3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2017/2/20New
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2017/2/28new【最新書籍情報!】
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/4/18
2016年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 183頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2017年3月23日:アメリカのロケット打ち上げベンチャー企業が7500万ドルの資金調達に成功
アメリカのロケット打ち上げベンチャー企業が7500万ドルの資金調達に成功アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くロケット打ち上げベンチャー企業のロケット・ラブが、シリーズD投資ラウンドで7500万ドル(約85億5千万円)の資金調達に成功した。調達した資金はロケット製造施設の拡張に使われるという。 同社が開発した小型ロケット「エレクトロン」は2016年に打ち上げ許可を取得、330ポンド(約149.68㎏)の重量の衛星を地球周回軌道に乗せることが可能。価格は1打ち上げ毎に500万ドル(約5億7千万円)となっている。 「エレクトロン」の最大の特徴はロケットエンジンをエレクトロンビーム焼結3Dプリンターで製造している事。3Dプリンターで製造する事で同社のロケット製造コストは大幅に削減されている。 投資にはサンフランシスコに拠点を置くベンチャーキャピタルのデータ・コレクティブ、プロマス・ベンチャーズ、コースラ・ベンチャーズなどが参加したという。 今回の出資を受け、ロケット・ラブの時価総額は10億ドル(約1140億円)を超えたと見られている。
掲載日:2017年3月22日:3Dプリントライフ、生分解性PETGフィラメント開発キックスターターキャンペーンを開始
3Dプリントライフ、生分解性PETGフィラメント開発キックスターターキャンペーンを開始ロサンゼルスに拠点を置く3Dプリンター用フィラメント開発ベンチャー企業の3Dプリントライフが、生分解性PETGフィラメント開発キックスターターキャンペーンを開始した。 同社はこれまでに生分解性ABS、PLA、PLA/PHAフィラメントなどをリリースしているが、今回開発を目指すのは生分解性対応が難しいとされるPETG。キャンペーンでは2万ドル(約228万円)の調達を獲得し、12から18色のフィラメントの開発を目指すという。 PETGはコポリエステルとも呼ばれ、PETの性質にフレキシビリティと耐久性を併せ持つ素材とされる。 フィラメントは1.75mm径または2.85mm径のサイズで提供され、100グラムのスプールが10ドル(約1140円)500グラムのスプールが30ドル(約3420円)、750グラムのスプールが37ドル(約4218円)で販売される。 キックスターターキャンペーンが成功した場合、フィラメントは今年8月から順次出荷される予定。
掲載日:2017年3月21日:UAEのベンチャー企業が同国初の建設3Dプリンターの稼働に成功
UAEのベンチャー企業が同国初の建設3Dプリンターの稼働に成功建設3Dプリンターのリーディングカントリーを目指すUAEのベンチャー企業DuBoxが、同国初の建設3Dプリンターの稼働に成功した。造形された建築物は今月末にアブダビで開催される世界製造業工業サミットで公開される。 建設3DプリンターはDuBoxがオランダのアイントホーフェン大学とオランダの建設コンサルティング企業ウィッテフィーン+Bosと共同で開発した。 世界製造業工業サミットではDuBoxの建設3Dプリンターのデモンストレーションも公開される予定。 DuBoxは2009年設立。設立以来モジュラー工法によるシングル・複数階構造のコンクリートビルディングのオフサイト建設を行っている。 3Dプリンターを建設の領域で活用する機運は世界的に高まっている。今月初めにもロシアの建設会社エイピス・コアが、わずか一日で3Dプリント住宅を建設し、世界中の3Dプリンターコミュニティの大きな話題になった。 UAEは2030年までにドバイ市内で建設される建物の25%を建設3Dプリンターで建設する事を目指している。
掲載日:2017年3月20日:XYZプリンティングがパウダーベッド・カラー3Dプリンティング技術の特許を取得
XYZプリンティングがパウダーベッド・カラー3Dプリンティング技術の特許を取得台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、パウダーベッド・カラー3Dプリンティング技術の特許を取得していたことがわかった。 特許は今年2月16日に取得されたもので、パウダーベースの素材を積層造形し、レイヤーごとにインクジェットで着色する。着色後、接着液を塗布して形状を安定させるという。 XYZプリンティングはこれまでにFDM方式の3Dプリンター「ダ・ヴィンチ」シリーズや、SLA3Dプリンター「ノベル1.0」シリーズなどをリリースしてきているが、同社は新たにパウダーベースのカラー3Dプリンターのリリースを計画している可能性が高い。 フルカラー3Dプリンターは、これまでにハイエンド3Dプリンターを中心に複数のタイプが開発されている。多くは石膏やポリマーなどのパウダーベースの素材を元にインクジェットで着色する。仕組みとしては今回XYZプリンティングが取得した特許の内容と一部類似している。 デスクトップ3Dプリンターの領域にもフルカラーのトレンドは起こりつつあるが、本格的なフルカラー3Dプリンターは未だ登場していない。XYZプリンティングの今後の動向が注目される。
掲載日:2017年3月19日:香港のベンチャー企業が「アーチストのための3Dプリンター」開発キックスターターキャンペーンを開始
香港のベンチャー企業が「アーチストのための3Dプリンター」開発キックスターターキャンペーンを開始香港のベンチャー企業オルビ・ラブが「アーチストのための3Dプリンター」開発キックスターターキャンペーンを開始した。 ミルクシェイク3Dと名付けられた3DプリンターはSLA方式の3Dプリンターで、積層ピッチ最小0.02mmでの造詣が可能で、ジュエリーなどの製造に適しているという。また、造形サイズは最大で288 x 162 x 160mmで、フィギュアなど一定のサイズの作品の造詣も可能という。 ミルクシェイク3Dは独自開発したスライサーソフトを搭載しており、一般的なスライサーソフトの約三倍のスピードでスライスできるのも特徴。 造形用には四種類の専用樹脂が用意されていて、ジュエリー製造用にはキャスティング製法に特化した樹脂が利用できる。 キックスターターでの販売価格はアーリーバードスペシャル価格が27,060香港ドル(約393,000円)となっている。キャンペーンでは230,070香港ドル(約334万円)の調達を目指している。
掲載日:2017年3月18日:イギリスのベンチャー企業が漁網を3Dプリンター用フィラメントにリサイクル
イギリスのベンチャー企業が漁網を3Dプリンター用フィラメントにリサイクルイギリスのベンチャー企業が漁網を3Dプリンター用フィラメントにリサイクルするプロジェクトを立上げ、話題になっている。 イギリス南岸の港町コーンウォールに拠点を置くフィッシー・フィラメンツは、素材工学の専門家イアン・ファルコナー氏らが立ち上げたベンチャー企業。地元の漁師が漁で使ったナイロン製の漁網が投棄されているのを目にし、3Dプリンター用フィラメントにリサイクルすることを思いついたという。 リサイクルのプロセスはシンプルで、投棄された漁網とプラスチック製のブイを回収し、洗浄した後にフィラメントにリサイクルする。現在のところナイロンフィラメント、PLAフィラメントへのリサイクルに成功しているが、将来的にはカーボンファイバー強化フィラメントなどへのリサイクルも計画されているという。 フィッシー・フィラメンツはプロジェクトの事業化資金をクラウドファンディングで募集している。当初の資金として5000ポンド(約70万円)の調達を目指している。プロジェクトへの出資は10ポンド(約1400円)から行え、15ポンド(約2100円)出資するとフィラメント1リールが入手出来る。 フィッシー・フィラメンツのリサイクルフィラメントは一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば利用可能。
掲載日:2017年3月17日:フォームラブズ、二種類の歯科医療用樹脂をリリース
フォームラブズ、二種類の歯科医療用樹脂をリリースアメリカのSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業のフォームラブズが、二種類の歯科医療用樹脂「デンタルモデル」「デンタルLTクリア」をリリースした。 「デンタルモデル」はクラウン、ブリッジモデル作成用樹脂。「デンタルLTクリア」はスプリント、リテイナーなどの矯正歯科用アプリケーション作成用の生体適合性樹脂。いずれもフォームラブズの3Dプリンター「フォーム2」で利用出来る。 フォームラブズは歯科医療の領域への進出を進め、これまでにユーザー全体で歯科医療用に15万プリント出力してきている。また、同社の「フォーム2」は1万件のインプラント手術で活用されているという。 歯科医療の領域では比較的早い段階からSLA3Dプリンターが使われている。矯正歯科用マウスピース政策のアライン・テクノロジーは、スリーディーシステムズのSLA3Dプリンターの大口ユーザーとして知られている。 SLA3Dプリンターの高性能化と価格低下、そして歯科医療用樹脂の選択の幅が広がる今後、歯科医療の領域で3Dプリンターの普及がさらに進むと業界関係者は予想している。
掲載日:2017年3月16日:ダイアベース・エンジニアリング、ソフトフィラメントX60をリリース
ダイアベース・エンジニアリング、ソフトフィラメントX60をリリースアメリカの3Dプリンター用素材開発ベンチャー企業のダイアベース・エンジニアリングが、ソフトフィラメントX60をリリースした。 X60はダイアベース・エンジニアリングとメイクシェイパーが共同で開発したもので、現存するFDM方式の3Dプリンター用フィラメントの中で最も柔らかいフィラメントとされる。60ショアA硬度を持つ一方、高い伸張性と耐削摩性を持つのが特徴。 ダイアベース・エンジニアリングではX60をハンドルやロボット用グリップなどの製造に使う事を推奨している。 X60は220グラムと650グラムのスプールで提供される。価格は220グラムが29ドル、650グラムが79ドルとなっている。白と黒の二色が利用可能。 ダイアベース・エンジニアリングはフレキシブルフィラメントのニンジャフレックスの開発者達が立ち上げたベンチャー企業。ニンジャフレックスはフレキシブルフィラメントの代表的フィラメントで、世界中の3Dプリンターユーザーから高い支持を集めている。 ダイアベース・エンジニアリングはソフトフィラメントの他、ソフトフィラメント専用のエクストルーダーも販売している。
掲載日:2017年3月15日:メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業が500万ドルの資金調達に成功
メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業が500万ドルの資金調達に成功メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業のデジタル・アロイズが、500万ドル(約5億7500万円)の資金調達に成功した。 シリーズAファイナンスとなる投資には、ベンチャーキャピタルのコースラ・ベンチャーズなどが応じた。 デジタル・アロイズはマサチューセッツ州バーリントンに拠点を置くニュー・バレンス・ロボティクス(NVボッツ)の関連会社。様々なメタル素材を組み合わせて3Dプリントするプリンターを開発している。 デジタル・アロイズのメタル3Dプリンターはメタルパウダーではなく、メタルワイヤーを使用するのが特徴。一般的なFDM方式の3Dプリンターのようにメタルワイヤーをエクストルーダーに取り込み、溶融して造形する。 コースラ・ベンチャーズはサンマイクロシステムズの共同創業者ヴィノッド・コースラ氏が設立した。同社は近年3Dプリンティングの領域への投資を強化しており、これまでに3Dプリンター用フィラメント製造のアレボ、カスタムインソール製造のフィーツなどに投資している。 NVボッツはFDM方式の3Dプリンターを製造しており、プラスチック系3Dプリンターとメタル系3Dプリンターの市場が一部競合することからデジタル・アロイズをスピンアウトさせたとしている。NVボッツによると、メタル系3Dプリンター市場はハイリスクだが、高いリターンが見込めるという。
掲載日:2017年3月14日:ドバイで世界初の3Dプリント高層ビルを建設へ
ドバイで世界初の3Dプリント高層ビルを建設へドバイで世界初の3Dプリント高層ビルが建設される。アメリカ・シリコンバレーのベンチャー企業カザ・テクノロジーズが発表したもので、「クレーン・プリンティング」と呼ばれる3Dプリンティング技術で高層ビルを建設するという。 計画では、ドバイ市内に最低80メートルの高さの高層ビルを建設する。 クレーンプリンティングは既存の建設用クレーンに「プリンター」機能を付加するもので、一般には3Dプリンターで建設されたかはわからないという。 素材にはコンクリート、鉄製素材、強化スチールが使われる。 3Dプリンターを建設の領域で活用する機運は世界的に高まっていて、先日もロシアの企業がわずか一日で住宅を3Dプリンターで建設し、世界的な話題になった。 ドバイではすでにオフィス施設を3Dプリンターで建設するなどし、建設3Dプリンターの導入が進んでいる。ドバイ政府は2030年までに全建築物の25%を3Dプリンターで建設する計画を発表している。
掲載日:2017年3月13日:ボーイングが航空機部品用3Dプリントライブラリーの特許を取得
ボーイングが航空機部品用3Dプリントライブラリーの特許を取得航空機製造大手のボーイングが、航空機部品用3Dプリントライブラリーの特許を取得した。 一般的な旅客機の場合、数百万点もの部品が使われるとされるが、今回ボーイングが取得した特許はそうした航空機部品のデザインデータを集めたバーチャルライブラリーに関するもの。ボーイングの航空機のユーザーが自由にアクセスする事を想定しているという。 航空会社は通常、運航する航空機の消耗部品をある程度在庫しているが、そのコストは少なくない。部品をオンデマンドで製造する事により、在庫と製造コストを削減出来、リードタイムも縮小出来るという。 3Dプリントライブラリーには各種の部品の3Dデザインの他、技術情報のデータベースや、3Dプリント方法を記したパーツマネジメントシステムなどが搭載される。 航空宇宙分野においては3Dプリンターの導入が進んでいるが、部品全体をバーチャルライブラリ化する試みは今回が初と見られる。3Dプリンターは特にローボリュームプロダクションと呼ばれる領域での活用が進んでいるが、他のモノづくりの領域でも同様の仕組みが導入される可能性がある。 ボーイングのライバルのエアバスも、3Dプリンター製造大手のストラタシスと協働で自世代航空機の部品製造を3Dプリンターで行うなど、アディティブ・マニュファクチャリング技術の活用が盛んになってきている。
