3Dプリンター技術研究所(InkJet&FDM熱溶解積層1

3Dプリンターに関する高度な技術と豊富な情報

ご挨拶

研究所 所長 工学博士 山口修一 
(3D プリンター&インクジェットコンサルタント)

デジタルファブリケーション分野における、AM(Additive manufacturing)装置の中で、 低価格のFDMプリンターやインクジェット式の3Dプリンターが注目を集めていますが、 その本格的な進化は、これからと言えます。様々な情報があふれている中で、当研究所は 30年以上に及ぶインクジェット開発経験と様々な分野との接点やチャンネルを活かす ことにより、3Dプリンター関連ビジネスの発展に寄与できるように努めて参ります。

研究所所長 山口修一

山口修一 略歴
1983年 東京工業大学大学院、博士前期課程修了
1983年 大手プリンターメーカー入社。インクジェット開発に従事
1997年 マイクロジェット設立、代表取締役就任
2013年 大阪大学大学院、博士後期課程修了
2012年 著書 光文社新書『インクジェット時代がきた!』
3Dプリンターに関する講演、ラジオ出演多数

3Dプリンター技術研究所では下記のようなご要望にお応えすべく、日々技術革新と情報収集に努めています。

新着情報

2020/6/9
東京都済生会中央病院へフェイスシールドを無償提供
株式会社マイクロジェット、株式会社3Dプリンター総研、株式会社ラナエクストラクティブ、RANA CUBIC(RaNa Unitedグループ)の4社連携にて、新型コロナウイルス感染症対応に尽力されている東京都済生会中央病院への支援を目的として、3Dプリンター造形によるフェイスシールド100セットを無償提供いたしました
2019/11/18
formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
ヨーロッパ最大の3Dプリンターの展示会formnext 2019。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/11/16
formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。
今年も報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2018/7/2
第29回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第29回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/5/23
第29回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/20(水)~6/22(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東21-30
2018/2/19
3D Printing 2018展来場の御礼
3D Printing 2018展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2018/1/12
3D Printing 2018展に出展致します。
2/14(水)~2/16(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6J-23
2017/11/10
formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2017。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2017/6/26
第28回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第28回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/5/24
第28回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/21(水)~6/23(金)
東京ビッグサイト 東1ホール
ブース№43-29
2017/2/20
3D Printing 2017展来場の御礼
3D Printing 2017展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2017/1/16
3D Printing 2017展に出展致します。
2/15(水)~2/17(金)
東京ビッグサイト 東6ホール
ブース№ 6L-22
2016/12/26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。     
2016/10/26
formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー開催
11月にドイツで開催される世界最大規模の3Dプリンター展formnext2016。
今年も視察報告セミナーを開催いたします。
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」
2016/6/27
第27回設計・製造ソリューション展
来場の御礼
第27回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2016/5/31
第27回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/22(水)~6/24(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東7-38
2016/2/3
3D Printing 2016展来場の御礼
3D Printing 2016展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/12/21
調査レポート先行予約開始のお知らせ
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』の先行予約を開始いたしました。
2015/12/22
3D Printing 2016展に出展致します。
1/27(水)~1/29(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6G-20
2015/12/11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015/8/26
視察ツアー募集開始のお知らせ
Euromold2015展の現地解説ツアーを企画いたしました。
Euromold 2015 3Dプリンター現地解説ツアー
※お申し込みは終了しました
2015/8/18
講演会ご参加の御礼
先日行われました独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成27年度第1回3Dプリンターセミナーにて、当研究所所長山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/7/3
第26回設計・製造ソリューション展来場の御礼
第26回設計・製造ソリューション展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/28
第26回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/24(水)~6/26(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№東8-38
2015/5/21
BIO tech2015展来場の御礼
BIO tech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/5/21
先日行われました長野県工業技術総合センター平成27年度科学技術週間行事にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/4/13
BIO tech2015展に出展致します。
5/13(水)~5/15(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№4-47(微細加工ゾーン内)
2015/3/11
先日行われました長野県中小企業団体中央会平成26年度経営セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2015/2/18
nanotech大賞2015受賞報告
弊社は、nanotech2015展に出展し、
「nanotech大賞2015 日刊工業新聞社賞」を受賞いたしました。
2015/2/18
nanotech2015展来場の御礼
nanotech2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2015/2/18
3D Printing 2015展来場の御礼
3D Printing 2015展におきましては、大勢の皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
2014/12/19
nanotech2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東4~6ホール
ブース№ 5G-02
2014/12/19
3D Printing 2015展に出展致します。
1/28(水)~1/30(金)
東京ビッグサイト 東6ホール&会議棟
ブース№ 6D-09
2014/12/19
先日行われました近畿化学協会機能性色素・エレクトロニクス部会東京地区合同公開講演会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/12/19
先日行われました日本印刷学会の2014年度プリプレス研究会にて、弊社の堀が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/23
先日行われました色材協会関東支部の印刷インキアドバンス講座にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/10/15
先日行われました農工大・多摩小金井ベンチャーポート9月セミナーにて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/9/16
BioJapan 2014展に出展致します。
10/15(水)~10/17(金)
パシフィコ横浜
ブース№ B101(中小機構ブース内)
2014/7/14
先日行われました大阪府工業協会の2014年度3Dプリンタ実践導入研究会にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/7/14
先日行われました愛知県経営者協会機械金属部会総会の特別講演にて、弊社代表山口が講演致しました。大勢の皆様のご参加ありがとうございました。
2014/5/27
第25回設計・製造ソリューション展に出展致します。
6/25(水)~6/27(金)
東京ビッグサイト 東3ホール
ブース№7-40
2014/4/23
BIO tech2014展に出展致します。
5/14(水)~5/16(金)
東京ビッグサイト 西3・4ホール
ブース№8-1(バイオ医療開発ゾーン内)
2014/1/22
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2014/1/15
nanotech2014展に出展致します。
1/29(水)~1/31(金)
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
ブースNo.6-G21
2013/12/18
3Dプリンターセミナーの次回開催日は2014年2月の予定です。
2013/12/4
3Dプリンターセミナーの開催日が決定しました。
2013/12/2
3Dプリンター技術研究所ホームページを新たにオープンしました。

セミナー・イベント情報

2019/12/21
【formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2019年12月20日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2018/12/10
【formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2018年12月7日(金)
開催場所:AP品川アネックス (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2017/11/10
【formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2017年12月15日(金)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2016/12/26
【formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー】
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川 (東京都港区高輪)
※満席により、お申込みは終了しました
2015/12/11
【EuroMold2015 & formnext
にみる3Dプリンター最前線】
開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席により、お申込みは終了しました
2015/1/20
【EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来】
開催日 :2015年1月21日(水)
開催場所:(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/5/21
【3Dプリンター体験会】
開催日 :2014年5月24日(土)
開催場所:当研究所
※満席により、お申し込みは終了しました
2014/1/22
【3Dプリンタ、造形材料開発者向け
セミナー】
開催日 :2014年3月6日(木)
開催場所:東京都内
※お申し込みは終了しました

新刊・レポ

2022/7/6new
【最新書籍情報!】
2022年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 195頁
詳しくはこちら
2021/6/23
【最新書籍情報!】
2021年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 178頁
詳しくはこちら
2021/3/19
【最新書籍情報!】
世界の3Dプリンティング産業最前線 2021
体裁/A4判レポート(フルカラー)165頁
詳しくはこちら
2021/2/16【最新書籍情報!】
3Dプリンティング材料最新業界レポート
体裁/A4判 362頁
詳しくはこちら
2021/2/1【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用新規材料開発
体裁/B5判 380頁
詳しくはこちら
2020/7/20【最新書籍情報!】
3Dプリンタ用材料開発と造形物の高精度化
体裁/A4判 469頁
詳しくはこちら
2020/5/15【最新書籍情報!】
2020年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 189頁
詳しくはこちら
2020/3/16【最新書籍情報!】
formnext2019 報告レポート刊行
体裁/A4判報告レポート 175頁
詳しくはこちら
2020/3/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と市場
体裁/B5判 241頁
詳しくはこちら
2019/8/30【最新書籍情報!】
3Dプリンター・造形材料の市場動向と最新業界レポート
体裁/A4判 239頁
詳しくはこちら
2019/5/20【最新書籍情報!】
2019年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判 197頁
詳しくはこちら
2018/12/17【最新書籍情報!】
formnext2018 報告レポート刊行
体裁/A4判 220頁 フルカラー
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
産業用3Dプリンターの最新技術と先進分野への応用
体裁/A4判 264頁
詳しくはこちら
2018/7/4【最新書籍情報!】
2018年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 168頁
詳しくはこちら
2018/1/22【最新書籍情報!】
formnext2017 報告レポート
体裁/A4判 240頁超 フルカラー
詳しくはこちら
2017/6/21【最新書籍情報!】
2017年版 3Dプリンタ/造形機の国内市場
体裁/A4判リングファイル 175頁
詳しくはこちら
2017/2/28
バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
体裁/B5判 上製 230頁
詳しくはこちら
2016/3/28
3Dプリンター・造形材料の開発動向と市場
~IoT時代に求められるモノづくり~
体裁/A4判 並製 182頁
詳しくはこちら
2016/1/27
「新たなものづくり」3Dプリンタ活用最前線
体裁/B5判・270頁 詳しくはこちら
2015/12/21
【最新調査レポート情報!】
『 euromold2015 & formnext2015 報告レポート』
体裁/A4判レポート・165頁フルカラー
詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『産業用3Dプリンターの最新技術・材料・応用事例』
体裁/B5判・280頁 詳しくはこちら
2015/5/14【最新書籍情報!】
『3Dプリンターの材料技術の開発動向と市場展開』
体裁/A4判・143頁 詳しくはこちら
2015/2/25
【最新調査レポート情報!】
『EuroMold2014 報告レポート』
<Euro Mold 2014から見えてきた3Dプリンティングの未来>

2014年11月25日より28日までの4日間ドイツのフランクフルトで開催されたEuroMold 2014。先日、報告会を開催いたしましたが、かねてからご要望のありましたレポート版が完成いたしました。
詳しくはこちら
2014/2/26
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンタに関する特許分析レポート』

「3Dプリンタ」に関連する特許を分析、さらに3Dプリンタを取り巻く環境情報(訴訟・市場) をコンパクトに整理致しました。
詳しくはこちら
2013/12/18
【最新調査レポート情報!】
『3Dプリンティング革命アメリカ最新レポート』

アメリカの3Dプリンターを利用したビジネスの数々を紹介!!
詳しくはこちら
2013/12/2
【おすすめ度No.1書籍】
3Dプリンターについて書かれた、 当研究所の所長の著作本は こちら

