3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2021/6/23new
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19new
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2021年9月16日:Massivit 3Dがアトランタに3Dプリンティング・エクスペリエンスセンターを開設
イスラエルの大型3DプリンターメーカーのMassivit 3Dが、米ジョージア州アトランタに3Dプリンティング・エクスペリエンスセンターを開設する。「アメリカズ・エクスペリエンスセンター」と名付けられたセンターにはMassivit 3Dの「Massivit 1800」「Massivit 5000」シリーズが設置され、Massivit 3Dのユーザーが自由に利用できるとしている。また、3Dプリンターのトレーニングや、パーツなどのサンプルプリントなどのサービスも提供される。 Massivit 3Dの北米担当社長のケビン・サイクス氏は、「(センターの開設は)会社にとっての重要なマイルストーンです。北米市場においては特に重要です。我々のソルーションのポートフォリオを市場に示し、ユーザーのビジネス、デザイン、開発、製造プロセスのすべてを転換させることを可能にします。北米市場における我々のプレゼンスを強化し、最新技術をリアルタイムでお見せすることが可能になります」とコメントしている。 Massivit 3Dは2013年設立。イスラエル・ロドに拠点を置き、造形サイズ最大最大117 X 150 X 180 cmの大型3Dプリンター「Massivit 1800シリーズ」などを製造している。同社の3Dプリンターは、独自開発したGDP(Gel Dispensing Printing)技術により、サポートなしに複雑な形状の物体を正確に造形する事が可能としている。
掲載日:2021年9月15日:BMFがCOVID-19テストに使用された3Dプリティングモデル製作の事例を公開
独自の超高解像度マイクロ3Dプリンティング技術を搭載した3Dプリントシステムを開発・販売するBMF(Boston Micro Fabrication、ボストン・マイクロ・ファブリケーション) は、最新のケーススタディとしてカリフォルニア大学バークレー校によるCOVID-19検査用の3Dプリンティングモデル製作の事例を公開した。 マイクロ流路多重化モデルは、研究者が正常な生物学的プロセス・病原体又は薬理学的プロセスを測定・評価するため、タンパク質バイオマーカーや生物学的特性の分析ツールとして使用される。微量の液体や流れを扱うマイクロ流路は、臨床診断用のポイント・オブ・ケアデバイスに広く使用されており、がんやCOVID-19などの複雑な実験手順において、複数のタンパク質バイオマーカーを定量的に測定する多重計測研究をサポートしている。 カリフォルニア大学バークレー校では、これまでフォトリソグラフィーを使ってモデルを製作していたが、その方法では複雑なアライメントステップや多重露光などのデメリットがあり、しかも何度も繰り返す必要もあり、同じ高さで同じ平面上の形状しか造形できなかった。 ところが、10μmの光学解像度を持つBMFのマイクロアーチS140 3Dプリンターを使ってテストパーツを製作したところ、50μmのチャネルを造形でき、しかも積層する各層を正確に配置できた。さらに同一モデルに8本のチャンネルを収めることができ、労力を増やさずにデバイスの複雑さを向上させられたという。 研究チームは、「シリコンフォトニクスをチップに搭載して回路を動作させるためには、フォトニクス、マイクロ流路、回路の統合が非常に重要です。既製のフォトニクスとエレクトロニクスを使用しながらマイクロ流路をカスタマイズできることで、1チップあたり数万ドルのコスト削減を実現しています。マイクロ3Dプリンティングは、パッケージングコストを削減し、より迅速で低コストな設計をサポートしてくれます」とコメントしている。
掲載日:2021年9月14日:マークフォージドが2021年度第二四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は2040万ドル(約22億4400万円)で、前年同期の1420万ドル(約15億6200万円)から44.1%増加した。同期間中にリリースした二つの新型3Dプリンターとソフトウェアのアップデートが売上増加をもたらした。 マークフォージドは、今年2021年7月にSPAC(特別買収目的会社)のOneと合併し、ニューヨーク証券取引所への上場を果たした。今回の決算発表は上場後初となった。 マークフォージドのシャイ・テレム社長兼CEOは、「決算の結果を嬉しく思い、年末にかけてさらにモメンタムを築くべく努力したいと思います。デジタルフォージは、モノづくりとサプライチェーンにおける重要な問題解決をもたらしています。2021年度第二四半期においては、二つの新型3Dプリンターとソフトウェアのアップデートをリリースしました。さらに、ニューヨーク証券取引所へ上場したことでチーム全員にエネルギーとモチベーションをもたらしました。今後もチーム全員でさらに多くの仕事を成し遂げてゆく所存です」とコメントしている。
掲載日:2021年9月13日:エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズが3000万ドルの資金調達に成功
ミネソタ州ミネトンカに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのエヴォルブ・アディティブ・ソルーションズが、3000万ドル(約33億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルの3Dベンチャーズを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 今回の資金調達により、エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズが調達した資金の総額は5640万ドル(約62億400万円)となった。エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズは、調達した資金をアメリカ、カナダ、ヨーロッパ市場の販路開拓などに投じるとしている。 エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズに投資した3Dベンチャーズのマネージングディレクター、ジョー・アリソン氏は、「私は、これまでのキャリアにおいて数え切れないほどのパーツを3Dプリンターで製造してきましたが、エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズの3Dプリンティングサービスは、造形品質、コスト、スループットのいずれにおいてもベストです。射出成型法にも引けを取らないクオリティです」とコメントしている。 エヴォルブ・アディティブ・ソルーションズには、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスや、大手玩具メーカーのレゴも投資している。
掲載日:2021年9月12日:Hause.meが世界最小クラスの3Dプリントマイクロハウスの販売を開始
アメリカのマイクロハウスメーカーのHause.meが、世界最小クラスの3Dプリントマイクロハウスの販売を開始した。マイクロハウスは広さ120平方フィート(約11.15平方メートル)の大きさで、ボックスタイプのオフグリッドプレハブ住宅。内部にはキッチン、ベッド、家具、トイレが備え付けられており、Hause.meによると、設置にかかる時間はわずか60分で、直ちに入居できるという。なお、価格は5万ドル(約550万円)からとなっている。 Hause.meによると、アメリカのほとんどの州では広さ150平方フィート以下の住宅には建設許可が必要なく、マイクロハウスを購入することで住宅の取得にかかるコストと時間を大幅に削減できるという。また、マイクロハウス設置に際しては、Hause.meのスタッフが設置場所の自治体などに設置が可能か確認するとしている。 Hause.meは、シアトルに拠点を置くマイクロハウスメーカー。これまでにマイクロハウスシリーズの他に、カップル用オフグリッド住宅mOneや、家族用オフグリッド住宅mTwoをリリースしてきている。Hause.meは、住宅の製造に大型建設3Dプリンターを利用している。
掲載日:2021年9月11日:ストラタシスが「ストラタシス・サステナビリティ宣言」を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、「ストラタシス・サステナビリティ宣言」を発表した。新たにローザ・コベレン氏をサステナビリティ担当副社長に起用し、3Dプリンティングの世界において循環型経済、気候変動への対応、社会への影響力をリードしてゆくとしている。 ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「ニューグローバル・エコノミーは企業にかつてなかった挑戦へ対応することを求めています。また、地球環境の善良な管理者としての責務を果たすことも求めています。ストラタシスは、復元力に富み、ローカルのサプライチェーンを強化し、命を救うためのマニュファクチャリング・ソルーションを提供できるポジションにあります。パンデミックに対しては、我々はエコシステムを再定義し、医療機関にPPEや人工呼吸器用部品をデザイン、マニュファクチャリングしてサポートしてきました。我々の3Dプリンティングの世界におけるリーダーシップを、マインドフル・ビジネスに活用することは我々の重要なミッションなのです」とコメントしている。 「ストラタシス・サステナビリティ宣言」の発表とともに、ストラタシスはアディティブ・マニュファクチュアラー・グリーン・トレード・アソシエーション(AMGTA)に加入することも発表した。AMGTAは、2019年に発足した非営利団体で、アディティブ・マニュファクチャリング業界におけるサステナビリティなどの課題の共有と解決を目指している。
掲載日:2021年9月10日:スリーディーシステムズがクラウド・マニュファクチャリングOS開発のオクトンを買収
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、クラウド・マニュファクチャリング・オペレーティングシステム開発のオクトンを買収する。買収金額は1億8000万ドル(約198億円)程度と見られ、現金とスリーディーシステムズの株がオプトンへ渡される。一連の法的手続きなどを経て、今年2021年度第四四半期内に買収が完了する。 オクトンは、主に医療、歯科医療、バイオテック、航空宇宙、自動車などの産業ユーザーを対象に、デジタルマニュファクチャリングのワークフローを自動化するプラットフォームを提供している。 オクトンの買収について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「我が社の工業と医療のセグメントのお客様は、自社の製造環境へのアディティブ・マニュファクチャリングの導入を加速しておられます。そのため、デジタル・プロダクションシステムとエンタープライズソフトウェアを、ワークフロー全体を最適化するために導入することが求められています。システムはフレキシブルで、未来のプラットフォームの進化にマッチしている必要があります。オクトンのマニュファクチャリング・オペレーティングシステムは、そうしたマーケットニーズをすべて満たしています」とコメントしている。
掲載日:2021年9月9日:BCN3Dがクラウド3Dプリンティングプラットフォーム開発のアストロプリントを買収
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dが、米サンディエゴに拠点を置くクラウド3Dプリンティングプラットフォーム開発のアストロプリントを買収した。買収の合意は昨年2020年4月になされていたが、今年2021年先月に手続きが完了した。なお、買収価格などの詳細は明らかにされていない。 アストロプリントは2013年設立。2014年にキックスターターで4万ドル(約440万円)の資金調達に成功し、クラウド3Dプリンティングプラットフォームの「アストロボックス」の開発を行っていた。2017年にも再度キックスターターキャンペーンを展開し、7万4千ドル(約814万円)の資金調達に成功している。 「アストロボックス」は、クラウドベースのスライサー・Gコード監理システムで、パソコン、タブレット端末、スマートフォンによる操作が可能。オープンソースで提供され、ラズベリーPi上でも実行できる。 BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。
掲載日:2021年9月8日:SOLIZE株式会社が3Dプリンターでトヨタの旧型モデルのパーツを製造
SOLIZE(ソライズ)株式会社が、3Dプリンターでトヨタの旧型モデル「A70スープラ」のパーツを製造し、話題になっている。製造されたパーツはA70スープラのフロントドアガーニッシュで、HPのジェットフュージョン3Dプリンターで製造された。トヨタ自動車の「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環で行われたもので、生産終了となった部品の復刻を実現した。 関係者によると、この種のプロジェクトが行われるのはトヨタの社歴において初という。また、3Dプリントされた部品の磨き、塗装、塗装仕上げは、トヨタが行ったという。 クラシックカーなどの旧型モデルのパーツを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。アメリカの有名テレビショーホストのジェイ・レノ氏は、世界的なクラシックカーコレクターとして知られているが、所有するクラシックカーの各種のパーツを、スリーディーシステムズの3Dプリンターで製造している。 SOLIZE株式会社は、1990年設立の3DCADエンジニアリング企業。3DCADエンジニアリングサービスに加え、CAEエンジニアリングサービス、MBDエンジニアリングサービス、3Dプリンティングサービスなどを提供している。3Dプリンティングサービスでは、37台の3Dプリンターを活用し、各種のサービスを提供している。
掲載日:2021年9月7日:ランカスター大学の研究チームが3Dプリンターでミツバチの巣箱を製造
イギリスのランカスター大学の研究チームが、3Dプリンターでミツバチの巣箱を製造して話題になっている。ランカスター大学のフィリップ・ドンカースリー教授率いる研究チームが製造したミツバチの巣箱は半球形のデザインで、女王蜂が快適に過ごせる適温を維持できる構造になっているという。巣箱にはカメラが搭載されており、内部の様子がリアルタイムで確認できる。なお、研究チームはライブカメラの映像をYouTubeで公開している。 巣箱の製造にはリサイクルプラスチックが素材に使われた。また巣箱は複数製造され、地上と木の上の数か所に設置された。 ドンカースリー教授は、「ミツバチの生態におけるこれまでの最大の疑問は、ミツバチの食糧にばかり関心が注がれ、巣箱などの居住空間には関心が向けられていないことでした。我々が製造した巣箱により、ミツバチの活動がさらに活性化することを期待しています」とコメントしている。 イギリスでは、農薬の使用などにより生息する25種類のハチの個体数が減少しているという。また、過去80年間で2種類のハチが絶滅したとされる。そのような現状からか、イギリスでは「セーブ・ザ・ビーズ(ハチを救おう)のムーブメントが顕著になってきている。
掲載日:2021年9月6日:AON3Dが1150万ドルの資金調達に成功
カナダ・モントリオールに拠点を置く工業用3DプリンターメーカーのAON3Dが、1150万ドル(約12億6500万円)の資金調達に成功した。出資したのは投資会社のザインウェーブ・ベンチャーズ、アクセラレーターのYコンビネーター、カナダ輸出開発銀行などを含む投資シンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。今回の資金調達により、AON3Dが調達した資金の総額は1420万ドル(約15億6200万円)となった。 AON3Dは、クラウドファンディングのキックスターターで7万ドル(約770万円)の資金調達に成功し、低コスト工業用3Dプリンターの製造を行っている。2017年に最初のシリーズAON-Mをリリースしたのを皮切りに、2018年にAON-M2をリリースしている。また、2020年には大型3DプリンターのAON-M22020システムを、今年2021年にはAON-M2+を、それぞれリリースしている。なお、AON3Dの3Dプリンターは、いずれもマテリアル・オープンソースで提供されている。 AON3Dのケビン・ハンCEOは、「3Dプリンティングの未来は、よりオープンソースで、金融的によりアクセスしやすいものになると信じています。AON3Dの3Dプリンターは、それらをすでに体現しています。すべての企業が、一流企業が利用しているグレードの3Dプリンターへアクセスできる時代になると考えています」とコメントしている。
掲載日:2021年9月5日:ICONが3Dプリント住宅の販売を開始
米テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、テキサス州オースティン市内に建設していた3Dプリント住宅の販売を開始した。販売されるのは2棟の2ベッドルーム住宅と2棟の4ベッドルーム住宅の4棟。2ベッドルーム住宅は、2棟ともすでに予約が入っているという。 4棟の3Dプリント住宅は、いずれもICONが開発した建設3Dプリンター「ヴァルカン・コンストラクションシステム」で建設された。「ヴァルカン・コンストラクションシステム」は、最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの建物を建設できる。 3Dプリント住宅についてICONは、「3Dプリンティング技術は、従来の住宅よりも安全でより復元力のある住宅を生み出します。従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造になっています」と説明している。 都市部で住宅不足が社会問題化しているアメリカでは、3Dプリンターを使った住宅建設が進んでいる。これまでにカリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ニューヨーク州、ニュージャージー州などで3Dプリント住宅が建設されている。建設3Dプリンターで住宅を建設することで、建設コストと納期を抑えることが可能になると期待されている。
掲載日:2021年9月4日:アメリカ海軍がストラタシスのF9003Dプリンターを25機購入
アメリカ海軍が、ストラタシスのF9003Dプリンターを25機購入する。契約総額は2000万ドル(約22億円)で、今後五年間で随時導入してゆく。最初の8機は今年年内に導入される。契約には3Dプリンター本体の購入に加え、導入サポート、メンテナンス、素材、初期トレーニングなどが含まれる。 アメリカ国防省は今年2021年1月にレポートを発表し、アメリカ軍のアディティブ・マニュファクチャリング戦略のアウトラインを示していた。レポートはデジタルマニュファクチャリングへのシフトにおけるアディティブ・マニュファクチャリングの重要性を説明し、軍事戦略的・戦術的な活用を促す内容となっていた。 ストラタシスのアメリカ政府担当ディレクターのマーク・メニンガー氏は、「この契約は、ストラタシスがこれまでにアメリカ政府と交わした契約の中でも最大規模のものです。今後も、(軍隊を含む)アメリカの様々な公的機関でストラタシスの3Dプリンターのプレゼンスが広がってゆくでしょう」とコメントしている。 3Dプリンターは、アメリカ国内のアメリカ軍基地に加え、日本国内のアメリカ軍基地にも導入されるという。 アメリカ海軍は、比較的早期から3Dプリンターの活用を模索してきている。これまでに空母エセックス内に大型3Dプリンターを設置し、消耗部品の製造などの試験を行っている。
掲載日:2021年9月3日:大阪大学の研究チームが3Dプリンターで和牛の代替肉の製造に成功
大阪大学の研究チームが、3Dプリンターで和牛の代替肉の製造に成功した。大阪大学大学院工学研究科の松崎典弥教授率いる研究チームは、培養した和牛のバイオインクを素材に筋繊維などを3Dプリントし、脂肪や血管などと併せて繊維組織ファイバー化、ステーキ肉状に造形することに成功した。ファイバー三種の位置や分量を調整することで、味や食感などをカスタマイズすることが出来るという。 3Dプリンターを使って代替肉を製造する機運は世界的に高まっているが、これまでの技術では、培養したバイオインクを単体でプリントし、挽肉として出力する形式が一般的だった。今回の技術開発により、ハンバーグ状の代替肉ではなく、本格的な和牛ステーキの代替肉を製造できる可能性が高まった。 研究チームは、世界人口が2050年に97億人に達するという国連予想を挙げ、本物の肉に近い食感を再現できる技術は、人類のタンパク質不足問題の解決策になり得ると主張している。またた、3Dプリンター以外の自動製造装置を開発できれば、場所を問わずどこでも培養肉の製造が可能になるとしている。 本研究成果は、8月24日に英国科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。
掲載日:2021年9月2日:ロケット・ラブの株式がNASDAQで取引開始
ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブの株式がNASDAQで取引開始となり、投資家の話題になっている。今年2021年3月にSPAC(特別買収目的会社)のヴェクター・アクイジション・コーポレーションとの合併契約を締結したロケット・ラブは、現地時間の昨日正式に同社と合併し、新社名をロケット・ラブUSAと改めた。NASDAQでのティッカーシンボルはRKLBで、初日の時価総額は41億ドル(約4510億円)となった。 宇宙ビジネスについて、ロケット・ラブUSAのピーター・ベックCEOは「宇宙開発の歴史において、ロケット・ラブは宇宙軌道に安定的に到達できる数少ない民間企業のひとつです。小型衛星打ち上げのリーダーであるのみならず、アメリカにおける二番目に、世界では四番目に頻繁にロケットを打ち上げている会社でもあります。宇宙は、人類が成し遂げた偉業を示す場所であり、我々の未来を形作る場所でもあります。国同士の通信網を整備し、国境を守り、気候を監視し、廃棄物を管理し、気候変動の詳細を知らせる。そして、未来の世代のための資源を監理する場所なのです」とコメントしている。 ロケット・ラブは2018年に初の商用ロケット打ち上げに成功して以来、これまでに97基の人工衛星の打ち上げに成功している。ロケット・ラブは、ロケット本体やエンジンの主要部品を独自開発した大型3Dプリンターで製造している。
掲載日:2021年9月1日:オートデスクが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3DCADソフトメーカーでNASDAQ上場のオートデスクが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は10億600万ドル(約1166億円)で、前年同期の9億1300万ドル(約1004億円)から16%増加した。オートデスクはまた、2021年度通年の予想売上高を43億4500万ドル(約4779億円)から4385億ドル(約4823億円)のレンジに上方修正した。 売上高の内訳では、主力製品のオートCADとサブスクリプションの売上高が9億4400万ドル(約1038億円)と、全体の89%を占めた。特にサブスクリプションが好調で、前年同期比で29%の増加となった。一方、メンテナンスの売上高は1700万ドル(約18億7000万円)で、前年同期比で若干のマイナスとなった。 地域別では、北米市場の売上高が4億2300万ドル(約465億円)で、全体の39.8%を占めた。また、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域の売上高は3億5500万ドル(約390億円)、アジア太平洋地域の売上高は2億2700万ドル(約250億円)だった。 売上高の増加についてオートデスクのCEO兼社長のアンドリュー・アナグノスト氏は、新型コロナウィルスのパンデミックが収束の兆しを見せる中、ビジネス環境の「不確実性が解消」されるトレンドに入り、その恩恵を受けた形になったと分析している。
掲載日:2021年8月31日:コンクリートプリントがスウェーデン初の居住用3Dプリント住宅を建設
スウェーデンのスタートアップ企業のコンクリートプリントが、スウェーデン初の居住用3Dプリント住宅を建設した。スウェーデンのトゥンバに建設された3Dプリント住宅は広さ24平方メートルの平屋建で、リビングルーム、キッチン、ベッドルーム、バスルームで構成されている。 建設にはコンクリートプリントが開発したロボット型建設3Dプリンターが使われた。コンクリートプリントの建設3Dプリンターは、最大9 X 4.2 X 2.5 メートルの大きの住宅を建設できる。窓、ドア、備品などは他の3Dプリンティング企業から供給された。 3Dプリント住宅の建設は、スウェーデンエネルギー省が出資するプロジェクトの一貫として行われた。プロジェクトは、建設3Dプリンティング技術を活用して建設業界のエネルギー効率と資源効率の向上を目指している。建設3Dプリンターは、従来の建設手法よりも低コスト・省資源での建設が可能と期待されている。 建設3Dプリンターは、これまではプロトタイピングなどの試験施工に使われるケースが多かったが、最近は居住用住宅の建設に使われるケースが増えてきている。スウェーデン以外にも、これまでにオランダ、フランス、UAE、アメリカ、カナダなどで居住用3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2021年8月30日:GEのAIR2CO2プロジェクトが3Dプリンター製二酸化炭素抽出装置案を採用
地球温暖化の悪化に伴い、世界中で温室効果ガス削減に向けた解決策への需要が増加している。こうした需要をふまえ、GEは米国エネルギー省の支援のもと、カリフォルニア大学バークレー校と南アラバマ大学と共同でAIR2CO2 Contactorという装置の開発に取り掛かることを検討している。今回の開発には3Dプリンターが用いられ、同装置は空気中の二酸化炭素を抽出する仕組みになるという。 今回のプロジェクトには2年が費やされ、GEの研究者を筆頭に各大学の科学者や技術者らが参加する形になる。本プロジェクトに米国エネルギー省は150万ドルを、GEは50万ドルを投資した、計200万ドル(約2.億2000万円)の壮大なプロジェクトとなる。研究チームは熱交換テクノロジーと収着剤を用いた方法で、先述の技術の実現を目指している。 同チームは現在、類似した方法で空気中から水を抽出する技術を開発している。こちらのプロジェクトはAIR2WATERという名で、アメリカ国防高等研究計画局と共同で進めている。この仕組みが実用化されれば、戦地にいる軍事関係者の水分確保に用いられる予定だ。 GE研究所の責任者によると、今回のプロジェクトではGEの3Dプリンティング、温度管理、物質分野での幅広い見識と、UCバークレーの世界レベルの吸着材開発技術、そして南アラバマ大の吸着モデル形成・試験という、各参加団体の強みを合わせている。当技術が実現化した場合は、エネルギー分野における大規模かつ経済的な脱炭素化への応用に期待がかかる。
掲載日:2021年8月29日:ディメンショナル・イノベーションズが大型3Dプリントベンチを製造
米カンザス州に拠点を置く3Dプリント家具メーカーのディメンショナル・イノベーションズが、大型3Dプリントベンチを製造して話題になっている。ミネソタ州ミネアポリスにあるIDCセンターに設置された大型3Dプリントベンチは、コンテンポラリーで自由なカーブ(曲線)を表すデザインとなっている。デザインは、ロサンゼルスに拠点を置くデザイナーのジョナサン・オリヴァレスらによって、流水で丸められた川底の石をイメージして作られたという。 ディメンショナル・イノベーションズのディレクターのポール・マーティン氏は、「この3Dプリントベンチは、自然の動きを高層ビルの空間へ持ち込むという役目を果たします。川底の石のタイポロジーからインスパイアされています」と説明している。 3Dプリントベンチの製造にはサーモウッド製のラージスケール・アディティブ・マニュファクチャリングシステムが使われ、素材はPLAが使用された。使われたPLAはリサイクル可能で、3Dプリントベンチを廃棄する際にペレットにリサイクルされるという。 ディメンショナル・イノベーションズは、ラスベガスのアリージアント・スタジアムに設置された高さ28.3メートルのアル・デイビス記念トーチを製造したことで知られている。
掲載日:2021年8月28日:Formnextフォーラム東京が2022年の開催に延期
今年2021年9月28日と29日に東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される予定だったFormnextフォーラム東京が、2022年の開催に延期された。開催地は同じ東京都立産業貿易センター浜松町館で、開催日程は2020年10月になるとしている。新型コロナウィルスの感染拡大が続く東京での開催の安全性と、日本への入国規制の影響などを考慮したものと見られる。 アディティブ・マニュファクチャリング産業への登竜門として、Formnextフォーラム東京は2019年にスタートした。延期が決まったFormnextフォーラム東京2021も、2021年8月時点ですでに39社の出展申し込みがあった。 Formnextフォーラム東京の主催者は、「開催直前に延期が決定されたことは非常に残念ですが、参加するすべてのステークホルダーの安全とビジネスを守るための最善の決断であると考えています。Formnextフォーラム東京は、2022年にさらにパワーアップして戻ってまいります」とコメントしている。 なお、Formnextフォーラム東京の母体イベントであるFormnext 2021は、予定通り2021年11月16日から19日までの4日間、ドイツのフランクフルトでオンライン・オフラインのハイブリッド形式で開催される。
掲載日:2021年8月27日:ストラタシスがドイツのイノベーションスタジオとパートナシップ契約を締結
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、ドイツのイノベーションスタジオのnフロンティアとパートナシップ契約を締結した。契約によると、nフロンティアは、昨年2020年にベルリンに開設したエマージング・テクノロジーセンターにストラタシスの3Dプリンターとソフトウェアを導入する。 センターに導入されるストラタシスの3Dプリンターは、FDM、ポリジェット、P3プログラマブル・フォトポリメライゼーションの三方式。 ストラタシスEMEAのアンドレアス・ラングフェルド社長は、「センターとのパートナシップは、最先端のプロダクトイノベーションを紹介するという我々の貢献をお示しするものです。我々はデジタルデザイン、デジタルマニュファクチャリング、サステナブルな成長、そしてより良い製品づくりについての、共通の価値観を持っています」とコメントしている。 エマージング・テクノロジーセンターは、アディティブ・マニュファクチャリング、AR/VR、AI、IoT、ロボティクス、ジェネレーティブデザイン、ドローン、数量コンピューティングの8つの領域に特化し、起業家、イノベーター、デザイナーなどに各種のプラットフォームを提供している。
掲載日:2021年8月26日:ヴァージン・オービットがSPACを通じてNASDAQに上場
ヴァージングループ傘下のロケットメーカーのヴァージン・オービットが、SPAC(特別買収目的会社)のネクストジェン・アクイジション・コーポレーションⅡを通じてNASDAQに上場する。上場により、ヴァージン・オービットはネクストジェン・アクイジション・コーポレーションⅡが保有する3億8300万ドル(約421億3000万円)相当の信託預金を含む4億8300万ドル(約531億1300万円)の現金を手にする。また、新会社の社名はヴァージン・オービットで、NASDAQでVORBのティッカーシンボルで取引される。 ヴァージングループでは、2019年に宇宙旅行会社のヴァージン・ギャラクティックがSPACによりニューヨーク証券取引所に上場を果たしている。今回のヴァージン・オービットの上場は、ヴァージングループでは二番目のSPAC上場となる。 ヴァージン・オービットは2017年設立。空中発射型の液体燃料ロケットを製造している。同社のロケット「ローンチ・ワン」は、ボーイイング747型機を改造した母船に搭載され、高度1万500メートルで発射される。ヴァージン・オービットは、ロケット本体やエンジンの主要部品を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2021年8月25日:ICONがシリーズB投資で2億700万ドルの資金調達に成功
米テキサス州に拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、シリーズB投資で2億700万ドル(約227億7000万円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのノーウェスト・ベンチャーパートナーズを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 今回の資金調達により、ICONが調達した資金の総額は2億6600万ドル(約292億6000万円)となった。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「2018年の設立以来、ICONの主要業務はプロトタイピングから世界最高クラスの製品とサービスを提供することに進化しました。その背景にはいくつもの基礎的なエンジニアリング技術、科学的かつ建設技術上のブレークスルーが存在しています。我々は、我々がこれまでに成し遂げたことに誇りを持っています。この勢いを維持し、さらにスケールさせていきます」とコメントしている。 ICONは、これまでにアメリカとメキシコの各地に数十台の建設3Dプリンター「ヴァルカンシリーズ」を販売している。「ヴァルカンシリーズ」は、最大3000平方フィート(約278.7平方メートル)のサイズの建物を建設できる。