掲載日:2017年3月12日:ポリメーカーがポリメーカー・インダストリアル・ファミリーシリーズをリリース
ポリメーカーがポリメーカー・インダストリアル・ファミリーシリーズをリリース上海に拠点を置く中国の3Dプリンター用素材開発ベンチャー企業のポリメーカーが、同社初の産業用素材となるポリメーカー・インダストリアル・ファミリーシリーズをリリースする。 ポリメーカー・インダストリアル・ファミリーシリーズはPLA、ABS、ポリカーボネート、サーモプラスチック・ポリウレタン、ナイロン等々の幅広い製品群の組み合わせで産業ユーザーの個別ニーズに対応する。素材はフィラメント、ペレット、パウダーの形状で提供される。 同社はインベストメントキャスティング製法用素材ポリキャストSP801Cなどを既に提供している。 ポリメーカーによると、いわゆるローボリュームプロダクション(少量生産)のモノづくりの分野でカスタム素材へのニーズが高まっているという。 ポリメーカーはこれまでに主にパーソナルデスクトップ3Dプリンター用にプラスチック系フィラメントを開発、提供してきた。同社のフィラメントは高機能・高品質が評価され、世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。同社は今後、産業用素材製造事業へのウェイトを高めると見られ、その動向が注目される。
掲載日:2017年3月11日:ストラタシス、2016年度決算を発表
ストラタシス、2016年度決算を発表3Dプリンター製造大手のストラタシスが、2016年度決算を発表した。 発表によると、2016年度売上は6億7245億ドル(約776億円)で、前年から2353万ドル(約26億6千万円)減少した。経常収支は7762億ドル(約88億円)の赤字で、前年の経常赤字13億8383万ドル(約1577億円)から大幅に改善した。 売上の内訳は、製品売上4億7903万ドル(約546億円)、サービス売上1億9342万ドル(約220億円)だった。サービス売上が前年から若干増加した。 ストラタシスは2015年度決算でデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボットインダストリーズ買収に伴う営業暖簾償却を行い、巨額の損失を計上している。2016年には長年CEOを務めたデービッド・ライス氏が経営不振の責任をとって辞任した。 現在はイラン・レヴィンCEOのもと経営再建を目指している。 ストラタシスは、航空機製造大手エアバスの新型旅客機エアバスA350XWBの製造サプライチェーンに3Dプリンターを供給し始めており、同社を巡る明るいニュースが出始めている。
掲載日:2017年3月10日:ポラロイドが3Dプリンティングペンの販売を開始
ポラロイドが3Dプリンティングペンの販売を開始ポラロイドが3Dプリンティングペンの販売を開始した。 ポラロイド・プレイと名付けられた3Dプリンティングペンはヨーロッパ市場で先行販売される。価格は39.99ユーロ(約4800円)。名前が示す通りプロフェッショナルユース用ではなく、玩具としてリリースされる。 素材は1.75mm径のPLAフィラメントが使われる。現時点では黒とブルーのみ利用可能。 3Dプリンティングペンとともにポラロイド・プレイ・トレースアプリも提供される。トレースアプリは3Dプリンティングペン用の各種のデザインテンプレートや、写真をステンシル模様に変換出来る機能などを搭載している。 また、自動シャットダウン機能や、10分間動作しないとフィラメントが自動的に引き戻される自動リトラクション機能も搭載されている。 ポラロイドは1937年設立。往時はインスタントカメラで世界市場を圧したが、カメラ・イメージングのデジタル化の波に乗り遅れ、2001年10月に連邦破産法を申請、事実上経営破綻した。その後フィルム事業、モバイルプリンター事業などに分割され、新生ポラロイドとして再スタートしている。
掲載日:2017年3月9日:イーストマン・コダックが2016年度決算を発表
イーストマン・コダックが2016年度決算を発表アメリカの写真用品メーカー大手のイーストマン・コダックが、2016年度決算を発表した。 発表によると2016年度の売上15億ドル(約1695億円)、経常収支は1600万ドル(約18億円)の黒字だった。米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請した2012年から始めて黒字に転換した。 発表では同社の3Dプリンター関連事業への取り組みも紹介された。2016年に同社はハイエンド3Dプリンター製造ベンチャー企業のカーボンと3Dプリンター用新素材の共同開発契約を締結し、3Dプリンター用素材製造事業をスタートさせた。 イーストマン・コダックは1881年設立。 写真乾板の製法を確立したジョージ・イーストマンがニューヨークで乾板の製造を始めたことに端を発する。以後世界で初めてロールフィルム、カラーフィルムを世に送り出し、一時は世界的な写真用品メーカーとしてその名を轟かせた。 しかし、カメラ・イメージグのデジタル化の波に乗り遅れ、業績が悪化。2012年に米連邦破産法11条申請に追い込まれた。同社はその後経営改善を進め、2013年にニューヨーク証券取引所に再上場している。
掲載日:2017年3月8 日:フロリダ州選出の上院議員が3Dプリント銃の規制を求める法案を提出
フロリダ州選出の上院議員が3Dプリント銃の規制を求める法案を提出フロリダ州選出のビル・ネルソン上院議員が3Dプリント銃の規制を求める法案を提出した。 アメリカ議会野党リーダーのチャック・シュマー氏と共同で提出された法案は3Dプリント銃に空港などのセキュリティチェックで認識出来るパーツの使用を求めている。 3Dプリント銃を規制する法律は2013年にも制定されたが、金属探知機などで認識出来るパーツを利用する事を定めていない。よって現行の法律では3Dプリント銃を金属探知機で発見する事は困難とされている。 現在インターネットなどで世界的に拡散している3Dプリント銃の3Dモデルは、一般的なFDM方式の3Dプリンターでプリント出来、素材にはABSなどのプラスチックが使われる。 今回提出された法案は、3Dプリント銃のフレームか胴体に金属探知機が感知出来る金属製のコンポーネントを埋め込むことを定めている。 アメリカでは昨年8月にネバダ州リノ・タホ国際空港で、空港保安職員が旅行客の機内持ち込み手荷物から3Dプリント銃と22口径用銃弾を発見、押収する事件が発生している。空港などのセキュリティチェックで3Dプリント銃を探知出来る法律の制定を求める声が高まっていた。
掲載日:2017年3月7 日:アメリカの大学研究チームが3Dプリンターを密封することで有害排気物質の除去が可能と発表
アメリカの大学研究チームが3Dプリンターを密封することで有害排気物質の除去が可能と発表アメリカの大学研究チームが、3Dプリンターを密封することで有害排気物質の除去が可能とする報告書を発表した。 イリノイ工科大学傘下の研究機関ビルド環境研究グループは、FDM方式の3DプリンターUPボックス+3Dプリンターを使い、3Dプリンターを密封した状態でVOC(揮発性有機化合物)の排出状況を観察した。 UPボックス+3Dプリンターはプリントエリア全体を箱で覆うような形状になっている。プリントエリアの蓋を完全に閉じた状態でVOCのUFP廃棄物で74%、HEPAフィルターシステムを使用することで91%削減出来ることがわかった。 FDM方式の3Dプリンターは、プリント時にVOCなどの有害物質が排出されると見られているが、現時点では特に安全上の規制や基準はない。3Dプリンターコミュニティの間では、FDM3Dプリンターを巡る安全上の基準確立を求める声が出始めている。 特にABSをプリントする際に大量のVOCが排出されるとされ、一部の研究者からはプリント時に空気清浄機やフィルタリングシステムの利用が推奨されている。 普及が進むFDM方式の3Dプリンターだが、利用時の安全性を求める動きが今後さらに高まるものと業界関係者は予想している。
掲載日:2017年3月6 日:ウィリアムズ・マルティーニF1レーシングチームが3Dプリンターをパーツ作りに使用
ウィリアムズ・マルティーニF1レーシングチームが3Dプリンターをパーツ作りに使用イギリスのFレーシングチームのウィリアムズ・マルティーニが、3Dプリンターをパーツ作りに使用し、話題になっている。 ウィリアムズ・マルティーニの製造クルーはオックスフォードシャーの開発拠点でカーボンファイバーを素材にカウリングなどのパーツ製造を行っている。3Dプリンターを利用することで従来よりも低コストで、かつ高スピードでの製造が可能になったとしている。 パーツのデザインはCADソフトウェアで行われ、EOSの製造センターへデータを転送、3Dプリントされる。 F1レーシングカーのパーツ作りに3Dプリンターを活用する機運は近年高まっている。大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも、パーツ用プロトタイプの製造を3Dプリンターで行うなど、関与を深めている。 ウィリアムズ・マルティーニは1977年設立のイギリスのF1レーシングチーム。前身は1966年に設立されたフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズで、2014年からメルセデスと提携してF1レースに参戦している。
掲載日:2017年3月5 日:アメリカの老舗靴メーカーが3Dプリントインソールメーカーを買収
アメリカの老舗靴メーカーが3Dプリントインソールメーカーを買収アメリカの老舗靴メーカーのエートレックス・ワールドワイドが、3DプリントインソールメーカーのSOLSを買収した。買収金額などについては明らかにされていない。 エートレックス・ワールドワイドは1946年設立。ニュージャージー州ティーンネックに拠点を置き、エートレックスのブランドでファッションシューズや医療用装身具などの製品を製造している。 SOLSは2014年設立。ニューヨークに拠点を置き、専用のスキャニングアプリをインストールしたスマートフォンからデータを3Dプリンターへ送信、カスタムインソールを製造するサービスを展開している。最近はロボティック・3Dプリントシューズ製造の新サービスを開始し、話題を集めていた。 一方、SOLSは経営不振が続き、今年1月には全従業員の20%をレイオフしていた。 エートレックス・ワールドワイドは最近アルバートスキャナーと名付けたフットスキャナーを店舗に設置し、顧客の足のデータをスキャンするサービスを開始していた。今回のSOLSの買収により、エートレックスはカスタムジンソール製造サービスも併せて開始するものと予想される。
掲載日:2017年3月4 日:カーペンターが3Dプリンター用メタルパウダーメーカーを買収
カーペンターが3Dプリンター用メタルパウダーメーカーを買収アメリカの合金メーカーのカーペンター・テクノロジー・コーポレーションが、3Dプリンター用メタルパウダーメーカーのピュリスを買収した。 発表によると、カーペンターはピュリスの保有する資産、特許、その他の知的財産などを総額3500万ドル(約39億5千万円)で買収した。 フィラデルフィアに拠点を置くカーペンターはプレミアム特殊合金のリーディングメーカー。チタン合金、ニッケル・コバルトスーパー合金、ステンレス、アロイスチールなどを製造している。 ピュリスはウェストバージニア州のブルーストンに拠点を置き、アディティブ・マニュファクチャリング用高機能メタルパウダーを製造している。 今回の買収により、カーペンターは3Dプリンター用チタンパウダー市場への参入を果たすことになる。3Dプリンター用チタンパウダー市場は、アディティブ・マニュファクチャリングの領域で最も急速に成長している市場とされる。特に航空宇宙、自動車、医療の領域での成長が著しいとされる。 市場調査会社のマーケッツアンドマーケッツは、3Dプリンター用メタルパウダー市場は2020年に6億4千万ドル(約723億円)規模に成長すると予想している。
掲載日:2017年3月3 日:ピザ3Dプリンター開発ベンチャー企業が100万ドルの資金調達に成功
ピザ3Dプリンター開発ベンチャー企業が100万ドルの資金調達に成功アメリカのピザ3Dプリンター開発ベンチャー企業が100万ドル(約1億1300万円)の資金調達に成功した。 資金を調達したのはビーヘックス社。調達した資金は同社の新型ピザ3Dプリンター 「シェフ3Dピザプリンター」の開発に使われる。 同社には2013年にNASAが12万5千ドル(約1412万円)出資したことで知られている。同時期にNASAは宇宙用3Dプリンターメーカーのメイド・イン・スペースにも出資している。 「シェフ3Dピザプリンター」は外食産業の作業自動化スペシャリストでピザチェーン店創業者のジム・グロート氏と共同で開発される予定。ビーヘックスは飲食店やアミューズメントパークの他、小売店やフェスティバルでの利用を想定している。 NASAによる同社のピザ3Dプリンターへの出資については、オクラホマ州選出のトム・コバーン上院議員が「無駄である」と批判しており、プロジェクトそのものの評価については意見が分かれている。今回の新たな資金調達についても、期待される投資効果が十分に得られる疑問視する声が小さくない。 食品3Dプリンターを製造する機運はこれまでに世界的に高まってきたが、商業的に成功したケースは未だに出現していない。多くの業界関係者はビーヘックスの食品3Dプリンターについても否定的に見ている。
掲載日:2017年3月2 日:ロシアの建設会社がわずか一日で3Dプリント住宅を建設
ロシアの建設会社がわずか一日で3Dプリント住宅を建設ロシアの建設会社エイピス・コアが、わずか一日で3Dプリント住宅を建設し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 3Dプリント住宅は、エイピス・コアが拠点を置くモスクワ近郊の町ステュピノに建設された。住宅の強度を確保するため、素材にファイバーグラス強化コンクリートが使われた。 建設に3Dプリンターを活用する機運が世界的に高まっているが、建設3Dプリンターの最大の強みは建設にかかる時間の短さと言われる。今回エイピス・コアがわずか一日で住宅を建設したことでそれが証明された事になる。 また、建設コストの安さも建設3Dプリンターの強みとされる。今回の住宅建設のコストはわずか10,134ドル(約114万円)で、内装込のコストは1㎡あたり275ドル(約31,000円)となっている。 3Dプリント住宅はこれまでに中国、オランダ、ドバイ、アメリカで試験的に建設されているが、本格的な汎用住宅の3Dプリンターによる建設は今回が世界初と見られる。建設3Dプリンターの本格的な普及が始まる可能性があると業界関係者は注目している。
掲載日:2017年3月1 日:スリーディーシステムズが2016年度決算を発表
スリーディーシステムズが2016年度決算を発表アメリカの3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、2016年度決算を発表した。 発表によると同社の2016年度売上は6億3300万ドル(約715億円)で、前年から3300万ドル(約37億円)減少した。一方、粗利益は3億900万ドル(約349億円)で、前年より1800万ドル(約20億円)増加した。 経常収支は3800万ドル(約43億円)の赤字で、大規模な暖簾焼却を余儀なくされた2015年度の経常赤字6億4200万ドル(約725億円)から大幅に改善した。 アメリカ証券取引委員会に提出された書類によると、「3Dプリンター用素材の売上が増加した一方、3Dプリンター本体とサービス関連の売上が減少した」としている。部門別では医療関連の売上が増加し、特に医療用素材と手術シミュレーションなどのアプリケーションの売上が伸びたとしている。 また、ソフトウェアの売上も好調で、対前年比で12.3%増加し、8770万ドル(約99億円)を売り上げた。 同社は昨年4月にHP出身のジョシ氏を新CEOに迎え、経営再建を図っている。2016年度決算の発表を受けたニューヨーク証券取引所での同社株価は17ドルで、一年前の10ドル台から60%上昇した。