世界の3Dプリンターニュース 抜粋 ニュース一覧はこちら

掲載日:2023年2月5日:ナノ・ディメンションの筆頭株主が取締役4人の解任を要求
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの筆頭株主が、取締役4人の解任を要求している。解任を要求しているのはナノ・ディメンションの発行済み株式の5.1%を持つマーチンソン社で、ヨアヴ・スターンCEOを含む4人の取締役解任に加え、新たに2人の新取締役の選任を求めている。 マーチンソンは、現地時間の先週月曜日に臨時株主総会の開催を求める書簡をナノ・ディメンションの株主に送付していたが、取締役会によって否決されていた。 マーチンソンのモーシュ・サーファティ氏は書簡の中で、「ナノ・ディメンションの取締役会による妨害があるにせよ、我々は株主に投票する機会を提供し、取締役会を再構築する臨時株主総会の開催をするためのあらゆる手段を講じるつもりです」と表明している。 ナノ・ディメンションにおいては、ヨアヴ・スターンCEOがみずからのストックオプションの行使価格を6.16ドルから2.46ドルに下げるよう要求し、株主総会で否決されるなどの混乱が続いている。 NASDAQで取引されているナノ・ディメンションの時価総額は6億ドル(約810億ドル)程度だが、ナノ・ディメンションの直近の現金および現金相当資産残高は12億ドル(約1620億円)となっている。
掲載日:2023年2月4日:アカーホ・オゴゴメー氏がビヨンド・ミートのグローバルマーケティング部長に就任
アカーホ・オゴゴメー氏が、アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートのグローバルマーケティング部長に就任した。現地時間の先週木曜日、ビヨンド・ミートがプレスリリースで発表した。 アカーホ・オゴゴメー氏は、前職で大手エナジードリンクメーカーのレッドブルのマーケティング担当シニアバイスプレジデントを務めていた。オゴゴメー氏は、特にレッドブルの北米市場全体のマーケティング計画策定を担当していた。 ビヨンド・ミートの代替肉は、現在クローガー、ウォルマート、ホールフーズ・マーケット、パブリック・スーパーマーケット、コストコなどのスーパーマーケットで販売されているが、ビヨンド・ミートは現在のサプライチェーンの再構築を模索していると見られている。オゴゴメー氏のグローバルマーケティング部長就任により、消費者により直接的に訴求する方向でのマーケティングに切り替わる可能性がある。 レッドブルは、スカイダイビングの世界記録樹立プロジェクトをスポンサードするなど、インパクトに富んだマーケティングスキームを使うことで知られている。 ビヨンド・ミートからは、今年2023年1月にチーフ・ブランド・オフィサーのベス・モスコウィッツ氏が退職している。
掲載日:2023年2月3日:デスクトップメタルが従業員の15%をレイオフ
アメリカ現地メディアの報道によると、アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、従業員の15%をレイオフすることがわかった。デスクトップメタルは、昨年2022年6月にも従業員の12%をレイオフしている。 従業員のレイオフに加え、デスクトップメタルは製造施設の整理統合も行う。アメリカとカナダの四拠点を廃止し、マサチューセッツ、ペンシルバニア、テキサス、ミッドウェストの四拠点に統合する。 これらの一連のリストラクチャリングプランの実施により、デスクトップメタルは2023年度の一年間で5000万ドル(約65億円)のコストを削減できるとしている。 デスクトップメタルの創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「今回のコスト削減プランの実施により、コスト削減と利益率の向上を同時に実現できます。アディティブ・マニュファクチャリング業界は未だ成長過程にあり、マクロ経済的な環境は非常にチャレンジングです。この難しい局面を、ケアとリスペクトをもって乗り切ってゆきます」とコメントしている。 リストラクチャリングプランの発表を受けて、デスクトップメタルの株価は一時17%上昇した。
掲載日:2023年2月2日:マイケル・スコット氏がCoreformの社長に就任
アイソジオメトリック分析(Isogeometric analysis)の世界的権威でユタ大学教授のマイケル・スコット氏が、次世代CADエンジニアリングソフトウェアメーカーのCoreformの社長に就任した。Coreformの社長に就任に伴い、ユタ大学教授は辞任した。 マイケル・スコット氏は、2014年に自らのアイソジオメトリック分析理論をベースにしたソフトウェアを開発するためユタ大学内にCoreformを設立、共同創業者として同社の経営に関わってきていた。 スコット氏は、「今こそが決断の時だと考えました。Coreformは世界初のネイティブ・アイソジオメトリック分析ソルバーを開発し、商用利用できるようにしました。そして、次の成長フェーズへ移行しつつあります。このエキサイティングな瞬間をチームとともに過ごして行けることを大変楽しみにしています」とコメントしている。 Coreformは、ユタ州オレムに拠点を置き、メッシュ生成ソフトウェア「Coreform Cubit 2022.11」を開発している。「Coreform Cubit 2022.11」は、IGAモデリングによりCFDモデル準備に費やす時間を最小限に抑えながら最適化されたメッシュを取得できるソフトウェア。
掲載日:2023年2月1日:デービッド・ベンハイム氏がHoloの取締役に就任
デービッド・ベンハイム氏が、メタル3DプリンティングサービスビューローのHoloの取締役に就任した。ベンハイム氏は、メタル3Dプリンターメーカーのマークフォージドの共同創業者で、同社を2021年にニューヨーク証券取引所に上場させている。 ベンハイム氏はアディティブ・マニュファクチャリング業界以外にも、クラウドベースソフトウェア、人工知能、コネクテッド・ハードウェアなどのスタートアップ企業のアドバイザーを務めている。 ベンハイム氏の取締役就任について、Holoのハル・ザレムCEOは、「デービッドを取締役としてお迎えできることに大変エキサイトしています。彼はアディティブ・マニュファクチャリングの世界でもっとも成功した起業家の一人であり、経験豊富な人物です。彼のスキルと経験は、間違いなくHoloを成長軌道に乗せてくれるでしょう」とコメントしている。 ベンハイム氏は、「Holoは、細密なメタルパーツを驚くべき品質とサーフェスフィニッシュで加工する技術プラットフォームを確立しています。Holoは、メタルパーツのデジタルマニュファクチャリングを次のレベルへシフトさせると確信しています」とコメントしている。 Holoは2017年設立。カリフォルニア州オークランドに拠点を置き、各種の産業ユーザーに対してメタル3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2023年1月31日:インポシブル・フーズが従業員の20%をレイオフ
ブルームバーグの報道によると、アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズが従業員の20%をレイオフする。昨年2022年6月に実施した従業員の6%のレイオフに続く人員削減となる。インポシブル・フーズは約700人の従業員を雇用しているが、140名程度がレイオフの対象になると見られる。 インポシブル・フーズは、昨年2022年一年間の売上高が対前年比で50%増加し、過去最高となったと発表したばかりだった。また、CEOのピーター・マクギネス氏がブルームバーグのインタビューに対し、インポシブル・フーズのバランスシートは健全で、今期の成長率を65%から70%と見込んでいるとコメントしていた。 スタートアップ企業のデータベースのクランチベースによると、インポシブル・フーズはこれまでに総額で19億ドル(約2470億円)もの資金をベンチャーキャピタルなどから調達している。直近の資金調達は2021年11月に行ったシリーズHの5億ドル(約650億円)で、当時の時価総額は70億ドル(約9100億円)だった。 インポシブル・フーズは、ビヨンド・ミートと並ぶアメリカを代表するの代替肉メーカーの二大企業のひとつ。植物由来原料を使った各種の代替肉を製造している。
掲載日:2023年1月30日:カナダ・アルバータ州で3Dプリント銃の摘発件数が増加
カナダ・アルバータ州で3Dプリント銃の摘発件数が増加している。現地メディアの報道によると、アルバータ州の州都カルガリーでの3Dプリント銃の摘発件数は17件で、2020年と2021年の2年間合計での摘発件数を上回ったという。 カルガリー警察のベン・ローソン刑事部長は、「3Dプリント銃の摘発件数は確実に増加しています。捜査の件数が増えたということもありますが、実際に3Dプリンターで銃を製造するケースが増えています。3Dプリンティング技術は年々進化しており、価格300ドル(約30,000円)の3Dプリンターでも3Dプリント銃の製造が十分可能です。3Dプリント銃の製造方法も、違法なダークウェブなどから入手可能です。3Dプリント銃は、我々のコミュニティにとってさらに脅威になる可能性があります」とコメントしている。 カナダでは個人による銃火器の所有は禁止されており、3Dプリント銃の所有も同様に禁止されている。 3Dプリント銃の摘発件数はカナダ全体でも増加しており、昨年2022年では100丁以上の3Dプリント銃が押収されている。 3Dプリント銃は製造番号などを持たずトレースができないため「ゴーストガン」とも呼ばれている。
掲載日:2023年1月29日:ドバイで世界初の3Dプリント・モスクが建設へ
アラブ首長国連邦のドバイで、世界初の3Dプリント・モスクが建設されるとして話題になっている。 現地メディアの報道によると、ドバイのイスラム宗教社会活動管理局(IACAD)は、バー・ドバイ地区に広さ2000平方メートルのモスクを大型建設3Dプリンターで建設するという。工事は2023年内に開始され、建物の建設に4カ月、内装工事に12ヶ月かけるとしている。 イスラム宗教社会活動管理局のジェネラルディレクターのハマッド・ビン・シーク氏は、「3Dプリンティング技術を活用することで、建設廃材の産出を大幅に削減することができます。3Dプリンティング技術は環境にフレンドリーな技術です。建設される3Dプリント・モスクは、我々のリーダーシップが見据えるビジョンを反映したものです」とコメントしている。 シーク氏によると、3Dプリンターでモスクが建設されるのは世界初だという。また建設コストが従来の建設方法よりも30%程度割高になるとしているものの、建設3Dプリンターの普及が進む今後、建設コストは同程度まで下がるとしている。 モスクはイスラム教の礼拝堂で、イスラム教徒が礼拝をおこなうための場所のこと。イスラム国の各都市に置かれている。
掲載日:2023年1月28日:スリーディーシステムズがスチュワート=ハース・レーシングとパートナーシップ契約を締結
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、アメリカのストックカーレーシングチームのスチュワート=ハース・レーシングとパートナーシップ契約を締結した。現地メディアの報道によると、スチュワート=ハース・レーシングはスリーディーシステムズのProX800ステレオリソグラフィー3Dプリンターやフィギュア4スタンドアロン3Dプリンターを使い、レーシングカーのパーツの製造などを行う。 スチュワート=ハース・レーシングは、これまでにProX800ステレオリソグラフィー3Dプリンターを使い、レーシングカーのエアロダイナミクスコンポーネントのプロトタイピングなどを行ってきていた。 スチュワート=ハース・レーシングのプロダクションマネージャーのルノー・ヴァン・ランディングハム氏は、「スチュワート=ハース・レーシングにとって、スリーディーシステムズのようなテクニカルパートナーを持つことは非常に重要です。レーシングカーのパーツ製造にかかる時間を大きく削減でき、レーシングカーのタイムそのものを大きく削減できます」とコメントしている。 スチュワート=ハース・レーシングは2002年設立のストックカーレーシングチーム。モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ及びエクスフィニティ・シリーズ に参戦している。
掲載日:2023年1月27日:エッジ・クラウドリンクが700万ドルの資金調達に成功
シリコンバレーに拠点を置くスタートアップ企業のエッジ・クラウドリンク(EdgeCloudLink)が、700万ドル(約9億1千万円)の資金調達に成功した。 出資したのはイスラエル・テルアビブに拠点を置くベンチャーキャピタルのハイパーワイズ・ベンチャーズと、シカゴに拠点を置くベンチャーキャピタルのモレックス・ベンチャーズ。バリュエーションや出資比率などの投資の詳細については明らかにされていない。 エッジ・クラウドリンクは、データセンターをオンデマンドで利用できる「データセンター・アズ・ア・サービス」(Data Center as a Service, DCaaS)を開発している。 エッジ・クラウドリンクの創業者でCEOのユヴァル・バッキャー氏は、「私たちが開発しているのは、ゼロエミッションで水を全く使わない、コミュニティとインテグレートしたデータセンターです。この場所(マウンテンビュー)をデータセンターの開発拠点に選んだのは難しい選択でしたが、ここでデータセンターが開発できると、世界中どこでも開発が可能になります」とコメントしている。 エッジ・クラウドリンクは、データセンターの開発に大型3Dプリンターを利用している。
掲載日:2023年1月26日:ロケット・ラブがアメリカ本土初のロケット打ち上げに成功
ロサンゼルスに拠点を置くロケット製造ベンチャー企業のロケット・ラブが、アメリカ本土初のロケット打ち上げに成功した。バージニア州のミッド・アトランティック・リージョナル・スペースポートで打ち上げられたエレクトロンロケットは三機の人工衛星を地上550キロメートルの軌道に乗せる事に成功した。スペース・ラブは、これまでに155機の人工衛星の軌道投入に成功している。 ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「エレクトロンはすでに小型ロケットのリーダーであり、今回の打ち上げの成功はミッションを成功させようと努力してきたチーム全体の成果です。昨年2022念は9回の打ち上げを成功させましたが、バージニア州で作られたロケットをバージニア州で打ち上げたことは、今年がもっと良い年になることの予兆になるでしょう」とコメントしている。 ロケット・ラブは、より大型のロケットの「ニュートロン」も、バージニア州で打ち上げるとしている。同社は、今年2023年に少なくとも9回のエレクトロンロケットのバージニア州での打ち上げを予定している。 ロケット・ラブは、ロケット本体やエンジンの主要部品を独自開発した大型3Dプリンターで製造している。
掲載日:2023年1月25日:カーボンの口腔医療担当シニアバイスプレジデントにテリ・カプリオロ氏が就任
カーボンの口腔医療担当シニアバイスプレジデントに、テリ・カプリオロ氏が就任した。カプリオロ氏は口腔医療業界で20年以上のキャリアを持つベテラン。前職ではアメリカの大手歯科検査機関のナショナル・デンテックスでジェネラルマネージャーを務めていた。カプリオロ氏はまた、歯科用医療機器メーカー大手のソルベイ・デンタル360で北米担当セールスマネージャーを務めていた。 カプリオロ氏の口腔医療担当シニアバイスプレジデント就任について、カーボンのフィル・デシモンCEOは、「歯科医療業界で多くの尊敬を集める業界のリーダーをカーボンにお迎えできることを嬉しく思います。テリの業界知識は非常に豊かで、業界の人脈も非常に豊富です。カーボンの歯科医療の領域での成長を大いに加速させてくれるでしょう」とコメントしている。 カーボンの3Dプリンターは、特に医療、歯科医療、自動車、航空宇宙、家電などの産業ユーザーに活用されている。特に歯科医療においてカーボンは一定のプレゼンスを確保している。 カーボンは、アディティブ・マニュファクチャリングの領域における有力なユニコーン企業(創業から10年以内の時価総額10億ドル以上の企業)として注目されている。
掲載日:2023年1月24日:エドナ・ガルシア氏がエッセンシアムのチーフ・フィナンシャル・オフィサーに就任
エドナ・ガルシア氏が、アメリカの産業3Dプリンティングサービスビューローのエッセンシアムのチーフ・フィナンシャル・オフィサーに就任した。ガルシア氏は、前職でペプシコのシニアマネジメント職を努めていた。ガルシア氏は、エッセンシアムの財務とファイナンス全般のマネジメントを担当する。 ガルシア氏のチーフ・フィナンシャル・オフィサー就任について、エッセンシアムのブレーク・テイペルCEOは、「エドナは経験豊富なエグゼクティブであり、優れたトラックレコードとフィナンシャルパフォーマンスを持つ優れた人物です。彼女の経験、規律、そしてパフォーマンスドリブンのリーダーシップは、我々の成長戦略と、長期的な価値創造のための強力な武器になるでしょう」とコメントしている。 エッセンシアムは、当初SPAC(特別買収目的会社)のアトランティック・コーストラル・アクイジション・コーポレーションと合併し、2022年度第一四半期内にNASDAQへ上場する予定だった。しかし、両者はその後計画を撤回していた。ガルシア氏のチーフ・フィナンシャル・オフィサー就任により、エッセンシアムが再び上場へ向けて動き出す可能性がある。 エッセンシアムは、テキサス州オースティンに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。主に産業ユーザーに対して各種の3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2023年1月23日:ウルチメーカーが新型3Dプリンター「S7シリーズ」をリリース
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、新型3Dプリンター「S7シリーズ」をリリースした。5年ぶりの新型3Dプリンターのリリースは、ウルチメーカーがメーカーボット・インダストリーズと合併して初となる。 「S7シリーズ」はデュアルヘッドのFDM3Dプリンターで、造形サイズは最大330 x 240 x 300 mm。空気清浄システムの「エアマネージャー」が標準で装備されている。 ウルチメーカーのナダヴ・ゴシェンCEOは、「S7は、Sシリーズの最新のファンタスティックなバージョンです。セットアップが簡単で、デジタルファクトリーソフトウェアと連動してこれまでにない次元の3Dプリンティングを可能にします。ウルチメーカーアカデミーのEラーニング講座を受講したり、ウルチメーカーCURAマーケットプレースからパーツやプラグインをダウンロードすることも可能です」とコメントしている。 ウルチメーカーは、2022年8月にアメリカの大手3Dプリンターメーカー傘下のメーカーボット・インダストリーズと合併した。合併完了により、メーカーボット・インダストリーズの社名は消滅した。合併完了後も、ウルチメーカーはメーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターを継続して販売している。
掲載日:2023年1月22日:ICONが従業員の20%をレイオフ
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、従業員の20%をレイオフした。レイオフされた社員が先週金曜日にLinkedInに投稿した情報によると、ICONは余剰人員を削減するために全従業員の「およそ20%」をレイオフするという。情報を投稿した従業員は、ICONに入社してわずか8か月後にレイオフされたという。 アメリカの建設3Dプリンティング業界については、先行投資が過熱する「ハイプ」の状態にあると指摘する声がある。デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの創業者フィリップ・ランド=ニールセン氏は、「(アメリカの建設3Dプリンティング業界は)業界に対する期待が現実とマッチしていません。そのような状態が続けば、業界全体の可能性を吹き飛ばしてしまうでしょう」とコメントしている。 ICONは、昨年2022年11月にテキサス州ウルフランチで100棟の3Dプリント住宅の建設プロジェクトを開始している。ICONは今年2023年頭から住宅購入希望者の予約受け付けを開始するとしている。現在のところ、住宅の価格は40万ドル(約5600万円)からとなっている。 ICONはまた、NASAから月面に建設予定の住宅のプロトタイプを建設するプロジェクトも受注している。
掲載日:2023年1月21日:ニコンがSLMソルーションズの買収を完了
ニコンがドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズの買収を完了したと発表した。買収価格は総額で6億2200万ユーロ(約870億8000万円)となった。買収完了後も、SLMソルーションズは引き続きSLMソルーションズのブランドで事業を展開する。 買収完了についてSLMソルーションズのサム・オレアリーCEOは、「最先端のオプト・エレクトロニック技術と精密加工機器を持つニコンは、SLMソルーションズにとってパーフェクトなパートナーです。我々は、メタルアディティブ・マニュファクチャリングにおけるリーディングポジションをさらに強化し、イノベーション・セントリックな環境におけるハードルをさらに高めてゆきます」とコメントしている。 ニコンは、2021年に4月にアメリカのメタル3Dプリンターメーカーのモーフ3Dも買収している。 ニコンの発表によると、SLMソルーションズは、航空宇宙や自動車などの産業セクターにユーザーを多く抱え、これまでに750台以上のメタル3Dプリンターを納入してきている。SLMソルーションズのユーザーにはNASA、エアバス、ボーイング、ロールスロイス、ブルーオリジン、ポルシェ、BMW、フォルクスワーゲンなどが含まれている。
