3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2022/7/6new
【最新書籍情報!】
2022年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 195頁
詳しくはこちら
2021/6/23
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2022年9月9日:ビヨンド・ミートの株価が8月の一か月間で23.7%下落
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株が、2022年8月の一か月間で23.7%下落したことがわかった。これにより、同社株価の年初からの下げ率は62.4%となった。8月に発表された同社の2022年度第二四半期決算の結果が反映される形となった。 同社の発表によると、同社の2022年度第二四半期の売上高は1億4700万ドル(約210億2100万円)で、前年同期比で1.6%のマイナスだった。一方、経常収支は9710万ドル(約138億8530万円)の赤字で、前年同期の1960万ドル(約20億280万円)の7倍近くに増加した。 経常収支の悪化について、ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOは、進行するインフレの影響などにより消費者がより低価格の競合製品に切り替えたり、代替肉ではない通常の肉に切り替えたりするケースが増えているとコメントしている。ビヨンド・ミートのの代替牛ひき肉は、通常の牛ひき肉より70%程度高値で販売されている。 ビヨンド・ミートは、2022年度通年での見通売上高を5億6000万ドル(約800億円)から6億2000万ドル(約886億6000万円)のレンジから4億7000万ドル(約672億1000万円)から5億2000万円(約743億6000万円)のレンジへ引き下げている。
掲載日:2022年9月8日:パンダエクスプレスがビヨンド・ミートの代替鶏肉料理を全米2300店舗で販売開始
アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスが、ビヨンド・ミートの代替鶏肉料理を全米2300店舗で販売開始する。発表によると、パンダエクスプレスは自社の人気メニューの「オレンジチキン」にビヨンド・ミートの代替鶏肉を使い、提供する。「オレンジチキンは鶏肉の素揚げに甘辛い醤油ベースのタレをからめたもので、アメリカでは定番の人気中華料理となっている。 ビヨンド・ミートのチーフ・イノベーション・オフィサーのダリウシュ・アジャミ氏は、「パンダエクスプレスと共同でパンダエクスプレスの定番料理を我々の植物由来代替鶏肉で提供できることを嬉しく思います。代替鶏肉を使ったオレンジチキンを全米のお客様へお届けできることに興奮しています」とコメントしている。 パンダエクスプレスは、新商品のプロモーションのため、全米の10の大学キャンパスでパンダエクスプレス・リチャージステーションというポップアップステーションで代替鶏肉オレンジチキンのサンプルを無料提供する。 パンダエクスプレスは1987年からオレンジチキンを販売しているが、これまでにパンダエクスプレスの全売り上げの三分の一を占める人気料理となっている。 パンダエクスプレスは、昨年2021年7月からニューヨークとロサンゼルスの一部の店舗でビヨンド・ミートの代替鶏肉を使ったオレンジチキンの試験販売を行ってきていた。
掲載日:2022年9月7日:ウォード・リップミースター氏がメーカーバースのCOOに就任
ウォード・リップミースター氏が、ドイツの産業用アディティブ・マニュファクチャリングプラットフォーム運営のメーカーバースのCOOに就任する。リップミースター氏は、メーカーバースのサプライチェーンとオペレーションのマネジメントを担当する。 リップミースター氏は、マーケットプレース大手のシェイプウェイズで10年以上に渡ってグローバルサプライチェーン担当ディレクターを務めていた。シェイプウェイズでは、マニュファクチャリングパートナーのネットワーク構築などを行い、シェイプウェイズのグローバルオペレーション拡大に貢献した。 メーカーバースは、今年初めから産業ユーザーがデザインファイルをアップロードすると見積もりをオンラインで受け取れるプラットフォームを立ち上げている。リップミースター氏は、まずはそのプラットフォームにおけるマニュファクチャリングパートナーのネットワーク構築などを行うと見られる。 メーカーバースのマークス・シーボルトCEOは、「ウォードがCOOとして活躍してくれることを期待しています。我々は、サプライチェーンにおいて迅速なリードタイム、保証された品質、アディティブ・マニュファクチャリングを現実の生活にもたらすためのすべてのテクノロジーを確保していることを誇りに思っています。ウォードは、それをさらに拡大するために打って付けの人材です」とコメントしている。
掲載日:2022年9月6日:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスがビヨンド・ミートと日本での独占販売契約を締結
マルエツ、マックスバリュ関東、カスミなどを運営する持株会社のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが、アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートと日本での独占販売契約を締結した。今月3日に開催されたユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの記者会見で明らかにされた。 発表によると、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスはビヨンド・ミートの代替肉および代替肉を使った加工食品を「Green Growers」のブランドで販売する。現在のところ、傘下のマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東で今年秋からの販売を予定している。 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、これまでに「Green Growers」のブランドで垂直農業で生産したオーガニックレタスなどを販売している。ビヨンド・ミートの代替肉は、このラインナップに加わる形となる。 ビヨンド・ミートは、2016年に三井物産と共同で日本市場への進出を試みたが、事業を軌道に乗せられず2018年に撤退している。ビヨンド・ミートによる日本市場進出の試みは、これが二回目となる。 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、2015年3月に設立された共同持株会社。関東1都6県で479店舗を運営しており、直近2021年2月期の連結売上高は7189億円となっている。
掲載日:2022年9月5日:ナノ・ディメンションが2022年度第二四半期決算を発表
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1110万ドル(約15億5400万円)で、前年同期比で1000%以上増加した。2022年度第一四半期の売上高の1040万ドル(約14億5600万円)からも6.7%増加した。2022年度初めに買収したグローバル・インクジェット・システムズの売上高などが合算され、売上増の結果に繋がった。一方、同期間中の経常収支は3970万ドル(約55億5800万円)のだった。 ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「全四半期に発表した通り、我々のビジネスプランは拡大し続けています。アディティブ・マニュファクチャリングを変革するという我々のビジョンは拡大し続けており、アディティブ・マニュファクチャリング・エレクトロニクスは、デジタル化が進んでいない産業セクターにおいて特に急速に広がりを見せています。これからもエコフレンドリーでインテリジェント、そして安全な3Dプリンティングテクノロジーを、業界を越えて提供してゆきます」とコメントしている。 ナノ・ディメンションは、今年2022年7月にNASDAQに上場している大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になった。ある業界関係者は、ナノ・ディメンションは、今後もストラタシスの株を買い増す可能性が高いと予想している。
掲載日:2022年9月4日:産業用3Dプリンティング市場が2031年までに1077億ドル規模へ成長
全世界の産業用3Dプリンティング市場が、2031年までに1077億ドル(約150兆7800億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。市場調査会社アライド・マーケットリサーチが発表したレポート「産業用3Dプリンティング市場」によると、全世界の産業用3Dプリンティング市場は今後年率21.9%の成長率で成長を続け、2031年までに同規模に到達するとしている。 ユーザーのカテゴリーとしては、製造業のユーザーによる3Dプリンターの利用が進み市場拡大を牽引するとしている。中でも自動車、航空宇宙、防衛、医療、家電などのメーカーによる利用が進むとしている。 エリア別市場ではアメリカを中心とした北米のシェアが最も高く、ヨーロッパ諸国、アジア太平洋地域、ラテンアメリカ・中東・アフリカの順で続くとしている。 また、産業用3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとして、スリーディーシステムズ、アーカム、ExOne、ストラタシス、プロトラブズ、ヴォクセルジェット、マテリアライズ、エンビジョンテック、EOS、ゼネラル・エレクトリック、GEアディティブ、ヒューレットパッカード、SLMソルーションズ、キヤノンなどを挙げている。
掲載日:2022年9月3日:ニコンがSLMソルーションズを買収
ニコンがドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズを買収すると発表した。ニコンの2022年9月2日の発表によると、ニコンはSLMソルーションズの新株(発行済み株式の10%相当)を4500万ユーロ(約63億円)で取得し、その後株式と転換社債6億2200万ユーロ(約870億円)分を公開で買い付ける。買付価格は1株あたり20ユーロ(約2800円)で、2023年6月までに買付を終了するとしている。 SLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「ニコンは最先端光学テクノロジーの開発企業として一世紀以上の歴史を持っています。SLMソルーションズがニコンのパートナーとしてテクノロジーリーダーシップポジションをさらに広げて行けることにエキサイトしています。今回の契約とパートナーシップは、株主、従業員、顧客の、すべてのステークホルダーに非常に大きなメリットをもたらすと信じています」とコメントしている。 ニコンの発表によると、SLMソルーションズは、航空宇宙や自動車などの産業セクターにユーザーを多く抱え、これまでに750台以上のメタル3Dプリンターを納入してきている。SLMソルーションズのユーザーにはNASA、エアバス、ボーイング、ロールスロイス、ブルーオリジン、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲンなどが含まれている。 SLMソルーションズに対しては、これまでにGE傘下のGEアディティブが買収を持ちかけた経緯があるが、SLMソルーションズの大株主の反対により頓挫している。
掲載日:2022年9月2日:トビー・コズグローブ氏とボン・クー氏がスリーディーシステムズのメディカルアドバイザリーボードメンバーに就任
トビー・コズグローブ氏とボン・クー氏がスリーディーシステムズのメディカルアドバイザリーボードメンバーに就任する。これにより、メディカルアドバイザリーボードメンバーは両氏を含めて五名となった。 トビー・コズグローブ氏は、アメリカを代表する先進医療機関であるクリーブランドクリニックの院長を15年に渡って務めてきた。自らも循環器外科医として医療現場に立ち、2万件を超える循環器系疾患の手術を行ってきた。コズグローブ氏は、循環器系疾患の手術に関する特許を30件以上保有している。 ボン・クー氏はトーマスジェファーソン大学ヘルスデザイン研究所の現役ディレクター。これまでにバーチャルリアリティ、デジタルモデリング、プロトタイピング、アディティブ・マニュファクチャリングなどの技術の医療面での活用方法を広く研究してきている。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「我が社のメディカルアドバイザリーボードにお二人をお迎えすることを嬉しく思います。お二人は優れたトラックレコードを有し、ハンズオンの医療技術と最新のテクノロジーを融合させ、医療のアウトカムを変革する能力をお持ちです。スリーディーシステムズの再生医療における軌道を導いていただけると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2022年9月1日:デニス・ウッドサイド氏がインポシブル・フーズの社長を辞任
デニス・ウッドサイド氏がアメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズの社長を辞任した。ウッドサイド氏は、米カリフォルニア州サンマテオに拠点を置くカスタマーサービスソフトウェア開発のフレッシュワークスの初代社長に就任する。社長就任とともに、ウッドサイド氏はフレッシュワークスの取締役にも就任する。 ウッドサイド氏のフレッシュワークス社長就任について、フレッシュワークスの創業者でCEOのギリッシュ・マスルブーサン氏は、「ウッドサイド氏のスキルは我々のビジネスをさらに進化させ、CEOとしての私に会社ビジョンにもっとフォーカスするようプレッシャーを与えてくれるでしょう。我が社の顧客と従業員に直接的なバリューを提供するというビジョンです」とニュースリリースを通じてコメントしている。 インポシブル・フーズの社長を三年間務めたウッド氏は、前職でファイルシェアリングプラットフォーム開発のドロップボックスのCOOを四年間務めた。ウッド氏は、2018年にドロップボックスをIPOさせている。ドロップボックスの前職はGoolgleで九年間管理職を含む複数のポジションを務めた。 フレッシュワークスは、マスルブーサン氏が2011年にインドで設立したIT系スタートアップ企業。2019年にサンマテオに拠点を移し、IPOを果たしたものの、直近では株価と業績の低迷に苦しんでいる。
掲載日:2022年8月31日:バーガーキングが代替鶏肉を使ったチキンサンドウィッチの販売を開始
アメリカの大手ハンバーガーチェーンのバーガーキングが、代替鶏肉を使ったチキンサンドウィッチの販売を開始した。サンドウィッチのパティには、代替肉メーカーのインポシブル・フーズが開発した植物由来鶏肉が使われている。 インポシブル・フーズの北米市場担当シニアバイスプレジデントのダン・グリーン氏は、「バーガーキングは、イノベーティブで美味しいものをお客様にお届けするノウハウを持っていることをまたしても証明してくれました。人類史上初となる代替鶏肉パティの販売を開始することができることは、我が社とバーガーキングとの良好なパートナーシップがベースになっています。バーガーキングのお客様は、このチキンサンドウィッチを気に入っていただけると思います」とコメントしている。 インポシブル・フーズは、昨年2021年夏より代替鶏肉の製造を開始し、昨年末までには代替鶏肉を使ったチキンナゲットの販売を開始していた。 バーガーキングは、2019年からインポシブル・フーズとパートナーシップ契約を締結し、代替肉を使った商品を共同で開発している。バーガーキングは、2019年にインポシブル・フーズが開発した代替牛肉を使ったハンバーガーの「インポシブル・ワッパー」の販売を開始している。
掲載日:2022年8月30日:モティーフ・フードワークスが従業員の一部をレイオフ
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く代替肉製造スタートアップ企業のモティーフ・フードワークスが、従業員の一部をレイオフしていたことがわかった。 同社の広報担当者は、具体的に何人の従業員がレイオフされたかを明らかにしていないが、「現在の経済環境を鑑みるに、我々の顧客と投資家にとって最大のリターンを得られる領域へフォーカスすることを決断しました。それにより、一部の従業員ベースにおいてレイオフを実施します。一方で、我々の代替肉に対する消費者ニーズに対応するため、最優先エリアへの投資を継続してゆきます」とコメントしている。 モティーフ・フードワークスは2019年2月設立のスタートアップ企業。バイオテクノロジー企業のギンゴ・バイオワークスのスピンオフ企業として設立された。同社はこれまでにベンチャーキャピタルなどから3億4500万ドル(約472億6500万円)の資金を調達している。 欧米を中心に代替肉への関心とニーズが高まる中、代替肉メーカーは軒並み苦戦を強いられている。モティーフ・フードワークスのライバル企業のビヨンド・ミートも、経営リストラクチャリング計画の一環として、これまでに従業員40人をレイオフしている。
