。インド・ハイダラーバードに拠点を置き、小型ロケット「ヴィクラム」シリーズを製造している。
掲載日:2022年9月9日:ビヨンド・ミートの株価が8月の一か月間で23.7%下落
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株が、2022年8月の一か月間で23.7%下落したことがわかった。これにより、同社株価の年初からの下げ率は62.4%となった。8月に発表された同社の2022年度第二四半期決算の結果が反映される形となった。 同社の発表によると、同社の2022年度第二四半期の売上高は1億4700万ドル(約210億2100万円)で、前年同期比で1.6%のマイナスだった。一方、経常収支は9710万ドル(約138億8530万円)の赤字で、前年同期の1960万ドル(約20億280万円)の7倍近くに増加した。 経常収支の悪化について、ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは、進行するインフレの影響などにより消費者がより低価格の競合製品に切り替えたり、代替肉ではない通常の肉に切り替えたりするケースが増えているとコメントしている。ビヨンド・ミートのの代替牛ひき肉は、通常の牛ひき肉より70%程度高値で販売されている。 ビヨンド・ミートは、2022年度通年での見通売上高を5億6000万ドル(約800億円)から6億2000万ドル(約886億6000万円)のレンジから4億7000万ドル(約672億1000万円)から5億2000万円(約743億6000万円)のレンジへ引き下げている。
掲載日:2022年9月8日:パンダエクスプレスがビヨンド・ミートの代替鶏肉料理を全米2300店舗で販売開始
アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスが、ビヨンド・ミートの代替鶏肉料理を全米2300店舗で販売開始する。発表によると、パンダエクスプレスは自社の人気メニューの「オレンジチキン」にビヨンド・ミートの代替鶏肉を使い、提供する。「オレンジチキンは鶏肉の素揚げに甘辛い醤油ベースのタレをからめたもので、アメリカでは定番の人気中華料理となっている。 ビヨンド・ミートのチーフ・イノベーション・オフィサーのダリウシュ・アジャミ氏は、「パンダエクスプレスと共同でパンダエクスプレスの定番料理を我々の植物由来代替鶏肉で提供できることを嬉しく思います。代替鶏肉を使ったオレンジチキンを全米のお客様へお届けできることに興奮しています」とコメントしている。 パンダエクスプレスは、新商品のプロモーションのため、全米の10の大学キャンパスでパンダエクスプレス・リチャージステーションというポップアップステーションで代替鶏肉オレンジチキンのサンプルを無料提供する。 パンダエクスプレスは1987年からオレンジチキンを販売しているが、これまでにパンダエクスプレスの全売り上げの三分の一を占める人気料理となっている。 パンダエクスプレスは、昨年2021年7月からニューヨークとロサンゼルスの一部の店舗でビヨンド・ミートの代替鶏肉を使ったオレンジチキンの試験販売を行ってきていた。
掲載日:2022年9月7日:ウォード・リップミースター氏がメーカーバースのCOOに就任
ウォード・リップミースター氏が、ドイツの産業用アディティブ・マニュファクチャリングプラットフォーム運営のメーカーバースのCOOに就任する。リップミースター氏は、メーカーバースのサプライチェーンとオペレーションのマネジメントを担当する。 リップミースター氏は、マーケットプレース大手のシェイプウェイズで10年以上に渡ってグローバルサプライチェーン担当ディレクターを務めていた。シェイプウェイズでは、マニュファクチャリングパートナーのネットワーク構築などを行い、シェイプウェイズのグローバルオペレーション拡大に貢献した。 メーカーバースは、今年初めから産業ユーザーがデザインファイルをアップロードすると見積もりをオンラインで受け取れるプラットフォームを立ち上げている。リップミースター氏は、まずはそのプラットフォームにおけるマニュファクチャリングパートナーのネットワーク構築などを行うと見られる。 メーカーバースのマークス・シーボルトCEOは、「ウォードがCOOとして活躍してくれることを期待しています。我々は、サプライチェーンにおいて迅速なリードタイム、保証された品質、アディティブ・マニュファクチャリングを現実の生活にもたらすためのすべてのテクノロジーを確保していることを誇りに思っています。ウォードは、それをさらに拡大するために打って付けの人材です」とコメントしている。
掲載日:2022年9月6日:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスがビヨンド・ミートと日本での独占販売契約を締結