掲載日:2017年2月28 日:TIKOに対する集団訴訟への参加を求めるキックスターターキャンペーンが開始
TIKOに対する集団訴訟への参加を求めるキックスターターキャンペーンが開始小型デルタ型3Dプリンター「TIKO(ティコ) 3Dプリンター」開発プロジェクトが先週突如中止されたが、開発者に対する集団訴訟への参加を求めるキックスターターのドラフトキャンペーンが開始された。 ドラフトキャンペーンはTIKO3Dプリンター開発プロジェクトのバッカーの一人、ローランド・ボールマン氏が始めたもの。同プロジェクトの被害者の内、集団訴訟へ参加する人が15名に達した段階で本キャンペーンとして正式にスタートするという。 「バッカーの逆襲」と名付けられたドラフトキャンペーンは、破綻したTIKO3Dプリンターの開発者に対し、 1.これまでに開発されたものすべてを公開し、オープンソース・パブリックドメイン化すること 2.残った資産をバッカーへ返還すること 3.保有している特許などをパブリックドメイン化すること などを求めている。 以上が実行されない場合、直ちに集団訴訟を提訴するとしている。 一方、事情に詳しい業界関係者によると、TIKO3Dプリンターの開発者は資金繰りが破綻しており、現金化できるような資産は残されていないと見ている。仮に集団訴訟が起こされたとしても、支払い能力がないことから資金の回収は事実上困難だとしている。 キックスターターにおいては、過去にシンガポールの3Dプリンターメーカー・パイレーツ3Dが巨額の資金を集めた後にキャンペーンが破綻し、問題化したことがある。クラウドファンディングの開発者の開発能力の審査機能強化を求める声が高まりそうだ。
掲載日:2017年2月27 日:今年のアカデミー賞のオスカー像が3Dプリンターで製造
今年のアカデミー賞のオスカー像が3Dプリンターで製造今年のアカデミー賞のオスカー像が3Dプリンターで製造され、話題になっている。 オスカー像を製造したのはニューヨークに拠点を置くポリック・タリックス・ファインアートファンドリー。同社は昨年、映画芸術科学アカデミーからアカデミー賞授与式が始まった1929年当時のオリジナルのオスカー像に近い60体のオスカー像の製造を依頼されたという。 ポリック社はオリジナルのオスカー像と最近のオスカー像のそれぞれを3Dスキャンし、新たなオスカー像をデザインした。デザインされたデータは3Dプリンターで出力され、ロストワックス法で製造された。 完成したオスカー像は耳と髪の部分がより強調され、また像が手にしている刀もよりシャープなデザインになっているという。 また、ポリック社はノミネートされた候補者のための223のブロンズ製のネームプレートの制作も依頼されたという。受賞者が決定すると、受賞者はオスカー像を授賞式会場内のポリック社のステーションへ持ち込み、ネームプレートがオスカー像に取り付けられるという。 今年で89回目を迎えたアカデミー賞だが、オスカー像の製造に3Dプリンターが使われたことは3Dプリンターの歴史においてのみならず、人類の歴史においても非常に画期的な出来事だと言えそうだ。
掲載日:2017年2月26 日:カラーファブが新本部へ移転
カラーファブが新本部へ移転オランダの3Dプリンター用フィラメントメーカーのカラーファブが新本部へ移転した。 新たにオランダのベルフェルドに建設された新本部は、本社機能に加え物流センターの機能も併せ持つ。ドイツとオランダの国境から半分の距離にあり、ヨーロッパにおける物流拠点として機能すると期待されている。 拠点に設けられた3Dプリンター研究室には30台以上の3Dプリンターが稼働し、各種のフィラメントのエクストルージョンテストなどが行われている。 カラーファブは2013年設立のオランダのベンチャー企業。これまでに金属系フィラメントのブロンズフィル、カッパーフィル、木系フィラメントのウッドフィル、バンブーフィル、カーボンファイバー強化フィラメントなどのユニークなフィラメントを相次いでリリース、世界中の3Dプリンターユーザーの高い支持を集めている。 また、独自開発した高機能フィラメント「カラーファブHT」に特化した高機能3Dプリンター「スタッカーS4]も開発、主に製造業のモノづくりの現場へ供給している。 直近の年商は推定で870万ドル(約9億8310万円)。現時点で従業員127人を雇用する規模に成長している。
掲載日:2017年2月25 日:TIKO 3Dプリンター開発プロジェクトが中止と発表
TIKO 3Dプリンター開発プロジェクトが中止と発表小型デルタ型3Dプリンター「TIKO(ティコ) 3Dプリンター」開発プロジェクトが大幅に遅れ、3Dプリンターコミュニティの話題になっていたが、現地時間の今週水曜日に突如プロジェクトの中止が発表され、問題になっている。 カナダ・トロントに拠点を置くTIKO 3Dは、「ソフトウェアとハードウェアの開発の頓挫、製造の困難、度重なる遅延、高いハードル、終わりのない許認可申請、想定外の営業費用、物流の悪夢、眠れない夜」等々と延々と綴ったコメントを披露、突然のプロジェクト中止を一方的に通知した。 TIKO 3Dプリンターは一2015年4月にキックスターターに登場、16,538人のバッカーから295万ドル(約3億3,500万円)の資金を集めていた。 これまでに北米のユーザーを中心に4,100名のバッカーがTIKO 3Dプリンターを受け取ったが、多くが性能不良により実際に稼働出来ないと苦情を申し立てていた。 業界関係者によると、TIKO 3Dは資金繰りが破綻し、事業の継続が不可能になったと見られている。現時点でおよそ12,000人の購入者が製品を受け取れていない状態となっているが、返金の可能性はほとんどないと見られる。 3億円以上の巨額の資金を集めた「人気プロジェクト」は、突如の事業中止という最悪の形で終わりを迎えた。 22日にキックスターターに投稿された同社のコメントは、「過去数年間我々をフォローして下さった皆さんは、起業の困難を目撃したことになります」とまるで他人事のように語っている。
掲載日:2017年2月24 日:ポリメーカーが新たに500万ドルの資金を調達
ポリメーカーが新たに500万ドルの資金を調達中国上海に拠点を置く3Dプリンター用フィラメントメーカーのポリメーカーが、新たに500万ドル(約5億6500万円)の資金を調達した。 第二ラウンドとなる資金調達には中国の大手ベンチャーキャピタルが応じたという。ポリメーカーは2015年にレノボ傘下のベンチャーキャピタル、レジェンドスターから第一ラウンドのシード資金を調達していた。 ポリメーカーは近年売上を順調に伸ばし、2016年度の売上は対前年比で200%増加した。 新たに調達された資金は同社の生産能力の拡大に加え、新製品の研究開発や顧客サポートに使われるという。 資金調達に併せ、同社は新たにアメリカ市場事業開発担当副社長にジェフリー・ウォルター氏を就任させた。ウォルター氏はサウスカロライナ州ヒルトンヘッド在住で、ポリメーカー入社前はプラスチックメーカーのトナープラスチックにて事業開発担当副社長として勤務していた。 ポリメーカーは中国本土に加え、アメリカ、オランダ、日本に営業拠点を置いている。
掲載日:2017年2月23 日:ディズニーがイギリスの3Dプリント人形メーカーを買収
ディズニーがイギリスの3Dプリント人形メーカーを買収ディズニーがイギリスの3Dプリント人形メーカーを買収していたことがわかった。 買収されていたのは2012年設立のメイキーラブ。同社は2015年にディズニーのベンチャー企業育成プログラム、ディズニー・アクセルレーター・スタートアップ・スキームに参加していた。 メイキーラブは、ユーザーがネット上でメイキーラブのキャラクターをカスタマイズして3Dプリンターで出力するサービスを提供している。 アメリカの技術系ネットメディアのテッククランチによると、ディズニーは昨年既にメイキーラブの技術と資産を買収していたという。 業界関係者の推測では、ディズニーはメイキーラブの技術を活用して自社が保有する各種のキャラクターのカスタム製造を行うのは間違いないとしている。 メイキーラブは自社のフェイスブックページで、「わが社の技術とプラットフォームは成功の内にファンタスティックなアメリカの巨大メディア企業によって買収されました。彼らはそれを使って素晴らしいことを成し遂げるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2017年2月22 日:アメリカのバーチャルリアリティ機器開発ベンチャーがスイスの3Dスキャニングソフトウェア開発ベンチャーを買収
アメリカのバーチャルリアリティ機器開発ベンチャーがスイスの3Dスキャニングソフトウェア開発ベンチャーを買収アメリカのバーチャルリアリティ機器開発ベンチャーのマジックリープが、スイスの3Dスキャニングソフトウェア開発ベンチャーのDacudaを買収した。 Dacudaはチューリッヒに拠点を置くベンチャー企業で、スラムスキャンテクノロジーと名付けた3Dスキャニング技術を保有している。スラムスキャンテクノロジーは現存するほとんどのスマートフォンに搭載可能で、バーチャルリアリティなどの用途での利用が期待されている。 Dacudaの買収は既に完了し、同社は現在完全にマジックリープ傘下で運営されているという。 Dacudaはリアルタイムモバイル3Dスキャニング技術開発プロジェクトをグーグルの社内チーム「タンゴ」と共に行っている。 Dacudaは2014年にキックスターターのキャンペーンで当時世界最小のワイヤレス3Dスキャナーの開発資金50万ドル(約5650万円)の調達にも成功している。 マジックリープは2010年設立。フロリダのダニアビーチに拠点を置き、ヘッドセット型のバーチャルリアリティデバイスなどを開発している。同社はこれまでにグーグル、アリババ、アンドリーセン・ホロヴィッツなどから総額14億ドル(約1582億円)の巨額の資金を調達している。 アメリカの経済誌フォーブスは、マジックリープの企業価値を45億ドル(約5085億円)と見積もっている。
掲載日:2017年2月21 日:アップルがイスラエルのフェイシャル3Dスキャニングソフトウェア企業を買収
アップルがイスラエルのフェイシャル3Dスキャニングソフトウェア企業を買収アップルがイスラエルのフェイシャル3Dスキャニングソフトウェア企業のリアルフェイスを買収した。買収金額は200万ドル(約2億2600万円)と見られる。 リアルフェイスは2014年設立。テルアビブに拠点を置き、顔認識技術を核とした各種のソフトウェアを開発している。 今回の買収により、アップルがiPhoneの次のシリーズに何らかの顔認識機能を盛り込むのではという噂が広がっている。 リアルフェイスはアディ・バルジライ氏とアビブ・マダー氏の二人が設立した。設立に際し100万ドル(約1億1300万円)の資金を調達している。同社の主力ソフトウェアは低消費電力デバイスで動作可能で、例えばiPhoneなどのスマートフォンのログイン用顔認識に使われる。 また、同社のソフトウェアは各種のAR、VRデバイスでも利用可能という。 アップルはこれまでにフラッシュメモリーメーカーのアノビットや、3Dセンサーメーカーのプライムセンスなどを買収している。リアルフェイスはアップルが近年買収した四社目のベンチャー企業となる。
掲載日:2017年2月20 日:ベルギーのダイヤモンドブランドが3Dプリントカスタムネックレスの販売を開始
ベルギーのダイヤモンドブランドが3Dプリントカスタムネックレスの販売を開始ベルギーのダイヤモンドブランドBaunatが、3Dプリントカスタムネックレスの販売を開始した。 アントワープに拠点を置くオンラインシステム開発のTwikitと共同で始めたもので、GVS2ダイヤモンドと18金チェーンをベースに、注文者の名前などをカスタムデザイン出来る。価格は1,800ユーロ(約21万6千円)からとなっている。 注文者は同社のウェブサイトから自分の名前を入力、テキストスタイル、チェーンの色を指定し、注文する。注文データは3Dプリンターへ送られ、ロストワックス用型が製造される。ロストワックスで製品を作り、研磨などの工程を経て注文者へ発送される。 Baunatは2008年にステファン・モラディアン氏とスティーブン・ボーレンズ氏が設立した。店舗販売を行わず、ネット通販に特化する事で高品質のダイヤモンドを低価格で販売し、業績を拡大している。 ベルギーのアントワープには3千社程度のダイヤモンド取り扱い業者が集まっているとされているが、Baunatの始めた新たなビジネスは業界関係者の注目を集めている。
掲載日:2017年2月19 日:カスタムフィットサングラス製造のクラウドファンディングキャンペーンが開始
カスタムフィットサングラス製造のクラウドファンディングキャンペーンが開始カスタムフィットサングラス製造のクラウドファンディングキャンペーンが開始され、話題になっている。 キャンペーンを開始したのはアメリカのサングラス製造ベンチャー企業のスケルメット。インディゴーゴーで始まったキャンペーンは世界で最も軽量でベストフィットするスポーツサングラス「ファルコン」の製造を目指すとしている。 インディゴーゴーでの説明によると、同社は独自に開発した3Dスキャニング技術で一人一人の顔をスキャンし、カスタマイズされたスポーツウェアサングラスを製造するという。具体的には、ユーザーがスケルメットのスマホアプリを自分のスマホにインストールし、スマートフォンで自分の顔をスキャン、データをスケルメットへ転送する。 送られたデータをスケルメットは3Dフィットソフトウェアで解析し、86のキーポイントを指定してカスタムフィットサングラスをデザインする。 デザインされたデータはEOSのP1103Dプリンターで製造される。P1103Dプリンターはナイロンプラスチックを素材にしていて、重量わずか17グラムのカスタムフィットサングラスが製造出来るという。 色はグラファイトブラック、サファイアブラック、アルパインホワイトの三色から選べる。 インディゴーゴーでの販売価格はアーリーバードスペシャル価格が229ドルとなっている。
掲載日:2017年2月18 日:シリアの歴史遺産を3Dプリンターで修復
シリアの歴史遺産を3Dプリンターで修復ローマの歴史家グループが破壊されたシリアの歴史遺産を3Dプリンターで修復し、話題になっている。 修復されたのはシリアのパルミラで過激組織ISISによって破壊された二つの胸像。ISISは2015年と2016年の二度に渡って同地を占領し、修復された二つの胸像を含む多くの歴史遺産を破壊した。 シリア紛争が始まった2011年まで、パルミラは中東で最も多く観光客を呼ぶ人気観光都市だった。同市にあるベル寺院や勝利のアークなど四施設がユネスコの世界遺産に登録され、年間10万人以上の観光客を集めていた。しかし、ISISが同市を占領するとISISはそれらをイスラム教が禁じている偶像崇拝の対象だとして破壊してしまった。 2015年頃より破壊されたパルミラの歴史遺産を修復しようという活動が始まり、3Dプリンターを使ってレプリカなどを作る機運が高まった。一部はレプリカで再現され、現在イギリスのトラファルガー広場やニューヨークのタイムズスクエアなどで展示されている。 今回修復されたのはレプリカではなく、欠損した部分を3Dプリンターで製造してパッチをあてる形で復元されたもの。修復完了後、胸像はシリアのダマスカスにある博物館に送られる予定だという