掲載日:2022年8月29日:シェイプウェイズが2022年度第二四半期決算を発表
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手でニューヨーク証券取引所上場のシェイプウェイズが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は840万ドル(約11億5000万円)で、前年同期の880万ドル(約12億560万円)から4.5%のマイナスとなった。 売上総利益は360万ドル(約4億9320万円)で、前年同期の430万ドル(約5億8910万円)から16.3%のマイナスとなった。売上総利益率は43%で、前年同期の49%より6ポイント悪化した。経常収支は470万ドル(約6億4390万円)の赤字で、前年同期の10万ドル(約1370万円)の赤字から大幅に悪化した。修正後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は、430万ドル(約5億8910万円)の赤字だった。 2022年度第二四半期末(2022年6月30日)時点の同社の現金及び現金相当資産の合計残高は5040万ドル(約69億480万円)だった。 シェイプウェイズは先日、上場しているニューヨーク証券取引所から、同社の株価が2022年7月14日以来1ドルを下回り続けているとして、上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。今後6カ月以内に状況が改善されなければ、シェイプウェイズの株は上場廃止となる可能性がある。
掲載日:2022年8月28日:ロサンゼルスの建設スタートアップ企業がリサイクルプラスチックを使った3Dプリント住宅の販売を開始
ロサンゼルスの建設スタートアップ企業がリサイクルプラスチックを使った3Dプリント住宅の販売を開始したとして話題になっている。 スタートアップ企業のAzure(アジュール)は、飲料用プラスチックボトルやフードパッケージをリサイクルした防水ポリマー素材を使い、建設3Dプリンターでプレハブ住宅を建設している。Azureによると、建設3Dプリンターを使うことで工期を最大70%、建設コストを最大30%削減できるとしている。Azureは、これまでに「バックヤード・スタジオ」という小型のプレハブ住宅の販売を開始している。 Azureのロス・マグワイアCEOは、「我々の人生において、サプライチェーンはいかなる時も止まることがあってはなりません。建設3Dプリンターを活用することで建設効率を飛躍的に向上できるだけでなく、複雑なデザインの設計を20時間で建設することが可能になります。従来型の建設工法にはないサステナブルで、自動化された、正確な建設を実現することができます。建設業の未来について、私はとてもエキサイトしています」とコメントしている。 Azureは、2019年にロス・マグワイアとジーン・エイデルマンが設立した建設スタートアップ企業。両者は建設業界で30年以上の経験を持つ業界のベテラン。かねてより建設業界の資源ロス問題に注目し、建設3Dプリンターに活路を見出したとしている。
掲載日:2022年8月27日:2023年度アディティブ・マニュファクチャリング戦略会議の参加申込受付が開始
2023年度アディティブ・マニュファクチャリング戦略会議の参加申込受付が開始された。今年で6度めの開催となる会議は、2023年2月7日から9日までの三日間ニューヨーク市内で開催される。会議はオフラインでの対面会議とオンラインでのバーチャル会議のハイブリッド方式で開催される。 会議では、業界関係者を対象に以下のテーマのカンファレンスが開催される。
・メタルパーツ製造のためのアディティブ・マニュファクチャリング ・ラージフォーマット・インダストリアル・アディティブ・マニュファクチャリング ・アディティブ・マニュファクチャリングへの投資 ・ヘルスケア業界と3Dプリンティング ・歯科医療と3Dプリンティング ・3Dプリンティング業界で働く女性たち ・3Dプリンティング用ポストプロセシング ・ソフトウェアとオートメーション ・アディティブ・マニュファクチャリング契約サービス ・アディティブ・マニュファクチャリングの未来
会議初日は、ドイツのアディティブ・マニュファクチャリング専門ベンチャーキャピタルのAMベンチャーズによるカクテルレセプションが開催される。また、二日目は非営利団体のウィメン・イン・3Dプリンティングによるハッピーアワーが開催される。 参加申込は専用ウェブサイトから行える。アーリーバード特別価格の期限は2022年9月14日までとなっている。
掲載日:2022年8月26日:モンタナ州がアメリカ初の3Dプリント住宅の建設許可を発行
モンタナ州がアメリカ初の3Dプリント住宅の建設許可を発行したとして話題になっている。建設許可を受けたのはモンタナ州ビリングス在住のティム・スターク氏。以前から建設3Dプリンターに興味を持ち、フロリダ州に拠点を置くエイピス・コアが開発した建設3Dプリンターで住宅を建設することを思い付いたという。スターク氏によると、従来型のコンクリートブロックを積み上げる工法に比べて、最大で30%程度建設コストを削減できるとしている。 スターク氏は、「多くの州においては、住宅を建設するための多くの許可を得る必要があります。私の出身地であるモンタナ州が、次世代の建設工法として建設3Dプリンターの使用を認めてくれたことをうれしく思います。モンタナ州は、建設3Dプリンターという新しい工法に対してドアを閉じるのではなく、ドアを開けてくれたのです」とコメントしている。 アメリカでは現在、各地の主要都市部を中心に住宅不足が深刻化している。モンタナ州も例外ではなく、モンタナ州自らが住宅危機を宣言するほど住宅が不足している。モンタナ州が3Dプリント住宅の建設を許可した背景には、住宅不足問題を解決したいというモンタナ州の思惑があるものと見られる。
掲載日:2022年8月25日:シェイプウェイズがニューヨーク証券取引所から上場基準不適合通知を受領
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズが、上場しているニューヨーク証券取引所から上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領していたことがわかった。ニューヨーク証券取引所は、上場しているすべての企業に取引価格最低1ドルを30日以上続けることを求めているが、シェイプウェイズの株は今年2022年7月14日以来取引価格1ドルを下回り続けている。今後6カ月以内に状況が改善されなければ、シェイプウェイズの株は上場廃止となる可能性がある。 シェイプウェイズは、現地時間の2022年8月29日までにニューヨーク証券取引所に対し、既存株式の併合を行って株価の上昇を促すと回答するとしている。 シェイプウェイズは2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。上場後シェイプウェイズの株は一時8.23ドルに値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年8月24日)では0.85ドルまで値下がりしている。また、時価総額も減少しており、本記事執筆時点では4183万ドル(約56億4705万円)まで縮小している。
掲載日:2022年8月24日:ビヨンド・ミートが従業員40人をレイオフ
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、従業員40人をレイオフしていたことがわかった。ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOが社内メモで明らかにした。 ブラウンCEOは社内メモで「(レイオフの決断は)非常に難しい決断でしたが、オペレーティングコストを削減し、サステナブルな成長をサポートするために必要な戦略的プロセスでした」と説明している。 ビヨンド・ミートは、これまでに大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドと共同で代替肉ハンバーガー「マックプラントバーガー」の製造販売などを行ってきていた。しかし、「マックプラントバーガー」の評価はいまひとつで、マクドナルドは先日、これまでに行っていた「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了すると発表した。ある関係者によると、イロットテストの実施店舗は最盛期に600店舗まで増加したが、一日の平均売上数が最大で70個程度と苦戦していたとしている。 投資アナリストのデビッド・トレイナー氏は、「ビヨンドミートは2019年の上場以来、ポジティブなキャッシュフローのジェネレーションに失敗し続けています。今年2022年第一四半期末時点の同社の現金保有高は5億4800万ドル(約739億8000万円)で、現在のキャッシュ流出のスピードを鑑みるに、あと10カ月程度しか持たない計算になります」と、直近のビヨンド・ミートの資金繰りを懸念している。
掲載日:2022年8月23日:SLMソルーションズが2022年度第二四半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが2022年度第二四半期決算した。それによると、同社の同期間中の売上高は2610万ユーロ(約36億5400万円)で、前年同期の1640万ユーロ(約22億9600万円)から60%増加した。同時に発表された2022年度上半期決算でも売上高4250万ユーロ(約59億5000万円)を計上し、2021年度上半期の売上高3170万ユーロ(約44億3800万円)を34%上回った。 イギリスの航空機エンジンメーカーのロールスロイスが、SLMソルーションズの最新シリーズ「SLM500シリーズ」を二台導入したのに加え、ドイツの工作機メーカーのボッシュも「SLM500シリーズ」を二台導入したことなどが売上増加につながった。 また、2022年度第二四半期末時点の受注残は4910万ユーロ(約68億7400万円)で、三四半期連続での増加となった。 2022年度第二四半期決算での経常収支は170万ユーロ(約2億3800万円)の赤字で、前年同期の710万ユーロ(約9億9400万円)の赤字から大幅に改善した。一方、同期間中のEBITDA(利子・税・減価償却前利益)は130万ユーロ(約1億8200万円)の黒字だった。
掲載日:2022年8月22日:マークフォージドが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2420万ドル(約32億6700万円)で、前年同期比で19%のプラスとなった。売上総利益率は53%で、前年同期の58%を下回った。非GAAPベースでの売上総利益率は54%で、前年同期の59%を下回った。 経常収支は410万ドル(約5億5350万円)の赤字で、前年同期の1110万ドル(約14億9850万円)から改善した。同期末時点で同社が保有している現金および現金相当資産の合計は2億4320万ドル(約328億3200万円)だった。 マークフォージドの社長兼CEOのシャイ・テレム氏は、「デジタルフォージに対する需要は引き続き成長しています。我々のお客様は我々のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションのバリューを理解しておられ、特にサプライチェーン危機に直面するグローバルビジネス環境においてはとりわけそうです」とコメントしている。 マークフォージドは、2022年度通年でのアーニングス・ガイダンスをアップデートした。同社は2022年度通年の売上高を1億ドル(約135億円)から1億1500万ドル(約155億2500万円)程度と見積もっている。
掲載日:2022年8月21日:ヴォクセルジェットが2022年度第二四半期決算と2022年度上半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のヴォクセルジェットが、2022年度第二四半期決算と2022年度上半期決算をそれぞれ発表した。それによると、同社の2022年度第二四半期の売上高は6700万ユーロ(約9億2051万円)で、前年同期比で35.4%の増加となった。 また、同社の2022年度上半期の売上高は1130万ユーロ(約15億5250万円)で、前年同期比で25.9%の増加となった。2022年度第二四半期においてはサービス部門の売上高が好調で、前年同期比で35.8%のプラスとなる300万ユーロ(約4億1217万円)の売上高を獲得した。 ヴォクセルジェットのCEOインゴ・エデラー氏は、「2022年度第二四半期決算の結果を嬉しく思っています。特にオンデマンドプリンティング事業が極めて忙しく、先月にかけて大きな3Dプリンティングの仕事を続けて受注しました。このセクターにおいては、2022年度通年での目標受注件数をすでに上回っています。現時点では、いただいた注文に対してデリバリーとインストレーションをスケジュール通りに行い、通年での売上高で過去最高を記録することを目指しています」とコメントしている。
掲載日:2022年8月20日:Nexa3Dが大規模な従業員のレイオフを実施
アメリカの3DプリンターメーカーのNexa3Dが、大規模な従業員のレイオフを実施して話題になっている。Nexa3Dは、これまでにパウダーベッドソルーションズ担当副社長のクリスティン・ミューヘリン氏や戦略的コミュニケーションおよびエコシステム担当シニアディレクターのサラ・ゴーキー氏を解任したのに加え、アプリケーションエンジニアのマユール・ナーキーデ氏とソハム・ワドナップ氏、アプリケーションディベロッパーのアナスタシア・グリンゲヴィッチ氏、チャネルマーケティングマネージャーのロン・ファーマニウク氏を、それぞれレイオフしている。ロン・ファーマニウク氏については、Nexa3D入社からわずか4カ月でのレイオフとなった。 パウダーベッドソルーションズ担当副社長のクリスティン・ミューヘリン氏は、自身のTwitterで「(レイオフの波が)ついに私にも及んできました。私は、今回の経済的低迷の最新の被害者です。突如レイオフされた私は(非営利団体の)ウィミン・イン・3Dプリンティングの理事長であり失業者です。私は悲しんでいるのでしょうか?もちろんです。私は怒っているのでしょうか?もちろんです。しかし、このような事態がどこからやってきたかを、しっかりと見極める必要があります」とコメントしている。 Nexa3Dは、2016年に大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていたアヴィ・レイチェンタルが設立した3Dプリンターメーカー。NXE400SLA3Dプリンターは樹脂を入れたバットに対し、光を下から照射して造形するタイプの3Dプリンターで、光と樹脂との距離が短く、正確に照射できるため、高速かつ精密にプリントすることが可能としている。
掲載日:2022年8月19日:ボーイングとノースロップ・グラマンがアディティブ・マニュファクチャリング・フォーワードプログラムへ参加
アメリカの大手航空機メーカーのボーイングとノースロップ・グラマンが、米政府主導で組織化が進むアディティブ・マニュファクチャリング・フォーワードプログラムへ参加すると発表した。 アディティブ・マニュファクチャリング・フォーワードプログラムは今年2022年5月に米バイデン政権が立上げを発表したもので、非営利団体のアプライドサイエンス&テクノロジーリサーチ・オーガニゼーション・オブ・アメリカ(ASTROアメリカ)が主導するプログラム。アメリカの産業界に3Dプリンティング技術の活用を促し、経済成長と雇用の創出の実現を同時に目指すとしている。 ASTROアメリカのニール・オリンジャーCEOは、「サプライチェーン危機の問題は、単にアメリカにより多くの港を建設せよというのに留まりません。アメリカの中小企業の工場において、(3Dプリンターなどを活用して)モノづくりを行うことが求められているのです。 アディティブ・マニュファクチャリング・フォーワードプログラムには、これまでにGEアビエーション、シーメンス・エナジー、レイセオン・テクノロジーズ、ハネウェルなどが参加している。 バイデン政権は、ロイターを通じて、アディティブ・マニュファクチャリング・フォーワードプログラムは今後、自動車と半導体の分野に拡張すると発表している。
掲載日:2022年8月18日:マイケル・ターナー氏がスリーディーシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CFOに就任