掲載日:2023年1月20日:Cybe建設がフロリダ州に北米営業拠点を開設
オランダのCybe(サイビー)建設が、フロリダ州に北米営業拠点を開設した。すでに営業を開始しており、これまでに複数の住宅建設プロジェクトを受注したという。 Cybe建設の創業者兼CEOのベリー・ヘンドリックス氏は、「現在はアメリカへ投資する絶好の機会であると判断しており、特にアメリカのサステナブルな住宅市場に注目しています。手頃な価格の住宅に対する大きな需要が存在しており、新型コロナウィルスのパンデミックや気候変動の影響によりその需要はさらに拡大しています」とコメントしている。 Cybe建設フロリダの責任者、ジェイムズ・ライト氏は、「ベリーとCybeのチームは、分断化が進む建設業界において全体的なアプローチを辿ってきました。Cybeの強みは、業界人としての私には非常に魅力的に見えます。このチームの一員となり、共に仕事ができることを嬉しく思います」とコメントしている。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターに加え、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。CyBe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設しているほか、ニュージーランドのハミルトンでもコマーシャルビルディングなどを製造している。
掲載日:2023年1月19日:Velo3DがFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結
アメリカの大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが、ゼロックス傘下のファイナンス企業のFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結した。発表によると、FITLLEはVelo3Dのユーザーに対し、ファイナンス、リース、レンタルなどのファイナンスオプションを提供する。 FITLLEは、昨年2022年に建設3DプリンターメーカーのブラックバファローおよびSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと同様のファイナンス・パートナーシップ契約を締結している。FITLLEは、今後もアディティブ・マニュファクチャリングの領域でのプレゼンスを広げてくる可能性がある。 FITLLEのニコール・トラコ社長は、「Velo3Dは驚異的な成長と需要の拡大を経験しており、世界でも最大クラスのメタル3Dプリンターメーカーになりつつあります。Velo3Dのユーザーに新たなファイナンスのストラクチャーを提供し、この成長をアシストできることを楽しみにしています」とコメントしている。 Velo3Dのメタル3Dプリンターは、主にロケットなどの航空宇宙産業セクターで広く使われている。同社の顧客にはスペースX、ハネウェル、ブーム・スーパーソニック、クロマロイ、ラム・リサーチなどが含まれている。
掲載日:2023年1月18日:メーン大学が世界初の100%バイオベース3Dプリント住宅を建設
メーン大学が世界初の100%バイオベース3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。メーン大学が建設したのは広さ600平方フィート(約55.74平方メートル)の平屋建て住宅。おがくずを主原料にトウモロコシ由来のバインダーを混ぜた素材をベースに3Dプリンターで建設された。 バイオホーム3Dと名づけられた住宅の見た目は普通の木造住宅と変わらず、内装も木目調のデザインとなっている。天井と壁が一体型のため、継ぎ目が見えない構造になっている。 バイオホーム3Dはメーン大学先端構造研究センターの敷地の隣接地に建設され、サーマルセンサー、構造モニタリングセンサーなどの各種のセンサーでモニタリングされている。センターでは、特に寒冷期におけるバイオホーム3Dの耐寒性などをモニタリングするとしている。 メーン州のジャネット・ミルズ知事は、「メーン大学先端構造研究センターは、我々が直面している住宅不足の問題をスマートに解決し、我々の林業を強化する手段を模索しています。バイオホーム3Dは、人々に安全な居住空間を提供し、ひいては経済全体にプラスの影響を与えるでしょう。この快挙は、次のフェーズに向けての大きなステップです」とコメントしている。
掲載日:2023年1月17日:ビヨンド・ミートのチーフ・ブランド・オフィサーが辞任
アメリカの大手代替肉メーカーのビヨンド・ミートのチーフ・ブランド・オフィサーが辞任していたことがわかった。現地メディアの報道によると、ビヨンド・ミートのチーフ・ブランド・オフィサー、ベス・モスコウィッツ氏は、現地時間の先週水曜日を最後にビヨンド・ミートを退職したという。 モスコウィッツ氏は社内メールで「元の職である投資家、アドバイザー、クリエイティブパートナーという元来のルーツに戻れることを楽しみにしています。しばらくは家族が集まって新年のお祝いをする予定です」というメッセージを関係者に発信した。 モスコウィッツ氏の辞任について、ビヨンド・ミートのスポークスウーマンは特にコメントを発していない。 モスコウィッツ氏は2019年にビヨンド・ミートに入社し、チーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任していた。モスコウィッツ氏はその後、チーフ・ブランド・オフィサーに就任し、ビヨンド・ミートのブランディングなどを担当していた。 ビヨンド・ミートからは、チーフ・サプライチェーン・オフィサーのバーニー・アドコック氏も昨年2022年9月30日付けで辞任している。ビヨンド・ミートでは、社員の20%をレイオフするなど、人事上のトラブルが頻発している。
掲載日:2023年1月16日:ビル・ゲイツが代替肉の未来に楽観的とコメント
アメリカ現地時間の先週開催された大手ウェブメディアRedditのアスク・ミー・エニシング(Ask Me Anything)のイベントで、ビル・ゲイツが代替肉の未来に楽観的とコメントし、注目を集めている。 67歳のビル・ゲイツは、Redditのユーザーから気候問題やビーガニズム等に関する多くの質問を受けたが、代替肉の未来については「現在複数の会社が新しい方法で「牛肉」を作っているが、特にメタンの排出量を削減することを目指している。私は、そうした新しい「牛肉」の肉市場全体におけるシェアは極めて限定的だが、将来的には重要な位置を占めるようになると考えている」と回答している。 ビル・ゲイツは、これまでにビヨンド・ミート、インポシブル・フーズ、アップサイド・フーズなどの代替肉メーカーに投資していることで知られている。 また、将来的に人類全体がビーガンになると思うかという質問に対しては、「ビーガンになろうという人は素晴らしいと思うが、実際にはほとんどの人はビーガンにはならないだろう」と答えている。 ビヨンド・ミートやインポシブル・フーズなどの代替肉メーカーの多くは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。
掲載日:2023年1月15日:ギャラクティック・エナジーが1億8800万ドルの資金調達に成功
中国の新興ロケットメーカーのギャラクティック・エナジーが、1億8800万ドル(約244億4000万円)の資金調達に成功した。出資者やバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。ギャラクティック・エナジーは、開発中のWELKINロケットエンジンの製造などに投じるとしている。 WELKINロケットエンジンは、再生利用可能な40トンクラスのエンジンで、「スペースXのマーリンエンジンの中国バージョン」と呼ばれている。WELKINロケットエンジンは、中国の3Dプリンティングサービスビューローのファルコンテックと協働で、大型3Dプリンターを使って製造される。 ファルコンテックはAS9100認証を取得した3Dプリンティングサービスビューローで、これまでにCOMAC(Commercial Aircraft Corporation of China, 中国商用飛機)のC919旅客機のコンポーネントなどを製造、納入している。 ギャラクティック・エナジーは、2018年設立の中国の民間ロケットメーカー。2020年11月にセレス1ロケットの打ち上げに成功し、人工衛星打ち上げを成功させた二番目の中国民間企業となった。
掲載日:2023年1月14日:センチュリー・コミュニティーズが3Dプリント住宅の販売を開始
アメリカの大手ハウスメーカーのセンチュリー・コミュニティーズが、アリゾナ州カサグランデで3Dプリント住宅の販売を開始する。建設スタートアップ企業のダイアモンドエイジ3Dと協働で展開するもので、ダイアモンドエイジ3Dが開発したロボットアーム型建設3Dプリンターを使って建設する。 センチュリー・コミュニティーズのグレッグ・ハフ社長はプレスリリースで、「この新しいテクノロジーは、耐久性に優れた、エネルギー効率が高い、防音効果に優れたコンクリート製の住宅を提供します。マイホームを手に入れたいと願うすべての人に手頃な住宅を提供するというセンチュリー・コミュニティーズのミッションを実現するものです。センチュリー・コミュニティーズだけではなく、住宅業界全体にとっての顕著なブレークスルーです」とコメントしている。 建設される住宅はいずれも平屋建ての戸建て住宅で、価格は20万ドル(約2600万円)からとなっている。建設にかかる時間は30日で、従来型の建築方法より作業時間が50%削減されるとしている。 センチュリー・コミュニティーズは、コロラド州に拠点を置く大手ハウスメーカー。アメリカのトップ10ハウスメーカーにランクインしている。
掲載日:2023年1月13日:Xometryがイギリス市場へ進出
米メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryがイギリス市場へ進出する。Xometryのマーケットプレースは、現在英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポーランド語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語の9言語に対応している。 Xometryヨーロッパのマネージングディレクターのドミトリー・カフィドフ氏は、「ヨーロッパ市場での事業拡大は、工業市場のグローバル・マーケットプレースになるという我々のコミットメントを反映したものです。我々のローカライズされたマーケットプレースは起業家や中小企業とメーカーをつなぎ、ローカルの強靭なサプライチェーンを構築し、市場に製品をいち早く効率的に供給することをアシストします。我々は現在9カ国のローカライズ・マーケットプレースを運営しており、それぞれの市場でのトラックレコードを誇りに思っています」とコメントしている。 Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などが名を連ねている。同社のユーザー数は、アメリカ国内外の中小企業を中心に5,000社に達している。
掲載日:2023年1月12日:ファストレイディアスの時価総額が最盛期の1%に縮小
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業で昨年2022年11月に米連邦破産法11条(チャプター11)を申請して経営破綻したファストレイディアスの時価総額が、最盛期の1%に縮小していたことがわかった。 現地メディアの報道によると、ファストレイディアスは昨年12月に米ミシガン州デトロイトに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのサイブリッジ・テクノロジーズに買収されたが、買収金額は1590万ドル(約20億6700万円)で、最盛期の1%程度だという。 アメリカでは近年SPAC(特別買収目的会社)によるアディティブ・マニュファクチャリング関連企業の上場が相次いだが、パフォーマンスが軒並み悪化している。中でも比較的パフォーマンスが好調とされるVelo3Dも、上場後の最盛期から時価総額が23%程度に縮小している。 ファストレイディアスは2014年設立、イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる造形サービスを提供していた。 ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場していた。上場からわずか9カ月での経営破綻となった。
掲載日:2023年1月11日:シェレン・ジャグラ氏がインポシブル・フーズのチーフ・デマンド・オフィサーに就任
シェレン・ジャグラ氏が、アメリカの大手代替肉メーカーのインポシブル・フーズのチーフ・デマンド・オフィサーに就任した。ジャグラ氏は、ニューウェルブランド、ケロッグ、キンバリークラークなどの大手食品メーカーで20年以上のキャリアを持つ食品業界のベテラン。前職ではニューウェルブランドでスーパバイザーとジェネラルマネージャーを務めていた。業界団体が選ぶ「食品業界のトップウーマン」にも選出されている。 インポシブル・フーズのピーター・マクギネスCEOは、「我々が次の成長フェーズに進むためには、チームと規律を結合させる必要があります。シェレンはその方法を熟知しており、組織をスケールさせるノウハウを持っています。彼女は複雑な組織を高いパフォーマンスを発揮するビジネスに転換させるなど食品業界に精通しています。彼女のリーダーシップがインポシブル・フーズというブランドをさらに広めてくれることを信じています」とコメントしている。 ジャグラ氏は、「インポシブル・フーズに招いいただいた理由のひとつは(代替肉という)カテゴリーをリードし、美味しくて栄養豊富でサステナブルな食品を生み出すことです。インポシブル・フーズは優れた製品ポートフォリオとブランドを持っています。ピーター率いるチームとともに、この基礎をさらに強めてゆきたいと思います」とコメントしている。
掲載日:2023年1月10日:ステークホルダー・フーズが研究開発基金から100万ドルの助成金を獲得
シンガポールの3Dバイオプリンティング企業のステークホルダー・フーズ(ミーテックから社名変更)が、シンガポール・イスラエル工業研究開発基金から100万ドル(約1億3000万円)の助成金を獲得した。ステークホルダー・フーズは、獲得した資金をウナギの3Dパイオプリンティングの研究開発に投じるとしている。 ステークホルダー・フーズは、ベンチャー企業のウマミ・ミーツと共同で、生細胞を培養したバイオインクをベースに魚肉などをバイオプリンティングしている。同社は、早ければ今年2023年第一四半期(1月から3月末)内にサーモンのバイオプリンティング肉のプロトタイプを公開したいとしている。 ステークホルダー・フーズの事業開発担当副社長のヤイル・アヤロン氏は、「我々の長期的な事業戦略の遂行には業界内のコラボレーションが極めて重要になります。特にウマミ・ミーツとのパートナーシップは、魚肉の食感を実現するために極めて重要です。今回シンガポール・イスラエル工業研究開発基金から助成金をいただき、基金がサポートするプロジェクトを担えることになったことを誇りに思います」とコメントしている。 ステークホルダー・フーズは、今年2023年内にシンガポール、アメリカ、ヨーロッパでの製品の販売を開始したいとしている。
掲載日:2023年1月9日:3Dメタルフォージがシンガポールとアメリカでの操業を停止
オーストラリアのメタル3Dプリンティングサービスビューローの3Dメタルフォージが、シンガポールとアメリカでの操業を停止した。3Dメタフルォージは、昨年2022年8月から買掛金の支払い遅延などを起こしていたが、今回の操業停止により事実上経営破綻したと見られる。 3Dメタルフォージは2012年設立、オーストラリア・パースを拠点に、パース、テキサス州ヒューストン、シンガポールの三か所でメタル3Dプリンティングサービスを提供していた。2021年7月にシンガポールの大手運輸会社PSAから大口の受注をするなど、業績は好調と見られていた。 昨年2022年8月から支払い遅延を起こしたのを皮切りに、翌9月には人員削減を柱とするリストラ計画を発表、80万ドル(約1億400万円)のデット・エクイティ・スワップ(債務の株式への転換)を行うなどしていた。しかし、業績の改善には至らず、シンガポールの裁判所に経営破綻を申し立て、12月に全従業員との雇用契約を破棄していた。 3Dメタルフォージは、現在、すべての取引先と業務の他社への引継ぎなどについて調整をしているという。本記事執筆時点では、3Dメタルフォージの業務引継ぎについての情報は入手できていない。
掲載日:2023年1月8日:アドマンがポリマー3Dプリンティングサービスビューローのディンスモアを買収
アメリカのメタル3Dプリンティングサービスビューローのアドマンが、ポリマー3Dプリンティングサービスビューローのディンスモアを買収した。買収金額などの詳細は明らかにされていない。ディンスモアは、アドマンが過去24カ月間で買収した三社目のサービスビューローとなった。 アドマンのジョー・キャルミースCEOは、「ディンスモアの買収により、特にアドマンの医療領域における顧客によりハイレベルのサービスを提供することができるようになります。今後も積極的な投資を続けてゆきますが、ディンスモアはその戦略実現において重要な役割を果たすことになるでしょう」とコメントしている。 ディンスモアの創業者でCEOのジェイ・ディンスモア氏は、「二社の統合によるシナジー効果は大きく、ディンスモアの社員にも大きなメリットをもたらすでしょう。アドマンのオペレーションの能力は高く、アディティブ・マニュファクチャリングの豊富な知識と経験を有しています。我々のポリマー3Dプリンティングの技術を、アドマンのサービスラインナップに加えることを誇りに思います」とコメントしている。 アドマンは2020年設立の、フロリダ州ボニタ・スプリングスに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。3Dプリンティングサービスに加え、CNCマシニング、DMLSなどのサービスを提供している。
掲載日:2023年1月7日:スペースXが7億5000万ドルの資金を調達
イーロン・マスク氏率いるロケットメーカーのスペースXが、7億5000万ドル(約975億円)の資金を調達していると現地メディアのCNBCが報じている。報道によると、資金調達ラウンドを率いているのは大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロヴィッツ率いる投資シンジケート。アンドリーセン・ホロヴィッツは、スペースXの時価総額を1370億ドル(約17兆8100億円)と見積もっている。 スペースXに対しては、アンドリーセン・ホロヴィッツの他にGoogleやフィデリティ・インベストメンツを含む80社以上のベンチャーキャピタルや企業が投資している。また、昨年2022年11月にブルームバーグが報じたところによると、スペースXは、時価総額を1500万ドル(約19兆5000万円)に拡大させるため、さらなる資金調達を計画しているとされる。 スペースXの時価総額は、現時点でエアバス(973億ドル)、ボーイング(1213億ドル)、ノースロップ(810億ドル)などの他の大手航空宇宙企業の時価総額を上回っている。 スペースXは、競合企業のブルーオリジンやリラティビティ・スペースなどと同様に、ロケット本体およびロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用している。
掲載日:2023年1月6日:ブラスケムがタウルマン3Dを買収
ブラジルの大手石油化学会社のブラスケムが、アメリカのフィラメントメーカーのタウルマン3Dを買収した。買収金額などの詳細については明らかにされていない。 ブラスケムは2020年4月より3Dプリンター用フィラメントの販売を開始し、これまでに14種類のポリマー系フィラメントを販売してきた。タウルマン3Dの買収により、自社の製品ラインナップにタウルマン3Dのナイロン系フィラメントが新たに加わる。 タウルマン3Dの買収について、ブラスケムのグローバル・コマーシャルディレクターのジェイソン・ヴァグノッチ氏は、「タウルマン3Dの買収により、世界中にハイレベルの顧客を持つフィラメントメーカーを傘下に収めることができました。ブラスケムの市場シェアを倍増し、我々の成長戦略を加速することになるでしょう」とコメントしている。 タウルマン3Dは米ミズーリ州セントルイスに拠点を置く2011年設立のアメリカのベンチャー企業。設立以来各種の高機能、高品質の3Dプリンター用フィラメントを開発し、アメリカを中心に世界中の3Dプリンターコミュニティから高い支持を集めている。 ブラスケムはブラジル・サンパウロに拠点を置く石油化学会社。アメリカ大陸においてエクソンモービル、ダウ・ケミカルに次ぐ第三の規模の巨大企業。
掲載日:2023年1月5日:フォームラブズがフリートマネジメントシステム「オートメーション・エコシステム」をリリース
アメリカのSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、現在開催中のラスベガス家電見本市(CES)でフリートマネジメントシステム「オートメーション・エコシステム」を公開している。 「オートメーション・エコシステム」は、フィニッシュパーツのクリーニングを行う「フォームオート」、プリンターのフリートマネジメントを行う「フリートコントロール」、および「ハイボリューム・レジンシステム」の三つのコンポーネントで構成されている。 「オートメーション・エコシステム」をフォームラブズの「フォーム3+」または「フォーム3B+」と組み合わせることで、人件費を最大80%、パッケージング廃材を最大90%、製造コストを最大40%、それぞれ削減できるとしている。 フォームラブズのチーフ・プロダクト・オフィサーjのデヴィッド・ラカトス氏はプレスリリースで、「オートメーション・エコシステムは3Dプリンターの機能を最大限に引き上げるシームレスなソルーションです。特に歯科技工、サービスビューロー、インハウスのジョブショップでの利用がお勧めです」とコメントしている。 「オートメーション・エコシステム」の価格は、1セット3750ドル(約48万7500円)からとなっている。