掲載日:2021年8月24日:日本精機がGE アディティブからメタル3Dプリンター「M2システム」を購入
日本精機株式会社がGE アディティブのメタル3Dプリンターを購入し、金型を製造する。7月にプリンターを購入した同社には、三菱が開発したSKD61メタルパウダーを自社の主製品に活用する狙いがあるようだ。 また、同社には金属3Dプリンター技術の情報発信と、金型業界の刷新を進める目標があるという。先述の3Dプリンターに加え、日本精機は3億円以上を最新の機械に投資した。 日本精機の取締役常務、松原 雅人氏によると、これまで同社はインサート部分の3Dプリンター製造に関しては外注する必要があり、受注の増加に合わせて自社保有の3Dプリンターの必要性を感じたという。 現段階では、3Dプリンターはプロセスの簡易化のためにインサート部分に特化し、材料はSKD61相当の金属のみに限定される予定だ。同社によると、将来的には3DプリンターとSKD61相当の金属を使用して原材料をマルエージング鋼から移行し、インサート部分に限らない場面での応用を検討している。 今回の導入は大規模なパーツ作りではなく、デザイン案の強化に重きが置かれている。松原氏によると、現代の金型業界で最も重要な分野はデザインで、3Dプリンターの利用が業界で主流となった暁には、日本精機はこの金型のデザインに限らず、製造工程、熱処理、分析の各分野において大きな力を発揮したいとしている。
掲載日:2021年8月23日:アシュリー・カース氏がプリントパーツのチーフ・プロダクト・オフィサーに就任
アシュリー・カース氏が、3Dプリンティング・サービスビューローのプリントパーツのチーフ・プロダクト・オフィサーに就任した。カース氏は、プリントパーツが新たに立ち上げたスマートパーツ・ソルーション事業部の事業開発を担当する。 カース氏は、前職でヘクサゴンのスマートファクトリーソルーションズ事業のプロダクトマネジャーを務めていた。ヘクサゴンの前職ではHP、オプトン、オートデスクで、それぞれプロダクトマネジメントを担当している。 カース氏のチーフ・プロダクト・オフィサー就任について、プリントパーツのロバート・ハレリュークCEOは、「アシュリーは、アドバンスト・マニュファクチャリング、インダストリアル4.0、プロダクトディベロップメントに関する豊富な知識をチームにもたらしてくれます。彼がプリントパーツの新事業の製品開発をリードし、アディティブ・マニュファクチャリング業界に統合されたトレーサビリティ・ソルーションを提供してくれることを期待しています」とコメントしている。 プリントパーツは、ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。航空宇宙、自動車、精密機器、医療などの産業ユーザーを対象に、各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2021年8月22日:ミーテックが代替豚肉と代替鶏肉の出荷を2022年から開始
イスラエルの代替肉メーカーのミーテックが、代替豚肉と代替鶏肉の出荷を2022年からヨーロッパで開始すると発表した。ミーテックは、培養細胞を素材にバイオ3Dプリンターで代替肉を製造しているが、発表通り出荷が始まると、世界で初めて培養細胞ベースの代替肉の供給が開始されることになる。 ミーテックのシャロン・フィマCEOは、「2021年前半は、豚肉と鶏肉の培養細胞生産ラインを拡充し、製品化の基礎的な技術を確立するために使いました。現在、ミーテック・ヨーロッパをベースに、正式な製品生産のためのラインを整えています。これまでの革新に満足しており、2022年に向けてさらに努力してゆく所存です」とコメントしている。 欧米では現在、代替肉の市場が急拡大している。代替肉は、主に植物由来原料を素材にしたプラントベースドミートと、牛や豚などの培養細胞を素材にしたバイオミートの二種類が存在する。ミーテックは、培養細胞を素材にしたバイオミート製造のパイオニア企業。ミーテックは、バイオミートは、多くのプラントベースドミートよりも食感や味が本物の肉に近いと主張している。 ミーテックは、アメリカのNASDAQに株式を上場している。
掲載日:2021年8月21日:ジェラートが2億4000万ドルの資金調達に成功
ノルウェーのオンデマンドプリント・プラットフォーム開発のジェラートが、2億4000万ドル(約264億円)の資金調達に成功した。出資したのはジェラートの既存株主に加え、プライベートエクイティファームのインサイト、パートナーズ、ソフトバンク・ビジョンファンド2号、ゴールドマンサックス・アセットマネジメントなどの投資会社。バリュエーションなどの詳細は明らかにされていない。 ジェラートは、デザイナーとハイエンドプリンターオーナーをつなぐオンデマンドプリント・プラットフォームを開発・提供している。同社のプラットフォームを利用することで、デザイナーは自分の作品をオンデマンドで世界中に販売することが可能になる。同社のプラットフォームは、現時点で全世界32カ国の100都市で利用出来る。 ジェラートは、調達した資金をプラットフォームの拡大に投じるほか、オンデマンド3Dプリンティングプラットフォームの構築に投じるとしている。 ジェラートの創業者でCEOのヘンリック・ミュラー・ハンセン氏は、「カスタマイズ製品をローカルマーケットに届けるプラットフォームを提供することで、世界のすべての地点ですべての人に対し、クリエーターエコノミーの恩恵を与えることが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2021年8月20日:ヴォクセルジェットが2021年度第二四半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のヴォクセルジェットが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は490万ユーロ(約6億1250万円)で、前年同期の390万ユーロ(約4億8750万円)から26.2%増加した。経常収支は250万ユーロ(約3億1250万円)の赤字だった。3Dプリンター販売、素材・スペアパーツ販売、メンテナンス、アップグレードの、すべての部門の売上高が増加した。 ヴォクセルジェットの共同創業者でCEOのインゴ・エデラー氏によると、3Dプリンターの売上高は通常、毎年第二四半期と第四四半期に計上される傾向にあり、今年も第四四半期に多くの売上が期待できるという。エデラー氏は、今年の3Dプリンターの販売台数を20台から25台程度と見込んでいる。また、2021年度通年の売上高を2250万ユーロ(約28億1250万円)から2750万ユーロ(約34億3750万円)程度と見込んでいる。 ヴォクセルジェットは2013年設立。ドイツのフライドバーグに拠点を置き、自動車、航空宇宙、エンジニアリング、コンスーマープロダクトなどの産業セクターのユーザーに3Dプリンターを提供している。ヴォクセルジェットはドイツ以外にアメリカと中国に営業拠点を置いている。
掲載日:2021年8月19日:北米最大の3Dプリント建築物が完成
米テキサス州バストロップに、北米最大の3Dプリント建築物が完成したとして話題になっている。広さ3800平方フィート(約167.22平方メートル)の平屋建てバラックを建設したのは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリント建設企業のICON。収容定員72名のバラックは、ICONのヴァルカン・コンストラクションシステムを使って建設された。素材のラヴァクリートは、テキサス州軍と共同で開発したという。ICONのヴァルカン・コンストラクションシステムは、最大5000平方フィート(約465平方メートル)の建物を建設できる。 テキサス州軍によると、バラックは兵士の通常訓練用で、早ければ今年秋から利用を開始するとしている。 テキサス州軍のゼバディア・ミラー氏は、「このバラックは、兵士たちに安全で快適な居住空間を提供するのみならず、非常に優れた耐久性を持っています。通常のバラックと違い、今後何十年も使い続けることが出来るでしょう」とコメントしている。 ICONの共同創業者のエヴァン・ルーミス氏は、「ICONは高品質で丈夫な建物を、ソーシャルハウジング、災害被災者用住宅、一般住宅、公共建造物などの用途に作り続けてゆきます。(建設3Dプリンティングという)テクノロジーを、テキサス州から全米に、そして、最終的には全世界へ拡げてゆきます。これは、建設の世界におけるパラダイムシフトの始まりなのです」とコメントしている。
掲載日:2021年8月18日:ExOneが2021年度第二四半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1880万ドル(約20億6800万円)で、前年同月比で69%、2021年度第一四半期から44%それぞれ増加した。特に3Dプリンターの売上高が対前年比で114%増加した。 決算について、ExOneのジョン・ハートナーCEOは、「ExOneチームは史上最高となる四半期決算を発表できたことを誇りに思っています。市場のモメンタムは強力で、バインダージェットを含む我々の製品ポートフォリオもかつてないほど充実しています。売上も受注残も、共に史上最高を記録しています。特にアメリカの軽量自動車や航空機の産業セクターでの売上が伸びています」とコメントしている。 ExOneは先日、アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルに買収された。発表によると、ExOneの株主は、1株あたり8ドル50セントの現金と17ドル分のデスクトップメタルの株式を受け取る。買収費用の総額は5億7500万ドル(約632億5000万円)となる。 デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所に、ExOneはNASDAQに、それぞれ株式を上場している。
掲載日:2021年8月17日:ロケット・ラブがヴァーダ・スペース・インダストリーズとロケット供給契約を締結
カリフォルニア州ロングビーチに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、カリフォルニア州トーランスに拠点を置くヴァーダ・スペース・インダストリーズとロケット供給契約を締結した。契約によると、ロケット・ラブはヴァーダ・スペース・インダストリーズが開発中の宇宙工場のモジュールと地球帰還用カプセルを搭載するフォトン・ロケットを3基製造し、2023年から引き渡すという。 ヴァーダ・スペース・インダストリーズが開発中の宇宙工場は、製薬企業や半導体メーカーをターゲットにしたもので、無重力空間でしか製造出来ない製品やプロトタイプの製造を行うもの。主さ120㎏の工場には、電源、記録装置、高度コントローラーなどが搭載されているという。宇宙空間におけるモノづくりは、これまではISS国際宇宙ステーション内でのみ行われていたが、コストが問題視されていた。ヴァーダ・スペース・インダストリーズの宇宙工場が実現すると、宇宙空間におけるモノづくりのコストが相当削減できると期待されている。 フォトン・ロケットは、エンジンの主要コンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。
掲載日:2021年8月16日:デスクトップメタルが2021年度第二四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1900万ドル(約20億9000万円)で、2021年度第一四半期の1130万ドル(約14億3000万円)から68%増加した。一方、経常収支は4320万ドル(約47億5200万円)の赤字だった。 投資家向け説明会には、デスクトップメタルが先日買収したExOneのジョン・ハートナーCEOが招待された。ハートナー氏は、デスクトップメタルとExOneとの合併について、「合併により顧客の問題解決のスピードを加速し、メタル・アディティブ・マニュファクチャリングの現場を、数年分前倒しすることが出来る」との前向きなコメントを発した。 デスクトップメタルは、今年2021年1月に3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを買収したのを皮切りに、3月にアダプティブ3D、7月にエアロシントとビーコンバイオ、8月にExOneを、それぞれ買収している。2021年6月末時点のデスクトップメタルが保有する現金の残高は5億1450万ドル(565億9500万円)で、ある関係者は、デスクトップメタルは今後も現金と株式による同業他社のM&Aを進めて行くと見ている。 デスクトップメタルは、2021年度の通年の売上高を1億ドル(約110億円)程度と見込んでいる。
掲載日:2021年8月15日:ババック・ザレイヤン氏がブラック・バッファローの研究開発部長に就任
ババック・ザレイヤン氏が、アメリカの建設3Dプリンターメーカーのブラック・バッファローの研究開発部長に就任した。ザレイヤン氏はブラック・バッファローの次世代建設3Dプリンター「NexCon1-1プリンター」の開発を担当する。 ザレイヤン氏は南カリフォルニア大学大学院修士課程出身。大学院時代から建設3Dプリンターの研究を行っている業界のスペシャリスト。南カリフォルニア大学は、2000年代初期からベロック・コシュネヴィス教授率いる研究チームが建設3Dプリンター「コンツアー・クラフティング」を開発してきたことで知られている。 ザレイヤン氏の入社について、ブラック・バッファローのCEO兼COOのマイケル・ウッズ氏は、「我々のゴールは、建設業界における建設3Dプリンティング技術の理解と認識を拡げることです。大型3Dプリンティング技術と素材に関するババックの知識と経験は、我々のチームにとって歓迎すべきプラス要因です。彼は業界のベテランであり、3Dプリンティング、ロボティックス、オートメーションなどの領域における第一人者です」と歓迎するコメントを発している。 ブラック・バッファローは、ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカー。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の建設3Dプリンターを開発している。
掲載日:2021年8月14日:SLMソルーションズが2021年度上半期決算を発表
ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、2021年度上半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は3170万ユーロ(約39億6250万円)で、前年同期の3120万ユーロ(約39億円)から若干増加した。3Dプリンターの売上高は2470万ユーロ(約30億8750万円)で、前年同期の1370万ユーロ(約17億1250万円)から増加した。3Dプリンターの売上高は、新型コロナウィルスの影響を受けた前年から大きく回復した結果となった。 決算について、SLMソルーションズのサム・オリアリーCEOは、「SLMソルーションズは、2021年度上半期においてポジティブな展開を見せることができました。新型コロナウィルスの感染拡大により、打合せや会議、出張などが制限されましたが、ワクチンの接種が進むにつれて企業活動環境も徐々に改善してきました。昨年に比べると、お客様とのやり取りもずっとやりやすくなりました。今年後半もビジネス環境はさらに改善し、より多くの売上を上げることが出来るでしょう」と前向きにコメントしている。 2021年度上半期決算の発表とともに、SLMソルーションズは、今年11月にドイツのフランクフルトで開催されるアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2021に出展しないことを発表した。SLMソルーションズは、今後はインターネットを使った情報発信や、アディティブ・マニュファクチャリング関連人材の育成へ投資してゆくとしている。
掲載日:2021年8月13日:デーブ・エメット氏がアディティブ・インダストリーズの北米営業・事業開発担当取締役に就任
元GEアディティブのテクニカルセールスリーダーのデーブ・エメット氏が、オランダのメタル3Dプリンターメーカーのアディティブ・インダストリーズの北米営業・事業開発担当取締役に就任した。アディティブ・インダストリーズの発表によると、エメット氏は北米営業チームの構築や、航空宇宙、防衛、ハイテク、エネルギーなどの産業セクターにおける新事業開発を担当する。 エメット氏はGEアディティブのほか、イギリスの防衛産業大手のBAEシステムズや化学メーカーのレニショーなどで25年以上の事業開発の経験を持つアディティブ・マニュファクチャリング業界のベテラン。 エメット氏の北米営業・事業開発担当取締役就任について、アディティブ・インダストリーズのマーク・マッセイCOOは、「デーブのアメリカチーム加入を誇りに思います。アディティブ・マニュファクチャリング業界における彼の優れた経験とユニークなスキル、そしてアプリケーションに関する知識は、業界においてナンバーワンになるという我々の目標を必ず実現してくれるでしょう」とコメントしている。 アディティブ・インダストリーズは2012年設立、オランダ・アイントホーフェンに拠点を置くメタル3Dプリンターメーカー。オランダのほかにアメリカ、イギリス、シンガポールに営業拠点を持ち、航空宇宙や自動車などのユーザーに製品を提供している。