マルエツ、マックスバリュ関東、カスミなどを運営する持株会社のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが、アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートと日本での独占販売契約を締結した。今月3日に開催されたユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの記者会見で明らかにされた。 発表によると、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスはビヨンド・ミートの代替肉および代替肉を使った加工食品を「Green Growers」のブランドで販売する。現在のところ、傘下のマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東で今年秋からの販売を予定している。 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、これまでに「Green Growers」のブランドで垂直農業で生産したオーガニックレタスなどを販売している。ビヨンド・ミートの代替肉は、このラインナップに加わる形となる。 ビヨンド・ミートは、2016年に三井物産と共同で日本市場への進出を試みたが、事業を軌道に乗せられず2018年に撤退している。ビヨンド・ミートによる日本市場進出の試みは、これが二回目となる。 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、2015年3月に設立された共同持株会社。関東1都6県で479店舗を運営しており、直近2021年2月期の連結売上高は7189億円となっている。
掲載日:2022年9月5日:ナノ・ディメンションが2022年度第二四半期決算を発表
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1110万ドル(約15億5400万円)で、前年同期比で1000%以上増加した。2022年度第一四半期の売上高の1040万ドル(約14億5600万円)からも6.7%増加した。2022年度初めに買収したグローバル・インクジェット・システムズの売上高などが合算され、売上増の結果に繋がった。一方、同期間中の経常収支は3970万ドル(約55億5800万円)のだった。 ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「全四半期に発表した通り、我々のビジネスプランは拡大し続けています。アディティブ・マニュファクチャリングを変革するという我々のビジョンは拡大し続けており、アディティブ・マニュファクチャリング・エレクトロニクスは、デジタル化が進んでいない産業セクターにおいて特に急速に広がりを見せています。これからもエコフレンドリーでインテリジェント、そして安全な3Dプリンティングテクノロジーを、業界を越えて提供してゆきます」とコメントしている。 ナノ・ディメンションは、今年2022年7月にNASDAQに上場している大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になった。ある業界関係者は、ナノ・ディメンションは、今後もストラタシスの株を買い増す可能性が高いと予想している。
掲載日:2022年9月4日:産業用3Dプリンティング市場が2031年までに1077億ドル規模へ成長
全世界の産業用3Dプリンティング市場が、2031年までに1077億ドル(約150兆7800億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。市場調査会社アライド・マーケットリサーチが発表したレポート「産業用3Dプリンティング市場」によると、全世界の産業用3Dプリンティング市場は今後年率21.9%の成長率で成長を続け、2031年までに同規模に到達するとしている。 ユーザーのカテゴリーとしては、製造業のユーザーによる3Dプリンターの利用が進み市場拡大を牽引するとしている。中でも自動車、航空宇宙、防衛、医療、家電などのメーカーによる利用が進むとしている。 エリア別市場ではアメリカを中心とした北米のシェアが最も高く、ヨーロッパ諸国、アジア太平洋地域、ラテンアメリカ・中東・アフリカの順で続くとしている。 また、産業用3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとして、スリーディーシステムズ、アーカム、ExOne、ストラタシス、プロトラブズ、ヴォクセルジェット、マテリアライズ、エンビジョンテック、EOS、ゼネラル・エレクトリック、GEアディティブ、ヒューレットパッカード、SLMソルーションズ、キヤノンなどを挙げている。
掲載日:2022年9月3日:ニコンがSLMソルーションズを買収
ニコンがドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズを買収すると発表した。ニコンの2022年9月2日の発表によると、ニコンはSLMソルーションズの新株(発行済み株式の10%相当)を4500万ユーロ(約63億円)で取得し、その後株式と転換社債6億2200万ユーロ(約870億円)分を公開で買い付ける。買付価格は1株あたり20ユーロ(約2800円)で、2023年6月までに買付を終了するとしている。 SLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「ニコンは最先端光学テクノロジーの開発企業として一世紀以上の歴史を持っています。SLMソルーションズがニコンのパートナーとしてテクノロジーリーダーシップポジションをさらに広げて行けることにエキサイトしています。今回の契約とパートナーシップは、株主、従業員、顧客の、すべてのステークホルダーに非常に大きなメリットをもたらすと信じています」とコメントしている。 ニコンの発表によると、SLMソルーションズは、航空宇宙や自動車などの産業セクターにユーザーを多く抱え、これまでに750台以上のメタル3Dプリンターを納入してきている。SLMソルーションズのユーザーにはNASA、エアバス、ボーイング、ロールスロイス、ブルーオリジン、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲンなどが含まれている。 SLMソルーションズに対しては、これまでにGE傘下のGEアディティブが買収を持ちかけた経緯があるが、SLMソルーションズの大株主の反対により頓挫している。
掲載日:2022年9月2日:トビー・コズグローブ氏とボン・クー氏がスリーディーシステムズのメディカルアドバイザリーボードメンバーに就任
トビー・コズグローブ氏とボン・クー氏がスリーディーシステムズのメディカルアドバイザリーボードメンバーに就任する。これにより、メディカルアドバイザリーボードメンバーは両氏を含めて五名となった。 トビー・コズグローブ氏は、アメリカを代表する先進医療機関であるクリーブランドクリニックの院長を15年に渡って務めてきた。自らも循環器外科医として医療現場に立ち、2万件を超える循環器系疾患の手術を行ってきた。コズグローブ氏は、循環器系疾患の手術に関する特許を30件以上保有している。 ボン・クー氏はトーマスジェファーソン大学ヘルスデザイン研究所の現役ディレクター。これまでにバーチャルリアリティ、デジタルモデリング、プロトタイピング、アディティブ・マニュファクチャリングなどの技術の医療面での活用方法を広く研究してきている。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「我が社のメディカルアドバイザリーボードにお二人をお迎えすることを嬉しく思います。お二人は優れたトラックレコードを有し、ハンズオンの医療技術と最新のテクノロジーを融合させ、医療のアウトカムを変革する能力をお持ちです。スリーディーシステムズの再生医療における軌道を導いていただけると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2022年9月1日:デニス・ウッドサイド氏がインポシブル・フーズの社長を辞任
デニス・ウッドサイド氏がアメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズの社長を辞任した。ウッドサイド氏は、米カリフォルニア州サンマテオに拠点を置くカスタマーサービスソフトウェア開発のフレッシュワークスの初代社長に就任する。社長就任とともに、ウッドサイド氏はフレッシュワークスの取締役にも就任する。 ウッドサイド氏のフレッシュワークス社長就任について、フレッシュワークスの創業者でCEOのギリッシュ・マスルブーサン氏は、「ウッドサイド氏のスキルは我々のビジネスをさらに進化させ、CEOとしての私に会社ビジョンにもっとフォーカスするようプレッシャーを与えてくれるでしょう。我が社の顧客と従業員に直接的なバリューを提供するというビジョンです」とニュースリリースを通じてコメントしている。 インポシブル・フーズの社長を三年間務めたウッド氏は、前職でファイルシェアリングプラットフォーム開発のドロップボックスのCOOを四年間務めた。ウッド氏は、2018年にドロップボックスをIPOさせている。ドロップボックスの前職はGoolgleで九年間管理職を含む複数のポジションを務めた。 フレッシュワークスは、マスルブーサン氏が2011年にインドで設立したIT系スタートアップ企業。2019年にサンマテオに拠点を移し、IPOを果たしたものの、直近では株価と業績の低迷に苦しんでいる。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。