掲載日:2017年2月17日:メーカーボットが社員の30%をレイオフへ
メーカーボットが社員の30%をレイオフへストラタシス傘下のデスクトップ3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズが、社員の30%をレイオフする。 現地時間の昨日同社CEOナダブ・ゴシェン氏が明らかにしたもので、推定で80-100名の社員が対象になる。ゴシェン氏によると、今回のリストラクチャリングによりメーカーボットは「中核製品に集中し、より小さいグループに再編成する」ことが可能になるとしている。 残される社員は主にハードウェアとソフトウェアの開発部門に投入される予定。また、レイオフの対象になる社員には退職金と再就職支援プログラムが提供される。 メーカーボットは2015年にも直営店3店舗の閉鎖を含む大がかりなリストラクチャリングを実施している。 メーカーボットは2013年にストラタシスに4億ドル(約452億円)で買収され、同社の子会社になった。ストラタシスによるメーカーボットの買収はストラタシスの業績にも影響を与え、ストラタシスに巨額の営業暖簾償却を余儀なくさせていた。 今回の発表を受け、ニューヨーク証券取引所でのストラタシスの株価は1.82%下落した。
掲載日:2017年2月16日:イギリスの3Dプリンティング企業が後工程マシンの開発費用625,000ポンドを獲得
イギリスの3Dプリンティング企業が後工程マシンの開発費用625,000ポンドを獲得イギリスの3Dプリンティング企業アディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーズ(AMT)が、3Dプリントされた造形物の後工程マシンの開発用に625,000ポンド(約8,875万円)を獲得した。 開発費用はイギリスの公的資金イノベートUKから拠出される。開発プロジェクトの機関は二年間。 3Dプリンターの中でも特にFDM方式の3Dプリンターでモノを造形する場合、プリントの精度から表面がスムースにならないケースが多い。その場合、表面を研磨などしてスムースにする後工程のプロセスが重要になる。今回AMTが開発するのはその後工程を専門に行うマシン。 AMTは既に後工程マシン「ポストプロ3D」を開発、スポーツシューズや歯科用インプラントの後工程に使われている。「ポストプロ3D」では表面加工にプッシュ技術と呼ばれる技術が活用されており、滑らかな仕上がりにフィニッシュさせることが出来る。なお、プッシュ技術はシェフィールド大学からライセンス供与されている。 後工程マシンが普及することで、モノづくりの現場で3Dプリンターがさらに普及すると関係者は期待している。
掲載日:2017年2月15 日:ロシアの建設会社がモスクワ近郊に37㎡の3Dプリント住宅を建設
ロシアの建設会社がモスクワ近郊に37㎡の3Dプリント住宅を建設ロシアの建設会社エイピス・コアがモスクワ近郊に37㎡の3Dプリント住宅を建設し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 3Dプリント住宅が建設されたのはモスクワ近郊の町ステュピノで、エイピス・コアが開発したコンクリート3Dプリンターを使いわずか一日で建設されたという。 同社の3Dプリント住宅建設プロジェクトは昨年10月から始まり、今年に入ってからコンクリート3Dプリンターの稼働が始まった。今回ステュピノに建設された3Dプリント住宅は展示用にそのまま設置されるという。 同社のコンクリート3Dプリンターはテレスコピックアーム方式で、センタープラットフォームを中心に稼働する仕組みになっている。住宅内で稼働出来、トラックなどでの運搬が簡単なのも特徴という。 エイピス・コアによると、同社のコンクリート3Dプリンターは最大132㎡のサイズの住宅建設が可能で、わずか二人のオペレーターで操作が可能という。 建設コストは1㎡あたり103ドル(11,639円)から155ドル(約17,515円)程度と見積もっている。 同社はロシアを皮切りに、ヨーロッパ、アジア、北米アメリカなどで3Dプリント住宅の建設を開始するとしている。
掲載日:2017年2月14 日:TIKO 3Dプリンター開発プロジェクトが大幅に遅れ、コミュニティの話題に
TIKO 3Dプリンター開発プロジェクトが大幅に遅れ、コミュニティの話題に小型デルタ型3Dプリンター「TIKO(ティコ) 3Dプリンター」開発プロジェクトが大幅に遅れ、3Dプリンターコミュニティの間で大きな話題になっている。 TIKO 3Dプリンターは一体型のユニボディ構造のデルタ型3Dプリンターで、2015年4月にキックスターターに登場、179ドル(約2万円)という低価格と高品質の3Dプリンティング性能を売りに16,538人のバッカーから295万ドル(約3億3,500万円)の資金を集めていた。 キックスターターのキャンペーンでは当初、TIKO 3Dプリンターの出荷を2015年12月から開始するとしていたが、開発の遅れから出荷は2016年7月にずれ込んだ。その後1,000台のTIKO 3Dプリンターがカナダ・バンクーバーの物流拠点へ送られるとしていたが、これも同年12月にずれ込んだ。 出荷の遅れから3Dプリンターコミュニティでは同社の開発能力を疑う声が高まり、Redditやキックスターターの掲示板で問題を指摘するコメントが相次いで投稿されるようになった。 その後同社は3Dプリンターの価格とは別に55ドルを送料として購入者に請求すると発表し、購入者の反発を招いた。その頃より同社の資金繰りを懸念する声が上がり始めた。 プロジェクトの遅れを懸念する声に対し、同社からは反発するコメントが出され、更なる炎上を呼ぶ展開になっている。 現在のところ、およそ12,000人の購入者が製品を受け取れていない状態となっている。 また、製品を受け取った購入者からも「Wi-Fiに接続できない」「フィラメントがジャムする」「本体の一部が曲がっている」などの苦情が寄せられているという。 同社は従業員の多くをレイオフし、リストラを行いながら事業を継続するとしているが、同社の今後の行方を懸念する声が高まっている。
掲載日:2017年2月13 日:台湾の震旦集団(オーロラグループ)が2016年度の3Dプリンター売上が対前年比で23%増加と発表
台湾の震旦集団(オーロラグループ)が2016年度の3Dプリンター売上が対前年比で23%増加と発表台湾のオフィス家具小売・オフィス機器販売大手の震旦集団(オーロラグループ)が、2016年度の3Dプリンター売り上げが対前年比で23%増加したと発表した。 オーロラグループは2013年にアメリカの3Dプリンター製造大手のストラタシスと中国における販売代理店契約を締結、ビジネスユースの3Dプリンターの販売を行ってきた。その後オリジナルブランドの3Dプリンター「オーロラF1」の販売も開始している。 近年は中国の中国医療大学と提携し、インプラントなどの歯科医療用3Dプリンターの開発を行っている。 オーロラグループは1965年設立。創業時よりOA事業を展開し、現在までにシャープ、リコー、コニカミノルタの複合機の販売代理店となっている。最近は中国大陸での売上を伸ばし、売上全体の66%が大陸、34%が台湾での売上となっている。
掲載日:2017年2月12 日:オーガノボ、2016年度の売上が前年の三倍に増加
オーガノボ、2016年度の売上が前年の三倍に増加アメリカのバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、2016年度決算を発表した。売上が前年の三倍に増加した。 発表によると、同社の2016年度売上は148万3千ドル(1億6,758千万円)で、前年の57万1千ドル(約6,452万円)の三倍弱となった。 売上の内訳は、製品・サービスの売上80万6千ドル、共同事業による売上48万6千ドル、助成金19万1千ドルとなっている。中でも共同事業による売上は前年の三倍以上に拡大した。 一方、営業損失は3,863千万ドル(約43億6,519万円)で、前年から834万ドル増加した。 売上増加の理由としては2015年から始まった化粧品製造大手ロレアルとの人工皮膚製造事業の収益化と、製薬会社の試験用肝臓細胞バイオプリンティング事業が拡大したことなどが挙げられている。 2017年度の見通しについて、オーガノボの会長兼CEOのキース・マーフィー氏は、投資家にとって「エキサイティングな年になる」とコメントしている。 増資により同社が保有する現金は6,209万ドル(約70億1,617万円)に増加しているが、現行のキャッシュ流出レートがこのまま維持された場合、同社の現金は二年で底をつく。マーフィー氏も「資源分配を慎重に行い、事業の成長と経営効率をバランスさせるために努力する」としている。
掲載日:2017年2月11 日:ペンダントライトの3Dファイルがキックスターターで人気
ペンダントライトの3Dファイルがキックスターターで人気ペンダントライトの3Dファイルがキックスターターで人気を集めている。 ニューヨーク・ブルックリンに拠点を置くCW&Tアート・アンド・デザインスタジオはデザインした100種類のペンダントライトのランプシェードの3Dファイルをアップロードし、キックスターターで販売した。キャンペーンは人気を呼び、236人のバッカーから10,855ドル(約122万円)を集める結果となった。 キャンペーンでのオファーは3Dファイル一つをダウンロード出来る権利が1ドル(約113円)。ライト用ソケット、コード、プラグ、3Dファイル一つのキットが45ドル(約5,085円)となっている。 ユーザーは指定されたサイトにアップロードされた100種類のデザインから好きなものを選び、自分の3Dプリンターでプリントする。プリント用素材にはPLAが推奨されていて、プリントにかかる時間は10-20時間程度という。 デザインしたのはチャイ・ウェイ・ワング氏とテイラー・レビー氏の二人。オートデスクのフュージョン360でデザインしたという。 3Dプリンター用3Dファイルがキックスターターで販売されるのは珍しい。業界関係者は今後も類似のキャンペーンが出てくるものと注目している。
掲載日:2017年2月10 日:HPがアイルランドの生産拠点を閉鎖、従業員500人が失職へ
HPがアイルランドの生産拠点を閉鎖、従業員500人が失職へHPがアイルランドの生産拠点を閉鎖する。HPが公式声明で表したもので、アイルランドのリークスリップ工場が年内に閉鎖されるという。従業員500名は失職する。 同拠点は1995年設立、インクジェットプリンター用カートリッジを製造していた他、研究開発施設としても使われていた。 HPは昨年10月に大規模なリストラクチャリング計画を発表し、2019年までに全世界で3,000人から4,000人の従業員を解雇するとしていた。今回の計画もその一環と見られる。 クラウドコンピューティングとポータブルデバイスが世界規模で普及する中、HPの主力製品であるパソコンとプリンターは出荷が伸び悩んでいる。また、ペーパーレス化を志向するトレンドも相まってプリンターとプリンター用カートリッジの出荷が落ち込んでいる。 HPは、今回の閉鎖の決定に従業員の勤務態度は全く関係ないとしている。一方、同地域で最大の雇用主であった同工場の閉鎖は、地元関係者に大きな衝撃を与えている。 HPは、解雇される従業員の転職先を確保する支援プログラムを提供するとしている。
掲載日:2017年2月9 日:オートデスクのカール・バスCEOが辞任
オートデスクのカール・バスCEOが辞任大手CADソフトメーカーのオートデスクのカール・バスCEOが辞任する。辞任日は現地時間の2月8日で、一緒に他の二人の取締役も辞任する。バス氏は辞任後もオートデスクの取締役には留まる予定。 バス氏はオートデスクのCEOを十年以上務め、同社を3DCADソフトメーカーのリーディングカンパニーに育て上げた。最近は特に3Dプリンターの領域への関与を深め、自社開発したSLA3Dプリンター「SPARK」をオープンソース化し、世界的な普及を目指していた。 オートデスクは最近、ソフトウェア販売による事業モデルからサブスクリプション方式の事業モデルへの切り替えを行っていた。事業モデルの変更に伴い、オートデスクの直近の事業収支は赤字となっていた。 バス氏と共にジェフ・クラーク取締役とスコット・ファーガソン取締役も辞任する。 バス氏の辞任理由は明らかになっていないが、バス氏は最近トランプ大統領を「独裁者と中小企業オーナーの中間にいるような人物」などと批判する発言をしていた。トランプ大統領に対しては、グーグルやアップルなどのシリコンバレーのハイテク企業が軒並み反発的な態度を示しており、バス氏の辞任に同氏のトランプ大統領への対応が何らかの形で関係したと見る関係者もいる。 現在のところ、後任CEOについてのアナウンスメントはない。
掲載日:2017年2月8日:アーカムの2016年度売上が対前年比で12.5%増加
アーカムの2016年度売上が対前年比で12.5%増加スウェーデンのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのアーカムの2016年度売上が、対前年比で12.5%増加した。売上7,300万ドル(約82億円)で、2015年度の6,500万ドル(約73億円)から9億円増加した。経常収支は120万ドル(約1億3400万円)の赤字だった。 アーカムは昨年GEによる14億ドル(約1,568億円)規模のTOB買収により同社の子会社となっている。買収完了時点でGEはアーカムの発行済み株式の76.15%を保有している。 アーカムは独自開発したエレクトロンビームメルティング方式の3Dプリンターを製造しており、現時点で25台の受注残を抱えている。昨年には新たに開発したアーカムQ10、Q20シリーズをリリースしており、業績を拡大している。 アーカムはドイツのコンセプトレーザーと共にGEのサプライチェーンに組み込まれている。GEでは特に航空宇宙分野におけるアディティブ・マニュファクチャリングの市場規模を4億8千ドル(約537億円)規模と見積もっている。 アーカムはメタル3Dプリンター用メタル素材も供給しており、現時点で3Dプリンター用チタンパウダー市場の50%程度のシェアを持っているとされる。
掲載日:2017年2月7日:ストラタシス、最新3Dプリンター「F123シリーズ」を公開
ストラタシス、最新3Dプリンター「F123シリーズ」を公開現在ロサンゼルスで開催中のソリッドワークスワールド2017で、ストラタシスが同社最新の3Dプリンター「F123シリーズ」を公開している。 F123シリーズはFDM方式の3Dプリンターで、25.4㎝から35.56㎝までの三種類のビルドボリュームサイズが選択出来る。素材はPLA、ASA、ABS、PC-ABSの四種類10色が利用可能。 F123シリーズは小型冷蔵庫程度のサイズで、オフィス用にデザインされている。ラピッドプロトタイピングを活用するデザイナーをターゲットにしており、プロダクトデザインにはBMW傘下のデザイン会社デザインワークスも参加したという。 F123シリーズの価格は現時点では公表されていない。 3Dモデルのハンドリングではストラタシスが独自開発したインサイトスライサーソフトが使われ、ほとんどすべてのタイプのCADファイルが扱える。また、ソリッドワークスのソフト用アドインも用意されており、ソリッドワークスとの連携がストレスなく行えるのが特徴だとしている。
掲載日:2017年2月6日:サンフランシスコの夫婦死亡事故はレーザーカッターが原因か?