掲載日:2023年1月4日:Cybe建設が四階建ての3Dプリント住宅を建設
オランダのCyBe(サイビー)建設が、四階建ての3Dプリント住宅を建設するとして話題になっている。 Cybe建設が建設するのは、Prefabricated Prefinished Volumetric Construction (PPVC) と呼ばれる工法で作られる住宅で、Cybe建設の工場で事前に製造されたコンストラクションブロックを積み重ねて建設される。他の建設3Dプリンターのようにオンサイトで稼働するのではなく、プレハブ方式で建設される。 コンストラクションブロックは、シンプルな構造のストラクチャーブロックから、アメニティ付きの完成アパートブロックまで、ユーザーの要求に合わせてカスタマイズ製造される。 Cybe建設によると、同社のPPVC工法は、国連が提唱する環境保護基準のSDG11に準拠しており、ゼロエミッションを達成しているという。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターに加え、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。CyBe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設しているほか、ニュージーランドのハミルトンでもコマーシャルビルディングなどを製造している。
掲載日:2023年1月3日:シンプリファイ3Dがシンプリファイ3Dバージョン5.0をリリース
3Dプリンター用スライサーソフト開発のシンプリファイ3Dが、最新バージョンのシンプリファイ3D5.0をリリースした。バージョン5.0ではインターフェースが大幅に改良されたのに加え、Wi-Fとイーサネットに対応するなどリモートプリンティング機能が強化された。また、ズーム・ローテーションのコントロール画面も刷新され、よりユーザーフレンドリーなデザインとなっている。 シンプリファイ3Dのクレイトン・ウェブスターCEOは、「グランドアップのアプローチを積み重ねることで、未来に向けた最新機能の基礎を確立することができました。ソフトウェアのメジャーなシステムのほぼすべてを作り直し、ユーザーがもっとも必用とする重要な機能を強化しています」とコメントしている。 シンプリファイ3Dバージョン5.0の価格は、新規ライセンスが199ドル(約25,870円)で、バージョン4.0からのアップデートライセンスが69ドル(約8,970円)となっている。 シンプリファイ3Dはスライサーソフトを中核とした3Dプリンター用管理ソフトで、使い勝手の良さとスライサーソフトの高性能が世界中の3Dプリンターユーザーに支持されている。シンプリファイ3Dによると、シンプリファイ3Dは現在120ヶ国の3Dプリンターユーザーに使われている。
掲載日:2023年1月2日:2022年度第三四半期の3Dプリンティング市場が31億ドル規模に拡大
2022年度第三四半期の3Dプリンティング市場が31億ドル(約4030億円)規模に拡大したとするレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社スマーテック・アナリシスが発表したレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場はハードウェア、ソフトウェア、素材のセクターで大きく拡大し、対前年比で20%以上成長したとしている。四半期ベースでの成長は4四半期連続となった。 スマーテック・アナリシスのスコット・ダンハム研究員は、「マクロ経済的にはチャレンジングな課題が存在していたものの、2022年度第三四半期は史上もっとも成長したピリオドとなりました。アディティブ・マニュファクチャリング業界全般においては先行き不透明な要素がありますが、アディティブ・マニュファクチャリング技術そのものに対する需要は引き続き旺盛です。スマーテック・アナリシスは、アディティブ・マニュファクチャリング業界にとっての2023年については極めて楽観的に見ています」とコメントしている。 同レポートは、2023年のアディティブ・マニュファクチャリング業界を牽引する主なプレーヤーとして、スリーディーシステムズ、HP、EOS、プロッドウェイズ、Velo3D、SLMソルーションズ、マークフォージド、デスクトップメタル、GEアディティブ、ExOneなどを挙げている。
掲載日:2023年1月1日:2023年新年のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。いつも世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。本年が皆様にとりまして明るく恵豊かな一年となりますよう、スタッフ一同心より祈念しております。
本年も世界中から最新の3Dプリンター関連ニュースをお届けする所存、いっそうのご愛顧をよろしくお願いいたします。
2023年元日
世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」スタッフ一同
掲載日:2022年12月31日:インド陸軍が二階建ての3Dプリント住宅を建設
インド陸軍が二階建ての3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。インド陸軍エンジニアリングサービスが建設したのは広さ71平方メートルの二階建て住宅。大型建設3Dプリンターで建設され、建設にかかった時間は12週間。インド政府が規程するゾーン3耐震基準をクリアしていて、インド陸軍の士官クラスが入居する予定だとしている。 軍隊が建設3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。アメリカ軍も建設スタートアップ企業のICONと共同で、広さ5700平方フィート(約529.54平方メートル)の大きさの兵舎住宅を建設3Dプリンターで建設している。 アメリカ国防省はプレスリリースで、「このプロジェクトは、アメリカ陸軍が掲げる三つの優先事項に沿ったものです。すなわち、人、機動性、近代化です。先端技術で建物を建設することで建設コストを削減し、設計時間を縮小し、建設にかかるスピードを加速することができます。我々は、このイノベーティブな技術を活用し、兵舎住宅以外の建物の建設も進めてゆく予定です」と説明している。 ICONによると、兵舎住宅の建設にはラバクリートと呼ばれる専用の素材が使われる。また、建設コストは、従来の方式の10%から30%削減できるとしている。
掲載日:2022年12月30日:メタがベルギーのオプティクス3Dプリント企業のLuxexcelを買収
Facebookの親会社でNASDAQ上場のメタが、ベルギーのオプティクス3Dプリント企業のLuxexcelを買収した。買収金額などの詳細については明らかにされていない。 Luxexcelは2009年設立。3Dプリンターで眼鏡用レンズ、LCDスクリーン、プリスクリプションレンズなどをカスタム製造している。 買収の目的は明らかにされていないが、メタは現在開発中のメタバースのユーザーが装着するARデバイス用グラスレンズの製造をLuxexcelに担わせる可能性が指摘されている。 メタのメタバースに参加するには、ヘッドセット式のARデバイスを装着する必要があるが、眼鏡をかけているユーザーは眼鏡とARデバイスのレンズと二重に利用する形になる。ARデバイスのレンズをユーザーごとにカスタマイズできれば、眼鏡とARデバイスのレンズと二重に利用する必要がなくなる。 アメリカでは、未成年者の四分の一が眼鏡を利用していて、高齢者の70%が老眼鏡などの眼鏡を利用しているとされる。メタバースの利用を促すためには、Luxexceのテクノロジーを活用し、ARデバイスのレンズを製造する必要があると判断したものと見られる。 メタは、これまでに70億ドル(約9100億円)の資金をメタバースの開発に投じている。現時点ではメタバースの利用は一部のユーザーに限定されており、本格的な運用はまだなされていない。
掲載日:2022年12月29日:ブラッド・クレガー氏がVelo3Dのオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントに就任
ブラッド・クレガー氏が、Velo3Dのオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントに就任した。クレガー氏は、Velo3Dの生産能力向上、品質水準確保、製造コスト削減のミッションを負う。 クレガー氏は、前職でサーモフィッシャー・サイエンティフィックのオペレーティング担当マネージャーを務めていた。 Velo3Dのベニー・ビューラーCEOは、「Velo3Dのように急速にスケールしている企業のグローバルオペレーションを管理することは大変チャレンジングなことです。ブラッドの急成長企業を率いてきたバックグラウンドは、Velo3Dを次のレベルへ到達させるための大きな戦力となります。ブラッドが我々のオペレーションをオプティマイズし、サファイアシリーズおよびサファイアXCプリンターの製造を加速してくれることに大いに期待しています」とコメントしている。 Velo3Dは、2021年10月にSPAC(特別買収目的会社)のジョーズ・スピットファイア・アクイジション・コーポレーションと合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場している。上場以来、アメリカ市場を筆頭にヨーロッパとアジア太平洋地域で事業を拡大し、従業員が急増していた。人材の配置や組織作りなど、人事上の課題が山積している。
掲載日:2022年12月28日:フォーティアス・メタルズがAMベンチャーズから200万ドルのシード資金を調達
米コロラド州エリーに拠点を置く大型メタル3Dプリンティングサービスビューローのフォーティアス・メタルズが、ドイツのベンチャーキャピタルのアディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズ(AMベンチャーズ)から200万ドル(約2億7000万円)のシード資金を調達した。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。 フォーティアス・メタルズは、独自開発したロボットアーム型大型3Dプリンターを使い、メタルワイヤーを溶接して各種のパーツなどを製造している。フォーティアス・メタルズの3Dプリンターは、特に溶接が困難なパーツづくりなどに用いられている。 フォーティアス・メタルズのジェフ・リンツCEOは、「我々が独自開発した6061アルミニウム溶接ワイヤーを使うことで、従来からよく発生していた「ホットクラッキング」の問題を解決することができます。我々のお客様にそのベネフィットをご提供できることを今から楽しみにしています。特にコロラド州に拠点を置く数多くの航空宇宙関連のお客様から多くの期待を集めています」とコメントしている。 アディティブ・マニュファクチャリング・ベンチャーズは、2013年にドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSの創業者、ハンス・ランガー氏が設立したベンチャーキャピタル。これまでにドイツ、オーストリア、アメリカ、スイス、スウェーデン、オーストラリアの17社のアディティブ・マニュファクチャリング関連スタートアップ企業に投資している。同社は今年2022年7月に1億ユーロ(約140億円)規模のVCファンドを組成している。
掲載日:2022年12月27日:L3ハリス・テクノロジーズがエアロジェット・ロケットダインを買収
アメリカの大手防衛テクノロジー企業のL3ハリス・テクノロジーズが、アメリカの大手ロケットエンジンメーカーのエアロジェット・ロケットダインを買収する。発表によると、L3ハリス・テクノロジーズはエアロジェット・ロケットダインの株を1株58ドルで買い取る。買い取りの総額は47億ドル(約6110億円)で、エアロジェット・ロケットダインが抱える債務もすべて同時に引き継ぐ。 エアロジェット・ロケットダインを巡っては、2020年に大手航空機メーカーのロッキード・マーティンが買収することで合意していたが、米連邦取引委員会(FTC)から反トラスト法違反の指摘を受け、合意が破棄されていた。 L3ハリス・テクノロジーズは、2019年にL3テクノロジーズとハリス・コーポレーションの合併により誕生した世界第六位の大手防衛コントラクター。無線機器、戦術無線機、航空電子工学および電子システム、暗視装置、地上アンテナ、人工衛星搭載アンテナなどの製品を製造している。 L3ハリス・テクノロジーズとエアロジェット・ロケットダインは、自社製品の製造に3Dプリンターを含む各種のアディティブ・マニュファクチャリング機器を広く活用している。
掲載日:2022年12月26日:セレンディクスが大型建設3Dプリンターを導入
日本の建設スタートアップ企業のセレンディクス株式会社が、最大100平方メートルの大きさの平屋建て住宅を建設できる大型建設3Dプリンターを導入した。セレンディクスが導入したのは、中国上海に拠点を置くWinsun社が開発した大型建設3Dプリンター。Winsunから建設3Dプリンターを導入するとともに、同社と資本業務提携を締結したという。 セレンディクスは、今年2022年6月にオランダのTAM社から最大60平方メートルの造形サイズを持つ大型ロボットアーム式建設3Dプリンターを導入している。今回のWinsunの建設3Dプリンターの導入により、来年販売予定のSerendix49m2モデルとSerendix100m2モデルの開発を進めたいとしている。 セレンディクスは、今年2022年3月に愛知県小牧市に国内初となる3Dプリント住宅のSerendix10m2モデルを建設、国内外のメディアにより紹介されるなど話題を集めた。セレンディクスによると、同社には同社の3Dプリント住宅に関する問い合わせが国内外から1800件以上寄せられているという。 セレンディクスは2018年設立。「30年の住宅ローンを失くす」をミッションに、プレハブ型3Dプリント住宅を建設している。
掲載日:2022年12月25日:インポシブル・フーズの代替肉がコネティカット州の公立学校給食に採用
アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズの代替肉が、コネティカット州の公立学校給食に採用されて話題になっている。コネティカット州ミドルタウン公立学校は、域内のミドルタウン高校で実施したテストの結果を踏まえ、インポシブル・フーズの代替肉ハンバーガーを「週に複数回」提供することを決定したという。テスト結果では、75%の生徒がインポシブル・フーズの代替肉を高評価したという。 ミドルタウン公立学校の給食担当マネージャーのランドール・メル氏は、「生徒たちのほとんどが、「インポシブル・バーガー」というラベルが貼られていなければ代替肉であるとは気づかなかったと答えています。これくらい美味しいなら週に何度食べても大丈夫だと答えた生徒も多くいますlと説明している。 コネティカット州ミドルタウン公立学校は、肉を一切食べない「ミートレス・マンデー」を実施したり、地元の農家と共同で給食用農場の運営や「栄養学クラス」を展開するなど、子供たちの食育に非常に熱心な学区であることで知られている。 インポシブル・フーズは、今後は代替肉パティを使った代替肉バーガーに加えて、代替鶏肉を使ったチキンナゲットなどを提案してゆきたいとしている。
掲載日:2022年12月24日:アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループが2023年度年次総会の登録受付を開始
アメリカ最大のアディティブ・マニュファクチャリング関連業界団体のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループ(AMUG)が、2023年度年次総会の登録受付を開始した。 登録に際しては参加料の支払いが必要だが、現地時間の2023年1月6日までに登録すればアーリーバードスペシャル価格が適用される。アーリーバードスペシャル価格は1295ドルとなっている。その後2023年2月17日までの登録については、通常参加料1495ドルが適用される。また、2023年2月17日以降の登録については、参加料1695ドルが適用される。 登録者に対しては、4日間のカンファレンス参加証、エキスポ参加証、キーノートプレゼンテーションおよびジェネラルセッションの参加証などが付与される。また、各種のワークショップ、オフサイトディナー、テクニカルセッション、ネットワーキングセッションなどにも事由に参加できる。 アディティブ・マニュファクチャリング・ユーザーグループの2023年度年次総会は、2023年3月19日から23日までの日程でイリノイ州シカゴで開催される。昨年2022年度年次総会に続き、完全オフラインでの通常開催となる。
掲載日:2022年12月23日:コンティニュアムが3600万ドルの資金調達に成功
米カリフォルニア州ロスガトスに拠点を置く3Dプリンター用メタルパウダーメーカーのコンティニュアム(Continuum)が、3600万ドル(約46億8000万円)の資金調達に成功した。コンティニュアムは、調達した資金を100%リサイクルメタルパウダー製造能力拡張に投じるとしている。 出資したのはベンチャーキャピタルのアラ・パートナーズ。バリュエーションなどの投資の詳細は明らかにされていない。 コンティニュアムのフィル・ウォードCEOは、「アディティブ・マニュファクチャリング用パウダー市場は次の五年間で三倍に拡大すると見込まれています。3Dプリンティング業界は商業的に変曲点を迎えることになるでしょう。アラ・パートナーズによる投資は、業界の成長に対する我々の対応力を大きく強化します。アラ・パートナーズは、これまでにいくつものビジネスをスケールさせ、循環型経済への転換をサポートしてきました。戦略的、金融的パートナーとしての彼らとともに仕事ができることを楽しみにしています」とコメントしている。 コンティニュアムは、ニッケルベース超合金パウダー、ステンレススティールパウダー、チタンパウダーなどをカスタマイズ製造販売している。
掲載日:2022年12月22日:アレクサンダー・シュミッツ氏がGEアディティブのCEOに就任
アレクサンダー・シュミッツ氏が、GE傘下の3Dプリンティング企業のGEアディティブのCEOに就任する。2023年1月16日付けの就任で、現CEOのリカルド・プロカッティ氏はGEエアロスペースへ異動する。 シュミッツ氏は、ドイツのアーヘン大学を卒業後ボッシュに入社し、20年以上に渡ってエンジニアリング事業部でリーダーシップを発揮してきた。直近では、スウェーデンの製造オートメーションとマテリアルフローソルーション企業フレックスリンクのCEOを務めていた。 シュミッツ氏は、「成長と変革という次のフェーズをスタートさせたGEアディティブに合流できることに興奮しています。新年にGEアディティブチームと顧客にお会いできるのを楽しみにしています」とコメントしている。 GEは現在、傘下の上場企業三社の事業統合を進めている。GEアディティブは引き続きGEエアロスペース傘下の子会社に留まる。 シュミッツ氏のCEO就任についてプロカッティ氏は、「アレキサンダーとともに仕事ができることと、GEアディティブのリーダーシップチームと引き続き仕事ができることを楽しみにしています。我々の顧客はアディティブ・マニュファクチャリングをそれぞれのビジネスや業界においてスケールさせています」とコメントしている。
掲載日:2022年12月21日:スコット・ゲビック氏がマイティ・ビルディングズのCEOに就任
スコット・ゲビック氏が、米カリフォルニア州オークランドに拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのマイティ・ビルディングズのCEOに就任する。ゲビック氏のCEO就任により、前CEOで共同創業者のスラヴァ・ソロニツィン氏はCEOを退任するが、マイティ・ビルディングズの取締役としては留任する。 ゲビック氏は、大手コンサルティングファームのマッキンゼー出身の経営コンサルタント。直近ではマニュファクチャリングサービスビューローのジャビルのマネジメントチームにコンサルティングを行うとともにマネジメントチームのメンバーとして活躍していた。ゲビック氏は、製造業全般に幅広いトラックレコードを有しており、特にグリーンマニュファクチャリングの分野における造形が深いとされている。 ゲビック氏のCEO就任について前CEOのソロニツィン氏は、「新CEOとしてのスコットを歓迎します。スコットは製造業において幅広い経験を持ち、ラージスケールのビジネス戦略を策定して実行する確かなトラックレコードを有しています。誰も真似ができない彼の貴重なスキルセットは、成長フェーズにある現在のマイティ・ビルディングズがもっとも必要としているものです」とコメントしている。
掲載日:2022年12月20日:ヘキサゴンがダイヴァージェント・テクノロジーズに1億ドルを投資