マイケル・ターナー氏が、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)に就任する。2022年8月29日付けの人事で、ターナー氏は社長兼CEOのジェフリー・グレイブス氏から直接業務指示を受ける。ターナー氏は、スリーディーシステムズの会計部門および監査部門、フィナンシャルプラニング、税務、財務、およびインベスターズ・リレーションなどの業務を担うことになる。 ターナー氏は、前職で大手化学メーカーのイノベーティブ・ケミカルプロダクツのCFOを務めていた。ターナー氏はまた、公開企業で同業の化学メーカーのアルバーマーリー・コーポレーションの財務担当役員を務めていた。 ターナー氏のCFO就任について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス氏は、「マイケルのような万能で熟練のファイナンシャルリーダーが3Dシステムズに合流してくれることを大変うれしく思います。マイケルは強力なファイナンシャルコントロールとガバナンスの豊富な経験を持ち、テクノロジーベースの戦略を実行することでファイナンスオーガニゼーションとしてのスリーディーシステムズを変革してくれるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年8月17日:アメリカン航空がブーム・スーパーソニックの超音速旅客機「オーバーチュア」を20機購入へ
アメリカの大手航空会社のアメリカン航空が、ブーム・スーパーソニックの超音速旅客機「オーバーチュア」を20機購入する。発表によると、アメリカン航空はブーム・スーパーソニックに返金不能の手付金を支払っており、オプションでさらに40機の購入が可能としている。 アメリカン航空のデレック・カーCFOは、「未来においては、超音速旅行は我々のお客様に対して提供できる重要なサービスのひとつとなります。ブーム・スーパーソニックが旅行客とアメリカン航空の未来をどのように形づけてくれるかに今からエキサイトしています」とコメントしている。 オーバーチュアは、乗客65名から80名を載せてマッハ1.7以上のスピードで飛行する超音速旅客機。航続距離は4250海洋マイル(約7871キロメートル)。現行で5時間半かかっているロサンゼルス・ホノルル間のフライトを3時間で飛行することができる。 ブーム・スーパーソニックは、超音速旅客機の主要部品を3Dプリンターで製造している。同社が開発中の実証機XB-1では、21点の大型部品が3Dプリンターで製造された。なおオーバーチュアは、ユナイテッド航空も2030年までに15機購入する契約を締結している。また、日本航空やヴァージングループが購入の意思を表明している。
掲載日:2022年8月16日:ヴォクセルジェットが3Dプリンティングヘッドクォーターのセールアンドリースバックを実施
ドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のヴォクセルジェットが、3Dプリンティングヘッドクォーターのセールアンドリースバックを実施した。ドイツ・フリードバーグにある広さ1万2577平方メートルの大きさの3Dプリンティングヘッドクォーターは独立系の不動産投資家へ売却され、ヴォクセルジェットに15年間リースバックされる。この取引により、ヴォクセルジェットは2650万ユーロ(約37億1000万円)相当の現金を手にした。 ヴォクセルジェットのCOO兼CFOのルドルフ・フランツ氏は、「利益確保へ向けての道のりを辿る中、このセールアンドリースバックは、既存株の希薄化を招かないという我々の目的に合致したものです。手にした現金は、既存の借入の返済などに回し、さらに我々のメインビジネスにフォーカスするために活用します」とコメントしている。 コロナ禍、世界的なサプライチェーン停滞、インフレーションの進行などにより、ヴォクセルジェットは厳しい経営を余儀なくされている。今年2022年度第一四半期において、フォクセルジェットの短期負債の総額は2360万ユーロ(約33億400万円)となっている。また、長期負債の総額は1240万ユーロ(約17億3600万円)となっている。
掲載日:2022年8月15日:ジェフ・ブランク氏がエボルブ・アディティブ・ソルーションズのCOOに就任
ジェフ・ブランク氏がエボルブ・アディティブ・ソルーションズのCOOに就任する。ブランク氏は、複数の企業でマネジメント経験を持つアディティブ・マニュファクチャリング業界のベテラン。スタンフォード大学で機械工学の修士号とポートランド大学で経営学修士(MBA)の学位を取得、ゼロックスとテクトロニクスでそれぞれプリンタービジネスに関与した後スリーディーシステムズへ転職し、同社のワールドワイド・エンジニアリングと製品デリバリーオーガニゼーションの構築に貢献した。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズにおいてブランク氏は、エンジニアリングとオペレーション全体をマネージし、会社の成長に合った堅牢で信頼できるプロダクトラインナップを構築する。 ブランク氏は、「このチームに合流でき、革命的なテクノロジーを市場へ投入できることに大変エキサイトしています。特にEASとSTEPのテクノロジーはハイプレシジション・サーモプラスチックをこれまでにあり得なかった方法で造形させることを可能にします。2Dおよび3Dにおける私の経験を活かし、会社の成長速度をさらに加速できればと考えています」とコメントしている。 エボルブ・アディティブ・ソルーションズは今年初めにストラタシスから分離し、スピンオフ企業として新たなスタートを切った。同社は独自開発したプロプリエタリー・セレクティブ・サーモプラスチック・エレクトロフォトグラフィック・プロセス(STEP)と名付けられた技術を用い、通常のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションの50倍のスピードでモノづくりができるとしている。
掲載日:2022年8月14日:Velo3Dが2022年度第二四半期決算を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、 2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1960万ドル(約26億4600万円)で、前年同期比で160%増加した。主力製品のサファイアXCシステムシリーズの販売増加が結果をもたらす形となった。 Velo3Dのベニー・ビュラーCEOはプレスリリースで、「我々はこの成長を、競合企業が軒並み売上低迷に苦しむ中で成し遂げました。今年2022年が終わる頃までには、我々がメタルアディティブ・マニュファクチャリングの業界リーダーになることは可能です。第二四半期に獲得した受注残やサファイアXCシリーズのさらなるスケーリングを鑑みるに、我々の2020年度の売上高ガイダンスである8900万ドル(約120億1500万円)を着実に達成できるでしょう」と表明している。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客には大手ロケットメーカーのスペースXや、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年8月13日:Xometryが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手産業用3DプリンティングビューローでNASDAQ上場のXometry(ゾーメトリー)が2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は9560万ドル(約129億600万円)で、前年同期比で89%増加し、過去最大の四半期売上高となった。主力事業である産業用マーケットプレース事業の拡大が全体の売上高増加をもたらした。 売上高の内訳では、産業用マーケットプレース事業の売上高が7560万ドル(約102億600万円)で、前年同期比で55%のプラスとなった。産業用マーケットプレース事業の売上高が全体の79%を占める結果となった。 Xometryのランディ・アルチューラーCEOは、「海外事業の拡大が続き、年率で136%増加しています。今期におきましては、特にイギリス、ドイツ、フランス、北欧での売上が増加しました。ヨーロッパは引き続き全体の売り上げ拡大を牽引しており、我々の利益率向上に大きく貢献してくれています」とコメントしている。 Xometryは2013年設立。全米各地の3000の工場とパートナーシップを組み、メーカーなどの製造業のユーザーにオンデマンドマニュファクチャリングのソルーションを提供している。同社のユーザーにはBMW、デル、GE、NASAなどが含まれている。
掲載日:2022年8月12日:NUBURUがSPACとの合併で株式市場に上場へ
米コロラド州センテニアルに拠点を置くブルーレーザーメーカーのNUBURUが、SPAC(特別買収目的会社)のテイルウィンド・アクイジション・コーポーションとの合併で、株式市場に上場することとなった。3Dプリンティング関連企業のSPACとの合併による上場が続く中、2020年後半のデスクトップメタル以来のSPAC上場となる。 NUBURUのマーク・ゼディカーCEOは、「電気関連技術とマニュファクチャリングの技術革新が我々のターゲットマーケットの成長を加速させる中、IPOによる資金注入はNUBURUのモメンタムをさらに勢いづけるでしょう。我々は現在、カスタマーベースを広げ、物流チャネルを拡大し、我が社のウルトラハイ・ブライトネス製品ファミリーの開発を加速し、ニーズに対応するためにマニュファクチャリングオペレーションをスケールさせる必要があります。テイルウィンド・アクイジション・コーポーションとの合併は、我々の拡大プランを加速させ、公開市場における我々のポジションを強化することにつながるでしょう」とコメントしている。 ブルーレーザーの製品は、ハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのエッセンシアムなどに採用されている。
掲載日:2022年8月11日:スリーディーシステムズが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億4000万ドル(約189億円)で、前年同期比で13.8%のマイナスとなった。 2022年度上半期(1月~6月)の売上高は2億7300万ドル(約368億5500万円)で、前年同期比で11.5%のマイナスとなった。同期間中の経常収支は3300万ドル(約44億5500万円)の赤字で、前年同期の960万ドル(約12億9600万円)の赤字から大幅に増加した。 調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)は260万ドル(約3億5100万円)の赤字で、1株あたり0.26ドル(約35.1円)の赤字だった。 2022年度第二四半期末(2022年6月30日)時点で同社が保有する現金と短期投資の総額は6億3820万ドル(約861億5700万円)だった。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス社長兼CEOは、「この第二四半期は、我々の期待を下回る結果になりました。お客様からの受注を阻害したサプライチェーン停滞や、利益率を大幅に下げたコストインフレーション、国際取引におけるドル独歩高といった、それぞれの影響を多分に受けています。また、マクロセクターの状況も、特にキーとなるお客様の支出が縮小していることを示しています。今後さらなるコスト削減を進め、財務内容を強化してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年8月10日:デスクトップメタルが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5770万ドル(約77億8950万円)で、前年同期比で203.9%増加し過去最大の四半期売上高となった。非GAAPベースの売上総利益率は26.7%で、前年同期比で170ベーシックポイント改善した。 一方、経常収支は2億9730万ドル(約401億3550万円)の赤字だった。2億2950億ドル(約309億8250万円)計上したのれん減損費用を償却したことなどが足を引っ張る形となった。また、期間中に導入戦略的統合コスト適正化イニシアティブの影響などにより、EBITDA(利子・税・減価償却前利益は2750万ドル(約37億1250万円)の赤字にまで改善した。 2022年度第二四半期決算について、デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「デスクトップメタルは当期においてもモメンタムを構築し続け、過去最大となる5770万ドルの売上高を計上し、非GAAPベースの売上総利益率を26.7%まで改善することができました。ハイレベルなダイナミック・マクロ環境においてアディティブ・マニュファクチャリング2.0ポートフォリオを展開することで、今後もさらなる業績と成長性を確保してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年8月9日:スリーディーシステムズがドイツのハイスピード3Dプリンティング企業のdpポーラーを買収
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、ドイツのハイスピード3Dプリンティング企業のdpポーラーを買収する。買収は今年2022年第四四半期(10月~12月)内に完了するとしているが、買収金額などの詳細については明らかにされていない。 dpポーターは、独自開発したローテーション方式のインクジェット3Dプリンターで3Dプリンティングサービスを提供している。プリントヘッドを動かして積層造形するタイプの3Dプリンターとは違い、ターンテーブルにステーショナリープリンドヘッドが設置され、回転するターンテーブルに直接照射することで連続した造形が可能。一度稼働させれば停止することがないので、極めて高いスループットと歩留まりを実現している。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブス氏は、「今回の買収の目的は、我々のユーザーに業界をリードしているアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供し、彼らのクリティカルなアプリケーションのチャレンジに打ち勝っていただくことです。dpポーラーは非常にユニークなシステムを開発し、真のハイボリュームプロダクションを実現しています」とコメントしている。 スリーディーシステムズは、今月8月9日に発表されるアーニングスコールでdpポーターの買収を正式に発表する。
掲載日:2022年8月8日:コベストロが3Dプリンティング事業部をストラタシスへ売却
ドイツのポリマーメーカーのコベストロ(Covestro)が、自社の3Dプリンティング事業部をアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスへ売却した。発表によると、ストラタシスはコベストロに4300万ユーロ(約59億3400万円)を支払う。コベストロの3Dプリンティング事業部の従業員は全員ストラタシスへ転籍する。 コベストロのトーマス・トープファーCEOは、「アディティブ・マニュファクチャリングは成長中の産業セクターですが、非常に競争が激しいところでもあります。ストラタシスは我々の3Dプリンティング事業に最高のコンディションを提供し、アディティブ・マニュファクチャリングビジネスをさらに成長させてくれるでしょう」とコメントしている。 ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「イノベーティブなマテリアルはアディティブ・マニュファクチャリングの燃料であり、歯科医療用アライナーや自動車用部品の製造などを例に、まったく新しい活用方法を生み出すことでしょう。コベストロのアディティブ・マニュファクチャリングビジネスを獲得することで、我々の最新のテクノロジーをさらに成長させるポジションを獲得できます」 コベストロは2015年設立。ドイツの化学メーカー大手バイエルのマテリアルサイエンス事業部がスピンアウトして設立された。主にポリウレタン原料やポリカーボネートなどを製造している。昨年2021年4月には、オランダの化学メーカーDSMの樹脂・機能性素材事業部を買収している。
掲載日:2022年8月7日:SavorEatが3Dプリント代替豚肉パティの販売を開始
イスラエルの代替肉製造ベンチャー企業のSavorEatが、3Dプリント代替豚肉パティの販売を開始する。同社の代替肉製品ラインナップの最新のもので、グルテンフリーでヴィーガン、アレルゲンフリーであるとしている。 SavorEatの共同創業者でCEOのレイチェル・ヴィズマン氏は、「この新製品は、SavorEatのプライムマーケットであるアメリカ市場のニーズに合わせて開発されました。これまでに実施した数多くの調査によると、この新製品はアメリカのターゲットカスタマーのニーズを完全に満たしています。3Dプリント代替豚肉を販売するのは史上初ですが、バイオ3DプリンターメーカーのSodexoとのコラボレーションにより実現しました」とコメントしている。 SavorEatは、これまでにイスラエルの著名ハンバーガーレストランチェーンのBBBと業務提携契約を締結し、同社の代替肉を使ったハンバーガー試作のパイロットプログラムを開始している。同社は今後、ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域へ進出するとしている。 SavorEatは、2020年12月にテルアビブ証券取引所に株式を公開している。公開直後の同社の時価総額は5120万ドル(約53億7600万円)となっている。