サンフランシスコの夫婦死亡事故はレーザーカッターが原因か?先々週サンフランシスコ近郊の町バークレーで発生したロジャー・モラシュさん(35歳)とバレリー・モラシュさん(32歳)の一酸化炭素中毒による死亡事故は、3Dプリンターではなくレーザーカッターが原因である可能性があるとアメリカの3Dプリンター専門メディアが伝えている。 マサチューセッツ工科大学の卒業生であった二人は自宅兼オフィスのアパートにFDM方式の3Dプリンターとレーザーカッターを設置し、研究用実験モデルの作成などに利用していた。事故発生直後、現地新聞メディアは二人が使用していた「レーザー3Dプリンター」から発生した一酸化炭素が二人を死に至らしめたと報道していた。 しかし、二人が使用していたのはFDM方式の3Dプリンターで、「レーザー3Dプリンター」ではなかったと3Dプリンター専門メディアは伝えている。 一般的なFDM方式の3Dプリンターは素材にPLAやABSなどのポリマー系樹脂を使うが、特にABSを使う場合、プリント時にパーティカルと呼ばれる有毒物質が放出される可能性があると一部の研究者が指摘している。一方、プリント時に一酸化炭素が発生するとする事象はこれまでに確認されていない。 二人の解剖は既に終わっており、現地警察は解剖レポートを入手しているものと推察されるが、内容についてはこれまでに公表されていない。
掲載日:2017年2月5日:ロエベが男性用3Dプリントブレスレットをリリース
ロエベが男性用3Dプリントブレスレットをリリーススペインの高級ファッションブランドのロエベが、男性用3Dプリントブレスレットをリリースする。 ブレスレットはロエベの2017/2018秋冬男性用キャンペーンでリリースされる。ベルリンに拠点を置くデザインスタジオVOJDスタジオが、SLS3Dプリンターを使って製造した。 ブレスレットはVOJDスタジオが開発したセラミック混合素材で製造されるという。 ファッション・アパレルの領域で3Dプリンターの活用が試行されているが、高級ファッションブランドが3Dプリンターで製造した製品を本格的に販売するのは今回が世界初と見られる。 3Dプリンターの価格低下と性能向上がファッション・アパレル業界での3Dプリンターのさらなる普及を促すと予想されているが、特にジュエリーの領域における3Dプリンターの活用が今後さらに盛んになると見られる。 VOJDスタジオはSLSL3Dプリンターを使ったジュエリー製造を「廃棄物ゼロ技術」で行っており、これまでにロエベの他アレキサンダー・マックイーン、アクリス、カロナイナ・ヘレラなどのブランドと協業している。
掲載日:2017年2月4日:イギリスが次世代マニュファクチャリングハブを建設
イギリスが次世代マニュファクチャリングハブを建設イギリスが次世代マニュファクチャリングハブを建設する。 建設がスタートしたのはMAPPと呼ばれる施設で、最新のアディティブ・マニュファクチャリング技術の集積を目指す。MAPPはManufacture using Advanced Powder Processes(先端パウダープロセスを使ったマニュファクチャリング)の略。 同技術の普及により製造コスト、エネルギー消費、産業廃棄物の排出量を同時に削減する事が可能になるという。 施設の竣工イベントには各業界から150名の招待客が集まった。イベントでの挨拶で、施設ディレクターのイアイン・トッド氏がスピーチし、施設の目指すゴールとビジョンについて語った。 現在、パウダーベースのメタル3Dプリンティング技術の開発競争が世界的に繰り広げられていて、イギリスはやや遅れたポジションにいる。MAAPの開設と次世代パウダーベースのアディティブ・マニュファクチャリング技術の獲得により、遅れを取り戻したい狙いが背後にあるものと業界関係者は推察している。
掲載日:2017年2月3日:オンデマンド3Dプリンティングマーケットプレース運営ベンチャー企業が2300万ドルを調達
オンデマンド3Dプリンティングマーケットプレース運営ベンチャー企業が2300万ドルを調達オンデマンド3Dプリンティングマーケットプレースを運営するベンチャー企業Xometryが2300万ドル(約26億4500万円)を調達し、話題になっている。 Xometryは米メリーランド州に拠点を置くベンチャー企業。今回の出資チームにはGE系列のベンチャーキャピタルのGEベンチャースや、著名ベンチャーキャピタルのハイランド・キャピタルパートナーズなどが含まれている。 Xometryは全米の製造業者をネットワークするマーケットプレースを運営し、参加者は自社の案件をアップロードし、それに応じる企業からの見積もりや仕様などをオンデマンドで入手出来る。同社のクライアントにはGE、MITリンカーン研究所、NASA、アメリカ陸軍などが含まれている。 XometryのマーケットプレースではCNCマシニング、シートメタル、3Dプリンティング、ウレタンキャスティングなどの仕事をマッチングしている。同社は現時点で全米35州での4000社の顧客を抱えているという。マーケットプレースへは製造者側は無料で参加出来る。 今回調達した資金はマーケットプレースの機能を強化するために使われる予定。
掲載日:2017年2月2日:レニショーが北米新本部と3Dプリンティングソルーションセンターを開設
レニショーが北米新本部と3Dプリンティングソルーションセンターを開設イギリスの工作機械製造大手のレニショーが、北米新本部と3Dプリンティングソルーションセンターを開設する。 開設されるのは米イリノイ州シカゴ近郊の町ウェスト・ダンディー。二階建ての建物は12,350平方メートルの大きさ。本部機能の他、倉庫と物流センターも併設される。 3Dプリンティングソルーションセンターの開設により、「顧客にコスト効率の良い、メタルアディティブ・マニュファクチャリング技術のハンズオンの経験を提供する事が可能になった」と同社会長兼CEOのデビッド・マクマートリー氏はコメントしている。 レニショーのプレスリリースによると、新本部・3Dプリンティングソルーションセンターは今年三月に開設式を行い、今年10月までには旧本部から完全に移転するという。 レニショーは昨年にインドにも3Dプリンティングソルーションセンターを開設している。レニショーは現時点でイギリス最大のメタルアディティブ・マニュファクチャリングシステムのプロバイダーとなっている。
掲載日:2017年2月1日:スリーディーシステムズ、歯科用3Dプリンティング素材メーカーを買収
スリーディーシステムズ、歯科用3Dプリンティング素材メーカーを買収アメリカの3Dプリンター製造大手のスリーディーシステムズが、歯科用3Dプリンティング素材メーカーのバーテックス・グローバル・ホールディングスを買収した。同社によるM&Aとしては今年初のケースとなる。 バーテックス社は75年の社歴を持つ老舗企業で、80ヶ国に歯科用素材を供給している。同社は近年3Dプリンティング素材の開発を強化し、これまでに12種類の3Dプリンティング素材を開発、70ヶ国で使用認可を取得している。 同社の3Dプリンティング素材は歯科用モデル、ドリル用テンプレート、入歯、クラウン、ブリッジなどの作成に使われている。 同社買収に伴い、バーテックス・デンタルのCEOリク・ジェイコブ氏がワールドワイドビジネス担当マネージャーとしてスリーディーシステムズに入社する。 スリーディーシステムズは医療・歯科医療分野への進出を強化しており、今回のバーテックス社の買収もその戦略の一環と見られる。 今回の買収の詳細は明らかにされていないが、スリーディーシステムズの「非GAAPベースの収益に直ちに影響を与える」レベルであるとしている。
掲載日:2017年1月31日:ExOneが大規模なリストラ計画を発表
ExOneが大規模なリストラ計画を発表ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米ナスダック上場のExOneが大規模なリストラ計画を発表した。 ExOneが米証券取引委員会に提出した書類によると、「北米市場におけるモールドバインダージェット3Dプリンターと産業用サンドコア技術の供給の再フォーカスを開始する」ための一連の計画であるとしている。 ExOneは昨年2016年度において売上の増加を果たしたが、3Dプリンター部門は利益を確保できなかった。同社の株価は一年前の低水準レベルのまま推移している。 業績改善を果たすため、同社はネバダ州北ラスベガスのプロダクションセンターをテキサス州ヒューストン拠点に統合し、ミシガン州チェスター拠点のノンコア事業部門を閉鎖するとしている。 同社は、北米市場におけるサンドプリンティング技術への需要は高まっているとみており、同社の主力製品の一つであるS-Maxプラットフォームを市場に提供してゆくとしている。
掲載日:2017年1月30日:サンフランシスコ近郊に住む夫婦が3Dプリンターによる一酸化炭素中毒で死亡か?
サンフランシスコ近郊に住む夫婦が3Dプリンターによる一酸化炭素中毒で死亡か?サンフランシスコ近郊の街バークレーに住む夫婦が、3Dプリンターによる一酸化炭素中毒で死亡したとして大きなニュースになっている。 死亡したのはロジャー・モラシュさん(35歳)とバレリー・モラシュさん(32歳)の二人。現地時間の今週月曜日に自宅で死亡しているところを友人に発見された。死亡時自宅内には3Dプリンターから発生したとみられる一酸化炭素が充満していたという。 マサチューセッツ工科大学出身の二人は自宅をオフィスとしても利用しており、3Dプリンターを頻繁に利用していたとみられる。 一方、アメリカの3Dプリンター専門メディアが現地の警察に取材したところでは、二人の死亡の原因が3Dプリンターによるものとは特定されていないとしている。警察は二人の毒性学的調査報告を受けておらず、死亡原因の特定には数週間程度かかるとしている。 二人の自宅には小型の3Dプリンターとレーザーカッターが設置されていて、二人は研究用の実験モデルなどの製造に利用していた。二人が死亡した時にはいずれも稼働していなかったという。 現地メディアは、憶測に惑わされずに正式な調査結果を待つよう促している。 二人の葬儀は現地時間の今週金曜日に執り行われた。葬儀に際し、二人のために開設されたGoFundMeのキャンペーンには15,000ドル(約172万円)の資金が集まった。
掲載日:2017年1月29日:ワークショップ・フォー・ウォリアーズが10万ドルの寄付金を民間企業から獲得
ワークショップ・フォー・ウォリアーズが10万ドルの寄付金を民間企業から獲得アメリカの退役軍人向け職業教育プログラムを提供している非営利団体のワークショップ・フォー・ウォリアーズが、10万ドル(約1,150万円)の寄付金を民間企業から獲得し、話題になっている。 寄付金を提供するのはミズーリ州に拠点を置く製造機器販売会社のジョンストン・カンパニー。今後四年間に3Dプリンティング技術を含む教育事業に10万ドルを提供する。 ワークショップ・フォー・ウォリアーズへは現在500名もの退役軍人がプログラムのウェイティングリストに登録されており、寄付金はこれから新たにプログラムに参加する人に使われるという。 ジョンストン・カンパニーは1968年設立。航空宇宙を含む製造現場に多くの顧客を抱え、切削加工機などの各種の製造機器を販売している。 ワークショップ・フォー・ウォリアーズではCADソフトソリッドワークスを使ったデジタルマニュファクチャリング技術を教えており、プログラムを履行・修了することでCSWP、CSWAなどのソリッドワークスの認定資格を取得する事が出来る。 プログラムには2015年末時点で250人が参加しており、就職率は100%に達しているという。 アメリカでは退役軍人の再就職・社会復帰が大きな社会問題になっているが、ワークショップ・フォー・ウォリアーズ の活躍は新たな取り組みとして関係者の注目を集めている。
掲載日:2017年1月28日:アウディがEOSと業務提携契約を締結
アウディがEOSと業務提携契約を締結ドイツの自動車メーカーのアウディが、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSと業務提携契約を締結した。 発表によると、EOSのアディティブ・マニュファクチャリング技術は「アウディの機器とプロトタイプの製造や、モータースポーツの領域で活用される」という。 EOSは独自開発したディレクト・メタル・レーザー・シンタリング方式によるメタル3Dプリンターを製造している。 アウディはドイツのインゴルシュタット市に3Dプリンティングセンターを建設中。インゴルシュタット市にはアウディが年間50万台を生産する同社最大の製造拠点があり、EOSの3Dプリンターはこの3Dプリンティング・センターに設置される。 アウディは近年3Dプリンターへの関与を深めており、本件とは別に、ベンチャー企業のパートタイム・サイエンティストと共同で月面探査機アリーナを3Dプリンターで製造している。
掲載日:2017年1月27日:ドイツの3Dプリンターメーカーのキックスターターキャンペーンが突如停止
ドイツの3Dプリンターメーカーのキックスターターキャンペーンが突如停止ドイツの3Dプリンターメーカー、ネクストダイナミクスのキックスターターキャンペーンがキックスターターによって突如停止され、騒ぎになっている。 停止されたのはネクストダイナミクスのポリジェット3Dプリンター、NexD13Dプリンターのキャンペーン。キャンペーン期間終了までわずか一日を残しての停止だった。 NexD13Dプリンターのキャンペーンは、開発元のネクストダイナミクスが約束している性能が本当に実現出来るのかという疑問が多く投げかけられる異例のキャンペーンとなった。 キャンペーン自体は順調に推移し、アメリカ東海岸現地時間の昨日時点で363,994ユーロ(約4,368万円)の資金を集めていた。一方、今月中頃までにはキャンペーンに疑問を持った多くのバッカー達が出資のキャンセルを始めていた。 ネクストダイナミクスは、NexD13Dプリンターの造形模様をYouTube動画で公開していたが、少なくない数のバッカーがその内容に疑問を持ち、動画はCGで捏造されたものであると判断していた。 キックスターターはバッカーの安全を確保するためキャンペーンを停止し、「キャンペーンの停止は不可逆的である」としている。 なお、バッカーの出資金は全額返金される。
掲載日:2017年1月26日:SLMソルーションズのマーカス・レクリンCEOが解任
SLMソルーションズのマーカス・レクリンCEOが解任ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカー、SLMソルーションズのマーカス・レクリンCEOが解任された。発表によると、同氏はCEOとSLMソルーションズの取締役会メンバーの任を同時に解かれた。 後任にはSLMソルーションズCFOのウェ・ボーガーシャウセン氏が就任した。レクリン氏解任の理由は明らかにされていない。 SLMソルーションズを巡っては昨年GEによる同社買収劇が業界の話題を集めた。SLMソルーションズに対してGEは7億3,300万ドル(約842億円)のTOB方式による買収オファーを行い、買収は当初成立するものと見られていた。しかし、SLMソルーションズの筆頭株主で投資ファンドのエリオット・マネジメントが買収に反対し、買収は不成立に終わっていた。 GEはその後、SLMソルーションズのライバル企業コンセプトレーザーとスウェーデンのアーカムを買収している。 GEによる買収が不成立に終わったSLMソルーションズは、昨年12月に2016年度業績見通しを下方修正し、特に同年下半期の業績見通しが不確実なものになったと悲観的に見ていた。今回のレクリンCEO解任の背景に同社の業績低迷が関係しているかは明らかにされていないが、業界関係者の一部ではGEによる買収不成立に伴う同社業績低迷が解任の理由になったと見ている。 レクリン氏はボストンコンサルティング、ベインキャピタルなどを経て2013年にSLMソルーションズに入社、CEOとしての契約を2018年6月まで残していた。