スウェーデンの大手測定器メーカーのヘキサゴンが、米カリフォルニア州ガーデナに拠点を置く自動車メーカーのダイヴァージェント・テクノロジーズに1億ドル(約135億円)を投資し、話題になっている。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 ダイヴァージェント・テクノロジーズは、今年2022年7月にもベンチャーキャピタルのホライズン・テクノロジー・ファイナンス・コーポレーションなどから8000万ドル(約108億円)の資金を調達している。 ヘキサゴンの社長兼CEOのオラ・ローレン氏は、「自動車のパーツの製造は、自動車そのものから排出される廃棄物以上の影響を自然環境に対して与えます。それこそが、(ダイヴァージェント・テクノロジーズのように)新しい製造業のコンセプトが勝利する理由です。我々は、既存の自動車メーカーにより効率的で環境に優しい製造プロセスの導入を促し、資源の使用量を最小化し、トータルの製造コストを削減することを求めます」とコメントしている。 ダイヴァージェント・テクノロジーズは、2014年設立のスーパーカーメーカー。主にSLMソルーションズのハイエンドレーザーメタル3Dプリンターを使い、「ゼロエミッション」のスーパーカーを製造している。 ヘキサゴンは、ストックホルムに拠点を置く測定器・ソフトウェアメーカー。測定器メーカーとしては世界最大の企業。
掲載日:2022年12月19日:ブーム・スーパーソニックが「オーバーチュア」用エンジンをGEアディティブと共同開発へ
アメリカのスタートアップ航空機メーカーのブーム・スーパーソニックが、現在開発中の超音速旅客機「オーバーチュア」用エンジンをGEアディティブと共同開発することがわかった。 ブーム・スーパーソニックは、超音速旅客機の主要部品を3Dプリンターで製造している。同社が開発中の実証機XB-1では、21点の大型部品が3Dプリンターで製造されている。GEアディティブは、既に航空機用エンジンの製造を3Dプリンターで行っており、オーバーチュア用エンジン「シンフォニー」製造につき、ノウハウを供与するものと見られる。 GEアディティブのエンジニアリング・テクノロジー担当マネージャーのクリス・シュッペ氏は、「オーバーチュアとシンフォニーの開発をサポートできることにエキサイトしています。GEアディティブは業界をリードする開発能力をシンフォニーに供与し、アディティブ・マニュファクチャリングのデザインコンサルティングを行います。このコラボレーションを非常に楽しみにしています」とコメントしている。 オーバーチュアは、乗客65名から80名を載せてマッハ1.7以上のスピードで飛行する超音速旅客機。航続距離は4250海洋マイル(約7871キロメートル)。現行で5時間半かかっているロサンゼルス・ホノルル間のフライトを3時間で飛行することができる。
掲載日:2022年12月18日:サイブリッジ・テクノロジーズがファストレイディアスを買収へ
米ミシガン州デトロイトに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのサイブリッジ・テクノロジーズが、経営破綻したファストレイディアスを事実上買収する方向で動いていることがわかった。アメリカ連邦破産裁判所の許可を得て、ファストレイディアスの資産がサイブリッジ・テクノロジーズへ譲渡される。裁判所の許可は、早ければ年内にも出される見通し。 現地メディアの報道によると、サイブリッジ・テクノロジーズは1590万ドル(約21億4650万円)をファストレイディアスの債権者に支払い、ファストレイディアスのオペレーティング資産を譲り受ける。資産譲渡後も、ファストレイディアスのブランドでサービスを継続する ファストレイディアスは2014年設立の、イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる造形サービスを提供していた。今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場したが、上場からわずか9カ月での経営破綻となった。
掲載日:2022年12月17日:ナノ・ディメンションの株主総会がスターンCEOの要求を否決
アメリカ現地時間の先週開催されたナノ・ディメンションの株主総会が、ヨアヴ・スターンCEOのストックオプション行使価格改定の要求を否決していたことがわかった。現地メディアの報道によると、スターンCEOはみずからのストックオプションの行使価格を6.16ドルから2.46ドルに下げるよう要求していたものの、コンサルティング会社ISS、グラス・ルイスなどの反対多数により否決されたという。 仮にスターンCEOの要求が認められた場合、スターンCEOはストックオプションの行使によりナノ・ディメンションの発行済み株式の10%以上を所有する筆頭株主になっていた。 NASDAQで取引されているナノ・ディメンションの時価総額は6億ドル(約810億ドル)程度だが、ナノ・ディメンションの直近の現金および現金相当資産残高は12億ドル(約1620億円)となっている。 豊富な現金とともに、ナノ・ディメンションはM&Aの動きを活発化している。今年2022年7月にはアメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの発行済み株式の12.12%を買収し、話題を集めた。 ナノ・ディメンションの株は2021年2月12日に15.60ドルの高値を付けた後に右肩下がりで下落し始め、2021年3月7日には6.67ドルと半分以下に下落し、本記事執筆時点(2022年12月16日)では2.46ドルで取引を終えた。
掲載日:2022年12月16日:3Dプリンティング用ソフトウェア市場が62億ドル規模へ拡大
全世界の3Dプリンティング用ソフトウェア市場が、2031年までに62億ドル(約8370億円)規模へ拡大すると予想したレポートが公開された。 アメリカの市場調査会社スマーテック・アナリシスのレポート「アディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェア市場の機会:2023年版」は、今年2022年の全世界の3Dプリンティング用ソフトウェア市場規模を12億ドル(約1620億円)と推定した上で、2031年までに同規模へ到達すると予想している。 3Dプリンティング用ソフトウェアの中でも、特にマニュファクチャリング・エクセキューション・システム(Manufacturing Execution Systems, MES)と呼ばれる製造管理ソフトの売上が大きく伸び、市場全体をリードするとしている。 市場を牽引する産業セクターとしては、サービスビューロー、コンスーマーグッズ、医療、歯科医療、インダストリアルグッズ、エネルギー、航空宇宙、自動車を挙げている。 市場における主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、オートデスク、ストラタシス、マテリアライズ、シーメンス、GEアディティブ、オーセンタイズ、マークフォージド、ヘクサゴンなどを挙げている。
掲載日:2022年12月15日:ヨアヴ・ニッサン・コーエン氏がナノ・ディメンションの取締役に就任
ヨアヴ・ニッサン・コーエン氏がナノ・ディメンションの取締役に就任する。同氏の取締役就任とともに、2000年3月から取締役を務めていたヤロン・エイタン氏が退任する。 コーエン氏はニューヨークのGEの研究開発センターで研究員としてのキャリアをスタートさせ、1993年に半導体メーカーのタワーセミコンダクターの立上げに参加し、同社のCEOを長らく務めていた。その後同社をNASDAQAに上場させ、同社を半導体業界におけるリーディングカンパニーに育て上げた。 コーエン氏はその後、大手ベンチャーキャピタルのパートナーを務めた後、別の半導体メーカーのアミモンのCEO兼会長や、複数のテック企業の会長職などを務めた。 コーエン氏の取締役就任について、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOは、「ヨアヴ・ニッサン・コーエン博士の半導体業界におけるバックグラウンドと、数多くの企業のトップエグゼクティブとしての豊富な経験は、ナノ・ディメンションにとって極めて重要なものになるでしょう。ナノ・ディメンションが成長を続ける中、取締役としてナノ・ディメンションをリードし、モニターしてくれることを期待しています」とコメントしている。
掲載日:2022年12月14日:フォームラブズがFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結
アメリカのSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、ゼロックス傘下のファイナンス企業のFITTLEとファイナンス・パートナーシップ契約を締結した。発表によると、FITTLEはフォームラブズの3Dプリンターのユーザーに対し、ファイナンスやリースなどの各種のサービスを提供する。 フォームラブズのチーフ・ビジネス・オフィサーのルーク・ウィンストン氏は、「FITTLEとパートナーシップを組み、北米のユーザーにフォームラブズの3Dプリンターをさらにアクセシブルにできることにエキサイトしています。ゼロックスは信頼性の高いブランドであり、エンジニアやデザイナーなどモノづくりに関わる全ての人がリースのプロセスをシンプルでお得に活用できるようになるでしょう」とコメントしている。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「フォーム1」「フォーム2」「フォーム3」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。フォームラブズは最近、医療用3Dプリンターをリリースするなど、医療の領域への進出を進めている。
掲載日:2022年12月13日:アルストムが鉄道車両用部品の製造に3Dプリンターを活用
フランスの鉄道車両メーカーのアルストムが、鉄道車両用部品の製造に3Dプリンターを活用したとして話題になっている。 高速鉄道AGV ETR575の保守を担当しているアルストムのイタリア・ノラのメンテナンスチームによると、車両内の200個のフットレスト部品を交換するにあたり、金型製造の見積もりを取ったところ予算を大幅に超える金額が提示されたという。代替製造方法を模索する中、ヘンケルの子会社の3Dプリンターメーカーのロックタイトにたどり着き、同社の3Dプリンターで製造することになったという。 メンテナンスチームは、3Dプリンターでの製造に切り替えたことにより、リードタイムを96%、製造コストを25%削減できたとしている。 アルストムは1928年設立のフランスの多国籍鉄道車両メーカー。鉄道車両メーカーとしては中国中車に次ぐ世界二位のシェアを有している。フランスの高速鉄道TGVシリーズやパリ地下鉄メトロの鉄道車両に加えて、イギリス国鉄ユーロスター、ドイツ鉄道PBKAシリーズ、イタリア国鉄ETR600シリーズ、米アムトラック・アヴェリア・リバティシリーズ、米ニューヨーク市地下鉄R160シリーズなどを製造している。
掲載日:2022年12月12日:フロリダ国際大学がアメリカ陸軍工兵隊から320万ドルの研究資金を獲得
フロリダ国際大学がアメリカ陸軍工兵隊から320万ドル(約4億3200万円)の研究資金を獲得したとして話題になっている。研究資金は建設3Dプリンター用ウルトラハイパフォーマンスコンクリート(UHPC)の研究開発に使われる。 アメリカ運輸省によると、アメリカでは2000年頃よりUHPCの販売が開始され、3Dプリント住宅の建設などに使われているという。UHPCは耐久性や耐熱性などが普通のコンクリートよりも優れているものの、高いコストがネックになり普及を妨げているとしている。 アメリカ陸軍は、今年2022年4月に3Dプリント住宅メーカーのICONと共同で、テキサス州フォートブレスに広さ5700平方フィート(約529.5平方メートル)の平屋建てバラックを建設するなどして、積極的に建設3Dプリンターを導入している。 アメリカ陸軍工兵隊(United States Army Corps of Engineers, USACE)は、アメリカ陸軍傘下の機関であり、ダム建設などの土木工事の施行などを行うほか、アメリカ陸軍とアメリカ空軍の軍事施設の建設、連邦政府関連施設の建設、放射能汚染地域の管理などの業務を行っている。
掲載日:2022年12月11日:サイブリッジ・テクノロジーズがファストレイディアスの資産を買収
米ミシガン州デトロイトに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのサイブリッジ・テクノロジーズが、経営破綻したファストレイディアスの資産を買収することがわかった。現地メディアの報道によると、サイブリッジ・テクノロジーズはファストレイディアスの「ほぼすべてのオペレーティング資産」を引継ぎ、ファストレイディアスのブランドでサービス提供を継続するとしている。また、オペレーティングに必要な人員もそのまま引継ぐとしている。 サイブリッジ・テクノロジーズのバイロン・ポールCEOは、「ファストレイディアスをサイブリッジファミリーに向かい入れることに興奮しています。ファストレイディアスの最新のクラウドマニュファクチャリングとAIソルーションを取り入れることでデザイン、プロトタイピング、マニュファクチャリングネットワークをさらに強化し、グローバルテクノロジー企業としての地位を固めることができます。また、ファストレイディアスのチームを受け入れることで、我々の顧客により良い仕事を提供できると確信しています」とコメントしている。 サイブリッジ・テクノロジーズは2019年設立。ラピッドプロトタイピングやプレシジョン・モールドマニュファクチャリングなどのマニュファクチャリングサービスを提供している。 ファストレイディアスは、2022年11月に米連邦破産法11条(チャプター11)を申請し、事実上経営破綻した。ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場していた。
掲載日:2022年12月10日:エマージェント3Dがカリフォルニア州に耐火3Dプリント住宅を建設
3Dプリンティングサービスビューローのエマージェント3Dが、カリフォルニア州レディングに耐火3Dプリント住宅を建設して話題になっている。エマージェント3Dが建設したのは3ベッドルーム、2バスルーム付きの平屋建て住宅で、広さは111平方メートル。デンマークのCOBODインターナショナルが開発した建設3Dプリンター「BOD2」で、COBODインターナショナルと建設資材会社のCEMEXが共同開発したD.FABコンクリートを素材に建設された。 レディングはサンフランシスコの北300キロメートルに位置する、アメリカでも有数の山火事発生エリア。2018年に発生した山火事では、市内の1100棟の住宅が焼失する被害を受けた。 エマージェント3Dの創業者マシュー・ジル氏は、「この耐火住宅は、単に耐火性能に優れているだけでなく、(山火事が多い)北カリフォルニアに手頃な価格の住宅を提供する新たな機会を与えてくれます。木造住宅よりも耐久性に優れており、より優れたデザイン性とより効率的なエネルギー消費と素材効率をもたらしてくれます」とコメントしている。 エマージェント3Dは、今年2022年2月にカリフォルニア州レイクにアメリカ史上初の3Dプリント教会を誕生させ、話題を集めた。
掲載日:2022年12月9日:スリーディーシステムズのチーフ・テクノロジー・オフィサーにブレント・スタッカー氏が就任
スリーディーシステムズのチーフ・テクノロジー・オフィサーにブレント・スタッカー氏が就任する。同時にジョー・ズイカー氏がエンジニアリング・オペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントに就任する。 スタッカー氏は2021年にスリーディーシステムズへ入社し、チーフサイエンティストを務めていた。チーフサイエンティストとしてはスリーディーシステムズ創業者のチャック・ハルと共に仕事をし、再生医療の分野における3Dプリンティング技術などを研究していた。 ズイカー氏は、石油、ガス、発電、航空宇宙などの産業セクターで長らくオペレーションの実務を重ね、特にプロダクトディベロップメントやプロジェクトマネジメントのトラックレコードを積んできた。認定リーン・シックスシグマ・ブラックベルトの保持者で、シンシナティ大学メカニカルエンジニアリング学部で修士号を取得している。 二人の役員就任について、スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「二人のリーダーの就任を歓迎します。二人の経験がアディティブ・マニュファクチャリングのリーダーという我々のポジションをさらに強化してくれることを確信しています」とコメントしている。
掲載日:2022年12月8日:ナノ・ディメンションの経営陣内で内紛か
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの経営陣内で内紛が生じているとイスラエルの現地メディアが報じている。CTechが報じたところによると、ナノ・ディメンションのヨアヴ・スターンCEOがみずからのストックオプションの行使価格を6.16ドルから2.46ドルに下げるよう要求していて、それに対して大口株主のアドバイザーを務めるコンサルティング会社ISSとグラス・ルイスが反対しているという。 スターンCEOの要求が株主総会で認められ、スターン氏がストックオプションを行使すると、スターン氏は発行済み株式の10%以上を保有する筆頭株主になる。 ナノ・ディメンションは、これまでに総額で15億ドル(約2025億円)の資金を調達し、直近の現金および現金相当資産保有額は12億ドル(約1620億円)となっている。ナノ・ディメンションに対しては、大手資産運用会社のブラックロックや、モルガンスタンレー、UBS、ARKなどの大手金融機関が出資している。 本記事執筆時点(アメリカ現地時間2022年12月7日)NASDAQに上場しているナノ・ディメンションの株は、1株2.17ドルで取引されている。
掲載日:2022年12月7日:シェイプウェイズが株式併合を株主に提案か
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手でニューヨーク証券取引所上場のシェイプウェイズが、2023年度第一四半期末に開催される年次株主総会で、株式併合を株主に提案する予定であることがわかった。株式併合の具体的な内容については明らかにされていないが、「複数の株」を1株に併合し、株価の上昇を狙うものと見られる。 株式併合(Reverse Stock Split)とは、既に発行されている株式数を減らすために、複数の株式を1株に統合する行為。理論上株式の資産価値に影響はなく、株数が減っても会社の価値は変わらないので1株当たりの価格が修正される。例えば2株を1株に併合した場合、発行済株式数は半分になり、理論上株価は2倍になる。 株式併合は、場合によっては株主の権利を侵す可能性があるため、株主による決議が必要となる。 シェイプウェイズは、上場しているニューヨーク証券取引所から同社の株価が2022年7月14日以来1ドルを下回り続けているとして、上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。本記事執筆時点(2022年12月6日)シェイプウェイズの株は0.59ドルで取引されている。
掲載日:2022年12月6日:AMFGがインテルキャピタルから850万ドルの資金を調達
アディティブ・マニュファクチャリング用ソフトウェア開発のAMFGが、インテルキャピタルから850万ドル(約11億4750万円)の資金を調達した。バリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 出資に伴い、インテルキャピタルのジェニファー・アード氏が新たにAMFGの取締役に就任する。 ジェニファー・アード氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングはラピッドプロトタイピングからラージスケールのパーツプロダクションへ移行するインフレクションポイントにあります。自動車、工業機器、コンスーマーグッズ、ヘルスケア、航空宇宙、防衛といったモノづくりが主たる事業であるほとんどすべての企業がこのパラダイムシフトの影響を受けることになるでしょう」とコメントしている。 AMFGは、イギリス・ロンドンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリングの用ソフトウェアのメーカー。オートノマスソフトウェアやワークフローソフトウェアといった各種のソフトウェアを開発している。同社はロンドンに加え、カリフォルニア州アーバイン、ミシガン州デトロイト、ドイツ・コロン、ウクライナ・キーウにも営業拠点を置き、全世界32ヶ国のユーザーに製品・サービスを提供している。
掲載日:2022年12月5日:デスクトップメタルの株価が低迷
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルの株価が低迷している。デスクトップメタルは、2020年12月10日にSPAC(特別買収目的会社)のトライン・アクイジションと合併し、ニューヨーク証券取引所に事実上のIPOを果たした。IPO直後から株価は上昇し、翌年2021年2月5日には31.25ドルまで上昇した。 しかし、翌月5月5日には15.70ドルへ急落し、その後一時盛り返したものの再び下落を続け、本記事執筆の2022年12月2日(アメリカ現地時間)時点では、1.94ドルで取引されている。最高値から93.8%下落した計算になる。 デスクトップメタルは先日、2022年度通年の売上見通しを2億ドル(約270億円)から2億1000万ドル(約283億5000万円)へ下方修正し、修正後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)も2000万ドル(約27億円)の赤字へ下方修正している。 デスクトップメタルの株価の今後の見通しについてはアナリストの意見が分かれているが、同社の直近(2022年度第三四半期末)のデット・エクイティ・レシオは0.14と低水準を維持しており、流動性リスクは低いとする見方もある。
掲載日:2022年12月4日:カーネギーメロン大学にアディティブ・マニュファクチャリング修士課程プログラムが登場