掲載日:2022年8月6日:ボッシュがSLMソルーションズのSLM500シリーズを二台導入
ドイツのエンジニアリング・テクノロジー企業のボッシュ(ロバート・ボッシュGmbH)が、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのがSLMソルーションズのSLM500シリーズを二台導入した。ドイツ・ニュルンベルクにあるマニュファクチャリング・プロセシングセンターに設置された最新3Dプリンターは、水素テクノロジー用アルミニウムパーツやエレクトリックドライブ用パーツの製造などに使われるという。 SLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「ボッシュという真のテクノロジーパワーハウスとパートナシップを組めることに大変興奮しています。彼らはアディティブ・マニュファクチャリングの革命的な可能性を理解しており、SLMソルーションズの3Dプリンターの能力と信頼性を理解しています。ボッシュのポートフォリオ全般においてアディティブ・ソルーションを実現することをサポートできることを大変うれしく思っています」とコメントしている。 ボッシュは1886年設立のドイツの老舗企業。自動車用機器、家電製品、電動工具、建築関連機器などの多くの産業用・消費財製品を製造している。日本ではボッシュ株式会社が各種の製品を輸入販売している。
掲載日:2022年8月5日:デール・ベイカー氏がナノ・ディメンション・アメリカの社長に就任
デール・ベイカー氏が、イスラエルのエレクトロニクス3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のナノ・ディメンション・アメリカの社長に就任する。ベイカー氏はナノ・ディメンションのアメリカ市場とワールドワイドマーケットを担当し、M&Aによる成長戦略の実行を担う。 デール・ベイカー氏は前職でGEキャピタルのシニアバイスプレジデントとコーポレートファイナンス担当マネージャーを務め、GEのM&Aトランザクションインベストメントを担当してきた。ベイカー氏はまた、これまでに25社のM&Aに関与し、自らも7社の経営に携わっていた。ベイカー氏はバージニア州工科大学で機械工学の学士を取得し、デューク大学でMBAを取得している。 ベイカー氏の就任について、ナノ・ディメンションのジヴィ・ネディヴィ社長は、「デールの幸運と成功を祈っています。彼が前職を捨ててナノ・ディメンションに合流してくれたことにとても興奮しています。デールと私は20年以上共に仕事をしている仲であり、旧知の仲です。多くの企業を経営してきた経験を持つ優れた経営者であり、業界を率いてきたリーダーです。ナノ・ディメンションでも優れたリーダーシップを発揮してくれると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2022年8月4日:ストラタシスが2022年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2022年度第二四半期(4月~6月)決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億6660万ドル(約219億9120万円)で、前年同期比で13.3%増加した。プレパンデミックの2019年度第二四半期からも2.1%の増加となった。部門別ではシステム部門の売上高が前年同期比で29.2%増加し、全体をけん引する形となった。最新シリーズのH350シリーズのリリースや、買収したオリジン・ワンの売上高が大きく貢献した。 2022年度第二四半期決算の発表を受け、ストラタシスは2022年度通年度の売上見通しを6億7500万ドル(約891億円)とした。世界的な通貨安の進行などを受け、当初の見通しより1000万ドル(約13億2000万円)下方修正した。 ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「我々は、戦略的イニシアティブを実行することで業界のリーダーシップポジションを固め、フォーチュン500製造企業へのリーチをさらに進めてゆきます。今後も、イノベーティブで進化を続けるエコシステムを活用し、業界最高のフルスケール3Dプリンティングソルーションを提供してまいります」とコメントしている。
掲載日:2022年8月3日:フォームラブズがバーチャルユーザーサミットを開催
米マサチューセッツ州に拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、2022年10月26日と27日の日程でバーチャルユーザーサミットを開催する。今年で五回目となる年次サミットはオンラインでのバーチャルイベントとして開催され、世界中のフォームラブズのユーザーが参加する。なお、サミットにはフォームラブズの3Dプリンターのユーザーでなくても参加できる。 サミットでは各方面からスピーカーがゲストとして招待され、NASAの航空宇宙エンジニアのシェリ・ソーン氏やメイヨークリニックのエイミー・アレクサンダー氏などがスピーチを行う。 フォームラブズの共同創業者でCEOのマックス・ロボヴスキー氏は、「フォームラブズユーザーサミットは、フォームラブズコミュニティが成し遂げたことを祝福し、未来のイノベーターを鼓舞するために毎年行われています。我々のユーザーはこれまでに1億点以上のパーツを3Dプリンターで製造するという驚くべきマイルストーンに到達しました。今年のサミットでは、特に医療、自動車、エンターテイメントのそれぞれの業界における3Dプリンティングデザインやプロトタイピングにスポットライトを当てたいと思います」とコメントしている。 サミットは無料で参加できるが、事前登録が必要。事前登録はフォームラブズのウェブサイトにて行える。
掲載日:2022年8月2日:マテリアライズが2022年度第二四半期決算を発表
ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが2022年度第二四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は5800万ユーロ(約81億2000万円)で、前年同期比で14.5%の増加となった。 部門別の売上高では、マニュファクチャリング部門の売上高が2660万ユーロ(約37億2400万円)で、前年同期比で14.2%の増加となった。医療部門の売上高は2090万ユーロ(約29億2600万円)で、前年同期比で18.9%の増加となった。ソフトウェア部門の売上高は1060万ユーロ(約14億8400万円)で、前年同期比で6.1%の増加となった。 マテリアライズのフリード・ヴァンクラインCEOは、「当期においては、我が社の主力事業領域である自動車業界において一定の利益を確保することができました。特に大型のSLA3Dプリンターを使ったプロジェクトが利益に貢献しました。また、メタル3Dプリンティングについても、コロナのパンデミック前の水準のターンオーバーに戻すための努力をしました」と説明している。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインやピーター・レイズらが設立した、ベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2022年8月1日:マクドナルドが植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了
アメリカの大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドが、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストを終了した。テストの結果は公式に明らかにされていないが、ある株式アナリストが25のマクドナルドの店舗にヒアリングしたところによると、25店舗のすべてにおいて「マックプラントバーガー」の売上が当初の期待値を下回ったという。 パイロットテスト終了の報道を受け、マクドナルドに代替肉パティを供給しているビヨンド・ミートの株価は5.2%値下がりした。 マクドナルドは、代替肉製造大手のビヨンド・ミートと2019年にパートナーシップ契約を締結し、ビヨンド・ミートから代替肉の供給を受け、植物由来バーガー「マックプラントバーガー」のパイロットテストをテキサス州、アイオワ州、ルイジアナ州、カリフォルニア州の店舗で行っていた。パイロットテストの実施店舗は最盛期に600店舗まで増加したが、一日の平均売上が最大で70個程度と苦戦していた。 ある関係者は、「フランチャイズ店の雰囲気は、マックプラントバーガーの売上は予想を大きく下回ったというものです。この数字では、将来的に全国的な本格的ロールアウトすることの保証にはならないでしょう」と説明している。
掲載日:2022年7月31日:ブラックバッファロー3DがFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結
ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカーのブラックバッファロー3Dが、ゼロックス傘下のファイナンス企業のFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結した。発表によると、FITTLEはブラックバッファロー3Dの建設3Dプリンターのユーザーに対し、ファイナンス、リース、レンタルなどのサービスを提供する。 ブラックバッファロー3DのCEO兼COOのマイケル・ウッズ氏は、「現在の我々のミッションは、我が社の認知を広げ、建設3Dプリンターの効率性と実用性を活かして建設業界を完全に変革することです。FITTLEとパートナーシップ契約を締結し、ミッションを実行して、グローバルなプレゼンスを拡大できることにエキサイトしています」とコメントしている。 FITTLEのニコール・トラーコ社長は、「イノベーティブなビジネスファイナンスのプロバイダーとして、FITTLEはブラックバッファロー3Dの変革的成長をサポートする良いポジションにいると認識しています。サステナブルなパートナシップを維持し、共に建設業界を変革することを楽しみにしています」とコメントしている。 ブラック・バッファローは、ニューヨークに拠点を置く建設3Dプリンターメーカー。造形サイズ最大1500平方フィート(約139.35平方メートル)の建設3Dプリンター「ネクスコン3D」を製造している。
掲載日:2022年7月30日:デンバー・メトロポリタン州立大学がインダストリー4.0マニュファクチャリングセンターを開設
デンバー・メトロポリタン州立大学が、インダストリー4.0マニュファクチャリングセンターを開設する。オーラリアキャンパス内に新たに開設するもので、AI、AR、IoT、3Dプリンティングなどのインダストリアル4.0関連技術の研究や教育などを行う。また、オフィススペースやデモンストレーション用施設も設置し、地元企業との共同研究や実務トレーニングなども行う。 デンバー・メトロポリタン州立大学のマーク・ヨス・ディレクターは、「コロラド州の地元製造業の皆さんにセンターを活用していただき、インダストリー4.0のテクノロジーを実際に活用していただければ幸いです。新たな知識を現場へ持ち帰り、ビジネスの成功へつなげていただきたいです。また、デンバー・メトロポリタン州立大学の優秀な学生たちを、現場のワークフォースとして活用していただきたいです」とコメントしている。 デンバー・メトロポリタン州立大学は、1965年設立の公立大学。コロラド州デンバー・オーラリアにキャンパスを置き、約2万人の学生を抱えている。設立当初はメトロポリタン州立大学の呼称で呼ばれていたが、2012年に現在のデンバー・メトロポリタン州立大学に校名を変更した。
掲載日:2022年7月29日:【PR】Adv.Mater表紙記事: 精密3Dプリンティングと超音波モータ
音を動力源とし、非接触で制御できる技術は、多くの分野で強く求められています。 最近、研究者は非接触メタエンジンブロック(Meta Engine Block, MEB)とBMF社の高精度3DプリンターmicroArch®S140を用いて、特定の音波の線形運動量(linear momentum)を軌道角運動量(orbital angular momentum)に反転させることができる新しい超音波モータを製作しました。
この研究成果は「Twisting Linear to Orbital Angular Momentum in an Ultrasonic Motor」というタイトルで権威ある学術誌Advanced Materialsに掲載され、雑誌表紙にも採用されました。
この超音波モータには次のような特徴があります。
1. 必要な音源は1つだけ。
2. モータの性能に影響を与えることなく、MEBの形状を自由に設計することができる。
3. シンプルな構造で小型化を実現。
Fig. 2 BMF社のプリンタmicroArch®S140(解像度:10μm)で製作したMEBモデル(W=8mm,d=0.4mm,t=0.2mm) このようなシンプルな非接触型超音波モータは、チップスケールの符号化・復号化や非侵襲的な微粒子操作など、様々なチップ技術へ広く応用されることが期待されています。
掲載日:2022年7月28日:ボストン・マイクロ・ファブリケーションがシリーズC投資で4300万ドルの資金調達に成功
米マサチューセッツ州に拠点を置くマイクロ3Dプリンターメーカーのボストン・マイクロ・ファブリケーション(BMF)が、シリーズC投資で4300万ドル(約58億4800万円)の資金調達に成功した。出資したのは中国資本の深センキャピタルグループを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 今回の資金調達により、ボストン・マイクロ・ファブリケーションが調達した資金の総額は5700万ドル(約77億5200万円)となった。ボストン・マイクロ・ファブリケーションには、香港資本のグリーン・パイン・キャピタルパートナーズも出資している。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションのマイクロ3Dプリンター「microArch230シリーズ」は、最小2ミクロン程度でのサイズの造形が可能。医療機器や電子機器など、様々な産業セクターで活用されている。 ボストン・マイクロ・ファブリケーションのジョン・カウォラCEOは、「我々のビジネスは力強く成長しており、今回調達した資金を事業能力拡張に投じる予定です。我々のグローバルリーチはユーザーから高く評価されており、我々のシステムはプロトタイピングからエンドユーズパーツの製造まで、世界中で利用されています。特に従来型のモノづくりでは製造が不可能だった領域で利用されています」とコメントしている。
掲載日:2022年7月27日:ストラタシスが米国証券取引委員会にポイズンピルを申請
アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスが、米国証券取引委員会(SEC)にポイズンピルを申請した。ポイズンピルはShareholder Rights Planの俗称で、敵対的買収者が一定数の株式を取得した段階で発動される。敵対的買収者以外の株主に対して有利な条件での株式取得を可能にするもので、発動されると敵対的買収者の買収コストが増加し、敵対的買収者の買収意欲を削ぐ効果がある。 ストラタシスに対しては、今月2022年7月にイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収していた。 ストラタシスのポイズンピルは、敵対的買収者がストラタシスの発行済み株式の15%以上を取得した場合に発動される。発動されると、敵対的買収者以外の既存株主がストラタシスの新株を0.01ドルで取得できるようになる。 ストラタシスのヨナ・ロイドCCOは、「今回の決定は、他の多くの公開企業が広く採用している対応策と同様のものです。取締役会の断固たる意思決定であり、会社と株主の長期的な利益を守るためのものです」とコメントしている。
掲載日:2022年7月26日:セメックスがCOBODインターナショナルに出資
メキシコの大手セメントメーカーでニューヨーク証券取引所上場のセメックス(Cemex)が、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルに出資する。傘下のベンチャーキャピタルのセメックス・ベンチャーズを通じて出資するもので、出資の条件などの詳細については明らかにされていない。 セメックス・ベンチャーズのゴンザロ・ガリンド社長は、「COBODインターナショナルへの投資は、顧客中心主義という我々のマインドセットと、絶えざるイノベーションとインプルーブメントに対するフォーカスを反映したものです。COBODインターナショナルとの協働により、セメックスはかつては存在しなかった建設3Dプリンティングを顧客に提供することが可能になります。我々のイノベーションに対する努力は、この新しいテクノロジーの世界におけるトップポジションを確保し、より良い未来を構築することを可能にしてくれるでしょう」とコメントしている。 COBODインターナショナルには、これまでにGE傘下のGEリニューアブルが出資している。 セメックスは1906年設立の、メキシコ・モントレーに拠点を置くセメントメーカー。ラファージュホルシム、ハイデルベルクセメントと並び、グローバルセメントメジャーの一つに数えられている。