掲載日:2017年1月25日:義手義足製造ベンチャーのUNYQが米東海岸に営業拠点を開設
義手義足製造ベンチャーのUNYQが米東海岸に営業拠点を開設義手義足製造ベンチャーのUNYQが米東海岸に営業拠点を開設する。 UNYQは2014年設立。患者ごとに義手、義足、カバーリングなどを3Dプリンターでカスタマイズ製造している。同社はこれまでにサンフランシスコとスペインに拠点を持ち、地元の医療期間などを中心に営業してきた。 営業拠点が開設されるのはサウスカロライナ州シャーロット市。同州には同社最大のクライアント企業と、同社に3Dプリンターを供給しているスリーディーシステムズが存在している。 営業拠点の開設に伴い、同社では新たにシャーロット地区で6名の人材を採用する。人材は営業と技術サポートに投入される予定。 UNYQは2015年にスリーディーシステムズと業務提携し、スマート義手やその他のスマートカバーリングなどの製造のための技術共有を行っている。 義手義足、カバーリングなどの製造に3Dプリンターを活用する機運はアメリカを中心に高まってきており、特にスリーディーシステムズは同分野の複数のベンチャー企業に積極的に投資し、業界のリーディングカンパニーのポジションを固めつつある。
掲載日:2017年1月24日:アイルランドの3Dプリンターメーカーが500万ユーロを調達、100人を追加雇用へ
アイルランドの3Dプリンターメーカーが500万ユーロを調達、100人を追加雇用へアイルランドの3DプリンターメーカーMcorテクノロジーズが500万ユーロ(約6億円)を調達し、地元から100人を追加雇用して話題になっている。 Mcorテクノロジーズに投資したのは地元の著名投資家で起業家のジョン・ライアン氏と、Mcor共同創業者のコナー・マコーマック氏、フィンタン・マコーマック氏ら。 Mcorテクノロジーズは2005年設立。2007年に3Dプリンターを市場にリリースして以来これまでに主力製品のMcoreIRIS HDなど1000台程度の3Dプリンターを販売してきている。同社では生産規模を月産2000台程度まで拡大したいとしている。 同社は現在50名の従業員を抱えており、今回の資金調達により新たに100人を追加雇用する。新規人材は主にサポート、営業マーケティング、エンジニアリング、ソフトウェア開発などの職種に投入される。 Mcorテクノロジーズはこれまでに1600万ユーロ(約19億2千万円)の資金を調達している。そのうちの1000万ユーロ(約12億円)はヨーロッパの大手ベンチャーキャピタルのアルピナ・パートナーズが投資している。
掲載日:2017年1月23日:3Dプリンターなどの次世代技術が削減する雇用は全体の10%未満とフランスの調査報告書が発表
3Dプリンターなどの次世代技術が削減する雇用は全体の10%未満とフランスの調査報告書が発表3Dプリンター、ロボティクス、人工知能(AI)などの次世代技術が削減する雇用は全体の10%未満とフランスの調査報告書が発表した。 調査報告書をまとめたのはフランスの雇用政策会議で、3Dプリンターなどの普及により製造業を中心に多くの雇用が失われるとする懸念は杞憂に過ぎないとしている。 一方で同調査報告書は、既存の雇用の約半分が次世代技術の普及により仕事の内容が大きく変化すると予想している。 仕事の内容が大きく変化する職種としては、メンテナンスなどの保守業者、工場労働者、自動車などの運転手、教師、看護師、セールスマン、レセプショニストなどが挙げられている。 次世代技術の普及によりあらゆる産業の職種が何らかの影響を受け、細かい手作業や処理作業などから人間が解放される一方で、より効率的で生産性の高い仕事へのシフトを余儀なくされるとしている。 いずれにせよ、失われる雇用は何らかの新規雇用によりリプレースされると同調査報告書はまとめている。
掲載日:2017年1月22日:ブルーオリジンが3Dプリンターで次世代ロケットエンジンの主要パーツを製造
ブルーオリジンが3Dプリンターで次世代ロケットエンジンの主要パーツを製造アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏がオーナーのベンチャー企業ブルーオリジンが、次世代ロケットエンジンBE-4の主要部品を3Dプリンターで製造し、話題になっている。 ブルーオリジンが製造しているのは液体天然ガスを燃料にする次世代ロケットエンジンBE-4のタービン、ノズル、ローターなどの主要部品。BE-4は同社が開発中のニューグレン・オービットロケットや、アライアンスロケットに搭載される予定という。 BE-4は液体酸素と天然ガスを燃料にした推力50万ポンドの大型エンジンで、メインポンプと複数のブースト用ターボポンプで構成されている。特にOX型ブーストポンプの主要パーツの製造に3Dプリンターが活用されているという。 主要パーツのうち、ハウジング部分はアルミニウムで、水圧タービンはニッケル合金で製造されているという。 3Dプリンターをロケットやロケットエンジンの製造に活用する機運は世界的に高まってきている。ブルーオリジンのライバル企業で起業家イーロン・マスク氏がCEOを務めるスペースXも、自社のロケットエンジン用パーツ製造に3Dプリンターを活用している。
掲載日:2017年1月21日:オーストラリアで3Dプリンター銃を製造した男に懲役半年の判決
オーストラリアで3Dプリンター銃を製造した男に懲役半年の判決オーストラリアで3Dプリンター銃を製造した男に懲役半年の判決が言い渡された。 クイーンズランド州マドギーラバに住むカイル・ワースは3Dプリンター銃の3Dファイルをインターネットから入手し、3Dプリンターで製造した罪に問われていた。地元裁判所は男に懲役半年の執行猶予付き判決を言い渡した。裁判でワースは罪状を認めていた。 ワースは自宅に大量の3Dプリンター銃用部品を保有していたとして地元警察の捜査を受け、2015年2月に逮捕された。警察の調べでは、ワースにはいかなる犯罪組織とのつながりが認められないという。 裁判所は、3Dプリンター銃はオーストラリアにまだ拡散していないものの、将来における重大な脅威になると警告している。 オーストラリアでは重火器の所有は法律で禁じられているが、過去に認められていた歴史を持つ。最近も3Dプリンターを組織的に製造していたグループが摘発されるなど、3Dプリンターを巡る事件が頻発している。 3Dプリンターの世界的な普及により、3Dプリンターを犯罪行為に利用するケースが増えている。特に3Dプリンター銃などの武器の製造に3Dプリンターが使われるケースが増えていて、各国政府は対応を急いでいる。
掲載日:2017年1月20日:サンフランシスコのベンチャー企業が3Dファイル修復サービスを開始
サンフランシスコのベンチャー企業が3Dファイル修復サービスを開始サンフランシスコに拠点を置くベンチャー企業のミックスド・ディメンションズが、クラウドベースの3Dファイル修復サービスを開始する。 メイク・プリンタブルと名付けられたサービスは、ユーザーが3Dファイルをアップロードすると自動的にファイル全体を点検し、異常個所を3Dプリント可能な状態に修復する。また、点検の結果はプリント可能性の観点から採点され、ユーザーに報告される。 また、3Dファイルは各メーカーの3Dプリンター毎に最適化出来るオプションも用意されていて、さらに提携しているサービスビューローの3Dプリンターから出力する事も可能。 ミックスド・ディメンションズによると、メイク・プリンタブルのユーザーは月に50%ずつ増加していて、これまでにアップロードされた3Dファイルの96%を修復できたという。 メイク・プリンタブルは.stl形式のファイルの他に、.obj、3mf、 .dae、 .3ds、.dxf等のファイルフォーマットに対応している。 また、i.materialise、3Dハブズ、シェイプウェイズ、ボックスアンドドライブの各サービスビューローと提携している。 メイク・プリンタブルは三か月間無料で利用出来、以後月額7ドルのサブスクリプションフィーが必要。サブスクリプションでは月に10回までアップロード出来る。
掲載日:2017年1月19日:メイド・イン・スペースとアクシオムが宇宙空間での共同製造事業契約を締結
メイド・イン・スペースとアクシオムが宇宙空間での共同製造事業契約を締結NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースと、世界初の民間宇宙ステーション建設を目指すアクシオムが、宇宙空間での共同製造事業契約を締結した。 アクシオムは世界初の民間宇宙ステーションを建設し、宇宙旅行ミッションを2019年から開始するとしているが、民間宇宙旅行事業とは別にメイド・イン・スペースと共同で宇宙空間におけるモノづくり事業を展開する。 メイド・イン・スペースは2014年に国際宇宙ステーションに世界で初めて宇宙空間用3Dプリンター「ゼロ・グラビティ」を設置し、これまでに各種のパーツなどの製造を行ってきている。計画ではメイド・イン・スペースはアクシオムと共同で宇宙空間に工場モジュールを建設し、自己完結的にモノづくりを行うという。 メイド・イン・スペースは現在アクシオムの宇宙ステーション用に「高付加価値オプティカルファイバー」を素材とする3Dプリンターを開発しているという。 今回の共同製造事業契約の締結により、単に宇宙空間で3Dプリンターを稼働させるのみならず、宇宙空間におけるモノづくり製造受託ビジネスの幕が開けられることになりそうだ。
掲載日:2017年1月18日:メーカーボットインダストリーズのジャグロムCEOが辞任
メーカーボットインダストリーズのジャグロムCEOが辞任3Dプリンター製造大手ストラタシスの子会社で、デスクトップ3Dプリンター製造大手のメーカーボットインダストリーズのCEOジョナサン・ジャグロム氏が辞任した。 ジャグロム氏はジェニー・ロートン氏の後任として2015年3月にCEOに就任していた。就任から2年を待たずの辞任となった。後任CEOにはナダブ・ゴシェン氏が就任する。 メーカーボットインダストリーズでは2009年の設立以来同社共同創業者のブレ・ペティス氏がCEOとして同社を率いて来ていた。2013年にストラタシスが同社を買収後、一部製品の不具合などにより売り上げが低迷、ストラタシスは同社買収にかかる巨額の暖簾代償却を余儀なくされていた。 2014年には業績低迷の責任を取りペティスCEOが辞任、ロートン新CEOのもと、2015年には小売店舗三店舗の閉鎖と20%の従業員をレイオフするなど一連のリストラクチャリングを行っていた。 ジャグロムCEOはメーカーボットインダストリーズを退社後、家族がいるイスラエルへ帰国するという。
掲載日:2017年1月17日:ロボ3D、フォックスコンと3Dプリンターの製造委託契約を締結
ロボ3D、フォックスコンと3Dプリンターの製造委託契約を締結サンディエゴに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のロボ3Dが、台湾の製造受託大手フォックスコン・テクノロジー・グループと3Dプリンターの製造受委託契約を締結した。契約によるとフォックスコンはロボ3Dの主要製品ロボR2スマート3Dプリンターを製造する。 ロボR2スマート3Dプリンターは昨年9月にキックスターターキャンペーンでリリースされた。キックスターターキャンペーンは好調で、総額で30万ドル(約3,450万円)の資金が集まった。 関係者によると、フォックスコンはロボ3DのロボR2スマート3Dプリンターを1万ユニット単位で製造し、イニシャルのロットは今年三月頃に出荷されるという。 ロボR2スマート3Dプリンターはオンボードカメラ、ヒートベッド、5インチカラータッチスクリーンを搭載し、最大203 x 203 x 254 mmまでの造詣が可能。 フォックスコン・テクノロジー・グループは1974年設立。本社を台湾におき、主に中国本土の工場で製造を行っている。家電、スマートフォンなどの製造を請負うEMSの領域では世界最大規模を誇る。子会社の鴻海精密工業は経営破綻したシャープの救済に乗り出し、国内外で大きな話題を呼んだ。
掲載日:2017年1月16日:ミシュランのグループ会社がタイヤ製造用型枠を3Dプリンターで製造
ミシュランのグループ会社がタイヤ製造用型枠を3Dプリンターで製造ミシュランのグループ会社がタイヤ製造用型枠を3Dプリンターで製造すると発表し、話題になっている。 ミシュランのエンジニアリング企業ファイブス・グループSAは、ハイエンドメタル3Dプリンターを使ってタイヤ製造用型枠を製造し、従来品よりも高いパフォーマンスのタイヤ製造を目指している。 ミシュランとファイブス・グループは2015年9月よりジョイントベンチャーを開始し、アディティブ・マニュファクチャリング用機器の製造とプロダクションショップの運営を共同で行っていた。2016年にはジョイントベンチャーを「アドアップ・ソルーションズ」と名付け、昨年のformnext2016ではフォームアップ350DMLS3Dプリンターのデモンストレーションを行っていた。 ファイブス・グループが開発中の型枠は、非常に複雑な形状のデザインが可能で、タイヤそのものの寿命も大きく伸ばせるという。 自動車の製造に3Dプリンターを取り入れる機運は世界的に高まってきている。世界初の3Dプリント自動車を製造したアメリカのローカルモーターズが、マイクロファクトリーと呼ばれる地域密着型の小型工場で3Dプリンターを使って自動車のカスタマイズ製造を行っている他、一般的販売用の自動車の製造にも3Dプリンターを活用するケースが増えて来ている。タイヤ量産用に3Dプリンターを型枠製造に活用するケースとして世界中の3Dプリンター業界関係者が注目している。
掲載日:2017年1月15日:低価格フルカラー3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始
低価格フルカラー3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始低価格フルカラー3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始され、話題になっている。 キャンペーンを始めたのはイギリスの3Dプリンターメーカー、NiXTEK。NIXと名付けられた同社の最新シリーズはキックスターターで現在アーリーバードスペシャル価格で販売され、キャンペーン終了まで31日を残し、16人のバッカーから10,290ポンド(約144万円)を集めている。キャンペーンの調達目標金額は20,000ポンド(約280万円)となっている。 NIXはNiXTEKが2015年にリリースしたフルカラー3DプリンターのTomato3Dプリンターの改良バージョンで、フルカラー出力には同じ造形原理が使われている。 カラーリングは赤、青、黄のそれぞれの色のフィラメントを混ぜ合わせて行う。3色のフィラメントはミキシングチェンバーで溶融して混合され、指定された色となって出力される。 キックスターターでのNIXの販売価格はアーリーバードスペシャル価格で749ポンド(約104,860円)。他の方式のフルカラー3Dプリンターよりも大幅に安価な価格となっている。 NiXTEKではNIXの出荷を今年6月から行うとしている。