掲載日:2021年8月12日:デスクトップメタルがExOneを買収
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、ドイツの3DプリンターメーカーのExOneを買収する。発表によると、デスクトップメタルはExOneの発行済み株式のすべてを買収する。ExOneの株主は、1株あたり8ドル50セントの現金と17ドル分のデスクトップメタルの株式を受け取る。買収費用の総額は5億7500万ドル(約632億5000万円)となる。 デスクトップメタルは、今年2021年1月に別のSLA3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを3億ドル(約330億円)で買収している。今回の買収は、それに次ぐ大型買収案件となる。 ExOneの買収について、デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「ExOneをデスクトップメタルファミリーに迎え入れ、業界をリードするアディティブ・マニュファクチャリング・ポートフォリオを構成出来ることに興奮しています。この買収により、顧客により多くの選択肢を与え、成長を加速するための技術的レバレッジが獲得できます。アディティブ・マニュファクチャリング2.0を実現するための大きなステップです」とコメントしている。 デスクトップメタルはニューヨーク証券取引所に、ExOneはNASDAQに、それぞれ株式を上場している。
掲載日:2021年8月11日:サンディエゴの3Dプリント住宅がエアビーアンドビーに登録
サンディエゴの3Dプリント住宅がエアビーアンドビーに登録され、話題になっている。サンディエゴのダニエルさんが所有する3Dプリント住宅は広さ65平方メートルの1ベッドルーム1バスルームの平屋建て住宅。最大4人まで宿泊可能で、利用料金は1泊240ドル(約25,347円)となっている。ミニキッチンには小型冷蔵庫とディシュウォッシャーも付いていて、自炊も可能だとしている。 エアビーアンドビーのウェブサイトには、これまでに利用した人からのレビューが複数寄せられている。特に3Dプリント住宅が「クール」で「モダン」だとし、そのデザインを評価するコメントが多数見られる。 エアビーアンドビーには先日、カナダの3Dプリント住宅が世界で初めて登録され、話題になっていた。今回登録された3Dプリント住宅は、エアビーアンドビーに登録されたアメリカ初の3Dプリント住宅になったと見られる。 アメリカでは現在、都市部を中心に住宅不足が社会問題になりつつある。住宅不足の解消を目指し、各地で3Dプリント住宅の建設が進められている。アメリカでは、これまでにカリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、フロリダ州、バージニア州などで3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2021年8月10日:スリーディーシステムズが2021年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、アメリカ現地時間の2021年8月9日に2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億6260万ドル(約178億8600万円)で、前年同期の1億1280万ドル(約124億800万円)から44.1%増加した。経常収支は960万ドル(約10億5600万円)の赤字で、前年同期の3390万ドル(約37億2900万円)の赤字から改善した。非GAAPベースの経常収支は1420万ドル(約15億6200万円)の黒字だった。 決算についてスリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「昨年の第二四半期はCOVID-19への対応に追われ、はっきりと状況を掴められない状態でした。厳しい環境を脱却するために四つの改革プランを立ち上げ、実行しました。すなわち、ヘルスケアとインダストリアル・ビジネスユニットの再編、業務効率の改善、ノンコアアセットの処理、未来への投資です。極めてチャレンジングな12カ月を通じ、それらを着実に実行してきました。世界経済も回復し始め、アディティブ・マニュファクチャリングの世界も活況を取り戻しつつあります。我々は、これからもアディティブ・マニュファクチャリングの世界のリーダーであることを目指します」とコメントしている。 2021年度第二四半期決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているスリーディーシステムズの株は、前日終値から2.49%値上がりして取引を終えた。
掲載日:2021年8月9日:スリーディーシステムズの株が1年で4.49倍に値上がり
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズの株が、1年で4.49倍に値上がりし、投資関係者の注目を集めている。 ニューヨーク証券取引所でDDDのティッカーシンボルで取引されているスリーディーシステムズの株は、1年前の2020年8月11日には1株6.15ドルで取引されていた。しかし今年に入ってから突如値を上げ始め、2021年2月9日には55.35ドルの高値を付けた。その後株価は乱高下し、アメリカ現地時間の2021年8月6日には27.66ドルで取引されている。 スリーディーシステムズは、先日医療シミュレーション事業のシムバイオニックスをスウェーデンのメディカルスタートアップ企業へ売却するなど、ノンコアビジネスの整理を進めていた。ある市場関係者は、スリーディーシステムズがコアビジネスである3Dプリンター事業に集中特化することを投資家がポジティブに評価していると見ている。 スリーディーシステムズは、現地時間の2021年8月9日月曜日に2021年度第二四半期決算の発表を予定している。2021年度第二四半期決算の結果によっては、スリーディーシステムズの株がさらに値上がりする可能性があると見られている。
掲載日:2021年8月8日:ローカルモーターズがオールウェイズAIとパートナーシップ契約を締結
アメリカの自動車製造スタートアップ企業のローカルモーターズが、コンピュータービジョン・プラットフォーム開発のオールウェイズAIとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、オールウェイズAIはローカルモーターズの電気無人運転バスOlli2.0用のコンピュータービジョン・プラットフォームを開発する。 ローカルモーターズによると、オールウェイズAIのコンピュータービジョン・プラットフォームを利用することで、Olli2.0の社内空間を拡げ、操作性と安全性をさらに高めることが可能になるとしている。 ローカルモーターズのヴィクラント・アガーワル社長は、「オールウェイズAIとのパートナーシップは、Olliに最高のテクノロジーを搭載するというローカルモーターズの戦略の象徴的な例です」とコメントし、ローカルモーターズのオープンイノベーション戦略に言及している。 ローカルモーターズの「Olli」は、これまでにカリフォルニア州サクラメント、ニューヨーク州バッファロー、ジョージア州ピーチツリーコーナーズなどのアメリカの各都市に加え、ドイツ、イタリア、サウジアラビア、オーストラリアなどの各都市でも採用されている。 なお、Olliは、車体を含めた多くの部品を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2021年8月7日:ストラタシスが2021年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億4700万ドル(約161億7000万円)で、前年同期比で25%増加した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響を受けた去年の業績から持ち直した結果となった。 2021年度第二四半期決算について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「前年同期比で25%の成長というこの強固な結果は、全世界のすべてのエリアとすべてのビジネスラインの売上増加の結果です。マニュファクチャリングへのフォーカスがビジネスチャンスを拡げ、ソフトウェアビジネスにおけるエコシステム・パートナーシップによるマネタイズを増やしました。また、医療と歯科医療のビジネスも拡大しました。ヘルスケアの領域でのプレゼンスを拡げるという我々の戦略が成功していることを示しています」とコメントし、業績拡大の背景を説明している。 ツァイフCEOは、3Dプリンティングにおけるプロトタイピングからマスプロダクションへの移行は現在も続いており、今後も技術、ソフトウェア、素材への投資を続けるとしている。 2021年度第二四半期決算の発表を受け、NASDAQで取引されている同社の株は、前日の終値から約10%値上がりして取引を終えた。
掲載日:2021年8月6日:3Dプリント自転車が東京オリンピックの競技で破損
3Dプリンターで製造された競技用自転車が、現在開催中の東京オリンピックの競技で破損し、関係者の注目を集めている。 破損したのはオーストラリアのアレックス・ポーター選手が乗っていた競技用自転車。オーストラリアのカスタム自転車メーカーのバスティオンが製造した。バスティオンは、2015年に自動車業界出身の工業エンジニアらが設立した自転車メーカー。レニショーのチタン3Dプリンターを使い、選手一人ひとりの大きさや特性に合わせた競技用自転車を製造している。 なお、ポーター選手の自転車のデザインは、バスティオンではなく、カナダのアーゴン18が行ったという。 事故は8月2日に行われた自転車競技パシュートにて発生した。ポーター選手がトラックを時速65キロメートルで走行中、マディソン・ハンドルバーと呼ばれるハンドルの部分が突如脱落した。ポーター選手は転倒したもののケガなどはしなかった。 バスティオンは公式発表の中で、「我が社のチームは現在、オーストラリア・オリンピックチームと共同で、ハンドルバーが欠落した事故について調査しています。我々の第一の関心事はアレックス・ポーターとチーム全員の安全です。いずれにせよ、オーストラリア自転車チームの協力を得ながら原因解明を進めて行きます」とコメントしている。
掲載日:2021年8月5日:カリフォルニアのデザインスタジオがスマートポッドオフィスを3Dプリンターで製造
カリフォルニアのデザインスタジオのダニゼンが、スマートポッドオフィスを3Dプリンターで製造して話題になっている。ダニゼンが開発したのは広さ90平方フィート(約8.36平方メートル)の小型スマートポッド。簡単なオフィス家具がついていて、Wi-Fi機能も搭載している。ダニゼンによると、森の中を含むどんな環境にも設置できるとしている。 ダニゼンは、スマートポッドオフィスを開発した理由として、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、多くのオフィスワーカーが在宅ワークなどを強いられていることを挙げている。在宅ワークをしている人の多くは、機密性の確保やインターネット接続などで課題を抱えており、スマートポッドオフィスを提供することでそうした課題を解決できると考えたという。 ダニゼンの開発担当者は、「弊社のスマートポッドオフィスは、一般的な建物としてではなく、コンスーマープロダクトとしてデザインされました。製造には3Dプリンティング、ロボティクス、インテグレーテッド・コネクティビティなどのテクノロジーが利用されました。スマートポッドオフィスの設置には建設許可などは必要なく、移動も簡単にできます」とコメントしている。 スマートポッドオフィスの値段は非公開で、購入希望者は直接見積りをリクエストしてほしいとしている。
掲載日:2021年8月4日:英シルバーストーンビジネスパークにデジタルマニュファクチャリングセンターがオープン
イギリスの集合工業施設シルバーストーンビジネスパークに、デジタルマニュファクチャリングセンターがオープンした。広さ2000平方メートルのセンターには各種の3Dプリンターなどが設置され、防衛、宇宙航空、自動車などの産業ユーザーにアディティブ・マニュファクチャリングサービスを提供する。特にエンドソルーションとして、メタル、ポリマー、シリコンの3Dプリンティングサービスを提供するほか、マシニング、フィニッシィング、検査サービスなども提供する。 デジタルマニュファクチャリングセンターのキーロン・サルターCEOは、「センターでは、最もイノベーティブなプロセスと機械を提供するだけではありません。コネクティビティにフォーカスし、マシンラーニングやAIなどをプロセスチェーンに組み込み、インダストリー4.0を実現させます。モノづくりをさらに効率化し、イギリスの製造業とサプライチェーンを『レベルアップ』してゆきます」とコメントしている。 シルバーストーンビジネスパークは、英ノーザンプトンシャー・シルバーストーンに開設された集合工業施設。工場、オフィススペース、各種の研究施設などが利用出来る。イギリスの企業に加え、ポルシェやフォードといった外国企業も利用している。
掲載日:2021年8月3日:プロトラブズが2021年度第二四半期決算を発表
アメリカの試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、2021年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上高は1億2300万ドル(約135億3000万円)で、前年同期の1億700万ドル(約117億7000万円から15%増加した。 部門別売上高では、CNCマシニング部門の売上高が4200万ドル(約46億2000万円)で、前年同期比で45%増加した。3Dプリンティング部門の売上高は1800万ドル(約19億8000万円)で、前年同期比で29%増加した。 2021年度第二四半期決算について、プロトラブズの社長兼CEOのロブ・ボードー氏は、「2021年度第二四半期においては、ユーザーからの強力な需要を感じることができ、人材不足に直面するアメリカ経済において、記録的な売上をあげることができました。プロトラブズの従業員の働きぶりに感謝し、より優れた業績を目指します」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。プロトラブズはニューヨーク証券取引所に上場している。
掲載日:2021年8月2日:プロッドウェイズが2021年度第二四半期決算を発表
フランスの3Dプリンターメーカーのプロッドウェイズが、2021年度第二四半期決算を発表した。発表によると、同期間中の売上高は1700万ユーロ(約21億2500万円)で、前年同期比で54%の増加となった。システム部門の売上高が前年同期比で60%のプラスとなり、全体を引き上げた。3Dプリンターの売上も前年同期の倍となった。 システム部門では、3Dプリンティングソフトウェア、3Dプリンター用素材、サービスの、すべての売上がパンデミック前の水準を上回った。特に医療セクターでの売上が増加し、大手歯科医療企業ストラウマン・グループの売上増加などが影響した。 プロッドウェイズは、2021年度通年の売上高も対前年比で60%のプラスになると見込んでいる。 プロッドウェイズは、2018年7月にアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスからハイプレシジョン・ワックス3Dプリンタ-メーカーのソリッドスケープを買収し、産業セクターでの顧客基盤を拡大していた。 プロッドウェイズは2013年設立。独自開発したムービングDLP技術を使ったSLA方式のハイエンド3Dプリンタ-を製造している。
掲載日:2021年8月1日:スリーディーシステムズが医療シミュレーションソフトウェア部門を売却
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、医療シミュレーションソフトウェア部門のシムバイオニックスを売却した。売却先はスウェーデンのVRトレーニング企業のサージカル・サイエンス・スウェーデンで、売却金額は3億500万ドル(約335億5000万円)。シムバイオニックスのスタッフは全員サージカル・サイエンス・スウェーデンへ移籍する。 シムバイオニックスの売却により、昨年始まったスリーディーシステムズの一連のリストラクチャリング計画は「完了」する運びとなった。ノンコアビジネスの売却により、3Dプリンティングへ完全フォーカスできるとしている。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「過去数カ月において、アディティブ・マニュファクチャリング関連事業ではないノンコアビジネスの売却を進めてきました。シムバイオニックスはその最後ですが、(チームを率いている)ラン・ブロンスタインのリーダーシップにより、医療シミュレーション、トレーニング、ロボット手術の市場でのポジションをさらに固めてゆくことを確信しています」とコメントしている。 昨年2020年5月のグレイブスCEO就任以来、スリーディーシステムズは買収してきたノンコアビジネスの売却を進めている。これまでにシマトロン3Dプリンティングソフトウェアをベンチャーキャピタルのバッテリー・ベンチャーズに6500万ドル(約71億5000万円)で売却したほか、オンデマンド・マニュファクチャリング部門をプライベートエクイティファームのトリランティック・ノースアメリカに8200万ドル(約90億2000万円)で売却している。