掲載日:2022年7月25日:コリンズ・エアロスペースがアディティブ・マニュファクチャリングセンターを増設
アメリカの航空宇宙・防衛大手のコリンズ・エアロスペースが、アイオワ州デモインにあるアディティブ・マニュファクチャリングセンターを増設する。1400万ドル(約19億400万円)を投じて行われる増設計画は、現存のセンターを9000平方フィート(約836平方メートル)拡張するもので、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが開発したNXGXII600シリーズが設置されるとしている。 コリンズ・エアロスペースのレネー・ベグレー氏は、「今回の拡張により、アディティブ・マニュファクチャリングのキャパシティを劇的に増加させることができます。特に航空機と航空機用エンジンのお客様にパーツなどの提供を迅速に提供することが可能になります。伝統的なマニュファクチャリングに比べ、アディティブ・マニュファクチャリングはコストを削減してくれるのみならず、デリバリーのリードタイムも削減してくれます。また、より軽量なパーツを製造できることから、航空機の燃料消費量を抑え、カーボンエミッションも削減してくれます」とコメントしている。 コリンズ・エアロスペースは2001年設立。ノースカロライナ州シャーロットに拠点を置き、航空機用アビオニクス製品・ITシステムなどを製造している。
掲載日:2022年7月24日:メーカーボット・インダストリーズがクラウドプリント2.0をリリース
アメリカの3Dプリンターメーカーでストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズが、最新の3Dプリンティング管理ソフトのクラウドプリント2.0をリリースした。クラウドベースで提供される管理ソフトは、CADファイルのプレパレーションから実際の3Dプリンティングまでをワンストップでマネージするもので、メーカーボット・インダストリーズのMETHODシリーズ、SKETCHシリーズ、レプリケーターシリーズに対応している。 クラウドプリント2.0のリリースについて、メーカーボット・インダストリーズのナダヴ・ゴシェンCEOは、「3Dプリンティングを成功させるには、ハードウェアのみならず、素材、アクセサリー、ソフトウェアを含めたフルスケールのエコシステムが必要です。メーカーボット・インダストリーズの新しいクラウドプリント2.0は、ユーザーが重要なタスクを完結させるためのより最適なアプローチを提供します。操作方法も簡単で、セキュアなワークフローを提供し、スタートからフィニッシュまでワンストップでのコントロールとマネジメントを実現します」とコメントしている。 メーカーボット・インダストリーズは、今年2022年5月にオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーに発行済み株式の54.4%を取得され、同社の子会社になっている。現在、ウルチメーカーとメーカーボット・インダストリーズの二つのブランドが並存してそれぞれ運営されている。
掲載日:2022年7月23日:シェイプウェイズの株価が低迷
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズの株価が低迷している。同社は2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場したシェイプウェイズの株は、上場後一時8.23ドルに値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年7月22日)では0.87ドルまで値下がりしている。また、時価総額も減少しており、本記事執筆時点では4239万ドル(約58億4982万円)まで縮小している。 低迷する業績を立て直すため、シェイプウェイズは先日、シーメンスUSAのデジタルインダストリーズ担当社長を務めていた業界ベテランのラジ・バトラ氏を取締役に招聘するなどして経営陣を入れ替えている。 シェイプウェイズは、2022年度第一四半期において売上高757万ドル(約10億4466万円)と、経常赤字404万ドル5億5752万円を、それぞれ計上している。対前年比でのキャッシュポジションは1499万ドル(約20億6862万円)のマイナスで、キャッシュの流出が止まらない状態となっている。
掲載日:2022年7月22日:ファストレイディアスが従業員の20%をレイオフ
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業でNASDAQ上場のファストレイディアスが従業員の20%をレイオフする。先月社長に就任したパトリック・マッカスター氏が進めるコスト削減計画の一環で、40人程度の従業員がすでにレイオフされたという。ファストレイディアスは、年度内にオペレーティングコストを最大で1000万ドル(約13億8000万円)程度削減するとしている。 ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズと合併し、NASDAQへ上場した。上場初日は6.74ドルで取引を終えた同社の株は、その後右肩下がりで値を下げ続け、本記事執筆時点(現地時間2022年7月21日)では0.63ドルまで値下がりしている。 また、上場初日に1億4016億ドル(約193億4208万円)あった時価総額も縮小し、本記事執筆時点では4628万ドル(約63億8664万円)と三分の一以下となっている。 ファストレイディアスは2014年設立。イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる各種の造形サービスを提供している。
掲載日:2022年7月21日:AMベンチャーズが1億ユーロ規模のVCファンドを組成
ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くベンチャーキャピタルのAM(アディティブ・マニュファクチャリング)ベンチャーズが、1億ユーロ(約140億円)規模のVCファンドを組成した。ファンドは主にアディティブ・マニュファクチャリング関連のハードウェア、ソフトウェア、素材、アプリケーションなどを開発しているスタートアップ企業に投資される。 AMベンチャーズの共同創業者でマネージングパートナーのアーノ・ヘルド氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング業界は、過去10年間において着実で力強い成長を見せてくれました。特にスタートアップ企業が業界において重要な役割を演じてきました。デジタルワールドをリアルワールドに出現させるために、スタートアップ企業は今後も重要なキーであり続けるでしょう。気候変動を克服し、サプライチェーンを強化し、サステナブルな方法でのモノづくりを実現するために、スタートアップ企業のさらなる活躍が求められています」とコメントしている。 AMベンチャーズは、2013年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの創業者、ハンス・ランガー氏が設立したベンチャーキャピタル。これまでにドイツ、オーストリア、アメリカ、スイス、スウェーデン、オーストラリアの17社のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業に投資している。
掲載日:2022年7月20日:ストラタシスの株が18.3%値上がり
アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスの株が値上がりしている。今年2022年7月6日に16.20ドルまで値下がりした同社の株は反転し、本記事執筆時点の2022年7月19日には19.17ドルまで値上がりしている。現地時間の先週発表されたイスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収したというニュースが影響している可能性がある。 ストラタシスの株は、2021年2月5日に51.72ドルの高値を付けた後徐々に値を下げ初め、今年2022年に入ってからは20ドルから30ドルの価格レンジを推移していた。今回の株式取得によりナノ・ディメンションは1億5000万ドル(約207億円)程度のマーケットキャップを手にしたことになるが、市場関係者の中には、ナノ・ディメンションが比較的安価にストラタシスの持ち分を手にしたと評価する向きもある。 また、別の市場関係者は、ナノ・ディメンションが今後、株価が安値水準で推移している現時点において、さらにストラタシスの株を買い増す可能性を指摘している。また、ナノ・ディメンションがストラタシスの株をある程度敵対的に買収する可能性も指摘されていて、両社の今後のやりとりを注視してゆく必要があるとしている。
掲載日:2022年7月19日:ケロッグが子会社のモーニングスター・ファームズのスピンオフを計画
アメリカの大手食品メーカーでニューヨーク証券取引所上場のケロッグが、子会社の代替肉メーカーのモーニングスター・ファームズのスピンオフを計画していることがわかった。関係者によると、ケロッグは2023年後半までにモーニングスター・ファームズをスピンオフし、株式市場へ公開する。 ケロッグによると、モーニングスター・ファームズの2021年度の売上高は3億4000万ドル(約469億2000万円)で、EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は5000万ドル(69億円)となっている。競合企業のビヨンド・ミートの売上高4億6500万ドル(約641億7000万円)よりは少ないものの、利益はしっかりと確保している。なお、ビヨンド・ミートの同期間中の経常収支は1億1300万ドル(約155億9400万円)の赤字となっている。 モーニングスター・ファームズは2017年設立。植物由来原料を使い、ハンバーガー用パティ、チキンナゲット、ホットドッグ、ソーセージ、ミールスターターなどを製造販売している。モーニングスター・ファームズの製品は、大手小売チェーンのターゲットや、オンライン通販大手のAmazonなどで購入出来る。 ある業界関係者は、代替肉市場のマーケットリーダーであるビヨンド・ミートと違い、すでに利益を確保しているモーニングスター・ファームズの上場により、代替肉市場がさらに活性化されると期待する声を寄せている。
掲載日:2022年7月18日:全世界の代替肉市場が2030年までに27億8000万ドル規模へ成長
全世界の代替肉市場が、2030年までに27億8000万ドル(約3836億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカ・オレゴン州ポートランドに拠点を置く調査会社アライド・マーケットリサーチがまとめたレポートによると、2021年時点で164万ドル(約2億2632億円)規模とされる全世界の代替肉市場は、今後年率95.8%の高い成長率で成長を続け、2030年までに同規模に達するとしている。 市場拡大をけん引する主なプレーヤーとしては、アレフ・ファームズ、ビヨンド・ミート、キュービック・フーズ、フューチャー・ミートテクノロジーズ、ミータブルBV、ミッション・バーンズ、メンフィス・ミート、モサ・ミートBV、リディファイン・ミート、ヴァウ・グループなどを挙げている。 代替肉の種類では、レッドミートが91%の最大のシェアを保ち、今後も高いシェアを維持し続けるとしている。また、代替シーフードも成長が見込め、2030年までに年率125.1%の成長率で成長を続けるとしている。 マーケット地域では、アジア太平洋地域が最大のシェアを有し、今後も成長を続けるとしている。また、北米市場と欧州市場が続くとしている。
掲載日:2022年7月17日:ナノ・ディメンションがストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収して話題になっている。 NASDAQで取引されているストラタシスの株は、昨年2021年11月8日に37.09ドルの高値を付けた後値を下げ始め、今年2022年7月6日には16.20ドルまで値下がりしていた。本記事執筆時点の2022年7月18日には18.79ドルまで値を戻しているが、今のところ大きく値を戻す傾向は見られていない。 ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターン会長兼CEOは、「ナノ・ディメンションがストラタシスの株を購入する理由は、ストラタシスというマーケットリーダーへ戦略的投資を行い、特にアディティブ・マニュファクチャリングとメタル3Dプリンティングの領域にナノ・ディメンションの破壊的テクノロジーを投入することです。ストラタシスのブルーオーシャンな事業領域に進出し、多くのバリューを生み出すことが可能になるでしょう」とコメントしている。 ストラタシスは、2012年にイスラエルの3Dプリンターメーカーのオブジェットと合併しているが、業界関係者の中には、ストラタシスがナノ・ディメンションと合併する可能性を指摘する向きもある。
掲載日:2022年7月16日:デスクトップメタルがドイツのソリッドCAMと販売代理店契約を締結
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、ドイツのCNCソフトウェア販売のソリッドCAMと販売代理店契約を締結した。発表によると、ソリッドCAMはデスクトップメタルのメタル3Dプリンティングシステムを、ドイツ、イスラエル、イギリス、インドのユーザーに販売する。 また、ソリッドCAMのCNC・アディティブ・マニュファクチャリングセンターにデスクトップメタルのスタジオシステムを設置し、3Dプリンティングのデモンストレーションなどを行う。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「デスクトップメタルのチームメンバーは、世界中のユーザーに信頼されているブランドであるソリッドCAMとのリレーションシップを拡大できることを嬉しく思っています。このリレーションシップの拡大は、より多くのCNCのプロフェッショナルが3Dプリンティングを知る機会になり、スタジオシステム活用の可能性に気付く機会を与えることになるでしょう」とコメントしている。 デスクトップメタルは、ドイツの自動車メーカーのBMWから790万ドル(約10億9000万円)相当の商談を受注するなど、ドイツにおけるプレゼンスを広げている。
掲載日:2022年7月15日:2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル規模に到達
2022年度第一四半期の全世界の3Dプリンティング市場が30億ドル(約4140億円)規模に到達したとする調査結果が発表された。調査会社スマートテックアナリシスによると、全世界の3Dプリンティング市場は前年同期比で27%拡大し、同規模に達したとしている。スマートテックアナリシスは、2022年度通年での全世界の3Dプリンティング市場が120億ドル(約1兆6560億円)規模に達すると予想している。 市場の内訳では、サービス関連セクターの売上高が最も多く、全体の49.6%を占めた。次いで3Dプリンターなどのハードウェアの売上高が全体の28.9%を占めた。3Dプリンティング用素材の売上高は全体の21.4%だった。 スマートテックアナリシスのアナリスト、スコット・ダンハム氏は、「2022年度の最初の四半期はアディティブ・マニュファクチャリング業界にとって歴史的な四半期となりました。2021年度の落ち込みから完全にリバウンドした形です。世界的なサプライチェーン停滞が続く中、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーは世界中のモノづくりを変えつつあります。サプライチェーン停滞が続くほど、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの普及が進むでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年7月14日:ミーテックとウマミ・ミートが代替シーフード共同開発の覚書を締結