掲載日:2017年1月14日:オーストラリアのパソコンリサイクルセンターが3Dプリンター用フィラメントを製造
オーストラリアのパソコンリサイクルセンターが3Dプリンター用フィラメントを製造オーストラリアのパソコンリサイクルセンターが3Dプリンター用フィラメントを製造し、話題になっている。 Eウェイスト・リサイクリング・ファシリティと名付けられたリサイクルセンターはオーストラリアのサリナとマッケイの二か所に開設され、いずれも廃棄されたパソコン、プリンター、コピー機などを無料で回収している。 同施設では持ち込まれたパソコンのうち、修理可能なものは修理して再販売するが、修理不可能なものについては部品毎に分解してリサイクル可能なものと不可能なものに選別している。 パソコンやコピー機の外構プラスチック部品は分解され、加工処理されて3Dプリンター用フィラメントとして生まれ変わるという。なお、現時点で両施設で月間12トンもの廃材が持ち込まれているという。 また、同施設では求職者用教育プログラムも提供し、求職者にコンピューターや3Dプリンターの知識を与える場として機能しているという。 オーストラリアの地元メディアは、同施設をリサイクル促進の有効な場所として、また、求職者の再雇用を支援する優れた機能を果たしているとして好意的に報道している。
掲載日:2017年1月13日:シンガポールの医療3Dプリンターベンチャー企業が100万ドルの資金調達に成功
シンガポールの医療3Dプリンターベンチャー企業が100万ドルの資金調達に成功シンガポールの医療3Dプリンターベンチャー企業が100万ドル(約1億1,500万円)の資金調達に成功し、話題になっている。 資金調達したのはシンガポールのスーパークラフト3D。投資家でありEコマースプラットフォームのFlipkartの共同創業者のビニー・バンサル氏らが中心となって投資を行った。 スーパークラフト3Dは2016年9月にマルテッシュ・ソマセクハラッパ氏とベンカタラマナ・ゴーティ氏が共同で設立したベンチャー企業。CTスキャンやMRIの医療画像データを元に手術シミュレーション用臓器モデル、インプラント、手術用医療機器を3Dプリンターを使って製造する。 臓器モデルなどは通常、データを受け取ってから24時間以内に製造可能という。また、CTスキャン、MRI以外にも、一般的なX線画像から3Dモデルを作ることも出来るという。 医療用画像データを3Dモデルに変換し、3Dプリンターで出力する事業は欧米を中心に広がりつつあるが、シンガポール国内では初のケースと見られる。医療3Dプリンティングが今後さらに世界的に広まってゆく事は確実と見られる。
掲載日:2017年1月12日:マイミニファクトリー、アップロードされた3Dモデルが2万を突破
マイミニファクトリー、アップロードされた3Dモデルが2万を突破へ3Dモデル共有ソーシャルサイトのマイミニファクトリーが、アップロードされた3Dモデルが2万を突破したとプレスリリースで発表した。 マイミニファクトリーは同社がスタジオデザイナーと呼ぶ3Dデザイナーと契約し、作品をマイミニファクトリーにアップロードさせ、コレクションの充実と3Dモデルの質を確保している。スタジオデザイナーはマイミニファクトリーと広告収入を一定の割合でシェアしている。 3Dモデルは「子供の玩具」「3Dプリンタブル・スカルプチャー」「お気に入りのスター」「スマホケース」などのカテゴリーに分類され、ユーザーが簡単に目的の3Dモデルをダウンロード出来るようになっている。 それぞれの3Dモデルには作品の詳細情報と、3Dプリンターで出力する際の条件が掲載され、簡単に3Dプリンターで出力出来るようになっている。 マイミニファクトリーは2013年設立のベンチャー企業。3DプリンティングのVimeoを標榜し、3Dプリンター用3Dモデルの共有ソーシャルサイトとしては世界最大規模となっている。
掲載日:2017年1月11日:IDCが世界の3Dプリンター関連市場が2020年に289億ドル規模に成長と予想
IDCが世界の3Dプリンター関連市場が2020年に289億ドル規模に成長と予想世界的な市場調査会社のIDCが、世界の3Dプリンター関連市場が2020年に289億ドル(約3兆3,235億円)規模に成長すると予想したレポートを公表した。 レポートによると、2016年の世界の3Dプリンター関連市場は132億ドル(約1兆5,180億円)規模で、2020年まで年率22.3%程度の成長率を維持するとしている。 2020年時点での3Dプリンター関連市場の国別シェアではアメリカが25%と最大で、西ヨーロッパ、アジア太平洋地区、日本を合わせて50%程度になるとしている。中でも西ヨーロッパの成長が期待され、売上レベルではアメリカ並みに達する可能性があるとしている。 2016年時点での3Dプリンターの使用用途では自動車業界のデザインとラピッドプロトタイピングが全体の29.6%を占め、最大となった。航空防衛産業のパーツ製造(17.8%)、ツール・部品製造(7.5%)、建築デザイン・モデリング(6.9%)と続いた。 また、医療用3Dプリンター市場の伸びが著しく、2020年までに市場規模を31億ドル(約3.565億円)程度まで拡大するとしている。 3Dプリンター本体以外では3Dプリンター用素材、CAD・3Dデザインソフトウェア、オンデマンドマニュファクチャリングの分野で成長が期待出来るとしている。
掲載日:2017年1月10日:国際宇宙ステーションで世界で初めて医療用器具を3Dプリンターで製造へ
国際宇宙ステーションで世界で初めて医療用器具を3Dプリンターで製造へ国際宇宙ステーションで世界で初めて医療用器具を3Dプリンターで製造することになり、話題になっている。 国際宇宙ステーションでは2014年にアメリカのベンチャー企業メイド・イン・スペースが人類発の宇宙用3Dプリンター「ゼロ・グラビティ」を設置し、以後各種の部品製造などに利用されている。今回製造されるのは指の骨折の際に使われる医療用添え木部品。 プロジェクトを進めているのはメイド・イン・スペース創業者の友人で医師のジュリエリン・ワング博士。博士によると宇宙で怪我をしたりや病気になる事は宇宙飛行士にとって致命的で、特に治療に医療機器が必要になった場合、宇宙船による物資の配送を待たねばならなくなる。 ワング博士は、例えば指を骨折した場合、宇宙飛行士の宇宙服から指の形状をスキャンし、CADソフトウェアで添え木部品を設計、国際宇宙ステーションへファイルを送って3Dプリンターで出力する実験に取り組んでいる。予定では今月中に世界で初めて宇宙空間で医療用器具が製造される見通しという。 国際宇宙ステーションにはメイド・イン・スペースが設置した3Dプリンターに加え、今年には欧州宇宙機関(ESA)が独自に開発した宇宙用3Dプリンターの設置が予定されている。宇宙空間での3Dプリンターの活用がさらに進む年になりそうだ。
掲載日:2017年1月9日:エアウルフ3D、新型水溶性サポートフィラメントをリリース
エアウルフ3D、新型水溶性サポートフィラメントをリリースアメリカのFDM3Dプリンター製造ベンチャー企業のエアウルフ3Dが、現在ラスベガスで開催中のラスベガス家電見本市で新型水溶性サポートフィラメントを展示している。 ハイドロフィル水溶性フィラメントと名付けられたサポートフィラメントはABSとPLAに対応、3Dプリント後は水で簡単に洗い流せるという。同社によると、水溶性のサポートフィラメントは世界でも初とのこと。 FDM方式の3Dプリンターで複雑なデザインの物体をプリントする際、本体を支えるサポートという補助材を使用する。これまではサポートとして造形用のフィラメントと同じ種類のフィラメントを使うケースが多かった。プリント後、サポート材が簡単に除去できない、場合によっては除去そのものができないといったケースが少なくない。 エアウルフ3Dは四年前から3Dプリンターの製造販売を始めているが、開始直後から使いやすいサポート材を求める声が絶えなかったという。同社はカリフォルニア州のセリトスカレッジのミオドラック・ミシック教授と共同で研究を重ね、水で簡単に洗い流せるサポート材の開発に成功したという。 ハイドロフィル水溶性フィラメントの価格は1スプールあたり98ドル(約11,500円)。ノズル径1.75mmと2.88mmに対応している。
掲載日:2017年1月8日:フォームラブズが新型セラミック樹脂をリリース
フォームラブズが新型セラミック樹脂をリリースアメリカのSLA3Dプリンター製造ベンチャー企業のフォームラブズが、現在ラスベガスで開催中のラスベガス家電見本市で新型セラミック樹脂を公開し、話題になっている。 FormXと名付けられた新型樹脂はセラミックライクな質感を持つ樹脂で、フォームラブズのSLA3Dプリンターで使用する事が出来る。一般的なSLA3Dプリンター用樹脂よりも重量感のある造形物を作ることが可能。 FDM方式の3Dプリンターとともに現在SLA方式の3Dプリンターも普及し始めているが、SLA方式の3Dプリンターでは使える素材が限定的で、機能性が乏しいと評価する向きも多い。FormXの登場によりSLA方式の3Dプリンターで使える素材の幅が広がると期待される。 フォームラブズは2011年にマサチューセッツ工科大学の学生数人が設立したベンチャー企業。これまでにデスクトップタイプのSLA3DプリンターFormシリーズをリリースし、世界中の3Dプリンターユーザーから高い評価を得ている。
掲載日:2017年1月7日:グーグルの幹部が10年後に3Dプリント衣服が一般的になると予想
グーグルの幹部が10年後に3Dプリント衣服が一般的になると予想グーグルの幹部が10年後に3Dプリント衣服が一般的になると予想し、話題になっている。 予想したのはグーグルのマシンラーニング分野の専門家レイ・カーツウェル氏。同氏によると衣類用素材の広がりとCADソフトの普及により衣服を3Dプリンターで製造することが一般的になるとしている。 同氏は特に衣服をデザインするためのソフトウェアがオープンソースで共有され、プロのデザイナー以外のファッションに興味を持つ一般の人々が自由に衣服を3Dプリンターで製造する事が当たり前になるとしている。また、2020年頃までにネットを介して人々が自分の好きなデザインで直接3Dプリンターから衣服を出力するサービスが普及するとも予想している。 カーツウェル氏はこれまでにスマートフォン、自動運転車、ウェアラブルデバイスの登場を予言したことで知られている。 3Dプリンターをファッションの領域に取り込む機運は世界的に高まっている。これまでにニューバランス、アディダスなどの靴メーカーがオリジナルシューズの3Dプリンターによる製造を始めている他、一部著名なファッションデザイナーが3Dプリンターの活用を始めている。3Dプリンターの性能向上とソフトウェアの普及に伴い、ファッション領域への3Dプリンターの普及は今後さらに進みそうだ。
掲載日:2017年1月6日:CES(ラスベガス家電見本市)2017が開催、3Dプリンターも多数出展
CES(ラスベガス家電見本市)2017が開催、3Dプリンターも多数出展ラスベガスでCES(ラスベガス家電見本市)2017が始まり、3Dプリンターも多数出展されている。 CESの常連となった台湾のXYZプリンティングは、ダ・ヴィンチシリーズ最安値となる価格230ドル(約27,000円)のダ・ヴィンチ・ナノを出展している他、二色のPLAフィラメントをミックスして出力できるダ・ヴィンチ・ジュニア2.0ミックスも出展している。また、価格2000ドル(約24万円)以下の低価格SLA3Dプリンター「ノーベル1.0A」も展示のラインラップに加えられている。 ポラロイドも初の3Dプリンター製品となるモデルスマート250S3Dプリンターをハンディタイプの3Dプリンティングペンと同時に出展し、話題を集めている。ポラロイドによると、モデルスマート250S3Dプリンターは今年夏からアメリカとカナダで販売が始まるという。モデルスマート250S3Dプリンターの価格は499ドル(約59,800円)から799ドル(約95,800円)程度になると見られる。 CES2017は現地時間の今月5日から8日まで開催される。
掲載日:2017年1月5日:ガートナー、2020年までに世界の製造企業の10%が3Dプリンターをモノづくりに活用と予想
ガートナー、2020年までに世界の製造企業の10%が3Dプリンターをモノづくりに活用と予想アメリカの市場調査会社のガートナーが、2020年までに世界の製造企業の10%が3Dプリンターをモノづくりに活用すると予想したレポートを公表した。 「ガートナー・3Dプリンティングの未来に関する年次予測」と題するレポートは、2020年までに30%の歯科用インプラントが3Dプリンターで製造され、モノづくり現場においては75%の企業が治具等の3Dプリント部品を採用すると予想している。 同レポートはさらに、3Dプリンターの普及により2020年までにモノづくりにかかる時間が平均で25%程度縮小されると予想している。 また、射出成形用金型の製造が3Dプリンターで行われるようになることでモノづくりのコストが大幅に削減されるとしている。 同レポートはガートナーの販売サイトにて購入出来る。
掲載日:2017年1月4日:アメリカの市場調査会社が2016年のデスクトップ3Dプリンターの出荷台数が27%増加と発表
アメリカの市場調査会社が2016年のデスクトップ3Dプリンターの出荷台数が27%増加と発表アメリカの市場調査会社コンテクストが、2016年の全世界のデスクトップ3Dプリンターの出荷台数が対前年比で27%増加したと発表した。 同社が発表したレポートによると、2016年度の全世界のデスクトップ3Dプリンターの出荷台数は217,073台で、パーソナルタイプのデスクトップ3Dプリンターが全体の96%を占めた。出荷された3Dプリンターの平均価格は1,000ドル(約12万円)以下だった。 一方、工業用ハイエンド3Dプリンターの出荷台数は7,726台で、対前年比で12%減少した。 パーソナルタイプのデスクトップ3Dプリンターの最大の市場シェアを有したのは台湾のXYZプリンティングで、22%だった。以下、ウルチメーカー9%、M3D7%、フラッシュフォージ6%と続いた。 工業用ハイエンド3Dプリンターの最大の市場シェアを有したのはアメリカのストラタシスで、35%だった。以下、EOS19%、スリーディーシステムズ10%、SLMソルーションズ6%、コンセプトレーザー5%と続いた。
掲載日:2017年1月3日:2017年の3Dプリンターの世界を占う②