アメリカの名門私立大学のカーネギーメロン大学に、アディティブ・マニュファクチャリング修士課程プログラムが登場して話題になっている。2学期で構成されるプログラムは同大学のエンジニアリングサイエンス専攻の学生を対象にしたもので、アディティブ・マニュファクチャリングのデザインや実際の製造方法などを指導する内容になっている。 プログラムには教室での講義に加えて、研究施設でのコースワークも含まれているという。アディティブ・マニュファクチャリングを座学で教えるプログラムはアメリカの他の大学でも提供されているが、アディティブ・マニュファクチャリングのコースワークを行うのはカーネギーメロン大学が初と見られる。 カーネギーメロン大学は、1900年に鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが設立したカーネギー技術大学に端を発する私立大学。異なる学術間の交流が活発で、それを推進・実施している大学としても知られている。特に演劇専門とコンピューターサイエンス専門の二人の教授がキャンパス内に設立した「テクノロジー・エンターテイメント・センター」が有名で、世界中のゲームメーカーが留学生を送っている。 1965年にカーネギー工科大学とメロン工業研究所が合併して現在のカーネギーメロン大学となった。カーネギーメロン大学はペンシルバニア州ピッツバーグに拠点を置いている。
掲載日:2022年12月3日:デスクトップメタルが2022年度通年の売上見通しを修正
アメリカの3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のデスクトップメタルが、2022年度通年の売上見通しを修正した。それによると、今年2022年8月時点で2億6000万ドル(約351億円)としていたところを、2億ドル(約270億円)から2億1000万ドル(約283億5000万円)へ下方修正した。修正後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)も2000万ドル(約27億円)の赤字へ修正した。 デスクトップメタルのリック・フュロップCEOは、「短期的には様々なチャレンジがありますが、長期的にはアディティブ・マニュファクチャリング市場は、マスプロダクションの領域を中心に、次の10年間で1兆ドル(約135兆円)規模に成長することが見込まれています。AM2.0ソルーションとともに、デスクトップメタルは成長し続ける市場で相当のシェアを確保する良いポジションに位置しています。長期的で堅牢な市場の次のステージを獲得できると確信しています」とコメントしている。 売上見通しの修正を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されているデスクトップメタルの株は低迷している。本記事執筆時点でデスクトップメタルの株は1.94ドルで取引されている。
掲載日:2022年12月2日:カナダ・カルガリーで男二人が3Dプリント銃製造販売の疑いで逮捕
カナダ・カルガリーで男二人が3Dプリント銃製造販売の疑いで逮捕された。現地時間の先週逮捕されたのは24歳のブランドン・ヴィンセント・ワグナーと27際のジャスティン・クーマー。二人は逮捕されてすぐに銃火器の違法製造、販売、所有などの66の罪で起訴された。 カルガリー警察によると、カルガリー警察は2022年のこれまでに1,229丁の銃火器を押収しており、そのうちの300丁以上が犯罪などに使われ、9%が3Dプリンターなどで違法に製造されたという。 カルガリー警察は、2020年に押収した3Dプリント銃の数はわずか2丁だったのに対し、今年はすでに15丁を押収したとしている。 ベン・ローソン警部は、「3Dプリント銃は我々が現在もっとも取り締まりを強化している拡大トレンドです。特に3Dプリント銃を製造するための設計図がインターネットなどに大量に流布されているのが問題です。以前は、そうした設計図はダークウェブなどでなければ入手できませんでしたが、今では多くの国においてそうした設計図を合法的に入手して銃火器を製造することが可能です。しかし、カナダではそのような銃火器の製造は違法です」と説明している。 カルガリーは、カナダ西部にあるアルバータ州の都市。同市は約139万人の人口を擁している。
掲載日:2022年12月1日:クリスチャン・アルヴァレズ氏がストラタシスのチーフ・レベニュー・オフィサーに就任
クリスチャン・アルヴァレズ氏がストラタシスのチーフ・レベニュー・オフィサー(CRO)に就任した。アルヴァレズ氏は、ストラタシスの長期成長戦略や市場拡大戦略の策定、カスタマーサクセス・サティスファクション・リテンションに関わる行動計画・ビジネスプランの策定などを担当する。 アルヴァレズ氏は、前職でクラウドコンピューティングプラットフォーム開発のNutanixのワールドワイド・チャネルセールス担当副社長を務めた。Nutanixの前職では、大手通信会社ジュピターネットワークでチャネルセールス・ディストリビューション・インサイドセールス担当リーダーを務めていた。同氏はまた、ベライゾン傘下のテレマーク・ワールドワイドでスタートアップチームの立上げなどにも参画している。 アルヴァレズ氏のCRO就任について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「クリスチャンが我が社のリーダーシップチームに合流してくれることを嬉しく思います。ストラタシスは、今後もマニュファクチャリング、デザイン、そしてヘルスケアの分野で完璧なポリマー3Dプリンティングソルーション提供をリードする戦略を実行してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月30日:ICONがNASAから月面住宅建設プロジェクトを受注
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、米航空宇宙局(NASA)から月面住宅建設プロジェクトを受注したとして話題になっている。 プロジェクト・オリンパスと名づけられたプロジェクトは5720万ドル(約80億800万円)を投じて行われるもので、宇宙飛行士が生活する住宅などに加え、宇宙船の発着パッドやブラストシールド、道路などが建設されるとしている。住宅の建設にはICONの建設3Dプリンターが使われる。住宅の素材には月面で入手出来る土や石などが使われる予定。 ICONはNASAのマーシャル宇宙センターの敷地内で、月面住宅建設のシミュレーションを行うとしている。ICONはこれまでに、シミュレーションで1700平方フィート(約157.9平方メートル)の平屋建て住宅を建設している。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「宇宙探査のパラダイムを「そこへ行って戻ってくる」から「そこに留まる」に転換するためには頑丈で、弾力性があり、月面で入手できるリソースを広く活用できるシステムが必要です。今回の受注は、人類史上初めて地球以外の場所で住宅建設を行うものです。人類にとっても非常に特別な出来事となるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年11月29日:ICONの本社建物が火事で被害
建設3DプリンターメーカーのICONの本社建物が火事で被害を受けた。テキサス州オースティン消防署によると、ICONの本社建物が位置する広さ20万平方フィートのオフィスコンプレックス「ザ・ヤード」にて現地時間の先週金曜日火事があり、敷地内の建物二棟が「完全に消失」したという。この火事による怪我などの被害はなかった。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「怪我人が出なくて幸いでした。建設プリンターはすべて現場で稼働中で、社員も全員感謝祭のホリデーで在宅していました。火はこれまでに消火されており、出荷の原因と実際の損害についての調査が行われています。これまでのところ、我が社の事業活動に影響を与える要素は見つかっていません」と自身のツイッターでコメントしている。 ICONは先日、テキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設すると発表して話題を集めていた。 ICONは、最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの住宅を建設出来る建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」を製造している。ICONはヴァルカンⅡを使い、価格1万ドルクラスの小型住宅を48時間以内に建設するプロジェクトなどを立上げている。同社はまた、2018年にアメリカ初の3Dプリント住宅用建設許可を取得している。
掲載日:2022年11月28日:Energy:精密3Dプリンターで作製した多孔質天然砂岩及び定量的特性評価について
石油・ガス採掘、地下エネルギー貯蔵、地下汚染物質の予測・処分、地下CO2貯蔵などの地盤工学において、定量的特性評価と多孔質岩石中の多相液体の流動・残留メカニズムを正確に把握することは非常に重要です。しかし、天然砂岩は不透明で異方性のある多孔質媒体であり、複雑でマルチスケールな間隙破壊構造が無秩序に分布している。 そのため、砂岩の応力分布や流体輸送過程を正確に把握することは非常に困難です。地盤工学では、「ブラックボックス」問題とも呼ばれています。 研究者たちは、BMF社の2μmの超高精度3DプリンタmicroArch® S130を利用して、天然砂岩の多孔質構造を正確に再現し、孔質岩中の多相液体の流動・残留メカニズムへの定量的評価に新しいアプローチを提供しました。 この研究成果は、「3D Printing of natural sandstone at pore scale and comparative analysis on micro-structure and single/two-phase flow properties」というタイトルで、権威ある学術誌「Energy」に掲載されました。 研究者たちは、以下の手順でサンプルを作製しました。 1. 本物の砂岩から直径約5mmの円柱状のコア試料を採取。 2. コア試料を3DイメージングシステムでマイクロCTスキャン撮影(micro-CT imaging)し、細孔構造の一連のCT画像を取得。 3. 上記のCT画像を用いて、DRP(Digital Rock Physics Simulation)により、3Dプリントに必要なSTLデータを作成。 4. BMF社の精密3Dプリンターを用いて、コア試料の複製品を作製。 図Fig.3から見られるように、直径約4.3μmの小孔を含む複雑な細孔構造が正確にプリントされました。 一方、細孔分布(PSD)解析の結果から、3Dプリントされたコアモデルの細孔分布は、砂岩コアとのマッチ度が高いことがわかりました。 1. ピーク信号対雑音比(PSNR)は[9.010, 14.983]、構造類似度指数測定(SSIM)は[0.870, 0.925]。その結果、ほとんどの細孔構造を印刷することができたが、一部の細孔のサイズや位置が元のコアとズレがあったと示されていた。 2. 3Dプリントしたモデルの空隙率は10.01%、透水係数は27.81mDで、実コアの2.91%、32.49mDとやや差があった。 この差は主に、サンプルの中心部に残る未硬化樹脂と、ポストキュア工程でのサンプルの収縮によって生じるものです。 3. 3D プリントされたサンプルの飽和油の接触角のほとんどは [0°, 90°] の間にあり、親油性であることが分かった。
掲載日:2022年11月27日:ビヨンド・ミートのペンシルバニア工場で衛生問題が発覚
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ条所のビヨンド・ミートのペンシルバニア工場で衛生問題が発覚して話題になっている。ブルームバーグが報じたところによると、ペンシルバニア州農務省が今年行った検査によると、ビヨンド・ミートのペンシルバニア工場の生産ラインで州が定める許容基準の11倍のリステリア菌が検出されたという。 ブルームバーグはまた、ビヨンド・ミートの内部からの複数の通報者から、製造ラインや倉庫などの工場内でカビが繁殖している複数の現場の画像を入手したとしている。 ビヨンド・ミートの広報担当者は、「ビヨンド・ミートの食品安全プロトコルは業界平均水準を上回るものであり、我々が製造する食品はすべて安全であると確信しています」とコメントしている。 ビヨンド・ミートでは、アーカンソー州ファイエットビルのレーザーバックスタジアムの駐車場で第三者の男性とトラブルになり、男性を殴って鼻を噛むなどして怪我をさせたとして逮捕されたビヨンド・ミートのCOOダグ・ラムジー氏が辞任するなど、人事を巡るトラブルが相次いでいる。そうした中での今回の報道は、厳しい経営環境にあるビヨンド・ミートにさらなる追い打ちをかける可能性がある。
掲載日:2022年11月26日:メーン大学が100%バイオベースの3Dプリント住宅を建設
アメリカのメーン大学が、100%バイオベースの3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。メーン大学が建設したのは広さ55平方メートルの平屋建て住宅。ウッドファイバーを主な原料にして大型建設プリンターで建設された。四つのモジュールで構成されたプレハブ住宅で、メーン大学のキャンパスで建設されて現地で組み立てられた。組み立てにかかった時間はわずか半日だったという。 完成式典に出席したメーン州のジャネット・ミルズ知事は、「我が州は住宅不足と人材不足というパーフェクトストームに見舞われています。そうした中、メーン大学がそうした困難に対抗するために立ち上がってくれました。この素晴らしい挑戦は、我が州の誇るべきトレードマークと呼ぶべき記念碑となることでしょう」と賞賛している。 アメリカでは都市部を中心に3Dプリント住宅の建設が相次いでいる。特に住宅建設に必要な人材不足が深刻化していることから、建設3Dプリンターを活用する機運が高まっている。今日までにニューヨーク州、カリフォルニア州、テキサス州、ニュージャージー州、フロリダ州、ネバダ州、ノースカロライナ州などの各州で3Dプリント住宅が建設されている。
掲載日:2022年11月25日:Voxeljetが2022年度第三四半期決算を発表
ドイツの工業用3Dプリンターメーカーで米NASDAQ上場のVoxeljetが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は570万ユーロ(約8億2650万円)で、前年同期比で16.1%増加した。サービス部門の売上高増が全体を牽引する結果となった。経常収支は870万ユーロ(約12億6150万円)の赤字だった。 Voxeljetは2019年から経常収支の赤字が続いており、ゴーイングコンサーンのリスクが懸念されている。 Voxeljetのルドルフ・フランツCFOは、ドイツ本社の土地と建物をセールアンドリースバックして2650万ユーロ(約38億4250万円)のキャッシュを捻出したとしている。 2022年度第三四半期決算の発表とともに、Voxeljetは2022年度通年の売上見通しを2500万ユーロ(約36億2500万円)から3000万ユーロ(約43億5000万円)にアップデートした。 Voxeljetは、ドイツ・フライドバーグに拠点を置く3Dプリンターメーカー。主に砂型造形用大型3Dプリンターなどを製造している他、自社の3Dプリンターを使ったオンデマンド3Dプリンティングサービスを提供している。
掲載日:2022年11月24日:デスクトップメタルが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4710万ドル(約65億9400万円)で、前年同期比で85.4%増加した。経常収支は30万ドル(約4200万円)の赤字だった。 部門別では、3Dプリンター本体の売上高が4290万ドル(約60億600万円)で、前年同期比で79.5%増加した。サービス部門の売上高は410万ドル(約5億7400万円)で、前年同期比で173.3%増加した。 2022年度第三四半期についてデスクトップメタルのリック・フュロップCEOは、「チャレンジングなマクロ経済環境が我々のビジネスの向かい風になっています。今年前半は当初の数値目標を達成できましたが、第三四半期に入ってから予定されていた注文が遅延されるケースが生じてきました。景気低迷により設備投資などへの支出を抑える機運が強まったためと判断しています」とコメントしている。 収支改善のため、デスクトップメタルはこれまでに全従業員の12%をレイオフするなど一連のリストラクチャリングを行っている。デスクトップメタルは、今後もさらにコスト削減のためのアクションを行うとしている。
掲載日:2022年11月23日:HPが従業員4000人から6000人をレイオフ
HPが従業員4000人から6000人をレイオフすると発表した。現地時間の今週火曜日発表されたステートメントによると、HPは今後3年かけて全世界の従業員を順次レイオフするという。レイオフにより、年間で14億ドル(約1960億円)のコスト削減を目指すとしている。 同時に発表された2022年度第四四半期(2022年8月~10月)決算によると、同期間中の売上高は148億ドル(約2兆720億円)で、前年同期比で0.8%のマイナスとなった。パソコンを含むパーソナルセグメント部門の売上高が前年同期比で13%のマイナスとなり、全体の足を引っ張る形となった。 世界的な景気低迷が危惧される中、アメリカではハイテク企業を中心に従業員をレイオフする機運が高まっている。FacebookやInstagramなどを運営しているメタも、直近で1万1千人の従業員をレイオフすると発表している。また、新たにイーロン・マスク氏が買収したTwitterも、これまでに全従業員の半数をレイオフしている。さらに、ネット通販大手のAmazonやショッピングプラットフォーム大手のShopifyも、近く従業員の一部をレイオフすると発表している。
掲載日:2022年11月22日:クイックパーツがRobozeの3Dパーツネットワークに参加
アメリカのオンデマンドマニュファクチャリング・サービスビューローのクイックパーツが、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeの3Dパーツネットワークに参加した。これにより、Robozeの3Dパーツネットワークのユーザーがクイックパーツのサービスをオンデマンドで利用できるようになった。 クイックパーツのジアド・アバウCEOは、「我々は、Robozeを設立当時からフォローし続けてきましたが、会社そのものとテクノロジーが今日までに大きく進化してきたことに感銘を受けています。我々は、システムをさらに拡大する必要があり、ハイパフォーマンスポリマー素材を使ってエンドユーズパーツを正確に製造するという顧客ニーズを満たす必要があります。Robozeは多様性、品質、再現可能性のすべてにおいてベストなチョイスです」とコメントしている。 クイックパーツは、特にSLA3DプリンティングとSLS3Dプリンティングに特化したオンデマンドマニュファクチャリング・サービスビューロー。航空宇宙や医療などの産業セクターにラピッドプロトタイピングなどの3Dプリンティングサービスを提供している。同社はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアで事業を展開している。
掲載日:2022年11月21日:ビヨンド・ミートの株価が低迷
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートの株価が低迷している。本記事執筆時点(現地時間2022年11月18日)でビヨンド・ミートの株は1株13.45ドルで取引されている。2021年1月29日に付けた178.08ドルから22カ月で92.4%下落した形となった。 ビヨンド・ミートは、今月2022年度第三四半期決算を発表している。それによると、同社の同期間中の売上高は8250万ドル(約115億5000万円)で、前年同期比で22.5%のマイナスとなった。経常収支は1億170万ドル(約142億3800万円)の赤字で、前年同期比でマイナス123.2%悪化した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は7380万ドル(約103億3200万円)の赤字だった。 現地メディアのCNBCは、ビヨンド・ミートの代替肉を含む代替肉市場においては、本物の肉とのプライスパリティ(価格価値等価)に達するのに最低でも20年は必要としており、代替肉の需要が今後さらに伸び悩む可能性が高いと報じている。 CNBCはまた、現在アメリカ市場にはビヨンド・ミートを含む代替肉メーカーが60社も存在しており、ビヨンド・ミートの代替肉が十分に差別化できていない可能性も指摘している。
掲載日:2022年11月20日:カリフォルニア州パラダイス市の山火事の被害者に3Dプリント住宅を提供
カリフォルニア州パラダイス市の山火事の被害者に、3Dプリント住宅を提供するプロジェクトが進行している。現地テレビ局KRCRが報じたところによると、パラダイス市コミュニティ開発局は、2018年11月に発生した山火事により家を失ったパラダイス市民300世帯に3Dプリント住宅を提供するという。現地時間の2022年11月18日に市内にあるパラダイス高校の敷地内でモデル住宅が公開された。 パラダイス市コミュニティ開発局のジョー・チメンティ・ディレクターは、「市内では300世帯が未だ住宅を失ったままの状態に置かれています。彼らにできるだけ早く自宅を取り戻していただきたいと考えています。新たに提供される3Dプリント住宅は耐火性に優れ、エネルギー効率もよく、パラダイス市を復興するための強力な武器になります」とコメントしている。 パラダイス市では、来年2023年2月または3月から3Dプリント住宅の建設を始めたいとしている。 2018年11月8日にパラダイス市で発生した山火事は「キャンプファイア」と呼ばれ、カリフォルニア史上最悪の山火事とされている。17日間燃え続けた山火事は、6万2053ヘクタールを灰塵にし、85人の死者を出す大惨事となった。「キャンプファイア」の被害額は300億ドル(約4兆2000億円)にも達するとされる。