掲載日:2021年7月31日:ビッグレップがフィラメント・ドライキャビネットの販売を開始
ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップが、フィラメント・ドライキャビネットの販売を開始した。「ビッグレップ・シールド」と名付けられたドライキャビネットは、ABSやPLAなどのポリマー系フィラメントやナイロンフィラメントなどを最大60㎏まで保管できる。ドライキャビネットに保管されたフィラメントは、3Dプリンティングに最適な湿度が保たれるとしている。 ビッグレップのマネージングディレクターのスヴェン・テート氏は、「自らがコントロール出来ない自然環境は、フィラメントのプリント品質に大きな影響を与えます。我々は、我々のお客様の3Dプリンティングを、常に最高の状態にしていただきたいと考えています。それゆえ、素材を管理するための具体的なソルーションを提供することにしたのです。ビッグレップ・シールドをお使いいただくことで、3Dプリンターの寿命を伸ばし、ダウンタイムを防ぐことで時間とお金をセーブできます。ビッグレップ・シールドは、ワークフローのトラブルを防ぐための必須のデバイスです」とコメントしている。 ポリマー系素材を3Dプリンターで使用する際、素材をある程度ドライな状態にすることでプリント品質を高めることが可能とされる。また、ナイロン系の素材についても、一定の湿度管理が求められている。 ビッグレップは2014年設立。造形サイズ1立方メートルの「ビッグレップ・スタジオG2」などの大型3Dプリンターを製造している。同社の3Dプリンターは、航空宇宙、自動車、広告などの産業ユーザーに利用されている。
掲載日:2021年7月30日:リディファイン・ミートが5種類の代替肉製品の販売開始
イスラエルのスタートアップ企業のリディファイン・ミートが、5種類の代替肉製品の販売を開始した。新たにリリースされたのは「リディファイン・バーガー」「リディファイン・ケバブ」「リディファイン・シガーズ」「リディファイン・ソーセージ」「リディファイン・ミート」の5種類。いずれも製造過程で3Dプリンターが使用されている。 製品の販売開始について、リディファイン・ミートのベン・シトリットCEOは、「製品ポートフォリオをリリースできたことは、世界最大の食肉メーカーになるという我々のミッションを実現するためのビッグステップです。いずれの製品も、食肉に関する我々の細胞レベルの理解と知識が反映されています。実際に食べていただければ、本物の肉と味や食感がほとんど変わらないことをおわかりいただけるでしょう」とコメントしている。 リディファイン・ミートは2018年設立。イスラエルのテルアビブに拠点を置き、3Dプリンターで代替肉を製造している。同社の代替肉は競合製品よりも味がよく、同社が実施した消費者テストでは被験者の90%が同社の代替肉を「美味しい」と評価している。 リデファイン・ミートでは、年内にイスラエル国内での流通を開始し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの順で市場を開拓してゆくとしている。
掲載日:2021年7月29日:ドイツ初の3Dプリント住宅が完成
ドイツ初の3Dプリント住宅が完成し、現地で話題になっている。デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルのパートナーPERIがドイツのベッカムに建設した3Dプリント住宅は、広さ160平方メートルの二階建て住宅。COBODインターナショナルの建設3Dプリンターで建設された。完成記念式典にはドイツ連邦建設国土庁のイナ・シャレンバッハ大臣も参加し、ドイツ史上初のイベントを祝福した。 シャレンバッハ大臣は、「ドイツ初の3Dプリント住宅が完成したことで、ドイツの建設業界にポジティブなプレッシャーが生じました。新しいテクノロジーを使って建設イノベーションと新しいスタイルをもったモダンアーキテクチャーの可能性を生み出します。建設3Dプリンティングの経験を積み重ね、この技術を広く普及させる必要があります。なぜなら、この技術は建設コストを引き下げ、家賃などのコストも引き下げるからです」とコメントしている。 PERIのトーマス・インバッヒャー・マーケティング担当ディレクターは、「COBODインターナショナルとの協働により、建設3Dプリンティング・テクノロジーを市場に提供できることが証明されました。このベッカムのプロジェクトは、業界における多くのことに関する大きなマイルストーンです。このプロジェクトは。永遠に歴史に刻まれるでしょう」とコメントしている。 PERIは2018年にCOBODインターナショナルの株の大部分を取得し、筆頭株主となっている。同社はアメリカ・アリゾナ州にも3Dプリント住宅を建設している。
掲載日:2021年7月28日:ビヨンド・ミートが米フライドチキンの日にビヨンド・チキンのナゲットを無料提供
アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、米フライドチキンの日にビヨンド・チキンのナゲットを無料提供して話題になっている。アメリカでは、毎年7月27日がフライドチキンの日とされているが、ビヨンド・ミートは、フードデリバリー大手のドアダッシュと共同で、15ドル以上の注文をした人全員にビヨンドチキンのナゲットを無料提供した。 ビヨンド・ミートの担当者は、「我々のミッションは、美味しくて体に良いプラントベースドのオプションへのアクセスをすべての人に提供することです。ビヨンド・チキンの供給が始まり、アメリカ各地から非常に高い評価をいただいています。(今回の無料提供キャンペーンは)我々の最新のイノベーションを、より多くの人に知っていただきたいからです。特に、ジェネレーションZとミレニアル世代という、我々のコアユーザーにもっとアプローチし、訴求したいと考えています」とコメントしている。 ビヨンド・ミートは、代替鶏肉ビヨンド・チキンの供給を今月初めから開始している。ビヨンド・チキンは、全米各地のスーパーマーケットや、レストランなどで使用・販売されている。ビヨンド・チキンを使って作られたオレンジチキンを食べたロサンゼルス現地メディアレポーターは、ビヨンド・チキンを「普通の鶏肉とどこが違うのかまったくわからない」と高く評価している。 ビヨンド・ミートは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2021年7月27日:ファブリック8ラブズがシリーズA投資で1930万ドルの資金調達に成功
カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・スタートアップ企業のファブリック8ラブズが、シリーズA投資で1930万ドル(約21億2300万円)の資金調達に成功した。出資したのはインテル・キャピタル、ラム・キャピタル、TDKベンチャーズ、SEベンチャーズ、スタンリー・キャピタルなどのベンチャーキャピタルと個人投資家。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 ファブリック8ラブズは、ハイレゾルーション・メタルアディティブ・マニュファクチャリングに特化したスタートアップ企業。同社が開発中のメタル3Dプリンターは、従来のメタル3Dプリンターよりも細密で複雑な形状の造形が可能で、半導体パッケージング、エレクトロニクス、医療、サーマルマネジメント、RFコンポーネントなどの領域で広く活用できるとしている。 インテル・キャピタルのマネージングディレクターのジェニファー・アード氏は、「複数のメタル素材を使って微細なメタルアディティブ・マニュファクチャリングが出来ることは非常に画期的です。ファブリック8ラブズのテクノロジーは、未来のエレクトロニクス・アプリケーションの開発において極めてユニークなオプションを提供してくれるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2021年7月26日:エッセンシアムがコライダーを買収
アメリカの3Dプリンティングサービスビューロー大手のエッセンシアムが、DLP3Dプリンティングサービスビューローのコライダーを買収する。発表によると、両者は買収関心表明書に署名し、買収に向けた手続きを開始したという。買収金額などの詳細については明らかにされていない。 コライダーはDLP(Digital Light Processing)プリンティングに特化した3Dプリンティングサービスビューローで、各種の産業ユーザーに対してツーリングやプロトタイピングなどのサービスを提供している。 エッセンシアムのグローバル・チーフ・テクノロジー・オフィサーのジェフリー・ルメッタ氏は、「コライダーは実に多くのものを持っています。特にハイバリューのモノづくりにおいては突出した存在です。コライダーをチームに向かえ入れることで、特にローボリューム・マニュファクチャリングにおけるツーリングサービスを強化できます。また、より複雑な形状のパーツづくりも出来るようになるでしょう」とコメントしている。 エッセンシアムは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。主に産業ユーザーに対して各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2021年7月25日:スペースXがアディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの募集を開始
イーロン・マスク氏率いるアメリカのロケットメーカーのスペースXが、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの募集を開始した。発表された募集要項によると、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーは、同社のエンジニアリング開発部門とオペレーションチームを総括し、ハードウェアプロダクション全体の責任を負うとしている。 スペースXは現在ロケットの製造能力を拡大しており、アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーにはデザイン簡素化にフォーカスし、サブアセンブリの統合と、製造能力のさらなる効率化を実現してもらいたいとしている。また、スペースXの幹部社員とチームメンバーに対するアディティブ・マニュファクチャリング技術のテクニカルガイダンスとメンタリングの提供も求めるとしている。 アディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーの給与やフリンジベネフィットなどの詳細については明らかにされていない。応募は人材エージェント会社を通じて行うものと見られる。 スペースXは、ロケット本体とロケットエンジンの主要パーツの多くを3Dプリンターで製造していることで知られている。3Dプリンターを活用することで、ロケット製造にかかるリードタイムとコストを大幅に削減できるとしている。
掲載日:2021年7月24日:インポシブル・フーズが代替鶏肉のチキンナゲットの供給を開始
アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズが、代替鶏肉のチキンナゲットの供給を開始する。アメリカ農務省が策定した子供栄養プログラムに基づき、今年秋からアメリカ国内の小中学校の給食に提供する。 インポシブル・フーズの代替鶏肉は大豆とヒマワリ油を主原料に作られ、味と食感が本物の鶏肉に極めて近いという。 インポシブル・フーズのパット・ブラウンCEOは、「我々のミッションは2035年までに食物としての家畜を代替肉で完全にリプレースすることです。我々は極めて真剣であり、それが可能であると信じています。それが実現する時は、既存の食肉生産業者にとってゲームオーバーになるでしょう」とコメントしている。 代替鶏肉では、インポシブル・フーズのライバル企業のビヨンド・ミートが、ビヨンド・チキンの販売を先行して開始している。ビヨン・ドチキンは全米のスーパーマーケットで販売されているほか、パンダエクスプレスなどのレストランチェーンでも提供されている。 アメリカでは現在、代替牛肉や代替鶏肉などの市場が急激に拡大している。代替肉メーカーの多くは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2021年7月23日:エピックゲームズがスケッチファブを買収
大手ゲームメーカーのエピックゲームズが、3Dコンテンツ共有プラットフォームのスケッチファブを買収した。買収金額など詳細については明らかにされていない。買収後、スケッチファブはスケッチファブのブランドで事業を継続する。 スケッチファブは2011年設立。パリとニューヨークに拠点を置き、ユーザーが3Dプリンター用3Dモデルを共有・販売できるプラットフォームを運営している。スケッチファブは2013年のニューヨーク市スタートアップ・アクセラレータープログラムに採用されている。 エピックゲームズは、「フォートナイト」「Unreal Engine」などで知られるアメリカのゲームメーカー。「Unreal Engine」は、2014年にギネスブックに「最も成功したビデオゲームエンジン」に認定された。エピックゲームズは、チェアーエンターテインメント、メディアトニックなどのゲーム制作会社や、クラウドベースのソフトウェアメーカーのクラウドジンを傘下に収めている。 「フォートナイト」は、エピックゲームズが2017年にリリースしたオンラインゲーム。史上最も成功したサードパーティーシューティングゲームとされ、多くのゲーム愛好家の支持を集めている。ある業界関係者は、エピックゲームズはフォートナイトのコンテンツをスケッチファブで販売する可能性を指摘している。
掲載日:2021年7月22日:プロトテック・ホールディングスがミッドウェスト・プロトタイピングを買収
アメリカの大手アディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローのプロトテック・ホールディングスが、同業者のミッドウェスト・プロトタイピングを買収した。両者の合併により、アメリカ最大クラスのアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローが誕生した。 プロトテックは、シートメタルファブリケーションなどのローボリューム・マニュファクチャリングを得意とするサービスビューロー。一方のミッドウェスト・プロトタイピングは、社名の通りプロトタイピングを得意としている。合併後の新会社は、プロトタイピングからマニュファクチャリングまでワンストップで提供することが可能になる。 プロトテックのウィリアム・グレスCEOは、「ミッドウェスト・プロトタイピングのチームは、我々のサービスラインアップをさらに拡充してくれます。プロトタイピングからローボリューム・マニュファクチャリングまで、お客様のニーズに幅広く対応できます。両チームが一丸となってハイエンドのデジタルマニュファクチャリング・ソルーションを提供してゆきます」とコメントしている。 買収後のCEOにはプロトテックのグレスCEOが引き続き就任する。ミッドウェスト・プロトタイピングの創業者で社長のスティーブ・グルンダール氏は、アディティブ・マニュファクチャリング担当副社長に就任する。
掲載日:2021年7月21日:ブルーオリジンが世界で二番目の民間宇宙旅行に成功
Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が設立したロケット製造・宇宙旅行企業のブルーオリジンが、世界で二番目の民間宇宙旅行に成功した。先日世界初の民間宇宙旅行を成功させたリチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・ギャラクティックに続く快挙となった。 ブルーオリジンの宇宙旅行に参加したのは、ジェフ・ベゾス氏と弟のマーク・ベゾス氏、オランダの18歳の高校生のオリバー・デイメン君、元女性宇宙飛行士訓練生で82歳のウォーリー・ファンクさん。今回の宇宙旅行の成功により、オリバー君は史上最年少の宇宙旅行経験者に、ファンクさんは史上最年長の宇宙旅行経験者となった。 打ち上げにはブルーオリジンが開発した再利用型ロケット「ニュー・シェパード」が使われた。「ニュー・シェパード」は、本体やエンジンの一部を3Dプリンターで製造していることで知られる 。 打ち上げから約4分後にロケットが分離され、高度100キロメートルの宇宙空間へ到達。約4分間の無重力状態を楽しんだ後自由落下を開始し、打ち上げから約11分後に地上へ帰還した。 ブルーオリジンは、年内にさらに2回程度の宇宙旅行を計画している。
掲載日:2021年7月20日:ファスト・レイディアスがSPACと合併、NASDAQへ上場