2017年の3Dプリンターの世界を占う②3.メタル系ハイエンド3Dプリンターの普及 現在航空宇宙や自動車分野を中心にメタル系ハイエンド3Dプリンターの普及が進んでいるが、2017年はメタル系ハイエンド3Dプリンターの普及が本格化する年となるだろう。 昨年はGEによるアーカム、SLMソルーションズのM&Aが話題となったが、メタル系ハイエンド3Dプリンターを希少部品の製造に活用する機運が本格化する。航空機用エンジン、ロケットエンジン、航空機用各種部品などの製造にメタル系3Dプリンターが使われ始めている。航空宇宙分野以外にも自動車製造の現場で、特にローカルモーターズのマイクロファクトリーのような次世代のモノづくり現場でメタル系ハイエンド3Dプリンターの導入が進んでいる。 メタル系ハイエンド3Dプリンターの普及とはデジタルマニュファクチャリング時代の到来と同義であり、さらにモノづくりにおけるパラダイムシフトを意味する。その意味において、デジタルマニュファクチャリングの及ぶ領域におけるパラダイムシフトの成功が、次世代製造業のリーダーを生み出す必要条件となるだろう。 4.モノづくりプラットフォームの登場 モノづくりの現場に3Dプリンターを含めた統合型プラットフォームが続々と生まれてくるだろう。部品などのプロトタイプを単に製造したり、あるいは実際に製品として3Dプリンターで製造するにとどまらず、デザインから最終的なモノづくりまでをワンセットで完結させるプラットフォームのコンセプトが実際の現場に広がり始めている。 プラットフォームのデザインと運用には、高度なマニュファクチャリングエンジニアリング技術、リソースマネジメントを含むERPの技術、さらにはAI技術が要求され、実現には高いハードルが存在するが、実現に向けた挑戦は世界の各地で始まりつつある。 モノづくりプラットフォーム実現に向けて、3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術がさらに進化し、その重要性を増してくることは間違いないだろう。
掲載日:2017年1月2日:2017年の3Dプリンターの世界を占う①
2017年の3Dプリンターの世界を占う①1.FDM3Dプリンター用素材のさらなる広がり。 普及が進む3Dプリンター。中でもFDM方式のデスクトップ3Dプリンターの普及が目覚ましい。現時点でもPLA、ABSなどのプラスチック系樹脂に加え、ナイロン、ゴムライク素材、ウッド系素材、金属系素材などが流通しているが、今年はさらに多くの種類のFDM3Dプリンター用素材が登場すると予想する。 中でもPEEKなどのエンジニアリングプラスチックや、カーボンファイバー、グラスファイバーなどの複合素材が、おそらく専用の3Dプリンターと共に供給されるケースが増えて来るだろう。 逆に言うと、一般的な素材しか使えないFDM方式の3Dプリンターは陳腐化が進み、価格の相対的な低下と共に、利用シーンの広がりが限定的になる可能性もある。 2.3Dプリンター用ソフトウェアの多様化 3Dプリンターを操作する管理ソフトに加え、ドローイング系ソフトで直接3Dプリンターで出力出来るものや、スキャナーと連動して3Dプリンターを操作するタイプのソフトといった新しいタイプの3Dプリンター用ソフトウェアが登場してくると予想する。 マイクロソフトは自社のドローイングソフト「ペイント」に3Dプリンターと連動させる機能を既に持たせており、他のドローイングソフトにもトレンドが伝播しつつある。 また、スキャナーと連動するタジプのソフトは、恐らく3Dプリンターと連動してモノを造形する機能と共に、バーチャルリアリティ(VR)系ソフトやゲームなどと連動する機能も提供されてくると思われる。 2017年は、スキャナー、VR、アバター、CGなどを組み合わせた新しいイノベーションが生まれて来る年になるだろう。 (続く)
掲載日:2017年1月1日:2017年新年のごあいさつ
2017年新年のごあいさつ新年明けましておめでとうございます。 株式会社3Dプリンター総研では三年に渡って皆様に世界の3Dプリンターニュースをお届けさせていただいてまいりました。 本日より世界の3Dプリンターニュースは新サイト「セカプリ」に引き継がれます。セカプリのURLは https://sekapri.com/ となります。 新サイト「セカプリ」では内容をさらに充実させ、読者の皆様により価値ある情報をお届けしてまいる所存です。 新サイト「セカプリ」をよろしくご愛顧くださいますようお願いいたします。 スタッフ一同
掲載日:2016年12月31日:メルセデスベンツが3Dプリンターベンチャー企業と積荷管理システムを開発へ
メルセデスベンツが3Dプリンターベンチャー企業と積荷管理システムを開発へメルセデスベンツが3Dプリンターベンチャー企業と積荷管理システムを開発する。 メルセデスベンツがカリフォルニア州オークランドに拠点を置く3DプリンタースタジオのFATHOMと開発するのはセンサーを搭載した電子タイルで、積荷一つずつに装着して使用する。積荷の位置や配達状況が瞬時にわかるため、従来よりも速く効率的な配達が可能になるという。 電子タイルのプロトタイプの製造には3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリング技術が使われた。プロトタイプの設計から実際の製造までにかかった時間はわずか四週間だったという。 FATHOMはもともと3Dプリンターの販社として創業したが、現在までにSLA、SLS、DMLSなどの方式のハイエンド3Dプリンターを揃えた産業用サービスビューローとして各種のサービスを提供している。
掲載日:2016年12月30日:オーストラリアの大学がフード3Dプリンターに関する意識調査を実施
オーストラリアの大学がフード3Dプリンターに関する意識調査を実施オーストラリアのキャンベラ大学がフード3Dプリンターに関する意識調査を実施した。 3Dプリンターの世界的な普及が進む中、食物を材料にしたフード3Dプリンターも普及の兆しを見せている。キャンベラ大学の研究員デボラ・ラプトン氏とベサニー・ターナー氏はフード3Dプリンターに関するオンラインでのフォーカスグループ調査を実施、結果を公表した。 調査はフード3Dプリンターによって作られた7種類の料理の写真を見せ、「食べてみたい」「食べてみたくない」「食べてみたいかわからない」「他人に提供してみたい」「他人に提供したくない」「他人に提供したいかわからない」の6つの回答のいずれかを選んでもらった。 7種類の料理は「3Dプリントキャンディー」「3Dプリントニンジンピューレ」「虫を原料にしたスナック」「チキンピューレ」「ピザ」「パスタ」「チョコレート」で構成された。 「食べてみたい」と最も多く答えたのはピザで、全体の69%だった。パスタ66%、チョコレート59%と続く一方、虫を原料にしたスナックではわずか14%だった。 「他人に提供してみたい」と最も多く答えたのはパスタで、全体の69%だった。ピザ62%、チョコレート57%と続いた。 全体的にはピザ、パスタ、チョコレートを志向する回答者が多く、虫を原料にしたスナック、「3Dプリントニンジンピューレ」「チキンピューレ」の人気が低かった。
掲載日:2016年12月29日:エストニアの3Dスキャニングポッドメーカーが50万ドルを調達
エストニアの3Dスキャニングポッドメーカーが50万ドルを調達エストニアの3Dスキャニングポッドメーカーのウルフプリント3Dが50万ドル(約6千万円)の資金調達に成功した。 資金はシード投資専門クラウドファンディングサイトのシードインベストで調達した。 ウルフプリント3Dは2014年設立。同社は卵型スキャニングポッド「ルナ3D」を開発し、これまでに5,000人以上の人の顔をスキャンしてきている。ルナ3Dは6台の高画質カメラを搭載し、人の顔を多面的に撮影して3Dモデル化する。 3Dモデル化された人の顔のデータは3Dプリンターで出力したり、バーチャルリアリティゲームのアバターとして利用する事が出来る。スキャニングから3Dモデルの作成までわずか90秒しかかからないという。 ルナ3Dの価格は設置費用を含めて1台8千ドル(約96万円)。同社はこれまでに3台のルナ3Dを販売し、アメリカを含めた世界各地で新規受注しているという。 ウルフプリント3Dは、3Dスキャニングとバーチャルリアリティ関連市場は2020年までに1200億ドル(約14兆円)規模に成長するとしている。
掲載日:2016年12月28日:アメリカのベンチャー企業がドバイに3Dプリント住宅を建設へ
アメリカのベンチャー企業がドバイに3Dプリント住宅を建設へアメリカのベンチャー企業がドバイに3Dプリント住宅を建設することになり、話題になっている。 サンフランシスコに拠点を置くCazza建設はドバイ市内にコンクリート3Dプリンターで住宅を建設するプロジェクトを開始する。UAE政府は2030年までに国内で建設される住宅の四分の一を3Dプリンターで建設する事を国家事業としているが、今回のプログラムはそれに沿ったもの。 Cazza建設のコンクリート3Dプリンターは、一般的な住宅を24時間以内に建設することが可能という。また、建設にかかる人件費を最大で90%削減出来るという。 Cazza建設によると、UAE政府はプロジェクトの遂行にあたり、アメリカ、オランダ、中国、ロシアの各国の建設会社をリサーチし、結果的にCazza建設が選ばれた。 建設の領域で3Dプリンターを使う機運は世界的に高まっているが、本格的な住宅建設に3Dプリンターが使われるのは珍しい。建設用3Dプリンターの今後の展開を世界中の業界関係者が注目している。
掲載日:2016年12月27日:Paypalがチェコの3Dプリンターメーカーの口座を凍結
Paypalがチェコの3Dプリンターメーカーの口座を凍結オンライン決済サービスのPaypalがチェコの3DプリンターメーカーPrusaの口座を凍結し、同社の業務に支障を生じさせる事態になっている。 Prusaによると、PaypalがPrusaの口座を残高100万ドル(約1億2千万円)残した状態で凍結したため、振込や顧客への返金などが出来ない状態になっているという。 PrusaのCEOジョセフ・プルーサ氏によると、Prusaの3DプリンターをPaypalで購入する顧客が急増し、出荷日数が一月を越える状態となり、顧客保護の目的からPaypalがPrusaの口座を凍結したという。 また、Paypalでは月間売り上げが10万ドル(約1200万円)を超えた場合、10万ドル以上の売上は21日間自動的に凍結される。売主はその都度5万ドル分の限度額増加をリクエスト出来るもののPrusaのように急激に売上が増加したケースでは対応が出来ないという。 Paypalをめぐっては別の3DプリンターメーカーのGizmo社も同様のトラブルを経験し、問題になっている。 プルーサCEOは他の3Dプリンターメーカーに対して、決済手段としてPaypalを使用する際には注意するよう促している。
掲載日:2016年12月26日:オーガノボ、日本のコスモ・バイオ株式会社と独占販売代理店契約を締結
オーガノボ、日本のコスモ・バイオ株式会社と独占販売代理店契約を締結アメリカの3Dバイオプリンターメーカーのオーガノボが、日本のコスモ・バイオ株式会社と独占販売代理店契約を締結した。 コスモ・バイオ株式会社はオーガノボが販売している肝臓と腎臓の生細胞組織バイオプリンティングサービスを日本の製薬会社・医療機関へ向けて販売する。 オーガノボは今年6月からアメリカ国内で製薬会社などを対象に同サービスの提供を開始している。 コスモ・バイオ株式会社は1983年にバイオの基礎研究試薬販売を事業目的に当時の丸善石油(現コスモ石油)が設立した。日本国内に200超の販売拠点を有し、医療期間、研究機関などを対象に事業を展開している。同社は2005年にジャスダックへ上場している。
掲載日:2016年12月25日:ローカルモーターズ、アメリカ国外初のマイクロファクトリーをドイツに建設
ローカルモーターズ、アメリカ国外初のマイクロファクトリーをドイツに建設アメリカの3Dプリントカーメーカーのローカルモーターズが、アメリカ国外初のマイクロファクトリーをドイツに建設している。 ローカルモーターズはマイクロファクトリーと呼ばれる地元密着型の小型工場を建設し、3Dプリンターを含む各種のオートノマスタイプの製造機器を使って自動車を製造している。同社はこれまでに本社のあるアリゾナ、メリーランド、テネシーの三か所にマイクロファクトリーを建設しているが、アメリカ国外に建設するのは初となる。 ベルリンに建設中のマイクロファクトリーはローカルモーターズのヨーロッパ、中東、アフリカ地区の本部も兼ねるという。マイクロファクトリーの大きさは1500平方メートルで、車両エンジニア、ソフトウェアエンジニアなどを含む11人のスタッフが勤務しているという。 ベルリンのマイクロファクトリーではローカルモーターズの自動運転バスOlliが製造される予定。 ローカルモーターズは2007年設立、2014年に世界初の3Dプリント自動車「ストラティ」を公開し、話題を集めた。同社にはこれまでに航空機製造大手のエアバスが投資ファンドを通じて出資している。
掲載日:2016年12月24日:ネバダ州のセブンイレブンがドローンを使った宅配を実施
ネバダ州のセブンイレブンがドローンを使った宅配を実施ネバダ州リノのセブンイレブンがドローンを使った宅配を実施し、話題になっている。 ドローンはベンチャー企業のFlirteyが開発したもので、製造には3Dプリンターが使われたという。 Flirteyはドローンを使った物流サービスの提供を事業目的にしており、これまでにピザチェーンのドミノズのピザ宅配実験などを実施している。 Flirteyによると、ドローンを使った本格的な宅配サービスを実施するのはアメリカでも初とのことで、7月のサービス開始以来これまでに77件の宅配を実施したという。 注文には専用のアプリが使われ、食料品や医薬品の他、冷たい飲み物や熱いコーヒーなども注文出来るという。注文から配達までには平均10分程度かかるという。利用者の評判も良く、今後も続けて利用したいと話しているという。 セブンイレブンではFlirteyと共同でドローンによる宅配サービスを拡大したいとしている。
掲載日:2016年12月23日:アメリカの3Dプリンター製造ベンチャー企業がオーストラリア株式市場に上場
アメリカの3Dプリンター製造ベンチャー企業がオーストラリア株式市場に上場カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンター製造ベンチャー企業のRobo3Dがオーストラリア株式市場に上場し、600万オーストラリアドル(約5億円)の資金調達に成功した。 資金調達をオーストラリアで行った一方、同社は引き続きサンディエゴに拠点を置き、本社として機能させる予定という。 Robo3Dは今年RoboR2とRoboC2デスクトップ3Dプリンターのクラウドファンディングキャンペーンも成功させ、3Dプリンターコミュニティの話題を集めていた。 Robo3Dはサンディエゴ州立大学の学生数人が共同で2012年に設立した。同社は今年9月にオーストラリアの資源開発会社ファルコン・ミネラルに買収され、100%子会社となっていた。 Robo3Dは主にアメリカ市場で家電量販店ベストバイとアマゾンを通じて製品を販売している。今回の資金調達により、アメリカ市場に加えてアジア太平洋地区の3Dプリンター市場へも進出したいとしている。