掲載日:2022年11月19日:Formnext 2022が盛況のうちに終了
2022年11月15日から18日の四日間の日程で、ドイツ・フランクフルトで開催されていた世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会のFormnext 2022が、盛況のうちに終了した。新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が収束していない中での開催となったが、開催期間中会場には世界中から多くの人が来場した。 Formnext 2022の出展社数は802社で、昨年の606社から200社近く増加した。来場者数は29,581人で、昨年の17,859人から65.6%増加した。 スリーディーシステムズ、ストラタシス、カーボン、デスクトップメタルなどのアメリカの大手3Dプリンターメーカーが会場でのプレゼンスを示す一方、日本からも三菱化学、リコー、DMG森精機などが出展した。 Formnext 2022の主催者メサゴ・メッセ・フランクフルトのFormnext担当副社長のサシャ・ヴェンズラー氏は、「Formnextがコロナ前の水準に戻ってくれたことを誇りに思います。Formnextが世界最高のアディティブ・マニュファクチャリング展示会であることと、対面での人々のつながりがいかに大事であることを世に示せたと思います」とコメントしている。 Formnext 2023は、来年2023年11月7日から10日の四日間ドイツのフランクフルトで開催される。
掲載日:2022年11月18日:シェイプウェイズが2022年度第三四半期決算を発表
3Dプリンティング・サービスビューロー・マーケットプレース運営大手でニューヨーク証券取引所上場のシェイプウェイズが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は840万ドル(約11億7600万円)で、前年同期の770万ドル(約10億7800万円)から9.1%増加した。営業収支は460万ドル(約6億4400万円)の赤字で、前年同期の260万ドル(約3億6400万円)から転落した。調整後EBITDA(利子・税・減価償却前利益)も460万ドルの赤字だった。 2022年1月から9月までの9か月間の売上高は2450万ドル(約34億3000万円)で、前年同期の2540万ドル(約35億5600万円)から3.5%のマイナスとなった。同期間中の経常収支は1330万ドル(約18億6200万円)の赤字で、前年同期の410万ドル(約5億7400万円)の黒字から転落した。調整後EBITDAは1370万ドル(約19億1800万円)の赤字だった。 2022年度第四四半期の売上高の見通しについて、870万ドル(約12億1800万円)から910万ドル(約12億7400万円)のレンジとしている。 シェイプウェイズは、上場しているニューヨーク証券取引所から同社の株価が2022年7月14日以来1ドルを下回り続けているとして、上場基準不適合通知(Non Compliance Notice)を受領している。本記事執筆時点(2022年11月18日)シェイプウェイズの株は0.60ドルで取引されている。
掲載日:2022年11月17日:ストラタシスが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億6220万ドル(約227億円)で、前年同期の1億5900万ドル(約222億6000万円)から2.0%増加した。2022年度第二四半期決算の売上高1億6660万ドル(約233億2400万円)からは2.6%のマイナスとなった。 売上高の内訳では、3Dプリンター本体の売上高が1億1210万ドル(156億9400万円)で、全体の69.1%を占めた。サービス関連の売上高は5010万ドル(約70億1400万円)だった。2022年度第二四半期決算の売上高からは、それぞれ3.1%と1.6%のマイナスとなった。 2022年度第三四半期決算の内容について、ストラタシスのヨアヴ・ツァイフCEOは、「第三四半期決算としては過去7年間で最大の結果となりました。システム関連の売上高が18.9%増加したことなどが結果に繋がっています。これまでに5四半期連続で利益を上げており、世界的な経済低迷の環境にある中でも、収益性を確保できる我々の能力を証明しています」とコメントしている。 2022年度第三四半期決算の発表とともに、ストラタシスは2022年度通年での売上見通しを6億4800万ドル(約907億2000万円)から6億5200万ドル(912億8000万円)のレンジにアップデートした。
掲載日:2022年11月16日:SLMソルーションズが2022年度第三四半期決算を発表
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は2690万ユーロ(約39億円)で、前年同期比で39%のプラスとなった。2022年1月から9月末までの9か月間の売上高は6270万ユーロ(約90億9150万円)で、前年比で47%のプラスとなった。3Dプリンター本体の売上高が伸びたことに加え、アフターセールスセグメントの売上高が前年比で16%増加したことなどが結果に繋がった。 2022年1月から9月末までの9か月間のEBITDA(税、利息、減価償却前利益)は150万ユーロ(約2億1750万円)の赤字で、前年から80%改善した。2022年度第三四半期のEBITDAは150万ユーロの黒字だった。 SLMソルーションズのサム・・オレアリーCEOは、「2022年度前半で強力なモメンタムを形成できたおかげで、2022年度第三四半期において顕著な結果を残すことができました。記録的な売上のパフォーマンスとともに今後さらに利益体質を強化してゆきます。モノづくりの仕方を再構築して、お客様にさらなるバリューを提供してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月15日:FATHOMが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手マニュファクチャリングサービスビューローのFATHOMが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は4020万ドル(約56億2800万円)で、前年同期比で3.1%減少した。経常収支は10億4610万ドル(約1464億4000万円)の赤字で、減価償却資産を減損処理したことが結果に反映された形となった。調整後のEBITDA(利子、税、減価償却前利益)は705万6000千ドル(約9億8784万円)の黒字だった。 FATHOMのライアン・マーティンCEOは、「第三四半期の結果は、難しいマクロ経済の中でキャッシュジェネレーションとコアオペレーションで実績を重ねる我が社の実態を反映したものです。受注残も売上も増加基調にあり、特に9月の売上は予想以上のものになりました。今後もフォーチュン500企業に代表される我が社のクライアントとの関係を密にし、オンデマンド・デジタルマニュファクチャリング・プラットフォームをさらに強化してゆきます」とコメントしている。 FATHOMは2008年設立。全米12箇所に製造拠点を有し、3Dプリンティングなどのアディティブ・マニュファクチャリングサービスに加え、CNCマシニング、射出成型、ツーリング、シートメタル・ファブリケーション、デザイン、エンジニアリングなどの各種のサービスを提供している。
掲載日:2022年11月14日:株式会社BfullがAM用ソフトウェア「VoxelDance」の販売開始
光造形3Dプリンティングのプロフェッショナル 株式会社Bfullが、中国上海に本社を置く3Dプリンティング/Additive Manufacturing関連ソフトウェア企業 VoxelDance(ボクセルダンス)とソフトウェア販売の販売代理店契約を締結し、3Dプリンタ向けオール・イン・ワンAM用ソフトウェア「VoxelDance Additive Ultimate」の販売を開始した。 「VoxelDance Additive Ultimate」は、同機能の産業用ソフトウェアの約1/7の価格で、契約更新が不要な永続ライセンス型。高額な各種オプション+年間更新料金が掛かるのが常識であった産業用3DプリンタのAM用ソフトウェアの新たな選択肢になるという。シンプルで使いやすいUIとラティス構造やシュミレーション・ネスターなど、他ソフトウェアでは追加費用が必要となる機能もVoxelDANCE Additive Ultimateは基本価格に含まれている。VoxelDance Additive Ultimateは航空宇宙、医療、自動車、金型、履物、歯科、教育、宝飾品、プロトタイプなど数多くの業界のニーズを実現するために最適化されている。 従来のソフトウェアの多くは、機能に応じたオプション費用や年間契約が必要だが、VoxelDance Additive Ultimateは永続ライセンスで多くの機能が使えるため、ソフトウェアを導入後の余分な費用を最低限に抑えることが出来る。いままで費用を理由にフリーソフトや付属ソフトを使用していた企業にも導入を検討しやすい価格で提供される。
掲載日:2022年11月13日:ビヨンド・ミートが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は8250万ドル(約115億5000万円)で、前年同期比で22.5%のマイナスとなった。経常収支は1億170万ドル(約142億3800万円)の赤字で、前年同期比でマイナス123.2%悪化した。調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は7380万ドル(約103億3200万円)の赤字だった。 カテゴリー別では、アメリカ国内の外食向け売上高が5.6%増加した一方、アメリカ国内の小売売上高が11.8%のマイナスとなった。一方、海外売上高では、小売売上高が52.3%、外食向け売上高が42.2%と、それぞれ大幅なマイナスとなった。海外売上高全体では47.8%のマイナスとなった。 ビヨンド・ミートの社長兼CEOのイーサン・ブラウン氏は、「ビヨンド・ミートは、サステナブルな成長モデルを獲得するためにあらゆる努力をしています。現時点では、2023年度下半期でのキャッシュフローの黒字転換を目指しています。記録的なインフレーションが続く中、代替肉メーカーのブランドを強化し、14兆ドル(約1960兆円)規模の食肉産業における独自のポジションを確保してゆきます」とコメントしている。
掲載日:2022年11月12日:ICONがテキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設
米テキサス州オースティンに拠点を置く建設3DプリンターメーカーのICONが、テキサス州ジョージタウンに100棟の3Dプリント住宅を建設すると発表して話題になっている。 ICONが建設を予定しているのは、広さ1574平方フィート(約146.2平方メートル)から2112平方フィート(約196.2平方メートル)の大きさの平屋建て住宅で、3から4ベッドルームと2から3バスルームがついているという。また、すべての住宅は屋根に太陽光発電パネルとWiFiスマートサーモスタットが標準で装備されるという。 ICONの共同創業者でCEOのジェイソン・バラード氏は、「世界で初めて、我々はロボットが住宅コミュニティを建設する事態を目撃することになります。しかも単なる住宅ではなく、より良いデザイン、より強く、より高いエネルギー効率と快適さ、そしてより高い柔軟性を備えた住宅です。未来においては、ロボットとドローンがコミュニティを、ひいては街全体を作ることになるでしょう」とコメントしている。 ICONは、来年2023年頭から住宅購入希望者の予約受け付けを開始するとしている。現在のところ、住宅の価格は40万ドル(約5600万円)からとなっている。
掲載日:2022年11月11日:スリーディーシステムズが2022年度第三四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億3230万ドル(約191億8350万円)で、前年同期比で15.3%のマイナスとなった。経常収支は3740万ドル(約54億2300万円)の赤字だった。進行するインフレーションの影響を受け、仕入や人件費の負担が上昇したことなどが影響した。また、セグメントでは医療・歯科医療の領域での売上高減少が足を引っ張る形となった。 スリーディーシステムズのジェフリー・グレイブスCEOは、「業績が落ち込むことはあらかじめ予想していました。第三四半期決算のこの結果は残念ですが、予想の範囲内です。需要の落ち込みがいつまで続くかわからず、マクロ経済の低迷もいつまで続くかわかりません。いずれにせよ、業績が持ち直し、再び成長軌道に戻れることを信じています」とコメントしている。 2022年度第三四半期決算の発表に伴い、スリーディーシステムズは2023年度通年の売上高見通しを5億3500万ドル(約775億7500万円)から5億4500万ドル(約790億250万円)のレンジに修正した。 2022年度第三四半期末時点のスリーディーシステムズの保有現金残高は6億900万ドル(約883億50万ドル)で、2021年度末の1億8000万ドル(約261億円)から減少した。
掲載日:2022年11月10日:Velo3Dが2022年度第三四半期決算を発表
カリフォルニア州キャンプベルに拠点を置く大型メタル3DプリンターメーカーのVelo3Dが2022年度第三四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1910万ドル(約27億6950万円)で、前年同期比で119%のプラスとなった。経常収支は7520万ドル(約109億400万円)の赤字で、前年同期の6660万ドル(約96億5700万円)の赤字から悪化した。 2022年度第三四半期決算の発表を受け、同社は2022年度通年の売上高の予想値を従来の8900万ドル(約129億500万円)から7500万ドル(約108億7500万円)から8000万ドル(約116億円)のレンジへ下方修正した。 2022年度第三四半期末時点の同社の保有現金残高は1億1300万ドル(約163億3850万円)で、2022年度第二四半期末時点の1億4200万ドル(約205億9000万円)から減少した。 Velo3Dのベニー・ビュラーCEOは、「第四四半期と2023年度へ向けて、我々は生産効率を高め、アウトプットをより成長させることにフォーカスします。我々は進化を続けており、2023年度第一四半期をめどに目に見える結果を出せてくるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2022年11月9日:ファストレイディアスが米連邦破産法11条を申請
アメリカのオンデマンド・マニュファクチャリング企業でNASDAQ上場のファストレイディアスが、米連邦破産法11条(チャプター11)を申請し、事実上経営破綻した。弁護士法人のDLAパイパーが法務アドバイザーに、投資銀行のリンカーン・インターナショナルが財務アドバイザーに就任した。 ファストレイディアスは2014年設立、イリノイ州シカゴに拠点を置くオンデマンド・マニュファクチャリング企業。3Dプリンターを含むアディティブ・マニュファクチャリングや、CNCマシニング、射出成形、ウレタン・キャスティングなどによる造形サービスを提供していた。 ファストレイディアスは、今年2022年2月にSPAC(特別買収目的会社)のECPエンバイオメンタル・グロース・オポチュニティーズとの合併でNASDAQへ上場していた。上場からわずか9カ月での経営破綻となった。 米連邦破産法第11条は日本の民事再生法に類似し、旧経営陣が引き続き経営しながら負債の削減などの企業再建を行うことができる。経営陣は、申請から120日以内に再建計画を提出し、債権者の過半数かつ債権額の3分の2以上の債権者の同意を得て裁判所の認可を得る必要がある。
掲載日:2022年11月8日:ビヨンド・ミートが「ビヨンド・チキンナゲット」の販売を開始
代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、代替鶏肉「ビヨンド・チキンナゲット」の販売を開始した。アメリカ全国の5000店舗のスーパーマーケットで購入できる。 「ビヨンド・チキンナゲット」は、通常の鶏肉よりも脂肪分が50%少なく、一食当たり14グラムの植物性たんぱく質の摂取が可能。冷凍食品として提供され、フライパンやオーブンで調理する。 リアリティTVスターでビヨンド・ミートのチーフ・テイスト・オフィサーを務めるキム・カーダシアン氏は、「多忙な母親として、私は常に迅速で簡単に家族に健康的で美味しい食事を与えるオプションを探しています。(ビヨンド・チキンナゲットは)10分もかからずに調理ができ、しかも家族みんなが喜ぶ植物由来のたんぱく質を与えることができます。常識を超える体験をする最も簡単なオプションです」とコメントしている。 ビヨンド・ミートは、昨年2021年7月から代替鶏肉「ビヨンド・チキン」の供給を開始している。「ビヨンド・チキン」は、アメリカ各地のレストランなどを通じて供給され、スーパーマーケットなどの店頭では販売されていなかった。「ビヨンド・チキン」は、アメリカの大手中華料理チェーンのパンダエクスプレスの人気メニューのオレンジチキンにも使われている。
掲載日:2022年11月7日:SUN METALONがプレシリーズAラウンド投資で560万ドルの資金調達に成功
日本のメタル3DプリンターメーカーのSUN METALON(サンメタロン)が、プレシリーズAラウンド投資で560万ドル(約8億4000万円)の資金調達に成功した。出資したのはUTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ)、D4V、カリフォルニア大学バークレー校などで構成される日本とアメリカの投資グループ。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。 SUN METALONは、日本製鉄出身らの4名が2021年に創業したスタートアップ企業。一般的なレーザー方式の3Dプリンターはレーザービームを照射して「点」で造形するが、同社のメタル3Dプリンターは点ではなく「面」で造形するのが特徴。それにより、従来型のメタル3Dプリンターよりも500倍速く造形することを可能にしている。 SUN METALONは、調達した資金を研究開発や人材への投資へ使うとしている。 SUN METALONは、創業当初より海外での事業展開を目指しており、本社はアメリカに置く予定としている。同社によると、同社はすでにアメリカ現地企業との商談を進めているという。同社はまた、アメリカに加えて東南アジア諸国での事業展開も予定している。
掲載日:2022年11月6日:オーストラリアで3Dプリント・ホリデーパーク建設プロジェクトが開始
オーストラリアで3Dプリント・ホリデーパーク建設プロジェクトが開始され、現地で話題になっている。 プロジェクトを立ち上げたのはオーストラリアの建設企業のコンツアー3D社。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ダボ市に建設が計画されている3Dプリント・ホリデーパークは、50から100棟の3Dプリントキャビンを中心に、3Dプリント住宅、バーベキューキャンプ施設、公衆トイレなどで構成されるという。関係者によると、広さ12ヘクタールの3Dプリント・ホリデーパークの建設コストは、従来の建設方式よりも最大30%程度削減できるという。 コンツアー3Dは、今年2022年にビクトリア州にオーストラリア初の3Dプリント住宅を建設した企業として知られている。 ダボ市は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州にある人口4万3500人の小さな都市。グレートディヴァイディング山脈の西側にあり、マレー・ダーリング盆地の端に位置している。市内をマッコーリー川が流れている。北はブリスベン、南へはメルボルン、東へはシドニーやニューカッスル、西のブロークンヒルとアデレードと一般国道で繋がっており、ニューサウスウェールズ州各地域への貨物輸送の中心となっている。
掲載日:2022年11月5日:OrbexがシリーズC投資で4640万ドルの資金調達に成功
イギリスのロケットメーカーのOrbexが、シリーズC投資で4640万ドル(約69億6000万円)の資金調達に成功した。出資したのはスコットランド・ナショナル投資銀行をリーダーとする投資シンジケート。投資にはデンマークのグリーンフューチャーファンドや、ヴェルヴェ・ベンチャーズなどのベンチャーキャピタルも参加している。投資のバリュエーションなどの詳細については明らかにされていない。 Orbexのクリス・ラーマーCEOは、「この投資ラウンドを成功裏に終わらせることが出来て嬉しく思います。ここに来るまでにOrbexはいくつもの重要な進化を遂げてきました。特に革新的技術の開発、迅速な製造能力の確保、イギリスとデンマークにおける製造拠点の強化、スコットランドでのイギリス初の宇宙空港の建設、イギリス・ヨーロッパ・アメリカからの受注等々などです」とコメントしている。 Orbexは、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズの3Dプリンターでロケット本体とロケットエンジンの部品を製造している。Orbexが開発中のロケット「マイクロランチャー」は高さ19メートルの二段式ロケットで、最大180キログラムの人工衛星の打ち上げが可能。 Orbex以外にも、アメリカのロケットメーカーのリラティビティ・スペースも大型3Dプリンターでロケット本体とロケットエンジンの部品を製造している。
掲載日:2020年7月1日:後編|世界最高レベルの3Dプリンターで作られた 世界最大級のジオラマで見る日本橋
「3Dプリンターのこれからの課題と未来予想図」