アメリカのクラウド・マニュファクチャリング・プラットフォーム企業のファスト・レイディアスが、SPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイロンメンタル・グロース・オポチュニティーと合併、NASDAQへ上場する。合併後の新会社の社名はファスト・レイディアスとなる。 ECPエンバイロンメンタル・グロース・オポチュニティーとの合併について、ファスト・レイディアスの共同創業者でCEOのルー・ラッシー氏は、「我々は、デジタル時代における新たなクラウド・マニュファクチャリング・プラットフォームを構築し、企業のデザインとモノづくりを支援しています。プラットフォームが拡張する中、クラウドコンピューティングがデジタルの世界を一変させたように、クラウド・マニュファクチャリングは、モノづくりの世界を一変させる可能性があります。また、スピード、フレキシビリティ、コスト、インダストリー4.0へのアクセスなどを提供するのに加え、グローバルサプライチェーンをよりサステナブルなものにします」とコメントしている。 ファスト・レイディアスは2017年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置き、3Dプリンティング、CNCマシニングなどのマニュファクチャリング・サービスを提供している。ジョージア州アトランタ、ケンタッキー州ルイスビルの拠点に加え、シンガポールにも製造拠点を有している。
掲載日:2021年7月19日:ファソム・デジタル・マニュファクチャリングがSPACと合併で合意、上場へ
アメリカの大手マニュファクチャリング・サービスビューローのファソム・デジタル・マニュファクチャリングが、SPAC(特別買収目的会社)のHPSインベストメント・パートナーズとの合併で合意し、ニューヨーク証券取引所に上場することとなった。 ファソム・デジタル・マニュファクチャリングは現在、シカゴを拠点とするプライベートエクイティファームのコア・インダストリアル・パートナーズが筆頭株主となっている。コア・インダストリアル・パートナーズは、北米エリアの製造業、産業技術、サービスビジネスに特化して投資をしている。 ファソム・デジタル・マニュファクチャリングは、ウィスコンシン州ハートランドに拠点を置くアメリカ最大クラスのマニュファクチャリング・サービスビューロー。35年以上の社歴を持ち、各産業セクターのユーザーにプロトタイピング、アディティブ・マニュファクチャリング、CNCマシニング、射出成型マニュファクチャリングなどのサービスを提供している。 合併後の新会社のマネジメントは、ファソム・デジタル・マニュファクチャリングのマネージャーが引き続き行う。新会社のCEOにはファソム・デジタル・マニュファクチャリングのライアン・マーチン氏が就任する。合併後の新会社の社名はファソム・デジタル・マニュファクチャリングになる。
掲載日:2021年7月18日:パンダエクスプレスがビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの販売を開始
アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスが、代替鶏肉ビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの販売を開始した。オレンジチキンは、鶏肉の唐揚げをオレンジソースでからめた中華料理で、アメリカ人が好きな中華料理のひとつ。パンダエクスプレスは、お客の要望によりビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンを開発したという。 パンダエクスプレスの食材イノベーション担当エグゼクティブディレクターのジミー・ワン氏は、「近年、我々のカスタマーベースは大きく変わりつつあります。フレキシタリアン(肉を食べるが、できるだけ肉食を避けて菜食を志向する人)と呼ばれるお客様が増えています。「菜食志向」の傾向がより顕著になってきています」とコメントし、ビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの提供開始の背景を説明している。 ワン氏によると、ビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンの評判は上々で、パンダエクスプレスが販売するオレンジチキン全体の三分の一に達する可能性があるとしている。 ビヨンド・チキンを使ったオレンジチキンを試食した現地メディアのレポーターは、食感や味が通常の鶏肉に極めて近いとコメントしている。 ビヨンド・チキンの開発元のビヨンド・ミートは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2021年7月17日:ビヨンド・ミートが代替鶏肉「ビヨンド・チキン」の販売を開始
代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、代替鶏肉「ビヨンド・チキン」の販売を開始した。ビヨンド・チキンはプラントベースド(植物由来)の代替肉で、見た目も食感も通常の鶏肉のように加工されている。ビヨンド・チキンは、アメリカ各地のレストランなどで供給が開始される。 アメリカでは現在、新型コロナウイルスのパンデミックの影響などにより、鶏肉の需要が拡大している。旺盛な需要を受け、鶏肉の価格が大幅に値上がりしている。ビヨンド・チキンの販売開始により、鶏肉の価格高騰にキャップがかけられると関係者は期待している。 ビヨンド・ミートによると、ビヨンド・チキンはファバ豆とインゲン豆を主原料に製造されていて、通常の鶏肉よりも脂肪分が40%少なく、一食当たり14グラムの植物性たんぱく質を含んでいるという。また、遺伝子組み換え食品、アンチバイオティクス、ホルモン、コルステロールのいずれも含んでいない。 ビヨンド・ミートのチーフ・テクノロジー・オフィサーのダリウシュ・アジャミ氏は、「ビヨンド・チキンの販売により、鶏肉市場に革命を起こします。ビヨンド・チキンは味が良く、栄養価も高い。想定外の食の体験を提供します」とコメントしている。 ビヨンド・ミートは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2021年7月16日:マークフォージドの株がニューヨーク証券取引所で取引開始
現地時間の2021年7月15日木曜日、3Dプリンターメーカーのマークフォージドの株がニューヨーク証券取引所で取引開始された。取引開始直後に8.89ドルまで値上がりしたものの、その後やや値を下げて7.60ドルで初日の取引を終えた。 マークフォージドは、今年2月にSPAC(特別買収目的会社)のOneとの合併を発表し、合併に向けた手続きが進められていた。合併後の新会社の社長兼CEOには、旧マークフォージドのシャイ・テレム氏が引き続き就任する。また、One創業者のケビン・ハーツ氏が、新たに新会社の取締役に就任する。 マークフォージドは、上場前から大型のユニコーン企業として知られ、バロン・キャピタルグループなどのベンチャーキャピタルに加え、マイクロソフト傘下のM12ベンチャーファンド、ポルシェ・オートモービルホールディングスなどから多額の出資を受けていた。 マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。同社の3Dプリンターは、これまでにGoogle、テスラ、Amazon、アメリカ空軍、NASAなどに採用されている。
掲載日:2021年7月15日:BCN3Dがオンラインラーニングセンター「BCN3Dアカデミー」を開設
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dが、オンラインラーニングセンター「BCN3Dアカデミー」を開設した。四つのパートで構成されるコースは英語とスペイン語で提供され、3Dプリンターの構造や使い方、スライシングソフトウェア、3Dモデリング、3Dプリンター用素材などについて学べるという。 BCN3Dアカデミーの担当者は、「コースの修了者にはBCN3Dから修了証が発行されます。コースに参加することで、社内で必要な3Dプリンティング技術の知識とスキルを身に着けていただけます」とコメントしている。 コースに参加するにはBCN3Dアカデミーのウェブサイトでの登録が必要。登録に際してはBCN3Dの製品購入の有無は問われないものの、コースのプログラムはBCN3Dの製品をベースに構成されている。 3Dプリンターメーカーがユーザー向けに3Dプリンティングの講座を開設するのは珍しい。3Dプリンターユーザーの多くは、独学で3DCADやスライシングソフトウェアなどの使い方を学んでおり、スキルの習熟度にばらつきがあるとされている。3Dプリンターメーカーがに3Dプリンティングの講座を提供することで、3Dプリンターユーザーのスキルレベルが底上げできると期待される。 BCN3Dは、これまでに全世界の販売パートナーを通じて5000台以上の3Dプリンターを販売してきた。同社の顧客にはBMW、サムスン、ルイヴィトン、日産スペイン、NASA、HTC、ALBAシンクロトロンといった企業が含まれている。
掲載日:2021年7月14日:アレフ・ファームズがシリーズB投資で1億500万ドルの資金調達に成功
イスラエルのフードテック・スタートアップ企業のアレフ・ファームズが、シリーズB投資で1億500万ドル(約115億5000万円)の資金調達に成功した。出資したのはプライベートエクイティファンドのLキャタートン、UAEのベンチャーキャピタルのディスラプトAD、スカイビューズ・ライフサイエンス社など。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。アレフ・ファームズは、調達した資金を製品ラインと技術プラットフォームの拡大に投じるとしている。 アレフ・ファームズの共同創業者でCEOのディディアー・トウビア氏は、「我々のトップティアーのパートナーからの資金調達により、高品質の栄養をすべての人に提供するというビジョンにさらに近づくことができます。出資者は、新しい精肉のカテゴリーをつくるためのパートナーであり、グローバルフードシステムのサステナビリティを進化させるために必要な仲間です」とコメントしている。 アレフ・ファームズは、2017年にイスラエル工科大学の研究チームと、フードテック系インキュベーターのストラウス・グループが共同で設立したスタートアップ企業。ビヨンドミートやインポシブル・ミートなどの競合企業が製造している植物由来の人造肉ではなく、牛などの哺乳類の細胞をベースにした人造肉を製造している。 アレフ・ファームズは、2022年中にイスラエル国内とUAEの「精肉市場」へ参入したいとしている。
掲載日:2021年7月13日:デスクトップメタルがエアロシントを買収
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、ベルギーのマルチマテリアル3Dプリンターメーカーのエアロシントを買収した。買収金額など詳細については明らかにされていない。 エアロシントは2016年設立。複数の素材を同時にプリントできるセレクティブ・パウダーデポジションベースの3Dプリンターを開発している。ポリマー、メタル、セラミックスなど、多くの種類の素材を同時に利用できるため、3Dプリンティングの世界に革命をもたらすとされている。 エアロシントの買収について、デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「マルチマテリアル3Dプリンティングは、アディティブ・マニュファクチャリングの世界における次のフロンティアです。現在のアディティブ・マニュファクチャリングではパーツをプリントしていますが、未来のアディティブ・マニュファクチャリングではパーツではなく、複数の素材で構成された製品をプリントしているでしょう。エアロシントのコアテクノロジーは、アディティブ・マニュファクチャリングソルーションをさらに進化させることになるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2021年7月12日:レニショー創業者が保有株売却を断念か
レニショー創業者で同社会長のデービッド・マクマートリー氏と副会長のジョン・ディアー氏が、保有株の売却を断念したことが明らかになった。イギリス現地メディアの報道によると、両氏は保有するレニショーの発行済み株式の53%を売却する意向を示していたものの、現時点までに「複数の関心表明」が示されただけで、具体的なオファーは出されていないという。 両氏はこれまでに株式の売却を断念し、「レニショーに引き続きコミットし、現時点で明らかな将来において、保有するレニショーの株式を売却する意向がないことを明らかにします」とコメントしている。 レニショーに近い関係者によると、両氏が保有株の売却を表明した後、レニショーの時価総額は25億ポンド(約3480億円)から18億ポンド(約2610億円)へ低下したという。 レニショー株の売却について両氏は、「高齢者となった私たちは、今でも健康を維持しながら生活しています。しかし、今後若返るということはありません。私たちはいずれも80歳代であり、私たちが今後もレニショーの筆頭株主であることが会社にとって最善なのか考えるようになりました。取締役会とも相談した結果、私たちが保有するレニショー株をより相応しい株主へ売却することがベストな選択であるという結論に達しました」とコメントしていた。
掲載日:2021年7月11日:ヴァージン・ギャラクティックが人類史上初の民間宇宙旅行を実施
英ヴァージングループ傘下のヴァージン・ギャラクティックが、人類史上初の民間宇宙旅行を実施する。アメリカ現地時間の7月11日午前9時(日本時間11日午後10時)に打ち上げられる予定で、打上の映像はライブストリーミングで全世界へ配信される。 ヴァージングループ創設者のリチャード・ブランソン氏は、「16年以上に渡る研究と試行錯誤の末、ヴァージン・ギャラクティックは新たな宇宙産業の先駆者となることができました。我々は今、人類にとっての新たな宇宙時代の幕開けを迎えています。宇宙をすべての人にとって開かれたものにすることは、人類が持ち続けて来た夢であり、我々の驚くべきチームがそれを実現してくれました」とコメントしている。 打ち上げられる宇宙船ユナイティは6人乗りの小型宇宙船で、マザーシップに搭載されて大気中で発射される。マザーシップから離脱したのちは自力でマッハ3まで加速し、高度80キロメートルまで上昇する。上昇後自由落下しながら地上へ帰還する。 ユナイティにはリチャード・ブランソン氏とパイロット2名、ヴァージン・ギャラクティックの社員3名が搭乗する予定。 宇宙船ユナイティは、機体やエンジンの主要部品を大型3Dプリンターで製造されていることで知られている。
掲載日:2021年7月10日:OLOののバッカーがOLO創業者フィリッポ・モローニの釈明メールを公開
OLOののバッカーがOLO創業者フィリッポ・モローニの釈明メールを公開した。スマートフォンベースの3Dプリンター開発元OLO3Dは、先週キックスターターキャンペーンの中止を発表したが、中止の理由についてはキャンペーンのバッカーだけに公開されていた。釈明メールの概要は以下の通り。 「我々は新たな3Dプリンティングテクノロジーを五年前に開発し、チーム全員で製品化を目指してきました。幸いにも、全世界52カ国の人々から関心と経済的な援助をいただきました。我々はクレージーに働き、プロジェクトの実現に努力してきました。しかし、予期せぬ困難にぶつかり、不誠実なサプライヤーや身勝手なコンサルタントなどの影響もあり、他の多くの失敗したプロジェクトのように、いくつかの致命的なミスを犯してしまいました」 「私が犯した最大のミスは、アメリカで運用していたファンドの監理を、不適切な人物に任せてしまったことです。不透明な支出が認められ、我々は自らの資金を投じて対応しましたが、悪夢を回避して雇用を守ることができませんでした」 スマートフォンを光源に光造形プリンティングを行うというアイデアは世界中の3Dプリンターマニアを中心に支持され、全世界の16,180人のバッカーから2万3218ドル(約2億8839万円)もの資金を集めていた。しかし、当初の出荷予定日を過ぎても製品は出荷されず、その後数回出荷予定が発表されたが、現在に至るまで実現していない。
掲載日:2021年7月9日:ExOneがメタル3Dプリンティング・アダプションセンターを開設
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneが、ドイツ・ミュンヘン近郊の街ガーストホーフェンにメタル3Dプリンティング・アダプションセンターを開設した。270平方メートルのセンターにはExOneの最新シリーズ「X1 160Pro」が設置され、主に産業ユーザーを対象にした3Dプリンティングサービスが提供される。 ExOneのジョン・ハートナーCEOは、「センターの開設により、ヨーロッパ全土のユーザーがバインダージェット・メタル3Dプリンティングを活用することが可能になりました。ワールドクラスのエンジニアリングコンサルティングとサポートも利用可能です。バインダージェットメタル3Dプリンティングが提供する高速で低コスト、業界最先端の造形品質を、ぜひご享受下さい」とコメントしている。 「X1 160Pro」シリーズは造形サイズ造形サイズは400 x 250 x 250 mmの世界最大のバインダージェット・メタル3Dプリンター。航空宇宙や自動車などの産業セクターを中心に、主にヨーロッパやアメリカで導入が進んでいる。ユーザーにはNASA、アメリカ空軍、オークリッジ国立研究所、バージニア工科大学や各種の産業ユーザーに加え、シェイプウェイズ、スカルプティオ、Xeometryといったサービスビューローも含まれている。
掲載日:2021年7月8日:ウォーラーズ・アソシエイツがウォーラーズ・オーディオシリーズをリリース
アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツが、ウォーラーズ・オーディオシリーズをリリースする。 アディティブ・マニュファクチャリング関連オーディオシリーズとしては世界初とみられるシリーズの第一弾は、ウォーラーズ・アソシエーツ創業者兼社長のテリー・ウォーラーズ氏とディレクターのノア・モストウ氏による対談。ウォーラーズ・アソシエーツが26年前に発刊したウォーラーズ・レポート誕生の背景や、アディティブ・マニュファクチャリングの未来についてのトークセッションが公開される。 ウォーラーズ・オーディオシリーズは、YouTube、Appleポッドキャスト、Spotifyなどのプラットフォームで視聴できる。 ウォーラーズ・オーディオシリーズは、アディティブ・マニュファクチャリング業界における様々なトピックスを取り扱うとしている。3Dプリンターなどのハードウェアについてのトピックのほかに、3Dプリンター用素材についてのトピックなども取り上げられる。 ウォーラーズ・アソシエイツは、世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られ、業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を毎年発行している。
掲載日:2021年7月7日:OLO3Dに対する集団訴訟の動きが始動
昨日キックスターターキャンペーンの中止を発表したスマートフォンベースの小型DLP3Dプリンター「OLO」開発元OLO3Dに対する集団訴訟の動きが始まっている。。イタリア人デザイナーフィリッポ・モローニとピエトロ・ガブリエレが立ち上げたOLO3Dは、2016年1月に「OLO」のキックスターターキャンペーンを立ち上げ、全世界16,180人のバッカーから2万3218ドル(約2億8839万円)もの資金を集めていた。しかし、当初の出荷予定日を過ぎても製品は出荷されず、現在に至るまで実現していない。 FacebookのOLO3Dプリンターオーナーズグループには、フィリッポ・モローニとのメールのやり取りを紹介する投稿が公開されている。それによると、モローニはOLOの製造を完全にあきらめ、OLOの設計図や取扱いマニュアルなどをてすべてをオープンソース化して公開するという。一方で、ソフトウェアの開発が進んでなく、製品をいつ出荷できるか見通せないとしている。また、中国深センの倉庫にあるとされる「在庫」も、今後60日から90日で「一掃される」としている。 モローニは現在、香港に潜伏中とされるものの、正確な居場所は明らかにされていない。 Facebookグループに投稿された集団訴訟への参加を求めるコメントに対しては、参加の意思表示が多くされているものの、「訴訟を起こしたとしても、お金を取り返せる保証がない」「弁護士の仕事を増やすだけ」「これ以上関わっている時間がもったいない」といった悲観的なコメントも多く寄せられている。
掲載日:2021年7月6日:OLOのキックスターターキャンペーンが中止
スマートフォンベースの小型DLP3Dプリンター「OLO」のキックスターターキャンペーンが中止に追い込まれた。イタリア人デザイナーフィリッポ・モローニとピエトロ・ガブリエレが立ち上げたOLO3Dは、2016年1月に「OLO」のキックスターターキャンペーンを立ち上げ、1台99ドルで出資を求めていた。 スマートフォンを光源に光造形プリンティングを行うというアイデアは世界中の3Dプリンターマニアを中心に支持され、全世界の16,180人のバッカーから2万3218ドル(約2億8839万円)もの資金を集めていた。しかし、当初の出荷予定日を過ぎても製品は出荷されず、その後数回出荷予定が発表されたが、現在に至るまで実現していない。 OLO3Dに近い関係者によると、OLO3Dは経営が実質的に破綻状態にあり、キャッシュフローも枯渇している状態だという。破産の申し立てなどは行われていないものの、会社の運営は完全にストップしているという。 OLOのキックスターターキャンペーンのページでは、バッカー向けにキャンペーンの終了を告げるメッセージが掲載されている。同ページには、バッカーから返金を求めるコメントが1万件以上掲載されている。 キックスターターで多額の資金を集めて破綻したプロジェクトは、過去にも数回発生している。小型デスクトップ3Dプリンター「TIKO」開発プロジェクトも、16,538人のバッカーから290万ドル(約3億1900万円)もの資金を集めたものの、破綻して終了している。
掲載日:2021年7月5日:ラファージュホルシムがアフリカで3Dプリント住宅事業を拡大
スイスの大手建材メーカーのラファージュホルシムが、アフリカで3Dプリント住宅事業を拡大している。昨年12月にアフリカ初の3Dプリント住宅と3Dプリント学校をマラウィの首都リロングウェに建設したのを皮切りに、ケニアでも3Dプリント住宅の建設を進めている。ラファージュホルシムの発表によると、同社はリロングウェの工場で3Dプリント住宅の部品を製造し、建設現場で組み立てているという。3Dプリント住宅の部品製造にかかる時間は、わずか12時間だという。 ラファージュホルシムの中東・アフリカ担当責任者のミルジャン・グトヴィック氏は、「マラウィからスタートした3Dプリント住宅の技術を、まずはケニヤのパイプラインに展開してゆきます。ケニヤの次はジンバブエに向かいます」とコメントし、アフリカでの事業拡大の意欲を見せている。 ラファージュホルシムによると、3Dプリンターでで住宅を建設することで、従来型の方法よりも建設廃材を最大30%、カーボンエミッションを最大70%削減できるという。 ラファージュホルシムは、スイス・ガレン州に拠点を置くセメント、コンクリートなどの建材メーカー。2015年7月にフランスのラファージュとスイスのホルシムが合併して誕生した。日本では麻生との合弁企業の麻生セメントのブランドで事業を展開している。
掲載日:2021年7月4日:オプトメックがアメリカ空軍と3Dプリンティングリペア契約を締結
米ニューメキシコ州アルバカーキーに拠点を置く工業3Dプリンティングサービスビューローのオプトメックが、アメリカ空軍と3Dプリンティングリペア契約を締結した。発表によると、オプトメックはアメリカ空軍のオクラホマ市ティンカー空軍基地にメタル3Dプリンター「オプトメックLENSCS800シリーズ」を設置し、F-15およびF-16ジェット戦闘機用タービンエンジンのリペアパーツの製造を行う。 アメリカ空軍によると、アメリカ空軍では現在5000機以上のジェット戦闘機を運用しており、機材の平均年齢は28年に達している。特に機体の経年劣化によりリペアパーツの需要が年々増加しており、その対応とコストの削減が課題となっていた。3Dプリンターでリペアパーツを製造することで、従来型の製造方法に比べて製造コストを大幅に削減できるという。 オプトメックの事業開発担当副社長のジェイミー・ハンソン氏は、「オプトメックは、これまでにニッケル合金やチタン合金を使った航空機パーツの製造を多く行ってきました。特にチタン合金を使ったパーツづくりには相当のノウハウ蓄積があり、アメリカ空軍のパーツ製造コストを大きく削減できると自負しています」とコメントしている。 オプトメックは1982年設立。主に航空宇宙などの産業ユーザーを対象に各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2021年7月3日:アリゾナ州で建設中の3Dプリント住宅の入居者が決定
非営利団体のハビタット・フォー・ヒュマニティ(人道のための住宅)がアリゾナ州テンペで建設中の3Dプリント住宅の入居者が決定した。発表によると、入居するのはテンペに居住する家族で、早ければ今年10月にも入居するとしている。 ハビタット・フォー・ヒュマニティが建設しているのは広さ1738平方フィート(約161.5平方メートル)の平屋建ての住宅で、3ベッドルームと2バスルームを備えているという。建設にはデンマークのCOBODインターナショナルが開発したBOD2 3Dプリンターが使われている。 ハビタット・フォー・ヒュマニティによると、入居者には400時間のボランティア活動が課せられるものの、ハビタット・フォー・ヒュマニティから無利子の住宅ローンが付与されるという。住宅ローンの返済額は、家族の世帯年収の30%を超えない範囲で設定されるとしている。 アリゾナ州の地元紙アリゾナ・リパブリックによると、アリゾナ州では安価な住宅が20万棟程度不足し、住宅不足が社会問題化しているという。住宅不足は州都フェニックス市などで特に深刻で、フェニックス市では住宅価格が一年間で65%、家賃が平均で40%増加している。 人口増加による住宅不足により、アメリカ各地で建設3Dプリンターの導入が進んでいる。これまでにカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州、フロリダ州、バージニア州などで3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2021年7月2日:米バージニア州初の30プリント住宅の建設が開始
米バージニア州初の30プリント住宅の建設が開始され、現地で話題になっている。米バージニア州サウスリッチモンドの住宅地に建設される3Dプリント住宅は広さ1550平方フィート(約144平方メートル)の平屋建てで、3ベッドルームと2バスルームを有しているという。建設にはデンマークのCOBODインターナショナルが開発したCOBOD3Dプリンターが使われている。 プロジェクトに出資した非営利団体バージニア・ハウジングのスーザン・デューイCEOは、「我々が直面している最大の課題は、適切な価格で購入できる住宅の在庫不足です。持ち家にせよ賃貸にせよ、いずれにせよ在庫が不足しています。住宅建設についての考え方を変え、新たな手法をどんどん取り入れてゆくべきです」とコメントしている。 バージニア・ハウジングによると、建設3Dプリンターで住宅を建設することで、従来の建設方法に比べて建設コストを1平方フィート(約0.09平方メートル)あたり最大10ドル(約1100円)削減できるという。 現在のところ、住宅一軒当たりの建設コストを18万ドル(約1980万円)から19万ドル(約2090万円)、販売価格を21万ドル(約2310万円)から22万ドル(約2420万円)程度と見積もっている。なお、リッチモンド地区の平均住宅価格は31万ドル(約3410万円)となっている。 人口増加が続くアメリカの各都市では、軒並み住宅不足が問題になっている。アメリカでは、これまでにカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州、フロリダ州などで3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2021年7月1日:リラティビティ・スペースがロングビーチ工場を拡張へ
米カリフォルニア州ロングビーチに拠点を置く3Dプリントロケットメーカーのリラティビティ・スペースがロングビーチ工場を拡張する。ボーイングのC-17輸送機の製造プラントを再利用する形で、新たに100万平方フィート(約28,103坪)の新工場が誕生する。民間のロケットメーカーの製造施設としては堺最大規模の大きさになるという。新工場では、リラティビティ・スペースが開発した世界最大のメタル3Dプリンター「スターゲート3Dプリンター」が設置され、3Dプリントロケット「テラン1」「テランR]などが製造される。 リラティビティ・スペースの創業者でCEOのティム・エリス氏は、「リラティビティ・スペースは、ソフトウェアドリブン・マニュファクチャリングへの地殻変動の先頭を走っています。新工場とともに未来の宇宙産業を開拓することに非常にエキサイトしています。世界最大規模のロケット製造施設であり、(100%3Dプリンターで製造される)テランRロケットをスケールアウトすることが可能になります」とコメントしている。 リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。同社のテラン1ロケットは、競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で製造できるとしている。同社は2020年内のテラン1ロケットの初打ち上げを予定していたが、新型コロナウィルスのパンデミックの影響などにより、現時点までにスケジュールに遅れが生じている。
掲載日:2021年6月30日:カナダの3Dプリント住宅がエアビーアンドビーに登録
カナダ・ブリティッシュコロンビア州プロクターに建設された3Dプリント住宅が、民泊マッチング大手のエアビーアンドビーに登録された。3Dプリント住宅がエアビーアンドビーに登録されるのは世界初のケースと見られる。 フィボナッチハウスと名付けられた3Dプリント住宅は、カナダの建設スタートアップ企業のトウェンテ・アディティブ・マニュファクチャリングが建設したもの。トウェンテ・アディティブ・マニュファクチャリングによると、同3Dプリント住宅はフィボナッチ数列に基づいてすべてがデザインされているという。3Dプリント住宅はオンサイトの3Dプリンターではなく、工場に設置された3Dプリンターでパーツが製造され、現地で組み立てられた。 エアビーアンドビーに登録された情報によると、同3Dプリント住宅には最大4人が宿泊可能で、宿泊料金は一泊164ドル(約1万8040円)。バス・トイレやWi-Fiも利用できる。ハイキングやマウンテンバイクや、クーテネー湖でのスイミングを楽しむことが出来る。トウェンテ・アディティブ・マニュファクチャリングは、3Dプリント住宅を利用する際には、現地のハロッププロクターコミュニティが定めた自然保護ルールを守ることを求めている。 エアビーアンドビーは、2008年に設立された民泊マッチングプラットフォーム。世界各地の宿泊施設と宿泊客をオンラインでマッチングしている。2020年にNASDAQに上場し、公開企業になっている。
掲載日:2021年6月29日:BASFの子会社がミーレとオンデマンドパーツプリンティング契約を締結
ドイツの化学メーカーのBASFの子会社が、ドイツの家電メーカーのミーレとオンデマンドパーツプリンティング契約を締結した。発表によると、BASFの子会社のレプリークが、ミーレのオンラインストアで注文された消耗部品を3Dプリンターで製造する。現時点では、コーヒーメーカー用クリップ、ボアホールクリーナー、バキュームクリーナー用アタッチメントなどを製造するとしている。 ミーレのイノベーションマネジメント担当マネージャーのデービッド・ブール氏は、「レプリークはプロセス全体を理解している唯一のパートナーであり、ターンキーソルーションを提供するためのネットワークを持っています。彼らのビジネスモデルはスケーラブルであり、ドイツを中心としたヨーロッパ全体にサービス範囲を拡大してゆきます」とコメントしている。 家電などの消耗部品を3Dプリンターで製造するプロジェクトは過去にも立ち上がっている。イギリスの家電メーカーのダイソンも、自社の掃除機の消耗部品の3Dファイルをインターネットで公開し、ユーザーが3Dプリンターで製造出来るようにしている。 ミーレは1899年設立のドイツの老舗家電メーカー。オーブンやクッカーなどのキッチンアプライアンスを中心に、掃除機、洗濯機などの白物家電を製造販売している。日本でもミーレ・ジャパンがオンラインと実店舗で製品を販売している。
掲載日:2021年6月28日:ローカルモーターズがプロティーン・エレクトリックとモーター購入契約を締結
アメリカの自動車製造スタートアップ企業のローカルモーターズが、イギリスのプロティーン・エレクトリックとモーター購入契約を締結した。契約規模は730万ドル(約8億300万円)で、ローカルモーターズは今後三年で現在開発中の自動運転小型バス「Olli2.0」用ホイールインモーターをプロティーン・エレクトリックから購入する。 ローカルモーターズの自動運転小型バス「Olli2.0」は2019年から開発が始まり、年内のリリースが予定されてる。なお、初代「Olli」はボディ全体の30%が3Dプリンターで製造されている一方、「Olli2.0」はボディ全体の80%が3Dプリンターで製造されている。なお、「Olli2.0」の製造に使われる3Dプリンターはシンシナティ・インク社製の大型3Dプリンターで、ポリマー系部品の製造には100%リサイクルポリマーが使われている。 「Olli2.0」ではホイールインモーターが搭載されるため、「Olli」よりも広い社内スペースが確保できるとしている。また消費電力も削減できるため、走行距離もより長くなっている。 ローカルモーターズの「Olli」は、これまでにカリフォルニア州サクラメント、ニューヨーク州バッファロー、ジョージア州ピーチツリーコーナーズなどのアメリカの各都市に加え、ドイツ、イタリア、サウジアラビア、オーストラリアなどの各都市でも採用されている。 ローカルモーターズは2007年設立。2015年に世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、話題を集めた。
掲載日:2021年6月27日:EOSが中国・上海に新オフィス兼テクノロジーセンターを開設
ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSが、中国・上海に新オフィス兼テクノロジーセンターを開設した。上海の南部に建設された施設は広さ800平方メートルのオフィススペースと、広さ750平方メートルのマシニングスペースで構成されている。マシニングスペースにはEOSのメタル・ポリマーアディティブ・マニュファクチャリングシステムが導入され、ポストプロセスルームも用意されているという。 センターの開設について、EOSのアジア太平洋地区担当副社長のマーセル・ヴォルバーガー氏は、「上海への我々の投資は、中国における顧客基盤をサポートするという我々の長期的なコミットメントを示すものです。EOSのテクノロジーとともに、中国市場におけるキーイノベーションを加速し、パートナーとともに新しいソルーションを開発してゆきます」とコメントしている。 EOSは1989年設立の老舗3Dプリンターメーカー。ミュンヘン郊外に設立されたエレクトロ・オプティカル・システムズに端を発し、設立以来工業ユーザーを対象にしたハイエンドメタル3Dプリンターやポリマー系3Dプリンターを製造している。同社は現在、全世界15カ国のユーザーに3Dプリンターを提供している。
掲載日:2021年6月26日:ペンシルバニア州立大学がSPEE3DのライトSPEE3Dコールドスプレーメタル3Dプリンターを導入
ペンシルバニア州立大学が、オーストリアのSPEE3DのライトSPEE3Dコールドスプレーメタル3Dプリンターを導入した。導入したのはペンシルバニア州立大学先端研究所で、現存の各種のアディティブ・マニュファクチャリングシリーズに新たなユニットが加わった。 研究所のマテリアルサイエンス担当部長のティム・エデン教授は、「SPEE3Dとのコラボレーションにより、コールドスプレーメタル3Dプリンティングという新たなテクノロジーを活用することが可能になります。我々が現在関与しているアメリカ海軍や国防省とのプロジェクトなどにおいてすぐに活用可能です」とコメントしている。 SPEE3Dのコールドスプレーメタル3Dプリンティングテクノロジーは、従来型のSLS方式のメタル3Dプリンターの100倍から1000倍のスピードでメタル3Dプリンティングを可能にする画期的な技術。造形スピードとともに造形にかかるコストを大幅に削減できることから、特に防衛セクターなどにおいて注目されている。 SPEE3Dの3Dプリンターは、これまでにオーストラリア国防省のフィールドテスティングプロジェクトに採用され、主に戦場での活用方法などが検証されている。
掲載日:2021年6月25日:ドイツ初の居住用3Dプリント住宅が完成へ
ドイツ初の居住用3Dプリント住宅が間もなく完成する。ドイツのババリアに建設中の3Dプリント住宅は、広さ380平方メートルの平屋二階建住宅。デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターで建設された。関係者は、来月7月中に作業を完了させ、8月から見学者の受け入れを開始したいとしている。完成後、住宅ユニットは賃貸に出され、一部はディスプレーユニットとして利用されるという。 COBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」は、ダブルスキンタイプの外壁を秒速1mのスピードで建設できる3Dプリンター。オペレーター2名で操作し、モニタリングカメラを使ったリモートコントロールもできる。 建設に関わったウォルドマー・コルテ氏は自身のツイッターで、COBODインターナショナルの建設3Dプリンターを使ったことで、コンクリートなどの素材を従来の建設方法よりも50%程度削減できたとしている。 COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは、これまでにデンマーク、ドイツ、ベルギー、サウジアラビア、UAEなどで採用され、住宅やオフィスビルディングの建設に使われている。今年2021年1月には、米フロリダ州ウェストパームビーチで地元農家の農作業用具倉庫を建設し、アメリカでの活動も開始している。
掲載日:2021年6月24日:日産スペインがBCN3Dの3Dプリンターを導入
日産スペインが、スペインの3DプリンターメーカーBCN3Dの3Dプリンターを導入して話題になっている。スペインの現地報道機関によると、日産スペインはBCN3Dの3Dプリンターを、バルセロナ工場の生産ラインで使うジグやフィクスチャーの製造に利用しているという。 日産スペインは、これまでジグやフィクスチャーの製造は主に外部のサプライヤーにアウトソースしてきた。サプライヤーは、主にドリリングやCNCマシニングで製造していたが、品質は高いものの、製造コストと時間が課題とされていた。ところが、3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、製造コストを95%削減でき、製造時間も1週間から1日に短縮できたという。 日産スペインのメンテナンス・エンジニアリング担当マネージャーのレラン・マルティネズ氏は、「3Dプリンターは現在、毎日24時間稼働しています。これまでに100種類以上のジグやツールなどを製造しています。外部のサプライヤーにアウトソースするとコストは20倍以上になり、時間もかかります。3Dプリンターを使うことでより高い付加価値を創造でき、時間も削減できます。3Dプリンターに投資した分は、すでに回収しています」とコメントしている。 自動車業界は、比較的早期から3Dプリンターを導入してきたことで知られている。これまではプロトタイプ製造やジグなどのツール製造に3Dプリンターが使われてきたが、近年は最終パーツの製造に3Dプリンターが使われ始めている。
掲載日:2021年6月23日:代替サーモンミート製造スタートアップ企業が150万ユーロの資金調達に成功
代替サーモンミート製造スタートアップ企業のレヴォフーズが、150万ユーロ(約1億8750万円)の資金調達に成功した。出資したのはヘーゼルポンド・キャピタル、フレンズ2グロー、MKOホールディングスなどのベンチャーキャピタル。オーストリア研究促進機関などの公的機関も投資に参加している。 レヴォフーズは昨年2020年に設立したばかりのスタートアップ企業。オーストリアのウィーンに拠点を置き、植物性たんぱく質を原料としたフェイクサーモンミートを製造している。レヴォフーズによると、同社のフェイクサーモンミートは食感、味、栄養成分などが本物のサーモンミートに近く、見た目もほとんど変わらないという。なお、レヴォフーズは、独自開発したフード3Dプリンターを使ってフェイクサーモンミートを製造している。 レヴォフーズの担当者は、「我々はよく、『御社のフェイクサーモンミートは、本物のサーモンミートと同じくらい健康的ですか?』という質問を受けます。我々の答えはノーです。我々のフェイクサーモンミートは、本物のサーモンミートよりもさらに健康的なのです。タンパク質、オメガ3、食物繊維、ビタミンB12に富んでおり、本物のサーモンミートのように海洋汚染の心配もありません。我々の健康に良いととともに、地球の健康にとっても良いのです」とコメントしている。 レヴォフーズは、早ければ年内にもフェイクサーモンミートのスモークサーモンとサーモンスプレッドを、オーストリア国内市場へ向けて供給開始したいとしている。
掲載日:2021年6月22日:プリントパーツがメーカーガールのスポンサーに就任
ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのプリントパーツが、女子向けSTEM(化学、技術、エンジニアリング、数学)教育プログラムを提供している非営利団体のメーカーガールのスポンサーに就任した。 メーカーガールはSTEM関連のバーチャルカリキュラムを開発し、主にオンラインで提供している。昨年一年間で、メーカーガールは全米28州で566人の女子生徒に93セッションの講座を無料で提供した。メーカーガールは、今年2021年の一年間で1000人の女子生徒に同様の講座を提供したいとしている。 メーカーガールのメアリー・ハドリーCEOは、「(新型コロナウィルスのパンデミックという)前代未聞の時期において、メーカーガールは、女子生徒達に教室の外でSTEM教育を受けられるバーチャル教育システムを提供してきました。ニューノーマルの時代を迎える今後、メーカーガールはさらに成長し、過疎地へ進出し、あらゆるバックグラウンドを持つ女子生徒達を教育してゆきます。プリントパーツのサポートを、心から感謝しています」とコメントしている。 プリントパーツは、ニューヨーク・マンハッタンに拠点を置く産業用3Dプリンティング・サービスビューロー。幅広い産業セクターのユーザーに対し、プロトタイピングやエンドユーズアプリケーション開発などの各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2021年6月21日:3DプリントUKがデジタル在庫サービスを拡充へ
イギリスの産業用3Dプリンティング・サービスビューローの3DプリントUKが、デジタル在庫サービスを拡充する。同社の発表によると、デジタル在庫サービスは主にイギリス国外のメーカーなどを対象にしたもので、3DプリントUKがパーツなどの3Dファイルを預かり、要望に応じてオンデマンドで3Dプリンターで出力し、配送する仕組み。ユーザーはイギリス国内に在庫を持つ必要がなくなり、在庫コストを大きく削減できるとしている。 3DプリントUKのマネージングディレクターのニック・アレン氏は、「(デジタル在庫サービスは)我々がお客様のデジタルファイルをお預かりし、デジタル在庫として管理するサービスです。これにより、お客様はイギリス国内における在庫レベルを劇的に削減することが可能になります。また、クリックひとつで必要なパーツの製造を注文できます。これこそ真のジャストインタイム・マニュファクチャリングであり、3Dプリンティング技術があったからこそ実現できたものです。我々は、このデジタルワークフローを追求し、これまでの製造業における在庫という概念を大きく変革してゆきます」とコメントしている。 3DプリントUKは2011年設立。イギリス・ロンドンに拠点を置き、主にメーカーなどを対象に各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2021年6月20日:ExOneのメタル3Dプリンティング・アダプションセンターの累計パーツ製造点数が2万点を突破
産業3Dプリンティング・サービスビューローのExOneメタル3Dプリンティング・アダプションセンターの累計パーツ製造点数が、2万点を突破した。現地時間の先週ExOneが発表したプレスリリースで明らかになった。 ExOneメタル3Dプリンティング・アダプションセンターは2005年設立。ピッツバーグ市郊外に拠点を置き、28台のバインダージェット3Dプリンターで各種のパーツを24時間365日ノンストップで製造している。同センターのユーザーにはNASA、アメリカ空軍、オークリッジ国立研究所、バージニア工科大学や各種の産業ユーザーに加え、シェイプウェイズ、スカルプティオ、Xeometryといったサービスビューローも含まれている。 同センターには最近、ExOneの最新シリーズのX1 25Pro 3Dプリンターが導入されている。X1 25Pro 3Dプリンターは2種類のステンレスが利用可能なメタル3Dプリンターメーカーで、造形サイズは400 x 250 x 250 mmとなっている。 同センターによると、センターで最も人気のある素材はステンレス系素材X1メタル420iで、主に工業用パーツやツーリングアプリケーションの製造に使われているという。
掲載日:2021年6月19日:スキャン・ザ・ワールドがクラウドファンディング・キャンペーンを開始
世界中の歴史遺産や芸術品などの3Dファイルをライブリー化しているスキャン・ザ・ワールドが、運営資金調達のためのクラウドファンディング・キャンペーンを開始する。3Dモデルマーケットプレースのマイミニファクトリーで今月6月27日から一カ月間行われる。 スキャン・ザ・ワールドは2014年設立。これまでに世界中の歴史遺産などを3Dスキャナーでスキャンし、3Dファイルにしている。これまでにロンドンのビクトリア・アルバート博物館、デンマークのステートゥン・クンスト博物館、ソーバルデンズ博物館、スウェーデンの国立美術館の展示品など2万点をスキャンし、ライブラリー化している。 スキャン・ザ・ワールドはまた、Google傘下のGoogleアート・アンド・カルチャーと共同で、世界中の彫刻などの芸術品を3Dファイルかするプロジェクトも立ち上げている。 クラウドファンディングで調達する資金は、スキャン・ザ・ワールドの運営資金のほか、3Dファイルのプリント方法などを説明するチュートリアル映像の製造などにも使われる。クラウドファンディングのバッカーには3DモデルのSTLファイルのほかに、スキャン・ザ・ワールドのオリジナルTシャツなどが贈られる予定。
掲載日:2021年6月18日:全世界のコンクリート建設3Dプリンター市場が2023年に14億8050万ドル規模へ成長
全世界のコンクリート建設3Dプリンター市場が、2023年に14億8050万ドル(約1628億5500万円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社マーケッツ・アンド・マーケッツのレポート「3Dコンクリート・プリンティング市場・2023年度までのグローバル予想」によると、2018年時点で120万ドル(約1億3200万円)規模だった全世界のコンクリート建設3Dプリンター市場は、年率317.3%の成長率で成長を続け、2023年までに同規模へ拡大するとしている。特に都市化が進む世界各国の各地において安価な住宅に対する需要が増加し、コンクリート建設3Dプリンターの利用が進むとしている。 コンクリート建設3Dプリンターの導入が進むエリアとしては、中東、ヨーロッパ、アジア太平洋地区を挙げ、中東ではUAEが、ヨーロッパではロシアが、市場拡大を牽引するマーケットリーダーになると予想している。 市場における主要プレーヤーとして、XtreeE(フランス)、モノライト(イギリス)、エイピス・コア(ロシア)、CyBe建設(オランダ)、Sika(スイス)などを挙げている。 建設3Dプリンターは、住宅不足が社会問題化しているアメリカの各都市でも利用が進んでいる。アメリカでは、これまでにカリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、フロリダ州などで3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2021年6月17日:ストラタシスの元CFOがApifinyのCFOに就任
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの元CFOが、仮想通貨売買プラットフォーム開発のApifinyのCFOに就任する。Apifinyの発表によると、ストラタシスの元CFOエレズ・シムハ氏が新たにApifinyのCFOに就任し、同社の株式上場を指揮するという。同社は現在、通常のIPO、ダイレクトリスティングによる上場、SPAC(特別買収目的会社)との合併による上場の、あらゆるオプションを検討している。なお、具体的な上場方法は未定だとしている。 エレズ・シムハ氏は、ストラタシスのNASDAQ上場を指揮した中心的人物として知られている。同社はまた、フィンテック系ホールディング企業のマーキュリー社のNASDAQへの上場も指揮している。 エレズ・シムハ氏のCFO就任について、Apifinyのハオハン・シューCFOは、「グローバルカンパニーを上場させ、成長を加速させるエレズのトラックレコードは実に魅力的です。プライベートとパブリックの両方における彼のリーダーシップは、我々の顧客、チーム、市場全体に計り知れないバリューをもたらすでしょう」とコメントしている。 Apifinyは、20種類の仮想通貨を売買できるプラットフォームを開発し、個人投資家や機関投資家などへ提供している。Apifinyは、年内の株式上場を予定している。
掲載日:2021年6月16日:COBOD建設3Dプリンターが米アリゾナ州で稼働を開始
デンマークのCOBOD建設3Dプリンターが、米アリゾナ州で稼働を開始した。非営利団体のハビタット・フォー・ヒュマニティ(人道のための住宅)との共同プロジェクトとして行われているもので、アリゾナ州フェニックス地区で安価な住宅の供給を目指す。 ハビタット・フォー・ヒュマニティのジェイソン・バーロウ氏は、「このプロジェクトは、ハビタット・フォー・ヒュマニティにとって絶好のプロジェクトです。アリゾナ州が直面している住宅危機を解決するには、手ごろな価格で購入できる住宅を増やす以外にありません。頑丈で、手ごろで、エネルギー効率に優れた住宅を短時間に安く提供できれば、住宅建設業界にとってのゲームチェンジャーになります」と説明している。 広さ160平方メートルの住宅は、すべてCOBOTインターナショナル社のBOD2 3Dプリンターで建設される。住宅の設計は地元の設計事務所のカンデラリア・デザイン・アソシエイツが担当した。 COBOTインターナショナルは、今年1月に建設系スタートアップ企業のプリンテッド・ファーム社と共同で、アメリカで初となる農業用倉庫をフロリダ州ウェストパームビーチに建設している。 COBOD建設3Dプリンターは、これまでにデンマーク、ドイツ、ベルギー、サウジアラビア、UAEなどで採用され、住宅やオフィスビルディングの建設に使われている。ドイツでは、COBOD建設3Dプリンターで三階建ての住宅が建設されている。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。