イスラエルの代替肉メーカーでNASDAQ上場のミーテックと、シンガポールの代替肉メーカーのウマミ・ミートが、代替シーフード共同開発の覚書(MOU)を締結した。発表によると、両社は共同でサーモンやツナなどの代替シーフードを開発し、主にアジア太平洋地域の市場で販売するとしている。 ミーテックのアリク・カウフマン創業者兼CEOは、「今回の覚書締結は、我が社の3Dプリンティングテクノロジーを活用して業界コラボレーションを展開するという戦略が具現化したものです。シーフードセクターへの進出に興奮しており、アジアの主要国の市場に展開できることを嬉しく思います」とコメントしている。 ウマミ・ミートのミヒール・パーシャド創業者兼CEOは、「今回のコラボレーションに感謝し、ミーテックの3Dプリンティングテクノロジーを活用して我々のプロダクトレンジを拡大できることを嬉しく思います。このパートナーシップは、代替シーフード開発のプラットフォームを共有し、消費者ニーズに対応した新しい製品の供給を可能にします」とコメントしている。 ミーテックは2019年設立。イスラエルに拠点を置き、これまでに牛肉、鶏肉、豚肉、ホールカットなどの代替肉を製造している。 ウマミ・ミートは2020年設立。シンガポールに拠点を置き、マグロ、タイ、ウナギなどの代替シーフードを製造している。
掲載日:2022年7月13日:マークフォージドがスウェーデンのデジタルメタルを買収か
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが、スウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのデジタルメタルを買収する方向で交渉中であることが明らかになった。同社に近い関係者によると、マークフォージドはデジタルメタルの親会社のヘガネスと交渉中で、買収金額として3200万ドル(約43億2000万円)をオファーしているという。 デジタルメタルは2003年設立。設立当初より独自開発したメタル・バインダージェット3Dプリンターを製造している。同社は2012年にスウェーデンの金属粉メーカーのヘガネスに買収され、同社の子会社になっている。ヘガネスは1797年設立の老舗金属粉メーカーで、今日までに年間生産量50万トンの世界最大の金属粉メーカーとなっている。 デジタルメタルのフラッグシップメタル3Dプリンター「DPM2500システム」は、チタン、ニッケル超合金、銅パウダー、ステンレススチール、アロイ4140スチールなどの素材を使用することが可能。 マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している
掲載日:2022年7月12日:ラジ・バトラ氏がシェイプウェイズの取締役に就任
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手のシェイプウェイズの取締役にラジ・バトラ氏が就任した。バトラ氏は、インダストリアルオートメーションとデジタライゼーションの分野で20年以上の経験を持つベテランで、前職ではシーメンスUSAのデジタルインダストリーズ担当社長を務めていた。 バトラ氏の取締役就任とともに、レスリー・キャンベル氏が取締役会会長に就任した。キャンベルの会長就任後も、前会長のジョッシュ・ウルフ氏は取締役に留まる。 バトラ氏の取締役就任について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズの取締役会は、ラジの取締役就任を心から歓迎します。ラジはオートメーションとデジタルトランスフォーメーションの世界で20年以上の経験を持つベテランで、様々な業界において広くリーダーシップを発揮してきました。成長を続けるシェイプウェイズが、デジタルマニュファクチャリングソルーションに対するニーズへ的確に対応してゆくために力を発揮してくれることを信じています」とコメントしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。同社は2019年9月にSPAC(特別買収目的会社)のガリレオ・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。
掲載日:2022年7月11日:シンプリファイバーが350万ドルの資金調達に成功
ニューヨークに拠点を置くフットウェア・アパレル3Dプリンターメーカーのシンプリファイバーが、350万ドル(約4億7250万円)の資金調達に成功した。出資したのはワン・ベンチャーズ、テックスターズ、ヘリテッジグループ・ベンチャーズ、ジェットストリーム・ベンチャーズ、プラグアンドプレイ・ベンチャーズ、リファッション・ベンチャーズ、キャピタルエックス・ベンチャーズ、、キーラー・インベストメンツなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 シンプリファイバーのフットウェア・アパレル3Dプリンターはウッドチップなどの天然由来原料を素材に靴や服などを造形するタイプの3Dプリンター。服などの従来型の製造方法に比べて製造工程を最大60%、原料を最大35%削減できるとしている。 シンプリファイバーの共同創業者でCEOのマリア・インチャー・オーラング氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは、これまでに様々業界に革命を起こしてきましたが、ファッション業界では革命はまだ起きていませんでした。でも、今後シンプリファイバーがファッション業界における革命を起こす当事者となってゆくでしょう」とコメントしている。 マリア・インチャー・オーラング氏はカルバンクライン、アレキサンダー・マックイーンなどでファッションデザイナーを務めてきた業界のベテラン。2020年にフィリップ・コーエン氏と共同でシンプリファイバーを設立した。
掲載日:2022年7月10日:サム・フランシス氏がランチャーのCFOに就任
ロサンゼルスに拠点を置くロケットメーカー・ランチャーのCFOにサム・フランシス氏が就任した。フランシス氏は業界経験25年のベテランで、前職で同業企業プラネタリー・システムズのCFOと、別の同業企業のブルーキャニオン・テクノロジーズのCFOを務めていた。プラネタリー・システムズはこれまでにロケットラブに、ブルーキャニオン・テクノロジーズはこれまでに防衛大手レイセオン・テクノロジーズにそれぞれ売却されている。 ランチャーは現在、ハイパフォーマンスロケットの「ランチャーライト」と「オービター」をそれぞれ開発中で、フランシス氏は、両ロケットの開発にかかる資金調達などを担当するものと見られる。 ランチャーのマックス・ハオットCEOは、「サムがランチャーのチームに合流し、ランチャーの投資家ベースを拡大し、フィナンシャルオペレーションを強化してくれることに期待しています。「オービター」の初フライトが今年11月に予定されているので、ちょうどいいタイミングで合流してくれました」とコメントしている。 ランチャーは2017年設立。同社はロケット本体とロケットエンジンの主要部品を3Dプリンターで製造していることで知られている。
掲載日:2022年7月9日:ダイヴァージェント・テクノロジーズがシリーズC投資で8000万ドルの資金調達に成功
米カリフォルニア州ガーデナに拠点を置く自動車メーカーのダイヴァージェント・テクノロジーズが、シリーズC投資で8000万ドル(約108億円)の資金調達に成功した。出資したのはベンチャーキャピタルのホライズン・テクノロジー・ファイナンス・コーポレーションとウェスタン・アライアンス銀行系列のブリッジ銀行。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。今回の資金調達により、ダイヴァージェント・テクノロジーズが調達した資金の総額は3億2800万ドル(約442億8000万円)となった。 ブリッジ銀行のテクノロジーバンキンググループディレクターのマイク・レダーマン氏は、「ダイヴァージェントは、自動車製造のエコノミクスを劇的に変革しています。ダイヴァージェントが業界の構造転換を促すソルーションを提供し、システムレベルの変換を促すシーンを目撃できることにエキサイトしています」とコメントしている。 ダイヴァージェント・テクノロジーズは、2014年設立のスーパーカーメーカー。主にSLMソルーションズのハイエンドレーザーメタル3Dプリンターを使い、「ゼロエミッション」のスーパーカーを製造している。
掲載日:2022年7月8日:ビヨンド・ミートがディズニーランド・パリとパートナシップ契約を締結
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、ディズニーランド・パリとパートナシップ契約を締結した。発表によると、ビヨンド・ミートはディズニーランド・パリのテーマパーク、ディズニービレッジ、ディズニーレストランに対し、ビヨンドバーガー、ビヨンドソーセージ、ビヨンドミートボールなどの代替肉を提供する。 ビヨンド・ミートのEMEA地域担当ジェネラルマネージャーのヨルグ・オオストダム氏は、「より良い未来を築こうという我々と共通の価値を持つアイコニックブランドのディズニーランド・パリとパートナーシップを組めることは、ヨーロッパ中にプラントベースドの代替肉を広めるという目的を持つ我々にとっての真のマイルストーンです。今日、より多くの消費者がフレキシタリアン・ダイエットを実践していますが、ディズニーランド・パリを訪れる多くの人が我々の代替肉に驚くことでしょう」とコメントしている。 ディズニーランド・パリは、今年初めに開業30年を記念して園内のレストランで提供するヴィーガンメニューを拡大すると発表していた。ディズニーランド・パリは、2019年から野菜バーベキューなどのヴィーガン料理を提供してきている。 ディズニーランド・パリは1992年開業。フランスで最も観光客が集まるフランス最大の観光スポットとなっている。
掲載日:2022年7月7日:世界の建設3Dプリンティング市場が2027年までに110億ドル規模へ成長
世界の建設3Dプリンティング市場が2027年までに110億ドル(約1兆4850億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの調査会社リサーチ・アンド・マーケッツがまとめた「建設市場におけるグローバル3Dプリンティング(2022-2027)」によると、2022年時点で3億5430万ドル(約478億3050万円)規模と推定される世界の建設3Dプリンティング市場は、今後年率99.04%の高い成長率で拡大を続け、2027年までに110億6810万ドル(約1兆4942億円)規模に成長するとしている。 建設3Dプリンティング市場を牽引する主なプレーヤーとして、エイピス・コア、Batiprint3D、BeMore3D、ブランチ・テクノロジー、COBODインターナショナル、Concr3D、コンツアー・クラフティング、CyBe建設、ハイデルベルクセメント等を挙げている。 地域別では、北米(アメリカ・カナダ)、ヨーロッパ(ベルギー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)、中東およびアフリカ(エジプト、イスラエル、カタール、サウジアラビア、南アフリカ、UAE)、アジア太平洋(オーストラリア、中国、インド、インドネシア、タイ)などで高い成長が見込めるとしている。
掲載日:2022年7月6日:ヴァルカンフォームズが3億5500万ドルの資金調達に成功
アメリカのメタル3Dプリンティングスタートアップ企業のヴァルカンフォームズが、3億5500万ドル(約479億2500万円)の資金調達に成功した。出資したのはエクリプス・ベンチャーズ、スタタ・ベンチャーパートナーズ、フォンティナリス・パートナーズ、D1キャピタルパートナーズ、スタンダード・インベストメント、ボストン。シードキャピタル、インダストリー・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタル。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 ヴァルカンフォームズは、マサチューセッツ工科大学発のスタートアップ企業で、独自開発したレーザー・パウダーベッドフュージョンベースのメタル3Dプリンターを開発している。同社のメタル3Dプリンターは、最大2メガワットの出力が可能で、競合製品よりも高速で高品質の造形が可能としている。 ヴァルカンフォームズの共同創業者でCEOのマーティン・フェルドマン氏は、「最先端のデジタルマニュファクチャリング技術をスケールすることで、アメリカのイノベーションの新時代と経済成長の両方を実現することが可能になります。特にモノづくりの領域におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術をスケールすることでモノづくりのオートメーションや、ロボット技術との融合が可能になります」とコメントしている。
掲載日:2022年7月5日:【PR】Nat. Mater.: 精密3Dプリント+小型歯車=弾性率可変の機械的メタマテリアル
常識的に考えて、材料の弾性率や強度などの機械的特性は、ある一定の条件のもとで固定されています。 しかし、機械的メタマテリアルは、人工的に製造され、ユニークな微細構造を持つため、機械的特性を調整することが可能となります。 一方、既存の機械的メタマテリアルは、構造が不安定、強度が低い、応答が遅いなどの理由により、連続的かつ安定した機械的特性のチューニングを実現することが困難でした。 科学者たちは最近、独自の剛性勾配を内蔵した小型歯車を設計し、特殊な歯車の組み合わせによる全く新しいメタマテリアルシステムを考え出しました。 BMF社の精密3DプリンターmicroArch® S130(光学解像度2μm)を用いて、75μmのフィーチャーサイズを持つ超小型歯車を製作しました。 このような歯車を用いたメタマテリアル構造には、次のような優れた特長があります。
・ヤング率を2桁の範囲で継続的かつ安定的に制御できる。
・メタマテリアル全体が硬い状態から超軟らかい状態へと変化する能力を有する。
・調整方法は簡単に行える一方で、このメタマテリアルは入力信号に対して非常に速い応答性を示す。
・非常に大きな負荷や衝撃に耐えられる。
異なる種類の歯車や特殊な組み合わせを用いることで、異なる特性を持つ機械的メタマテリアルを設計することが可能です。 この画期的な研究成果は、ロボットの衝撃保護や航空機の表皮など、スマートデバイスの画期的な応用につながることが期待されています。 この研究成果は権威ある学術誌 Nature Materials(IF 38.663)にて「Programmable gear-based mechanical metamaterials」というタイトルで掲載されました。【PR】
掲載日:2022年7月4日:シェリル・モンロー氏がAMGTAのエグゼクティブディレクターに就任
シェリル・モンロー氏が、アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング業界団体のアディティブ・マニュファクチャラー・グリーン・トレード・アソシエーション(AMGTA)のエグゼクティブディレクターに就任した。モンロー氏は、前職でアメリカ赤十字のエグゼクティブディレクターを務めたほか、アメリカ癌協会でコミュニティ・エンゲージメントマネージャーを務めている。 モンロー氏は、「歴史的に重要なこの瞬間にAMGTAに参加することが出来て大変エキサイトしています。アディティブ・マニュファクチャリングはモノづくりをよりサステナブルにし、モノづくり全体を変革する可能性を秘めています。AMGTAは、今後も幅広く業界リサーチなどを行い、アディティブ・マニュファクチャリングの可能性をさらに広げてゆきたいと思います」とコメントしている。 AMGTA理事会会長のブライアン・ネフ氏は、「シェリルの非営利組織と営利組織の両方におけるリーダーシップのスキルは、AMGTAにとってパーフェクトです。彼女とともに働き、AMGTAをさらに拡大することを楽しみにしています」とコメントしている。 AMGTAは、2019年に米フロリダ州に拠点を置くメタル3Dプリンティング・サービスビューローのシンタヴィア社が中心になって設立された非営利団体。アディティブ・マニュファクチャリング業界におけるサステナビリティなどをテーマに、各種の研究や啓蒙などを行うことを事業目的にしている。
掲載日:2022年7月3日:メーカーボット・インダストリーズが自社の3Dプリンターを低所得地域の小中学校へ寄付
大手3Dプリンターメーカーのストラタシス傘下のメーカーボット・インダストリーズが、自社の3Dプリンターを低所得地域の小中学校へ寄付して話題になっている。メーカーボット・インダストリーズは、3Dプリンターへのアクセスを確保できない子供たちに実際に3Dプリンターを提供すること目指すとしている。 3Dプリンターを受け取ったハワイ州キヘイ小学校のクリスティン・グッドウィン教諭は、「3Dプリンターは、子供たちの想像力と創造性に火を付ける優れたツールです。芸術、科学、デザインを学ぶためのマジックの宝庫であり、日々の問題解決能力を開発するための優れた素材です。メーカーボットのスケッチ3Dプリンターを、日々の授業においてテクノロジーを実際に活用する手段として大いに活用しています」とコメントしている。 メーカーボット・インダストリーズは、今年2022年5月にオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーに発行済み株式の54.4%を買収され、同社の系列会社となっている。株式買収号も、メーカーボット・インダストリーズの親会社ストラタシスはメーカーボット・インダストリーズの株式45.6%を所有し続けており、事実上の合弁会社となっている。メーカーボット・インダストリーズは2013年にストラタシスに買収され、子会社となっていた。