先日リニューアルオープンした三井不動産レジデンシャルの「日本橋サロン(日本橋三井タワー内)」。そこで一際目をひくのが、日本橋の街を再現した巨大なジオラマだ。なんとこれは、世界最高レベルを誇るフルカラー3Dプリンターで100%出力されたもの。スケールの大きさも精密度も前例のない、この桁違いのプロジェクトとは?

稀代の浮世絵師、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれているシンボリックな暖簾(のれん)を垂らした呉服店「越後屋」。その老舗が日本橋の重要文化財として知られる三井本館が現在建っている場所にあったことは有名な話だが、そんな江戸文化が感じられる街、日本橋周辺を3.59km×2.36kmの範囲でジオラマ化するプロジェクトが、無事完成を迎えた。

世界最大級のジオラマを3Dプリンターですべて出力して組み上げるというこの前例のない試みについて、前編では完成したジオラマのディテールや制作過程を、中編ではいま3Dプリンターでつくる価値についてお届けした。
後編では、プロジェクトを通して見えた3Dプリンターの今後の課題や未来の展望について、当媒体「セカプリ」の代表で当プロジェクトの制作を担った木下謙一(株式会社ラナキュービックほかRANA UNITEDグループ代表取締役CEO)と山口修一(株式会社マイクロジェット代表取締役CEO)の両氏が語り尽くす。

世界最大級のジオラマから得られた収穫は計り知れない

木下「今回のジオラマは、何もかもが前例のないものでしたが、とても合理的にあらゆる作業ができましたし、これまでにないモノ作りが体験できました。大型のフルカラー3Dプリンターを3台以上、何十時間も連続して稼働し続けるというのはありえないことだと思いますが、最新のテクノロジーを使って、従来の日本人らしさと言われるような気合と根性とはまた違う方法論で、画期的なジオラマが完成したという実感があります」
山口「デジタルゆえの利点も多くありましたね。色味が合わないと分かった時点で、すぐに作り直しをしたり、その修正部分も2日後にはチェックできたりと、3Dプリンターで制作することはデジタルならではのパフォーマンスが随所に発揮されたと思います」結果大きなトラブルもなく完成を迎えたが、それだけにこのチャレンジから得られた収穫は計り知れない。これからのモノ作りやビジネスに活かせるヒントはいくつも見つかったようだ。
山口「まず今回の試みで、最大のリスクだったのが、稼働中に何らかのトラブルでプリンターが止まってしまうということですよね。結局3ヶ月間故障なく動き続けたわけですから、ミマキエンジニアリングさんにとってもいい前例が作れたと思います。個人的には、予想以上に3Dプリンターは安定していたなと感じました」
木下「そもそも前例のないことをやったので、最終的にこうなりますということがお見せできない状態からのスタートでした。クライアントをはじめプロジェクトチームのみなさんには非常に感謝しています」
山口「もし、最初の段階でこれは無理だと判断していたら今回の収穫はなかったわけですし、この実例は何か新しいビジネスのスタートになるかもしれませんね」これだけ大規模なジオラマを短時間で作り上げたことは、今後の3Dプリンターの使い方の道標にもなる。例えば、量産化できるホビーのツールや災害時の検証、ほかの使い方も模索できそうだ。山口「ホビーやフィギュアということであれば、フルカラーはまだまだコスト的に高いので難しいところはあると思います。ただ、自分で色を着けるということなら、ホビーの範疇として使える安価な3Dプリンターやその活用例は、次々に出てきています」
木下「シューズメーカーがソールの一部を3Dプリンターで作ったり、メガネメーカーがフレームを作ったり、デザインと掛け合わせて身近なもので使う例は、たくさんありますからね。そういった活用法は今後も広がるんじゃないでしょうか」
山口「3Dプリンターはますます市場を拡大していくと思います。これまでの製造業はマスプロダクション。言わば メーカーが規格を決めてそこから選ばせる“押しつけのものづくり” でした。しかし、いまはデジタル技術の活用によって、一人ひとりに自分のものを提供するマスカスタマイゼーションが重視される時代です。一人ひとりが自分にぴったりのものが欲しいと思う気持ちがある。3Dプリンターはそれを解放する技術です。このチャンスに挑戦する方が増えればと思います」

世界の技術に追いついていくために必要なこと
ますます身近になる3Dプリンター。モノ作りが得意な日本は、これからの未来に期待が持てそうだが、そもそも3Dプリンターの開発に関しては、現状、世界的に見てどんな立ち位置にいるのだろうか?
山口「残念ながらドイツなどの先進国に比べると、かなり遅れを取っていると思います。例えば日本で3Dプリンターの展示会をやると出展は50?100社程度ですが、最新のドイツで行われた展示会の出展社数は、800社以上ですから、全然規模も熱量も違うんですよ。また欧米では、3Dプリンティング関連産業が根付こうとしていますから。例えば今回のようなリアルなジオラマで、CGを使わず特撮をするというような観点など、角度の違う見方や活用方法でビジネスを考えていくことは必要だと感じますね」
木下「僕も今回やってみて、リアリティを目の当たりにすると従来のジオラマとは意味合いが変わったなと感じました。ジオラマは本来、現実の世界の建物や街を単に縮小したものですが、ここまでリアリティがあると、ちょっと違ったものに見えてきますね。それに共感や理解をしてくれる個人、企業と新しいビジネスを考えていくのはありだと思います」
日本橋の街の3Dプリンター製ジオラマを作ったことで、両氏にはまた新しいものが見えてきたようだ。ところで、今回のプロジェクトでは、やり残したと感じることはないのだろうか?
木下「時間がもうちょっとあれば、いろいろとできたかなとは思います。ひとつは、樹脂を中空にして樹脂の量もコストも削減できたのではないかということ。あとは、電車や車、船、人といった小道具をもっと使えば、さらにリアリティが出せたかなとは感じます。ですがそれは今からでも修正はできますし、街並みが変わればブロックごとに差し替えることもできます」
山口「リアリティと、そして追加修正が容易にできるのはデジタルの特性ですね。あと、日本橋周辺のジオラマを作ってわかったのですが、東京の土地活用は飽和していたかと思っていたのですが、上空から見ると低層建築が密集して空間がある場所が結構あることに、初めて気がつきました」
木下「そうですね。小さいビルと大きいビルの差が著しいところが結構ある。やはりリアルなジオラマを作ると新しい発見がありますね。都市機能を考えるうえでも、有意義な模型としてもいろいろ活用できたら嬉しいなと思います」
山口「あと3Dプリンターでいえば、もう少し子どもと触れ合う機会を増やしていきたいなとは思っています。実はゲームとは違って3Dプリンターは、大人と子どもが一緒になって楽しめるツールにもなるんです。単純に作りたい形になって立体物が出てくること自体体験したら楽しいですし、そうやって子どもの頃からプリンターに触れる経験があれば、もっとユニークなアイデアやビジネスが生まれるようになるかもしれません。私はそれを実現するための子どもと3Dプリンターを結びつける活動に、これからまた挑戦していきます」
■プロフィール
木下謙一(きのした・けんいち)
1969年生まれ。株式会社ラナデザインアソシエイツなどクリエイティブとソリューションを提供するラナグループの代表取締役CEO、武蔵野美術大学非常勤講師。1992年、武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、NHKアート等を経て、1997年にラナデザインアソシエイツを設立。多くの著名企業のウェブサイト構築やアーティストのCDジャケット、広告ビジュアル、アプリ制作などを手がける。The New York Festivals、London International Advertisingawards、東京ADCほか受賞は多数。

山口修一(やまぐち・しゅういち)
1957年生まれ。株式会社3Dプリンター総研代表取締役CEO、株式会社マイクロジェット代表取締役CEO、一般社団法人日本3Dプリンター協会代表理事、工学博士、インクジェット&3Dプリンターコンサルタント。1983年、東京工業大学大学院理工学研究科修了後、エプソン株式会社(現セイコーエプソン株式会社)を経て1997年にマイクロジェット社を設立。以後、国内外でインクジェット技術普及のための講演活動や技術支援を積極的に行っている。2012年、『インクジェット時代がきた!』(光文社新書)を上梓。3Dプリンターやインクジェット関連の講演、論文、著作多数。