掲載日:2022年7月2日:BCN3Dとインドのシュリー・ラピッドテクノロジーズが販売代理店契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、インドの3Dプリンティングサービスビューローのシュリー・ラピッドテクノロジーズが、販売代理店契約を締結した。発表によると、シュリー・ラピッドテクノロジーズは、インド国内でBCN3DのフラッグシップモデルBCN3DエプシロンW50SCシリーズのなどの販売を行う。 シュリー・ラピッドテクノロジーズのパートナー、ニティン・チャウダーリ氏は、「シュリー・ラピッドテクノロジーズがBCN3Dとパートナシップを締結した理由はいくつかあります。まずBCN3Dは、デスクトップ3DプリンティングにおけるIDEXテクノロジーのパイオニアであることです。また、BCN3Dがエンジニアリング、自動車、コンスーマーグッズなどの産業セクターにおいて確たるブランドを確立していることです。インドにおける3Dプリンティングサービスビューローとして、自信をもってBCN3Dの製品をお届けできます」とコメントしている。 シュリー・ラピッドテクノロジーズは、インド・ムンバイに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。3Dプリンティングやポストプロセシングなどのサービスに加え、スリーディーシステムズ、フォームラブズ、マークフォージド、ゾートラックスなどの3Dプリンターの販売も行っている。
掲載日:2022年7月1日:オハイオ州シンシナティにアドアップのソルーションセンターがオープン
オハイオ州シンシナティに、フランスのメタル3Dプリンターメーカーのアドアップのソルーションセンターがオープンした。センターはアドアップのパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターのデモンストレーションゾーンとして機能するほか、メタル3Dプリンティングサービス、コンサルティングサービス、トレーニングサービスなどが提供される。 オープニングデーとなった6月22日のセレモニーには、アドアップのパートナー企業が多数参加した。参加した企業にはミシュラン、ポストプロセス・テクノロジーズ、オークリッジ国立研究所、オハイオ州立大学、アメリカ・メイクスなどが含まれていた。 アドアップのラッシュ・ラセールCEOは、「オープニングデーには、私たちのテクノロジーだけでなく、私たちが直面している様々なチャレンジを見ていただくために多くのお客様をお招きしました。私たちのチームは十分なツールを確保しており、お客様が抱えておられる様々な課題を共に解決できると信じています」とコメントしている。 アドアップは、2016年にミシュランとファイブの合弁企業として設立されたスタートアップ企業。独自開発したパウダーベッド・フュージョン3Dプリンター「フォームアップ350」シリーズを製造販売している。
掲載日:2022年6月30日:HZGグループが6000万ユーロ規模のアディティブ・マニュファクチャリング業界向けファンドを創設
ドイツのベンチャーキャピタルのHZGグループが6000万ユーロ(約85億3200万円)規模のアディティブ・マニュファクチャリング業界向け投資ファンドを創設して話題になっている。 HZGアディティブ・マニュファクチャリング・テックファンドと名づけられた投資ファンドに出資したのはドイツの機関投資家や個人投資家。出資者の中にはドイツのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのコンセプトレーザーの創業者も含まれているという。HZGアディティブ・マニュファクチャリング・テックファンドは、主にドイツ国内のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業へ投資してゆくとしている。 HZGグループの創業者でマネージングパートナーのフランク・ハーゾッグ氏は、「我々のオファーが多くの投資家にとって魅力的であることは想定していました。それにしても、これほど速くお金が集まったことについては驚いています。我々の経験とアディティブ・マニュファクチャリング業界における豊富なトラックレコードを活かし、業界を次の次元へ導く若い起業家たちを支えてゆきたいと思います」とコメントしている。 HZGグループは2017年設立。3Dプリンティングを含むハイテク系スタートアップ企業を中心に投資している。
掲載日:2022年6月29日:アレクサンドレ・ドゥオーセッティ氏がスカルプティオの新CEOに就任
アレクサンドレ・ドゥオーセッティ氏が、フランスの3Dプリンティングサービスビューローのスカルプティオの新CEOに就任する。ドゥオーセッティ氏は6年間に渡ってスカルプティオのデザインチームのリーダーを務めてきた。ドゥオーセッティ氏のCEO就任に伴い、スカルプティオの創業者でCEOのクレメント・モロー氏は退任する。 ドゥオーセッティ氏はプレスリリースを通じて、「コロナのパンデミックにより物流チェーンが停滞し、混乱しましたが、3Dプリンティングは多くのプロダクションラインでのモノづくりを支えてきました。BASFが提供する多くの新素材は、新たなインダストリアルアプリケーションを生み出しています。デザイナーとして私は、そうしたテクノロジーがモノづくりのみならずサプライチェーン全体を作り変えている現実を目撃できることに興奮しています」とコメントしている。 スカルプティオはフランスのパリとアメリカのサンフランシスコに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー。主にヨーロッパとアメリカにおいて、各種の3Dプリンティング・サービスを提供している。スカルプティオは、2019年11月にドイツの大手総合化学メーカーのBASFに買収され、子会社になっている。
掲載日:2022年6月28日:ホーク・リッジ・システムズがサンノゼにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローのホーク・リッジ・システムズが、カリフォルニア州サンノゼにアディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設した。センターではマークフォージドの最新シリーズのFX20などを使い、各産業セクターのユーザーにサービスを提供する。 ホーク・リッジ・システムズは1996年設立。シリコンバレーに拠点を置き、アメリカとカナダの22箇所で3Dプリンティングや3Dモデリングなどのサービスを提供している。同社はこれまでにSolidworksのトップリセラー賞を含む数々の賞を受賞している。 ホーク・リッジ・システムズのデジタルマニュファクチャリング担当副社長のポール・ルーディン氏は、「我々のデジタルマニュファクチャリングラボを広くて便利なところへ移動できたことを嬉しく思います。我々のアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実際に見ていただくことは重要なことで、我々の価値観、機能、そして能力そのものを実際に確認していただきたいのです。このセンターでは、まさにそれを行う予定です」とコメントしている。 ホーク・リッジ・システムズは、Solidworksのアメリカ最大規模の講習実施者としても知られている。
掲載日:2022年6月27日:EOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームが2022年度ドイツトップコンサルタント賞を受賞
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームが、2022年度ドイツトップコンサルタント賞を受賞した。EOSは同賞を2017年、2019年、2020年にも受賞しており、今回が四回目の受賞となった。フランクフルトで開催中のドイツSMEサミットで授与式が行われた。 ドイツトップコンサルタント賞は、ドイツの優秀なコンサルタント企業やチームに授けられるもので、プロフェッショナリズム、コンサルタントサービス内容、顧客満足度などの観点から客観的なデータに基づいて審査される。審査にはドイツ元首相のクリスチャン・ウルフ氏がメンターとして参加している。 EOSのアディティブ・マインド・コンサルタントチームは2013年設立。エンジニアやビジネスエコノミストなどの100名のスタッフで構成され、各産業セクターのユーザーにアディティブ・マニュファクチャリング技術を含む戦略ソルーションを提供している。 EOSのトーマス・ヴァイトランナー氏は、「同賞を再び受賞できたことを大変うれしく思います。我々は、これまでに500件を超える結果志向のコンサルティングをお客様に提供してきました。実行のためのコンサルティングを行ってきたことが評価されたと思います」とコメントしている。
掲載日:2022年6月26日:アメリカの3Dプリンティング関連株が軒並み低迷
アメリカの3Dプリンティング関連株が軒並み低迷している。世界的な株安のトレンドが続く中、3Dプリンターメーカーなどの株価がさえない状態になっている。 3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルの株は2021年2月5日に31.25ドルまで値上がりしたものの、その後右肩下がりで値を下げ、本記事執筆時点の2022年6月26日では2.31ドルまで値下がりしている。 デスクトップメタルのライバル企業のマークフォージドの株も、2021年2月26日に12.75ドルまで値上がりしたものの、デスクトップメタルと同様に値を下げ、2022年6月67日時点で2.11ドルまで値下がりしている。 3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズの株も、2021年9月17日に10.08ドルまで値上がりしたものの、その後大きく値を下げ、2022年6月26日時点で1.26ドルまで値下がりしている。 ある市場関係者は、世界的なサプライチェーンの停滞、台頭するインフレーション、先進主要国での物価上昇、さらにはウクライナ戦争の影響などもあり、3Dプリンティング関連株は今後当面は低迷を続けると予想している。
掲載日:2022年6月25日:ヴィンセント・レロール氏がカーボンの企業開発担当上級副社長に就任
ヴィンセント・レロール氏が、アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンの企業開発担当上級副社長に就任した。レロール氏は、カーボンの法人顧客開拓やサポート全般を担当する。 レロール氏は、企業戦略、M&A、イノベーションなどの職種において30年以上のキャリアを持つベテラン。前職ではソフトウェアメーカーのナウト社のチーフ・コマーシャル・オフィサーを務め、チャネルパートナーシップなどの戦略的アライアンス構築を担当していた。 レロール氏は、「画期的な技術と企業戦略を展開し、業界を革新させることに大いに興奮しています。カーボンの技術プラットフォームは伝統的な製造業を進化させています。モノづくりの現場で、いくつものブレークスルーを起こし続けています。カーボンのチームとコラボレートし、お客様のアイデアを実際のモノづくりに進めるためのエコシステムの構築に努力してゆきます」とコメントしている。 カーボンのフィル・デシモンCEOは、「ヴィンセントのソフトウェア業界におけるエコシステム構築の経験は、カーボンが存在する業界においても広く活かされることでしょう。ヴィンセントがチームに合流してくれたことを嬉しく思うとともに、新たなイノベーションを生み出す戦略パートナーシップを構築してくれることを期待しています」とコメントしている。
掲載日:2022年6月24日:コア・インダストリアルパートナーズがGoProtoを買収
米イリノイ州シカゴに拠点を置くプライベートエクイティファームのコア・インダストリアルパートナーズが、マニュファクチャリング・サービスビューローのGoProtoを買収した。買収金額や条件などの詳細については明らかにされていない。 GoProtoは2016年設立。医療、コンスーマーグッズ、自動車、航空宇宙、防衛などの産業ユーザーに対し、アディティブ・マニュファクチャリングを含む各種のマニュファクチャリングサービスを提供している。同社はアメリカの有力経済誌Inc.の、アメリカでもっとも急成長しているスタートアップ企業に選出されている。 コア・インダストリアルパートナーズのパートナーのマシュー・プリージ氏は、「GoProtoの買収により、各種の業界をリードするユーザーベースと、マニュファクチャリングの豊富な経験、そして才能あふれるチームメンバーを獲得することができました。特に、GoProtoのインハウスのマルチジェット・フュージョンのノウハウは、ハイボリュームのアディティブ・マニュファクチャリング市場をさらに拡大してくれるでしょう」とコメントしている。 コア・インダストリアルパートナーズは、これまでに大手3DプリンティングサービスビューローのFATHOMを買収したのに加え、3Dプリンター用フィラメントメーカーの3DXテック、別のフィラメントメーカーのトリトン3D、オープンソース3Dプリンターメーカーのギアボックス3Dを買収している。
掲載日:2022年6月23日:COBODインターナショナルがカナダのナイダス3Dとパートナーシップ契約を締結
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、カナダのナイダス3Dがパートナーシップ契約を締結した。発表によると、ナイダス3Dは、COBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」を使い、カナダ国内で3Dプリント住宅を建設・販売する。 ナイダス3Dは、これまでにCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターを使い、カナダ初の3Dプリント住宅を建設している。ナイダス3Dは、今年2022年夏から3Dプリント住宅の販売を開始するとしている。 ナイダス3Dのイアン・アーサー社長は、「建設3Dプリンティングのリーディング企業のCOBODインターナショナルと共に仕事ができることは素晴らしいことです。COBOD2は業界をリードする建設3Dプリンターであり、機能、稼働領域、耐久性の、いずれにおいても他社製品を凌いでいます。建設3Dプリンターを活用することで建設コストを引き下げ、柔軟で効率的な、そしてサステナブルでカナダの建設基準に適合した住宅を提供してゆきます」とコメントしている。 COBODインターナショナルは、ドイツの大手建設会社のPERIグループと共同で、ヨーロッパ諸国やアメリカの各州で自社の建設3Dプリンターを販売している。また、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。
掲載日:2022年6月22日:Velo3Dがドイツにヨーロッパ・テクニカルセンターを開設
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、ドイツ・アウグスバーグににヨーロッパ・テクニカルセンターを開設した。ヨーロッパ市場のユーザーに対するサポートセンターとして機能するほか、ヨーロッパ市場におけるヘッドクォーターとしても機能するとしている。 Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビューラー氏は、「三年前に我々のサファイア3Dプリンターをヨーロッパへ初めて輸出しましたが、それを機にヨーロッパのあらゆる業界で我々の製品に対するニーズの広がりを実感してきました。今回アウグスバーグに開設したテクニカルセンターは、そうしたニーズの増加に対応する具体策であり、アディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを提供するための拠点です」とコメントしている。 アウグスバーグはドイツ・ミュンヘン近郊の街で、ドイツ宇宙センターやアウグスバーグイノベーションパークなどのハイテク施設が集中している。ビューラー氏は、アウグスバーグにテクニカルセンターを開設した理由として、アウグスバーグに多くの航空宇宙関連企業や研究機関が集まっていることを第一に挙げている。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年6月21日:プロトラブズが日本法人閉鎖、日本市場から撤退
アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズが、日本法人を閉鎖し、日本市場から撤退すると発表した。 プロトラブズの日本法人プロトラブズ合同会社は、自社のウェブサイトで、「プロトラブズ合同会社は日本法人としての業務を終了することとなりました。射出成形サービスは2022年6月8日正午をもって受注を停止しておりますが切削加工サービスは2022年7月15日まで受注を受け付けております。なお、受注状況によっては予告なく変更させていただく場合もございます。ご不明な点については 以下のFAQ(随時更新)をご参照ください」と説明している。 プロトラブズ合同会社は2009年に神奈川県座間市を拠点にで事業を開始、オンデマンドのプロトタイピングや切削加工などの部品加工サービスを提供してきた。 ある業界関係者は、日本における3DCADやデジタルマニュファクチャリング技術の普及の低さを指摘し、アメリカ市場程度の現場ニーズが確保できなかった可能性を疑っている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。
掲載日:2022年6月20日:ポール・マロニー氏がSPEE3Dのチーフ・セールス・オフィサーに就任
ポール・マロニー氏が、オーストラリア発のメタル3DプリンターメーカーのSPEE3Dのチーフ・セールス・オフィサーに就任した。発表によると、マロニー氏はボストンにあるSPEE3Dのアメリカ・ヘッドクォーターに籍を置き、グローバルセールスチームのマネジメントを担当する。 マローニ氏は、アディティブ・マニュファクチャリング業界で20年以上のキャリアを持つベテラン。前職はデスクトップメタルのグローバルセールス担当副社長を務め、これまでにストラタシス、ソリッドスケープ、ソリッドワークスなどでセールスマネージャーなどを歴任してきた。 SPEE3Dへの入社についてマロニー氏は、「企業の成長期と言うエキサイティングなタイミングで入社できることに大変エキサイトしています。SPEE3Dの画期的なテクノロジーを顧客に提供し、ビジネスをサポートできることを楽しみにしています」とコメントしている。 マロニー氏が前職で務めていたデスクトップメタルは、先日全スタッフの12%に相当する160人をレイオフすると発表している。マロニー氏のデスクトップメタルからSPEE3Dへの移籍が、デスクトップメタルのレイオフと関係しているかについては明らかにされていない。
掲載日:2022年6月19日:Velo3Dが最新シリーズ「サファイアXC 1MZ」のリリース時期を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、同社最新シリーズ「サファイアXC 1MZ」のリリース時期を発表した。それによると、Velo3Dは、今年2022年度第三四半期に複数の顧客に「サファイアXC 1MZ」をデリバリーするとしている。 「サファイアXC 1MZ」は、最大1立方メートルのビルドボリュームを持つ大型3Dプリンター。ビルドボリュームの大きさは、現行シリーズの「サファイアXC 1M」の倍になっている。 Velo3Dの創業者でCEOのベニー・ビューラー氏は、「最先端のメタル・アディティブ・マニュファクチャリングなしに、未来を形成するたくさんの重要なテクノロジーを生み出すことは困難です。我々の顧客は、この技術が彼らのビジネスをより進化させ、製品そのものを変革させることを明確に理解しています。「サファイアXC 1M」のスループットは現行シリーズより400%向上し、オペレーティングコストを最大で75%削減します」と説明している。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2022年6月18日:オーストラリアの18歳の少年が3Dプリント銃製造の疑いで起訴
オーストラリアの18歳の少年が3Dプリント銃製造の疑いで起訴され、話題になっている。起訴されたのは、オーストラリア・パース西部の町ベイズウォーターに住む少年。今月6月3日に行われた家宅捜索で、所有していた3Dプリンターでトレース不可能なゴーストガンを製造していたことが確認された。現場では複数のゴーストガンのほか、サプレッサーや大量の弾薬なども確認された。 現場を捜索した西オーストラリア警察薬物武器捜索チームによると、少年は銃火器の所有ライセンスや製造ライセンスを所有しておらず、無許可で銃火器を製造していた。少年は、無許可で銃火器を製造した罪や、不法に製造された銃火器を製造した罪などを含む8つの罪で起訴されている。 西オーストラリア警察は、今回のケースは、ゴーストガン製造および不法所有の罪で起訴された西オーストラリア初のケースだとしている。 オーストラリアでは、これまでに3Dプリンターを使ったゴーストガンの製造により17人が逮捕されている。 オーストラリアでは、銃火器の所有には免許が必要。免許の取得には、銃火器を所有するための正当な理由がなければならず、一般人の免許取得は相応に難しいとされている。
掲載日:2022年6月17日:COBODインターナショナルがオーストラリアのフォーテックスと販売代理店契約を締結
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルと、オーストラリアのフォーテックスが販売代理店契約を締結した。発表によると、フォーテックスは、オーストラリアを含むアジア太平洋地域におけるCOBODインターナショナルの建設3Dプリンター「COBOD2」の販売を担当する。フォーテックスは、アジア太平洋地域におけるCOBODインターナショナルの三社目の販売代理店となる。 COBODインターナショナルのアジア太平洋地域担当マネージャーのサイモン・クリント・バーグ氏は、「フォーテックスとパートナーシップを組めることと、オーストラリアに我々の最新の建設3Dプリンターを持ち込めることを大変誇りに思っています。タイとマレーシアに続きオーストラリアに展開できたことで、アジア太平洋地域における我々のプレゼンスをさらに広めることが可能になりました」とコメントしている。 COBODインターナショナルは、ドイツの大手建設会社のPERIグループと共同で、ヨーロッパ諸国やアメリカの各州で自社の建設3Dプリンターを販売している。また、タイ最大のサイアム・セメント・グループと共同でタイ国内での「BODシリーズ」の販売を開始しているほか、サウジアラビア、UAE、オマーン、ケニアなどへも販売している。
掲載日:2022年6月16日:デスクトップメタルが従業員の12%をレイオフへ
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、従業員の12%をレイオフすることがわかった。デスクトップメタルが現地時間の今週月曜日配信したプレスリリースで明らかになった。 デスクトップメタルは先日、戦略的統合コスト適正化イニシアティブ(Strategic integration and cost optimization initiative )を発表し、24カ月内のオペレーティングコストを1億ドル(約135億円)削減すると発表していた。 デスクトップメタルは、昨年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのExOneと、アメリカの工業3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックを買収している。ExOneの買収には5億7500万ドル(約776億2500万円)を、エンビジョンテックの買収には3億ドル(約405億円)の資金を投じており、手持ち資金の減少が危惧されていた。 ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は、2022年度第一四半期決算の発表直後1.33ドルまで下落したが、その後やや値を上げ、本記事執筆時点(現地時間2022年6月15日)では2.11ドルで取引されている。
掲載日:2022年6月15日:【PR】ACS Nano:精密3D印刷とイオントロニック圧力センサーについて
イオントロニック圧力センサーはロボットの皮膚触覚や健康状態の検出、VR(バーチャル・リアリティ)などのアプリケーション技術には必要不可欠です。しかし、これまでのイオントロニック圧力センサーは非線形応答と狭い圧力範囲に悩まされ、ロボットなどの性能に制限があるのが現状です。 最近、研究者たちはBMF社精密3DプリントとPDMSとPVA樹脂を用いた樹脂キャスティングを用いて、新しいフレキシブル圧力センサーを開発しました。その製作プロセスを下図に示します。注目に値するのは、BMF社製3DプリンターS130(光学解像度:2μm)で製作した初期モデルの小柱直径が28μm、高さは僅か70μmということです。 この研究成果は、権威ある雑誌ACS Nanoにて「Graded Interlocks for Iontronic Pressure Sensors with High Sensitivity and High Linearity over a Broad Range」というタイトルで掲載されました。
掲載日:2022年6月14日:デスクトップメタルが戦略的統合コスト適正化イニシアティブを発表
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、戦略的統合コスト適正化イニシアティブ(Strategic integration and cost optimization initiative )を発表した。それによると、同社は2022年度通年の非GAAP(米国標準会計基準)ベースでのコストを2000万ドル(約27億円)削減し、24カ月内のオペレーティングコストを同じく1億ドル(約135億円)削減するとしている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「昨年2021年においては、我々は顕著な成長を示し、新たな市場とイノベーティブな素材という製品ポートフォリオを新たに獲得することができました。我々が行った企業買収は我々の成長を加速し、マーケットにおけるシナジーを生じる結果をもたらしましたが、同時にグローバルな事業拠点の拡大など、コストベースを増加させることにもなりました。本日発表したイニシアティブは、現在のデスクトップメタルのオペレーションを精査した結果に基づいて設定されたものです」とコメントしている。 デスクトップメタルは、2022年度第一四半期決算で4370万ドル(約56億8100万円)の売上高を計上したものの、6950万ドル(約90億3500万円)という巨額の経常赤字を計上している。赤字決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されている同社の株は現時点で1ドル台の水準まで落ち込んでいる。
掲載日:2022年6月13日:キム・カーダシアン氏がビヨンド・ミートのブランド大使に就任
アメリカのセレブリティ女優・モデルのキム・カーダシアン氏が、アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートのブランド大使に就任した。ビヨンド・ミートの発表によると、カーダシアン氏はビヨンド・ミートの広報全般とブランドビルディングに関する一連の業務を担当するとしている。 カーダシアン氏はプレスリリースを通じて、「ビヨンド・ミートが植物由来の美味しくでアクセシブルな代替肉を製造していることのみならず、人類と地球の双方に有益な活動をしていることに大きな意義を覚えています。小さな努力は時に大きな結果を生みますが、ビヨンド・ミートの製品を我々の食生活にもっと取り入れることで大きなインパクトを生み出すことができると信じています」とコメントしている。 カーダシアン氏は、自身のInstagramアカウントにビヨンド・ミートの代替肉バーガーのビヨンド・バーガーの写真や動画などを複数投稿している。 カーダシアン氏はカリフォルニア州ロサンゼルス出身の41歳。女優・モデルとして活動するほか、リアリティ番組のパーソナリティやテレビプロデューサーなども務めている。同氏はまた、自身の下着ブランドに「着物(キモノ)」という名前を付けようとして非難されるなどの騒動も起こしている。
掲載日:2022年6月12日:スペインの代替肉メーカーが250万ユーロの資金調達に成功
スペインの代替肉メーカーが、シリーズA投資で250万ユーロ(約3億6250万円)の資金調達に成功した。資金調達に成功したのはスペインのスタートアップ企業のCocuus社。ベンチャーキャピタルのビッグ・アイデア・ベンチャーズ、カーギルベンチャーズ、イータブル・ベンチャーズ・アクセルレーション・プログラムなどからの出資を受けた。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 Cocuusは、ウシなどの生細胞をベースにしたバイオインクを使って代替肉をバイオ3Dプリンターで製造している。同社はこれまでに、ウシのリブロースステーキと、サーモンの刺身のバイオ3Dプリンティングに成功したとしている。 Cocuusの創業者でCEOのパトクィシ・ラルンベ氏は、「今回の投資ラウンドで世界的な投資家の関心を集めることができたことを誇りに思います。この資金調達により我々のテクノロジーを使って代替肉の製造を工業スケールに拡大することが可能になります」とコメントしている。 スペインの代替肉メーカーでは、バルセロナに拠点を置くスタートアップ企業のノバミートが、植物由来原料を使った代替肉を3Dプリンターで製造している。
掲載日:2022年6月11日:BCN3Dと3DWiserが販売パートナーシップ契約を締結
スペイン・バルセロナに拠点を置く3DプリンターメーカーのBCN3Dと、チェコ共和国プラハに拠点を置く3Dプリンター販売業者の3DWiserが、販売パートナーシップ契約を締結した。契約によると、3DWiserはチェコ共和国、スロバキア、ハンガリーでBCN3DのフラッグシップモデルBCN3DエプシロンW50SCシリーズのなどの販売を行う。 3DWiserは3Dプリンターの販売に加え、3Dプリンターの導入支援やメンテナンス、フィラメントなどの消耗品の販売などを行っている。 BCN3Dのジャビアー・マルティネス・ファネクCEOは、「3DWiserは3Dプリンティングの経験豊富な、チェコ共和国でもっとも信頼されている企業です。3DWiserを通じてチェコ共和国、スロバキア、ハンガリーのお客様にBCN3Dの3Dプリンターをお届けできることに大変興奮しています」とコメントしている。 BCN3Dは、これまでに産業ユーザーを中心に世界60カ国で製品を販売、3Dプリンティングの世界でのプレゼンスを拡げてきている。同社のユーザーにはBMW、日産スペイン、NASA、ルイヴィトン、マサチューセッツ工科大学などが含まれている。
掲載日:2022年6月10日:アメリカ政府が中国に機密情報を漏らした3企業の輸出免許を停止
アメリカ政府が、中国に機密情報を漏らした3企業の輸出免許を停止した。輸出免許を停止されたのはラピッド・カット、クイックシルバー・マニュファクチャリング、USプロトタイプの3社。いずれも3Dプリントロケット、3Dプリント人工衛星などの防衛関連の機密情報を中国企業へ漏洩した疑いがもたれている。アメリカ商務省は、3社の輸出免許を180日間停止するとしている。 アメリカ商務省のマシュー・アクセルロッド副長官は声明の中で、「人工衛星や防衛関連設備の3Dプリンティングを中国に外注することは、アメリカの国防を脅かす行為です。中国に技術的な情報や設計図を渡すことで企業は利益を得ることができるかもしれませんが、同時に彼らはアメリカの軍事技術を守るコストも増やしているのです」と説明している。 3社はいずれも3Dプリンティング、射出成型、CNCマシニング、ダイキャスティングなどを行う産業サービスビューロー。アメリカ国内のユーザーから受注した仕事の一部を、中国の企業に外注していたと見られる。 今回のアメリカ政府の措置に対し、ワシントンにある中国大使館は「(3企業に対する輸出許可の停止は)中国に対する経済的ないじめである」と非難している。
掲載日:2022年6月9日:ビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートに対する集団訴訟が提訴され、話題になっている。訴えを起こしたのはハンバーガー用パティ製造のドン・リー・ファームズと同社CEOのイーサン・ブラウン氏。 訴えによると、ビヨンド・ミートは自社の代替肉のタンパク質含有量を実際よりも多く宣伝したのに加え、実際には使用している合成原料を「一切使用していない」との嘘の情報を伝えたとしている。ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートはタンパク質の含有量を実際よりも30%多く宣伝したとしている。 ドン・リー・ファームズは、ビヨンド・ミートは虚偽の広告宣伝を禁じるランハム法と、カリフォルニア州の不正広告防止法、及び不正競争防止法に違反しているとしている。 ビヨンド・ミートに対しては、今月複数の消費者から製品の量と質が広告宣伝内容と違うとする損害賠償請求訴訟が起こされている。 ビヨンド・ミートには、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、著名俳優のレオナルド・デカプリオなどのセレブリティが多く出資していることで知られている。ビヨンド・ミートの代替肉は、大手スーパーマーケットで販売されているほか、マクドナルドなどの大手飲食チェーンでも使われている。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。